第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

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1088. 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/13(19:48)

------------------------------

こんにちは 久子です。

ヒストリカル ロマンスに良く出てくるけど、普通に多読していると
出会う機会が少ないと思われる語彙の紹介です。
もちろん 歴史ものならロマンスに限らず出てくると思うので ロマンスに
用が無い人でも役に立つかも (^_^;)。

思いつくまま書いているので、順番は適当です。
また、今回も 本を読んで 私がこう思った という 至極いい加減な内容です。
細かい点が間違っているかもしれません。
まあ、このくらいの理解でも 楽しめる という程度でお願いします。
19世紀初頭のイングランドが舞台の本を中心に読んでいますため
この時代限定で考えてください。

詳しいこと 正確なことが知りたい人は、お手数ですが自分で調べてください。
また、気が付いたときに 書き溜めたもののため文体が今ひとつ 整っていませんが
ご容赦ください。また、とても長いです。

以前投稿した一回目を まだお読みで無い方は 先にお読みください。
こちらにある語彙については、改めて説明していません。
788. ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ [url:kb:788]

Laudanum

歴史物を読まないと出てこないと思います。
ヒストリカル ロマンスでは、怪我人とセットで出てくることが多い単語。

なんのこっちゃ くらい単語を見ても分かりません。(笑
当然、学校で習う語彙には含まれていないはず。ちょっと自信なし

本から分かったのは
・痛み止めとして使うらしい。
・経口薬らしい。
・多量に摂取すると死ぬこともあるらしい。

まあ、使い方に注意を要する痛み止め という程度で本を読む上では
困りません。カンの良い人は、時代的なものを考えてコレが日本語で
おおよそ何にあたるのかは分かると思います。
悲しいかな、日本語と英語の連絡経路に問題がある私には、
見当が付かずに辞書のお世話になりました。

アヘンチンキ

だそうです。アヘンて、opium なのになんで〜。
イブ サンローランの香水に オピウム というのがあってコレで
たまたま知ってた。

Lisa Kleypas の Mine Till Midnight では、分かりやすく書いてありました!

opium syrup

これならピンときます。もしかして、現代アメリカでも Laudanum が
なんだか分からない人が多いのかも。

morphine

これも出てきました。これは、ローマ字読みすれば分かるかな
英語読みすると分かりにくい。モルヒネです。
モルヒネはドイツ語あたりから来たのかなぁ?

prostitute

意味は直ぐに分かり、初めて見た!
と 感動してたのですが、Amazon 中身検索で Lisa kleypas prostitute
とやったところ、 Suddenly You に出てました。すっかり読み
飛ばしていました。(爆

Suddenly You では、
Amanda knew exactly why the man on her doorstep was a prostitute.
ヒーローが prostitute の振りしてヒロインと出会ったのでした。

えっ これ 男女両方を意味するの?
じゃ〜ん 辞書登場
a person, typically a woman, who engages in sexual actibity for payment.
一つ語彙が増えましたが、これ使うところないです (^_^;)
ヒルトリカルだと whore (male whore)とか harlot とか wench の方が馴染みかも。
因みに彼女たちの職場は brothel です。 流しというか、brothel ではなく
街頭でお仕事している人もいます。

現代ものでも出てくるようですが、私は現代物をあまり読まないので
記憶に無いです。推理小説とか警察ものには出てきそうな感じがします。

mews
mew の複数形ではないので、猫はあまり関係がないと思います。

文脈から分かったのは、
・馬が数頭居る場所。
・ロンドン市内のお屋敷にあるもの。

郊外のお屋敷の場合は、stable となる。
ヒーローの領地にあるたくさん馬を飼育しているところは stable でした。
規模が違うのでしょう。たぶん。

heir and heiress

財産や爵位などを相続する人のこと。
heir の女性形が heiress となりますが、爵位と先祖伝来の領地、宝飾品は
年長の男子にのみ相続権があるようです。娘ばかりだと、お父さんが亡くなった
ときに 遺族が相続できる財産が非常に少なくなってしまいます。
また、先祖伝来の家屋敷は新しい相続人のものですので、住むところも
なくなってしまいます。

娘しか居ないと、自分の弟の直系が相続、弟が居ない場合は、さらにさか
のぼって、自分の父親の弟(叔父)の直系 といった順番に 相続人を
たどっていきます。

自分が先祖伝来の資産を運用して増やした財産やそれを使って購入したもの
については自由に自分の妻や長男以外の子供に相続させることができたようです。

先祖伝来の資産しか持たない家族で、男子相続人が居ない場合、女性は
父親が亡くなる前に何とか結婚しないとその後安定した生活が出来ない危険が
高くなります。 gavaness とか companion をするか、こういった職に就けないと
maid とか mistress または courtesan になるしかなくなってしまいます。
いずれにしても結婚して子供をもうける機会は、殆ど失われてしまいます。

このため、何とかして 生活力のある夫を捕まえようとあれこれ頑張るわけですが、
このような社会の当時の仕組みを受け入れがたい人がいるかもしれません。

title
爵位 のことです。

爵位の高い順
Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
カッコ内はフランス語綴り

訳語は
公爵 > 侯爵 > 伯爵 > 子爵 > 男爵

あと、英国以外だと Earl は Count になります。
Sesame Street の Count von Count は、東ヨーロッパあたりの伯爵なんでしょうね。

それぞれの奥さんは
Duchess > Marchioness > Countess > Viscountess > Baroness

英国ではこの下に世襲の准男爵 Baronet と一代限りの Knight がありますが
正式には貴族 (aristocrat/peer) とはみなされません。

爵位は 複数持っていることが多く そのうち一番高いものを称しています。
例えば、Duke of SSS, Marquis of TADOKU, Earl of KODOMO の3つを持っている
人がいると、その人の heir が 次に高い爵位 Marquis of TADOKU を称します。
この人が Duke of SSS が亡くなると、 Duke of SSS を継ぎます。

ですので、Marquis of TADOKU と結婚した女性は、 Marchioness of TADOKU 、
未来の Duchess of SSS です。
このあたり、仕組みを知らないと分かりにくい と思います。

Lord and Lady
Sir
Mr and Mrs and Miss

いろいろ ややこしい決まりがあるようで、良く分かっていません。
公式、非公式 の場合で 異なったりもするようですし......
もちろん、日常このあたりの知識が必要な方はまずいないでしょうから
正確に覚える必用はないと思います。(笑

本を読む上で 別に分からなくても、大きく困ることはないのですけど、
一人の人がいろいろな名前で呼ばれるので、分かりにくいと感じるかも
しれません。

また、本によっては適当なこともあるようです。例えば Lady Sphia's Lover の
Sophia は子爵令嬢なので、Miss Sophia Sydny となるように思います。

本を読んでいて分かったのは、大よそこんな感じ。

Lord
爵位を持った人
Duke、Marquess の息子

Sir
准男爵 Baronet と一代限りの Knight

Lady
Lord、Sir の奥さん
Duke、Marquess、Earl の娘

Mr
Gently 階級の男性で Lord でも Sir でも無い人
執事 も Mr で呼ばれる

Mrs
Mr の奥さん
未婚のときにに Lady と呼ばれた令嬢が Mr と結婚しても
Lady で呼ばれるようです。
housekeeper は、未婚でも通例 Mrs 呼ばれる。

Miss
Viscount や Baron、その他爵位の無い家の娘

例えば
Duke of SSS(Robart Armitage) と Duchess of SSS(Miranda Armitage)
John、Edward、Mary の3人の子供

Duke や Duchess は、直接的にその人を呼ぶのは失礼にあたるのか
you の代わりに Your Grace、he/she の代わりに His Grace/Her Grace
召使や社交界の中でも、それほど親しくない人などがこう呼びます。

両親や兄弟姉妹、親友などは、Rob など愛称や ファーストネームでと呼ぶことが多い。
友人でそこそこ親しいと SSS と呼んでよいと本人から許可されることがあります。

John は、Marquis of TADOKU なので Lord TADOKU
Edward は、 Lord Edward 苗字の Armitage は付いたりつかなかったり
Mary は、Lady Mary

Baron of Winter (Ian Peterson)と Baroness of Winter (Orivia Peterson)
Nicholas 、James、Grace、Susan の4人子供

男爵夫妻のことを 召使は、You の代わりに Your Loadship/Ladyship 、
he/she の代わりに His Loadship/Her Ladyship を使います。
社交界では、Lord Winter, Lady Winter、親しさの度合いによっては
Winter とか Ian とか呼ばれます。

Nicholas は、 Mr Peterson
James は、 Mr James Peterson
Grace は、 Miss Peterson
Susan は、 Miss Susan Peterson

公の場で、親族や婚約者以外の異性をファーストネームで呼ぶことは
通常ありません。何かの拍子にうっかりファーストネームで呼んでしまい
秘めた関係がバレてしまったとか あります。
そうそう、夫婦でも互いを、タイトルで呼んでファーストネームは使わない
場合もあります。政略結婚が殆どなので 他人行儀なのでしょうか?

このあたりについての解説するシーンが は、Lisa Kleypas の
It Happened One Autumn にあったと思いますが、面倒かつ退屈なので
読み飛ばしちゃいました。

dowry

女性が 結婚するときに 用意する財産。
持参金 と訳されます。 英字新聞では、紀宮様が結婚したときに
宮内庁だったかな? が準備して彼女が持っていったお金 を dowry と
呼んでいました。

この財産(お金のことが多い)は、結婚後は夫のものになることが殆どの
ようですが、たまに、親が娘以外が使えないような手続きをする話もでて
きます。 資産が少ない男性は、なるべく dowry を沢山持っていると
思われる女性(heiress)と結婚しようとします。 このため 貧乏貴族と
成金娘 という組み合わせが、よく出てきます。

dowry を自分のものにしたとたん 妻を虐待する夫とか
dowry が用意できないので、嫁の貰い手がないとか
gardian が ward の dowry を横領する/しようとする とか
heirness を誘拐するとか
これを廻ってのお話は結構あります。

実際の結婚は、家と家との契約のようなものなので、金銭的な面でも
間に弁護士などが入って dowry の扱い 未亡人となったときの
その後の 生活費や住居など含めて きちんと取り決め文書で残します。
あまりストーリーの中で語られることはありません。
この取り決めが終わったあとで betroth となるようです。他に好きな人が
出来たので 婚約破棄 なんて簡単にできません。仮に、単なる口約束
でも、「気が変わった」として、無かったことにするのは 難しいことです。

barren
爵位持ちの男性と結婚した女性は、heir を産むのが義務という社会です。
なので、She is a barren. ということになると とても肩身が狭くなります。

この説明で意味が分かると思いますが、「石女」のことです。
子供に恵まれない女性を指しますが 必ずしも女性に原因があるわけでは
ないのは皆さんご存知のとおりです。

領地が barren なので収入が少ない という表現を見かけたこともあります。

bastard

大きく2つの意味があります。
・Illegitimate child 私生児
・不愉快な人 主に悪口や悪態をつく時に使用。

どちらの意味で使われているのかは、前後関係で分かると思います。
上流の既婚婦人が、Lover を持つのは 大っぴらにしなければ許される社会
ですので、出生証明書では 夫の子供 になっていても 実際の父親が違い
これが、物語のポイントになることがあります。
例) Gaelen Foley の Knight Miscellany など

また、妻に子供が産まれない男性が、田舎の領地や外国で出産したこと
にして愛人に産ませた男の子を妻の子として誤魔化して届けるという設定も
あります。 bastard には、正式な相続権は一切ありませんので、そこを解決するための
嘘になります。

Fitz

とある本のヒロインの 姓は、FitzHubert ですが、父親とも母親とも違います。

父親は、Viscount Hubert で 母親はその Mistress ということは
Fitz + Hubert と考えて 認知された庶子を意味してるのかな?
父親は、亡くなるまで彼女といっしょに住んでいて、遺言でそれなりの財産を
残していましたので、ちゃんと考えていたようです。

ひゃ〜。苗字で、誰の庶子か分かっちゃうのぉ。
正式に認知されていそうだけど、それでもねー。

Titian hair

赤毛のアンの愛読者の方なら、ご存知だと思います。読んだこと無いとか
ざっと GR で読んだだけの方は知らないかもしれません。
また、絵画愛好家も知っているでしょう。

red hair とか red head と形容される髪のことです。現代物でも出てくると思います。
画家のTitian が多数の bright auburn hair の肖像画を多数描いたことによる
婉曲表現だと思います。

ロマンスには、赤毛のヒロインはまずまず出てきますが、赤毛のヒーローは
あまり出てきません。うーん。女性の 赤毛は attractive だけど 男性はそうじゃ
ないのかな?

これまで読んだ本だと、男性は黒っぽい髪かブロンドが魅力的らしい。
女性は美人=ブロンド と言うのが普通。真っ黒な髪や赤毛も個性的で
魅力的とされることもあります。
曖昧な茶色(mouse brown とか言われたり)は、平凡すぎて魅力がない
ようです。 しっかし、日本では ネズミ と言えば 灰色系ですが 英語では、
茶色系の色なんですね。

urchin

辞書だと 子供 と書いてありますが、普通はロンドンの街頭にいる ボロをまとった
子供たちのことを指します。上流、中流の家庭の子女のことは指していないと
思います。

manicure

現代では主に女性で、これをやっている一般男性はあまり聞きません。

19世紀では、gentleman の身だしなみの一つ 簡単にいうと 手のお手入れ
です。綺麗な形に爪を整えたり、万一乗馬などでタコができた場合の処置など
valet が行うようです。

優雅な手をしていることも、gentleman の条件のようです。
ただし、この時代の上流の人は ほとんどの時間 手袋をしているため、手袋を
外すときに、それとなくチェックしていたのでしょうね。ちょっとヤナ感じです。 (笑

手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
通じる親密さを表すことになります。
Julia Quinn のAn Offer From Gentleman で、仮面舞踏会で ヒーローが
ヒロインの手袋を脱がすシーンは、双方にとって重要な忘れられない
思い出になることがわかります。

それでは、また
第三回があるかどうかは未定です。 (笑


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1089. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: パピイ
投稿日: 2008/1/13(23:19)

------------------------------

久子さん、こんにちは。

〉ヒストリカル ロマンスに良く出てくるけど、普通に多読していると
〉出会う機会が少ないと思われる語彙の紹介です。

ほぼ一年前、私が「Suddenly You」で、ロマンス本デビューする時にとっても
役に立ったのが前回の紹介でした。今回の紹介も、ヒストリカルロマンスをこれから
読もうとする方々のお役に立つといいですね。

◇今回の紹介にあるのかな と思っていましたが、ありませんでしたので、
 付け加えさせてください。

shift

野球で、打者に合わせて守備位置を変えることや、工場などでの
勤務体制(昼勤、夜勤など)で使われるシフトと同じ単語ですが、
「女性の肌着」です。

riding habit

女性の乗馬服
当然、横乗り sidesaddle します。

keep

Julie Garwoodの中世のスコットランドを舞台にした作品に出てきた
単語で城塞の一部です。食糧倉庫などではありません(笑)

15世紀のイングランドの騎士の子供の生活を描いた
Knights / Catherine Daly-Weir ISBN:0448418576
では、領主、騎士、召使たちの住む大きな塔をkeepと言っています。

page

頁(ページ)と同じ単語ですが、先の本では、7歳になった少年が、
領主の城に騎士になる修行をしに行きます。この修行をする子供たちを
pageと呼んでいます。日本語では何と訳すのでしょうね。

(中世の作品での) baron

領主とでも訳すのでしょうか。
Julie Garwoodの作品では、国王の下の位はいきなりbaronです。
19世紀では、
〉爵位の高い順
〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
ですけどね。

以下、コメントです。

〉Fitz

〉Titian hair

40数冊のヒストリカル作品を読んでいますので、だいたいしっていましたが、
このふたつはお目にかかったことがありませんでした。

〉manicure

〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉通じる親密さを表すことになります。

Lord of Scoundrel は、読まれましたか。
この作品でも、手袋を外される印象的な場面がありますよ。

〉それでは、また
〉第三回があるかどうかは未定です。 (笑

それでは、期待せずに待っています(笑)


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1091. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/14(11:14)

------------------------------

パピイさん、こんにちは。

〉ほぼ一年前、私が「Suddenly You」で、ロマンス本デビューする時にとっても
〉役に立ったのが前回の紹介でした。今回の紹介も、ヒストリカルロマンスをこれから
〉読もうとする方々のお役に立つといいですね。

お役に立つと 嬉しいです。
決まりごとの中で楽しむタイプの本なので、社会の仕組みや常識を知っていた方が
より楽しめるかなと思います。

〉◇今回の紹介にあるのかな と思っていましたが、ありませんでしたので、
〉 付け加えさせてください。

ありがとうございます♪

〉shift

〉野球で、打者に合わせて守備位置を変えることや、工場などでの
〉勤務体制(昼勤、夜勤など)で使われるシフトと同じ単語ですが、
〉「女性の肌着」です。

chemise との違いが良くわわからないのです。 どちらも同じかなぁ と
思うのですけど、どうなんでしょうね?

肌着についてですが、petticoat と shift または chemise しか
身に着けていないヒロインがいますので、リージェンシーのころか
その少しあとに drawers が、一般的になったのかなぁ と感じます。

〉riding habit

〉女性の乗馬服
〉当然、横乗り sidesaddle します。

おぉ 横乗りは、現代でも エリザベス女王が騎乗するときなどに見ることがありますね。
背筋を伸ばして正面を向いた姿勢なので、ぱっと見た感じでは横乗りと分かりません。

たま〜に、横乗り では早く駆けられないので、britches で saddle に乗る女性もいますよね。

〉keep

〉Julie Garwoodの中世のスコットランドを舞台にした作品に出てきた
〉単語で城塞の一部です。食糧倉庫などではありません(笑)

〉15世紀のイングランドの騎士の子供の生活を描いた
〉Knights / Catherine Daly-Weir ISBN:0448418576
〉では、領主、騎士、召使たちの住む大きな塔をkeepと言っています。

これは知りませんでした。
なにしろ中世ものは、3冊くらいしか読んでいませんが資料本は一応持ってます。
Sabuda & Reinhart presents: Castle ISBN:043954324X には、なかったような?
この本現在、Amazon で¥1000 切ってますね。 お買い得です。
Magic Tree House Research Guide: Knights And Castles ISBN: 9780375802973 でも
一番奥の大きな塔や建物を keep としています。

〉page

〉頁(ページ)と同じ単語ですが、先の本では、7歳になった少年が、
〉領主の城に騎士になる修行をしに行きます。この修行をする子供たちを
〉pageと呼んでいます。日本語では何と訳すのでしょうね。

page と聞いて page boy という言葉が浮かびました。
これ 内巻ボブカットのヘアスタイルでしたっけ?
page の髪型から来ているとか、関係がある言葉なのでしょうか。
訳語は 小姓 とか? 紅顔で前髪を立てた少年を連想してしまいますが....

〉(中世の作品での) baron

〉領主とでも訳すのでしょうか。
〉Julie Garwoodの作品では、国王の下の位はいきなりbaronです。
〉19世紀では、
〉〉爵位の高い順
〉〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉ですけどね。

そうなんですかー。 爵位も時代によっていろいろなのかもしれませんね。
Viking について説明する本を読んでいたところ、Viking の nobles として
jarls と earls というのが出てきてました。 Earl と何か関係があるのかぁ と
感じます。

リージェンシーでは、戦争で功績があると 上限を Viscount に功績に
応じて 爵位を 授けられることもあるらしいです。
Lord of Ice に書いてあったと思います。

〉〉manicure

〉〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉〉通じる親密さを表すことになります。

〉Lord of Scoundrel は、読まれましたか。
〉この作品でも、手袋を外される印象的な場面がありますよ。

読みましたが、年越しの1冊にしたため2週間以上かかったのが悪かったのか
現在読んでいる vampire と psychic の パラノーマルの印象が強すぎるからなのか
記憶が朧で..... Lord of Scoundrel はすべてが印象的な本だったから圧倒
されたという記憶しかなく。

1年後くらいに再読しようと思っているので、その時に (笑

〉それでは、期待せずに待っています(笑)
はい、期待しないで待っててください (爆


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1090. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: Raquel
投稿日: 2008/1/14(09:15)

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久子さん、こんにちは。

"久子"さんは[url:kb:1088]で書きました:

〉ヒストリカル ロマンスに良く出てくるけど、普通に多読していると
〉出会う機会が少ないと思われる語彙の紹介です。
〉もちろん 歴史ものならロマンスに限らず出てくると思うので ロマンスに
〉用が無い人でも役に立つかも (^_^;)。

今回の投稿もまた、素晴らしい!
これからヒストリカルロマンスを読もうという方には、とても役に立つと思います。

以下、部分反応ですが、わたしも付け足していきますね。

〉prostitute

〉えっ これ 男女両方を意味するの?
〉じゃ〜ん 辞書登場
〉a person, typically a woman, who engages in sexual actibity for payment.
〉一つ語彙が増えましたが、これ使うところないです (^_^;)

わたし、シンガポール時代に英会話の先生に、ホーカーセンター(屋台の集まったところ)に行ったと
言おうとしたら、hooker center と勘違いされたという赤面話があります。
学んだけど、普段使えない(爆)

〉ヒルトリカルだと whore (male whore)とか harlot とか wench の方が馴染みかも。
〉因みに彼女たちの職場は brothel です。 流しというか、brothel ではなく
〉街頭でお仕事している人もいます。

あと、light-skirt とか。
whore とか light-skirt とかは男性が女性を侮辱する言葉としても出てきたような。
それから、特殊な言葉では、camp follower なんてのもありますよね。
多分、この時代ならナポレオン戦争について回る女性の whore のことでしょう。
あと、white slave もそうらしいです。(←辞書を見たら出てた)
そういえば、ヒロインが「さらわれて売り飛ばされるかもー」とパニクっている場面で
出てきました。そっか、セクシャルな意味だったのね。

〉現代ものでも出てくるようですが、私は現代物をあまり読まないので
〉記憶に無いです。推理小説とか警察ものには出てきそうな感じがします。

prostitute は現代物では見ますよね。
逆に、wench や light-skirt は見ないような気がする。(あくまで気がする程度ですが)
tart っていうのは、ヒストリカルでも見ましたっけ?

〉heir and heiress

〉財産や爵位などを相続する人のこと。
〉heir の女性形が heiress となりますが、爵位と先祖伝来の領地、宝飾品は
〉年長の男子にのみ相続権があるようです。娘ばかりだと、お父さんが亡くなった
〉ときに 遺族が相続できる財産が非常に少なくなってしまいます。
〉また、先祖伝来の家屋敷は新しい相続人のものですので、住むところも
〉なくなってしまいます。

オースティンの"Pride and Prejudice"は、娘5人だけのお宅なので、
お母さんが「結婚、良縁、年収○○ポンド!」と叫んでばかりなのでしょうね(笑)
屋敷を相続することになる従兄弟(?)がヒロインにプロポーズするのですが、
断ったもんでお母さんが激怒するんですよね。
結婚してれば、お母さんは夫が亡くなってもその家に住める保証があるけど、
相続人がよそからお嫁さんを連れてきたら、娘共々追い出されちゃう。

〉娘しか居ないと、自分の弟の直系が相続、弟が居ない場合は、さらにさか
〉のぼって、自分の父親の弟(叔父)の直系 といった順番に 相続人を
〉たどっていきます。

そうそう。
自分の爵位をお気に入りの甥に譲るなんてプロットが出てきたら、ありえないー。
王位継承権みたいに、順番がちゃんと決まってるんですよね。
傍系で爵位まで6番目だったのに、病気で次々 heir がなくなって突然爵位持ちになったヒーローなんてのもいました。

〉先祖伝来の資産しか持たない家族で、男子相続人が居ない場合、女性は
〉父親が亡くなる前に何とか結婚しないとその後安定した生活が出来ない危険が
〉高くなります。 gavaness とか companion をするか、こういった職に就けないと
〉maid とか mistress または courtesan になるしかなくなってしまいます。
〉いずれにしても結婚して子供をもうける機会は、殆ど失われてしまいます。
〉このため、何とかして 生活力のある夫を捕まえようとあれこれ頑張るわけですが、
〉このような社会の当時の仕組みを受け入れがたい人がいるかもしれません。

あー、Kleypas の壁の花シリーズの、"Secret of the Summer Nights"のヒロインが
まさにそうです!
ヒロインに全く好意を持てなかったのは、このあたりのせいかな。

〉title
〉爵位 のことです。

〉爵位の高い順
〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉カッコ内はフランス語綴り

ヒストリカルのヒーローには滅多にいない設定なので見かけませんが、
Duke には Royal Duke という別格の公爵(王家の人々=王子?)もいますね。
リージェンシーの頃なら、Prince Regent(後のジョージ4世)は皇太子なので
Duke of Cornwallでした。現チャールズ皇太子もそうですよね。
ケント公とかヨーク公も王子かな?

〉それぞれの奥さんは
〉Duchess > Marchioness > Countess > Viscountess > Baroness

Countess だけは、大陸風の Count の女性形(?)なので、
最初は Earl の奥さんだと気づかなかったです(笑)

〉爵位は 複数持っていることが多く そのうち一番高いものを称しています。
〉例えば、Duke of SSS, Marquis of TADOKU, Earl of KODOMO の3つを持っている
〉人がいると、その人の heir が 次に高い爵位 Marquis of TADOKU を称します。
〉この人が Duke of SSS が亡くなると、 Duke of SSS を継ぎます。

爵位の名前は封建制度の頃(?)、与えられた土地(封土)にくっついていた土地の名前が
タイトルについているのがそもそもの始まりかな?と理解してます。違うかな?(ちゃんと調べなきゃ)
だから、土地をいっぱいもらった人は、タイトルもたくさん持ってるの。
Stephanie Laurens の "Devil's Bride"のヒーローは、ぞろぞろーっとたくさんタイトル持ってて圧倒されました。
多分、父方からとか母方からとかあちこちから集まっちゃったんだろうと思うけど。
逆に、heir が全くいない爵位は、土地と一緒に王様に返されちゃうのよね。

〉ですので、Marquis of TADOKU と結婚した女性は、 Marchioness of TADOKU 、
〉未来の Duchess of SSS です。
〉このあたり、仕組みを知らないと分かりにくい と思います。

そうそう。
出世魚みたいよねー。

〉Lord and Lady
〉Sir
〉Mr and Mrs and Miss

〉いろいろ ややこしい決まりがあるようで、良く分かっていません。
〉公式、非公式 の場合で 異なったりもするようですし......
〉もちろん、日常このあたりの知識が必要な方はまずいないでしょうから
〉正確に覚える必用はないと思います。(笑

わたしも何となくしか分からないけど、全然困らないー(笑)

〉本を読む上で 別に分からなくても、大きく困ることはないのですけど、
〉一人の人がいろいろな名前で呼ばれるので、分かりにくいと感じるかも
〉しれません。

それはある!

〉また、本によっては適当なこともあるようです。例えば Lady Sphia's Lover の
〉Sophia は子爵令嬢なので、Miss Sophia Sydny となるように思います。

あれは、タイトルが間違ってるよね。
本の中では、Miss と呼ばれていたような気がする。(←昔のことなので忘れた)

〉Lord
〉爵位を持った人
〉Duke、Marquess の息子

〉Sir
〉准男爵 Baronet と一代限りの Knight

エルトン・ジョンも Sir だっけ(笑)?

〉Lady
〉Lord、Sir の奥さん
〉Duke、Marquess、Earl の娘

未亡人となった Lady は格下の相手(無爵位でも)と結婚しても、
Lady と呼ばれるんでしたっけ(あやふや)

〉Mr
〉Gently 階級の男性で Lord でも Sir でも無い人
〉執事 も Mr で呼ばれる

伯爵の次男なんかは、Mr なんだよね?(あやふや)
最初の頃(今でも)よく分からなかった。
あの Mr.Darcy("Pride and Prejudice")は伯爵の甥(?)だけど、
執事と同じように Mr って呼ばれるなんて、日本人から見ると不思議な感じです(笑)

今色々調べててよく分からないのが、courtesy title というやつ。
Earl の次男以降や、viscount、baron の子女などを、Honorable (ファーストネーム))(名字)と呼ぶ、呼びかけ用の敬称。
略して、Hon. 誰々っていうの、そういえば見たことあるけど。。。
正式には平民だけど、貴族の家族だから呼び方を変えるのかしら?

あと、dowager っていう単語。
読んでるうちに、未亡人っぽいぞと思うようになったんだけど、widow との違いは何?
爵位持ちの奥さんが夫を亡くすと、dowager になるんだよね。
Dowager Countess Kodomo とか。
でも、実際には新しい Kodomo伯爵が結婚して、次の Countess Kodomo が
できるまでは、Countess Kodomo と名乗ることが多いんでしたよね。

〉例えば
〉Duke of SSS(Robart Armitage) と Duchess of SSS(Miranda Armitage)
〉John、Edward、Mary の3人の子供

〉Duke や Duchess は、直接的にその人を呼ぶのは失礼にあたるのか
〉 you の代わりに Your Grace、he/she の代わりに His Grace/Her Grace
〉召使や社交界の中でも、それほど親しくない人などがこう呼びます。

〉両親や兄弟姉妹、親友などは、Rob など愛称や ファーストネームでと呼ぶことが多い。
〉友人でそこそこ親しいと SSS と呼んでよいと本人から許可されることがあります。

そうそう。
こっちでは Rob と呼ばれてたと思ったら、別の人には SSS と呼ばれてるので、
その辺は把握してないと混乱しますー。

〉John は、Marquis of TADOKU なので Lord TADOKU
〉Edward は、 Lord Edward 苗字の Armitage は付いたりつかなかったり
〉Mary は、Lady Mary

このあたりは、わたし、あやふやな理解です。
Lord Edward Armitage はいいけど、Lord Armitage はダメらしいですね。

Lady Mary が Viscount Wimbledon と結婚すると、Lady Wimbledon または Lady Mary。

〉Baron of Winter (Ian Peterson)と Baroness of Winter (Orivia Peterson)
〉Nicholas 、James、Grace、Susan の4人子供

〉男爵夫妻のことを 召使は、You の代わりに Your Loadship/Ladyship 、
〉he/she の代わりに His Loadship/Her Ladyship を使います。
〉社交界では、Lord Winter, Lady Winter、親しさの度合いによっては
〉Winter とか Ian とか呼ばれます。

〉Nicholas は、 Mr Peterson
〉James は、 Mr James Peterson
〉Grace は、 Miss Peterson
〉Susan は、 Miss Susan Peterson

ああ、ちょっと混乱してきましたー(笑)

〉公の場で、親族や婚約者以外の異性をファーストネームで呼ぶことは
〉通常ありません。何かの拍子にうっかりファーストネームで呼んでしまい
〉秘めた関係がバレてしまったとか あります。
〉そうそう、夫婦でも互いを、タイトルで呼んでファーストネームは使わない
〉場合もあります。政略結婚が殆どなので 他人行儀なのでしょうか?

そうねぇ、冷たい結婚のときや喧嘩しているときに、ファーストネームを使わないというのを
よく見る気がする。

〉このあたりについての解説するシーンが は、Lisa Kleypas の
〉It Happened One Autumn にあったと思いますが、面倒かつ退屈なので
〉読み飛ばしちゃいました。

読み飛ばしちゃえー。

〉dowry

〉女性が 結婚するときに 用意する財産。
〉持参金 と訳されます。 英字新聞では、紀宮様が結婚したときに
〉宮内庁だったかな? が準備して彼女が持っていったお金 を dowry と
〉呼んでいました。

〉この財産(お金のことが多い)は、結婚後は夫のものになることが殆どの
〉ようですが、たまに、親が娘以外が使えないような手続きをする話もでて
〉きます。 資産が少ない男性は、なるべく dowry を沢山持っていると
〉思われる女性(heiress)と結婚しようとします。 このため 貧乏貴族と
〉成金娘 という組み合わせが、よく出てきます。

〉dowry を自分のものにしたとたん 妻を虐待する夫とか
〉dowry が用意できないので、嫁の貰い手がないとか
〉gardian が ward の dowry を横領する/しようとする とか
〉heirness を誘拐するとか
〉これを廻ってのお話は結構あります。

うんうん。
何の後ろ盾もなく財産もなく残された妙齢の四姉妹で、dowryが
馬ファン垂涎の名馬1頭ずつという奇抜な設定もあった(笑)

〉実際の結婚は、家と家との契約のようなものなので、金銭的な面でも
〉間に弁護士などが入って dowry の扱い 未亡人となったときの
〉その後の 生活費や住居など含めて きちんと取り決め文書で残します。
〉あまりストーリーの中で語られることはありません。
〉この取り決めが終わったあとで betroth となるようです。他に好きな人が
〉出来たので 婚約破棄 なんて簡単にできません。仮に、単なる口約束
〉でも、「気が変わった」として、無かったことにするのは 難しいことです。

あとは名誉の問題で、女性の側から婚約解消できるけど、紳士の方から言い出すことはできないとかね。

〉bastard

〉また、妻に子供が産まれない男性が、田舎の領地や外国で出産したこと
〉にして愛人に産ませた男の子を妻の子として誤魔化して届けるという設定も
〉あります。 bastard には、正式な相続権は一切ありませんので、そこを解決するための
〉嘘になります。

最近翻訳ロマンスで人気の作家は、英国貴族と砂漠の民の bastard が爵位を相続するとかで、
そんなものは「ファンタジーじゃ!」と一喝したくなります(爆)

〉Fitz

〉とある本のヒロインの 姓は、FitzHubert ですが、父親とも母親とも違います。

そんなの、中世もの以外にもあるんですね?!

〉manicure

〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉通じる親密さを表すことになります。

パピイさんも書いてるけど、Loretta Chase のあのシーンは、
超エロティックでしたー。手袋外すだけなのに。

もっと色々コメントしたかった気もするけど、そろそろ出かけなければならないのでこの辺で。
(でも、くどくどしかった気も。。。)

爵位と呼び方については、wikipedia を参考にしました。
[url:http://en.wikipedia.org/wiki/Courtesy_title]
でも、wiki って学術的に正しいかは、あまり信用できないよね(爆)
それに、わたしが色々付け加えた細かい呼び方については、lady's maid に
なるわけでもなし、分からなくても全然困らないですよねー。
ということで、「ふーん」くらいに読み飛ばしてください(笑)

では。


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1093. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/14(19:38)

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Raquelさん、こんにちは。

〉今回の投稿もまた、素晴らしい!
〉これからヒストリカルロマンスを読もうという方には、とても役に立つと思います。

〉以下、部分反応ですが、わたしも付け足していきますね。

ありがとうございます♪

〉わたし、シンガポール時代に英会話の先生に、ホーカーセンター(屋台の集まったところ)に行ったと
〉言おうとしたら、hooker center と勘違いされたという赤面話があります。
〉学んだけど、普段使えない(爆)

hooker は、すごい勘違いですねぇ。
映画 Pretty Woman のヒロイン、hooker じゃありませんでしたっけ?

〉〉ヒルトリカルだと whore (male whore)とか harlot とか wench の方が馴染みかも。
〉〉因みに彼女たちの職場は brothel です。 流しというか、brothel ではなく
〉〉街頭でお仕事している人もいます。

〉あと、light-skirt とか。
〉whore とか light-skirt とかは男性が女性を侮辱する言葉としても出てきたような。
〉それから、特殊な言葉では、camp follower なんてのもありますよね。
〉多分、この時代ならナポレオン戦争について回る女性の whore のことでしょう。
〉あと、white slave もそうらしいです。(←辞書を見たら出てた)
〉そういえば、ヒロインが「さらわれて売り飛ばされるかもー」とパニクっている場面で
〉出てきました。そっか、セクシャルな意味だったのね。

light-skirt, camp follower は、記憶残っていないか見たことないです。
white slave は、そーゆー意味なんですか! でも、白人のご令嬢を買ったとして
どんなお仕事させようか? と考えると そっち方面しかないかも.....

〉〉現代ものでも出てくるようですが、私は現代物をあまり読まないので
〉〉記憶に無いです。推理小説とか警察ものには出てきそうな感じがします。

〉prostitute は現代物では見ますよね。
〉逆に、wench や light-skirt は見ないような気がする。(あくまで気がする程度ですが)
〉tart っていうのは、ヒストリカルでも見ましたっけ?

tart は、ヒストリカルで見ました。
Lady Sophia's Lover で、Sophia が Sir Ross と市場に行ったときに花売りのおばちゃんが
Sir Ross に Sohipa のことを A pretty tart と言ってます。

あとは、恋人や愛人のことを ladybird, candy pot, cream pot としている本もあり
ました。She may be his candy pot. とか、使うので、婉曲表現なのかな?

〉〉heir and heiress

〉〉財産や爵位などを相続する人のこと。
〉〉heir の女性形が heiress となりますが、爵位と先祖伝来の領地、宝飾品は
〉〉年長の男子にのみ相続権があるようです。娘ばかりだと、お父さんが亡くなった
〉〉ときに 遺族が相続できる財産が非常に少なくなってしまいます。
〉〉また、先祖伝来の家屋敷は新しい相続人のものですので、住むところも
〉〉なくなってしまいます。

〉オースティンの"Pride and Prejudice"は、娘5人だけのお宅なので、
〉お母さんが「結婚、良縁、年収○○ポンド!」と叫んでばかりなのでしょうね(笑)
〉屋敷を相続することになる従兄弟(?)がヒロインにプロポーズするのですが、
〉断ったもんでお母さんが激怒するんですよね。
〉結婚してれば、お母さんは夫が亡くなってもその家に住める保証があるけど、
〉相続人がよそからお嫁さんを連れてきたら、娘共々追い出されちゃう。

ここを知らないと、"Pride and Prejudice"のお母さんの行動が理解しにくいと
思います。現代的な感覚で、働けばいい とか 節約生活すれば とか結婚だけが
人生ではないという考えで読むと楽しめませんね。
娘しかいないお母さんが、必死に自分の娘を heir に売り込んだり、
自分の息のかかったお嬢さんと heir を結婚させようとしたり
Slightly Scandalous は、このあたりが重要なポイントになります。

〉〉娘しか居ないと、自分の弟の直系が相続、弟が居ない場合は、さらにさか
〉〉のぼって、自分の父親の弟(叔父)の直系 といった順番に 相続人を
〉〉たどっていきます。

〉そうそう。
〉自分の爵位をお気に入りの甥に譲るなんてプロットが出てきたら、ありえないー。
〉王位継承権みたいに、順番がちゃんと決まってるんですよね。
〉傍系で爵位まで6番目だったのに、病気で次々 heir がなくなって突然爵位持ちになったヒーローなんてのもいました。

どの本だったかな、ヒロインが よくわからない伯爵の求人に応じて めでたく就職したら
自分が捨てた夫だった! ってのがありました。
傍系で相続順位が5番目だかだったのですが、陰謀で次々 heir が不審死して 突如
伯爵になってしまっただったかな?

〉〉先祖伝来の資産しか持たない家族で、男子相続人が居ない場合、女性は
〉〉父親が亡くなる前に何とか結婚しないとその後安定した生活が出来ない危険が
〉〉高くなります。 gavaness とか companion をするか、こういった職に就けないと
〉〉maid とか mistress または courtesan になるしかなくなってしまいます。
〉〉いずれにしても結婚して子供をもうける機会は、殆ど失われてしまいます。
〉〉このため、何とかして 生活力のある夫を捕まえようとあれこれ頑張るわけですが、
〉〉このような社会の当時の仕組みを受け入れがたい人がいるかもしれません。

〉あー、Kleypas の壁の花シリーズの、"Secret of the Summer Nights"のヒロインが
〉まさにそうです!
〉ヒロインに全く好意を持てなかったのは、このあたりのせいかな。

必死に良縁をもとめる気持ちは、分かるのですが
「あなたの立場を考えたら、お金か身分かどちらかを選ばないとダメでしょ?
両方なんて欲張りすぎ!」
と感じたからかも。

〉〉title
〉〉爵位 のことです。

〉〉爵位の高い順
〉〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉〉カッコ内はフランス語綴り

〉ヒストリカルのヒーローには滅多にいない設定なので見かけませんが、
〉Duke には Royal Duke という別格の公爵(王家の人々=王子?)もいますね。
〉リージェンシーの頃なら、Prince Regent(後のジョージ4世)は皇太子なので
〉Duke of Cornwallでした。現チャールズ皇太子もそうですよね。
〉ケント公とかヨーク公も王子かな?

チャールズ皇太子と結婚した、Camilla さんは Duchess of Cornwall と
呼ばれているので チャールズ皇太子は、Duke of Cornwall ですね。
チャールズ皇太子 は、それより上のタイトル 例えば Prince of Walesを
お持ちなので Duke of Cornwall とは呼ばれませんけど。

日本でも親王は、成人すると 宮家を作って ○○宮 と称するので
似ているかなぁ と思ったり。

〉〉それぞれの奥さんは
〉〉Duchess > Marchioness > Countess > Viscountess > Baroness

〉Countess だけは、大陸風の Count の女性形(?)なので、
〉最初は Earl の奥さんだと気づかなかったです(笑)

そうですよね。
たかぽん が、Earless だと 耳なし みたいって言ってました。(笑

〉〉爵位は 複数持っていることが多く そのうち一番高いものを称しています。
〉〉例えば、Duke of SSS, Marquis of TADOKU, Earl of KODOMO の3つを持っている
〉〉人がいると、その人の heir が 次に高い爵位 Marquis of TADOKU を称します。
〉〉この人が Duke of SSS が亡くなると、 Duke of SSS を継ぎます。

〉爵位の名前は封建制度の頃(?)、与えられた土地(封土)にくっついていた土地の名前が
〉タイトルについているのがそもそもの始まりかな?と理解してます。違うかな?(ちゃんと調べなきゃ)
〉だから、土地をいっぱいもらった人は、タイトルもたくさん持ってるの。
〉Stephanie Laurens の "Devil's Bride"のヒーローは、ぞろぞろーっとたくさんタイトル持ってて圧倒されました。
〉多分、父方からとか母方からとかあちこちから集まっちゃったんだろうと思うけど。
〉逆に、heir が全くいない爵位は、土地と一緒に王様に返されちゃうのよね。

封建制度なので、土地にくっ付いているのですね。
相続人のいない財産は国庫にというのは現代も同じですね。

〉〉Lord and Lady
〉〉Sir
〉〉Mr and Mrs and Miss

〉〉いろいろ ややこしい決まりがあるようで、良く分かっていません。
〉〉公式、非公式 の場合で 異なったりもするようですし......
〉〉もちろん、日常このあたりの知識が必要な方はまずいないでしょうから
〉〉正確に覚える必用はないと思います。(笑

〉わたしも何となくしか分からないけど、全然困らないー(笑)

〉〉本を読む上で 別に分からなくても、大きく困ることはないのですけど、
〉〉一人の人がいろいろな名前で呼ばれるので、分かりにくいと感じるかも
〉〉しれません。

〉それはある!
この点だけですよね。
2人の間柄によって 呼びかける名前が違うけれど注意して読んでいれば、分かるかな?

〉〉また、本によっては適当なこともあるようです。例えば Lady Sphia's Lover の
〉〉Sophia は子爵令嬢なので、Miss Sophia Sydny となるように思います。

〉あれは、タイトルが間違ってるよね。
〉本の中では、Miss と呼ばれていたような気がする。(←昔のことなので忘れた)

そうそう Miss Sydny です。 Sir Ross と結婚後は Lady Sophia と呼ばれてた。

〉〉Lord
〉〉爵位を持った人
〉〉Duke、Marquess の息子

〉〉Sir
〉〉准男爵 Baronet と一代限りの Knight

〉エルトン・ジョンも Sir だっけ(笑)?
ベッカム様もそうだったような? 現代でも Sir で良いのかしら。

〉〉Lady
〉〉Lord、Sir の奥さん
〉〉Duke、Marquess、Earl の娘

〉未亡人となった Lady は格下の相手(無爵位でも)と結婚しても、
〉Lady と呼ばれるんでしたっけ(あやふや)

生まれたときから Lady なら、ずーっと Lady だったと思います。
結婚によって Lady になった人は、再婚すると相手にあわせる
ような気がしますが、良く分かりません。(笑

〉〉Mr
〉〉Gently 階級の男性で Lord でも Sir でも無い人
〉〉執事 も Mr で呼ばれる

〉伯爵の次男なんかは、Mr なんだよね?(あやふや)
〉最初の頃(今でも)よく分からなかった。
〉あの Mr.Darcy("Pride and Prejudice")は伯爵の甥(?)だけど、
〉執事と同じように Mr って呼ばれるなんて、日本人から見ると不思議な感じです(笑)

そうそう、日本語では「さん」とか「さま」と訳されることが多いみたいですが
日本語には無い言葉ですよね。

〉今色々調べててよく分からないのが、courtesy title というやつ。
〉Earl の次男以降や、viscount、baron の子女などを、Honorable (ファーストネーム))(名字)と呼ぶ、呼びかけ用の敬称。
〉略して、Hon. 誰々っていうの、そういえば見たことあるけど。。。
〉正式には平民だけど、貴族の家族だから呼び方を変えるのかしら?

どうなんでしょう?
Mary Balogh の The Secret Pearl でヒロインの身元をヒーローが突き止めた後
彼女に呼びかけるシーンで、The Honorable Miss Isabella Fleur Bradshaw of 彼女の生まれた家
としていました。 これが、ヒロインの正式な呼称なのかなぁ と思います。

〉あと、dowager っていう単語。
〉読んでるうちに、未亡人っぽいぞと思うようになったんだけど、widow との違いは何?
〉爵位持ちの奥さんが夫を亡くすと、dowager になるんだよね。
〉Dowager Countess Kodomo とか。
〉でも、実際には新しい Kodomo伯爵が結婚して、次の Countess Kodomo が
〉できるまでは、Countess Kodomo と名乗ることが多いんでしたよね。

widow は、広い意味での未亡人。 dowager は、タイトルを持っている未亡人のことかなぁ と思います。
新しいKodomo伯爵 が結婚すると Countess Kodomo が二人になってしまうので
区別するためでしょうか? もし次々とKodomo伯爵 が死亡して Countess Kodomo が
複数できてしまったらどうするのかな? とか思ったり。

まあ、このあたりは 適当に感じだけつかめていれば OK かなぁ と思います。

〉〉dowry

〉うんうん。
〉何の後ろ盾もなく財産もなく残された妙齢の四姉妹で、dowryが
〉馬ファン垂涎の名馬1頭ずつという奇抜な設定もあった(笑)

あれは、すごいですよね。
馬が死んじゃったら どうするのでしょ?

〉〉実際の結婚は、家と家との契約のようなものなので、金銭的な面でも
〉〉間に弁護士などが入って dowry の扱い 未亡人となったときの
〉〉その後の 生活費や住居など含めて きちんと取り決め文書で残します。
〉〉あまりストーリーの中で語られることはありません。
〉〉この取り決めが終わったあとで betroth となるようです。他に好きな人が
〉〉出来たので 婚約破棄 なんて簡単にできません。仮に、単なる口約束
〉〉でも、「気が変わった」として、無かったことにするのは 難しいことです。

〉あとは名誉の問題で、女性の側から婚約解消できるけど、紳士の方から言い出すことはできないとかね。

女性から断るように、いろいろ画策する話もありますねぇ
Amanda Quick の Paid Companion とか (笑

〉〉bastard

〉〉また、妻に子供が産まれない男性が、田舎の領地や外国で出産したこと
〉〉にして愛人に産ませた男の子を妻の子として誤魔化して届けるという設定も
〉〉あります。 bastard には、正式な相続権は一切ありませんので、そこを解決するための
〉〉嘘になります。

〉最近翻訳ロマンスで人気の作家は、英国貴族と砂漠の民の bastard が爵位を相続するとかで、
〉そんなものは「ファンタジーじゃ!」と一喝したくなります(爆)

それは、いくらなんでも..... 読む気がしません。
Historical ではなくて、架空の国にして parenomal で書いて欲しいです。

〉〉Fitz

〉〉とある本のヒロインの 姓は、FitzHubert ですが、父親とも母親とも違います。

〉そんなの、中世もの以外にもあるんですね?!
Lord of Ice のヒロインがそうです。
ヒーローも公式には公爵の息子なんですが 実際のパパは公爵じゃなく
bastard なのは、社交界と読者には公然の秘密でも、ヒロインは知らないので、
彼に相応しくない と思い悩みます 。

〉〉manicure

〉〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉〉通じる親密さを表すことになります。

〉パピイさんも書いてるけど、Loretta Chase のあのシーンは、
〉超エロティックでしたー。手袋外すだけなのに。

ずーっと 驚きつつ読んでいたためか、頭の中が飽和してしまい
はっきり思い出せずです。だめだなぁ〜 私。

〉もっと色々コメントしたかった気もするけど、そろそろ出かけなければならないのでこの辺で。
〉(でも、くどくどしかった気も。。。)

忙しいところ ありがとうございます♪
また、なにか気がつかれたらお願いします。

〉爵位と呼び方については、wikipedia を参考にしました。
[url:http://en.wikipedia.org/wiki/Courtesy_title]
〉でも、wiki って学術的に正しいかは、あまり信用できないよね(爆)
〉それに、わたしが色々付け加えた細かい呼び方については、lady's maid に
〉なるわけでもなし、分からなくても全然困らないですよねー。
〉ということで、「ふーん」くらいに読み飛ばしてください(笑)

そうそう、wikipedia は、ちょっと 信用度がアレですよね。
細かいところを気にするときりが無いので、関係によって呼び名が変わる
というのを知っていれば なんとかなるものです。

では〜


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1092. ヒストリカル ロマンス講座、ありがとうございます!

お名前: もつこ
投稿日: 2008/1/14(16:53)

------------------------------

久子さん、みなさん、こんにちは。
ヒストリカルロマンス2冊目(An offer from a genteleman)をちょうど、今日読み始めたもつこです。

久子さんとはタドキスト大会などで、お会いしたことはあるのですが、まだちゃんとお話したことがありませんでした。
私もロマンス本を読み始めたので今後は、どうぞご指南、よろしくお願いします!

初心者の私にとって、前回の語彙説明、今回のものも大いに参考になります!
特に
bastard
はいきなり、An offer from a gentelemanの冒頭に出てきて、私はもともと2つ目の意味しかしらなかったので、最初は???でした。
読み進めるうちに1つ目の意味が想像つきましたが、今日ちょうどこの久子さんの解説を見つけて、やっぱり!!とおもってうれしくなった次第です。

手袋の話も興味深かったです。
なるほど、前に読んだSuddenly you のなかでもちょっと意味深に手袋をはずすシーンがあったので、そういうことかな、とおもっていたのですが、納得!です。
An offer from a gentelemanでも重要なシーンがあるのですね!
楽しみに読み進めます!

ではロマンス本先輩の皆様、今後ともよろしく解説のほうをどうぞよろしくお願いします!


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1095. Re: ヒストリカル ロマンス講座、ありがとうございます!

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/16(22:58)

------------------------------

もつこさん こんばんは

〉ヒストリカルロマンス2冊目(An offer from a genteleman)をちょうど、今日読み始めたもつこです。

おぉ ロマンス2冊目ですね!
どんな感じでしょうか?

〉久子さんとはタドキスト大会などで、お会いしたことはあるのですが、まだちゃんとお話したことがありませんでした。
〉私もロマンス本を読み始めたので今後は、どうぞご指南、よろしくお願いします!

何回かお会いしてますが、あまりお話できていなかったですね。
今度お会いするときには、ロマンスについてお話したいです♪
こちらこそ よろしくお願いします!

〉初心者の私にとって、前回の語彙説明、今回のものも大いに参考になります!
〉特に
〉bastard
〉はいきなり、An offer from a gentelemanの冒頭に出てきて、私はもともと2つ目の意味しかしらなかったので、最初は???でした。
〉読み進めるうちに1つ目の意味が想像つきましたが、今日ちょうどこの久子さんの解説を見つけて、やっぱり!!とおもってうれしくなった次第です。

もともと 1つ目の意味から、侮辱の言葉になったのでしょう。
侮辱するときに son of whore など言うこともあります。
bastard は、他に love child という言い方もするようです。

〉手袋の話も興味深かったです。
〉なるほど、前に読んだSuddenly you のなかでもちょっと意味深に手袋をはずすシーンがあったので、そういうことかな、とおもっていたのですが、納得!です。
〉An offer from a gentelemanでも重要なシーンがあるのですね!
〉楽しみに読み進めます!

もう、そこまで読まれたころでしょうか?(結構前の方だったと思います。)

〉ではロマンス本先輩の皆様、今後ともよろしく解説のほうをどうぞよろしくお願いします!

お仲間が増えて嬉しいです!
初心者の目で何か気がつかたら 教えてくださると嬉しいです。


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1096. 久子さん、ありがとうございます!

お名前: もつこ
投稿日: 2008/1/18(00:08)

------------------------------

久子さん、こんばんは。もつこです。
お返事ありがとうございます!

〉もつこさん こんばんは

〉〉ヒストリカルロマンス2冊目(An offer from a genteleman)をちょうど、今日読み始めたもつこです。

〉おぉ ロマンス2冊目ですね!
〉どんな感じでしょうか?

さすが、お勧め作家のお勧め本だけあって読みやすいですね!
パピイさんの言ったいたシンデレラーロマンス本版というかんじで
さくさく話が進んでいってます。(今5分の1くらい)
ちょっと、ロマンス本にはまってしまいそうな予感!?

〉〉久子さんとはタドキスト大会などで、お会いしたことはあるのですが、まだちゃんとお話したことがありませんでした。
〉〉私もロマンス本を読み始めたので今後は、どうぞご指南、よろしくお願いします!

〉何回かお会いしてますが、あまりお話できていなかったですね。
〉今度お会いするときには、ロマンスについてお話したいです♪
〉こちらこそ よろしくお願いします!

ほんと、次回お会いするのが楽しみです!
いつかなー?

〉〉初心者の私にとって、前回の語彙説明、今回のものも大いに参考になります!
〉〉特に
〉〉bastard
〉〉はいきなり、An offer from a gentelemanの冒頭に出てきて、私はもともと2つ目の意味しかしらなかったので、最初は???でした。
〉〉読み進めるうちに1つ目の意味が想像つきましたが、今日ちょうどこの久子さんの解説を見つけて、やっぱり!!とおもってうれしくなった次第です。

〉もともと 1つ目の意味から、侮辱の言葉になったのでしょう。
〉侮辱するときに son of whore など言うこともあります。
〉bastard は、他に love child という言い方もするようです。

なるほど、勉強になります。

〉〉手袋の話も興味深かったです。
〉〉なるほど、前に読んだSuddenly you のなかでもちょっと意味深に手袋をはずすシーンがあったので、そういうことかな、とおもっていたのですが、納得!です。
〉〉An offer from a gentelemanでも重要なシーンがあるのですね!
〉〉楽しみに読み進めます!

〉もう、そこまで読まれたころでしょうか?(結構前の方だったと思います。)

はい!さっきどきどき!(&にやにや)で通過しました。
(実は同時にDarran Shan1巻を読み始めてたので、こっちの本がほとんど手付かずだったのです。すみません。(笑))
うーん、期待どおり、とってもよかったでーす!

〉〉ではロマンス本先輩の皆様、今後ともよろしく解説のほうをどうぞよろしくお願いします!

〉お仲間が増えて嬉しいです!
〉初心者の目で何か気がつかたら 教えてくださると嬉しいです。

まだまだ未知の世界なので、どきどきわくわくです。
読んでいて「これ何のことかわからないー!」というのがあったら
先輩方にご相談させていただきますので、どうぞよろしくお願いします!

さて、3冊目は何にしようかなあ??
(まだ2冊目も読み終わっていないのに・・)


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1094. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: なおちぃ
投稿日: 2008/1/14(23:09)

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久子さん、こんばんは。

とっても役に立つ投稿ありがとうございます!
前回のもしっかり保存してありますよ。
PBを読んでいてその単語に出会うとちょっと嬉しくなってしまいます。

〉曖昧な茶色(mouse brown とか言われたり)は、平凡すぎて魅力がない
〉ようです。 しっかし、日本では ネズミ と言えば 灰色系ですが 英語では、
〉茶色系の色なんですね。

今Lisa kleypasのDreaming of youを読んでいまして、
ヒーローがヒロインの事をmouse brownだかbrown mouseと言ってたんですよね。
小柄で茶色の髪だからだと思っていました。
本人にmouseって言うのは失礼な事なんですね、ヒロインが憤慨するわけです。笑

赤毛のヒーローは・・・
ロマンスだとヒーローは色黒とか日焼けしてるって描写が良く出て来ますよね。
赤毛だと色白だろうから日焼けすると赤くなっちゃうし、
黒くなるよりそばかすになってしまうからなのではと勝手に解釈しております。(^^;)
そばかすのヒーローってのもあまり聞いた事無いですよねぇ。

〉bastard
〉大きく2つの意味があります。
〉・Illegitimate child 私生児
〉・不愉快な人 主に悪口や悪態をつく時に使用。
〉どちらの意味で使われているのかは、前後関係で分かると思います。

ロマンス読みだったら原書を読まなくても知らない人はいないと思われます〜。
これはロマンス本読むに当たって必須の単語ですよね。

〉urchin
〉辞書だと 子供 と書いてありますが、普通はロンドンの街頭にいる ボロをまとった
〉子供たちのことを指します。上流、中流の家庭の子女のことは指していないと
〉思います。

この単語、Dreaming of youで出てきましたよ〜。
ヒーローの境遇がこれだったんですよね。

他にも・・・
痛い目に遭ったヒーロー/ヒロインが良くお世話になるアヘンチンキはLaudanumと言うのですね。これもヒストリカルには必須です。
Titleやそれに対する呼び方なども複雑でなかなか整理出来るところまで行っていないので助かりました。

それでは、次回も楽しみにお待ちしておりますので〜。


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1097. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/18(21:33)

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なおちぃさん こんばんは。
すっかり 遅くなってしまいました。

〉とっても役に立つ投稿ありがとうございます!
〉前回のもしっかり保存してありますよ。
〉PBを読んでいてその単語に出会うとちょっと嬉しくなってしまいます。

ありがとうございます。
見たことある単語に出会うと嬉しいですよね。

〉今Lisa kleypasのDreaming of youを読んでいまして、
〉ヒーローがヒロインの事をmouse brownだかbrown mouseと言ってたんですよね。
〉小柄で茶色の髪だからだと思っていました。
〉本人にmouseって言うのは失礼な事なんですね、ヒロインが憤慨するわけです。笑

私も年末に Dreaming of you を読みました。
何かと mouse ってヒーローが言うので、ヒロインが凹んでました。
当時だと、かなりお金持ちでもないと自分に似合った色の服など
買えないので、自分の髪や目が曖昧な色だと余計にくすんだ感じに
なってしまうのかもしれないですね。

〉赤毛のヒーローは・・・
〉ロマンスだとヒーローは色黒とか日焼けしてるって描写が良く出て来ますよね。
〉赤毛だと色白だろうから日焼けすると赤くなっちゃうし、
〉黒くなるよりそばかすになってしまうからなのではと勝手に解釈しております。(^^;)
〉そばかすのヒーローってのもあまり聞いた事無いですよねぇ。

そういわれると 日焼けしているのも 魅力の一つですね。
赤毛の女性の色白の肌はOK でも 男性が真っ白だと.... ですね。 (笑
The Naked Earl のヒーローは、髪と同じくらい赤面した とあったので
珍しく赤毛でした。

〉〉bastard

〉ロマンス読みだったら原書を読まなくても知らない人はいないと思われます〜。
〉これはロマンス本読むに当たって必須の単語ですよね。

そうなんですか〜。
ロマンス読むまで、映画で You bastard とか聞くくらいでした。

〉〉urchin

〉この単語、Dreaming of youで出てきましたよ〜。
〉ヒーローの境遇がこれだったんですよね。

そうそう、そこから這い上がったのですよね。
たいしたものです。
Sea urchin というと、トゲトゲで海底にいる生き物で
高級な寿司ネタ にもなります。

〉他にも・・・
〉痛い目に遭ったヒーロー/ヒロインが良くお世話になるアヘンチンキはLaudanumと言うのですね。これもヒストリカルには必須です。

よく出てきますよね。
あんなに使って中毒にならないのかしらん と心配になります。(笑

〉Titleやそれに対する呼び方なども複雑でなかなか整理出来るところまで行っていないので助かりました。

私も、まだまだ ですけど、大体が分かっていれば大丈夫なものです。

〉それでは、次回も楽しみにお待ちしておりますので〜。
は〜い。 当てにしないで待っていてください!


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1100. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: ゆずちゃ
投稿日: 2008/1/22(09:13)

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久子さん、こんにちは!

少しお仕事でネットから離れていたのですが、舞い戻ってみればまたまた役に立つ情報が満載!
いつもありがとうございます!!

丁度Julia QuinnのThe Duke and Iを読み始めていたところで「Dukeってどれくらいの地位だっけ?」と思っていたのでさっそく助かりました(笑)

〉爵位の高い順
〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉カッコ内はフランス語綴り

〉訳語は
〉公爵 > 侯爵 > 伯爵 > 子爵 > 男爵

和訳でロマンスを読んでいた時も「伯爵より侯爵のが地位が上だっけ?」とかあやふやだつたのですが、なるほど…なぜか英語だとEarlってあまりなじみがないです。こんどPB読んでて出たときは貴族の地位だって忘れないようにしなきゃ(笑)

他にもまだ出会ってないか、出会ってもなんの意味か気づかずスルーした単語ばかり!
これからも久子さんの投稿を要チェック!して、ロマンスPBヒストリカルの荒波を渡っていきます(^o^)/


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1101. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/22(21:26)

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ゆずちゃさん こんばんは

〉少しお仕事でネットから離れていたのですが、舞い戻ってみればまたまた役に立つ情報が満載!
〉いつもありがとうございます!!

ありがとうございます。

〉丁度Julia QuinnのThe Duke and Iを読み始めていたところで「Dukeってどれくらいの地位だっけ?」と思っていたのでさっそく助かりました(笑)

日常には関係ない言葉なので、あれれ? ってなりますよね。

〉〉爵位の高い順
〉〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉〉カッコ内はフランス語綴り

〉〉訳語は
〉〉公爵 > 侯爵 > 伯爵 > 子爵 > 男爵

〉和訳でロマンスを読んでいた時も「伯爵より侯爵のが地位が上だっけ?」とかあやふやだつたのですが、なるほど…なぜか英語だとEarlってあまりなじみがないです。こんどPB読んでて出たときは貴族の地位だって忘れないようにしなきゃ(笑)

Earl も、日常には縁がないですよね。
奥さんが Countess なのに しばし気が付きませんでしたし (笑
Bridgerton だと、6作目のヒーローが Earl だったと思います。

〉他にもまだ出会ってないか、出会ってもなんの意味か気づかずスルーした単語ばかり!
〉これからも久子さんの投稿を要チェック!して、ロマンスPBヒストリカルの荒波を渡っていきます(^o^)/

今は、Dead Until Dark パラノーマル にすっかり嵌ってるので
いつになるか分かりませんが、気長に待っていてください。 (笑


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1104. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: そうこ
投稿日: 2008/2/2(00:27)

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久子さん、こんにちは!
そうこです。

第一回と同様に今回の第二回も保存させていただきます!

以下、部分反応になります。
(ほとんどがへえ〜で、部分的にしか反応できません...)

〉Laudanum
〉アヘンチンキ

なるほど。
これはヒストリカルでは重要単語ですね!

〉mews
〉mew の複数形ではないので、猫はあまり関係がないと思います。

〉文脈から分かったのは、
〉・馬が数頭居る場所。
〉・ロンドン市内のお屋敷にあるもの。

〉郊外のお屋敷の場合は、stable となる。
〉ヒーローの領地にあるたくさん馬を飼育しているところは stable でした。
〉規模が違うのでしょう。たぶん。

stable は見たとこがあります。
mews はまだ見たことがないと思います。(気付いてないだけでしょう...)

〉heir and heiress

〉財産や爵位などを相続する人のこと。
〉heir の女性形が heiress となりますが、爵位と先祖伝来の領地、宝飾品は
〉年長の男子にのみ相続権があるようです。娘ばかりだと、お父さんが亡くなった
〉ときに 遺族が相続できる財産が非常に少なくなってしまいます。
〉また、先祖伝来の家屋敷は新しい相続人のものですので、住むところも
〉なくなってしまいます。

〉娘しか居ないと、自分の弟の直系が相続、弟が居ない場合は、さらにさか
〉のぼって、自分の父親の弟(叔父)の直系 といった順番に 相続人を
〉たどっていきます。

〉自分が先祖伝来の資産を運用して増やした財産やそれを使って購入したもの
〉については自由に自分の妻や長男以外の子供に相続させることができたようです。

当時の相続についてはPride & Prejudice(BBCドラマ)で知りました。
お父さんが「まさか娘ばかり生まれるとは思わなかったから、
貯金をしていなかった。気付いた時には手遅れだったよ。」
といった感じのことをエリザベスに話していました。
うそ〜っとびっくりしましたね。

〉title
〉爵位 のことです。

〉爵位の高い順
〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉カッコ内はフランス語綴り

〉訳語は
〉公爵 > 侯爵 > 伯爵 > 子爵 > 男爵

この順番だけはわかるようになりました。
でも、 titleに関しては複雑な約束事が多いのですね。

〉未婚のときにに Lady と呼ばれた令嬢が Mr と結婚しても
〉Lady で呼ばれるようです。

これに関しては、Where Dreams Begin by Lisa Kleypas のヒロインHolly が該当しますね!

〉barren
〉爵位持ちの男性と結婚した女性は、heir を産むのが義務という社会です。
〉なので、She is a barren. ということになると とても肩身が狭くなります。

〉この説明で意味が分かると思いますが、「石女」のことです。
〉子供に恵まれない女性を指しますが 必ずしも女性に原因があるわけでは
〉ないのは皆さんご存知のとおりです。

昨日読み終わった The Secret by Julie Garwood にこの単語ありました!
heirが必要なのに"Is she barren?"って使われてました。

〉bastard

〉大きく2つの意味があります。
〉・Illegitimate child 私生児
〉・不愉快な人 主に悪口や悪態をつく時に使用。

同じく The Secret のなかで、2番目の意味でヒーローが使ってました。
私が初めてこの単語を聞いたのはあるANIMEの中なので、
今でも普通に使われるのですよね?

〉Fitz

〉とある本のヒロインの 姓は、FitzHubert ですが、父親とも母親とも違います。

〉父親は、Viscount Hubert で 母親はその Mistress ということは
〉Fitz + Hubert と考えて 認知された庶子を意味してるのかな?
〉父親は、亡くなるまで彼女といっしょに住んでいて、遺言でそれなりの財産を
〉残していましたので、ちゃんと考えていたようです。

〉ひゃ〜。苗字で、誰の庶子か分かっちゃうのぉ。
〉正式に認知されていそうだけど、それでもねー。

そんなことがあるのですか?!
辛いですねえ。

今回も、興味深く読ませていただきました。
それでは第三回を楽しみに待っています(笑)。


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1105. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/2/3(08:15)

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そうこさん こんにちは 久子です。

〉第一回と同様に今回の第二回も保存させていただきます!
ありがとうございます。

〉以下、部分反応になります。
〉(ほとんどがへえ〜で、部分的にしか反応できません...)
多くの本を読んでいるうちに あれれ よく見かけるなぁ と
気付いたもの、まあ、知らなくても楽しめる用語ばかりですから。

〉〉Laudanum
〉〉アヘンチンキ

〉なるほど。
〉これはヒストリカルでは重要単語ですね!

よく出てきますよね。
あんなに使って中毒にならないのかしら? と心配になります。

〉stable は見たとこがあります。
〉mews はまだ見たことがないと思います。(気付いてないだけでしょう...)

たぶん stable の方が見かけることが多いと思います。
mews は、ロンドンが舞台のお話で、かつ馬が重要なポイントになる
本でないと頻繁には出てこないかな。

〉〉heir and heiress

〉当時の相続についてはPride & Prejudice(BBCドラマ)で知りました。
〉お父さんが「まさか娘ばかり生まれるとは思わなかったから、
〉貯金をしていなかった。気付いた時には手遅れだったよ。」
〉といった感じのことをエリザベスに話していました。
〉うそ〜っとびっくりしましたね。

確かに、驚きですよね。
日本だと同じように封建時代でも、婿養子という考え方があったので
お嬢さんばかりでも あまり困りませんけど、直系男子のみ というのは
厳しいですね。

〉〉title
〉〉爵位 のことです。

〉この順番だけはわかるようになりました。
〉でも、 titleに関しては複雑な約束事が多いのですね。

複雑ですが、知らなくても 楽しめますし 読んでいるうちに
何となく分かってきますよね。
日本の時代劇を見るときに身分についてよく分かっているか
というと 一般的にはそんなに詳しく分かっていなくても
楽しめますしね。

〉〉未婚のときにに Lady と呼ばれた令嬢が Mr と結婚しても
〉〉Lady で呼ばれるようです。

〉これに関しては、Where Dreams Begin by Lisa Kleypas のヒロインHolly が該当しますね!

伯爵令嬢でしたっけ? 社交界って、いろいろ決まりごとが多くして
よそ者が入り込めないようにしているのかしら? って感じます。

〉〉barren

〉昨日読み終わった The Secret by Julie Garwood にこの単語ありました!
〉heirが必要なのに"Is she barren?"って使われてました。

でてきましたか!
あまり出てきませんが、前後関係で分かる言葉かな。
土地が痩せている とか 人間以外の生き物にも使えるようです。

〉〉bastard

〉〉大きく2つの意味があります。
〉〉・Illegitimate child 私生児
〉〉・不愉快な人 主に悪口や悪態をつく時に使用。

〉同じく The Secret のなかで、2番目の意味でヒーローが使ってました。
〉私が初めてこの単語を聞いたのはあるANIMEの中なので、
〉今でも普通に使われるのですよね?

現代でも現役の言葉で、漫画とか現代もののPBでも見かけました。
1つ目の意味で使うことは、ヒストリカルの方が多いみたいです。

〉〉Fitz

〉そんなことがあるのですか?!
〉辛いですねえ。

そうですね。
ヒーローも表向きは嫡子ですけど、実は庶子でも ヒロインは知らない
という設定だったので、ヒロインが、ヒーローに相応しくないと悶々と
悩むので可哀想でした。

〉今回も、興味深く読ませていただきました。
〉それでは第三回を楽しみに待っています(笑)。
ありがとうございます。
気長に待っていて下さい(笑


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