Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/11(06:40)]

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461. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/8(07:40)

------------------------------

Julie さん、こんにちは。成雄です。

〉成雄さん、こんばんは。Julie です。

〉YLなんて自分の感覚で主観でやるっきゃないという部分と、
〉各自の主観を合わせたところで大筋の合意をつくって
〉みんなのYL表にしていきたいよね、
〉と受け止めたのですが、あってるでしょうか。(^.^)

私が、「あってる」「ちがってる」と言える立場にはないんです (^_^;)
私はそう思える、ということです。
あと、
「みんなのYL表」と、「みんな」を強調すると、
多読を始めたばかりで、YL表を参考にして本を読まれている方が、
YL表の読みやすさの評価と、自分の読みやすさの感覚が違った場合や、停滞している場合に、
「私はみんなと違って、読み方がズレている。どうしよう…」というようなことに
なりかねないので、あんまり「みんなで決めた」「みんなの意見」とは
言わないほうがいいかもしれないですね。

#そう言いつつ、DK ELT Graded Readers Elementary A / B の自分のYL感覚が
#YL表と一緒で大喜びしたのは、私です(笑)

〉以下、大幅にちょっきんしながら書きます(ごめんなさい)

同じく、ちょっきんです。

〉〉だから、SSSを代表する人たちであっても、RookieのYL評価が違うことは不思議ではないんです。
〉〉それぞれ、得意分野・好きな分野が誰にでもあるでしょう。
〉〉それを摺り合わせて、結果として、数値はもとより、YL表に載せる・載せないも含めて、
〉〉YL表を見直していると思うんです。

〉大賛成です!
〉簡単と思った人は、「簡単」っていっていいんだよー。
〉(と、だれにむかって言ってるんだか)

同じです、Julie さん。
掲示板ですからね。
私が、Julie さんにYL数値の変更の経緯を述べるなんて、おこがましいでしょう、普通 (^_^;)

〉〉〉私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
〉〉〉あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
〉〉〉もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
〉〉〉(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)

〉〉なるほど〜。
〉〉最初からそう言ってくれればいいのに (^_^)

〉うーん・・。
〉大人の常識で読めるところもあるので、
〉多読はじめたばかりの頃に、
〉ぶっとんだ話にはついていけないけど、これなら読める♪
〉という方も多いんですよ〜。
〉はじめたばかりの自分に読めるのだから簡単だと思うけど、
〉1か2か1.5か選べといわれると困る、
〉だからYLの討議には参加しにくい、
〉そういう気持ちも考えると、発言に慎重になっていました。(^^;)

〉でもね、結局、私の主観でしか語れないし、
〉各自の主観をもちよって擦り合わせることでしか
〉YL表はできないんですよねー。

そうなんですよ。
古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
逆に言うと、
1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
すると、例えば、
レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。
 
 
また、ちょっきん。ごめんなさい。
 

〉〉酒井先生のYL評価を変更できないですよね。いくつかしてしまいました (^_^;)

〉じゃんじゃんしていいと思います!(^^;)

いまは、躊躇しています(笑)
 
 
〉〉〉〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉〉〉〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!
〉〉〉やったぁ〜!
〉〉〉このシリーズは読んでないのです。すみません。
〉〉読みにくいだろうという感覚を持っているからでしょうね(笑)

〉図星!(爆)

何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
文章が長くても、
内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

〉 〉OFF1で、楽しく読めたのは、もちろん、Tim Vicary!
〉〉Kings and Queens of Britain

〉あ、ああ〜、私、まだ逃げてました。(爆)
〉せっかくご紹介いただいたので、読んでみます。

Diana と同じ作者で、☆5個の方が多いので、読んで損はないと思います。
あと、
YLを気にしながら読むと、読書スタイルが変わる可能性があるので、
本を読んでいる最中は、YLのことを考えない方がいいのかなぁと思います。
それは、DK ELT Graded Readers Elementary でも同じです。
白紙の状態で本に入られた方が、よろしいかと思います。

そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
読了後の主観を大切に。
数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

〉〉多読開始して、少ししか経っていないと、本を読んでいても説明調の文が続くと、
〉〉和訳したくなるんです。頭で、事実を構築していかないと、先に進めないから。
〉〉すると、事実を理解するために、どうしても、英語がイメージとして浮かんでこなくて、
〉〉日本語がたくさん浮かんでくる。お話と違って、場面が浮かばない。私の場合です。

〉なるほど。わかります。
〉お話と違って、次になにが起こるかワクワク感がないというのが、
〉私の場合でした。
〉でも、最近は英語で知識を得るよろこびに目覚めて、
〉ちょっと楽しくなってきたんです。

つまらなくなったら後回しということですよね。
読書スタイルを崩してまで読む必要はないと思います。
 
 
〉〉〉〉それと、
〉〉〉〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉〉〉〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉〉〉〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉〉〉〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉〉〉〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

〉〉〉編集はたいへんだったと思いますが、
〉〉〉おかげでいい指南書ができましたよね。

〉〉もっと、この本を活用された方がいいと思います。ガイドとしてはもちろん、
〉〉例えば、
〉〉書評を書きたいと思ったら、この本で、書かれている書評と自分の書いたものを比べてみると、
〉〉自分の個性がわかると思うし。この書評を読むと、リズムというか、統一感というものを
〉〉すごく感じました。なので、自分の書き方との違いなんかはよくわかると思います。

〉はい。最新版のバイブルとして大切にします。
〉この本の書評に統一感があるときいて、読み返したくなりました。

そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
簡単に紹介ページの場所へ行けます。
(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
同時に、
The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

それでは。


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482. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/16(00:06)

------------------------------

成雄さん、いろいろ考えていて遅くなってしまってごめんなさい。
本の紹介と読み方のアドバイスありがとうございました。

〉〉YLなんて自分の感覚で主観でやるっきゃないという部分と、
〉〉各自の主観を合わせたところで大筋の合意をつくって
〉〉みんなのYL表にしていきたいよね、
〉〉と受け止めたのですが、あってるでしょうか。(^.^)

〉私が、「あってる」「ちがってる」と言える立場にはないんです (^_^;)
〉私はそう思える、ということです。

すみません、成雄さんが思ってることを
私がちゃんと受けとめてるでしょうか、というつもりでした。
変な文章でしたね。(汗)

〉あと、
〉「みんなのYL表」と、「みんな」を強調すると、
〉多読を始めたばかりで、YL表を参考にして本を読まれている方が、
〉YL表の読みやすさの評価と、自分の読みやすさの感覚が違った場合や、停滞している場合に、
〉「私はみんなと違って、読み方がズレている。どうしよう…」というようなことに
〉なりかねないので、あんまり「みんなで決めた」「みんなの意見」とは
〉言わないほうがいいかもしれないですね。

た、たしかに・・。

〉古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
〉逆に言うと、
〉1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
〉いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
〉すると、例えば、
〉レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
〉レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
〉レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
〉またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
〉そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。

数値よりもナマの声ですね。

先日、ブックラブで Rookie のみを借りてる方がいたので
声をかけてみたのです。
多読をはじめたばかりで、お話よりもこのほうが読みやすい、
内容は大人だからわかるし、このシリーズをしばらく読もうと思ってる
と楽しそうにおっしゃってました。
YL は 0.8 だと思って手にとってるそうです。

古川さんも YL のスレッドでおっしゃってますが、
やはり 0.8 くらいから読める人もいるようです・・。
(それで、また悩んじゃってたんです)
YL0.8〜3.0 って、幅が広すぎません?
でもそれがリアルな声だから、いいのでしょうか・・。

〉何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
〉この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
〉Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
〉文章が長くても、
〉内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

オススメいただいた本、読みました! 面白かったです。
長い分、流れがあって読みやすいというの、わかります。
でもやっぱり長いので、はやく終わらないかなとも
ちょっと思っちゃいました。(爆)
ムズカシイ単語のあとに括弧で言葉の説明が加えてあるところもいいですね。

〉そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
〉読了後の主観を大切に。
〉数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

たしかに数値の迷宮ってありますよね。
2.6 なのか、2.8 なのかなんてつきつめられたら困ります〜(爆)。

〉そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
〉Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
〉YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
〉本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
〉簡単に紹介ページの場所へ行けます。
〉(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

〉私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
〉けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
〉で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

このシリーズも話によって、読みやすいもの、読みにくいもの、ありますよねー。
私の場合、一年かけて少しずつ読んでいて、
自分にとって読みにくそうなものは後まわしになってますから、
読めたときには、やさしく感じられるようになった頃なんです。

〉私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
〉さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
〉いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
〉同時に、
〉The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
〉この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

もう読み終わってますか〜(^.^)

ではでは


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483. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/16(21:14)

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こんにちは、Julie さん。みなさん。成雄です。

〉成雄さん、いろいろ考えていて遅くなってしまってごめんなさい。
〉本の紹介と読み方のアドバイスありがとうございました。

いえいえ、逆です。
私のほうがJulie さんからいろいろアドバイスをいただいております。

え〜と、Rookie の関係から、Julie さんにYLについて語って欲しいと投げかけました。
Julie さんが接せられる多くの方々と、多読について語る場合のひとつのポイントとして、
YLを考えるちょうどいい機会であったらなぁと思っています。(私にもいい機会でした)

〉〉古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
〉〉逆に言うと、
〉〉1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
〉〉いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
〉〉すると、例えば、
〉〉レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
〉〉レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
〉〉レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
〉〉またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
〉〉そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。

〉数値よりもナマの声ですね。

すでに、ブッククラブの掲示板に投稿されていますが、
アンケートを送付されたそうです。大々的にやると判断されたんだと思います。
アンケート内容をみると、全部で32項目の質問があり、
『これから、100万語多読を始める方、また、始めてまもない方に
よりよいアドバイスをするため、皆さんの率直な声をお聞きし、
今後の読書指導に活用したいと思っています』とあります。
多くのアンケートが集まるといいですね。

また、
掲示板でも意見を集め、結果を大会で発表するという企画があって
しおさんが進行役をされるそうです。(18日の週に詳しい内容が発表されるとのこと)

「声の大きい人」だけでなく、実際、毎日毎日読書を楽しんでいらっしゃる方々の
声を聞いてもらえるので、ぜひ率直な声があがるといいなぁと思います。

〉先日、ブックラブで Rookie のみを借りてる方がいたので
〉声をかけてみたのです。
〉多読をはじめたばかりで、お話よりもこのほうが読みやすい、
〉内容は大人だからわかるし、このシリーズをしばらく読もうと思ってる
〉と楽しそうにおっしゃってました。
〉YL は 0.8 だと思って手にとってるそうです。

おおいにけっこうだと思います。

〉古川さんも YL のスレッドでおっしゃってますが、
〉やはり 0.8 くらいから読める人もいるようです・・。
〉(それで、また悩んじゃってたんです)

えっ?
何を悩むのですか?
Julie さんも、私も、300語以下なら、YL0.8-1.0くらいだろうって言っていますよ。
全部がYL0.8という感覚を持っていらっしゃる方がいても不思議ではないでしょう。
総語数に関係なく、グイグイ楽しく読める方はいいですよね。

〉YL0.8〜3.0 って、幅が広すぎません?
〉でもそれがリアルな声だから、いいのでしょうか・・。

はい、私は広すぎると思うのです。
というのはレベル2の壁レベル3の壁というものがありそうだから、
それを考慮したほうがいいと思う1人です。

Rookie の Science シリーズを、古川さんがYL1.0-1.4としたのは、
PGR1と同じくらいの読みやすさですよということを言っているのだと思います。
児童書の方のYL表をみると、PGRがはさまれています。
なので、ORT, PGRを基点にしてYL表が作られているのだと思います。

レベル7・8・9の違いというのはそれほど痛手にならないでしょう。
でもレベル2のGRをたくさん読んでいるのに読めなかったら、ショックでしょう。
逆に、キリン読みなら、あんまりショックはないと思います。
だから、私は、低めに設定するよりは高めに設定する方を好みます。(もちろん、わざと設定はしませんよ)
そして、キリン読みを薦めます。

Julie さん、少し書きますね。

そもそも
YL感覚の情報提供は、本を身近にさせる要素がひとつ増える、多面的になるということだと思います。
いままでは、☆の数の「お薦め度」だけだったけれど、
新たに本を語る要素として、YLが加わったんだと思っています。
本来であれば、もっと楽しく多面的に本を語れるようになると思うんです。

人に個性があるように、YL感覚だって個性が出るのが自然だと思います。

古川さんの話を参考にすれば、

〉なお、実際、YL2の本ばかり読んでいた人でも
〉沢山よむことによって、一気に YL 7 に設定されて
〉いる Harry Potter が読めたというような例は
〉枚挙ありません。 

とすると、
そういう人にとっては、その時は
Harry Potter が、YL3〜4 という感覚でありえるわけです。

〉一方、YL6の Penguin 6
〉までいったのに、 Magic Tree House が読めなく
〉てショックだったという人もたくさんいます。

とすると、
そういう人にとっては、その時は、
Magic Tree House がYL7〜8 という感覚でありえるわけです。

年齢や性別という社会的な(一般的なという意味での)属性、英語学習歴や、多読歴、
さらに好みの問題や必要度合(仕事・子供)、等々
さまざまなことが要素となって、その人のYL感覚が生まれるのだと思います。
個性に「正解」がないように、YL感覚に「正解」もないのだと思います。

そうした、各自のYL感覚を参考にしながら、
『まったく暗記せず、自然に難しい英語を読んで、話せるようになる』(今日から100万語)ような
学習方法を提供するという観点から一定のフィルターをかけて道案内しているのが、YL表だと思うのです。

しおさんの、ORTとにらめっこしながら、YL0〜1を設定しているという投稿を読んで、
「私にはそこまでできない」と思われた方がいても全然OKだと思います。むしろできないのが普通でしょう。
ORTの各ステージを持っていなくても書籍登録できるでしょう。
古川さんが見つけられた簡易法でもいいでしょうし、
子供向けGRを読んだ時の感覚を参考にしながらYLの数値をだしても全然OKでしょう。

そもそも、書評検索システムに、新規書籍登録する時の気分というのは、
「○○という本を読んで楽しかったから、みなさんにも紹介したい」
というような気分があるから、わざわざISBNや出版社や発行年を確認して、
みなさん登録しているのだと思います。
動機は、「この本を紹介したい」ということだと思います。

YLを設定するということは、
YLという、本を身近にさせる情報をもうひとつ加えるということでしょう。
それは、レビュー登録でも同じで、古川さんの上記の例ではありませんが、
実際に自分で読んでみなければわからない、または、わからなかったことを報告してくれているわけです。
その報告(YL感覚)が、「正しい」とか「正しくない」とかという論議になるとは思えません。
『私も読みやすかった』『私には読みにくかった』ということを数値にしてみるという作業です。
神経質にならなくていいと思います。

それは、ちょうどみんで集まって、ワイワイしながら、「今日から」本や、「親子」本を広げて、
『この本読んだ〜?』
『うん。YLは3-4って書いてあるけれど、私はもっと読みやすかったなぁ』とか
どんどん会話が広がるじゃないですか。

その時、『えっ〜、じゃぁ、普段は他にどんな本を読んでいるの〜?』となって、
その人の基準本となるような本の話に進んで、そういう本を読んでいるから
私には読みやすかったのよ、とか、どんどん本のつながりが明らかにされていき、
『じゃぁ、今度私も、その本を読んで、次の次の本を軽く読めるようになるかもね』とか
情報交換が活発になるんだと思います。

私もそうした恩恵にあずかって、The Worst Witch を読んだわけです (^_^;)
いろいろ教えていただいた、皆さんに感謝です。
そして、
ある人にとっては、お薦めで読みやすい、でもある人にとっては、読みにくい。
じゃぁ、どっちなんだ?
って、結局自分で読んでみなければ、自分にとって読みやすいのか、読みにくいのかなんて
わからないじゃないですか。
自分が本と対話する。そういう楽しさがあるから多読が進むのではないでしょうか。
どんな方にとっても、基準は自分なのではないでしょうか。
 

〉〉何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
〉〉この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
〉〉Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
〉〉文章が長くても、
〉〉内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

〉オススメいただいた本、読みました! 面白かったです。
〉長い分、流れがあって読みやすいというの、わかります。
〉でもやっぱり長いので、はやく終わらないかなとも
〉ちょっと思っちゃいました。(爆)

Baby Whales Drink Milk がそうでした。レビューにも正直にそう書きました。
興味がないと、または、知っている内容だと、途中で飽きることもあります。
でも、飽きるかどうかも実際に読んでみないとわからないです。

〉ムズカシイ単語のあとに括弧で言葉の説明が加えてあるところもいいですね。

そうそう!その一言がとっても役立ちました。
glossary なんかもまとまっており、お薦めです。

〉〉そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
〉〉読了後の主観を大切に。
〉〉数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

〉たしかに数値の迷宮ってありますよね。
〉2.6 なのか、2.8 なのかなんてつきつめられたら困ります〜(爆)。

例えば、テレビショッピングなどで、よく紹介される、
直径8mm の真珠のネックレスと、直径9mmの真珠のネックレスの大きさの違いを、
それぞれ別々に見たときに、簡単に判断できるでしょうか?
その道に詳しい方、実際に8mmや9mmのネックレスを毎日着用している方とかじゃないと、
普通、わからないでしょう。
なので、
ひとつは基準(PGR等)を感覚として持っていること、
もうひとつは読み比べるから違いがわかりやすくなるのだと思います。

〉〉そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
〉〉Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
〉〉YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
〉〉本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
〉〉簡単に紹介ページの場所へ行けます。
〉〉(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

〉〉私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
〉〉けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
〉〉で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

〉このシリーズも話によって、読みやすいもの、読みにくいもの、ありますよねー。

おおー!
この一言ですよ♪
このJulie さんの一言で、どれだけの方が、安心して読めることか。

〉私の場合、一年かけて少しずつ読んでいて、
〉自分にとって読みにくそうなものは後まわしになってますから、
〉読めたときには、やさしく感じられるようになった頃なんです。

読みにくければ後回しという原則。
つまり、同じ本を読んでも、
100万語読んでいる状況で感じる感覚、200万語読んでいる状況で感じる感覚。
同じ自分ではあるけれど、変化しているんです。
だから、YL感覚だって、変化するということです。
いままで読めなかったものが読めるようになれば、当然、YL感覚は変化するでしょう。

だから、Julie さんに何冊か紹介したうちの、
同じ内容のもので、比較しやすいと思われる
Rookie Read-About Science の Plants that Eat Animals (0516273094) と
DK ELT Graded Readers Elementary B の Dangerous Plants (0751329258) を読んだあとで、
Julie さんの Rookie本のYL感覚が、例えば、YL1.0-1.4へと変更になることも十分あると思っています。

〉〉私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
〉〉さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
〉〉いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
〉〉同時に、
〉〉The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
〉〉この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

〉もう読み終わってますか〜(^.^)

エヘヘ (^_^)
The Worst Witch に続いて、
The Worst Witch Strikes Again も読んじゃったからねぇ〜
私のレビュー、読んでみて下さいね。

さらに、
Catwings ですよ!
この本↑を読むうえで、レベル1〜2の木や動物の科学本を読んでいることが、
どんなにこの本を読みやすくしてくれたことか!
森とフクロウを始め、いろいろの動物がでてくるけれど、
その臨場感まで、伝わってくる気がしましたよ。

〉ではでは

Julie さ〜ん。ありがとう〜♪


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491. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/19(03:03)

------------------------------

成雄さん、こんばんはー。

ちょっきんしようにも納得の言葉がありすぎて、切れません〜。
涙をのんでバッサリしますー(> <)

〉「声の大きい人」だけでなく、実際、毎日毎日読書を楽しんでいらっしゃる方々の
〉声を聞いてもらえるので、ぜひ率直な声があがるといいなぁと思います。

たんに YL の数字じゃなくて、
どういう点が読みにくかったのか、読みやすかったのか、
(話がすっとんでる、ジョークがわからない、絵がきらい、など)
率直な声がどんどんあがるといいですねー。

〉えっ?
〉何を悩むのですか?
〉Julie さんも、私も、300語以下なら、YL0.8-1.0くらいだろうって言っていますよ。
〉全部がYL0.8という感覚を持っていらっしゃる方がいても不思議ではないでしょう。
〉総語数に関係なく、グイグイ楽しく読める方はいいですよね。

あ、そうか。じゃあいいですね♪(←いいかげん〜)
折りをみて、自分で上げた書評を直します。


〉例えば、テレビショッピングなどで、よく紹介される、
〉直径8mm の真珠のネックレスと、直径9mmの真珠のネックレスの大きさの違いを、
〉それぞれ別々に見たときに、簡単に判断できるでしょうか?
〉その道に詳しい方、実際に8mmや9mmのネックレスを毎日着用している方とかじゃないと、
〉普通、わからないでしょう。

そうそうそうそう! そうなんですっ。
以前は、8mm や 9mm の違いも大きな差を感じていたのに、
そこが「旬の人」ではなくなって、
10cm の真珠玉(←かなり誇張してみました)を見た後では、
よくわからなくなってるんですよねー(笑)。

〉読みにくければ後回しという原則。
〉つまり、同じ本を読んでも、
〉100万語読んでいる状況で感じる感覚、200万語読んでいる状況で感じる感覚。
〉同じ自分ではあるけれど、変化しているんです。
〉だから、YL感覚だって、変化するということです。
〉いままで読めなかったものが読めるようになれば、当然、YL感覚は変化するでしょう。

本当ですねー。

〉だから、Julie さんに何冊か紹介したうちの、
〉同じ内容のもので、比較しやすいと思われる
〉Rookie Read-About Science の Plants that Eat Animals (0516273094) と
〉DK ELT Graded Readers Elementary B の Dangerous Plants (0751329258) を読んだあとで、
〉Julie さんの Rookie本のYL感覚が、例えば、YL1.0-1.4へと変更になることも十分あると思っています。

私は Plants that Eat Animals は、1くらいでした。
うぎゃ〜こんな草がある〜って興味で読んじゃいました(笑)。

〉エヘヘ (^_^)
〉The Worst Witch に続いて、
〉The Worst Witch Strikes Again も読んじゃったからねぇ〜
〉私のレビュー、読んでみて下さいね。

読みましたよ〜。続編もおもしろそうですね!

〉さらに、
〉Catwings ですよ!
〉この本↑を読むうえで、レベル1〜2の木や動物の科学本を読んでいることが、
〉どんなにこの本を読みやすくしてくれたことか!
〉森とフクロウを始め、いろいろの動物がでてくるけれど、
〉その臨場感まで、伝わってくる気がしましたよ。

おおー、すばらしい〜♪
私はレベル2が旬だったころに、
翻訳を読んでるのと猫かわいさで読みました。
300万語くらいのときに再読したら、
同じような飛ばし心地であまり変わってませんでした。
(だからこの本は私にとってはレベル2〜4だと思ってます)
また再読してみようかな〜。

〉Julie さ〜ん。ありがとう〜♪

成雄さん、こちらこそ、ありがとうです〜♪


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