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スコットランド留学記

私の大学レポート
エディンバラ大学 坂井 菜緒

みなさん、はじめまして。私はSEGに中学1年生から高校3年生までの6年間お世話になり、現在は英国スコットランドの首都であるエディンバラという街で大学生活を送っています。

エディンバラ大学 Old College Campus
出典:https://www.law.ed.ac.uk/about-us/our-campus
Old College Campus

2020年9月からはファウンデーションコースに通い、2021年9月からは政治・哲学・経済学部に在籍します。ありがたいことに、今回はこのような機会をいただきましたため、私の大学生活の一部やSEGでの学びをご紹介させていただきたいと思います

McEwan Hall
出典:https://www.ed.ac.uk/news/staff/2018/mcewan-hall-pathway-to-enlightenment
McEwan Hall

現地での生活

<授業>
2020年の9月に渡英し、現地での大学生活がスタートしました。コロナ禍で規制も多く、大学の授業形態も通常とは大きく異なりましたが、無事1年目を終了しました。

授業やチュートリアルはほぼすべてオンラインで行われ、ライブの授業と事前録画の授業との二つの方式がとられていました。ライブの授業ではディスカッションや先生とのリアルタイムなやりとりがメインだったため、講義のみならずクラスメイトとの対話を通じて意見交換をする機会も多くありました。

全体のコマ数はそこまで多くなく、事前録画の授業もいくつかあったため自由時間などは自分の思うように調整することができました。


<課題>
今年は課題やテストの配分が例年とは異なり、対面で実施された試験等はありませんでした。毎週の小テストや、事前に録画したプレゼン動画の提出、オープンブック(教科書や授業の資料等の閲覧が可能)のテスト、中間及び学期末のレポートなどが課されました。

中でも学期末のレポートは成績の割合が大きかったため、学期末はよく図書館に通っていました。基本的に授業で扱った内容に関する課題が与えられますが、レポートなどでは自分で参考資料を探すところから始めるので、膨大な量の文献に目を通し、どのような内容が自分のレポートのテーマにふさわしいかの取捨選択をする必要がありました。

限られた時間を有効に使い内容のまとまったレポートを書くには、書く力だけでなく、読む力、そして必要な情報の抽出、それらをつなぎ合わせて簡潔に仕上げることが求められました。ここでもSEGで培った多読力が少なからず活かされていると感じます。


<授業外での生活>
渡英してから10ヶ月ほど寮で生活しておりましたため、特に寮内での交流関係が広がりました。エディンバラ大学は留学生の割合も高く、現地人のみならずいろいろな国から来た人と仲良くなることができました。

英語が母国語である友人にはエッセイを書く際の英語の助けを求めたり、他の国の子にはその国の有名な料理を作ってもらったり、私自身も彼らに簡単な日本語を教えたり、たまに政治や歴史の話をしたり……などとお互い助け合いながら、自由時間でもさまざまな形で新しい文化に触れることができました。

やはり言語や文化の壁を感じる機会もありましたが、互いに言語や文化の壁を理解し合う場というのは、今まで日本にいた時にはなかったもので、貴重な経験でした。

SEGでの学び

SEGには中学1年生から高校3年生までお世話になりました。中学1年生から高校2年生まで数学を、多読は高校3年生の冬まで通っておりました。

多読で数多くの、さまざまなジャンルの本を読む機会をいただいたおかげで、大学の授業や課題をこなすうえでの基盤となるリーディング力を養えたことは大きなメリットの一つだと思います。進んで多くの本を読んできた中高生時代の積み重ねの結果、このような力を培うことができ、今の私を支える基礎になっていると感じます。

多種多様な本の揃っているSEGでは、先生にリクエストすると自分の興味のある分野の本だけでなく、学校の定期テスト前には、テストの科目に関連するような本を見つけていただいたこともあり、楽しく読んでいた記憶があります。大学で読まなければならない英語の文献は中高時代に読んでいた本よりも専門性の高い内容ではありますが、今自分の学んでいる分野に通ずる本にも出会うことができたのは、課題をこなすうえでのアドバンテージにもなっています。

また、外国人パートでの、英語を使って会話をする機会は貴重でした。大学では当然コミュニケーションはすべて英語なので、日本にいても自ら英語で発言する機会があったのは実際に使うための良い練習の場になっていました。


数学は特別得意というわけではありませんでしたが、楽しんで勉強することができました。公式を丸暗記するのではなくその成り立ちを考え、公式を覚えなくても自分で組み立てて考えるような勉強スタイルを確立することもできました。

受験期で数学から少し離れている期間はありましたが、大学でまた少し数学の範囲を扱う講義もあります。公式を自分で組み立てたりそのロジックが理解できたりしていれば、たとえ多少の時間が空いても記憶の修復にさほど時間はかからないうえ、理解も深まるという点でSEG時代の数学での学びのスタイルには助けられております。

最後に

海外大学への進学はあまりメジャーではありませんが、今回このような形で大学生活の一部をご紹介させていただきました。

中高生のみなさんは大学受験という目標に向かって頑張っていると思いますが、自分の進路に悩んだ時のために、海外進学という選択肢もあるということを頭の片隅に置いてくだされば嬉しいです。国は違えど、両親や学校・SEGをはじめ、多くのサポートを得て今の私があるように、学生のみなさんも立ち止まってしまうことがあっても、是非、そんな苦境を支えてくれる環境があることを忘れず、目標に向かって歩んでいってほしいと思います。

今を楽しみつつも、いろいろなことを経験し、さまざまな未来の選択肢を吟味してみるのもまた楽しいかもしれません。

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