Re: Ry0tasanさん ありがとうございます

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/3(14:59)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

2950. Re: Ry0tasanさん ありがとうございます

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2009/5/14(22:44)

------------------------------

アラベスクさんは[url:kb:2949]で書きました:

〉Ry0tasanさん こんばんは
〉返答ありがとうございます

〉〉アラベスクさん、
〉〉はじめまして。

〉 たしか 2〜3年前 私が家庭教師していた頃不登校児に読む本を
〉アドバイスしていただいたことがあるような気がします
〉間違っていたらごめんなさい

おお!
あの優しい家庭教師さんでしたか。

〉〉ずっとむかし、
〉〉The Big Sleep の原書を読んだことがあります。
〉〉意外に難しかったです。
〉〉単語はほとんど知っているし、
〉〉それぞれの場面も脳内で映像化できるんですが、
〉〉謎解きとしてはついて行けなかったんです。

〉それって めちゃくちゃストレス!
〉本屋さんで 4冊全部 1〜2ページ立ち読みしたのですが
〉思ったより 難しくなく 不思議に思っていたのです
〉最初 やたらめったらとっつきにくい 本もありますよね

うーん、
ストレスは感じたけれど、
魅力も感じたというのが正直なところです。
特に、
最後の最後、
事件を解決してから飲みに行ってのところが最高でした。

〉〉何年かたって、
〉〉Oxford UP から、
〉〉多読用の graded reader として書き直された The Big Sleep が出たので、
〉〉これも読んでみました。
〉〉英語としては完全に分りましたが、
〉〉なんとなくすっきりとは分らない印象は残りました。

〉だんだん 読むのをやめようかと…

〉〉そのとき読んだペーパーバックの表紙は、
〉〉ハンフリー・ボガートとローレン・バコールの写真でした。
〉〉映画になった The Big Sleep の写真です。
〉〉この映画化にあたって脚本を担当したのが、
〉〉難解な小説を書いていて食えなかった William Faulkner だと、
〉〉あとで知りました。
〉〉(のちにノーベル文学賞を受賞した Faulkner です。)

〉〉Faulkner も The Big Sleep を読んでいて展開が分らなくなり、
〉〉Chandler に問い合わせたところ、
〉〉Chandler 自身も細かいことは覚えていないと返事したらしいという話を、
〉〉ネット上で読みました。
〉〉(正確な情報ではなく、
〉〉噂や伝説かもしれませんが。)

〉つまり なんだか とっても いいかげん?

読者を飽きさせないように配慮してか、
次から次へと事件は起きるんですが、
ややこしいので細かい順番は忘れてしまうのでしょう。

〉〉それから、
〉〉Chandler の小説で何度も主人公として登場する探偵は、
〉〉Philip Marlowe ですね。
〉〉最後に "e" の無い "Marlow" という名前の人の方が世間では一般的なのに、
〉〉この探偵はなぜか "Marlowe" なのです。
〉〉これは、
〉〉Shakespeare と同時代で同業者だった Christopher Marlowe にあやかったのではと、
〉〉愛読者の人たちは言っています。
〉〉Chandler は文学が好きで、
〉〉探偵小説にも文学的な要素を盛り込んだのかもしれないと思います。

〉〉最近は村上春樹さんの翻訳で人気が復活していますが、
〉〉これも文学的な探偵小説という位置づけなのだと思います。

〉この 和訳をよんでから 原書を読むというのも
〉この場合ありかな

前の方だけを和訳か graded reader で読むという方法もありでしょう。

〉〉では具体的にどこから始めれば良いかですが、
〉〉Chandler 作品の graded readers から始めるのが確実だと思います。
〉〉何冊か読んで、
〉〉雰囲気や展開のパターンをつかむのです。
〉〉Oxford Bookworms の Goldfish あたりから始めたらいかがでしょう。

〉ありがとうございます
〉Oxford Bookwormsは 県立図書館にあるので気軽に読めます
〉ストーリーを前もって知らずに 原書を読みたいと思っていたので
〉スカパー!で映画を やっていても あえて見ず
〉GRも とばしましたが 
〉しっかり アドバイスを聴いて 読んでいきたいと思います

The Big Sleep の映画、
邦題『三つ数えろ』は、
前半が原作に忠実ですが、
後半は違う展開になっています。
(ネタバレすいません。)

Raymond Chandler も、
別の作家の小説を映画化するための、
脚本の仕事をしています。
James M. Cain のサスペンス小説 Double Indemnity
邦題『殺人保険』です。
映画の邦題は『深夜の告白』です。
脚本は書籍になっているし、
ネット上でも公開されています。

http://www.weeklyscript.com/Double%20Indemnity.txt


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

2951. Re: Ry0tasanさん ありがとうございます

お名前: アラベスク
投稿日: 2009/5/17(22:13)

------------------------------

Ry0tasan こんばんは
たびたびの 返信ありがとうございます

〉〉 たしか 2〜3年前 私が家庭教師していた頃不登校児に読む本を
〉〉アドバイスしていただいたことがあるような気がします
〉〉間違っていたらごめんなさい
〉おお!
〉あの優しい家庭教師さんでしたか。

こんな 書き方されると
なんか とっても気恥ずかしい…
実際 私と会ったことがある方は みなさん頭の中?でいっぱいのはず

〉〉〉ずっとむかし、
〉〉〉The Big Sleep の原書を読んだことがあります。
〉〉〉意外に難しかったです。
〉〉〉単語はほとんど知っているし、
〉〉〉それぞれの場面も脳内で映像化できるんですが、
〉〉〉謎解きとしてはついて行けなかったんです。

〉〉それって めちゃくちゃストレス!
〉〉本屋さんで 4冊全部 1〜2ページ立ち読みしたのですが
〉〉思ったより 難しくなく 不思議に思っていたのです
〉〉最初 やたらめったらとっつきにくい 本もありますよね

〉うーん、
〉ストレスは感じたけれど、
〉魅力も感じたというのが正直なところです。
〉特に、
〉最後の最後、
〉事件を解決してから飲みに行ってのところが最高でした。

やっっぱり 読もう!
男の美学ですね〜〜〜!

〉読者を飽きさせないように配慮してか、
〉次から次へと事件は起きるんですが、
〉ややこしいので細かい順番は忘れてしまうのでしょう。

〉前の方だけを和訳か graded reader で読むという方法もありでしょう。

いろいろ 試してみます

〉〉The Big Sleep の映画、
〉邦題『三つ数えろ』は、
〉前半が原作に忠実ですが、
〉後半は違う展開になっています。
〉(ネタバレすいません。)

〉Raymond Chandler も、
〉別の作家の小説を映画化するための、
〉脚本の仕事をしています。
〉James M. Cain のサスペンス小説 Double Indemnity
〉邦題『殺人保険』です。
〉映画の邦題は『深夜の告白』です。
〉脚本は書籍になっているし、
〉ネット上でも公開されています。

〉http://www.weeklyscript.com/Double%20Indemnity.txt

たまたま 今日 スカパー!の ミステリーチャンネルをつけていたら
6月から「私立探偵 フィリップマーロウ」 放送とか言っているではないですか!!!
思わず 包丁持ったまま テレビにかじりつき
息子に「何 やってんだ〜?」と 叫ばれてしまいました
(まるで STEPHEN KING の MISERY ? )
なんという タイミング!
本といい テレビドラマといい 長年思い焦がれた人にやっと会えるって感じ
わくわく
何も 見てないけど
バーで しぶく一人酒を飲みたい 
これ 私のような年の女がすると ただのさびしいおばさんだ!

ついこないだ 100万語超の掲示板で 
男を踏み台にしてのしあがるような女の話とか 
男に裏切られて復讐する話は ないかと
聞いたばかりなのに…
私の 頭は どうなってるのか
でも 実際 つよ〜い女の話も読みたいし
男の美学に ふれて 「かっくいい〜」とさけびたいし…

本当に楽しみです
たくさんの情報ありがとうございました


タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.