SSS多読通信 第98号 (2005/10/6)

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[報告] 436. SSS多読通信 第98号 (2005/10/6)

お名前: ポロン
投稿日: 2005/10/6(05:58)

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        SSS多読通信 第98号 (2005/10/6)

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【1】今週の100万語通過報告者      (9/19-10/2)
【2】今週のお薦め本  「Cynthia Rylant特集 第2弾!」
【3】今週の掲示板ダイジェスト       (9/19-10/2)
【4】SSSコラム  
「英語が分かること」と「英語が読めること」 まりあ
【5】SSSニュース 
【6】編集後記                     編集:ポロン

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【1】今週の100万語通過報告者  (9/19-10/2)
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 今週の100万語通過報告は3名でした。おめでとうございます!
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■ちのなっぱさん  Harry Potter最新刊で100万語を通過!
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夏に参加した多読セミナー以降、レベルをあげたいという気持ちを抑え、意識
的にレベル2〜3の本を読むようにしたという、ちのなっぱさん。「読んでい
て自分の感情が本の中に素直に入りこむように」なったそうです。素晴らしい
ですね!これからも、心ゆくまで物語を楽しんでください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5394]
……………………………………………………………………………………………
■nonoさん     約20ヶ月かけて100万語を通過!
……………………………………………………………………………………………
文法や発音の本を買い込んでは、少しかじって積読状態だったというnonoさん
が、多読と出会い、約20ヶ月かけて100万語を通過しました。最初は気になっ
た語数や速度も、「本を楽しむ事にしてから楽に読めるように」なったそうで
す。nonoさんの100万語通過本『The Little House in the Big Woods』は、私
も大好きなシリーズものです。2周目の本との出会いが楽しみですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5397]
……………………………………………………………………………………………
■Tabbyさん    GRの★5つのお薦め本を読んで100万語を通過!
……………………………………………………………………………………………
今回が初投稿のTabbyさんは、去年の暮れから多読を始め、3ヶ月で100万語を
通過。100万語まではGR中心だったのが、最近ではJacqueline Wilsonの作品や
Deltora Questなど、児童書も楽しんでいるそうです。大人向けPBを読む日も、
きっと近いうちにやってくると思いますよ。これからも Happy Reading!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=3025]
───────────────────────────────────
【2】今週のお薦め本   Cynthia Rylant特集 第2弾!
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今週は、タドキストの間で大人気の作家、Cynthia Rylantの絵本・児童書の中
から、これまであまり話題に上ることのなかったものをご紹介します。透明感
のある美しい文章で綴られた作品は、どれも情感豊かです。読後、澄み切った
気持ちになれますよ。

Cynthia Rylant特集の第1弾は、多読通信第79号をご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=296]
……………………………………………………………………………………………
■Long Night Moon             309語  YL1.2
……………………………………………………………………………………………
昔、アメリカの先住民は満月に名前をつけました。ひと月ごとに表情を変える
満月の絵が、目の痛くなるような輝きを放ち、ため息が出るほどの美しさ。秋
の夜長、ひとり静かに読みたい絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009156]
……………………………………………………………………………………………
■When I Was Young in the Mountains 430語  YL1.3
……………………………………………………………………………………………
Cynthia Rylantは、4歳で両親が離婚し、その後の4年近くを祖父母とともに
山で暮らしました。その数年間は、後の彼女の創作活動に大きな影響を与えた
そうです。この絵本は、山での暮らしの思い出を描いた彼女の処女作です。
コルデコット賞オナーブック。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007279]
……………………………………………………………………………………………
■Little Whistle              640語  YL1.4
……………………………………………………………………………………………
おもちゃ屋で飼われているギニアピッグ、Little Whistleが主人公のシリーズ
第1巻。夜になるとおもちゃたちと交流するLittle Whistleの姿がかわいらし
い。抱きしめたくなるような愛くるしい絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008708]
……………………………………………………………………………………………
■An Angel for Solomon Singer       853語  YL2.3
……………………………………………………………………………………………
都会のホテルに一人暮らす、孤独な男のお話。水彩の絵が、男の心象風景を映
し出します。しっとりとした情緒があって、ちょっと淋しく、でも読んだあと
やさしい気持ちになれる、不思議な魅力の絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010097]
……………………………………………………………………………………………
■The Blue Hill Meadows 4089語  YL3.0
……………………………………………………………………………………………
ヴァージニア州の丘に住む、ある一家の四季折々の日常を、少年の目を通して
綴ったお話4編。いつもの暮らしの中に幸せが隠れているのだと気づかせてく
れる、ピュアで心洗われる物語です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008949]
……………………………………………………………………………………………
■The Islander               8546語  YL3.7
……………………………………………………………………………………………
小さな島で祖父と暮らす孤独な少年は、ある日、海辺で人魚に出会います。も
う一度人魚に会いたいと何日も待つ少年のもとに、ラッコが人魚からの贈り物
を届けます。
ファンタジックな色合いで、少年の心の成長を描いた静かな作品です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008950]
……………………………………………………………………………………………
■A Blue-Eyed Daisy             13869語  YL4.5
……………………………………………………………………………………………
11歳の少女、Eliie の1年間の出来事を綴った優しく穏やかな作品。多感な少
女の心の動きを細やかに描きます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010098]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト  (9/19-10/2)
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【まずは10万語】 多読で「アハ体験」          まりっぺさん
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3万語を通過したまりっぺさん。先日、脳科学でいう「アハ体験」なるものを
したそうです。どんな体験かって?多読をしているあなたになら、きっと思い
あたることがあるはず。何度も経験しているうちに、多読がやめられなくなり
ますね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=8355]
……………………………………………………………………………………………
【めざせ100万語】 どうしたら投げることができるように?  さやかさん
……………………………………………………………………………………………
30万語を通過したさやかさんは、相性の悪い本だと読むことが苦行になってし
まうにもかかわらず、なかなか投げることができないそうです。「どうしたら
投げることができるようになるでしょうか?」という質問に、さまざまなアド
バイスが寄せられました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=21549]
……………………………………………………………………………………………
【100万語超】 多読3周年            久子さん・間者猫さん
……………………………………………………………………………………………
多読を2年、3年と長く続ける人も増えてきました。3周年を迎えた久子さん、
間者猫さんの報告です。お二人とも、肩の力を抜いて自然体で多読、英語を楽
しんでいる様子が素敵です。

◆3周年です(久子さん)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=6571]
◆”騙される勇気”と”騙されない知恵”を持ちたい。(間者猫さん)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=6573]
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【オフ会】【本のこと】 絵本紹介      各地絵本の会・アトムさん
……………………………………………………………………………………………
今週は、各地で活動している絵本の会の報告、おなじみアトムさんの絵本報告
と、内容の濃い絵本の紹介が盛りだくさんです。

◆第47回 SSS大阪絵本の会活動報告
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=7834]
◆絵本報告 その39(アトムさん)
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1141]
◆Hanahou倶楽部 第6回活動報告
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=7843]
……………………………………………………………………………………………
【英語のこと】 翻訳について           ペリエさん
……………………………………………………………………………………………
多読を楽しんでいるペリエさんの目下の課題は、英語の専門論文を訳すこと。
英語のまま理解することができるようになった反面、「翻訳」ができなくなっ
しまったそうです。ペリエさんの悩みに、翻訳に携わる方々から「翻訳と読書
は別物」など、興味深いアドバイスが寄せられました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=t&id=465]
……………………………………………………………………………………………
【雑談】 家族の多読、1周年くらい?報告     かのんさん
……………………………………………………………………………………………
つれあいに多読をさせたいのだけれど、なかなかその気になってくれない、と
いう方も多いのでは?かのんさんの報告するご主人の多読1周年報告は、夫婦
で多読をするならこのくらいのさじ加減がいいのかもしれない、と思わせてく
れます。かのんさんの温かな眼差しを感じますね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=e&id=530]
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【4】SSS コラム 「英語が分かること」と「英語が読めること」 まりあ
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 多読をはじめるずっと前の話です。インターネット上のあちこちの英語学習
サイトで遊んでいました。
 まず、総語数300語程度だったでしょうか?ごくやさしい英語で例えば、「エ
クアドルは赤道直下の国である...そしてなんたら山の中腹にあるかんたら
村は人口xxx人、その半数以上は○○に従事し...」などと書いてありま
す。そして下には、なんたら山の標高は(1)300(2)500(3)1,200メートル、
とか、かんたら村の主な産業は(1)農業(2)林業(3)牧畜、のような質
問が続きます。
 さて、問題本文はとても易しいので、日頃ペーパーバックなどは辞書引きま
くって読んでいた私でも、辞書を使わずに読めました。そして「うん、わかる、
わかる」と思いながら読み進んで、いざ問題の質問文を読むと、なんたら山の
標高もかんたら村の産業も忘れてしまっていて、もう一度問題本文を読まない
と解答出来ない....これはおかしいぞ!と不思議でした。
 日本語で読んでいたら、こんなにすぐ忘れてしまうはずはありません。
「英文が易しければ読めるつもりでいたけれども、1文1文が分かることと、
英語が読めることは別ではないか?どう考えても日本語と同じ様に読めてはい
ないなぁ」と思い始めました。
 そしてSSS多読との出会いがありました。100万語程度読んだ後でしょうか?
ふとまたそのサイトに行ってみました。どうということもなく、ちゃんと問題
に解答出来るようになっていました。「ああ、読めるようになっていた!」と
嬉しく思いました。今振り返ると、いつも辞書を引きながら読んでいたときは
常に日本語経由で理解し、たまたま辞書なしで読めたときもそれは変わらなか
ったのではないかと思います。それでメモリーを使い切ってしまって記憶に残
す余力がなかったのだろうと。
 よく「問題本文の長いリスニング問題で、質問が出るまでに問題本文の内容
を忘れてしまって解答出来ない」という悩みを聞きます。試験対策本などでは
上手なメモの取り方などを紹介しているようですが、そうした技術的な対策を
するよりも、辞書を使わずたくさん読んで、「英語を英語のまま理解し、記憶
する」ことが出来る英語脳を作るのが早道なのではないでしょうか?

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【5】SSSニュース
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■日本多読学会 研究会のお知らせ
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12月3日(土)15:00-17:00     場所 SEG(東京・新宿)
内容 「授業としての多読」高瀬敦子(関西大学/梅花高校)
参加費 1,000円  申込みは email: kanda@hiu.ac.jp へ 詳しくは、
[url:http://www.seg.co.jp/era/Workshop/daigakubukai.htm]
……………………………………………………………………………………………
■100万語多読キャンペーン:各地講演会のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
10月23日(日) 石川県 ・金沢勤労者プラザ         (古川昭夫)
11月 5日(土) 神奈川県・藤沢産業センター         (酒井邦秀)
11月13日(日) 神奈川県・横浜ワールドポーターズ      (古川昭夫)
11月26日(土) 宮城県 ・丸善仙台アエル店         (酒井邦秀)
 ぜひ、お気軽にご参加ください。各地詳細はこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■第3回タドキスト全国大会のお知らせ 
…………………………………………………………………………………………… 
第3回タドキスト全国大会の日程は下記の通りです。
 11月19日(土)〜11月20日(日)

タドキスト全国大会用の掲示板は、こちらです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=v&num=100]

大会実行委員会より、各企画が発表され、投稿の募集が始まりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=1231]

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【6】編集後記                      (ポロン)
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 最近、ある日本人作家のシリーズものにはまりこみ、英語多読もどこ吹く風、
次から次へと夢中で読みあさりました。その中の1冊は、どう展開するのかペ
ージを繰る手ももどかしく、読み終わって時計を見たら朝の5時になっていま
した。ひさびさの徹夜本です。
 しかし、しばらくしてはたと気がつきました。「あれ?私、まだ英語の本で
徹夜したことがないぞっ!!」
 多読を始めて3年。今ではペーパーバックも手にとれるようになりましたが、
どれほどおもしろい本でも、枕もとで読み出すと、いつの間にか心地よい眠り
がやってきます。睡眠薬代わりになっているのでしょうか……。
 この瞬間、次の目標ができました。「英語の本で徹夜してみせるぞー!」
夜通し読みとおせる多読の力がつく日、そしてなにより、眠れないほどコーフ
ンさせてくれる面白本に出会える日がきっと来ると思うと、どきどきワクワク
です。
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は 近眼の独眼龍さん です。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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437. Re: 多読通信第98号 (2005/10/6) 4,704部発行

お名前: ポロン
投稿日: 2005/10/6(06:09)

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●件名
SSS多読通信 第98号

●発行部数
4,704部


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