科学的教育グループ SEG

高2物理・化学コース

受験までのカリキュラムを提供

高2物理・化学コースは高2単年度のコースではありません。受験までの授業計画が組み立てられているコースです。

高2春期講習~高3春期講習までは、基礎+発展講義に力を入れ、高校物理・高校化学の全項目についての理論の確立を目指します。物理では高3の4月、化学では高3の春期講習から本格的受験演習を開始し、高2での「講義」の「定着」と「応用」を目指します。

さらに、高3の9月以降は毎回(毎週)実戦テスト形式で授業内演習を行い(テストゼミと呼びます)、再度「応用」と「定着」の強化を図ります。

2019年スタート 高2物理FGHカリキュラム

2019年スタート 高2化学FGHカリキュラム

エスイージー理科のメインコースです

学習には様々なスタイルがありますが、王道は「講義により理論体系を構築し」その後に「演習で理論体系の理解を深め実践する」です。試験で点を取るだけを目的とした学習方法では理論体系が確立していないので、大学入学後にも深刻な影響を与えることがあります。エスイージーの高2物理・化学コースでは、「講義」と「演習」の両輪を押さえるだけでなく、「演習量」も十分確保されたカリキュラムとなっています。エスイージー理科のメインと言えるコースです。

入会のタイミング・入会試験・カリキュラムの途中での入会

高2物理・化学コースでは受験までの約2年間のカリキュラムを組んでいますので、カリキュラムの開始時から受講されることをお勧めします。ただ、自己学習の状況が良く「講義」が必要ないと判断される方は、「応用演習」から、「テストゼミ」から、といったカリキュラムの途中からの入会も可能です。「講義」が必要であるが途中入会、というのはお勧めできません。高2の冬学期1月初旬から開講されるカリキュラムをご検討ください。

基本形としては高2の春期講習をご受講ください。講座最終日に講習の授業内容を範囲とした入会試験が実施されます。途中入会をご希望の方は個別にご相談ください。高2の夏期講習からの入会を考えられている方には、調整講座が用意され、最終日に入会試験が付属しています。

クラス分け・学期ごとのクラス分け試験

高2物理・化学コースは3つのレベル(FGH:Hは最上級)にクラス分けされます。最初は春期講習最終日の試験でクラス分けされます。

クラスレベルは各学期内では固定されますが、授業内および学期末に行われる試験により次の学期のクラスが定まります。クラス分け試験は1回の失敗なら再チャレンジすることができるようにしています。学期末の試験は、その学期の授業内容を試験範囲とします。日程などの情報は教室で配布される要項をご覧ください。

テストゼミ

高2から始まるコースでは、高3の9ー11月期にテストゼミ(テスト演習)が行われます。答案は、今後必要となること、弱点の確認などのコメントをつけて、採点・添削されます(白紙や満点の答案などにはコメントはつかないことがあります)。本番に向けての、弱点の補強と気分の高揚を図ります。

高2物理

まずは講義

高2物理コースのカリキュラムは「力学」の講義から始まります。高校物理は大別して「力学」「熱力学」「電磁気」「波動」「原子物理分野」の5つに分かれますが、「力学」には高校物理の基本的姿勢が濃縮されています。その力学(高校で扱うのは古典力学と呼ばれています)の理論体系・考え方を公式主義でなく身につけることが、遠回りに見えて最終的には一番近道な勉強方法になります。

「力学」の講義は高2の夏期講習まで続きます。「熱力学」の講義も夏期講習、「電磁気」の講義は9-11月期から冬学期、「波動」の講義は冬学期から高3の春期講習と続きます。特殊分野とも言える「原子物理」は「力学・熱力学・電磁気・波動」の理論体系が固まってからの理解がよいので、高3の夏期講習と先送りされます。

上位クラスでは講義のところどころに数学的表現が使用されます。例えば、ばねの復元力がからむ運動方程式(一次元)は

\(m\dfrac {dv}{dt}=-kx\)

と表記すると力学的エネルギー保存則との関連性がよくなり、

\(m\dfrac {d^{2}x}{dt^{2}}=-kx\)

と表記すると、時間発展が三角関数的、すなわち単振動であることがよく見通せるようになります。数学ができないと物理はできないと考えるのではなく、数式に物理的意味を付け加えることができると考えてみるとよいかと思います。

数式に振り回されると公式を覚えるだけになってしまいますので、そこを注意しながら「考え方」に集中できるように講義が進みます。

そして演習

講義が中心となる高2の間の授業でも、テキストには問題が十分量掲載されていて適宜授業で使用されます。授業で取り上げられなかった問題も、自己学習可能なように解答が用意されています。掲載されている問題は、入試問題および入試問題を講義向きに調整・作り替えた問題です。

高3の4-6月期からは「実戦的入試問題」を用いた実戦演習になります。大体、週6問程度を予習してもらい、それを授業で解説しながら、「理論体系」との関係の確認、問題の背景、自分ができなかった理由、自分ができた理由の確認を行います。

最後はテストゼミ

高3の4-6月期~夏期講習の実戦的演習は「単元別(例えば力学の単振動、熱力学のサイクルとテーマを絞った)演習」になります。高3の9-11月期は「全単元」からランダムに出題される実戦演習が「テスト形式」で行われます。これを「テストゼミ」と呼びます(全12回)。なにが出題されるか予告なしの演習ですので頭の引き出しから必要となる経験を引っ張り出す練習がなされます。

答案は回収して採点し、各自の弱点(場合によっては良い点)が分かるようにして弱点補強・良い点の強化につなげます。それまでの学習がうまくいっているなら、12回のテストゼミの出来がどんどん改善されていくことが実感できると思います。

物理を遊ぼう!Hクラス

高2物理コースのHクラスは、単なるクラス分けの最上位という位置づけではなく、物理を遊ぶ余力がある人向けの授業内容になっています。FGクラスと若干ですがカリキュラムが異なります。

高校範囲にもとらわれることなく、受験物理は勉強の結果に過ぎないという、ちょっと傲慢とも言える立場から勉強すると、物理自体を遊べるようになるという発想であると考えてもらえるとありがたいです。

2019年スタート 高2物理FGHカリキュラム

高2化学

まずは講義

高2化学コースのカリキュラムは「原子構造・化学結合」の講義から始まります。高校化学は大別して「理論化学」「無機化学」「有機化学」から成ります。その「理論化学」の中も2つに分かれていて「構造(化学結合とお考えください)的理論」と「エネルギー的(大学だと熱化学でしょう)理論」に分かれています。高校化学を理解する上で、あまり明確に「構造」と「エネルギー」を分けてしまうと逆に授業が不明確になってしまいますので適宜ミックスして授業は行われます。高2の春期講習で扱う原子構造でもエネルギーの理論が織り交ぜられます。理論を理解しておくと、無機物質や有機物質の性質のある程度が理論的に説明できますので、覚えることを徹底的に削減することができます(残念ながら覚えることを0にしたり、すごく少なくすることは化学ではできません)。できるだけ早めに化学の理論体系が構築できるように、高2の6月ぐらいで「反応速度」「化学平衡」の理論体系を講義します。ここが講義の山場ともいえます。

高2の6月さえ乗り越えれば、高2の夏に講義される「酸塩基」「電気化学(酸化還元を含む)」は応用になり、覚える項目がそぎ落とされることが実感されます。さらに9月以降の無機化学では、覚えること自体が楽しくなることもあるかもしれません。高2冬期講習からの有機化学は、理論化学の「構造理論」の応用ですので「構造理論」さえ頭の中に確立していれば半分以上がパズル感覚で理解できます。ここでも覚える項目がそぎ落とされることが実感されます。覚えるだけに思われている有機化学こそ考える化学であることが実感できると思います。

そして演習

講義が中心となる高2の間の授業では、チェックシートと呼ばれる問題冊子が配布され、自己演習による理解度確認をお願いしています。ある程度授業が進行すれば、授業内の小テストなどによる再確認も行うことがあります。

高3の春期からは「実戦的入試問題」を用いた実戦演習になります。大体、週8問程度を予習してもらい、それを授業で解説しながら、「理論体系」との関係の確認、問題の背景、自分ができなかった理由、自分ができた理由の確認を行います。

さすがに知識なしでは化学は成り立たないが覚えることを面白くはできる

化学には無機化学・有機化学という知識分野があります。さすがにこれらの覚える項目を0にすることはできませんし、少なくない量を覚えてもらう必要はあります。しかし、覚えることが理論化されると覚えることが楽になり、場合によっては楽しくなるかもしれません。

例えば、希硝酸・濃硝酸の酸化還元反応の半反応式の区別は覚えることなのでしょうが、液性による反応のコントロール、還元剤の量による反応のコントロール、温度による反応速度のコントロールなど多様な側面から考えると、いろいろ考えることができて、半反応式自体を覚えることが苦痛でなくなるかもしれません。

最後はテストゼミ

高3春期~夏期講習の実戦的演習は「単元別(例えば理論化学の反応速度・無機化学の工業化学とテーマを絞った)演習」になります。高3の9-11月期は「全単元」からランダムに出題される実戦演習が「テスト形式」で行われます。これを「テストゼミ」と呼びます(全12回)。なにが出題されるか予告なしの演習ですので頭の引き出しから必要となる経験を引っ張り出す練習がなされます。

答案は回収して採点し、各自の弱点(場合によっては良い点)が分かるようにして弱点補強・良い点の強化につなげます。それまでの学習がうまくいっているなら、12回のテストゼミの出来がどんどん改善されていくことが実感できると思います。

2019年スタート 高2化学FGHカリキュラム