【ねたばれ】R.B.McCammon "Boy's Life"トーク報告(2008タドキスト大会)

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/3(14:29)]

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[バレ] 2841. 【ねたばれ】R.B.McCammon "Boy's Life"トーク報告(2008タドキスト大会)

お名前: バナナ http://nanaobaba.blog60.fc2.com/
投稿日: 2008/12/12(00:30)

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Boy's Life トークについて

本投稿では「3.私の1ページ」から、ばりばりネタばれしています。
まだ読んでないかたは、注意してください。
念のため、ページ番号の後に改行をいっぱい入れておきます。

0.集合メンバ
飲み会にて、だれともなしに「やろうよ」との声が出て、
飲み会の席の片隅に、
・Ernieさん
・AMINOさん
・もつこさん
・みぃみぃさん
・のんたさん
・葉っぱさん
・バナナ
が集まりました。で、いざ、トーク。

1.みな読了?かというとそうではなく、
 3回読了:Ernieさん
 2回読了:AMINOさん、
 1回読了:もつこさん・みぃみぃさん・バナナ
 未読了 :葉っぱさん、のんださん
 という感じでしたが、読了/未読了関係なくトークはわいわいと
 もりあがりました。
 
2.AMAZON在庫切れ?
 実は、そのトークが始まってから、そばにいたリリー・ローズさんが
 「AMAZONで買おうとしたら、3週間かかるってなってたよ!
  何人か「Boy's Life」買って、在庫が切れたみたい。注文はしたけど、
  明日届くんだよねー。」
 と言っておりました。
 掲示板の力、おそるべし ですね。

 あわせて、「予告が遅いよー」との叫びがあちこちから。
 「3週間で560ページはきつい!」と。うーむ、たしかにそうですね。
 もつこさんも、「12/6前夜祭当日朝読み終わった」とおっしゃってま
 した。

 いや、実は読んだ人だけでほそぼそとやろうかと思っていたのです。こん
 なに参加いただくとは、思っておりませんでした。でも、こうやって、
 ひとつの本で多くの人とトークできるのは、楽しいですね。
 
 「予告を早く」との声に、語りたいことが山ほどあるAMINOさん
 (12/6の飲み会・二次会、翌日も私の一冊、その後の懇親会でも、
 ずーっと、この本の話をいろんな人にしてました)からは、「来年
 も「Boy's Life」トークでいこう!」との話も出てました。あるい
 は「Boy's Life・トーク・オフ会もいいね」と。もしかしたら、
 2009年に実現するかもしれません。

3.私の1ページ
 で、どのシーンが好きかという話になって、みなさん、がやがやとしゃ
 べり始めましたが、口火を切ったのがAMINOさんだったかな?

(1)225−227ページ(AMINOさん、他多数推薦)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・「主人公Coryの国語の先生Mrs.Nevilleが、がんで
  亡くなった」とCoryが知って、その夜、夢でCoryは
  Mrs.Nevilleとの会話を思い出します(あるいは、現実に
  はなかった出来事かもしれません)。
  ここでの先生の言ったことに、皆、こころ打たれたようです。
  
  Boys want to hurry up and be men, and then comes a day they
  wish they could be boys again, But I'll tell you a secret,
  Cory. Want to hear it?
  
  No one ever grows up.
  
  They may look grown-up. but it's a disguise.
  It'sjust the clay of time. Men and women are still children
  deep in their hearts. They still would like to jump and play,
  but that heavy clay won't let them. They'd like to shake off
  every chain the world' put on them, take off their watches
  and neckties and Sunday shoes and return naked to the
  swimming hole, if just for one day
  
  さらにその後、Coryに「全てを覚えておきなさい。他の人は忘れ
  てしまうことも覚えておき、それを書きなさい。皆は人生のすばらし
  い出来事をただ通り過ぎてしまうだけだが、あなたは深く見ることが
  でき、そうすれば千ものLifetimeを生きることができる。書けば見
  知らぬ人にそれを伝えることができる」(バナナ意訳)と言います。
  
  AMINOさんは、このページがこの本のポイントだ!と強くおっし
  ゃっておりました。
  
  
 ・実は、のんたさんが、「まだ10ページくらいしか読んでない」と言
  っていたのを聞いてバナナとAMINOさんで「このね、225ペー
  ジ、とってもいいから、今この場で読んで」と迫って、のんたさんに
  「ここ読め」攻撃をしておりました。やさしいのんたさんは、
  ちゃんと読んで、すこしほろっとなっておりました。(ありがとう、
  のんたさん)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(2)252ページ(バナナ推薦:他推薦少なし)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・Coryが友達と林でキャンプをした夜、事件があり、一人だけはぐ
  れてしまいます。朝、林を抜けたところに池があって、16歳の
  Chile(女性)が服を脱いで泳いでいるところに出くわします。
  Cory(11歳)は、年上のこのChileに恋心を抱くのですが。
 ・「なぜか、このシーン、こころ打つよね」とバナナさんが言ったところ、
  「男は、しょうがないねー」「男は単純だねー」云々との意見が続出で
  したね。
 ・まあ、だれがなんと言おうが「いいものは、いい」と思うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(3)1−4ページ(AMINOさん)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・いわゆる前書きですね。
 ・AMINOさんは、「ここがいい。泣いた」と。
 ・「それは泣くのが早いだろう。早すぎるだろう。全部で560ページも
  あるんだよ」という、冷静なツッコミもありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(4)0ページ(みぃみぃさん)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・感激したシーン、というのとはちょっと違いますが、みぃみぃさんから
  こんな指摘がありました。
 ・表紙をめくって、ISBNが書いてるページ後にちょっとした「詩?
  短文」が書いてあるページがあります。 We ran like young wild
  furies.から始まるやつです。
 ・「1回本を読み終わってから、ここをもう一度読むとね、すごいことに
  気がつくよ」と。
 ・で、私も読んでみたのですが。「えええええーっ!」となりました
  (まあ、そんなに驚くほどのことでもないのですが)。全然気がつか
  なかったです。
 ・分からない方は、見てみてください
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(5)どのページとは言わないですが、映画的なシーンが多いとの話も
  ありました
 ・いっぱいありますよね。映像が目に浮かぶところ。
 ・ただ「素裸で町徘徊する男」(名前忘れました)がおり、「さすがに
  彼のシーンは映画にはできないよね」と。
 ・「いや、あの男は、実はいろいろ重要な役割を果たしているんだよ」と
  AMINOさん。
  (その後は、聞き漏らしてしまいました、すみません)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(6)162ページ以降 野球少年Nemo(葉っぱさん他)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・Nemoが登場するシーン、ケンカのときにNemoがボールをつかむ
  シーン、Nemoがお別れの時にボールを空に投げるシーン。いろいろ
  いいよねと。
 ・そうそうこれは、オフが終わってから知ったのですが、Nemoの
  独特の発音(sがthになってしまう)は「lisp」(舌足らずに発音
  することらしい)というんだそうですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4.補足
 ・翌日、大会にて自己紹介タイム「私の一冊」があったときに、この本を
  挙げた人が数名いて、結局「私の一冊」ではなく「私の(Boy's Life 
  の)1ページ」紹介をしてました。
 ・「私の1ページ」という言葉には、そういう背景があり、ここでも
  これを使いました。
 ・AMINOさんのこの本へのほれ込み具合はすごかったですね。大会
  2日間中しゃべってたんじゃないでしょうか?
 ・飲み会では多分1時間程度トークをしたでしょうか?でも、みなさん
  まだ語れる感じのように思いました。この本限定のオフ会っていうの
  も充分成立しそうだなと思っております。

5.「この本は、人それぞれ、好きなシーンが違ってて、おもしろい!」

 ・僕が思い出すのはこんなとこです。それぞればらばらに話してたりし
  ていて、僕が聞いていたのは全体のトークの3,4割かな?と思いま
  すので、いっぱい漏れてるとは思いますが、まあ、そういうことで。
 ・トークに参加した人も、本は読んでるけど大会には凝れなかった方も、
  私の1ページとか薀蓄的なこととか、他の人は気がついてないだろう
  ことなど、あれば、どんどん追加して言っていただければ、幸いです。
  この本はとてもいい本で大好きな本なので、物理的に集まれる/集ま
  れないの限界を超えて、いろんな人とお話したいです。
 
 ・Ernieさんはこう言っていました。
  「この本は、人それぞれ、好きなシーンが違って、おもしろい!」
 
ではでは ではでは


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[バレ] 2844. Re: 【ねたばれ】R.B.McCammon

お名前: みぃみぃ http://nekoshand.air-nifty.com/tadokisutomimi/
投稿日: 2008/12/12(11:15)

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みぃみぃです。
バナナさんの号令で、タドキスト大会でBoy's Lifeトークをすることに
なり、慌てて3週間で読み切ったひとりです(笑)
多読には「頑張る」という言葉は似合いませんが、今回は頑張って
そして頑張った甲斐があった1冊になりました。

皆さんとお話をして、同じ本を読んだのにそれぞれ印象に残った場面
や感動した場面が違うということを発見して興味深かったです。
自分の少年・少女時代と重ね合わせて不思議な世界を、Coryとその
親友たちと旅をして来た様なそんな感じでした。

この本は、ミステリでもあり、ファンタジーでもあり、ホラーでもあり
そして、ひとりの少年の成長記でもあるので、読む人によって読みやすさ
にもものすごくばらつきがあると思います。
でも、だからこそ誰もがどこかに共感できるポイントを見つけることが
できるのでは、と思っているので、タドキスト大会の報告やこのスレッド
を見て、面白そうだなぁと思った方は、一度手に取ってみることを
オススメします。

タドキスト大会でのBoy's Lifeトークを企画してくれたバナナさん。
短い告知期間だったにも関らず、読了して参加して下さった皆さんを
含めて、トークに参加して下さったタドキストの皆さん。
バナナさん、AMINOさんの「ここ読んで!」攻撃に思いっきり乗っかって
くれた皆さん。
そして、この異様な盛り上がりをあたたかく見守ってくれた大会参加者の
皆さん、ありがとうございました。

この後ネタバレになります。
ご注意下さい。
































私の心に残ったシーン

☆p.232 息子Coryの部屋での父親との会話。

Coryがコンテストに出す文章を書き終え、父親に見せ、それを読み終わった
父親が、自分の子供時代の父親(Coryの祖父)との関係を語るシーン。
本当の自分と親が求める自分とのギャップに苦しんだ自分の体験とダブり
号泣してしまいました・・・

☆p.362 Carlに愛犬Rebelをゆずるシーン。

愛犬RebelとCoryの本当のさよならのシーンです。
後に訪れる親友との別れとも繋がる、とても切ない場面でした。

☆p.131から始まるLast Day of Schoolは、実際の話なのかファンタジー
なのかがかなり曖昧で、戸惑いました。
ただ、文章から描く世界はLast Day of Schoolという言葉とのシンクロが
あまりにも美しくて感動しました。

☆p.477から始まる学校のシーンで、先生にとんでもないいたずら(?)
をしかけた(と思われる)天才Demonの大人になってからの就職先は
ふふ〜ん♪とひとりにやけてしまいました(笑)

実は、最初に書いたCoryと父親のシーンがどのページなのかわからなく
なってしまい、1日目の懇親会の後必死で探したんです。
で、ふと最初のページにポエムのようなものがあるのを発見。
読んでびっくりでした。
最後まで読み終わって、もう一度読むとまた感じ方が変わるかも。

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[バレ] 2847. Re: 【ねたばれ】R.B.McCammon

お名前: Ernie
投稿日: 2008/12/14(01:13)

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Ernieです。
バナナさん、Boy's Lifeトーク報告、ありがとうございました。
ここまでまとめるだけでも結構大変だったのではないでしょうか?
でも、一方できっとさぞかし楽しかったことと思いますが・・・(笑)

さて、当然、私もねたバレしまくり!な上、全然改行しませんので充分にご注意下さい。

バナナさんの報告にそって補足や私の感想を勝手に書かせて頂きます。

〉0.集合メンバ
〉飲み会にて、だれともなしに「やろうよ」との声が出て、

だれともなし、ではなくて、これは間違いなくAMINOさんからの一声だった気がします。
カラオケ終了後、一部屋に全員が揃うやいなや待ちきれない、とばかりに急かされた気が(笑)

〉飲み会の席の片隅に、
〉・Ernieさん
〉・AMINOさん
〉・もつこさん
〉・みぃみぃさん
〉・のんたさん
〉・葉っぱさん
〉・バナナ
〉が集まりました。で、いざ、トーク。

〉 いや、実は読んだ人だけでほそぼそとやろうかと思っていたのです。こん
〉 なに参加いただくとは、思っておりませんでした。でも、こうやって、
〉 ひとつの本で多くの人とトークできるのは、楽しいですね。

ここは大いに同感!です。
特に以前の湯煙オフで同様の企画があって大盛り上がりしているのを
横目で羨ましく見ていた一人としては、より嬉しかったです(!?)
 
〉 も「Boy's Life」トークでいこう!」との話も出てました。あるい
〉 は「Boy's Life・トーク・オフ会もいいね」と。もしかしたら、
〉 2009年に実現するかもしれません。

個人的には「もしかしたら」ではなく、かなり確実だと思っています。
2日目にもまた皆でお勧めしたようなかたちになってしまったので
更にたくさんの方から、読んでみたい、必ず読むからまたやって、
という声を頂きました。

〉3.私の1ページ

〉(1)225−227ページ(AMINOさん、他多数推薦)
〉  
〉  AMINOさんは、このページがこの本のポイントだ!と強くおっし
〉  ゃっておりました。

私もここは大好きです〜♪

〉(2)252ページ(バナナ推薦:他推薦少なし)
〉 ・「なぜか、このシーン、こころ打つよね」とバナナさんが言ったところ、
〉  「男は、しょうがないねー」「男は単純だねー」云々との意見が続出で
〉  したね。
〉 ・まあ、だれがなんと言おうが「いいものは、いい」と思うのです。

バナナさんのようにイチオシ、とまでは言えませんが(笑)
でもCoryの気持ちは分かるし
「初恋」そのものに対する憧れ的要素がいっぱいつまった美しいシーンですよね。
とはいえ、これはやっぱり男性のほうが同感できるのではないでしょうか(笑)
 
〉(3)1−4ページ(AMINOさん)

私は泣きはしませんが、AMINOさんが言いたいことは分かります。
何を感じるのか、とか。

〉(4)0ページ(みぃみぃさん)

みぃみぃさんもバナナさんも書いてますが
ここは全部読了してから読み直すとじーんとしますよね〜!

〉 ・Ernieさんはこう言っていました。
〉  「この本は、人それぞれ、好きなシーンが違って、おもしろい!」

更に付け加えさせていただくと
「読むたびに感動する場所・感じることが違って、それがまた素晴らしい!」です。

私は既に2度読んでいたのですが、1度目と2度目で涙腺が緩んだところが違いました。
今回オフ会に向けて再度かなり丁寧に読みこんだのですが
先の展開を知っているのに、やっぱり読むのが楽しかった!

みぃみぃさんも書いていますが
ミステリーでもあり、ファンタジーでもあり、ホラー的要素もあり、青春小説でもあり
でも核となるのは少年の成長物語、というところでしょうか。

様々なエピソードがパッチワークのようにそれぞれ一つの模様を描き、
その一つの模様だけでも充分にキレイなのですが
それが一つのシーズン、そして一冊を読み終わると
更に美しい作品として完成する、というところもまた私の好みなのです。

私は、とても決められないから、との理由で
私の一頁を紹介しなかったのですが、
序章とCoryの少年時代ばかりがフィーチャーされているので
この場を借りて私の涙腺がゆるんだ別の場所をご紹介しておきます。

P572-575
初読の時は、少年時代のCoryにどっぷりハマっていたので
最終章は蛇足な気がしたくらいなのですが
再読した時にはたまりませんでした!
特にP572-575は3度目でも目頭が熱くなりました。
Girl's Lifeのくだりや、"You know what I call."の前後やDadとの会話や・・・。

あと、最後の最後、Acknowledgmentsも楽しいです!
私には半分も分かりませんが、でも、McCAMMONがこの本を書いた原点がすごくよく伝わってきますし、
私でも分かる部分ではニヤニヤしてしまいます。

という訳で、あれだけ語ったのに実はまだまだ話し足りなかったことが
自分でこれを書いていて判明しました(苦笑)
でも書いていると本当にキリがないので今回はこれくらいにさせて頂きます。

皆さんもどうぞ Happy "Boy's Life" Reading を♪


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[バレ] 2854. Re: 【ねたばれ】R.B.McCammon

お名前: AMINO
投稿日: 2008/12/15(18:54)

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バナナさんの号令に思い立ってBoy's Lifeを再読し、
大会当日に何とか読み終えたAMINOです。

バナナさんには今回このような楽しい企画を考えていただいてありがたかったです。
とても楽しませてもらいました。(ちょっとハシャギすぎ?)
そして、再読して良かったです。
1度目とは違ったところでも随分感動し、前には気が付かなかったことにも気付けたし。
良い本は何度読んでも楽しめますねえ。

さて、ネタバレトークで自分の事を書こうと思ったらすでにバナナさんから随分紹介されていました。(笑)
(ですのでこのあたりはここでは省きますね)

でも、皆さんが気に入っている所って自分もやっぱり好きで
言われてみれば「うんうん、そこもいいねえ。」という場面が多々ありました。

バナナさんが好きな場面、Coryが少女Chilleと出会あうところもそう。
男性ならば皆心を奪われるでしょうね。

1回目に読んだ時はそうでもなかったんだけど
再読ではErnieさんの好きな最終章がとても素敵に感じました。
「Boy's LifeはGirl's Lifeでもある!」だよね。Ernieさん。

みぃみぃさんに教えられてタイトル前のページの詩を読みなおすとびっくり!
教えてもらってよかった〜。

大勢でこうして1つの本について語るのってなかなか機会がないですよね(洋書でも和書でも)
今回それにふさわしい本を紹介してくださったバナナさん、Ernieさん本当にありがとう。

「第1回、Boy's Lifeオフ」をいつかやりましょう。


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[バレ] 2855. Re: 【ねたばれ】R.B.McCammon

お名前: プリン http://purinbooks.at.webry.info/
投稿日: 2008/12/16(20:32)

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みなさん、こんにちは。
プリンです。

みぃみぃさんから“Boy's Life”が課題図書だよ〜という話を聞いて、いいきっかけだと未読の山から引っ張り出して読んだのが6月ぐらい。
読んでから半年弱たつので、記憶がおぼろげで、皆さんのネタバレトークを読んで、お〜! そうだった、そうだった、この部分もよかったよねぇ、ああ、こういうこともあったなぁなんて懐かしく、本を引っ張り出して記憶をたどっておりました。

〉(1)225−227ページ(AMINOさん、他多数推薦)
〉 ・「主人公Coryの国語の先生Mrs.Nevilleが、がんで
〉  亡くなった」とCoryが知って、その夜、夢でCoryは
〉  Mrs.Nevilleとの会話を思い出します(あるいは、現実に
〉  はなかった出来事かもしれません)。
〉  ここでの先生の言ったことに、皆、こころ打たれたようです。
〉  
〉  AMINOさんは、このページがこの本のポイントだ!と強くおっし
〉  ゃっておりました。

私もここはこの本のポイントだと思います。

思わずうるうるしてしまったのもここ。
この先生の言葉は、とってもとっても大人になってしまった私たちの心に切なく響く言葉だと思いました。
多くの皆さんがこの部分がお勧めというのを聞いて、皆さん同じように感じているだなぁって思うとなんだかうれしくなりました。

〉(2)252ページ(バナナ推薦:他推薦少なし)
〉 ・Coryが友達と林でキャンプをした夜、事件があり、一人だけはぐ
〉  れてしまいます。朝、林を抜けたところに池があって、16歳の
〉  Chile(女性)が服を脱いで泳いでいるところに出くわします。
〉  Cory(11歳)は、年上のこのChileに恋心を抱くのですが。
〉 ・「なぜか、このシーン、こころ打つよね」とバナナさんが言ったところ、
〉  「男は、しょうがないねー」「男は単純だねー」云々との意見が続出で
〉  したね。
〉 ・まあ、だれがなんと言おうが「いいものは、いい」と思うのです。

この部分は、男の人と女の人では感じ方が違うのかなと思いますが、
私は思春期前のCoryと一緒にドキドキしながら読みました。男の子ってかわいいなぁなんて思いながら……。
まあ、おばちゃんだからというのもあるんですが。

〉(3)1−4ページ(AMINOさん)
〉 ・いわゆる前書きですね。
〉 ・AMINOさんは、「ここがいい。泣いた」と。
〉 ・「それは泣くのが早いだろう。早すぎるだろう。全部で560ページも
〉  あるんだよ」という、冷静なツッコミもありました。

わかる気もします。この辺りからもう既に物語りに引き込まれますから。
でも、泣くのは早いかも。

〉(4)0ページ(みぃみぃさん)
〉 ・感激したシーン、というのとはちょっと違いますが、みぃみぃさんから
〉  こんな指摘がありました。
〉 ・表紙をめくって、ISBNが書いてるページ後にちょっとした「詩?
〉  短文」が書いてあるページがあります。 We ran like young wild
〉  furies.から始まるやつです。
〉 ・「1回本を読み終わってから、ここをもう一度読むとね、すごいことに
〉  気がつくよ」と。
〉 ・で、私も読んでみたのですが。「えええええーっ!」となりました
〉  (まあ、そんなに驚くほどのことでもないのですが)。全然気がつか
〉  なかったです。
〉 ・分からない方は、見てみてください

私も、気づきませんでした。
で、読んで見ました。
なるほど〜と思いました。

〉(5)どのページとは言わないですが、映画的なシーンが多いとの話も
〉  ありました
〉 ・いっぱいありますよね。映像が目に浮かぶところ。
〉 ・ただ「素裸で町徘徊する男」(名前忘れました)がおり、「さすがに
〉  彼のシーンは映画にはできないよね」と。
〉 ・「いや、あの男は、実はいろいろ重要な役割を果たしているんだよ」と
〉  AMINOさん。
〉  (その後は、聞き漏らしてしまいました、すみません)

子どもの心を持つ、というか、大人になりきれなかったMr.Vernonですね。
とっても気になるキャラクターでした。

〉(6)162ページ以降 野球少年Nemo(葉っぱさん他)

このNemo少年はその後、どうなったのでしょうか(書いてあったっけ?)。

ほかにもThe Ladyも印象的ですし、そして大好きなのは、最後の章にも出てくるMr.Lightfootなんですね。

すきな場面、印象的な場面もまだたくさんあります。
Coryと友達の永久の別れをする部分とか……。

私が最も涙したのは、Ernieさんも書いていらっしゃった最終章です。この章を読んで、Coryの11歳から12歳にかけてのBoy's Lifeそして、その年に起こったいろいろなこと、町の人たちのことすべてが最終章のCoryが感じた思いと同化して、泣けてしまったのでした。

ところで、話は違いますが、今、Kingの“IT”を読んでいます。
“Boy's Life”のCoryとおなじ年代の子どもたちが主人公。その中でBillという子の特別な自転車が登場するんですね。
Coryの自転車はRocket、Billの自転車はSilver、ということで、
その共通点に、男の子にとって、自転車って特別なものなのかしらと思ってしまったのでした。

このBoy's Life、好きな場面を強いて挙げましたが、どの話もとても好きで、その一つ一つを語り出すときりがないかも、なんて思います。
皆さん、好きな場面がそれぞれに違ってもおかしくないなぁ、そう思えるぐらいどの場面もステキでとても充実した1冊なんだなぁと改めて思ったのでした。

なんだかまとまらなくなりましたが、トークのお裾分けをいただいけてとてもHappyなプリンでした。ありがとうございました。
では。


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[バレ] 2895. Re: 【ねたばれ】R.B.McCammon "Boy's Life"トーク報告(2008タドキスト大会)

お名前: もつこ
投稿日: 2008/12/31(05:43)

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バナナさん、みなさんこんにちは。もつこです。
大会からずいぶん時間がたってしまったので投稿を迷ってましたが、
やっぱり今年最後のかけこみ投稿します!

私が一番好きだったシーン。
やっぱり亡くなった先生との人生について語るところ、でしょうか。。
それから全体的に、夢とも現実とも境のないような、少年の世界全体、です。
子どもの頃の気持ちって大人になると忘れてしまうけど、多読をしているといろいろ子どもの世界にもどれることが多くて、それも魅力のひとつだと思っています。

あと個人的に、とってもつぼにはまってお気に入りだったのが、
あの何でも直し屋さんのおじいさん。」動きもしゃべりかたもゆーっくりでふつうの人の倍くらいゆっくりで1行に5ワードくらいしかないのに(最初は編集上のミスかなにかかと思ったくらい間があいてる)、機械を前にするとしゃきっとして、別人みたいに目を輝かせて意気揚々と機械いじりをするのがすてき!
あの爆弾騒動もはらはらどきどき、しましたよね。
でもかっこいい!
最後の最後にこのおじいちゃんがでてきたのも、懐かしい人に会えた気がして
すっごく嬉しかったです。

あわてて読んだので、2回目読むとまた違った気持ちで読めると思うので、来年もこの本を課題図書にしてもいいですよー!
もちろん別の本でもいいですが、何か1冊、読んだ人がネタバレトークする機会がもてれば、よりいっそうタドキスト大会が楽しみになりますね。

ということで来年もまたどうぞ皆様よろしくおねがいしまーす!!


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