【マニア向け】ウサギ問題その後。

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/4(00:02)]

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[バレ] 2860. 【マニア向け】ウサギ問題その後。

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/16(23:40)

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こんばんは。こるです。

なんだか最近ウサギづいてしまって、どうにも気になったので、ちょっくら調べてみました。
いろいろと、面白いです。
興味のある方だけ、読んでください。マニア向けです。
rabbitsとharesの区別を多読で得たいと思われる方は、読まない方がいいです。ご注意を。

分類
rabbitsもharesも、ウサギ目(Lagomorpha)ウサギ科(Leporidae)のほ乳類です。ウサギ目には、あとナキウサギ科(Ochotonidae)があります。ナキウサギはpikasまたはcalling haresと呼ばれています。
rabbitsとharesは、見た目は似ていますが、全く違う種類のようです。遺伝子レベルで異なるので、交配はできません。
日本には、ヨーロッパ種のrabbitが持ち込まれるまではharesしかいなかったようです。
あーでも、アマミノクロウサギはrabbitって書いてあるけど。あそこは琉球なんでしょうか。

で、その違いなのですが。

●rabbits(アナウサギ)
 穴を掘って、コロニーを形成し、集団で暮らします。子育ても、穴の中で行います。外敵から守られているので、生まれたときは裸で、目もあいていません。

●hares(ノウサギ)
 巣穴を掘らず、草むらなどでnestを作り、単独で生活します。アナウサギよりも捕食の危険が高いので、子どもは生まれたときから毛が生えそろい、目もあいています。またrabbitsよりも体が大きく、速く走ることができます。耳もrabbitsより大きい場合が多いようです。

ここまでが、一般論。
あとは小ネタです。

●jackrabbitという種類がアメリカにいるらしいのですが、こいつはrabbitという名前のくせに、身も心もhareです。ええ〜?なんで?

●cottontail rabbitという種類のrabbitがいるのですが(ピーターラビットみたいですね)、これはrabbitのくせに巣穴を作りません。hareのように草むらで暮らします。

●アマミノクロウサギ(amami rabbit)というのが、日本の奄美大島と徳之島にいるのですが、これは後ろ脚が短く「ウサギ跳び」をしないそうです。ふつうのウサギはまず鳴きませんが、アマミノクロウサギはナキウサギのように鳴いて仲間と交信するそうです。子育てもなかなか独特で、興味深いのですが、紙面の関係上割愛させていただきます。

とまあ、あまりきちんとは調べていないので間違いもあるかも知れません。
でも、ウサギの世界もいろいろと複雑なようです。

それではでは。


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2862. 【小ネタ】Mad March Hare

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/17(13:45)

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不思議の国のアリスで有名な3月ウサギ。

European hare が、3月くらいになると殴る蹴るの大げんかを始めるところからついたようです。
(Hare boxingとか、言うらしい)
繁殖期のはじめに割と見られることから、オス同士のメスを巡る戦いか、と思われますが、さにあらず。

Mad March hare behaviour is not, as many people think, fighting males. In fact it's a battle of the sexes - an unreceptive female showing a male she doesn't want to mate with him.
Actually it's more like kick boxing, because they use their feet as well as their fists. And because she weighs more than the males (3.7kg versus 3.3kg), the males usually quickly throw in the towel.

だ、そうです。
[url:http://www.guardian.co.uk/environment/2008/jun/07/brown.hare ]より参照

ウサギの世界もいろいろと大変そうです。


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2864. Re: 【小ネタ】Mad March Hare

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/12/17(17:35)

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こるもさん、こんばんは!極楽トンボです。

〉なんだか最近ウサギづいてしまって、どうにも気になったので、ちょっくら調べてみました。いろいろと、面白いです。

万年レベル3同盟委員長にして理科クラブ部長のこるもさん、すっかりウサギにはまっておられますね。実は、わたしも絵本に出てくるウサギのことが気になって仕方がないんです。

〉分類
〉rabbitsもharesも、ウサギ目(Lagomorpha)ウサギ科(Leporidae)のほ乳類です。ウサギ目には、あとナキウサギ科(Ochotonidae)があります。ナキウサギはpikasまたはcalling haresと呼ばれています。
〉rabbitsとharesは、見た目は似ていますが、全く違う種類のようです。遺伝子レベルで異なるので、交配はできません。

と、いうことは、M.RayのSpottyの話は、rabbitsとharesのウサギ種対立(?)の話ではありえないということが科学的に証明されたされたわけですね。めでたい。ぱちぱち。

〉日本には、ヨーロッパ種のrabbitが持ち込まれるまではharesしかいなかったようです。

haresはアジア原産のようですね。

〉●rabbits(アナウサギ)
〉 穴を掘って、コロニーを形成し、集団で暮らします。子育ても、穴の中で行います。外敵から守られているので、生まれたときは裸で、目もあいていません。

くまのぷーさんに出てくるrabbitは、穴に住んでいました。あれは確かにrabbitで間違いないということですね。

〉●hares(ノウサギ)
〉 巣穴を掘らず、草むらなどでnestを作り、単独で生活します。アナウサギよりも捕食の危険が高いので、子どもは生まれたときから毛が生えそろい、目もあいています。またrabbitsよりも体が大きく、速く走ることができます。耳もrabbitsより大きい場合が多いようです。

そうなんです。耳大きいんです。Guess How Much I Love Youも、子ウサギが親ウサギの耳につかまりながら背中に乗っかっている場面から始まります。ウサギって、耳をつかんじゃいけないって小学校の時に習いました。なので、最初この絵を見たとき、あーらーらいけないんだ、と思いました。hareなら、耳をつかんでも痛がらないかもしれませんね。

〉ここまでが、一般論。
〉あとは小ネタです。

〉●jackrabbitという種類がアメリカにいるらしいのですが、こいつはrabbitという名前のくせに、身も心もhareです。ええ〜?なんで?

これはややこしいですねー。実は、わたしもこれに似た例を発見しました。ジョン・バーニンガムのガンピーさんの絵本に出てくるウサギがとっても怪しいんです。文章にはrabbitって言ってるのに、絵を見るととうていrabbitには見えないんです。rabbitにしては、体つきががっしりしているんです。そうかと言ってhareにも見えません。というのは、耳がそれほど長くないからです。あれはいったい何なのか?とっても悩んでいます。もしかしたらこれかもしれません。

〉●cottontail rabbitという種類のrabbitがいるのですが(ピーターラビットみたいですね)、これはrabbitのくせに巣穴を作りません。hareのように草むらで暮らします。

おー、ピーターラビット!わたしこれまでピーターラビットにはこれっぽっちも興味がなかったのですが、にわかに図書館で毎週一冊ずつ借りて読んでいます。まだ二冊しか読んでないけど。それで感想言っちゃうのも、ピーターラビットファンの皆さんに申しわけないのですが、言っちゃいます。

ピーターラビットって明らかに大人向けの絵本だよね。あれ好きな子供って相当ませてるよね。だって、1冊目のピーターラビットの話で、ピーターラビットがマクレガーさんの畑の作物を荒らしてマクレガーさんに追いかけられた時、あわてていたから靴が脱げて畑の地面に靴がぽつんと落っこちている絵とか、途中で害鳥避け(?)のネットに上着のボタンがひっかかってからまっちゃって逃げらんなくなったんで、しかたなく服を脱いで逃げ出すところの絵とか、妙になまなましいよね。

さっきまで必死になって逃げていたかわいいウサちゃんが履いていた靴が、キャベツ畑にころがっているんですよ。ウサギの足って、ネコみたいに肉球あったりするのかなー、とかいろいろ想像しちゃうじゃないですか。ネットに足がからまったのをやっとなんとか抜け出したと思ったら、今度は上着のボタンがネットにからまってあら大変、可愛いウサちゃんが試練にあっている絵を見てなんかドキドキしちゃうわけです。

こういう絵本って、わたし、あまり子供たちに積極的に見せたいとは思いません。英語の勉強と称して、こんなのにやにやしながら眺めている中年オヤジってもどうかと思いますが。どう見ても、英語の勉強の範囲を逸脱していることを認めざるをえませんな、こりゃ。

〉不思議の国のアリスで有名な3月ウサギ。
わたし、高校ぐらいの時に翻訳も読んだし、多読を始めてからOBW版GRも読んだんだけど、3月ウサギって覚えていません。こりゃ大変だ、今度図書館に行ったら不思議の国のアリスの絵本を見に行かなきゃ。GRの方は、いま段ボール箱に入っていてすぐ出てきません。でも、原典はわたしには読めないだろうな。ぐすん。

〉European hare が、3月くらいになると殴る蹴るの大げんかを始めるところからついたようです。
〉(Hare boxingとか、言うらしい)
〉繁殖期のはじめに割と見られることから、オス同士のメスを巡る戦いか、と思われますが、さにあらず。

〉Mad March hare behaviour is not, as many people think, fighting males. In fact it's a battle of the sexes - an unreceptive female showing a male she doesn't want to mate with him.
〉Actually it's more like kick boxing, because they use their feet as well as their fists. And because she weighs more than the males (3.7kg versus 3.3kg), the males usually quickly throw in the towel.
[url:http://www.guardian.co.uk/environment/2008/jun/07/brown.hare ]

Hareっておもしろい動物ですねー。Hare boxingの絵本なんてないだろうなー。おもしろいネタをありがとうございました。


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2866. Re: 【小ネタ】Mad March Hare

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/17(20:21)

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極楽トンボさん、呼び出しちゃったみたいで、すみません。

〉万年レベル3同盟委員長にして理科クラブ部長のこるもさん、すっかりウサギにはまっておられますね。実は、わたしも絵本に出てくるウサギのことが気になって仕方がないんです。

はあ。どうも気になることがあると気が済むまで調べないと、気が済まないようです。
付き合わせてしまったようで、申し訳ないです。

〉と、いうことは、M.RayのSpottyの話は、rabbitsとharesのウサギ種対立(?)の話ではありえないということが科学的に証明されたされたわけですね。めでたい。ぱちぱち。

あー、なるほど。そうなりますね。

〉haresはアジア原産のようですね。

えー。そうだったんですか。

〉くまのぷーさんに出てくるrabbitは、穴に住んでいました。あれは確かにrabbitで間違いないということですね。

そうなりますかね。

〉そうなんです。耳大きいんです。Guess How Much I Love Youも、子ウサギが親ウサギの耳につかまりながら背中に乗っかっている場面から始まります。ウサギって、耳をつかんじゃいけないって小学校の時に習いました。なので、最初この絵を見たとき、あーらーらいけないんだ、と思いました。hareなら、耳をつかんでも痛がらないかもしれませんね。

耳はつかんじゃいけません。
耳を持つのは、食肉用のウサギの取り扱いです。(たしか)

〉〉jackrabbitという種類がアメリカにいるらしいのですが、こいつはrabbitという名前のくせに、身も心もhareです。ええ〜?なんで?
〉これはややこしいですねー。実は、わたしもこれに似た例を発見しました。ジョン・バーニンガムのガンピーさんの絵本に出てくるウサギがとっても怪しいんです。文章にはrabbitって言ってるのに、絵を見るととうていrabbitには見えないんです。rabbitにしては、体つきががっしりしているんです。そうかと言ってhareにも見えません。というのは、耳がそれほど長くないからです。あれはいったい何なのか?とっても悩んでいます。もしかしたらこれかもしれません。

Hareでも、耳のそんなに大きくない種類はいますよ。
耳は、体温を逃す役割もしているので、寒冷地のウサギは一般的に耳が短くなります。
エゾユキウサギ(hare)なんかは、そんなに長くないんじゃないかな。

Jackrabbitは、見るからにhareです。耳はめっちゃ長いし(暑いところにいるみたい)体もごついです。時速56kmで走れるそうです。

〉おー、ピーターラビット!わたしこれまでピーターラビットにはこれっぽっちも興味がなかったのですが、にわかに図書館で毎週一冊ずつ借りて読んでいます。まだ二冊しか読んでないけど。それで感想言っちゃうのも、ピーターラビットファンの皆さんに申しわけないのですが、言っちゃいます。

言っちゃいましょう。

〉ピーターラビットって明らかに大人向けの絵本だよね。あれ好きな子供って相当ませてるよね。だって、1冊目のピーターラビットの話で、ピーターラビットがマクレガーさんの畑の作物を荒らしてマクレガーさんに追いかけられた時、あわてていたから靴が脱げて畑の地面に靴がぽつんと落っこちている絵とか、途中で害鳥避け(?)のネットに上着のボタンがひっかかってからまっちゃって逃げらんなくなったんで、しかたなく服を脱いで逃げ出すところの絵とか、妙になまなましいよね。

〉さっきまで必死になって逃げていたかわいいウサちゃんが履いていた靴が、キャベツ畑にころがっているんですよ。ウサギの足って、ネコみたいに肉球あったりするのかなー、とかいろいろ想像しちゃうじゃないですか。ネットに足がからまったのをやっとなんとか抜け出したと思ったら、今度は上着のボタンがネットにからまってあら大変、可愛いウサちゃんが試練にあっている絵を見てなんかドキドキしちゃうわけです。

肉球は、ないと思う。たぶん。

〉こういう絵本って、わたし、あまり子供たちに積極的に見せたいとは思いません。英語の勉強と称して、こんなのにやにやしながら眺めている中年オヤジってもどうかと思いますが。どう見ても、英語の勉強の範囲を逸脱していることを認めざるをえませんな、こりゃ。

なんだか、しっかりピーターラビットの世界を楽しんでいるではないですか。
もう、立派な絵本読み、なのでは。(えらそうで、すみません)

〉〉不思議の国のアリスで有名な3月ウサギ。
〉わたし、高校ぐらいの時に翻訳も読んだし、多読を始めてからOBW版GRも読んだんだけど、3月ウサギって覚えていません。こりゃ大変だ、今度図書館に行ったら不思議の国のアリスの絵本を見に行かなきゃ。GRの方は、いま段ボール箱に入っていてすぐ出てきません。でも、原典はわたしには読めないだろうな。ぐすん。

3月ウサギは、帽子屋とお茶会をやっていたウサギです。
やまねくんをポットに詰め込んだり、やりたい放題。

〉Hareっておもしろい動物ですねー。Hare boxingの絵本なんてないだろうなー。おもしろいネタをありがとうございました。

haresも、rabbitsも、いろいろです。
住む地域や環境に適応して、体のつくりや習性を変えたりします。
いろいろいるから、面白いのだと思います。
ありがとうございました。


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2868. ウサギ問題、最終項

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/19(20:42)

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こんにちは。

ウサギについていろいろ調べていくと、rabbitという名前の実はhareや、hareという名前なのに実はrabbitというのに出くわします。
ややこしい。

ちょっとそういうのを、まとめてみました。

○Jackrabbits  rabbitという名前ですが、hareです。アメリカの、平原に住んでいます。
ジャックウサギは、実は3種類あります。写真は、こんな感じ。
[url:http://www.desertusa.com/july96/du_rabbi.html]

○belgian hare  hareという名前ですが、じつはrabbitです。体が大きく、ヨーロッパのbrown hareに似ているところから付けられたようです。確かに耳も、脚も長いかも。
[url:http://freespace.virgin.net/paul.threapleton/gallery.html]

○snowshoe rabbit. snowshoe hareともいいます。Hareです。寒いところ(カナダなど)に住んでいるので、耳は小さいです。雪深いところでも走りやすいよう、足が大きくなっています。日本名は、カンジキウサギ。写真は下の方にあります。
[url:http://www.pwcs.edu/Marshall/Snowshoe%20Hare.htm]

○cottontail rabbits  これは、正真正銘rabbitです。名前に偽り、ありません。名前の通り、しっぽがcotton ballのようになっています。Cottontailには、16種類あり、生息域はアメリカです。砂漠、沼地、湿原など、いろいろなところに住んでいます。Cottontailは、rabbitのくせに、巣穴を作りません。草むらでnestを作り、子育てもそこでします。ウサギのnestはformというそうです。
[url:http://www.pestproducts.com/cottontails.htm]

いろいろ調べているうちに、アメリカではrabbitとhareを明確に区別しない、という記述を見ました。真偽のほどはわかりませんが、アメリカにはヨーロッパのようないわゆる穴を掘るrabbitがいない(いても、めったにいない?)から、区別しなくなったのかも知れません。専門家ではないので、そこまではわかりません。

あくまでもにわか仕込みなので、間違いもあるかと思います。ご容赦を。
調べれば調べるほど、ウサギの迷宮にはまりそうな気がしました。奥が深い。
それにしても、ネズミの種類(rodentia)は、ほ乳類の中で一番多い(1702種類)というのに、近縁のウサギ目(lagomorpha)はわずか80種類しかいない、というのは面白い。

それでは、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。


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2871. アメフラシとウミウシと同じか

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/12/20(22:00)

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こるもさんへ。新茶です。

これまで展開された話には、あまり内容に関係ない話ですが。

私は、図鑑やビデオでは、ウミウシに惹かれますが、実際に海に行き、潮が引いたとき、岩場の磯にいたのは、私の経験では、アメフラシばかりでした。

野うさぎと、穴ウサギの関係は、アメフラシと、ウミウシの関係に、少し似ているかもしれない。

単なる言葉のシャレだけでなく。

ウミウシが趣味のウミウシ親子という人達が、テレビに出ていたが、海にもぐっていました。
海にもぐらないと、ウミウシを見るのは、少し無理なのかな。

アメフラシも、魅力的ではあります。

これ、横レスになるのか?

                            それでは


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2873. ウサギとウシ

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/21(00:04)

------------------------------

主観の新茶さん、こんばんは。

〉こるもさんへ。新茶です。

〉これまで展開された話には、あまり内容に関係ない話ですが。

はあ。私もどうでもいい話ばっかりで。

〉私は、図鑑やビデオでは、ウミウシに惹かれますが、実際に海に行き、潮が引いたとき、岩場の磯にいたのは、私の経験では、アメフラシばかりでした。

〉野うさぎと、穴ウサギの関係は、アメフラシと、ウミウシの関係に、少し似ているかもしれない。

〉単なる言葉のシャレだけでなく。

ええと。頭の中がウサギだらけになっていたので、話の展開について行けませんが。

私はマナティーとかジュゴンが好きです。

〉ウミウシが趣味のウミウシ親子という人達が、テレビに出ていたが、海にもぐっていました。
〉海にもぐらないと、ウミウシを見るのは、少し無理なのかな。

ウミウシについてはあまり考えたことがないです。すみません。

〉アメフラシも、魅力的ではあります。

紫色のを出すのがいいですよね。

〉これ、横レスになるのか?

いえいえ。よこでもたてでも。

〉                            それでは

ではでは。


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2877. Re: ウサギとウシ

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/12/21(11:14)

------------------------------

こるもさんへ。
主観の新茶です。

〉〉野うさぎと、穴ウサギの関係は、アメフラシと、ウミウシの関係に、少し似ているかもしれない。

〉〉単なる言葉のシャレだけでなく。

〉ええと。頭の中がウサギだらけになっていたので、話の展開について行けませんが。

 ええと、私の頭の中では、話が、展開していた、らしい。

 なぜなら、私は、海にも、「うさぎ」がいることを知らなかったから。

 

〉私はマナティーとかジュゴンが好きです。

 生物学的に、アメフラシと、ウミウシの関係に似ているのでしょうかね。

 しかも、大きさも、ウミウシより、「海の牛」という感じだ。

 カイギュウ目の世界は、ウサギ同様、種類が多くないのでしょうね。
 科や類の分岐の具合も、先細りや絶滅があって、似ているところがあるのでしょうか?

                    それでは


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2883. 海兎と海牛と海鼠

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/23(10:40)

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こう並べると、壮観ですね。
どれもこれも似たような、というと、その道のプロに怒られそうですが。

新茶さんへ。遅くなりまして。

〉〉〉野うさぎと、穴ウサギの関係は、アメフラシと、ウミウシの関係に、少し似ているかもしれない。
〉〉〉単なる言葉のシャレだけでなく。
〉〉ええと。頭の中がウサギだらけになっていたので、話の展開について行けませんが。
〉 ええと、私の頭の中では、話が、展開していた、らしい。
〉 なぜなら、私は、海にも、「うさぎ」がいることを知らなかったから。

海にもウサギがいるんですか。へえ。
月にいるのは知っているんですけど。

海には牛やら馬やら豚やらウサギやら猫やらネズミやら、いろいろいますよね。

〉〉私はマナティーとかジュゴンが好きです。
〉 生物学的に、アメフラシと、ウミウシの関係に似ているのでしょうかね。

さあ。どうなんでしょう。
好きなだけで、詳しくはありません。

〉 カイギュウ目の世界は、ウサギ同様、種類が多くないのでしょうね。
〉 科や類の分岐の具合も、先細りや絶滅があって、似ているところがあるのでしょうか?

「ステラー海牛」が見たいなあ、と思っているのですよ。
どこかで生き残っていてくれると、いいのですが。

それではでは。


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2884. Re: 海兎と海牛と海鼠

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/12/23(22:32)

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こるもさんへ。

〉こう並べると、壮観ですね。
〉どれもこれも似たような、というと、その道のプロに怒られそうですが。

〉〉〉〉野うさぎと、穴ウサギの関係は、アメフラシと、ウミウシの関係に、少し似ているかもしれない。
〉〉〉〉単なる言葉のシャレだけでなく。
〉〉〉ええと。頭の中がウサギだらけになっていたので、話の展開について行けませんが。
〉〉 ええと、私の頭の中では、話が、展開していた、らしい。
〉〉 なぜなら、私は、海にも、「うさぎ」がいることを知らなかったから。

〉海にもウサギがいるんですか。へえ。
〉月にいるのは知っているんですけど。

〉海には牛やら馬やら豚やらウサギやら猫やらネズミやら、いろいろいますよね。

そうですね。
いろいろ、いますね。

一応、私が言い出した a sea hare だけ、アメフラシだと、強調しておきます。
a sea cucumber だけではなかった。

日本語だと、先に陸上の生物の名前を考案し、それに、海の生物の名前を類推するって、あまり、ないんじゃないかなあ。

あちらは、さすが、狩猟民族、といったら、いけないのかなあ。

〉〉〉私はマナティーとかジュゴンが好きです。
〉〉 生物学的に、アメフラシと、ウミウシの関係に似ているのでしょうかね。

〉さあ。どうなんでしょう。
〉好きなだけで、詳しくはありません。

こどもは、できないんじゃないか、と思われる。

〉〉 カイギュウ目の世界は、ウサギ同様、種類が多くないのでしょうね。
〉〉 科や類の分岐の具合も、先細りや絶滅があって、似ているところがあるのでしょうか?

〉「ステラー海牛」が見たいなあ、と思っているのですよ。
〉どこかで生き残っていてくれると、いいのですが。

詳しく知りませんが、ちょっと、無理なのでしょう。
生き残りを夢見ている人は、多いかもしれません。

〉それではでは。

この話題に付き合っていただいて、ありがとうございます。

          ただし、この話題は、このへんで、打ち止めにしましょう。


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2885. アメフラシとウミウシとナマコ

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/23(23:47)

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と、種明かししちゃうのもなんだか無粋ですが。

主観の新茶さん、こんばんは。

〉一応、私が言い出した a sea hare だけ、アメフラシだと、強調しておきます。

ウサギと言うよりは、カタツムリみたいですけどね。

〉a sea cucumber だけではなかった。

なんだか英語って、海の生物にはあまり興味なさそうですよね。

〉日本語だと、先に陸上の生物の名前を考案し、それに、海の生物の名前を類推するって、あまり、ないんじゃないかなあ。

〉あちらは、さすが、狩猟民族、といったら、いけないのかなあ。

おお。なるほど。
そういう考え方もありますよね。

〉〉「ステラー海牛」が見たいなあ、と思っているのですよ。
〉〉どこかで生き残っていてくれると、いいのですが。

〉詳しく知りませんが、ちょっと、無理なのでしょう。
〉生き残りを夢見ている人は、多いかもしれません。

人間って、罪深いですよねえ。

〉この話題に付き合っていただいて、ありがとうございます。

いえいえ、こちらこそ。楽しい話題を、ありがとうございました。

〉          ただし、この話題は、このへんで、打ち止めにしましょう。

そうですか。

最後にちょっとご紹介しておきます。
ウサギの語源についてです。
ご存じかもしれませんが。

[url:http://www.tirukuru.jp/pyon/word/gogen.html]

それではでは。


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2874. Re: ウサギ問題、最終項

お名前: 極楽トンボ
投稿日: 2008/12/21(04:04)

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こるもさん、こんばんは。

〉ウサギについていろいろ調べていくと、rabbitという名前の実はhareや、hareという名前なのに実はrabbitというのに出くわします。
〉ややこしい。ちょっとそういうのを、まとめてみました。

Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbit's Partyという絵本を図書館で借りたら、RabbitとHareが両方出てきたので、どこが両者を見分けるポイントなのか、少しわかりました。

1、Hareはとにかくrabbitより体長が倍以上ある。
2、Hareの足、とくに後ろ足ががっしりしている。カモシカのようである。これなら山の崖などもへっちゃらで登れそうです。

それでわたしは、カモシカの下半身を持ったウサギがHareであるという見解にいたりました。

Guess How Much I Love Youでは、どちらかといえばカンガルーにウサギの耳をつけた動物のように描かれています。

これでだいたいHareの見分けがつくことでしょう。こるもさんのあつめたHareの写真、鑑賞させていただきます。

〉○Jackrabbits  rabbitという名前ですが、hareです。アメリカの、平原に住んでいます。
〉ジャックウサギは、実は3種類あります。写真は、こんな感じ。
[url:http://www.desertusa.com/july96/du_rabbi.html]

ふ、ふ、ふ。ほらねー。足がしっかりしているでしょう。足がカモシカでしょう。これは迷う余地ありません。どう見てもHareです。

〉○belgian hare  hareという名前ですが、じつはrabbitです。体が大きく、ヨーロッパのbrown hareに似ているところから付けられたようです。確かに耳も、脚も長いかも。
[url:http://freespace.virgin.net/paul.threapleton/gallery.html]

あれ、これは紛らわしいこと!この後ろ足はどう見てもHareです。

〉○snowshoe rabbit. snowshoe hareともいいます。Hareです。寒いところ(カナダなど)に住んでいるので、耳は小さいです。雪深いところでも走りやすいよう、足が大きくなっています。日本名は、カンジキウサギ。写真は下の方にあります。
[url:http://www.pwcs.edu/Marshall/Snowshoe%20Hare.htm]

あれ、これはまた耳が小さい。足がカンジキのように大きいということは、平べったい足ということでしょうか。写真では足が隠れて見えません。残念。体も大きくなさそうです。

〉○cottontail rabbits  これは、正真正銘rabbitです。名前に偽り、ありません。名前の通り、しっぽがcotton ballのようになっています。Cottontailには、16種類あり、生息域はアメリカです。砂漠、沼地、湿原など、いろいろなところに住んでいます。Cottontailは、rabbitのくせに、巣穴を作りません。草むらでnestを作り、子育てもそこでします。ウサギのnestはformというそうです。
[url:http://www.pestproducts.com/cottontails.htm]

このへんは、ちっちゃくてかわいいから絶対にrabbitと決め付けたくなる写真ですね。いや、別にHareがかわいくないという意味ではありません。

〉あくまでもにわか仕込みなので、間違いもあるかと思います。ご容赦を。
〉調べれば調べるほど、ウサギの迷宮にはまりそうな気がしました。奥が深い。

わたしもウサギの絵本にはまりそうな気がします。

〉それにしても、ネズミの種類(rodentia)は、ほ乳類の中で一番多い(1702種類)というのに、近縁のウサギ目(lagomorpha)はわずか80種類しかいない、というのは面白い。

えー、これでも種類が少ない方なのー?

〉それでは、ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
こちらこそ、目一杯楽しませていただきました。

Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbitシリーズは全部で30冊あって、邦訳もあるようです。けっこうおもしろそうです。知らなかったけど、「時の旅人」の作者でもあります。

Little Grey Rabbitシリーズ、あんまり図書館に所蔵されていないみたい。あ、どうしよ、あ、どうしよ。こんなの集め始めたらますます英語の勉強から遠ざかってしまいそうです。

ついでに、先日話題にしたバーニンガムの描くウサギをお目に掛けます。
[url:http://www.amazon.co.jp/Aldo-Red-Fox-Picture-Books/dp/0099185016/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=english-books&qid=1229799588&sr=1-3]

これ、Rabbitっていってるけど、Rabbitに見えないよねー。この人の描くRabbitってみんなこんな感じです。


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2879. Re: ウサギ問題、最終項

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/21(16:42)

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極楽トンボさん、こんにちは。

〉Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbit's Partyという絵本を図書館で借りたら、RabbitとHareが両方出てきたので、どこが両者を見分けるポイントなのか、少しわかりました。

はあ。そうですか。

〉1、Hareはとにかくrabbitより体長が倍以上ある。
〉2、Hareの足、とくに後ろ足ががっしりしている。カモシカのようである。これなら山の崖などもへっちゃらで登れそうです。

〉それでわたしは、カモシカの下半身を持ったウサギがHareであるという見解にいたりました。

なるほど。

〉Guess How Much I Love Youでは、どちらかといえばカンガルーにウサギの耳をつけた動物のように描かれています。

あ、これ、読みました。
いいお話ですね。

〉これでだいたいHareの見分けがつくことでしょう。こるもさんのあつめたHareの写真、鑑賞させていただきます。

〉〉○Jackrabbits  rabbitという名前ですが、hareです。アメリカの、平原に住んでいます。
〉〉ジャックウサギは、実は3種類あります。写真は、こんな感じ。
〉〉[url:http://www.desertusa.com/july96/du_rabbi.html]

〉ふ、ふ、ふ。ほらねー。足がしっかりしているでしょう。足がカモシカでしょう。これは迷う余地ありません。どう見てもHareです。

じゃあ、どうしてrabbitって名前なんでしょうかね。

〉〉○belgian hare  hareという名前ですが、じつはrabbitです。体が大きく、ヨーロッパのbrown hareに似ているところから付けられたようです。確かに耳も、脚も長いかも。
〉〉[url:http://freespace.virgin.net/paul.threapleton/gallery.html]

〉あれ、これは紛らわしいこと!この後ろ足はどう見てもHareです。

えー。そうなんですか。

〉〉○snowshoe rabbit. snowshoe hareともいいます。Hareです。寒いところ(カナダなど)に住んでいるので、耳は小さいです。雪深いところでも走りやすいよう、足が大きくなっています。日本名は、カンジキウサギ。写真は下の方にあります。
〉〉[url:http://www.pwcs.edu/Marshall/Snowshoe%20Hare.htm]

〉あれ、これはまた耳が小さい。足がカンジキのように大きいということは、平べったい足ということでしょうか。写真では足が隠れて見えません。残念。体も大きくなさそうです。

大きさはねー。写真だけではなかなかわからないですね。

〉〉○cottontail rabbits  これは、正真正銘rabbitです。名前に偽り、ありません。名前の通り、しっぽがcotton ballのようになっています。Cottontailには、16種類あり、生息域はアメリカです。砂漠、沼地、湿原など、いろいろなところに住んでいます。Cottontailは、rabbitのくせに、巣穴を作りません。草むらでnestを作り、子育てもそこでします。ウサギのnestはformというそうです。
〉〉[url:http://www.pestproducts.com/cottontails.htm]

〉このへんは、ちっちゃくてかわいいから絶対にrabbitと決め付けたくなる写真ですね。いや、別にHareがかわいくないという意味ではありません。

そうですねえ。
あ、このページのピグミーラビットは、cottontailと書いてありますが、違います。(たぶん)

〉〉あくまでもにわか仕込みなので、間違いもあるかと思います。ご容赦を。
〉〉調べれば調べるほど、ウサギの迷宮にはまりそうな気がしました。奥が深い。

〉わたしもウサギの絵本にはまりそうな気がします。

どうぞどうぞ。どっぷりとはまってください。
そして絵本の会に乗り込んでください。
「ウサギ」と言えば「極楽トンボさん」と言われるようになったら、かっこいい。

〉〉それにしても、ネズミの種類(rodentia)は、ほ乳類の中で一番多い(1702種類)というのに、近縁のウサギ目(lagomorpha)はわずか80種類しかいない、というのは面白い。

〉えー、これでも種類が少ない方なのー?

だって、ゲッシ目は、桁が違いますよ?

〉Alison Uttley作、Margaret Tempest画のLittle Grey Rabbitシリーズは全部で30冊あって、邦訳もあるようです。けっこうおもしろそうです。知らなかったけど、「時の旅人」の作者でもあります。

〉Little Grey Rabbitシリーズ、あんまり図書館に所蔵されていないみたい。あ、どうしよ、あ、どうしよ。こんなの集め始めたらますます英語の勉強から遠ざかってしまいそうです。

英語の勉強されていたのですか?

〉ついでに、先日話題にしたバーニンガムの描くウサギをお目に掛けます。
[url:http://www.amazon.co.jp/Aldo-Red-Fox-Picture-Books/dp/0099185016/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=english-books&qid=1229799588&sr=1-3]

〉これ、Rabbitっていってるけど、Rabbitに見えないよねー。この人の描くRabbitってみんなこんな感じです。

区別して描く必要がなければ、区別しないのかもしれません。

それではでは。


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2881. Re: ウサギ問題、最終項

お名前: 主観の新茶
投稿日: 2008/12/22(00:12)

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極楽トンボさんたちへ。

新茶です。

また、関係なさそうな話題ですが。

因幡の白兎の話。
鳥取県ですね。

日本には、暖かい地方にいて、1年中、茶色いウサギと、冬は、保護色の白色に変化するウサギがいました。

古事記は、1年中茶色いウサギがいる地方の人達が、統治していた物語なのです。

この推測が正しいとすると、白いウサギは、茶色いウサギとは、別の種類だと思っていた、古代日本人もいたということになります。

同じ、ウサギ目ウサギ科ウサギ亜科ノウサギ類なのに。

もちろん、白いウサギの住む場所にいた古代日本人には、白いウサギは、珍しくも何もなかったのです。

色が違うだけで、同じウサギだと思っていた古代人もいると思われます。

以上のウサギの話は、もとより、北海道にいるウサギ目ナキウサギ科のエゾウサギと、奄美大島にいるウサギ目ウサギ科ムカシウサギ亜科のアマミノクロウサギを除外します。

ウサギは、昨今では、偽装肉に使われますが、古代人は、食べていたと思われます。
このウサギは、ワニ、つまり、さめを騙すわけですが、古事記のウサギは、なかなかに、自立精神を有するような気がします。
日本では、古代では、ウサギを飼育するということは、なかったと思われますが、これは、ウサギの自立精神というか、ノウサギhareは、生まれたときに開眼・歩行するなど、最初から、大人として自立していたからでしょう。

大人として自立という表現は、あまりに文学的で不正確かもしれませんが、家畜化には適さないのであって、逆に、アナウサギ類は、生まれたては、未熟で依存性が強く、その分、可塑性が大きいから、家畜化になじんだのでしょう。

私は、子供のころ、隣の家で飼っていたウサギを触っていましたが、もちろん、西洋アナウサギの末裔です。
ウサギは、病気など、意外に飼うのは、難しいような気がします。

ウサギ亜科の2種類のウサギの異同は、以上の論述から飛躍するように見えるかもしれませんが、環境による外形の差異が最重要というものではなく、太古からの分岐の歴史、生まれた直後に自立できるかなど生得的な生存条件の程度、生殖行動の内容、環境適応の状況、DNAの類似性などを総合して判断すべきだと、私なら、そのような観点から興味を持ちます。
しかし、それは、人それぞれでしょう。

今回の一連の投稿は、

酒井玲子さんという大学の教師の英語の本
古事記の原典
平凡社の大百科事典
などを参照しました。

ああ。これも、関係なさそうですが、古事記を見ると、「水」というのは、「淡水」を意味するのではないでしょうか。
「みづうみ」と「しおうみ」が区別されています。
また、万葉集には、「湯」、つまり、湯浴みや温泉のことに触れた記述があるようですが、日本人は、古代から、「湯」に関心を持ってきました。

関心を持てば、いい間違え、聞き間違えをしないような配慮があり、2つの概念は、似ても似つかない言葉に区別される。
西洋は、「湯」に「冷水」とまったく異なる概念としての、言葉の区別の必要性を感じなかったのでしょう。
しかし、狩猟民族の西洋人は、動物については、いい間違えのないよう、「去勢しないオス」「去勢したオス」「メス」「子供」などの区分をした概念が必要だったのです。
すべての動物についてでは、ありませんでしたが。

言葉は、必要性に応じて、考案されるものであるし、また、概念の切り取り方に、言語間で多少の齟齬があるのは、その環境等に照らし、むしろ、当たり前のことであるのです。

以上追記するにも、いろいろな文献を参照しているが、所詮は、私の意見にすぎないので、ほかの人がどのように思われようと、それは、かまいません。

                            それでは


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2880. 追記

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/21(23:54)

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ちょっと追記、と言うか、訂正、と言うか。

2860で、こう書いたのですが。

〉●rabbits(アナウサギ)
〉 穴を掘って、コロニーを形成し、集団で暮らします。子育ても、穴の中で行います。外敵から守られているので、生まれたときは裸で、目もあいていません。

これって、rabbit一般と言うよりは、いわゆるeuropean rabbit (Oryctolagus cuniculus)の特徴のような気がしてなりません。特にここ。
「穴を掘って、コロニーを形成し、集団で暮らします。」
世界に生息するrabbitを調べていくと、そもそも穴を掘らないのもいるし、穴を掘っても'warrens' と呼ばれるようなものではない場合も多い。集団で暮らすのもいれば、単独を好むのもいる。いろいろです。
自分で書いたのですが、ちょっと訂正しておきます。

european rabbitに関する小ネタ。

・現在の飼いウサギはすべて、european rabbit の改良種だそうです。

・european rabbit も、european hareも、もともとはイギリスにはいなかったようです。
12世紀頃に持ち込まれたらしい、とどこかに書いてありました。

〉●hares(ノウサギ)
〉 巣穴を掘らず、草むらなどでnestを作り、単独で生活します。アナウサギよりも捕食の危険が高いので、子どもは生まれたときから毛が生えそろい、目もあいています。またrabbitsよりも体が大きく、速く走ることができます。耳もrabbitsより大きい場合が多いようです。

haresの中にも、ちょっとした穴を掘ってそこに子供を産むやつもいるみたいです、なんだかは忘れましたが。
ユキウサギなんかは、寒さを防ぐために雪を掘ってその中にいることもあるらしいです。

ウサギの迷宮は深くて、私の手には負えないような気がしてきました。

今のところ、hareかrabbitかを見分ける一番の特徴は、生まれたばかりの赤ん坊の状態、ではないかな、と個人的には思っています。
毛が生えそろい、目が開いていたらhare、裸で、目もあいていなかったらrabbit。(例外もあるかもしれません)
もちろんrabbitあるいはhareの身体的特徴、習慣的特徴というのはあると思いますが。
でも、それに当てはまらないものも多いのだな、ということが、わかったような気がします。

あくまでも素人のにわか調査なので、間違っている可能性は高いです。
あまり信用しないでください。(ここまで書いておいて…)

それではでは。


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2882. 分類について

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/22(11:29)

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だんだんマニアックになっていきますが。

ウサギ科(Leporidae)の、分類についてです。
出典がwikiなので、あまり信用できないかもしれませんが。

・rabbit
 属         種
 Pentalagus   アマミノクロウサギ(Amami Rabbit)
 Bunolagus   Riverine Rabbit
 Nesolagus   Sumatran Striped Rabbit, Annamite Striped Rabbit
 Romerolagus  Volcano Rabbit
 Brachylagus  Pygmy Rabbit
 Sylvilagus   Cottontail Rabbit, etc..
 Oryctolagus  European Rabbit
 Poelagus    Bunyoro Rabbit

・hare
 属        種
 Lepus    European Hare, Jackrabbit, Arctic Hare, Snowshoe Hare,ニホンノウサギなど。
 ( Caprolagus and Pronolagusをhareとする場合もあり。)


これを見ると、hareと呼ばれるのはノウサギ属(Lepus)のみで、それ以外をrabbitと呼んでいるようです。

一般に私たちがrabbitと呼んでいる(飼いウサギにもなっている)european rabbitはアナウサギ属(Oryctolagus)で、一属一種です。
european rabbitはもともと、北アフリカと南ヨーロッパにしかいなかった。
それを人間があちこちに持ち込んで、世界中に広まってしまったウサギです。

それに比べると、ノウサギ属(Lepus)というのはたくさん種類があり、しかも世界中に生息しています。

同じrabbitという名前でも、属が違えば姿形も、習性も違うのは当然かもしれないな、と思います。


 

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2891. Rabbit, Jackrabbit & Giant Jackrabbit

お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2008/12/29(09:25)

------------------------------

こるもさん、
調査ごくろうさまです。

Jackrabbit について、
思い出したことを少し書いておきます。

米国の方言や話し言葉で書かれた文章の中で、
jackrabbit に何度かであったことがあります。
印象としては、
体が大きく、
性質が大胆で、
農作物への被害などもあるようです。
この単語を使っている人たちは、
愛玩用として jackrabbit を飼おうなどという気持ちは無いようです。
要するに、
rabbit とは別の生き物という感じです。
実質は hare と同じと言うか、
hare に相当する方言という感じがします。

米国南部などの平原には、
"giant jackrabbit" という巨大な動物が棲息しているという
伝説というか、
ほら話があります。
観光客用の絵はがきにもなっているらしく、
映画『ショーシャンクの空に』でも、
この絵はがきが出てきます。

以上、
自然科学的にはメチャクチャな話をしましたが、
多読を通して得た理解は、
こんなところです。

きょうからしばらく旅に出るので、
掲示板には書き込めない日が続きそうです。

Happy reading and a happy new year!


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2892. Re: Rabbit, Jackrabbit & Giant Jackrabbit(ちょっと追記)

お名前: こるも
投稿日: 2008/12/29(11:05)

------------------------------

Ryotasanさん、こんにちは。

〉こるもさん、
〉調査ごくろうさまです。

いえいえ。全くの趣味です。
興味のある方は、ほとんどいらっしゃらないのではないかと。

〉Jackrabbit について、
〉思い出したことを少し書いておきます。

〉米国の方言や話し言葉で書かれた文章の中で、
〉jackrabbit に何度かであったことがあります。
〉印象としては、
〉体が大きく、
〉性質が大胆で、
〉農作物への被害などもあるようです。
〉この単語を使っている人たちは、
〉愛玩用として jackrabbit を飼おうなどという気持ちは無いようです。
〉要するに、
〉rabbit とは別の生き物という感じです。
〉実質は hare と同じと言うか、
〉hare に相当する方言という感じがします。

なるほど。
確かにjackrabbitって、かわいくないですよね。

「シートン動物誌」(「動物記」ではありません)に、jackrabbitとcottontailについての詳しい記述がありました。
jackrabbitは大発生して農民を困らせていたようです。
農民たちはjackrabbitを囲い込み、撲殺を行いました。
何百(千かも)というウサギです。
シートンは見るに忍びなく、その現場には行かなかったみたいです

そういえば、jackrabbitは耳が異様に長いです。
その長さについて、シートンは「雨が降ったときに、耳を傘代わりにして、体毛を濡らさないためではないか?」
と、考察していました。
というのも、平原では、森の中に比べると物音に敏感である必要がないからだそうです。
ちょっと面白い考察ですよね。本当かどうかは?ですが。

あと、rabbitsは年に何度も繁殖するのですが、「ふしだら」と談じていました。
haresの方が「貞淑」で「より進化している」とも。
キリスト教の影響でしょうか。

〉米国南部などの平原には、
〉"giant jackrabbit" という巨大な動物が棲息しているという
〉伝説というか、
〉ほら話があります。
〉観光客用の絵はがきにもなっているらしく、
〉映画『ショーシャンクの空に』でも、
〉この絵はがきが出てきます。

giant jackrabbitって、面白いですね。
ひょっとして、ずーっと昔には存在していたのかもしれません。
ずーっと昔には、巨大カンガルー(3mとか?)が存在していたように。

〉以上、
〉自然科学的にはメチャクチャな話をしましたが、
〉多読を通して得た理解は、
〉こんなところです。

ええと。すみません。
今回、いろいろと調べちゃいましたが、純粋に興味があったので調べたのみです。
で、調べたら、書きたくなっちゃったんです。
Ryotasanさんの深い知識にわたしがかなうわけはありません。

〉きょうからしばらく旅に出るので、
〉掲示板には書き込めない日が続きそうです。

〉Happy reading and a happy new year!

ご旅行ですか。いいですね。
いいお年をお迎えください。
また来年も、よろしくお願いいたしますね。


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