Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/5/8(03:25)]

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[喜] 922. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: まりあ@SSS http://buhimaman.at.webry.info/
投稿日: 2007/4/15(00:07)

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パピイさん、やりましたね! まりあ@SSSです。

〉昨年のタドキスト大会での多大な影響で、今年になってからヒストリカルロマンスを読むようになりました。
〉題して
〉「大人のための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本」
〉 サブタイトル「パピイのPBロマンス本 100万語通過報告」です。

   あのときの冗談がついに現実に! それにしても
   11冊はすごい("-")

〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉多読を楽しく続けるには面白い本を選ぶことが一番ですが、ロマンス本がこれにあたるとは予想だにしませんでした。
〉和書、翻訳でなら絶対と言っていいほど読まない分野の本ですが、洋書となると話は別のようです。
〉どうして、面白いと感じたのか、ちょっと考えてみました。

〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

   登場人物の数は、読みやすさと重大な関連がありますね。
   とくに、少しずつしか読む時間がない場合には、
   「この人なんだっけ?」がなくなって続けやすい("-")

〉ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
〉きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
〉ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

   私は最近、世界ツアーに出かけたティーンアイドルが経験する
   様々な出来事を綴った、完全ミーハー知性0というシリーズを
   読んだのですが(まもなく書評します)、「読んでいて知性を
   使わない英語は、知らない単語を苦痛なく飛ばせる」法則を
   発見しました!
 
   児童書って、最近日本で出る大人の本などよりよほど人間性の
   奥深いところを描いていたり、第一に、「アメリカ・イギリスの
   子供がこれを読めるのよね」という意識があって、「飛ばさなくては
   いけない自分」に、無意識の敗北感みたいなものがあるんじゃないか
   と思いはじめて...
   

〉そうそう、大事なことを忘れていました。
〉私は、GRの古典で、ジェーン・オースティン他を相当読んでおり、ヒストリカルの用語でもGRレベルなら
〉ほとんどわかります。また、久子さんの「ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ」投稿を読んで、事前に専門用語を
〉知っていたことが役に立ったことも付け加えておきます。

   最近発見したLady Grace Mysteries(これもこれから書評頑張ります)
   ヒストリカルの準備に良いと思います。

   ヒストリカルは要するに『大奥物語』みたいなものだから、
   御台様・お部屋様・上臈・中臈...といった用語が出てきますが、
   このシリーズでは女王の侍女・貴族の侍女その他諸々の階級名
   なんかが覚えられます。

   GRや児童書のレベル6まで読めても、一般的なペーパーバックまで
   まだ少し狭間があります。ここを埋めるのにちょうど良いものと
   いうと、ロマンスや、ミステリだったらコージーミステリとか
   女性向きとされているものが圧倒的。ちょっと女性有利なのが
   現状かと思います。
   男性陣も思い切って飛び込んで、パピイさんに続いて貰うと、あと
   半年後にはペーパーバックリーダー大増殖となるでしょう。
   なにブックカバーさえあれば、通勤電車の隣の人に覗かれても
   大丈夫ですよ(笑)

   Happy Reading!


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925. Re: 横レス:Lady Grace & historical fiction

お名前: 柊
投稿日: 2007/4/15(17:41)

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 パピイさん、失礼します。まりあさん、こんにちは。

〉   最近発見したLady Grace Mysteries(これもこれから書評頑張ります)
〉   ヒストリカルの準備に良いと思います。

 確か、第一巻の書評を挙げました(すいません、でも投げました)。最後のところにそれこそ侍女とかそういう単語の説明がついていましたね。古風な綴りをわざと使って、雰囲気を出していたのは覚えています。

〉   ヒストリカルは要するに『大奥物語』みたいなものだから、
〉   御台様・お部屋様・上臈・中臈...といった用語が出てきますが、
〉   このシリーズでは女王の侍女・貴族の侍女その他諸々の階級名
〉   なんかが覚えられます。

 Carolyn MeyerのYoung Royalsみたいな児童書で、結構ちゃんと書いてあるものを読むといいですよね。呼びかけにLadyと使われて怒る人がいるとは思わなかったです。

 ところで、Lady Graceって時代的にはどの辺りなんでしょう。ウィリアム・セシルがまだバーリー男爵じゃなかったし、レディ・ジェインのことも自分で知っていて覚えている様子でしたが、表紙の絵はアルマダ・ポートレイトですよね?(時代がわかる前に投げました)
 Lady Graceの名字はキャベンディッシュでしたが、キャベンディッシュというと、エリザベス1世の親戚にそういう名前の人がいました。結構凝っていますね。

 あの辺りでYLが低そうなのというと、他にはNine days a QueenというAnn Rinaldi作のものがありますね。あれは、最初から現代っ子の口調で本当に歴史物かと思いましたが、参考文献は結構ちゃんとしてました。

 散々歴史物を読んでいますが、Maids of hounorとLadies in waitingの違いが今ひとつわかりません。階級か年齢とにらんでいますが。
 しかし、女官と侍女の違いもわかりませんから、何となくわかっていれば、そういうものでいいんでしょうね。水戸黄門がなぜ黄門か、なぜか私は知っていますが、知らなくても問題ないですし。


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927. Re: おとなのための世界史クラブ 〜 男性だってロマンス本

お名前: パピイ
投稿日: 2007/4/16(20:36)

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まりあさん、こんばんは。

〉パピイさん、やりましたね! まりあ@SSSです。

ええ、例の冗談が現実のものとなってしまいました。
私はやはり、流されやすい性格なのでしょうか(笑)

〉〉■ (ヒストリカル)ロマンス本の面白さ
〉〉えーっな展開から始まるという理由もありますが、登場人物が少なく設定がわかりやすいのも理由のひとつですね。

〉   登場人物の数は、読みやすさと重大な関連がありますね。
〉   とくに、少しずつしか読む時間がない場合には、
〉   「この人なんだっけ?」がなくなって続けやすい("-")

ほんとうにそのとおりです。
シリーズ物になると、読むのがぐっと楽になりますね。

〉〉ですから、知らない単語がいくつもあっても、流れに乗れれば、どんどん読み進め、「飛ばしている」感じがあまりなく、
〉〉きちんと読んでいるような気になってきます。(どなたかの報告にも同じ感想がありましたよね)その結果、
〉〉ディテールまで結構わかり、それがとってもうれしいし、楽しく読めています。

〉   私は最近、世界ツアーに出かけたティーンアイドルが経験する
〉   様々な出来事を綴った、完全ミーハー知性0というシリーズを
〉   読んだのですが(まもなく書評します)、「読んでいて知性を
〉   使わない英語は、知らない単語を苦痛なく飛ばせる」法則を
〉   発見しました!

これはどういうことなのでしょう。
書評をあげるときに、いっしょに説明していただけるとうれしいです。

〉   児童書って、最近日本で出る大人の本などよりよほど人間性の
〉   奥深いところを描いていたり、第一に、「アメリカ・イギリスの
〉   子供がこれを読めるのよね」という意識があって、「飛ばさなくては
〉   いけない自分」に、無意識の敗北感みたいなものがあるんじゃないか
〉   と思いはじめて...

実は私もそう感じていましたが、10歳以上向けなどを読むときには、
まだ多読始めてから10年経っていないから飛ばすのはしょうがないよねー、
と思うことにしています。

〉   GRや児童書のレベル6まで読めても、一般的なペーパーバックまで
〉   まだ少し狭間があります。ここを埋めるのにちょうど良いものと
〉   いうと、ロマンスや、ミステリだったらコージーミステリとか
〉   女性向きとされているものが圧倒的。ちょっと女性有利なのが
〉   現状かと思います。
〉   男性陣も思い切って飛び込んで、パピイさんに続いて貰うと、あと
〉   半年後にはペーパーバックリーダー大増殖となるでしょう。

多読自体もそうでしたが、読んでみて初めて気が付くことがいっぱいありますよね。
先入観を捨てて、読んでみたら面白かった、あるいはつまらなかったなどと、いろいろあるでしょう。
この投稿も、男性タドキストに読んでもらいたいと、タイトルに「男性だって」と入れました。

〉   なにブックカバーさえあれば、通勤電車の隣の人に覗かれても
〉   大丈夫ですよ(笑)

そう、なにはともあれブックカバーですよね(笑)
Happy Reading!


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