英語学習と英語の本を読むこと。チクワさん&Julieさんへ。

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/4/18(22:17)]

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9968. 英語学習と英語の本を読むこと。チクワさん&Julieさんへ。

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2004/2/7(18:51)

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みなさん、こんにちは。

えーと、これは、ペギーさんの300万語のご報告関連のやりとりの中から、
形を取ってきたものなのですが、その話とは直接は関係なく、そこから
生まれてきて、もう少し話し合えたらいいなと思ったことなので、
今までとは、切り離して新しいものとして受け入れていただければと
思います。
よろしくお願いします。

この話を続けたいと思ったきっかけの一つとしては、通過報告掲示板の
中のチクワさんの書き込みにあります。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=428]

なかから、一部引用させていただきます。

〉SSS多読がとってもいいと思うから、最近英語学習仲間にさかんにすすめています。
〉その中の1人にすごい読書家のひとがいて、多読の話をし始める前は、
〉この人はきっと「のる」だろう、と思っていたのです。英語力もなかなかのもの。
〉でも、何だかくいつきが良くない・・・興味なさそう。(無理に誘うつもりはないですが。)

〉もともとの読書家タドキストのかかえる違和感を、始める前から予知してみえるのかな?
〉私がSSS多読を「学習法」と感じる側面のひとつはGRの存在です。
〉GRがずらっと並ぶ私の本棚を見せちゃったんです。ウキウキと。(百数十冊ですが)
〉「読書」の中で、英語学習はやりたくない、英語学習は「勉強モード」でいきたい、と
〉思っていらっしゃるのかな、というのが私の推理。

この文章を読んだときに、私が思ったのは、チクワさんとはちょっと違うことでした。
本が好きな人の多くには、(私もそうだったのですが)GRは教材という思いがあるような
気がするのです。「レベルや語数」を考えて作られたつまらないものという印象。
GRを読むのは「教材」を読むのであって、「本」を読むとはいわないという思い。
「英語多読」って「英語の本を読む」といっているけれど、「教材」を読むだけの
「英語学習」じゃないのかな・・・。って。

「英語学習」を目的に多読をはじめられた方にはびっくりな意見かもしれませんが、
私自身GRだけだったら、早い時期に断念してしまった気がします。
一切GRを読まずに来た慈幻さんの例もあります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=1170]

一旦、GRの話からはずれます。
ここから、気がついたのですが、多読で読んでいるものは「本」と思っていましたが、
「本」であるものもあれば「教材」であるものもあるのだなと思ったのです。

考えてみれば、ステップアップのために割り切って読んできたGRも結構あります。
そういうGRは、私にとっては、やっぱり「本」というよりも「教材」だったという
思いがあります。そのなかの面白さは「教材」としての面白さ。教材として悪くは
ないものだね。くらいの感じ。
多読のはじめのころの人ほど、そう感じる方も多いのではないでしょうか?

掲示板には「レベル」と「語数」と「効率」と「値段」などのことが、結構書かれて
いますよね。もちろんこれは、多読を行う上で大きな問題です。
ただ、この4つだけが問題という方がいるならば、その人にとっては読んでいるものは
「本」ではなくて「教材」なのではないかと思うのです。

「教材」と思っていても、「いい教材」「合った教材」と読み進めている方も
たくさんいらっしゃると思います。

[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=6442]

だけど、この「教材」が、他の「教材」とくらべて効率がよくないように思う。
値段がかかってしょうがない。どうも伸び悩んでしまう。
そういう停滞感を持つ方には、他の「教材」に変えてみてもいいのでは?
というのも、一つの意見ではないかなと思うんです。

その辺、やっぱり一番自由にやってらっしゃるのは秋男さんかなぁ。
この、「たのしさ」追求道?とっても素敵だなと思うのです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=412]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3228]

「多読」の場であっても、読むこと以外にも目を向けてもいいんだなーって
思える余地がもっとあってもいいんじゃないかなーって。
だから、停滞研究のひとつに「多読から少し離れてみて、違う方法やってみる。
いつでも多読したくなったら出来るんだから。」というのも、あってほしいなぁって。

さて、ここまでが一つの話。

もう一度、チクワさんの引用から書いたGRの話に戻ります。

個人的にはレベル0のGRでは、それほど面白いと思えるものはありませんでした。
ただ、レベル1以降になってくると、GRにも作者がいるんだなというのが
見えてきました。

このことについて、一度じゅんじゅんさんが、レスを下さったので、その返事を
リンクしてみます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=3552]

私が、GRにつまらない教材と偏見を抱いていたことから、風穴を空けて
くれたのは、Vicaryさんの本でした。
わぁ〜、レベルと語彙や語数で書かれている教材と思っていたら、作者の
顔も見える本じゃない〜。って。私のGRの読み方は、かなり作家読みなの
です。

上のリンクから、ちょっと抜きますね。

>やっぱり、一番はTim Vicaryの歴史物とファクトファイルですね。
>視線があたたかくて文章が読みやすくてすばらしいですよね。
>でも、Vicaryの現代物は、あまりあいません。
>この作者の作品は12冊も読みました。

>Rosemary Borderは、「Go, Lovely Rose」のRetoldも書いていて、
>静かな生活の人の心の動きを書くのがうまいのかもしれないなと、
>ちょっと気にしている作家です。
>「The Fifteenth Character」「The Piano」を読みました。

>Jennifer Bassettは、「The Wind in the Willows」のRetoldも書いて
>いる作家なのですが、この人の作品は作品としての完成度は私が読んだ
>OBWの中ではぴかいちだと思います。読みやすい文章ではないのですが、
>大人の洗練された文章を書く方のように思います。
>OBWのSeries Editorもこの方なのですよね。
>「ONE-WAY TICKET」「William Shakespeare」を読みました。

>著者名ではでてきませんが、Retoldがうまいなと思う作家は、Diane Mowatかな。
>「Five Children and It」「'Who, Sir? Me, Sir'」「Three Men in a Boat」
>を読んだのですが、原作の雰囲気が予想できて、妙に飛ばした感じもなくて
>うまいなぁと思います。

同じ作家の本だと、温度や作風や文章も近いことが多くて、一冊好きが見つかったら、
作家読みで、好きな本に当たる確率も多いんですよ。
おまけに、レベルをあげたときも読みやすかったりするんですよ〜。

GRの作家だって、多読やっている人の中でもっと注目されてもいいのに〜。
と思ったりするのです。。

特に、本読みは作家読みやジャンル読みの人が多いから、「○○さんという作家の
GRは、すごく面白いんだよ〜。」とか「GRミステリーはこれこれが面白いんだよ。」
とか、そういう言葉で誘えばのってくる読書好きも多いかも。(笑)
CERファンには、ミステリファンが多そうですね。

「教材」ではない「本」としての楽しさ、たくさんの人で、いろいろ見つけられたら
すごくうれしいなという気がします。

以上、「英語学習」と「英語の本を読むこと」とか「教材」と「本」についていろいろ
書いてきたのですが、もう少しだけ書かせてください。

これは、特にJulieさんに読んでいただけたらと思います。
例えば、ビートルズ好きの人がいて、その人が、音楽の教科書に「yesterday」が
のったという話を聞くとしますよね。
「そんなー、教科書の曲になっちゃったらつまらなくなっちゃうじゃないかー」って
悲しくなる人って、結構いると思いませんか?

ひまぞさんが、書かれていたことも、ただそれだけなのです。
自分が大好きな「本」や「本を読むという時間」。
同じ思いを抱いている人とは、そんな思いを語り合いたい。

でも、そんな自分が大事にしているものや思いや時間が、
何かの手段としてしょうがなくと思っているのかな・・・。
そんな気持ちは、ちょっと悲しいのです。
「英語学習に、この方法でよかったのかな他の方法の方をやっていた方が
よかったんじゃないかな・・・。」
といわれると、「今まで、読んできた時間も否定されちゃうの?」
と、悲しくなっちゃうんです。。

Julieさんは、本が好きなんだなーって気持ち、いまだけじゃなくて、
いままでの書き込みのあちこちに感じられます。
ひまぞさんだって、Julieさんとは、いろいろ本の話したいと思っていると
思いますよ。
(ひまぞさん、本と本を読む時間を大事に思っている人には、本を貸して
あげたいのって、おっしゃっていましたもの。)

ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。

以上、いくつもの話で長くなりましたが、この辺で。


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9983. Re: 英語学習と英語の本を読むこと。チクワさん&Julieさんへ。

お名前: チクワ
投稿日: 2004/2/8(03:18)

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みちるさん、こんばんは!

ふらっとみちるさんのHPに行ってみまして・・・
いえ、なかなかちゃんとポイントを掴んだ見方ができないんですが、
「本に関する100の質問」を見せていただきました!(1年半くらい前のお気持ちですね)
みちるさんお答えの、ほとんどの本や作家さんがわからない・・・
でも、
061. 憧れのキャラクターを教えてください。
      レイディ(新井素子さんの本)

ここを見つけて、わたしもみちるさんと重なるところがある〜、と
うれしくなりました。あと、漫画の題名もだいたい・・・
こういうとみちるさんには「チクワさんってこういう人か〜」と、
わかっちゃうんでしょうねぇ。(笑)

改めまして、
えー、このたびは私にもお返事をありがとうございます!嬉しいです!

本が好きな人には、やっぱりGRは教材なんですね。
従来型英語教育、教材否定派タドキストには、結構「本」なんですが。
— 私の場合 —
3冊に1冊くらい、おーなかなか良い。(☆3つ)と思える。
6〜7冊に1冊くらい、ハラハラできる部分がある。
10冊に1冊くらいすごくおもしろい!(☆4つ)と思える。
20〜30冊に1冊くらい、泣ける。(目頭が熱くなる程度からOK)
40〜50冊に1冊くらい、この本サイコー!(☆5つ)と思える。

以前、何を読んでも星4つ・・・と、ちょっとつまらない気がしていた
ことがあったのですが、こりゃ自分の☆数基準が違うな、と修正して
上のような感じになりました。
今ではSSSの書評での☆基準より辛めかもしれません。

で、全体的に、「修了にむかって教材に取り組む」のでなく「本を読んでいる」
あー、楽しい、と私は思えるのです。
あ、「修了にむかって」いるわけじゃないから「教材」と思っていないのかな?
と、今思いつきました。
でも、私にはどちらかといえば「本」のGRですが
前にも言ったように、SSS多読のどの面が学習法か、といわれれば、
「GR」だなー、と思います。

〉個人的にはレベル0のGRでは、それほど面白いと思えるものはありませんでした。
〉ただ、レベル1以降になってくると、GRにも作者がいるんだなというのが
〉見えてきました。

〉私が、GRにつまらない教材と偏見を抱いていたことから、風穴を空けて
〉くれたのは、Vicaryさんの本でした。
〉わぁ〜、レベルと語彙や語数で書かれている教材と思っていたら、作者の
〉顔も見える本じゃない〜。って。私のGRの読み方は、かなり作家読みなの
〉です。

作家でGRに楽しみを見つけられたのですね。
わたしも、エセ(履歴書趣味欄用?)読書家ではありますが
どちらかといえば作家さんを大事に思うタイプだと思っていました。
(い、今は・・・どうかな?後述します。)

オレンジの読書手帳は実は中をみたことがないのですが、
白い読書手帳は、私がメモしておきたい「作者」欄がなかったのです。
で、自分でエクセルで作りました。今はノートですが、しっかり
作者欄をとっています。

上で「今は・・・?」と言ったのは、引用で示してくださった
じゅんじゅんさんのご投稿部分を読んで、うー、わたしはここまで
作家さんごとに内容、作風を読み取っていない、と思ったもので。
せいぜい、この本おもしろかったー、作者名に見覚えあるなー。
記録を見てみよう、あー、あれ書いた人だ、やっぱり〜。の程度なので・・・
でも、作者名を書く欄は欲しいんです。

〉特に、本読みは作家読みやジャンル読みの人が多いから、「○○さんという作家の
〉GRは、すごく面白いんだよ〜。」とか「GRミステリーはこれこれが面白いんだよ。」
〉とか、そういう言葉で誘えばのってくる読書好きも多いかも。(笑)
〉CERファンには、ミステリファンが多そうですね。

おお、具体的な戦術も示してくださってありがとうございます。
そういえば×××という作家さんが好きって聞いたことがあるので、
(名前が思い出せないのが悲しい・・・)この手、いいのかもしれません。
100万語超の広場にfiddleさんがレスくださって、そちらでも
お返事に書いたんですが、コピペしちゃいます。

(その読書家、英語学習好きの彼女を)無理に誘うつもりはないのですが、
ひとつだけ気になるのは、本当はその方が多読にハマれるタイプのひとなのに
「自分で気付くことができない」、
「そして私がそれを見抜いて、うまくのせてあげられるように誘えていない」
という状態になっているのでは、と疑うと恐い気がするんです。
ごめんね、誘っているタドキストが私で。巡り合わせが悪かったね〜。
みたいな。ま、しょうがないです。(うー、いいのか?モンモン・・・)
(コピペ以上)

っていうところが気になるので、ご相談してみたいなー、と思ったのでした。
で、読書好きの彼女のことをご相談しているのに、ここまでを読み返して
みると・・・私のことを書いてるわー・・・
ズレちゃっていて、すみませーん・・・

いやー、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いしますね。
では〜。

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