SSS多読通信 第35号 (2004/06/17)

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117. SSS多読通信 第35号 (2004/06/17)

お名前: かのん
投稿日: 2004/6/17(03:13)

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        SSS多読通信 第35号 (2004/06/17)

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【1】今週の100万語通過者 (6/7-6/13)
【2】今週のお薦め本   動物物語特集
【3】今週の特選投稿   
【4】SSS コラム 「絵本300冊で10万語!」はブッククラブから生まれた
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
                             担当:かのん
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【1】今週の100万語通過報告者 (6/7-6/13)
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今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます!
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■fossilさん
多読歴1年の fossilさん、初投稿が素敵な100万語の報告です。ブッククラ
ブでとある人に声をかけられたのがきっかけで掲示板に報告をしてださいまし
た。子供の頃から大好きだった本を誤って1ページ破いてしまったそうです。
「探しても邦訳は見つからないと諦めていました。 SSSに出会い、原書で読め
ないかなと思い、私の目標本になっています」目標本が手元にあるのは励みに
なりますよね。これからも気が向いたときに掲示板に投稿してくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3773]
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【2】今週のお薦め本  動物物語特集
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動物が主人公のお話です。楽しいもの、シリアスなもの、しみじみとしたもの
など、動物好きにおススメの5冊です。
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■Babe-The Sheep Pig(PGR2)           8,100語  YL2.4
……………………………………………………………………………………………
子ブタの Babeは、牧場主のHogget氏に飼われています。母親代わりは牧羊犬の
Fly。BabeはFlyのように優れた牧羊犬ならぬ牧羊ブタになることをめざします。
うまく羊たちを誘導するために Babeがとった方法は?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000665]
……………………………………………………………………………………………
■The Call of the Wild(OBW3)          11,000語  YL3.2
……………………………………………………………………………………………
ゴールドラッシュ時代。カリフォルニアで飼い犬として暮らしていた Buckは
犬さらいによって、カナダの鉱山に売られます。過酷な自然の中、橇犬として
厳しい労働を強いられるうちに Buckの内に野生が目覚めていきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000371]
PGR2にもRetold版があります。(YL2.6 9700語)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000689]
……………………………………………………………………………………………
■Buddy : The First Seeing Eye Dog(SCR4)    2,500語  YL3.5
……………………………………………………………………………………………
1920年代のスイス。シェパードの Buddyは警察犬として訓練を受けていました。
アメリカ人 Morris Frankの願いで、Buddyは盲導犬として訓練をうけるように
なります。アメリカ初の盲導犬誕生のお話。ノン・フィクション。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002157]
……………………………………………………………………………………………
■Gon, The Little Fox               2,700語  YL3.5
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いたずら好きの子ギツネごん。母を失い、山から村へ移ったごんは、ちょっと
したいたずら心から、兵十が川で捕ったウナギを逃がしてしまいます。でもそ
れは、兵十が病気の母に食べてもらうために捕った大切なウナギだったのです。
新美南吉の童話「ごんぎつね」の英訳版。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001967]
……………………………………………………………………………………………
■The Butterfly Lion               13,700語  YL4.5
……………………………………………………………………………………………
イングランドの寄宿学校から抜け出そうとした少年は、そのとちゅうで老婦人
に出会います。彼女が語ってくれたのは、南アフリカの少年と白い子ライオン
の話でした。南アフリカで少年とともに育った白いライオンはやがてフランス
のサーカスに売られてしまいます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005590]
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【3】今週の特選投稿
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■akoさんの「幸せの英語300冊の10万語」報告
Dr.Seussの本に出会い、英語のリズムを楽しむことを体感したakoさん。ICR、
SIRといった英米の子ども用の本に、英米文化や価値観が反映されていること
に気がつきます。本との出会いが人との出会いを呼び、心から多読を楽しいと
感じる。4ヶ月300冊をかけて10万語に到達した akoさんの報告です。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=7191]
……………………………………………………………………………………………
■掲示板読みが復活のきっかけに naongさんの150万語報告
100万語を越えて、ペースが落ち、気持ちが多読から遠ざかっていた naongさん。
掲示板を読むうちに、本を読みたい気持ちが再び湧いてきたそうです。
「心境としては『やっときた〜』ってかんじ」とおっしゃる150万語報告です。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=2230]
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■初めて読む英訳漫画、お薦め本の紹介 おーたむさん
漫画の英訳版に興味はあるけれど、初めて読むならどんな本が読みやすい?
いな3さんの問いかけに、おーたむさんが答えてくれました。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3759]
……………………………………………………………………………………………
■初めての小学校読み聞かせ体験 やすさん
お話ボランテイアとして小学校に行きはじめた、やすさん。初めての読み聞か
せ本は Eric Carle の『Brown Bear, Brown Bear, What do you see?』
さて、子どもたちの反応は?
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=1913]
……………………………………………………………………………………………
■職場に多読導入検討中 GKTさん
3年後には英語で資料作成、客先で英語で会議もあり、という危機意識から、
職場に多読導入を検討しているGKTさん。導入第1弾として、ご自身を含め
3人で多読を開始して3ヶ月。いよいよ全社展開を、という報告です。多読が
企業のマンパワー増強につながることを心よりお祈りいたします。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=t&id=783]
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【4】SSS コラム                    
   「絵本300冊で10万語!」はブッククラブから生まれた (マリコ)
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 最近、新宿ブッククラブの会員で絵本300冊で10万語を読んだ方の報告
がありました。それを今回の多読通信の特選投稿に選ぶかどうかで編集者の中
で意見がわかれました。
 掲載に反対組の理由は、
  (1)300冊の絵本というと約18万円もの費用がかかるため、だれにで
   もできることではないので参考にならない。
  (2)むしろ近くにブッククラブがある人に対してうらやましい気持ちがつ
   のるだけになるかもしれない。
というものでした。
 ブッククラブは全国にまだ数えるほどしかなく、公共図書館にある英語の絵
本は多読に適さないものが多いこともあり、現在のタドキストはほとんどが自
費購入派です。仲間と貸し借りをしたり、used book shopで購入しても、絵本
300冊にはとうていかなわないでしょう。
 多読の費用の問題を話すときに、英会話教室に通う人は、何十万円も払って
いるということが比較としてあげられます。多額の出費をしても英語ができる
ようになるのなら安いものだという「英会話教室」に対する信頼と期待がある
からだと思います。
 英会話教室に通うことを考えたら、SSS多読の効果対費用はずっと良いこと
は多くのタドキストの報告しているとおりです。これが、世間一般のコンセン
サスとして受け入れられるようになれば、絵本300冊で18万円かかっても
安いという評価になるのかもしれません。しかし、たとえ、お金をかける価値
があることがわかったとしても、だれもが英語の習得に何十万円もつぎ込める
わけではありません。予算の十分ある人でも費用がかからないにこしたことは
ありません。
 公共の図書館に多読に適したやさしい絵本がたくさんあれば、どんなにいい
でしょう。それよりも、SSS多読が効果的に進められる蔵書をたくさんそろえた
ブッククラブが近くにあったら、どんなに便利でどんなに楽しいことでしょう。
何も行動しないで自然にそんな状態ができあがるはずはありません。
 図書館に働きかけるには、やさしい本がたくさん必要な多読を始めたばかり
の人ではなく、やさしい本を入手するのに苦労してきた、ベテランタドキスト
の協力が必要だと思います。会費制のブッククラブを立ち上げるにしても、
SSS多読の効果を実感している主催者の情熱があってこそ、成り立って行くも
のだろうと思います。
 近くにブッククラブがないから、近くの図書館には多読に適した本がないか
らと、あきらめないで、少しずつ自分のできることからやっていきましょう。
図書館に多読に適した本の購入リクエストをすることや、地域で仲間を集めて、
貸し借りの輪を少しずつ大きくしていくことなどは、だれにでも実行可能なレ
ベルの活動ではないでしょうか。
 多読人口が増えて、英語はやさしい絵本から読むのが一番効率的というよう
な一定の評価が得られるようになり図書館やブッククラブが充実していけば、
本の入手が簡単になる→さらに多読人口が増える→効果もあがるという良循環
が期待できるのではないでしょうか。
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【5】SSS ニュース
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■「酒井邦秀の多読授業への招待」連載スタート『英語教育7月号』より
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 英語教師向け雑誌『英語教育』に多読授業実践の様子をテーマにした連載が
スタートしました。(7、8、9月号に掲載予定)
 『英語教育 2004年7月号』発行:大修館 定価:800円 ISBN:4469304070
  発売日:2004年6月14日
  【集中連載】酒井邦秀の多読授業への招待[1]100万語多読の成果
 [url:http://www.taishukan.co.jp/]
 ※なお、同誌2004年2月号は「多読特集号」として、100万語多読を導入した
授業実践例を多数紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
 [url:http://www.seg.co.jp/bookshop/personal/sss1ek.html]
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■講演会・セミナーのお知らせ
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◎関東甲信越英語教育学会の東京大会ワークショップで100万語多読指導に関す
る講演を行います。
 テーマ=「100万語多読」指導の実際 講師=酒井邦秀
 主催=関東甲信越英語教育学会 日時=8月5日(木)14:30〜15:50
 会場=東京電機大学 参加申込締切=6月30日
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-t&c=e&id=218]
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◎すでに多読指導を実践されている方、これから行おうという方を対象に、多
読教育ワークショップ、セミナーの下記日程で行います。
 8月28日(土) 第3回多読教育ワークショップ
 9月12日(日) 第1回新人セミナー
 会場=SEG   参加申込締切=8月15日(定員になり次第締切)
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/zenkoku-kouen.html]
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■新しい多読「100万語! 」本、発売中です。
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 『いっぱい読めば自然に身につく 親子で始める英語100万語!』
古川昭夫・伊藤晶子 著 協力 SSS英語学習法研究会
日本実業出版社 価格 税込 1470円 ISBN: 4534037570
 子どもと一緒に多読を楽しみたい方だけでなく、SSS多読法で英語を学び
直す大人の方にも役立つガイドブックとなっています。読みやすく面白い絵本
や児童書がたくさん紹介されています。
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/oyakode-100mango.html]
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【6】編集後記                      (かのん)
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 100万語への道程は、十人十色。動機も、多読に出会うまでの道程も、多読
をする環境も、ひとりとして同じ人はいません。「やさしい本をたくさん読み
ましょう」といっても、その本をどうやって入手するのか、そこをクリアする
のが大変な人もたくさんいます。みな、それぞれ自分が選択しうる範囲の中で、
せいいっぱい良い環境を整えていきたいと苦心されているのが、掲示板を読ん
でいると伝わってきます。
 そこで、本の入手方法に関する身近な情報や活用方法などの情報提供にみな
さま、ぜひご協力ください。特に実際に本を手に取って見ることができる図書
館・書店の情報は多くの人に有益です。みなさんが普段利用している図書館や
書店の情報をぜひ投稿してくださいね。「○○図書館へ行ってみました」「○
○書店でこんな本をみつけました」という身近な情報こそが貴重な情報です。
また、情報を探したい方は、キーワード「図書館」で過去ログを検索(※1)し
てみてください。見つからなかったら「○○付近で洋書が置いてあるところは
ありますか?」と質問してみてください。意外と身近かなところに洋書が置い
てあるかもしれませんよ。
 書店・図書館・貸し借りの情報交換の広場はこちらです。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-lib&num=100]
(※1) 過去ログを検索するには、各掲示板の表示画面を「最新タイトル一覧」
から「検索」に変更し、「表示ボタン」を押して下さい。キーワードを指定し
て投稿を表示することができます。
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次号の担当は、ポロンさんです。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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118. 発行データ

お名前: かのん
投稿日: 2004/6/17(03:39)

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●発行部数:
2216部
●配送完了日時:
2004/06/17 03:30:47


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