Horribly Famousの数え方

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/5/2(22:51)]

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680. Horribly Famousの数え方

お名前: 柊
投稿日: 2006/9/25(15:08)

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 こんにちは、柊です。春眠暁を覚えずですが、私はなぜか秋も眠いです。小春日和だからだろうか。

 さて、以前たかぽんさんが報告されていた、Dead Famousというシリーズが面白そうだと思い、探したところ、いくつかはHorribly Famousというシリーズタイトルで出ている版の方が安かったので、エリザベス一世を買ってみました(私の中ではとりあえず、世界史と言ったらテューダー朝なのです)。
 タイトルはElizabeth I and her conquests。出版社はScholasticです。
 彼女の父ヘンリー八世のもありましたが、Henry VIII and His Chopping Blockというタイトルでした。
 The Lost Diary of King Henry VIII's Executioner(出版社はCollins)というタイトルの本まであり、ヘンリー八世はやはりそのイメージなのですね。
 時代の名前と形容詞が同じ頭文字の歴史書シリーズでも、Terrible Tudorsでしたし。この頭文字の同じ歴史書シリーズは世界史のほぼ全ての時代と場所をカバーしているのではないかしらというぐらい沢山あり、DVDも出ています。何が映っているんだろう。

 さて、Dead Famousでは他に、Mary Queen of Scots and Her Hopeless Husbandsを頼んでいて、いずれ届く予定なのですが、このシリーズ、総語数を数えるのが難しいのです。
 マンガや、エリザベスの場合はThe Tudor Tatlerというゴシップ新聞(?)の記事が入っていてページごとに行数も何もかも違うのです。
 絵本の場合のように、文字の多いページと少ないページと普通のページを各3ページ数えて平均して、とやった方がいいのかしら、と思うほどです。
 どなたか一緒に、このシリーズ用の文字率を開発するとかしませんか、というお誘いをしたくなります。
 そんな迂闊な人が現れる効果を期待しつつ、ちょっとそれぞれのシリーズの面白そうな本を紹介してみようと思います。まだ読んでいないので、タイトルで決めていますが。

 Dead Famousから
Joan of Arc and Her Marching Orders ジャンヌ・ダルク
Cleopatra and Her Asp
Boudica and Her Barmy Army イギリスの(伝説上の?)女王
Winston Churchill and His Great Wars
Alexander the Great and His Claim to Fame
Leonardo Da Vinci and His Super-brain
Isaac Newton and his Apple
Albert Einstein and His Inflatable Universe
Queen Victoria and Her Amusements
Roald Dahl and His Chocolate Factory (やっぱりなんか変な感じですね。ここにいると。確かに死んでいるし、有名人ですけど)
Elvis and His Pelvis

 Horrible Historiesから(面白いので、韻を踏んでいるのだけ集めてみました)
The Savage Stone Age
The Measly Middle Ages
The Woeful Second World War
The Groovy Greeks
The Vicious Vikings
The Vile Victorians
The Rotten Romans
The Cut-throat Celts
Cruel Crimes and Painful Punishments テーマ別ですね
Cruel Kings and Mean Queens 韻は踏んでないですが、面白そう

 以上、かなりの冊数がTerry Dearyという人が書いているようです。どういう人か興味が湧きます。

 ではでは皆様、Happy Reading!
 まだ早いのにHappy Sleepingできそうなぐらい眠い柊でした。実はここは南半球で、春眠暁を覚えずで正しかった、というトリックか? すいません、本当に眠くておかしいです。


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681. Re: Horribly Famousの数え方

お名前: たかぽん
投稿日: 2006/9/25(21:27)

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柊さん、こんにちは。たかぽんです。お元気ですかー?

Dead Famousシリーズ、およびHorribly Famousシリーズ、
ならびにHorrible Historiesシリーズのご紹介、ありがとうございます!

Dead Famous、この掲示板でちゃんと紹介しないとなーと思いながら、
さぼってました・・・。
(杏樹伯にも言われてたんですが・・・)

紹介の労をとってくださり、ありがとうございました!

〉 こんにちは、柊です。春眠暁を覚えずですが、私はなぜか秋も眠いです。小春日和だからだろうか。

眠いですねぇ。 ほどよい気候ですもんねー。
秋眠も亦た暁を覚えず。冬眠暁も宵も次の暁も覚えず。

〉 さて、以前たかぽんさんが報告されていた、Dead Famousというシリーズが面白そうだと思い、探したところ、いくつかはHorribly Famousというシリーズタイトルで出ている版の方が安かったので、エリザベス一世を買ってみました(私の中ではとりあえず、世界史と言ったらテューダー朝なのです)。

そんなシリーズタイトルでも出てたんですね。ぜんぜん知らなかった。。
罪滅ぼしにリンクしときます。
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439955750/sss-22]

柊さんは、ほんとにテューダー朝がお好きなんですねー(^_^)

〉 タイトルはElizabeth I and her conquests。出版社はScholasticです。

〉 彼女の父ヘンリー八世のもありましたが、Henry VIII and His Chopping Blockというタイトルでした。

これですね。
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439954673/sss-22]
Dead Famousシリーズ版は、
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590114085/sss-22]
 
ヘンリー八世は、オックスフォードのGRで読んだ知識しかありませんが、
やっぱり、うーん、たいへんな人だったというイメージを持ってます。
上の本を読んだらイメージ変わるかなぁ。

〉 The Lost Diary of King Henry VIII's Executioner(出版社はCollins)というタイトルの本まであり、ヘンリー八世はやはりそのイメージなのですね。
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0006945554/sss-22]

そうですねー。やっぱり斬りまくりのイメージが・・・。

〉 時代の名前と形容詞が同じ頭文字の歴史書シリーズでも、Terrible Tudorsでしたし。この頭文字の同じ歴史書シリーズは世界史のほぼ全ての時代と場所をカバーしているのではないかしらというぐらい沢山あり、DVDも出ています。何が映っているんだろう。
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590552902/sss-22]

Horrible Historiesシリーズですね。
これ、たくさんありますねー!!
あー、全部そろえたい!

〉 さてhttp://www.amazon.co.jp/dp/0590552902/sss-22、Dead Famousでは他に、Mary Queen of Scots and Her Hopeless Husbandsを頼んでいて、いずれ届く予定なのですが、このシリーズ、総語数を数えるのが難しいのです。

確かに・・・

〉 マンガや、エリザベスの場合はThe Tudor Tatlerというゴシップ新聞(?)の記事が入っていてページごとに行数も何もかも違うのです。

そうなんですよねー・・・

〉 絵本の場合のように、文字の多いページと少ないページと普通のページを各3ページ数えて平均して、とやった方がいいのかしら、と思うほどです。

私は、ジャンヌ・ダルクの巻のとき、ひとつの章の単語を全部数えて、
掛け算したら3万語でした。
でも、章によっても若干様相が違うので、やっかいですよねー・・・。

〉 どなたか一緒に、このシリーズ用の文字率を開発するとかしませんか、というお誘いをしたくなります。

ねー。そういう人が現れるいいですねー。 (おい自分!)

〉 そんな迂闊な人が現れる効果を期待しつつ、ちょっとそれぞれのシリーズの面白そうな本を紹介してみようと思います。まだ読んでいないので、タイトルで決めていますが。

あまり協力的でないたかぽん、これもリンクつけさせてもらって、お茶にごし・・・

〉 Dead Famousから
〉Joan of Arc and Her Marching Orders ジャンヌ・ダルク
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439981107/sss-22]

〉Cleopatra and Her Asp
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/043901364X/sss-22]

〉Boudica and Her Barmy Army イギリスの(伝説上の?)女王
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439963575/sss-22]

〉Winston Churchill and His Great Wars
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439967910/sss-22]

〉Alexander the Great and His Claim to Fame
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439963494/sss-22]

〉Leonardo Da Vinci and His Super-brain
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439982677/sss-22]

〉Isaac Newton and his Apple
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590114069/sss-22]

〉Albert Einstein and His Inflatable Universe
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439992168/sss-22]

〉Queen Victoria and Her Amusements
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439999111/sss-22]

〉Roald Dahl and His Chocolate Factory (やっぱりなんか変な感じですね。ここにいると。確かに死んでいるし、有名人ですけど)
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/043999909X/sss-22]

ねー。なんか変ですよね。
でも、イギリスでは、ここに並ぶ人たち級に有名なんですかねー。
("dead"は「死んでる」という意味だけじゃないみたいですね。)

〉Elvis and His Pelvis
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439997569/sss-22]
 
 
〉 Horrible Historiesから(面白いので、韻を踏んでいるのだけ集めてみました)

本のリンクだけ張りましたが、CDとかいろいろありますねー。

〉The Savage Stone Age
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590658891/sss-22]

〉The Measly Middle Ages
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590139002/sss-22]

〉The Woeful Second World War
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439011221/sss-22]

〉The Groovy Greeks
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590132474/sss-22]

〉The Vicious Vikings
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590557092/sss-22]

〉The Vile Victorians
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590554662/sss-22]

〉The Rotten Romans
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590554670/sss-22]

〉The Cut-throat Celts
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/059013972X/sss-22]

〉Cruel Crimes and Painful Punishments テーマ別ですね
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439979277/sss-22]

〉Cruel Kings and Mean Queens 韻は踏んでないですが、面白そう
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0590542095/sss-22]

〉 以上、かなりの冊数がTerry Dearyという人が書いているようです。どういう人か興味が湧きます。

ここはひとつファンレター攻撃でしょうか!(攻撃?)

〉 ではでは皆様、Happy Reading!
〉 まだ早いのにHappy Sleepingできそうなぐらい眠い柊でした。実はここは南半球で、春眠暁を覚えずで正しかった、というトリックか? すいません、本当に眠くておかしいです。

あー、そういうトリックかもしれませんねー。(ツッコミ入れたほうがいいのでしょうか・・)
眠いときは、眠れれば、眠るのに限りますねー。

Happy sleep-readin...zzz

(ありがとうございました!)


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686. Horrible Histories 2冊が1冊になったもの

お名前: たかぽん
投稿日: 2006/9/26(13:01)

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Horrible Historiesの中で、2冊が1冊になったものが何冊かありました。
1冊ずつ買うよりだいぶおトクになっております(^^)
 
 
The Terrible Tudors and the Slimy Stuarts
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439973511/sss-22]

Frightful First World War and the Woeful Second World War
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439973317/sss-22]

The Groovy Greeks and the Rotten Romans
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439973325/sss-22]

The Angry Aztecs and the Incredible Incas
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/043996802X/sss-22]

ハードカバーですが
The Smashing Saxons and the Stormin' Normans
[url:http://www.amazon.co.jp/dp/0439979269/sss-22]
 
 
見つけたのはとりあえずこれだけです。
("Horrible Histories Collections"で検索しました。)
まだあるかもしれません。

ではでは〜。


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697. 感謝&マニアック世界史のススメ(長いです)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/3(16:50)

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 こんにちは、たかぽんさん。リンクを張っていただき、ありがとうございます。充分、協力していただいたと思います。

 下で盛り上がっている(参加するタイミングを逃した)You wouldn't want to beにもヘンリー八世がありましたが、それを読んでもやっぱりイメージは変わらないですね。政敵を斬って斬って斬りまくる(自分ではやらず、命令する。で、首切り役人が出てくる)。
 まあ、本人の問題だけでなく、父のヘンリー七世の王位継承権が低い(というかないに等しい)ので、自分の方が正当な王位継承者だという人が、有り余るほどいたというのもあるようですけど。
 イギリス国教会成立の経緯だとか、ルターの出現というのが及ぼした影響だとか、ヘンリー八世の伝記を読むだけで理解できそうですね。

 何年に何が起きたという年号を覚えるのは苦手ですが(必要も感じないし、徳川幕府なんてドランクドラゴンのネタで覚えたし)、

(1)ヘンリー八世が妊娠したアンと結婚するためにイギリス国教会をつくって、
(2)かろうじて覚えている年号のエリザベス一世の生年が1533年で、
(3)ヘンリー八世とキャサリン・オブ・アラゴンが結婚していたのが20年以上続き、
(4)若い頃ヘンリー八世はルター批判の文書(ゴーストライター説は当然ある)を発表したことがある。この時は熱心なカトリックだった。
と、これだけ覚えていれば、ルターの教会批判は1500年代前半、それも最初の四半世紀だろう、という結論は出ます。広辞苑によると、1517年だそうです。
 ただ単にテューダー王室のことを調べていたのに、それが世界史の出来事と繋がってしまうわけで、しかも最近、臨界に達したのかいきなり閃いて繋がることが多くなり、歴史が面白くなってきました。

 いきなり古代から現代までの流れをさらうより、興味があるところをどんどん細かくやっていって、そこから過去や未来に繋がるものを探した方が、楽しいし覚えると思います。何かと繋がっている出来事しか覚えないから、覚えているものは歴史の流れの中でこういう意味を持っているとわかっているし。

 トリビアだらけだったりしますが、犬養毅首相がクーデターで殺されて、最後の言葉は「話せばわかる」だった、というのはトリビアだと思いますが(最後の言葉語録みたいな本、ありますよね)、たとえばここで、
「この時殺されたのは犬養毅個人ではなく、「話せばわかる」という思想そのものだった」
なんて、歴史の本に書いてあるのを読んだら、トリビアじゃなくなる気がします。

 弥生時代と縄文時代ってどっちが先? と何度聞いても覚えない人間がいっても、説得力がない気もしますが。
 でも、そんな知識が貯まっていったら、何年に何が起きたしか書いていない年表でもHappy Readingできるのかもしれませんね。


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699. Re: 感謝&マニアック世界史のススメ(長いです)

お名前: たかぽん
投稿日: 2006/10/4(22:28)

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柊さん、こんばんは。たかぽんです。

このごろ、リンク張りが好きになり、一種の趣味になっております…。
充分役立ったと言ってくださり、ありがとうございます。
 
 
やはり、ヘンリー八世は、「なかなかの」人物だったのですねー。

〉 まあ、本人の問題だけでなく、父のヘンリー七世の王位継承権が低い(というかないに等しい)ので、自分の方が正当な王位継承者だという人が、有り余るほどいたというのもあるようですけど。

あ〜、こういうお話、かっこいいです!
こういう話、シビレます!

〉 イギリス国教会成立の経緯だとか、ルターの出現というのが及ぼした影響だとか、ヘンリー八世の伝記を読むだけで理解できそうですね。

なるほどー。そうですよね。

(また逐行反応になってきました、すみません…)

〉 何年に何が起きたという年号を覚えるのは苦手ですが(必要も感じないし、徳川幕府なんてドランクドラゴンのネタで覚えたし)、

歴史に強い方々って、「年号なんか覚えてない」って言う人が多いですよねー。
(私は年号を覚えようとするから歴史が苦手なのかな…)

〉(1)ヘンリー八世が妊娠したアンと結婚するためにイギリス国教会をつくって、
〉(2)かろうじて覚えている年号のエリザベス一世の生年が1533年で、
〉(3)ヘンリー八世とキャサリン・オブ・アラゴンが結婚していたのが20年以上続き、
〉(4)若い頃ヘンリー八世はルター批判の文書(ゴーストライター説は当然ある)を発表したことがある。この時は熱心なカトリックだった。
〉と、これだけ覚えていれば、ルターの教会批判は1500年代前半、それも最初の四半世紀だろう、という結論は出ます。広辞苑によると、1517年だそうです。

おー! なるほどー!
年号を丸暗記するよりも、そういう、出来事の順序や関連性を知ることが大事ですよねー。
それで大体の年号の見当もついてくると。

〉 ただ単にテューダー王室のことを調べていたのに、それが世界史の出来事と繋がってしまうわけで、しかも最近、臨界に達したのかいきなり閃いて繋がることが多くなり、歴史が面白くなってきました。

あー、いいですねー! 聞いてる私もうれしくなってきます。

〉 いきなり古代から現代までの流れをさらうより、興味があるところをどんどん細かくやっていって、そこから過去や未来に繋がるものを探した方が、楽しいし覚えると思います。何かと繋がっている出来事しか覚えないから、覚えているものは歴史の流れの中でこういう意味を持っているとわかっているし。

なるほど。そうかもしれませんね。
ゴンブリッチの本から始めて、「通史をきわめよう!」などと、
大学受験生みたいな野望に燃えた瞬間があったのですが、
やっぱり世界史全部に興味があるわけでないので、けっきょくは、
好きなところばかりを読んでいます。それでいいんですよね。
好きなことだけやる「多読的歴史」ですね。(笑)

〉 トリビアだらけだったりしますが、犬養毅首相がクーデターで殺されて、最後の言葉は「話せばわかる」だった、というのはトリビアだと思いますが(最後の言葉語録みたいな本、ありますよね)、たとえばここで、
〉「この時殺されたのは犬養毅個人ではなく、「話せばわかる」という思想そのものだった」
〉なんて、歴史の本に書いてあるのを読んだら、トリビアじゃなくなる気がします。

おー! これもかっこいい!
そうですよね。歴史的な「意味」が付加されると、トリビアじゃなくなりますね。
それにしても、日本の首相は何人もテロに遭ってますねー…。

〉 弥生時代と縄文時代ってどっちが先? と何度聞いても覚えない人間がいっても、説得力がない気もしますが。
〉 でも、そんな知識が貯まっていったら、何年に何が起きたしか書いていない年表でもHappy Readingできるのかもしれませんね。

え〜、いちおう縄文→弥生ですが、興味のないことは覚えないという徹底ぶりが素敵です。(^_^)
知識が貯まったあとに「まとめ」を読むと、すごく面白いでしょうねぇ。
知ってることばかりだし、行間の裏事情も知ってるから、ひとりニヤニヤできるでしょう。
あー、私もそんな境地になりたい!
と思って、世界史全部やろうと思うのは、知らない単語を全部辞書で調べて
覚えようとするようなものですよね。。。
好きな本ばっかり読んで、楽しむことにします。

ではではHappy Reading!!


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700. Re: 感謝&マニアック世界史のススメ(長いです)

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/10/5(01:47)

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柊さん、こんにちは。

私はたかぽんからDead Famousを借りましたがまだ読んでません。最近上海関係の本しか読んでないので…。
確かにこの本はどうやって語数を数えたらいいかわかりませんね。中国語でも図版の多い本がありますが、誰も数えてくれないのですっごいテキトーかぞえをしています。でも英語の本で書評に書こうとか思うとあまりテキトーすぎてもまずいですし…。

〉 下で盛り上がっている(参加するタイミングを逃した)You wouldn't want to beにもヘンリー八世がありましたが、それを読んでもやっぱりイメージは変わらないですね。政敵を斬って斬って斬りまくる(自分ではやらず、命令する。で、首切り役人が出てくる)。
〉 まあ、本人の問題だけでなく、父のヘンリー七世の王位継承権が低い(というかないに等しい)ので、自分の方が正当な王位継承者だという人が、有り余るほどいたというのもあるようですけど。
〉 イギリス国教会成立の経緯だとか、ルターの出現というのが及ぼした影響だとか、ヘンリー八世の伝記を読むだけで理解できそうですね。

柊さんもYou wouldn't want to beシリーズ読んだんですね。

〉 何年に何が起きたという年号を覚えるのは苦手ですが(必要も感じないし、徳川幕府なんてドランクドラゴンのネタで覚えたし)、

私も年号は覚えられません。どうも数字に弱いらしいです。

〉(1)ヘンリー八世が妊娠したアンと結婚するためにイギリス国教会をつくって、
〉(2)かろうじて覚えている年号のエリザベス一世の生年が1533年で、
〉(3)ヘンリー八世とキャサリン・オブ・アラゴンが結婚していたのが20年以上続き、
〉(4)若い頃ヘンリー八世はルター批判の文書(ゴーストライター説は当然ある)を発表したことがある。この時は熱心なカトリックだった。
〉と、これだけ覚えていれば、ルターの教会批判は1500年代前半、それも最初の四半世紀だろう、という結論は出ます。広辞苑によると、1517年だそうです。
〉 ただ単にテューダー王室のことを調べていたのに、それが世界史の出来事と繋がってしまうわけで、しかも最近、臨界に達したのかいきなり閃いて繋がることが多くなり、歴史が面白くなってきました。

そうですよねー。歴史の本を読んでいるとだんだん「あ、これは」「お、これも」と、つながりができていってそれが広がっていくんですよね。特にヘンリー8世には宗教改革が関係しますから。つながりがわかると「へえ〜、へえ〜」が増えて面白くなっていきます。

〉 いきなり古代から現代までの流れをさらうより、興味があるところをどんどん細かくやっていって、そこから過去や未来に繋がるものを探した方が、楽しいし覚えると思います。何かと繋がっている出来事しか覚えないから、覚えているものは歴史の流れの中でこういう意味を持っているとわかっているし。

そう、そう。概観って頭に入りません。自分の好きなところからじわじわ広げていくのがいいんですよね。
そもそも私が歴史のことを「知ってる」としても、きっかけはマンガだったり宝塚だったりします。そこからじわじわ広げていくことに…。エリザベス時代に最初に触れたのは「七つの黄金郷」でした。フランス革命は「ベルサイユのばら」だし…。ハプスブルク家のことを調べ始めたのも「エリザベート」のせい。
フランス史はフランスへ旅行して、ロワールの古城めぐりでガイドさんがお城にまつわるエピソードをたくさんお話してくれてから、それぞれの王様のイメージがはっきりして、どの王様がどの王様の次で…というつながりがどんどんわかっていきました。

〉 弥生時代と縄文時代ってどっちが先? と何度聞いても覚えない人間がいっても、説得力がない気もしますが。
〉 でも、そんな知識が貯まっていったら、何年に何が起きたしか書いていない年表でもHappy Readingできるのかもしれませんね。

「縄文」「弥生」どっちが先?って歴史用語だけを覚えるより、縄文式土器と弥生式土器を見たほうがいいです。で、「どっちが先だと思うー?」って自分で考えてみます。縄文式時からは狩猟採集の荒々しい時代、弥生式時からは稲作を始めた穏やかな時代のイメージを浮かべると、どちらが先か納得できます。
でも日本人が縄文→弥生というふうに発展していったのではなくて、縄文人と弥生人は別の人種だったとかいう話もあるようですが。アイヌは縄文人の末裔だという説もあります。
歴史用語だけを覚えようとしても頭に入らないのは当然で、それがどんな時代かイメージするきっかけをつかむことです。
まあ、でも興味のない時代ならイメージしたり覚えたりしなくてもいいでしょう。

それではHappy Reading!


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