100万語通過しました(長文です)

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1170. 100万語通過しました(長文です)

お名前: 慈幻 http://www.memorize.ne.jp/diary/96/28454/
投稿日: 2003/7/20(23:52)

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どうも慈幻です。

先程、Louis Sacharの「The Boy Who Lost His Face」を読了し、
累計1,019,300語に到達し、100万語を通過しましたのでご報告し
ます。

ちなみに、内訳は、

Astrrid Lindgren:2冊 29,500語
Jacqueline Wilson:3冊 51,000語
Jerry Spinelli:1冊 10,000語
John Reynolds Gardiner:1冊 7,000語
Louis Sachar:4冊 146,000語
A to Z Mysteries:19冊 133,000語
Captain Underpants :5冊 33,200語
Curious Geourge:1冊 1,200語
Deltora Quest:1冊 24,000語
Dragon Slayers' Academy:8冊 64,000語
Famous Five:1冊 40,000語
Frog and Toad:1冊 1,700語
Magic School Bus:12冊 84,000語
Magic Tree House:29冊 168,000語
MTH Research Guide :8冊 44,300語
Marvin Redpost:8冊 62,800語
Nancy Drew Notebooks:12冊 92,600語
Secrets of Droon:1冊 7,000語
Wayside School:1冊 20,000語

で、児童書118冊です。

●印象に残ったシリーズ

・「Magic Tree House」

読めるけど、全然面白くないという理由で連続して3冊ほどGRを
投げ出し、諦めかけてた私を多読に引きずり込んだシリーズ。

何が心の琴線に触れたのか未だに自分でもよく分からないので
すが、英語の本で「続きが読みたい」、「読むのが止められな
い」という貴重な経験を私に与えてくれたシリーズです。

・「Marvin Redpost」

私の児童書への認識を根本的に改めさせたシリーズ。

平易な英語で、他愛の無い日常を描きながら、心の葛藤や人間
関係の妙をこんなにも深く描くことができるのかと、目から大
量の鱗が落ちるのを感じさせられました。

・「A to Z Mysteries」

私が日本語の多読に嵌ったきっかけを思い出させてくれたシリ
ーズ。

小学校2年生の時に、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズがクラス
で流行し、思えばあれが私の活字中毒の原点だったかと(笑)

少年2人、少女1人の三人組が、様々な事件に挑むというのは、
もうその設定だけでわくわくしました。

・「Captain Underpants」

お馬鹿系の傑作のシリーズ。

アメコミのパロディ満載で、マーブルヒーローズが好きな私は
思わずにやりとさせられてしまいます。

取りあえず、挿絵と勢いだけでも十分楽しめますので、お馬鹿
なノリが好きな方は挑戦されるのをお勧めします。

・「Dragon Slayers' Academy」

上記のシリーズに負けてない「お馬鹿」なシリーズ。

私は「Harry Potter」は全く読んだことも映画を見たこともな
いので本当かどうかコメントできないのですが、「Magic Tree
House」の作者Mary Pope Osborneは、このシリーズの主人公で
あるWiglafを「ハリー・ポッターの弟とも呼べる若き英雄」と
評しています。

上記のコメントの真偽はともかく、ヒロイック・ファンタジー
の本質を突くようなパロディ満載で、ファンタジーが好きで
「お馬鹿」なノリも好きな方にはお勧めです。

●印象に残った作家

・Louis Sachar

英語の多読を始めた一番の収穫は、彼と言う作家の存在を知っ
たことだと言っても過言ではありません。

「Marvin Redpost」シリーズの出来も素晴らしかったですが、
彼がMiddle Grader向けに書かれた諸作品、

「There's a Boy in the Girls' Bathroom」
「The Boy Who Lost His Face」
「Someday Angeline」
「Dogs Don't Tell Jokes」

はどれも素晴らしい出来です。

冗談抜きに、彼の作品は全て読破したいと思わせる力量を感じ
させる作品ばかりで、現在、Webで入手できる作品は全て発注
済みです(苦笑)

●100万語を通過して

残念ながら、特にこれといった目覚しい効果はありません(苦
笑)

ただ、英文を読むことに対する抵抗感のようなものはほとんど
なくなったように感じます。

後は、大量の英文に対する抵抗感さえ払拭できれば、結構、簡
単に色々な英語の本を読めるようになるのではないかと思いま
す。

ここまで英語の多読を続けて、頭に思い浮かんだのは、高校で
アルゼンチンに留学した時のことです。

出発前のオリエンテーションで、何処の国に行こうが、事前に
全くその言語を知らなかろうか、大体、三ヶ月もあれば自然に
言葉が分かるようになると言われていました。

そして、出発前に私が知っていたスペイン語は、幾つかの挨拶
と1から10までの数字だけ。それ以外は、全くの白紙でした。

最初の三ヶ月は、常に和西辞典と西和辞典を持ち歩き、会話が
必要になると、自分は和西時点を持ち、相手に西和辞典を渡し、
互いに必要な単語を引きながら、何とか意思疎通を図っていま
した。

学校でも授業は全く理解できないどころか、5歳のホストシスタ
ーと一緒に幼児向けのTV番組を見ていて、彼女が何故笑うのか
すら理解できないという状態でした。

ところが、特に何をした訳でもないのですが、確かに3ヶ月を経
過した頃から、何となく会話が理解できるようになり、動詞の
変化を一切無視した無茶苦茶なスペイン語でしたが、話すこと
もできるようになったのです。

何と言うか、この多読と言う方式は、あの時のスペイン語が話
せるようになった時の感覚となんとなく似ています。

恐らく、このまま多読を続けていけば、文法的な正しさはとも
かく、意思疎通や調査に必要なだけの英語の理解力は自然につ
くような気がします。

最も、実際に現地で外国語の環境につかるのと、英語の本を読
むだけでは、圧倒的に量が少ないでしょうが、NOVAの英会話
レッスンを「駅前留学」と呼ぶのと同じように、英語の多読を
「携帯留学」と呼んでもいいのではないかと思います(笑)

●今後の展望

取りあえず、何とか100万語を達成したので、これからは若干
英語のペースを落とし、日本語の本の割合を上げて、引き続き
多読に励むつもりです。

それと、児童書以外にも、色々な本、特に、日本の新書に相当
するような本なんかを読んでみたいと思います。

また、ある程度英語の本が読めるようになった段階で、他の言
語、特に、ほとんど忘れてしまったスペイン語や大学で齧った
ドイツ語なんかでも多読をやれたら良いと考えています。


▼返答


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