世界史クラブ:エレアノール・オブ・アキテーヌ

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/5/11(20:02)]

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1267. 世界史クラブ:エレアノール・オブ・アキテーヌ

お名前: 柊
投稿日: 2008/11/1(06:53)

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 みなさま、こんにちは。せっせと世界史クラブをやっています。この週末は割とすぐにお返事できる柊です。

 歴史物をせっせと読んでいてわかってきたのですが、私はどうやら自分の意志で敢然と運命や周囲の人に立ち向かっていく強い女性が好きらしい。なので、マリー・アントワネットやメアリ・ステュアート(のほとんどの小説)が好きではないらしい。
 今回紹介するエレアノール・オブ・アキテーヌ(Eleanor of Aquitaine)は、何しろ自分の意志以外のものではてこでも動かないときていますから、惚れるしかないですね。まあ、こういう人に惚れると人生大変そうですが、それもまた楽し。
 時代は中世、場所はフランス。12世紀です。フランス国王よりも領地が大きいけれど、フランス国王の臣下という、アキテーヌ公爵の総領娘がエレアノールなわけです。フランス王妃になった後、離婚して、結婚した相手がのちのイングランドのヘンリー2世なので、イングランド王妃にもなった人ですが、アキテーヌ公爵はそのどちらよりも偉そうな気がします。
 好きな割に、紹介できる本がJean Plaidyしかありません。やっぱりTudors並みの量をそろえるには、あと2年ぐらいかかりますね。

Courts of Love [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013147 ]
 Queens of Englandシリーズなので、一人称です。後半はともかく、前半は次に紹介するものよりもこっちで読んだ方が面白い。ただ、いかんせん20万語です。息切れします。それでいて、もっと詳しく読みたいと思うんですね。

The Plantagenet Prelude [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014600 ]
Plantagenetsという、14冊ばかりあるシリーズの1冊目です。まあ、この辺りは上ので読んだ方が面白いです。フランス王妃になった後、イングランド王妃時代の最初の辺りまでですね。

The Revolt of the Eaglets [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014601 ]
 ヘンリー2世に刃向かい始める息子たち。ヘンリーはそれをエレアノールが自分への憎しみを子どもたちに植え付けたのだと非難しますが、言動を見る限り、ヘンリーの自業自得の気が。
 エレアノールはイングランド史上最悪の王妃と呼ばれていますが、この辺りの家族の不和が国際的な戦争に発展した辺りの元凶といわれているのでしょうか。領地が大きい人と結婚して、その分配方法でもめたからってエレアノールのせいにされてもと思いますけどね。

The Heart of the Lion [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014602 ]
 エレアノールの深く愛するリチャード獅子心王がついに即位ですが、問題は山積み。それを解決しようと東奔西走するエレアノール。すごいパワーです。この人、当時の標準としては死んだら大往生な年だと思うんですが。
 Plantagenetsはこの後、次の時代へいってしまって、エレアノールの部分は終わってしまいます。当時の普通の人の倍ぐらい生きて、とにかく波瀾万丈な人生だった人ですね。

 彼女も行った十字軍に関してはYou wouldn’tに一冊ありますね。Horrible HistoriesのMeasly Middle Agesも興味があるなあ。


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1270. Re: 世界史クラブ:エレアノール・オブ・アキテーヌ

お名前: 久子
投稿日: 2008/11/1(09:58)

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柊 さん

こんにちは Eleanor of Aquitaine の児童書があります。
A Proud Taste for Scarlet and Miniver
E. L. Konigsburg
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003652]

私は、ヨーロッパ史に詳しくないので どのくらい史実に基づいているのか
分かりませんが、彼女の波乱万丈の人生が生き生きと描かれます。
児童書とはいえ、E. L. Konigsburg の歴史物なので、YLは高めですが
32,929語と語数が少ないので、柊 さんには物足りないかもしれません。


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1272. 久子さん、ありがとうございます

お名前: 柊
投稿日: 2008/11/1(14:56)

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 久子さん、こんにちは。柊です。

 そういえば以前そんな本に挑戦して、読みにくくて投げたことを思い出しました。ちょっとしか読んでないのですっかり忘れていましたが。
 情報ありがとうございました。


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1275. Re: 世界史クラブ:エレアノール・オブ・アキテーヌ

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/11/2(00:03)

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柊さん、世界史クラブ、せっせと続けてくださってありがとうございます。

〉 歴史物をせっせと読んでいてわかってきたのですが、私はどうやら自分の意志で敢然と運命や周囲の人に立ち向かっていく強い女性が好きらしい。なので、マリー・アントワネットやメアリ・ステュアート(のほとんどの小説)が好きではないらしい。

そういうことですか。私も強い女性の方が面白いと思います。
私がマリー・アントワネットが面白いと思うとしたら、フランス革命のアンチシンボルとしての人物像と、本人の実像に落差があるところです。

〉 今回紹介するエレアノール・オブ・アキテーヌ(Eleanor of Aquitaine)は、何しろ自分の意志以外のものではてこでも動かないときていますから、惚れるしかないですね。まあ、こういう人に惚れると人生大変そうですが、それもまた楽し。

この人は面白いですね。しかも相当長生きしてますね。
私はフランス風にアリエノール・ダキテーヌと呼んでますが。
久子さんの紹介してくれた本は私も持っていますが、ダンボールのどこかに眠っています。

〉 時代は中世、場所はフランス。12世紀です。フランス国王よりも領地が大きいけれど、フランス国王の臣下という、アキテーヌ公爵の総領娘がエレアノールなわけです。フランス王妃になった後、離婚して、結婚した相手がのちのイングランドのヘンリー2世なので、イングランド王妃にもなった人ですが、アキテーヌ公爵はそのどちらよりも偉そうな気がします。
〉 好きな割に、紹介できる本がJean Plaidyしかありません。やっぱりTudors並みの量をそろえるには、あと2年ぐらいかかりますね。

基本的にフランスの人なので、英語の本は多くないのかもしれません。イギリス国王リチャード獅子心王の母親なんですけどね…。リチャードから探したらもっと出てくるかもしれません?

〉Courts of Love
〉 Queens of Englandシリーズなので、一人称です。後半はともかく、前半は次に紹介するものよりもこっちで読んだ方が面白い。ただ、いかんせん20万語です。息切れします。それでいて、もっと詳しく読みたいと思うんですね。

シリーズものなのですね。ではQueenがいっぱい?

〉The Plantagenet Prelude [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014600 ]
〉Plantagenetsという、14冊ばかりあるシリーズの1冊目です。まあ、この辺りは上ので読んだ方が面白いです。フランス王妃になった後、イングランド王妃時代の最初の辺りまでですね。

プランタジネットで14冊ですか。すごいですね。

〉The Revolt of the Eaglets [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014601 ]
〉 ヘンリー2世に刃向かい始める息子たち。ヘンリーはそれをエレアノールが自分への憎しみを子どもたちに植え付けたのだと非難しますが、言動を見る限り、ヘンリーの自業自得の気が。

うん、ヘンリーが悪い。

〉 エレアノールはイングランド史上最悪の王妃と呼ばれていますが、この辺りの家族の不和が国際的な戦争に発展した辺りの元凶といわれているのでしょうか。領地が大きい人と結婚して、その分配方法でもめたからってエレアノールのせいにされてもと思いますけどね。

えー、最悪?イングランド史ではそうなんですか?
となると、フランスではどうなのか気になります。…でもフランス語はまだまだ読めないから調べようが…。

〉The Heart of the Lion [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014602 ]
〉 エレアノールの深く愛するリチャード獅子心王がついに即位ですが、問題は山積み。それを解決しようと東奔西走するエレアノール。すごいパワーです。この人、当時の標準としては死んだら大往生な年だと思うんですが。
〉 Plantagenetsはこの後、次の時代へいってしまって、エレアノールの部分は終わってしまいます。当時の普通の人の倍ぐらい生きて、とにかく波瀾万丈な人生だった人ですね。

すごい人生ですよね。
次の時代、ということはジョン以降ずっとですか。

〉 彼女も行った十字軍に関してはYou wouldn’tに一冊ありますね。Horrible HistoriesのMeasly Middle Agesも興味があるなあ。

十字軍もからんできますと、いろいろな本がありますね。

それでは…。


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1282. Re: 世界史クラブ:エレアノール・オブ・アキテーヌ

お名前: 柊
投稿日: 2008/11/3(08:40)

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"杏樹"さんは[url:kb:1275]で書きました:
〉柊さん、世界史クラブ、せっせと続けてくださってありがとうございます。

 書きたいことを書いてしまったので、一段落です。また一年後ぐらいにフェアをやるかもしれません。

〉〉 歴史物をせっせと読んでいてわかってきたのですが、私はどうやら自分の意志で敢然と運命や周囲の人に立ち向かっていく強い女性が好きらしい。なので、マリー・アントワネットやメアリ・ステュアート(のほとんどの小説)が好きではないらしい。

〉そういうことですか。私も強い女性の方が面白いと思います。
〉私がマリー・アントワネットが面白いと思うとしたら、フランス革命のアンチシンボルとしての人物像と、本人の実像に落差があるところです。

 マリー・アントワネットに関しては、わざと良く言っている人と、わざと悪く言っている人がいて、実像を探るのは面白いかなと思ったことがあります。そこまでがんばれないと思ったので、やめましたが。
 同じ境遇でもアン・ブーリンだったら、そういうややこしい読書をしていますけど。書く人によってまるで違うのが面白くて仕方がなくて。

〉〉 今回紹介するエレアノール・オブ・アキテーヌ(Eleanor of Aquitaine)は、何しろ自分の意志以外のものではてこでも動かないときていますから、惚れるしかないですね。まあ、こういう人に惚れると人生大変そうですが、それもまた楽し。

〉この人は面白いですね。しかも相当長生きしてますね。
〉私はフランス風にアリエノール・ダキテーヌと呼んでますが。
〉久子さんの紹介してくれた本は私も持っていますが、ダンボールのどこかに眠っています。

〉〉 時代は中世、場所はフランス。12世紀です。フランス国王よりも領地が大きいけれど、フランス国王の臣下という、アキテーヌ公爵の総領娘がエレアノールなわけです。フランス王妃になった後、離婚して、結婚した相手がのちのイングランドのヘンリー2世なので、イングランド王妃にもなった人ですが、アキテーヌ公爵はそのどちらよりも偉そうな気がします。
〉〉 好きな割に、紹介できる本がJean Plaidyしかありません。やっぱりTudors並みの量をそろえるには、あと2年ぐらいかかりますね。

〉基本的にフランスの人なので、英語の本は多くないのかもしれません。イギリス国王リチャード獅子心王の母親なんですけどね…。リチャードから探したらもっと出てくるかもしれません?

 そういえばフランス・amazonで遊んでいた時に何冊か見かけましたね。日本語の本は一冊知っていますが(石井美樹子「王妃エレオノール」)、イギリスが得意な人が書いていました。

〉〉Courts of Love
〉〉 Queens of Englandシリーズなので、一人称です。後半はともかく、前半は次に紹介するものよりもこっちで読んだ方が面白い。ただ、いかんせん20万語です。息切れします。それでいて、もっと詳しく読みたいと思うんですね。

〉シリーズものなのですね。ではQueenがいっぱい?

 イングランド(とグレート・ブリテン)の王妃や女王を書いたシリーズです。十冊ぐらいあったかと思います。

〉〉The Plantagenet Prelude [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014600 ]
〉〉Plantagenetsという、14冊ばかりあるシリーズの1冊目です。まあ、この辺りは上ので読んだ方が面白いです。フランス王妃になった後、イングランド王妃時代の最初の辺りまでですね。

〉プランタジネットで14冊ですか。すごいですね。

 リチャード3世についてのが読みたいんですが、出版まであと一年か二年ぐらいかかりそうです。プランタジネットの最後ですからね。テューダー朝になる前まで、ずっと書き続けたようです。

 ちょきちょきしてこの辺で。では。
 


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