Re: はじめまして

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/18(16:28)]

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2425. Re: はじめまして

お名前: しお
投稿日: 2002/6/8(17:47)

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はじめまして、しおです。

〉先日は講演会に出席させていただき、ありがとうございました。先生方の発言に啓発されると同時に、手探りで行っている多読授業の改善ポイントをいくつも見つけることができました。当日、文学作品とgraded readersをいかに結びつけるべきか質問させていただいた関西私大の教員です。

〉翌日の授業で早速、多読クラブ結成の呼びかけを学生たちに行ったところ、放課後ゼミ生を中心に学生が20〜30人程度集まってくれることになりました。学生からは1500円程度徴収し、研究室にささやかながらライブラリーを作っていく予定です。高校生、卒業生、社会人などが地位や身分の関係なく、夕方大学にぞろぞろと集まってくるそんな自発的で知的な会にしていきたいと考えています。

「高校生、卒業生、社会人などが地位や身分の関係なく、夕方大学にぞろぞろと集まってくる自発的な会」って
素敵ですね。こんな多読クラブが私が大学生の頃あったら、いや近所にあったら、と思います。
大学の授業で覚えていることといえば、ネイテイブの講師の方の授業(英語オンリー)が一年間全然分からなくて悲しかったことと
教養の英語の先生(日本人)がとても厳しい方で、私は好きだったのですが、君たちの答案を採点し続けていると、
あまりに間違いが多すぎて自分の英語まで影響されておかしくなってしまう、と話しておられたことでした。要するに、
授業でほとんど何も身に付かなかったということです。(話が少し脱線してすみません)
多読授業を実践しておられる先生方が各地におられることを想像すると、とても明るい気持ちになります。
生徒さんたちも効果を実感できて嬉しいことだろうなと思います。


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2428. Re: はじめまして

お名前: ハムレット=オムレット
投稿日: 2002/6/8(20:03)

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しおさん、はじめまして。

掲示板って返事があるとうれしいもんですね。ありがとうございます。

しおさんが教わった大学教師像は、すこし前までの私の姿です。なにも彼らを批判できるような要素はありません。

ただ、私が所属している文学部の英文科は難しい英語が読めるようにするというのが建前でして、以前は最初から難しい英語を読ませて英語嫌いを大量生産してきたわけです。私はそのことに良心の呵責を感じておりまして、たまたま多読の効用を説いた酒井先生の著作やSEGのHPなどを通して、文学教育に多読がいかせないかと試行錯誤を繰り返しているというのが現状です。

唯一、私にとって幸いなのは、文学部だけあって本を読むのが好きな学生がほかの学部や大学にくらべて若干多いことです。一例ですが、3年生のゼミで課題として一週間に最低一冊graded readersを読んでくることを条件にしていたら、面白くてやめられなくなり、この3ヶ月でもうすぐ1000ページに到達しようとしている学生が数名出てきています。彼らが革命を起こしてくれないかと、内心期待しているところです。

卒業生でも貿易事務などをやっている学生がいるのですが、彼らも職場で英語ができなくてこまっているようです。先日、就職後の報告会を兼ねて卒業生のゼミコンをやったのですが、卒業したのに、「先生、今からでも英語勉強できませんかね」などという恥ずかしい話をしておりました。そこで、ふたたび私の良心の呵責がズキズキと・・・。今は彼らを土曜日の夜にでも引っ張りだして、あらためて多読により英語をいっぱい吸収させてやろうと考えています。おそらく在学生も彼らの苦労話を聞いたら、本気で勉強するようになると思いますし。相乗効果が期待できます。

やばい、また長文になってしまった。ごめんなさいね。


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