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2021 卒業生座談会【医系】: 自分に合った先生が見つけられるSEG

2021 卒業生座談会【医系】

医学部に進学された医系のSEG卒業生に集まっていただき、志望大学を決めたきっかけや学習方法、大学生活等についてお話しいただきました。

川村 真緒さん/東京医科歯科大学医学部1年
三原 桜子さん/順天堂大学医学部1年
丸山 萌さん/日本医科大学医学部1年

司会 古川 昭夫(SEG代表)

敬称略

楽しく学べて自主性も育ち、友人ができやすいSEG

古川 まずは、自己紹介を兼ねて、SEGに入った時期と入塾のきっかけを教えてください。

川村 桜蔭高校出身で、東京医科歯科大学医学部医学科1年の川村真緒です。SEGに入ったのは中2の夏で、きっかけは父が通っていたからです。

三原 順天堂大学医学部1年の三原桜子です。立教女学院高校出身です。SEGに入ったのは中2の冬です。それまでは父に数学を教わっていたのですが、父がそろそろ教えられなくなってきたというので、SEGを紹介してもらったことがきっかけです。初めて習った井上先生のインパクトに驚いたことと、その授業についていくのに必死だったことをよく覚えています。

丸山 田園調布雙葉高校出身で日本医科大学医学部1年の丸山萌です。SEGには高1の秋から通っています。入塾したきっかけは、川村さんと同じように、父とおじが中高6年間SEGにずっと通っていたことが大きいと思います。そのため、自分が医系に進むと決めたときには、もうSEGしかないという感じでした。

古川 授業について印象に残っていることはありますか。

川村 特定の先生というわけではないのですが、塾に対して抱いていた、たくさん宿題を出されるものだという印象が良い意味で裏切られたことです。自主的に自分のやりたい勉強ができるということが、勉強を進めるうえでのモチベーションになりましたし、一種の驚きでもありました。

三原 塾は厳しくてつまらないところだと思って入ったのですが、いざ授業を受けてみると、学校の授業と違って、先生が叫んだり(笑)、黒板を叩いたり(笑)、とても楽しいものでした。数学についてもいつの間にか楽しく学べていて、それがとてもありがたかったです。

丸山 幼稚園からずっと附属校で、塾通いを経験したことがなかったため、初めて教室に入った瞬間や自習室に行ったときは、周りのレベルの高さや雰囲気に圧倒されてしまいました。しかし、そのレベルの高さが自分の勉強するモチベーションになったのは確実だと思います。

古川 合格できたこととは別に、SEGに通っていて良かったということがあったら、教えてください。

川村 友人がたくさんいたため、負けたくないというか、切磋琢磨するというか、高め合える仲間がいたことが一番良かったと思います。

古川 その仲間というのは、同じ高校の人ですか。

川村 高校の人もそうでない人も含めた友人です。

三原 大学附属の高校ですから、塾に来なければ勉強に対するモチベーションは上がらなかったと思います。自分を勉強する気にさせてくれ、もっとできるようにならなきゃと思わせてくれたことが良かったと思えることの一つで、もう一つは友人がたくさんできたことです。

古川 友人がたくさんできたのはいつ頃ですか。

三原 毎年コツコツ増えていった感じです(笑)。

丸山 私はクラス分け試験が良かったです。まったく試験慣れしていなかったこともあり、レベルアップできるときも試験を受けましたし、レベルアップに関係ないときでも試験を受け続けました。毎回受験のような雰囲気というか、もはや受験よりも緊張するような空気感を定期的に味わえて本当に良かったと思います。クラス分け試験に向けての勉強はとても大変でしたし、テストが難しいこともあって、そわそわしながら結果発表の朝を迎え、発表時間ピッタリに確認したりしていました。おかげで、精神的にもかなり鍛えられたのかなと思います。また、2人と同じように友人もたくさんできました。

古川 SEGは友人ができやすい塾なのですね。

医師の働く姿に直接触れて、医師を目指すようになった

古川 みなさんが、医学部に進学しようと思ったのはいつ頃ですか。また、大学を決めたのはいつ頃ですか。

川村 医学部に行こうと思ったのは小学生のときで、中学でSEGに入ったときには、医学部に行くために入りました。志望大学は、高2の夏にいろいろな大学のキャンパスを回って最終的に決定しました。

古川 小学生のときに医学部を志望したという話ですが、何がきっかけだったのですか。

川村 親戚がみんな医師だということもありますが(笑)、個人的には、母が医師だったことが一番大きかったと思っています。同じ女性でありながら医師として働いており、一番尊敬できる存在だったからです。

三原 私も医学部を考え始めたのは小学5年くらいのときでした。フィギュアスケートを習っていて、足を15針縫うような大怪我をしたことがあり、そのときの医師に感銘を受けたとことが大きな志望理由になっています。当初は国公立志望でしたが、最終的に順天堂を受けると決めたのは高3の12月くらいでした。

丸山 医学部を受けようと決めたのは遅くて、高1の秋の進路選択のときです。4歳からクラシックバレエを習い始め、ずっとバレエ漬けの生活を送りながらバレリーナを目指していました。しかし、進路選択の時期になって自分の将来について考える機会が増えたことで、幼い頃から医師として働く父の姿を見ていて憧れていた気持ちに気づき、自分もそうなりたいと思うようになりました。それまでバレエに打ち込んできたのと同じように、大人になっても何か一つのことに打ち込んでみたいと、医師を目指すことにしました。

古川 確かに何かに打ち込んだ経験がある人は、別の進路を目指しても強いのだろうと思います。

暗記量で理科の科目選択を決め、出題に応じて2次試験対策

古川 医学部入試の場合は、理科の選択科目を何にするかという問題があり、私立の場合は2次試験で面接や小論文の対策も準備する必要があります。そのあたりをどのようにしたのか教えてもらえますか。

川村 純粋に暗記が苦手だったため、生物は選択できないと思っていました。一方で、数学が好きだったため、物理もできるのではないかと思い、高2の段階で物理、化学に決め、SEGでも物理と化学の受講を始めました。

古川 私立を併願したのであれば、面接や小論文の対策についても教えてください。

川村 面接については、医学部の面接攻略本のようなものを1冊買ってきて、受験の前日か前々日くらいにその大学の分を読んだくらいです。小論文については、ほとんど対策をしていなくて、過去問を数年分見たくらいです。

古川 順天堂の場合は、絵を見て小論文を書くといったような2次試験が課されますが、三原さんはいかがでしたか。

三原 私も物理選択です。物理を選んだ理由は、SEGにいると、自然と物理を選択するレールに乗ってしまう感じがあるからです(笑)。高2から物理を受講しようという雰囲気があり、それに流された感じです。面接対策については、高3の冬休みにYMSの冬期講習に通い、順天堂の1次試験に合格してから、YMSの2次対策講座を受講しました。

古川 2次対策は具体的にどんなことをするのですか。

三原 順天堂は面接が独特で、持ち込みがOKです。そのノウハウを知っている方に何を持ち込めばいいのかアドバイスをいただいたり、基本的な面接の練習をしたりしました。また、順天堂に合格した先輩の話を聞き、順天堂に行きたい気持ちを高めるようにもしました。小論文については、ほぼ何も対策をしておらず、順天堂に関しては数年分の絵を見て、解答例を読んだくらいです。

古川 解答例を読んでもよく分かりませんからね(笑)。矛盾さえしていなければいいのではないかとも言われていますが……。面接のときに小論文のことを聞かれましたか。

三原 自分が書いた小論文の文章を読み上げられて、「これはどういうことを書きたかったの」といったような質問をされました。

古川 そこでちゃんと答えられれば、特に問題はないのでしょうね。

丸山 私は化学、生物選択です。最初はSEG生の「物理選択レール」に乗りかけたのですが(笑)、もともと医系に決めたのが遅く、歴史などのテストに力を入れることが多かったこともあり、暗記科目の方に自信があるような気がしていました。それなら生物の方が点数を取れるのではないかと思い、生物にしました。面接対策は、7月頃にSEGとYMSが合同で行っている、20名くらいしか参加できない講習に申し込みました。そのときに、いろいろなタイプの面接の練習をしていただけたため、ある程度、感覚を掴んだつもりになっていました。実際、後から返ってきた講評も意外と良い評価で、「きっと大丈夫なのではないか」と勝手に思い始め、それ以降は自分の意見をまとめておく程度の対策しかしませんでした。小論文については、特に何もしませんでした。

古川 医科歯科も面接がありますね。どのようなことを聞かれたのですか。

川村 医科歯科はほとんど基本事項の質問だけですから、5分くらいで終わります。なぜ医師を目指したのか、なぜ医科歯科を選んだのかを聞かれた程度でした。

古川 それは一応面接をやっていますというポーズで、現役生の場合はあまり合否に関係ないのでしょうね(笑)

 

座談会はまだまだ続きます!

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*受験や大学生活の話も掲載されています。

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