Re: Flowers for Algernon

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/19(08:22)]

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188. Re: Flowers for Algernon

お名前: K子
投稿日: 2002/10/26(00:38)

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ふにょにょ〜ん。こんばんみぃ〜(あ、今息子に「古い」と言われた(^^;))。
タイトルに反応して出てきた、週末の楽しい家族水入らず団らんディナーを
終えてワイン漬けでふにゃふにゃしてるK子です(^^;)。
(What a nice friday dinner we have!...hahaha, it is the usual for me,
every fridays though...)←間違ってたとしても愛嬌ね。添削なしよ。

今、まさに、それ、読んでますっ!
この小説、もうかなり前、10年以上前、日本語で読みました。
たぶん、この小説はかなり古いので、2度めくらいに話題になった頃です。
で、今、なんだかユースケサンタマリアが主役でもってドラマやってる
ようですね(観てないけど)。

この本は多読をする人、特に、私の感想としては、200万語、超えた人が
読むととても興味深い本だと思います。どういう意味かというと、まず、
主役のチャーリー、これがいわゆる知恵おくれなわけです。で、その人を
実験台にして、IQ増強手術をほどこし、思惑通り賢くなっていく、しかも
その実験をほどこした人たちよりかなり高度に賢くなり、そして徐々に
戻っていってしまうという、そんなような話なのですが、つまり、最初の
部分はそんなわけで、本人は簡単なことしか言えないのだけれど、その本人が
書いている、という想定なので、誤字が多いのです。まあ、ほとんど癖の
ように同じ語たちを間違うのですが、その部分、多読初期の人にはかなり
ストレスになると思います。ただ、その間違ったスペルのものを素直に
読んで音として捉えて判断できるなら、意味はつながります。
で、徐々に賢くなっていく。つまり文章も徐々に高度になっていくわけです。
私の感じだと、レベル3、4、5程度の英語から高尚な彼のパートはレベル7か、
ちょいと専門的っぽい言葉もあるのでレベル8くらい。でもって、徐々に
また退化していくところで、恐らく同じことをくり返す。私はまだ真ん中
くらいまでしか読んでないので、高尚な部分のままなのですが、邦訳を
読んでいるので知っている流れで判断しているので、まあそんな感じ。

で、その誤字が多いあたりはスペルに依存して読むタイプの人には
ちょっと難しいし、そうじゃなくても音で判断しなくてはならず、
つまりはかっちりと音読(心の中で)しなければいけない分、ストレスに
なるので私としてはその部分もレベル8程度にしておきたいところです。

やっかいだけど興味深い序盤、多読を100万、あるいは200万やって
いればすんなり入る成長期と後退期、そして同じくちょびっと面倒な
終わりの部分。トータルするとレベル8程度、と私は少し高めな場所に
置いておきたいところですが、さっきも言ったように、200万以上
読んでて、ちょいとばかり琴線にふれる、といっても文学的という
意味ではなく、生きるってなんなんだろなぁ、とか、なんというか、
ふつーってなに、とか、賢いってなに、とか、そんなふうな感じで
ちょいとだけ切ない気分を体感するのにはとても素敵な本だと思います。

「素直」でいることの素晴らしさとかなんとか(ああやだ、ワインが
効いててちょいとまとまってない)、そんな感じで心を刺激するような
それも優しく切なく、そんな本が好きならいいと思います。

私も推薦。
(安ワインでいい気分、なんて経済的なK子さん、でした(^^;))


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[賛成] 189. Re: Flowers for Algernon

お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2002/10/26(00:45)

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〉ふにょにょ〜ん。こんばんみぃ〜(あ、今息子に「古い」と言われた(^^;))。
〉タイトルに反応して出てきた、週末の楽しい家族水入らず団らんディナーを
〉終えてワイン漬けでふにゃふにゃしてるK子です(^^;)。
〉(What a nice friday dinner we have!...hahaha, it is the usual for me,
〉every fridays though...)←間違ってたとしても愛嬌ね。添削なしよ。

よっぱらってるとは思えない分析でした!
酒豪だねえ


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190. Re: Flowers for Algernon

お名前: sakigoro
投稿日: 2002/10/26(01:33)

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すげー的確な分析! 確かに出だしの、まだ知恵遅れのチャーリーが書いてるところは、 スペルのミスはあるわ、文法的にもおかしなところはあるわで、 学校英語でキッチリ読む習慣しかない人には辛いかもしれない。 だけど、SSS学習法で鍛えた人には、どーーーってことない。 文法の定石がはずれていることにイライラするんじゃなくて、逆に、 それを味として楽しめるくらいでありたいものです。 ちょっと関係ないけど、 昔々、サローヤンの「我が名はアラム」をアトム英文双書で 読んだとき、学校で習う英語とまるで違うので、ぶっとんだことを ちょっと思い出しましたよ。

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