夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

[掲示板: 〈過去ログ〉多読による外国語教育 -- 最新メッセージID: 1456 // 時刻: 2024/4/29(01:59)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[喜] 52. 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: えっちゃん
投稿日: 2003/9/26(03:32)

------------------------------

以前この広場で掲載した夏休み集中講座の報告をします。

一応チラシを用意して、小学生時に教えていた何人かには手渡したのですが、新たに多読集中講座に参加はありませんでした。したがって、集中講座に参加したのは通常クラスに在籍している中学2年生2人が対象となりました。実際には娘とその仲の良いお友達です。

この2人は一学期に一応ORTのstage 1から 7まで目を通していました。ただ、レッスン中の10分から30分の間で、特に、課題を出したり、感想を聞いたりもしていません。スペシャルパックのCDから、テープにダビングしたものをビニールパックに一部セットにしてありましたので、時々リスニングはやっていました。後から聞くと、この時期は絵をよく見ていたけど、文章はあんまり・・・・ということでした。

さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

(1) 本とテープの準備〜本はStage 1 ,1+, 2, 3, 4, 5 trunk stories, more stories A & B, wrens (2 & 3)で準備をしました。また、wrens以外はすべて、CDから、テープにダビングしました。本2冊とその音声をテープのA面B面に録音し、ビニール袋に入れて1setです。生徒は入室時に全員に4000円くらいの、ビジネステレコとイヤホンを購入してもらっていますので、個別に聞くことができます。
(2) シール台帳とごほうびシールの準備〜 ORTのteachers’ textに生徒が励みになるようなシール台帳の原稿が入っています。また、この裏面に本の一言感想も書けるようになっています。Listeningをしたら、色塗り、次にオーバーラッピングができたら、お話ごとに小さなシールを貼っていく予定でしたが、実際には2人ともぶっつけ本番の一回だけでリスニングもオーバーラッピングも済ませていました。また、stageがひとつ終了すると、Kipperの可愛いキャラクター達のAchievement Stickers を台帳に貼りました。

2人の様子は簡単なstageごとに、すいすいとオーパーラッピングしながら、テープのスピードとほぼ同時に読み進めていました。テープは止めないので、返り読みはありません。ただ、どのくらいわかっているのかさすがに気になるので、わからない単語1冊につきどのくらいある?と時々聞いていました。Stage3くらいまでは1冊につき1つか2つかな。という答えでした。どんどん進んでいくので、余計なお世話だと思いつつ、わからない単語は聞いていいんだよ。とつい、気になって、聞いていました。一人は1冊につき1語聞くか聞かないか・・・一人はまったく聞いてきませんでした。心配にはなりましたが、時々、まとめて一言感想を読ませてもらったら、的外れなところはありませんでしたので、一応内容はほぼわかっているようでした。単語を聞いてこない子に聞いてみたら、わからない単語が出てきても、絵を見たら大体わかるから大丈夫ということでした。
確かに、これは用務員さんの変装だ!とか、めがねが何個だ!と絵を丁寧にチェックしているようでした。

一時間たったら、5分ほど休憩です。10分ほどお茶の時間にしたこともありました。
読み聞かせは予定では30分でしたが、10分から15分ほどで、やらないときもありました。

夏休み最後、レッスン無事終了時は2人ともとても喜んでいました。私自身も非常にうれしく感じました。

入門者の広場にも載せたのですが一週間ほど前に、2人でPGR starterに再挑戦しました。2ヶ月ほど前はチラッとみて、だめだよ!と投げていました。ところが、一人はFlying homeを読了!!一人はNewspaper chaseを2ページでやめていましたが、その代わり、ORTのstage6が簡単に見えてきたといって、自分から本を借りて帰ってくれました。また、本人たちの希望で、stage6,7,8を同じように通常クラス内で取り組むことになりました。
彼女たちの感想は・・「役に立ってなさそうで、役にたっているみたい。いつのまにか英語がわかってて気持ち悪い!!」でした。
長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなくtextを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だと思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという講師双方の願いがありました。全体的に見て、シャドウイングとオーバーラッピングどちらが良いのか、よかったのかはよくわかりません。オーバーラッピングをしているときは発音、イントネーション、リズム等、上手に真似ができていたと思います。もちろん、Textだけを見て、音読するとカタカナ英語に戻りやすくなりますが、実施前と実施後では大きく改善したと思います。特に、子音の後に、母音がひとつずつ入ってしまうことが少なくなったようです。
音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

以上ちょっと長くなりましたが、報告させていただきます。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

53. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: leomama
投稿日: 2003/9/26(04:56)

------------------------------

leomamaです。

〉以前この広場で掲載した夏休み集中講座の報告をします。

夏休み前に書き込みを見てずっと気になっていました。
特に教室を開いているわけではないのですが、自分の子供に多読をさせ始めた者として、とても興味をいだいていました。
入門者の広場でのお嬢さんの代筆も拝見しましたが、今回の詳しい報告、興味深く読ませていただきました。

〉一応チラシを用意して、小学生時に教えていた何人かには手渡したのですが、新たに多読集中講座に参加はありませんでした。したがって、集中講座に参加したのは通常クラスに在籍している中学2年生2人が対象となりました。実際には娘とその仲の良いお友達です。

やはり、通常のクラスと違い、一般には多読に挑戦する子、させる親は少数派なのでしょうか?
始めてみれば、こちらの方が楽しいし続くのですがね。

〉さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

〉(1) 本とテープの準備〜本はStage 1 ,1+, 2, 3, 4, 5 trunk stories, more stories A & B, wrens (2 & 3)で準備をしました。また、wrens以外はすべて、CDから、テープにダビングしました。本2冊とその音声をテープのA面B面に録音し、ビニール袋に入れて1setです。生徒は入室時に全員に4000円くらいの、ビジネステレコとイヤホンを購入してもらっていますので、個別に聞くことができます。

準備もなさったのですね。
イヤホンと、個別にというところがみそですね。
小さい頃と違い、中学生になると声を人に聞かれるのはけっこうはずかしがりますよね。

〉(2) シール台帳とごほうびシールの準備〜 ORTのteachers’ textに生徒が励みになるようなシール台帳の原稿が入っています。また、この裏面に本の一言感想も書けるようになっています。Listeningをしたら、色塗り、次にオーバーラッピングができたら、お話ごとに小さなシールを貼っていく予定でしたが、実際には2人ともぶっつけ本番の一回だけでリスニングもオーバーラッピングも済ませていました。また、stageがひとつ終了すると、Kipperの可愛いキャラクター達のAchievement Stickers を台帳に貼りました。

〉2人の様子は簡単なstageごとに、すいすいとオーパーラッピングしながら、テープのスピードとほぼ同時に読み進めていました。テープは止めないので、返り読みはありません。ただ、どのくらいわかっているのかさすがに気になるので、わからない単語1冊につきどのくらいある?と時々聞いていました。Stage3くらいまでは1冊につき1つか2つかな。という答えでした。どんどん進んでいくので、余計なお世話だと思いつつ、わからない単語は聞いていいんだよ。とつい、気になって、聞いていました。一人は1冊につき1語聞くか聞かないか・・・一人はまったく聞いてきませんでした。心配にはなりましたが、時々、まとめて一言感想を読ませてもらったら、的外れなところはありませんでしたので、一応内容はほぼわかっているようでした。単語を聞いてこない子に聞いてみたら、わからない単語が出てきても、絵を見たら大体わかるから大丈夫ということでした。
〉確かに、これは用務員さんの変装だ!とか、めがねが何個だ!と絵を丁寧にチェックしているようでした。

オーバーラッピングはいいですね。
シャドーイングより垣根が低いので、中学生には向いていそう。

〉長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなくtextを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だと思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという講師双方の願いがありました。全体的に見て、シャドウイングとオーバーラッピングどちらが良いのか、よかったのかはよくわかりません。オーバーラッピングをしているときは発音、イントネーション、リズム等、上手に真似ができていたと思います。もちろん、Textだけを見て、音読するとカタカナ英語に戻りやすくなりますが、実施前と実施後では大きく改善したと思います。特に、子音の後に、母音がひとつずつ入ってしまうことが少なくなったようです。

うまくいった実例はとても参考になります。
我が家では勝手に読ませていただけなのですが、たまに音読させると発音がひどくて・・・
子供の頃のきれいな発音はどこへいったの?という感じです。
ORTのCDは持っていないのですが、他の本で音源使ってシャドウイングやりなよと言ってもやらないので、強制的にやらせなきゃと思っていたところです。

〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

夏休みの大きな成果ですね。
又、お2人のその後も定期的に教えてくださるとうれしいです。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

58. Re: leomamaさん、ありがとうございます。

お名前: えっちゃん
投稿日: 2003/9/30(00:02)

------------------------------

"leomama"さんは[url:kb:53]で書きました:

〉準備もなさったのですね。
〉イヤホンと、個別にというところがみそですね。
〉小さい頃と違い、中学生になると声を人に聞かれるのはけっこうはずかしがりますよね。

そうですね。ただ、応募の際には全員にテープつきの本を読む時間的余裕があるかどうかわかりませんでしたので、希望者はlisteningもできるという案内でした。
たまたま、通常クラスの生徒で個別にビジネステレコとイヤホンを持っていたのは幸いでした。2人だけでしたので、オーバーラッピングに取り組む余裕も生まれました。

〉オーバーラッピングはいいですね。
〉シャドーイングより垣根が低いので、中学生には向いていそう。

そうですね。でも、シャドーイングも機会を見て、また、やってもらおうと思っています。

〉我が家では勝手に読ませていただけなのですが、たまに音読させると発音がひどくて・・・
〉子供の頃のきれいな発音はどこへいったの?という感じです。

きっと、恥ずかしく聞こえてしまうのでしょうね。チクワさんも書かれていましたが、きっと、子どもの頃のきれいな発音は覚えていると思います。気分を変えて、歌なんかはどうでしょうか?

〉夏休みの大きな成果ですね。
〉又、お2人のその後も定期的に教えてくださるとうれしいです。

はい、ありがとうございます。自分自身も報告したことで、よい記録が残り、皆さんの感想もたくさん聞けて、とてもよかったと思います。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

54. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: チクワ
投稿日: 2003/9/27(01:00)

------------------------------

"えっちゃん"さんは[url:kb:52]で書きました:
〉以前この広場で掲載した夏休み集中講座の報告をします。

ありがとうございます!わたしが入門の広場で催促してしまった
みたいで、すみません。お忙しいところ・・・それに夜中ですね。

〉この2人は一学期に一応ORTのstage 1から 7まで目を通していました。ただ、レッスン中の10分から30分の間で、特に、課題を出したり、感想を聞いたりもしていません。スペシャルパックのCDから、テープにダビングしたものをビニールパックに一部セットにしてありましたので、時々リスニングはやっていました。後から聞くと、この時期は絵をよく見ていたけど、文章はあんまり・・・・ということでした。

これはつまりビニールパックセットを各人に渡して、10〜30分自由に
読んでねor聞いてね、という感じですか?教材の魅力でちゃんと
読書orリスニングの世界に入り込めたのですね。
この間にこのお2人のほうから細かい質問がきたりなど、
頼ってくることもないのですね。
・・・そしてこの時期が夏休みの多読活動に功を奏したわけですね。

〉さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

〉(1) 本とテープの準備〜本はStage 1 ,1+, 2, 3, 4, 5 trunk stories, more stories A & B, wrens (2 & 3)で準備をしました。また、wrens以外はすべて、CDから、テープにダビングしました。本2冊とその音声をテープのA面B面に録音し、ビニール袋に入れて1setです。生徒は入室時に全員に4000円くらいの、ビジネステレコとイヤホンを購入してもらっていますので、個別に聞くことができます。

この「準備」は結構時間がかかって大変だったのでは?
でも多読をひろげることに結びつくのだから、きっと楽しくやりがいが
あったことでしょう。

〉(2) シール台帳とごほうびシールの準備〜 ORTのteachers’ textに生徒が励みになるようなシール台帳の原稿が入っています。また、この裏面に本の一言感想も書けるようになっています。Listeningをしたら、色塗り、次にオーバーラッピングができたら、お話ごとに小さなシールを貼っていく予定でしたが、実際には2人ともぶっつけ本番の一回だけでリスニングもオーバーラッピングも済ませていました。また、stageがひとつ終了すると、Kipperの可愛いキャラクター達のAchievement Stickers を台帳に貼りました。

こういうこと(ごほうびとかシール)が大事なんですよね〜。

〉2人の様子は簡単なstageごとに、すいすいとオーパーラッピングしながら、テープのスピードとほぼ同時に読み進めていました。テープは止めないので、返り読みはありません。ただ、どのくらいわかっているのかさすがに気になるので、わからない単語1冊につきどのくらいある?と時々聞いていました。Stage3くらいまでは1冊につき1つか2つかな。という答えでした。どんどん進んでいくので、余計なお世話だと思いつつ、わからない単語は聞いていいんだよ。とつい、気になって、聞いていました。一人は1冊につき1語聞くか聞かないか・・・一人はまったく聞いてきませんでした。心配にはなりましたが、時々、まとめて一言感想を読ませてもらったら、的外れなところはありませんでしたので、一応内容はほぼわかっているようでした。単語を聞いてこない子に聞いてみたら、わからない単語が出てきても、絵を見たら大体わかるから大丈夫ということでした。
〉確かに、これは用務員さんの変装だ!とか、めがねが何個だ!と絵を丁寧にチェックしているようでした。

〉一時間たったら、5分ほど休憩です。10分ほどお茶の時間にしたこともありました。

あー、これも大事ですね。また新たな気持ちで後半に入れる・・・

〉読み聞かせは予定では30分でしたが、10分から15分ほどで、やらないときもありました。

ふむ。そうでしたか。お2人が自分たちのペースを作れてしまって、
そちらを優先するほうが良いような雰囲気だったのでしょうか。
予定にとらわれず柔軟な対応をされたのですね。

〉夏休み最後、レッスン無事終了時は2人ともとても喜んでいました。私自身も非常にうれしく感じました。

〉入門者の広場にも載せたのですが一週間ほど前に、2人でPGR starterに再挑戦しました。2ヶ月ほど前はチラッとみて、だめだよ!と投げていました。ところが、一人はFlying homeを読了!!一人はNewspaper chaseを2ページでやめていましたが、その代わり、ORTのstage6が簡単に見えてきたといって、自分から本を借りて帰ってくれました。また、本人たちの希望で、stage6,7,8を同じように通常クラス内で取り組むことになりました。

それで2学期にもつながったのですね。「本人たちの希望」−最高ですね。

〉彼女たちの感想は・・「役に立ってなさそうで、役にたっているみたい。いつのまにか英語がわかってて気持ち悪い!!」でした。
〉長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなくtextを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だと思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという講師双方の願いがありました。全体的に見て、シャドウイングとオーバーラッピングどちらが良いのか、よかったのかはよくわかりません。オーバーラッピングをしているときは発音、イントネーション、リズム等、上手に真似ができていたと思います。もちろん、Textだけを見て、音読するとカタカナ英語に戻りやすくなりますが、実施前と実施後では大きく改善したと思います。特に、子音の後に、母音がひとつずつ入ってしまうことが少なくなったようです。
〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

すごいすごいすごい!!!多量の英文を声にだして読むーこれは結構
それ向きの、体力、精神力も要ることなのではないでしょうか。
今の中学生に(または英語の学び始めの時期に)とても必要なこと
だと思います。ー決まりを覚えたり、問題を解いたりするよりも。

「自分たちが成果を実感して大喜びだった」のですから
別に私にいわれなくても・・・でしょうが、
「すごいすごいすごい!良かったね〜」お2人にお伝えください。
あ、匿名でお願いします。

leomamaさんが書いていらっしゃったように、子どもの頃きれいな発音を
していた子が中学入学後に発音が良くなくなるのは、1つにはきっと
周りの目を(耳を)意識してのことではないでしょうか。
その点でも、個別にテレコとイヤホンを使えるように
されたのはとてもよかったと思います。

でも子どもの頃良い発音をしていた子なら、自分の意識を変えられるときが
きたら戻りは早いのでは?
ーここはleomamaさんへ。どこにレスをつけるかとか、引用がうまく
できなくて。すみません。

〉以上ちょっと長くなりましたが、報告させていただきます。

本当にありがとうございました。とっても楽しかったです。
これからもお2人とえっちゃんさんのご活躍がとても楽しみです。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

57. Re: チクワさんありがとうございます。

お名前: えっちゃん
投稿日: 2003/9/30(00:00)

------------------------------

"チクワ"さんは[url:kb:54]で書きました:
〉ありがとうございます!わたしが入門の広場で催促してしまった
〉みたいで、すみません。お忙しいところ・・・それに夜中ですね。

みなさんが感想をたくさん書き込んでくださったのがとても嬉しかった!!そして、報告を書いた時とまた、お返事を読ませてもらってから後と、夏休みのレッスンを繰り返し、振り返ることができました。
〉これはつまりビニールパックセットを各人に渡して、10〜30分自由に
〉読んでねor聞いてね、という感じですか?教材の魅力でちゃんと
〉読書orリスニングの世界に入り込めたのですね。
〉この間にこのお2人のほうから細かい質問がきたりなど、
〉頼ってくることもないのですね。
〉・・・そしてこの時期が夏休みの多読活動に功を奏したわけですね。

渡すのではなく、本を置いてある箱から、自分で選んでもらいました。2人だけでしたので、最初から、(1)読んで、(2)聞いて、(3)オーバーラッピングもしてみようと・・・誘いました。講師側は2回以上読まないと3つは終わらないかな?と漠然に思っていたのですが、彼女たちはすべてを1回で済ませていました。始まると、思っていたよりずっと集中して、お話に入り込んでいました。細かい質問はありませんでした。

〉こういうこと(ごほうびとかシール)が大事なんですよね〜。

ちょっと、子どもっぽいかな?とも思ったのですが、喜んでいました。

〉〉読み聞かせは予定では30分でしたが、10分から15分ほどで、やらないときもありました。

〉ふむ。そうでしたか。お2人が自分たちのペースを作れてしまって、
〉そちらを優先するほうが良いような雰囲気だったのでしょうか。
〉予定にとらわれず柔軟な対応をされたのですね。

そうですね。Stage4,5あたりになると、早く先が読みたいようでした。

〉多量の英文を声にだして読むーこれは結構
〉それ向きの、体力、精神力も要ることなのではないでしょうか。
〉今の中学生に(または英語の学び始めの時期に)とても必要なこと
〉だと思います。ー決まりを覚えたり、問題を解いたりするよりも。

そうですね。オーバーラッピングはカタカナ発音を矯正するというよりは、音読に軸足をおいた学習法なのかもしれませんね。目的が違うと思えば、どちらが良いのかとあまり悩むことも無いのでしょうか?自分自身どちらが良いのか、どちらが先か、悩みました。もっとたくさんの方に試していただければ・・・と思います。

〉「自分たちが成果を実感して大喜びだった」のですから
〉別に私にいわれなくても・・・でしょうが、
〉「すごいすごいすごい!良かったね〜」お2人にお伝えください。
〉あ、匿名でお願いします。

はい、今度伝えます。何気なく、なんで、音読してるの?と聞いたら、「ほめてもらいたいからに決まっているでしょう!!」と言っていました。ほめてあげるって本当に大事なんですね。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

55. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: ann doughnut
投稿日: 2003/9/27(03:00)

------------------------------

えっちゃん さん はじめまして、ann doughnut ともうします。
(初めての投稿は100万語の報告です

私も 小さな教室をやっております。
で、3月から子供達と一緒に読み始めました。

入門者のページとこちらと あわせて 大変興味深く
読ませていただきました。

"えっちゃん"さんは[url:kb:52]で書きました:
〉以前この広場で掲載した夏休み集中講座の報告をします。

〉一応チラシを用意して、小学生時に教えていた何人かには手渡したのですが、新たに多読集中講座に参加はありませんでした。したがって、集中講座に参加したのは通常クラスに在籍している中学2年生2人が対象となりました。実際には娘とその仲の良いお友達です。

実際のところ、 まだ、多読に理解をもってくれる親御さんは
そういないと思います。 ですから、たとえ少ない人数でも
多読集中講座として できたことに 心から拍手を送りたいと
おもいます。

〉この2人は一学期に一応ORTのstage 1から 7まで目を通していました。ただ、レッスン中の10分から30分の間で、特に、課題を出したり、感想を聞いたりもしていません。スペシャルパックのCDから、テープにダビングしたものをビニールパックに一部セットにしてありましたので、時々リスニングはやっていました。後から聞くと、この時期は絵をよく見ていたけど、文章はあんまり・・・・ということでした。

こうやって親しんでいられる時間というのは、思っている以上に
大事なことかもしれませんね。

〉さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

〉(1) 本とテープの準備〜本はStage 1 ,1+, 2, 3, 4, 5 trunk stories, more stories A & B, wrens (2 & 3)で準備をしました。また、wrens以外はすべて、CDから、テープにダビングしました。本2冊とその音声をテープのA面B面に録音し、ビニール袋に入れて1setです。生徒は入室時に全員に4000円くらいの、ビジネステレコとイヤホンを購入してもらっていますので、個別に聞くことができます。

こうした見えにくい努力が大変なところですよね。

〉(2) シール台帳とごほうびシールの準備〜 ORTのteachers’ textに生徒が励みになるようなシール台帳の原稿が入っています。また、この裏面に本の一言感想も書けるようになっています。Listeningをしたら、色塗り、次にオーバーラッピングができたら、お話ごとに小さなシールを貼っていく予定でしたが、実際には2人ともぶっつけ本番の一回だけでリスニングもオーバーラッピングも済ませていました。また、stageがひとつ終了すると、Kipperの可愛いキャラクター達のAchievement Stickers を台帳に貼りました。

ご褒美は、いくつになってもうれしいものですね。


〉2人の様子は簡単なstageごとに、すいすいとオーパーラッピングしながら、テープのスピードとほぼ同時に読み進めていました。テープは止めないので、返り読みはありません。ただ、どのくらいわかっているのかさすがに気になるので、わからない単語1冊につきどのくらいある?と時々聞いていました。Stage3くらいまでは1冊につき1つか2つかな。という答えでした。どんどん進んでいくので、余計なお世話だと思いつつ、わからない単語は聞いていいんだよ。とつい、気になって、聞いていました。一人は1冊につき1語聞くか聞かないか・・・一人はまったく聞いてきませんでした。心配にはなりましたが、時々、まとめて一言感想を読ませてもらったら、的外れなところはありませんでしたので、一応内容はほぼわかっているようでした。単語を聞いてこない子に聞いてみたら、わからない単語が出てきても、絵を見たら大体わかるから大丈夫ということでした。
〉確かに、これは用務員さんの変装だ!とか、めがねが何個だ!と絵を丁寧にチェックしているようでした。

子供達はほんとによく見ていますよね。かないません。

オーバーラッピングは、一度だけで進んでいくんですね。
ここのところができたらもうすこし
くわしくおしえていただきたいところです。

〉一時間たったら、5分ほど休憩です。10分ほどお茶の時間にしたこともありました。
〉読み聞かせは予定では30分でしたが、10分から15分ほどで、やらないときもありました。

〉夏休み最後、レッスン無事終了時は2人ともとても喜んでいました。私自身も非常にうれしく感じました。

お3人とも、充実した達成感をもつことができて
ほんとによかったですね。

〉入門者の広場にも載せたのですが一週間ほど前に、2人でPGR starterに再挑戦しました。2ヶ月ほど前はチラッとみて、だめだよ!と投げていました。ところが、一人はFlying homeを読了!!一人はNewspaper chaseを2ページでやめていましたが、その代わり、ORTのstage6が簡単に見えてきたといって、自分から本を借りて帰ってくれました。また、本人たちの希望で、stage6,7,8を同じように通常クラス内で取り組むことになりました。

集中して取り組んだ成果ですね。すごいです!
これがすぐさま通常クラスに 生きてきますね。

集中講座のいみが見えてきました。 私も近いうちにぜひ シェアさせて
いただきたいとおもいました。

〉彼女たちの感想は・・「役に立ってなさそうで、役にたっているみたい。いつのまにか英語がわかってて気持ち悪い!!」でした。

この感想がふるっています。まいりました!
この、なんともいいがたい気持ち、よーくわかります。
いいとこ、突いています。にんまり ですね。
こういう言葉が素直にだせるところが えっちゃん先生のクラスの
いいところ、とお見受けしました。

〉長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなくtextを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だと思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという講師双方の願いがありました。全体的に見て、シャドウイングとオーバーラッピングどちらが良いのか、よかったのかはよくわかりません。オーバーラッピングをしているときは発音、イントネーション、リズム等、上手に真似ができていたと思います。もちろん、Textだけを見て、音読するとカタカナ英語に戻りやすくなりますが、実施前と実施後では大きく改善したと思います。特に、子音の後に、母音がひとつずつ入ってしまうことが少なくなったようです。
〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

このように結果が手にとるようにわかると、ほんとにうれしいですね。
はじめは苦手意識をもっていたそうですが、こんなに飛躍するなんて
目を見張るようではないですか。

ところでこちらの話も少ししてみます。
私のところでは、中学生は1,2,3年とも Frog and Toad の
オーバーラッピングをしています。これは
著者の Arnold Lobel さん自身のテープであじわいがありますし、
内容も子供達が気にいってくれています。
わたしはこれを 音読練習とおもってやっていますので、
1レッスンに1つのストーリーしかできませんが、同じストリーを
何度もとりあげてやっています。
もっとも、中学に入ってから始めた子供達は 小学生と同様で
Brown Bear とかHungry Caterpillar や、Gingerbreadman などを
音読、というよりシャドウイングか?、をしています。

私は、いまのところ、多読指導など 具体的にはほとんどやっていなくて
SEGで扱っているほとんどのセットを購入してこども達の手のとどく
ところにおいて、たくさん読んでね、と薦めているだけなのです。
強いていえば、読書カードを持たせているいることぐらいです。
これは、読書記録手帳の中味を少しまねさせてもらって
タイトルと語数を書き込んで加算していけるようになっています。
中1,2年の子達はよく借りていってくれます。毎週1人3〜5冊ほど。
3年せいの中で、小学生の時からここにきている子はよく読んでいて、
ORT stage 8 まで、Curious George のセットをほとんど読んだ
子もいます。「サルのジョージは オンモスレーゼ」とかいって借りていきます。
Georgeくんは 人気があって、3にんほど はまっています。
これはうれしい現象です。

本探しの悩みは、えっちゃんさんと共有してます。
ORT ST-5 くらい、あるいは少し低いレベルで、納得のいくおもしろさの
あるもの、これが望むところなのですが、、、、
I C R の レベル2でもこちらの中学生にはやさしくないものが
多いようですね。 レベル1だと内容にあたり外れがあるように
おもいます。

長くなってしまいました。
また書きます。

ありがとうございました。
生徒さんたちに Happy Reeding とおつたえください。
えっちゃんさんも HAPPY REEDING!


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

59. Re: ann doughnutさん、ありがとうございます。

お名前: えっちゃん
投稿日: 2003/9/30(00:04)

------------------------------

"ann doughnut"さんは[url:kb:55]で書きました:

〉実際のところ、 まだ、多読に理解をもってくれる親御さんは
〉そういないと思います。 ですから、たとえ少ない人数でも
〉多読集中講座として できたことに 心から拍手を送りたいと
〉おもいます。

そうですね。自分自身まだまだ、勉強中です。多読クラスを通年で本格的に始める前に、短期集中講座や少人数の講座、また、小学生への読み聞かせなど、色々と取り組んでいます。

〉オーバーラッピングは、一度だけで進んでいくんですね。
〉ここのところができたらもうすこし
〉くわしくおしえていただきたいところです。

2人ともオーバーラッピングは一度だけで進んでいました。以下は娘の話です。最初はテープを聞いてから、少し遅れて繰り返していたそうです。その内同時くらいになって、今は先読みしているそうです。読み方がわからない単語が出てくると、あとでテープの音声が聞こえてくるので、ああそうか・・・と思うそうです。ただ、意味はいちいち考えないとか・・・(このアバウトなところが多読向きなんでしょうか???)オーバーラッピングといっていいものかどうか?ちょっと怪しいですか?後にかぶるのではなく、今は前にかぶらせているようですね。私も聞いてみてちょっとビックリしました。

〉集中講座のいみが見えてきました。 私も近いうちにぜひ シェアさせて
〉いただきたいとおもいました。

はい、ぜひ、たくさんの方に取り組んでいただいて、よりよいやり方を模索したいと思います。

〉このように結果が手にとるようにわかると、ほんとにうれしいですね。
〉はじめは苦手意識をもっていたそうですが、こんなに飛躍するなんて
〉目を見張るようではないですか。

そうですね。でも、すぐには学校の英語の成績には結びつかないようですね。学校では細かいところをチェックするので、大まかに文意を取れるようになったり、小さな間違いは気にしないで、書いたり、読んだりができるようになっても、なかなか評価されないのが、ちょっと辛いところです。長い目で見ていかなくてはいけませんね。

ann doughnutさんのクラスの様子もとても、興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。

〉I C R の レベル2でもこちらの中学生にはやさしくないものが
〉多いようですね。 レベル1だと内容にあたり外れがあるように
〉おもいます。

はい、こちらでも、中学生には自分自身で読むのには, レベル1 が精一杯です。私自身もICRは戸惑う表現が多いです。これがnativeの子どもたちのように、やさしく、おかしく楽しめるようになると良いのでしょうね。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[喜] 56. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: しお
投稿日: 2003/9/27(06:56)

------------------------------

えっちゃんさん、こんにちは。しおです。

入門者の広場で、中学生の生徒さん2人の報告を読んで、「すごいすごい!」と私まで嬉しくなっていました。この広場でその詳細な報告が読めるなんてさらに嬉しいです!

〉さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

〉(1) 本とテープの準備〜本はStage 1 ,1+, 2, 3, 4, 5 trunk stories, more stories A & B, wrens (2 & 3)で準備をしました。また、wrens以外はすべて、CDから、テープにダビングしました。本2冊とその音声をテープのA面B面に録音し、ビニール袋に入れて1setです。生徒は入室時に全員に4000円くらいの、ビジネステレコとイヤホンを購入してもらっていますので、個別に聞くことができます。
〉(2) シール台帳とごほうびシールの準備〜 ORTのteachers’ textに生徒が励みになるようなシール台帳の原稿が入っています。また、この裏面に本の一言感想も書けるようになっています。Listeningをしたら、色塗り、次にオーバーラッピングができたら、お話ごとに小さなシールを貼っていく予定でしたが、実際には2人ともぶっつけ本番の一回だけでリスニングもオーバーラッピングも済ませていました。また、stageがひとつ終了すると、Kipperの可愛いキャラクター達のAchievement Stickers を台帳に貼りました。

 やはり段取りが大切なんですね。
 シールを貼ってもらうと進捗がひと目でわかって大きな子でも
 嬉しいことでしょうね。

〉夏休み最後、レッスン無事終了時は2人ともとても喜んでいました。私自身も非常にうれしく感じました。

 生徒も先生も両方嬉しいなんて最高ですね。

〉入門者の広場にも載せたのですが一週間ほど前に、2人でPGR starterに再挑戦しました。2ヶ月ほど前はチラッとみて、だめだよ!と投げていました。ところが、一人はFlying homeを読了!!一人はNewspaper chaseを2ページでやめていましたが、その代わり、ORTのstage6が簡単に見えてきたといって、自分から本を借りて帰ってくれました。また、本人たちの希望で、stage6,7,8を同じように通常クラス内で取り組むことになりました。
〉彼女たちの感想は・・「役に立ってなさそうで、役にたっているみたい。いつのまにか英語がわかってて気持ち悪い!!」でした。

 「入門の広場」ではすでにたくさんの方が返答してらしたので
 重なると思って書き込みませんでしたが、「いつのまにか英語が
 わかってて気持ち悪い!!」ってほんとに名言ですねー。

〉長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなくtextを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だと思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという講師双方の願いがありました。全体的に見て、シャドウイングとオーバーラッピングどちらが良いのか、よかったのかはよくわかりません。オーバーラッピングをしているときは発音、イントネーション、リズム等、上手に真似ができていたと思います。もちろん、Textだけを見て、音読するとカタカナ英語に戻りやすくなりますが、実施前と実施後では大きく改善したと思います。特に、子音の後に、母音がひとつずつ入ってしまうことが少なくなったようです。
〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

 みんながイヤホンやヘッドホンをすれば、気兼ねせず声をだせるし、
 自分の声もひとに聞かれにくい、というのは大きな利点ですね。
 中学生くらいになると恥ずかしくて声をださなかったり、
 わざとお経のように棒読みしたり、ということがありますね。
 それにしても、周到な準備、素晴らしいです。

〉以上ちょっと長くなりましたが、報告させていただきます。

 素晴らしい報告を読ませていただきありがとうございました。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

60. Re: しおさん、ありがとうございます。

お名前: えっちゃん
投稿日: 2003/9/30(00:06)

------------------------------

"しお"さんは[url:kb:56]で書きました:

〉入門者の広場で、中学生の生徒さん2人の報告を読んで、「すごいすごい!」と私まで嬉しくなっていました。この広場でその詳細な報告が読めるなんてさらに嬉しいです!

ありがとうございます。わたしも、報告したことで、いろんな方に感想を寄せていただいて、また、勉強になりました。

〉〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

今度はどうして、そんなに音読できるようになったの?と聞いてみました。「わかんない。たくさん読んでたらこうなった。」と似たような答えでした。クラスではフォニックスは教えていません。多読に多聴、オーバーラッピングを加えたことで、量が解決してくれることがあるんですね。集中講座の前は中2の教科書を読み方わからないな〜とぼやきつつ、時々つっかえて読んでいました。

〉 みんながイヤホンやヘッドホンをすれば、気兼ねせず声をだせるし、
〉 自分の声もひとに聞かれにくい、というのは大きな利点ですね。
〉 中学生くらいになると恥ずかしくて声をださなかったり、
〉 わざとお経のように棒読みしたり、ということがありますね。
〉 それにしても、周到な準備、素晴らしいです。

ありがとうございます。ただ、今回のやり方の他にも様々な方法があると思うので、もっとたくさんの方が実践されて、この場で報告してくださると嬉しいです。今回できなかったシャドウイングも時期をおいてまた、また、取り組みたいと思います。私自身もシャドウイングについてはわからないことがたくさんあるので、しおさんたちのOSSの取り組みとても興味深く見守っています。私自身も100万語超えて、少し余裕が出てきたら、やってみたいと思います。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

61. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2003/9/30(09:57)

------------------------------

えっちゃん、こんにちは、sumisumiです。

先日の入門の広場での報告も拝見しました。
もう、ドキドキしてしまいました。

我が家では中1と小3の娘に本を読んでやっています。

すばらしい成果を聞くとなんだか「私も私も」となってしまいそうですが、
焦らず楽しんでいこうと思います。

楽しそうだから何かでオーバーラッピングもしてみたいですね。

子供さんたちが、自分自身で成果を「あれ?」って感じで実感できたところが
すばらしい成果だと思います。自分で面白くなってしまったら、
もう誰も止められませんからね〜〜(^^)

ではでは!皆さんでたのしー読書を!


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

62. Re: 夏休み、中学生の多読集中講座の報告です。

お名前: 海
投稿日: 2003/9/30(12:23)

------------------------------

えっちゃん!こんにちは、海です。

〉以前この広場で掲載した夏休み集中講座の報告をします。

ありがとうございます。ぜひお伺いしたいと思っていました。

〉一応チラシを用意して、小学生時に教えていた何人かには手渡したのですが、
新たに多読集中講座に参加はありませんでした。したがって、集中講座に参加
したのは通常クラスに在籍している中学2年生2人が対象となりました。実際
には娘とその仲の良いお友達です。

実の娘、しかも中学生のお嬢さんにお勉強関連を母が教えるのは大変なことです。
すごいな! えっちゃんママ! そしてお嬢さんも!

〉この2人は一学期に一応ORTのstage 1から 7まで目を通していました。
ただ、レッスン中の10分から30分の間で、特に、課題を出したり、感想を
聞いたりもしていません。スペシャルパックのCDから、テープにダビングし
たものをビニールパックに一部セットにしてありましたので、時々リスニングは
やっていました。後から聞くと、この時期は絵をよく見ていたけど、文章は
あんまり・・・・ということでした。

先生もじっと「我慢」で口出しを控えていたのですね。そこが秘訣かも・・

〉さて、7月後半から8月後半まで約1ヵ月半、週2回程度、1レッスン2時間
で8回、取り組みました。講師側で以下のように準備をしました。

周到さにただ頭が下がります。私の面倒臭がりなんとか直したいと痛切に思う・・

〉2人の様子は簡単なstageごとに、すいすいとオーパーラッピングしながら、
テープのスピードとほぼ同時に読み進めていました。テープは止めないので、
返り読みはありません。

若さのなせる技!?

〉一時間たったら、5分ほど休憩です。10分ほどお茶の時間にしたこともありました。

楽しそう! 私もまぜて!

〉夏休み最後、レッスン無事終了時は2人ともとても喜んでいました。私自身も非常に
うれしく感じました。

教師冥利につきる喜び! 先生としても手ごたえを感じたのですね。

〉入門者の広場にも載せたのですが一週間ほど前に、2人でPGR starterに再挑戦
しました。2ヶ月ほど前はチラッとみて、だめだよ!と投げていました。ところが、
一人はFlying homeを読了!!一人はNewspaper chaseを2ページでやめていましたが、
その代わり、ORTのstage6が簡単に見えてきたといって、自分から本を借りて帰って
くれました。また、本人たちの希望で、stage6,7,8を同じように通常クラス内で取り組む
ことになりました。
〉彼女たちの感想は・・「役に立ってなさそうで、役にたっているみたい。いつのまにか
英語がわかってて気持ち悪い!!」でした。

最初のえっちゃんの上手なきっかけ作りとプッシュでうまく後が回っていっている様子。
彼女たちにとって、えっちゃんとの出会いは貴重なものとなることでしょうね。

〉長くなりましたが、最後に、SSSで薦めている、Textを見ないシャドウイングではなく
textを見ながらのオーバーラッピングにしたわけは、発音の面ではシャドウイングが有利だ
と思うのですが、学校の勉強にも役立つようにもっと、音読ができるようになりたいという
本人の希望、もしくはもっと自信を持って、声を出して読めるようになって欲しいという
講師双方の願いがありました。

ここよくわかります。私もオーバーラッピングのほうが好みです。
私の場合は「英文の意味を知りたい」という気持ちが強く、シャドウイングだけでは
意味が掴めないためです。ながら聞きでは必然的にシャドウイングになりますが。

〉音読に関しては、9月に入って、一人がPGR0に挑戦をして、無事読了し、
大喜びでしたが、彼女はオーバーラッピングのおかげか、必ず音読しながら、
読むようになりました。PGR0も途中読み方を1〜2回聞いてきましたが、
とても、上手に音読できていましたので大きな成果だと思います。

「たくさん読んで欲しい」とは思ってもどう中学生に働きかけていいのか、戸惑う
ところだと思います。まだ知っている単語の数も少なく、文法にも暗い若い人たちに
読み易いけれど読むに足る魅力ある素材を探すのがとっても大変!

えっちゃんがなさったような、表に出ないけれど実は周到な準備がしてあるという
見守りの姿勢、素敵です。勝因はそこかも。
暖かく穏やかなクラスの雰囲気が伝わってきました。 海


タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.