Re: 用語:PB(ペーパーバック)とは何を指しているのですか?

[掲示板: 〈過去ログ〉読書のことなんでも -- 最新メッセージID: 658 // 時刻: 2024/4/18(17:24)]

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309. Re: 用語:PB(ペーパーバック)とは何を指しているのですか?

お名前: ポロン
投稿日: 2006/4/16(11:33)

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momijiさん、こんにちは。ポロンといいます。

ご質問なさってたのに、気がつかなくてすみません!
こんなに遅い返信で、まだ見てくださってるといいのですが……。

〉とても素朴な質問なのですが、

〉SSSでPB(ペーパーバック)と言った(書いた)場合、
〉具体的には、
〉PB(ペーパーバック):「ペーパーバックで出版された大人向けの本」
〉という使い方をされていることが多いと思って間違いないですか?

はい、間違いありません〜。
SSSの掲示板で「PB」と書く場合、みなさんたいていは
「大人向けの本」を指していることが多いと思います。
「初めてのPBは、○○でした!」とか
「ほんとうにPBが読めるようになるのかなぁ」とか、
こんな使い方ですね。

〉ちなみに、国語辞典を引くと
〉「仮製本で、紙の表紙をつけただけの簡略な装丁の本。廉価な普及版に多い。」
〉となってます。

〉ま、要するに、装丁という意味では、
〉Magic Tree HouseやA to Z Mysterisとかは、
〉ハードカバーではなく、ペーパーバックですよね。

そうです、そうです。
一般的には「ペーパーバック」といえば、児童書も大人向けの本も
関係なく、あの手の体裁の本はすべて「ペーパーバック」ですよね。

SSS掲示板でも、
「この本はPB(ペーパーバック)じゃなくてHC(ハードカバー)で欲しかったの」
てな具合に、装丁そのものを指して使うことももちろんあります。

〉でも、そういう装丁の意味でPBを使ってるのではなくて、
〉「もうPBまで読んでるんですか? すごいですね」とか
〉「PBを読めるようになることが目標です」といった
〉発言を見かけるような気がするんですけど、
〉これって、Harry Potter は入ってなさそうな雰囲気があるなあとか
〉疑問に思うことが多いので質問してみました。

SSSの多読を始める人は、大人向けの本を原書で読めたら
かっこいいなー、読めるようになりたいなー、
という憧れの気持ちを持っている場合が多いですよね。
私もそうでした。

「早く(大人向けの)ペーパーバックを読めるようになりたい!」
という気持ちから、いつの間にかSSSの掲示板では、
「PB」=「大人向けのペーパーバック」
を指すようになったんだと思います。

でも、児童書とはいえHarry Potterは立派なPBだと思いますよー。
1巻目からして8万語近くもあるんですから……

それから、酒井先生が「ペーパーバック」とおっしゃる場合は、
児童書も含めておっしゃってることが多いと思います。

〉それで、酒井先生の本とか多読ブックガイドとか掲示板とか
〉いろいろ読んでいるうちに、なんとなく、
〉「ペーパーバックで出版された大人向けの本」
〉なのかなあと最近思いはじめましたが、
〉どうでしょうか?

〉多読的には
〉「大人向けに書かれていて」とか、
〉「ペーパーバックで出版されるほどに普及するような内容」
〉というのがミソなのかなあと思ったんですけど、間違ってますかねえ?

〉文脈を見ればわかるだろって突っ込みを
〉受けるような気もしますけど・・・。

見事な読解力です!(笑)
momijiさんの疑問、これで解消しましたでしょうか?


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310. Re: 用語:PB(ペーパーバック)とは何を指しているのですか?

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/16(16:09)

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ポロンさんこんにちは。

コメントありがとうございます。

当然のことすぎて反応がないのかしらん?
と思っておりました。

たまーに、掲示板を読んでいると、
PBの使い方が微妙にずれた状態で話がすすんでいるのを見かけて、
(私が)混乱したので、投稿してみたんですよね。

SSSの用語定義で、
------
PB(ペーパーバック)とは、
国語辞典によると
「仮製本で、紙の表紙をつけただけの簡略な装丁の本。廉価な普及版に多い。」
と製本方法のことをさすが(対するのは「HC:ハードカバー」)、

SSSの多読を始める人は、大人向けの本を原書で読めたら
かっこいいなー、読めるようになりたいなー、
という憧れの気持ちを持っている場合が多いため、
「ペーパーバックで出版された大人向けの本」という意味で使うことが多い。

用例:
「初めてのPBは、○○でした!」
「ほんとうにPBが読めるようになるのかなぁ」

子供向けの本(Harry Potterなど)をPBに入れる派、入れない派がいる。
------

ってかんじで定義がしてあるといいのに
と思ったりしたのでした。
(定義の文章は適当です。ポロンさんの文例も使わせていただきました。)

もちろん、グレーゾーンはあると思います。
私は児童書LR、児童書、絵本、PBのどれに入いるのかしら?
と思うことよくありますね。

児童書として有名な本でも、じつは別に子供向けに書いたわけじゃないって
ものも多いですよね。
Harry Potterも、著者は子供向けに書いているわけじゃないって
言ってるみたいですし。
The Advenctures of Tom Sawyer(トムソーヤの冒険)とかも、
子供向けに書いてないらしいですし。
Anne of Green Gables(赤毛のアン)とかもどうなんでしょうね??
子供向けであっても、十分なボリュウムと難しさがあれば、
PBって言っちゃいますよね。

そういう意味では、「大人向け」というよりは
「ある程度の長さと難しさ」の本
といったほうがいいのかもしれない
と、書きながら思いました。

長さ:語数:6万語以上
難しさ:YL 6.0以上

ってかんじでしょうかねえ?

掲示板を見ていると、
以下の本をPBに入れるか入れないか
わりと意見が分かれているような気がするうなあ。

Princess Diaries, The (58,534語, YL6.0-7.0)
Heidi(68,558語, YL6.0-7.0)
Harry Potter and philosopher's Stone(77,000語, YL6.0-7.0)
Secret Garden, The (80,538語, YL7.0)
Anne of Green Gables(100,682, YL7.0-8.0)

ちなみに、私は、これらの本はPBに分類しますね。
みなさんはどうですか?

"ポロン"さんは[url:kb:309]で書きました:

〉SSSの多読を始める人は、大人向けの本を原書で読めたら
〉かっこいいなー、読めるようになりたいなー、
〉という憧れの気持ちを持っている場合が多いですよね。
〉私もそうでした。

〉「早く(大人向けの)ペーパーバックを読めるようになりたい!」
〉という気持ちから、いつの間にかSSSの掲示板では、
〉「PB」=「大人向けのペーパーバック」
〉を指すようになったんだと思います。

そうですねー。

〉でも、児童書とはいえHarry Potterは立派なPBだと思いますよー。
〉1巻目からして8万語近くもあるんですから……

私もそう思ったんですけど、
PBとカウントしてなさそうな発言を見かけたきがしたので。。。

〉それから、酒井先生が「ペーパーバック」とおっしゃる場合は、
〉児童書も含めておっしゃってることが多いと思います。

そうかもしれません。

〉momijiさんの疑問、これで解消しましたでしょうか?

ありがとうございます。
だれかにぽんっと太鼓判を押してもらいたかったみたいです・・・。

それではー。

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