Re: すぐやる課、任務完了報告(前半)

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/10(23:38)]

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459. Re: すぐやる課、任務完了報告(前半)

お名前: ako
投稿日: 2004/10/6(18:21)

------------------------------

成雄さん、akoから報告です。

ご提案いただいたこと、非常に有益でした。
物語系ばかり読んできたせいか、ノンフィクションが非常に新鮮に感じられました。
何よりも先にこれを言いたくて、まずはお伝えします。ありがとうございました。

成〉1冊ずつ読んで違いがわかるとは限りませんから、気楽にね。

はい、そう思って、複数冊えらんでみました。
ご紹介いただいた本に類似していると思われる本を読んでみました。
なるべく条件がそろう方がいいと思い、何か一点は共通点があることを条件としました。
具体的には、以下の通りです。(■印が、成雄さんにご紹介いただいたものです)

■Whales :the Gentle Giants (SIR2)に平行
1.Gorillas: Gentle giants of the forest (SIR2)
共通点:同シリーズの同レベル、動物ものである点。

2.Baby Whales Drink Milk(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
共通点:くじらに関する本である点。

■Animals in Winter (Let's-Read-and-Find-Out Science series : Stage 1 )
1.Baby Whales Drink Milk (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
共通点:同シリーズの同レベルで、動物に関する本である点。
  上記2番と重複してますが、こちらとの比較も可能なので再度かいています。

2.From Tadpole to Frog (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:350語)
3.Fireflies in the Night (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:580語)
共通点:同シリーズの同レベルで、生き物に関する本である点。

■Rookie Read-About Science は、まだ借りていないので次回投稿までお待ちください。

では、各本の印象です。

完全に自分本位の感想です。成雄さんが意図した方向性で有益なことを書いているかどうか不明です。ましてYL感覚とどう関係するか等、私にはわかりません。
「YLと語数カウントの広場」で、こういう感想を書くことの是非については、
管理人さんのご判断を仰ぎたいと思います。
今回は成雄さんの投稿の主旨に沿うなら、正直な印象を書くのがいいと判断しました。(削除する場合はご一報ください)

●Whales : the Gentle Giants (SIR2)●
冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!(当たり前ですね)
(YL感覚とは直接関係ないかもしれませんが、絵が気に入るかどうかは、気持ち的に好感するかどうかの影響が大いにあるんです〜)
ノンフィクションを読んでいるような感覚をなくしてくれます。うまい導入だな〜と。
途中、「白鯨」を思い出すような部分もありましたね。
物語を読むのと変わらない感じでスムースに読めました。といいますか、物語な本でした。

英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
知らない単語があるのですが、これは知らなくて当然だということが文脈上わかるので、いちいち立ち止まらずに読めました。
くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、英語で知らないのは当たり前なので気にならない、というわけです。
他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

●Baby Whales Drink Milk●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1 1000語)

鯨が哺乳類であるところに焦点を当て、呼吸や出産、恒温動物である点などを中心に話すという流れ。
なので、体の部位に関する言葉であるblubber の説明が、「Whales」と違っていて面白い。
鯨が体温を一定に保つため、という理由から説明しているので、こっちの方が印象に残りやすかったです。
潮吹きの穴の名前がまた出てきた時は、1冊目でも読んでいたはずなのに忘れてて、「そうそう、そういうような名前だったな〜」という程度。

英語は別として、内容的には鯨の生態としては常識的な内容で、知っていることばかりなので、余裕を持って、へー、英語ではそう言うのかぁ〜と感心したり、
そう言えば、10代の頃こういうのを、理科の学習漫画で読んでワクワクしたなぁ〜と、懐かしくなっちゃいました!

こちらの本を読んでみて、改めて、上記の「Whales」との違いが面白かったので「Whales」を再読してみました。
思ったのは、「Whales」は、鯨の種類紹介に焦点を当てるため、無機質にならないよう配慮して、物語的に説明をすすめようとしているのかな〜と感じました。
サメが襲ってきた〜、さあ〜、どうなる〜、みたいなところなど。

なお「Baby Whales」には、鯨ウォッチツアーの連絡先(ハワイとアメリカ本土)まで出てました。実用的。

●Animals in winter 740語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

全体として、スムースに止まらずに読めました。知らない単語もいくつかありましたが、わからなくても大勢に違いはないとわかったので、気にせず通過できます。
理科の本と思って読み始めたけれど、思ったよりずっと物語的、文学的、詩的な感じを受けました。
SIRのよりもずっと、コドモに優しく語りかけているような口調のような気がします。

こうもり等の生き物が、すぐに Theyや He で書かれるところが、動物を擬人化したような感じで、動物に親しみを感じました。
それと、they で書かれる動物と、he/she で書かれる動物とがいましたが、
雰囲気ですが、they が出ると皆で群れて生活するんだな〜という感じ、
he/she からは、通常、単独で生活する動物なんだな〜という印象を受けました。
もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
(全然カン違いでしたら大恥)

The days grow longer. The night grow shorter. のところ、夜のほうの言い方、センスあるな〜と思いました。
(もしかしたら、英語としては、ごくありきたりの言い方なのかもしれないので、これもカン違い確率高し)
grow という言葉を初めて知ったような気がしました。

「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
その記憶の脳内所在場所とは違う、別の場所に、今回、grow という言葉が入ったような気がします。
日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

最後のページなど、まさに詩人の言葉って感じでした。
「日は長くなり暖かくなりました。春が来たのです・・・」…っていう終わり方。余韻まで残るようで素敵ですね。
理科っぽくないのが意外でしたし、むしろ情操教育を受けたような印象でした。
いやぁ〜、いい本だ〜 絵もいいし!

●From Tadpole to Frog 350語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

おたまじゃくしがカエルになるまでの説明ですが、それまでの期間に、季節の移り変わりや他の生き物も登場させて、物語的にすすむ感じがしました。
しかも絵が素晴らしい。カエル以外の部分も、季節ごとの変化を詳細に描いてあって美しいですね。
おたまじゃくしが次の段階への成長をする時、沼の表面に一匹もいない場面を敢えて挿入し、「みんなどこへ行ってしまったんでしょう〜」と語りかけるセンスのよさ、とても好感を持ちました。

●Fireflies in the Night 580語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

ホタルの生態を、虫だけの話にしないで、人間との関わりに焦点をあてて紹介し、
主人公の少女が、祖父の話を聞いて、ホタルのことを色々知る、という書き方です。
ホタルがあんな風に人に利用されてたとは意外! 日本まで出てきて嬉しい!

成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
文学的で芸術的です。←文章と絵のことを言いたい。
サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

●Gorillas :gentle giants of the forest(SIR2)●

ゴリラが、He/Theyによって擬人化され、親しみをもって身近に感じられた点や、2〜3ヶ所、英語がわからないまま飛ばしたところがあった点は、鯨と同様です。
面白かったのは、女性科学者とメスのゴリラが同時に出る場面で、人間の方は、その女性の名前だけ、ゴリラは、名前とsheの両方だったことです。
その配慮があるおかげで、she がどちらを指すかわからないという混乱はなく、ほっとしました。
やはりこれもsheによって、"ゴリラちゃん"も女のコなのねぇ〜と、親しみを感じるような気がしました。

あと、笑ったところがありましたよ!
ゴリラが、皆で森で昼寝するというところ、他の本で、小学生が、教室でおとなしく皆が座ると言うのと同じ英語が出たような気がして、
教室の場面が重なって笑っちゃいました。(一部英語を取り出すのは良くないかもしれないけど、これ→ settle down for a nap.)

内容については、実は、鯨の本の時より、「先を読みたい」という気持ちが強く働きました。
「英語学習のためだから読もう」という動機が消えた瞬間があったです。

もともと日常の新聞(日本語)などで、サル研究の記事がよく出ますから、多少は知識があったことが関係あると思われます。
鯨についても、Whale-watching など新聞で読んだことはあるはずですが、「鯨と英語」と言うと、つい、生物としての鯨の生態のことよりも、捕鯨問題や鯨肉を食べるかどうかで文化衝突、というニュースの方が先に念頭に浮かんでしまいます。
ゴリラの場合は、サルやオランウータンも含め、純粋に動物の生態研究という、政治から離れた視点からの記事しか記憶にないので、鯨の時ほどは、この本と違うイメージを持っていなかった、と言えると思います。
日頃どういうことを知っているかにより、感触が変わるいい例だと思いました。

なお、こういった先行する知識の部分は、非常に個人差の強い部分だと思います。
一つの本について、人が感じる印象というものは、絵から来るもの、背景知識から想起するものなどが複雑にからむので、なかなかそこを排除して、英語だけでYL感覚を養うのは難しいかもしれないな〜と思いました。

よりまして、そのへん、読書レベルの幅が狭いうちは、
YL感覚とどう関わってくるのかは、まだ考えないようにします。

〉なお、Rookie本を300語程度のものといいましたが、
〉文量に差がありすぎるよりも近い方がいいでしょうから、
〉語数の多くて(400〜500語とか)動物の本というのを探してみてください。

了解です。引き続き次を待っていて下さい。
ご報告させていただけるとわかってて読むのは、非常に楽しいです。
いい機会をいただけています。ありがとうございます。


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460. Re: すぐやる課、任務完了報告(前半) ← どんどん読んじゃって下さい

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/8(01:35)

------------------------------

こんにちは、akoさん。成雄です。

〉成雄さん、akoから報告です。

〉ご提案いただいたこと、非常に有益でした。
〉物語系ばかり読んできたせいか、ノンフィクションが非常に新鮮に感じられました。
〉何よりも先にこれを言いたくて、まずはお伝えします。ありがとうございました。

いえいえ、そんなたいしたことないです。
そのうち、いろいろな所で、いろいろな方々が、akoさんにお薦めされたであろうと思います。
オン・オフどちらも、ご活躍なんですから。

〉成〉1冊ずつ読んで違いがわかるとは限りませんから、気楽にね。

〉はい、そう思って、複数冊えらんでみました。
〉ご紹介いただいた本に類似していると思われる本を読んでみました。
〉なるべく条件がそろう方がいいと思い、何か一点は共通点があることを条件としました。

いいですねぇ〜。
何か関連性があると、何度も遭遇する難しい言葉に、親しみを持つことも多いと思います。
私がシリーズ本を読むのは、そういうこともあります。

いまのakoさんの感覚は、
YL感覚に触れるということで、パンダ読みみたいな感じだと思うんです。
でも、その場合でも、
YLの数値を意識しながら読むというような、
読書スタイルを変えてしまうような読み方になられないように(それはご承知だと思いますが)
いままでと同じように、楽しんで読書して下さいね。

〉具体的には、以下の通りです。(■印が、成雄さんにご紹介いただいたものです)

〉■Whales :the Gentle Giants (SIR2)に平行
〉1.Gorillas: Gentle giants of the forest (SIR2)
〉 共通点:同シリーズの同レベル、動物ものである点。

この2冊とも、現在は SIR3 扱いになっています。
(お手元の本はSIR2となっていても、アマゾンで表紙を確認できます。書評からアマゾンをクリックして下さい)
最新のYL表で、YL0.9-1.4です。

〉2.Baby Whales Drink Milk(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
〉 共通点:くじらに関する本である点。

つい最近、発見したところによると(汗)
このシリーズの Stage 1 は、
YL1(「親子で100万語」より)です。

〉■Animals in Winter (Let's-Read-and-Find-Out Science series : Stage 1 )
〉1.Baby Whales Drink Milk (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
〉 共通点:同シリーズの同レベルで、動物に関する本である点。
〉   上記2番と重複してますが、こちらとの比較も可能なので再度かいています。

〉2.From Tadpole to Frog (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:350語)
〉3.Fireflies in the Night (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:580語)
〉 共通点:同シリーズの同レベルで、生き物に関する本である点。

上記の通り、YL1評価です。

私も読んでみようとしたのですが、見当たりませんでした。
そこで、同じような感じの
From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
読んでみました。

〉■Rookie Read-About Science は、まだ借りていないので次回投稿までお待ちください。

この感じだと、このRookieのシリーズ本も数冊借りられるみたいですね。
YLの話とは関係なく、

Gator or Croc? (0516260804)
Horns and Antlers (0516263641)

これらは、タイトルのとおり、動物の比較説明の本です。
akoさんはすでに内容をご存知かもしれませんが、私は知らなかった(単なる無知)ので、
とっても面白く読めました。読みやすさの話とは別にしてお薦めします。
児童書を読んでいると、これらの動物の名前や、物語(クリスマスとか)に登場してくるので、
そういう情報を知っていると、もっと、こうした動物に対する「近さ」が違ってくると思うので。

で、話を戻して、
総語数も同程度ではなく、バラバラに選んでみて下さい。
内容も、動物モノ、植物系、地理関係、バラバラが面白いかも。
すでに、動物モノを読まれているので、このシリーズの同じような動物モノを読むのが
いいでしょうね。さらに、植物系や、日常生活に関わるモノ(子供が表紙に出ていればだいたいそう。)
など、適当に見つくろってみてください。
本屋さんで、どの本を買おうかなぁって思う時、楽しいじゃないですか。
そんな感じで、ご自分で選ばれればいいのではないかと思います。

〉では、各本の印象です。

〉完全に自分本位の感想です。成雄さんが意図した方向性で有益なことを書いているかどうか不明です。
〉ましてYL感覚とどう関係するか等、私にはわかりません。

akoさん。以下の文章を全部読んだうえで最初に書きますが、
各本の感想。レビューに載せればいいと思うんですけれど…。

例えば、レビュー用に少し短くしてメリハリをつけると、
Whales (SIR3) なら、こんな感じではどうでしょうか?
人目を気にするなら、もう少し短くしてもいいかも。
以下、抜粋してみました。

|| 冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!
|| 途中、「白鯨」を思い出すような部分も出てきます。
|| 英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
|| 知らない単語があるのですが、くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、
|| 鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、
|| 英語で知らないのは当たり前なので気にならないです。
|| 他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、
|| 「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

こんな感じで、あとは、「非常に簡単に感じた」を数値に変えてみるだけです。
自分のYL感覚だから、いままで読んできたPGR(読んでなければ他のもの)で、
同じように簡単に感じるレベルの数値を打ち込めばいいと思います。
YL表の数値と、書評システムのYLは一致しなくてもとりあえず問題ないので、
ご自分のYL感覚を入れればいいと思います。
あとは、他の本も同じです。

もちろん、レビュー登録する・しないも含めて、ご自分のお好きなようにどうぞ。
なんですけどね。

〉●Whales : the Gentle Giants (SIR2)●

(注)現在は、SIR3

〉冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!(当たり前ですね)
〉(YL感覚とは直接関係ないかもしれませんが、絵が気に入るかどうかは、気持ち的に好感するかどうかの影響が大いにあるんです〜)
〉ノンフィクションを読んでいるような感覚をなくしてくれます。うまい導入だな〜と。
〉途中、「白鯨」を思い出すような部分もありましたね。
〉物語を読むのと変わらない感じでスムースに読めました。といいますか、物語な本でした。

〉英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
〉知らない単語があるのですが、これは知らなくて当然だということが文脈上わかるので、いちいち立ち止まらずに読めました。
〉くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、英語で知らないのは当たり前なので気にならない、というわけです。
〉他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

〉●Baby Whales Drink Milk●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1 1000語)

〉鯨が哺乳類であるところに焦点を当て、呼吸や出産、恒温動物である点などを中心に話すという流れ。
〉なので、体の部位に関する言葉であるblubber の説明が、「Whales」と違っていて面白い。
〉鯨が体温を一定に保つため、という理由から説明しているので、こっちの方が印象に残りやすかったです。
〉潮吹きの穴の名前がまた出てきた時は、1冊目でも読んでいたはずなのに忘れてて、「そうそう、そういうような名前だったな〜」という程度。

〉英語は別として、内容的には鯨の生態としては常識的な内容で、知っていることばかりなので、余裕を持って、へー、英語ではそう言うのかぁ〜と感心したり、
〉そう言えば、10代の頃こういうのを、理科の学習漫画で読んでワクワクしたなぁ〜と、懐かしくなっちゃいました!

〉こちらの本を読んでみて、改めて、上記の「Whales」との違いが面白かったので「Whales」を再読してみました。
〉思ったのは、「Whales」は、鯨の種類紹介に焦点を当てるため、無機質にならないよう配慮して、物語的に説明をすすめようとしているのかな〜と感じました。
〉サメが襲ってきた〜、さあ〜、どうなる〜、みたいなところなど。

それが、編集方針なんだと思います。

〉なお「Baby Whales」には、鯨ウォッチツアーの連絡先(ハワイとアメリカ本土)まで出てました。実用的。

実際体験しよう〜という主旨なんだと思います。

〉●Animals in winter 740語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉全体として、スムースに止まらずに読めました。知らない単語もいくつかありましたが、わからなくても大勢に違いはないとわかったので、気にせず通過できます。
〉理科の本と思って読み始めたけれど、思ったよりずっと物語的、文学的、詩的な感じを受けました。
〉SIRのよりもずっと、コドモに優しく語りかけているような口調のような気がします。

〉こうもり等の生き物が、すぐに Theyや He で書かれるところが、動物を擬人化したような感じで、動物に親しみを感じました。
〉それと、they で書かれる動物と、he/she で書かれる動物とがいましたが、
〉雰囲気ですが、they が出ると皆で群れて生活するんだな〜という感じ、
〉he/she からは、通常、単独で生活する動物なんだな〜という印象を受けました。
〉もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
〉(全然カン違いでしたら大恥)

アリアリだと思います。
このあたりは、動物によって、複数形が無いものとか、そういう話につながりますよね。
私は、ORTを読んだ時に、犬などに it を使うのか、he/she を使うのか気になりました(笑)
あと、子供向けGRでも、憎たらしい動物と思える場合、it が多いのかとか。

〉The days grow longer. The night grow shorter. のところ、夜のほうの言い方、センスあるな〜と思いました。
〉(もしかしたら、英語としては、ごくありきたりの言い方なのかもしれないので、これもカン違い確率高し)
〉grow という言葉を初めて知ったような気がしました。

〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉その記憶の脳内所在場所とは違う、別の場所に、今回、grow という言葉が入ったような気がします。
〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

この仮説がどうなるか楽しみですね。

〉最後のページなど、まさに詩人の言葉って感じでした。
〉「日は長くなり暖かくなりました。春が来たのです・・・」…っていう終わり方。余韻まで残るようで素敵ですね。
〉理科っぽくないのが意外でしたし、むしろ情操教育を受けたような印象でした。
〉いやぁ〜、いい本だ〜 絵もいいし!

akoさんにも、読みやすかったんですね。

〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉おたまじゃくしがカエルになるまでの説明ですが、それまでの期間に、季節の移り変わりや他の生き物も登場させて、物語的にすすむ感じがしました。
〉しかも絵が素晴らしい。カエル以外の部分も、季節ごとの変化を詳細に描いてあって美しいですね。
〉おたまじゃくしが次の段階への成長をする時、沼の表面に一匹もいない場面を敢えて挿入し、「みんなどこへ行ってしまったんでしょう〜」と語りかけるセンスのよさ、とても好感を持ちました。

〉●Fireflies in the Night 580語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉ホタルの生態を、虫だけの話にしないで、人間との関わりに焦点をあてて紹介し、
〉主人公の少女が、祖父の話を聞いて、ホタルのことを色々知る、という書き方です。
〉ホタルがあんな風に人に利用されてたとは意外! 日本まで出てきて嬉しい!

この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

〉成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
〉文学的で芸術的です。←文章と絵のことを言いたい。
〉サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

From Caterpillar to Butterfly は授業をそのまま作品にした感じでした。
でも、
このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
(だんだんYLの話になってきましたよ)
最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
スムーズにいきそうだと私は思います。

私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。
 

〉●Gorillas :gentle giants of the forest(SIR2)●

(注)現在は、SIR3

〉ゴリラが、He/Theyによって擬人化され、親しみをもって身近に感じられた点や、2〜3ヶ所、英語がわからないまま飛ばしたところがあった点は、鯨と同様です。
〉面白かったのは、女性科学者とメスのゴリラが同時に出る場面で、人間の方は、その女性の名前だけ、ゴリラは、名前とsheの両方だったことです。
〉その配慮があるおかげで、she がどちらを指すかわからないという混乱はなく、ほっとしました。
〉やはりこれもsheによって、"ゴリラちゃん"も女のコなのねぇ〜と、親しみを感じるような気がしました。

〉あと、笑ったところがありましたよ!
〉ゴリラが、皆で森で昼寝するというところ、他の本で、小学生が、教室でおとなしく皆が座ると言うのと同じ英語が出たような気がして、
〉教室の場面が重なって笑っちゃいました。(一部英語を取り出すのは良くないかもしれないけど、これ→ settle down for a nap.)

〉内容については、実は、鯨の本の時より、「先を読みたい」という気持ちが強く働きました。
〉「英語学習のためだから読もう」という動機が消えた瞬間があったです。

〉もともと日常の新聞(日本語)などで、サル研究の記事がよく出ますから、多少は知識があったことが関係あると思われます。
〉鯨についても、Whale-watching など新聞で読んだことはあるはずですが、「鯨と英語」と言うと、つい、生物としての鯨の生態のことよりも、捕鯨問題や鯨肉を食べるかどうかで文化衝突、というニュースの方が先に念頭に浮かんでしまいます。
〉ゴリラの場合は、サルやオランウータンも含め、純粋に動物の生態研究という、政治から離れた視点からの記事しか記憶にないので、鯨の時ほどは、この本と違うイメージを持っていなかった、と言えると思います。
〉日頃どういうことを知っているかにより、感触が変わるいい例だと思いました。

〉なお、こういった先行する知識の部分は、非常に個人差の強い部分だと思います。
〉一つの本について、人が感じる印象というものは、絵から来るもの、背景知識から想起するものなどが複雑にからむので、なかなかそこを排除して、英語だけでYL感覚を養うのは難しいかもしれないな〜と思いました。

〉よりまして、そのへん、読書レベルの幅が狭いうちは、
〉YL感覚とどう関わってくるのかは、まだ考えないようにします。

たくさん科学系の英語の本を読めば、そんなことないと思いますよね。
Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

〉〉なお、Rookie本を300語程度のものといいましたが、
〉〉文量に差がありすぎるよりも近い方がいいでしょうから、
〉〉語数の多くて(400〜500語とか)動物の本というのを探してみてください。

〉了解です。引き続き次を待っていて下さい。
〉ご報告させていただけるとわかってて読むのは、非常に楽しいです。
〉いい機会をいただけています。ありがとうございます。

せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
akoさん、OFF1 読みませんか?
お薦めは、Tim Vicary の
Kings and Queens of Britain
ノンフィクションの歴史物です。
あと、
Scotland
これは、風景写真が美しいです。

GRのYL一覧表に出てくる最初のノンフィクション系GRという位置づけです。
YL評価は、1.8-2.0

ではでは


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484. Re: すぐやる課、任務完了報告(後半)

お名前: ako
投稿日: 2004/10/17(04:00)

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成雄さん、すぐでもなかった課… akoです。先週の台風で一週遅れました…我ながら不覚。
以下、引用が前後しております。あらかじめご容赦ください。

〉akoさん。以下の文章を全部読んだうえで最初に書きますが、
〉各本の感想。レビューに載せればいいと思うんですけれど…。

〉YL表の数値と、書評システムのYLは一致しなくてもとりあえず問題ないので、
〉ご自分のYL感覚を入れればいいと思います。

〉〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉〉●Fireflies in the Night 580語●
〉この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

書評に関する記載を短く編集してしまいましたが、
いただいたご返答投稿で決心しました。近日中に、まずはレビュー登録に挑戦いたします。
背中を押していただきました。ありがとうございます。
(YLは…多分、迎合します(笑)←はらぺこあおむしさんの「告白」投稿へ敬意を表して)

●Let's-Read-and-Find-Out Science seriesについて●
〉〉もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
〉〉(全然カン違いでしたら大恥)

〉アリアリだと思います。
〉このあたりは、動物によって、複数形が無いものとか、そういう話につながりますよね。
〉私は、ORTを読んだ時に、犬などに it を使うのか、he/she を使うのか気になりました(笑)
〉あと、子供向けGRでも、憎たらしい動物と思える場合、it が多いのかとか。

あはは! 「IT」には泣かされてます。人間の赤ちゃんが「IT」になってるものもあったような気がしますが、
そのへん、英語圏の人ってどういう基準で「IT」を使うんでしょーねー。

〉〉成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
〉〉サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

〉このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
〉(だんだんYLの話になってきましたよ)
〉最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
〉スムーズにいきそうだと私は思います。

同意です。ORTやLLLなどで、物語を読み慣れているアタマで読むと、
Let's-Read-and-Find-Outは、科学系ノンフィクションだとは感じずに読めそうです。

〉私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
〉Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。

「1」だけで31冊もあるんですかー。成雄さんを追っかけていきま〜す。

〉Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
〉あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
〉Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
〉コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
〉ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
〉そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

その可能性はあるかもしれないですね。
冊数が非常に多くて、akoもどれから読めばいいかがわからなかったので、
先日ブッククラブの書棚で、SSS事務局のご協力のもと、
「地理」「休日」「健康」「科学」の大きい4つのジャンルだけ仕切りを入れて、分類整理しました。
これで多少は選びやすくなったかなと思います。
あとは、語数シールで総語数を見てもらって、そこでレベルを判断してもらうことになるかと思います。

DKGというのは、まだ全く知りませんでした。今後の課題図書にします(笑)

■ではRookie Read-About Science の報告です■

●読んだもの●
Gator or Croc ?
Horns and Antlers
Good Mushrooms and Bad Toadstools
Of Mice and Rats
どれも、400〜500語のものです。

●第一印象は「縁の下の力持ち」かしら?!●

〉何か関連性があると、何度も遭遇する難しい言葉に、親しみを持つことも多いと思います。
〉私がシリーズ本を読むのは、そういうこともあります。

とっても同意です。読んでみてよくわかりました。

縁の下の力持ちのような本ですね!
ICR等で当たり前のように出てくる動物で、イマイチわからない生き物がいたんです。
具体例として、ICR・1の「Morris the Moose」です。
お話を読んでいく分には問題はないので、そのまま読みましたが、
ムースという動物がこの世に存在する、ということ自体、知らなかったです。
ICRのようなコドモ向きのお話本に登場するからには、馴染みの生き物なんだろうという程度の認識しかできずにいましたが、
「Horns and Antlers」で登場して合点が行きました。ガッテンガッテンガッテン!

今後も物語を読んでいく時に、こうして日本では馴染みのない動植物に出会うのでしょう。
折に触れて、こういったノンフィクションを混ぜて読んでいくと、
英語圏の人たちが、子供の頃に馴染んだ物事の一端を垣間見ることが出来るように思えてありがたいです。
だから、お話を読むという視点からだと、Rookie シリーズは、縁の下の力持ち!

●ノンフィクションそのものの読書の楽しさ●

〉児童書を読んでいると、これらの動物の名前や、物語(クリスマスとか)に登場してくるので、
〉そういう情報を知っていると、もっと、こうした動物に対する「近さ」が違ってくると思うので。

ホントですね!!
「知識そのものを得る」という視点からも、英語で新しいことを知ることができるのが純粋に楽しいですね!
洋書では当たり前のように紹介される動物が、日本には生息しない動物であることも多く、
当該する文化圏(英語圏といっても様々ですものね)の小・中学生が、当たり前のように知っている生き物の全体像というものは、
自分がこれまでに「動物とは?」と言われて想起する全体的なイメージの範囲と、大きく違う(一部重複はあったとしても)ことがわかってきました。

Rookieシリーズが子供向けの本だから、なのかどうか、理由はわかりませんが、
新しいことを知る際の知り方についても、
個々の動物に関するデータとして知る、という知り方ではなく、
映像的に、…と言いますか、どう説明すればいいのかしら…、写真のある本だから、なのかもしれませんが、
数学でやった集合の図が浮かんできて、集合Aの楕円の中に、日本にいそうな動物たちの絵が色々ちまちま描いてあって、
集合Bの楕円の中には、今回Rookie Read-About Scienceで知った動物たちが絵で描いてあって、
2つの楕円は、一応、数学でよく見た通り、中央で一部分は重複しているんだけれど、
今はまだ、A∩Bの部分には、deer とか、東京で見たことがある rat ぐらいしか描いてない、といった図が、頭に浮かんでます。
(あ〜、絵を描きながらお話したい〜)

ホーンとアントラーの違いも、すごくわかりやすい説明で、なるほど納得でした!!
おまけに、少し前の多読にて、ディズニー絵本「バンビ」にアントラーズがあって、
おお、鹿島アントラーズだ!と思ったことがありましたが、これで改めてわかって「そうだったのか!」です。

●両シリーズの違いから、多読の長所発見!●
明らかに Let's-Read-and-Find-Out Science series との違いがよ〜くわかりました。
Let's-Read-and-Find-Out は、お話風の色付けがあり、Rookieは普通の説明ですね。

ただ「普通」と言いましても、英語は平易でわかりやすく、
説明は、かゆいところに手が届くような感じで行き届いていて(「Gator or Croc ?」は秀逸!)親切な印象を受けました。
Let's-Read-and-Find-Out とは、種類の違う親切さだと感じます。

多読ってやはり面白い!!! つながるんですね、つい少し前に読んだお話の絵本とつながるんです。
英語との付き合い方が、有機的でカラフルです。

自分の中で、これまである程度できあがってしまっているイメージ、
言い換えると、物事を無意識のうちに仕分け、分類している区分のような線があり、
その線が、やさしい英語の多読により、区分の位置が変わるような感じ…
…とでも言えばいいのか…、自分内部のOSが変わるような感じ…と言えばいいのか、そんな感じです。

〉From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
〉読んでみました。

はい、akoも読みました。教室で、小学生達と一緒に蝶の成長を見守るような体験をしつつ、
蝶に関する知らない単語を知り、同時に、語りかけるような英語を感じることが出来ました。

●YL感覚の小さい練習●

同レベルのままで、分野だけ平行移動して、別の分野も同時に読む、という読み方、
akoにはいいですわー。楽しい!

まず英語レベルが、これまでの多読で普段よんでいるレベルなので、抵抗がないです。
いくつか知らない単語があったうち、動植物の部位の名称は、もともと日本語でも知らないので、
知らないことが抵抗にはなりません。
部位名称以外の、説明文の部分でわからない英語が、1冊に付き2ヶ所ずつくらいありましたが、
その程度なら、すでにこれまでの多読で、2〜3ヶ所わかんなくても平気、という事に慣れたおかげか、
「ここはわからないな」とは思っても、それが「読みにくい」と感じることには全くつながらなかったんです。

なので、印象として、YLは、1ぐらいでいいのだろうと思いました。
そこで、YLのコンマ以下について、この際、少しYL感覚練習、と思って考えてみました。
ちょっとだけ練習に付き合っていただけますか? ご相談を兼ねた試行です。

〉YLの数値を意識しながら読むというような、
〉読書スタイルを変えてしまうような読み方になられないように(それはご承知だと思いますが)
〉いままでと同じように、楽しんで読書して下さいね。

はい。読書中には考えません。
読書そのものを楽しむ時は、別人格になれるほうです。
分析思考からは完全に離れていますからご安心ください

現在、ORT,LLLを下から読み進め、ORTのstage 6と7、LLLのstep7を平行して読んでいる段階です。それより上のレベルのORT,LLLはまだ未読です。

ORT7(YL0.7)は1冊語数約800〜900語、LLL7(YL1.0)約700語なのですが、
akoには、Rookie Read-About の500語の方が読みやすく感じるくらいでした。
「あら、もう終わり?」位の感じ。簡単に感じた、と言っていいと思います。
YL感覚は、読み方によって変化していくものだという記載を、先ほどの成雄さんの投稿で拝見したばかりですが、
その通りと思います。
私的なことで恐縮ですが、500語を「もう終わり?」と感じられるようになったのは、自分としては画期的なことなもので…。

以下はおそらく、個人差から生じる部分かと思うのですが、
akoは、英語レベルが同程度でも、長さに弱いです。
だから、Rookie の500語が、ORT7(YL0.7 総語数約800語)より簡単に感じた可能性があるかな、と思っています。
あるいは、物語よりも、もともとノンフィクションの方が好きなのかもしれないですが、そこは、まだちょっとわかりません。

そのへんに曖昧さがあるので、今回読んだ上記4種の Rookie が、ORT7(YL0.7 約800語)より簡単に感じたからといって、
これらの本のレビューを(仮に将来)書くとしても、すでに0.8となっているこれらの本に、
自分の感覚としてYL0.6にしよう、というほどの気持ちはないんです。
ここは、古川さんのYLの説明の投稿で、YLのコンマ以下の数値について、±0.2ぐらいの差はあまり大きな意味は無いという記載もありますので、
多少、差を感じるとしても、問題にするほどではないと考えていい、と思われますが、いかがでしょう。

やはり、もう少し多読経験の蓄積と、読んだ本の幅広さ(ジャンルもレベルも)が、自分に必要だと感じている次第です。
でもそうやって経験豊富になると、古川さんのYLのスレッドにもありましたが、
「上のレベルを読むようになると、前に読んだ同じ本が、以前より簡単に感じられるので、自分のYL感覚が変化する」とあります。
なので、もしかしたら、あまり多読経験がない者が、経験の少ないうちに中途の段階で感じる感覚を、
このように報告しておくことも意味があることかもしれません。

このへん、意義があるかどうかは、本人ではわかりませんので、
何年も続けてきた方が、お考えになっていただけばいいことと思います。

●レベル1程度のノンフィクション読書を報告させて頂いて
今回、こんなに楽しめたのは、このシリーズに関して、全く知らなかったことが幸いしていると思います。
物語を読むために、下準備として読んでおこうなんていう目算をもって読むことも悪いとは言わないですが、
今回のように、「純粋にノンフィクションが楽しい!」と感じることが出来たかどうかはわかりません。

でも一度、ざーーとシリーズを見渡しておけば、
今後、物語の児童書を読んでいて、知らない動物が出た際に、
Rookieに戻って確認する、なんていうことができたら、私の場合は楽しいなーと思います。
英語の本を読んでいて、それを別の英語の本で資料として調べ物をするわけですから!
(もちろん、そういう作業をつまらない、と感じる人が、わざわざやる必要はないと思います。)

成雄さん、今回の件って、ブッククラブで成雄さんと偶然お会いして、
その際の、ちょっとした立ち話で、Rookieの「タコを飛ばす」という部分のことを成雄さんが言って下さったことから、
このように展開したんだなーと思いますとですね、
あの小さな機会がなかったら、
akoは、しばらくはICRや 一般の絵本やNate the Great 等、
お話のものを読み続けてレベルを上げていこうと考えていたところでしたので、
実に実に、ありがたい機会となりました。これはもう、本当に希少な機会をいただけた、と思っています。
ありがとうございます。

〉せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
〉akoさん、OFF1 読みませんか?

〉お薦めは、Tim Vicary の
〉Kings and Queens of Britain
〉ノンフィクションの歴史物です。
〉Scotland
〉これは、風景写真が美しいです。

了解しました。ではDKGの前に、来週は、OFFという未体験ゾーンを試してみたいと思います。
ご案内いただいている各シリーズを数冊ずつ読んでみて、その後、気に入ったシリーズはどんどん読み進めようと思います。

西洋史好きなので、ご紹介のタイトル、実は垂涎です。問題は総語数の壁ですがチャレンジしてみようと思います。
多読初期の段階で、いい示唆をたくさんいただいています。ありがとうございます。

PS

〉〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

〉この仮説がどうなるか楽しみですね。

この成雄さんのご返答で、実は、酒井先生がご自身の多読授業原則で「教えない」という方法論を実践しておられることを思い起こしました。
その考え方に関心はあるのですが、具体的にはわからずにおります。
こういう時に、なるほど、この一言は近いかも、と思った次第です。


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490. Re: YL 0.8 キタ━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━!!!!

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/18(05:50)

------------------------------

こんにちは、akoさん。みなさん。成雄です。

〉成雄さん、すぐでもなかった課… akoです。先週の台風で一週遅れました…我ながら不覚。
〉以下、引用が前後しております。あらかじめご容赦ください。

はいはい。
全然気にしないで、自分の思うところ・引っかかるところ(YLを考えるうえでですが)を
優先的に率直にどうぞ。
めざせ100万語の広場とかと重なるところがあるのかなと思いますが、
話の流れで、YLを考えながら気楽に語れればいいなぁと思います。
なので、違う本を読んでいて、何かわからないことがあれば、
新規にこの広場に投稿してYLについての質問や意見を書かれれば、
いろいろな方の話を聞くことができると思います。

〉〉〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉〉〉●Fireflies in the Night 580語●
〉〉この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

〉書評に関する記載を短く編集してしまいましたが、
〉いただいたご返答投稿で決心しました。近日中に、まずはレビュー登録に挑戦いたします。
〉背中を押していただきました。ありがとうございます。
〉(YLは…多分、迎合します(笑)←はらぺこあおむしさんの「告白」投稿へ敬意を表して)

この間、書評システムが新しくなって、書籍の新規登録はどんどん増えているのに、
レビュー登録がかなり少なくなってきているように感じているんです、感覚として。
掲示板やオフ会等で交わされる『この本読みやすかった・読みにくかった』という
情報交換をレビューに載せてくればいいのになぁと、何かもったいなぁといつも思います。

少し、ちょっきん。

〉〉このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
〉〉(だんだんYLの話になってきましたよ)
〉〉最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
〉〉スムーズにいきそうだと私は思います。

〉同意です。ORTやLLLなどで、物語を読み慣れているアタマで読むと、
〉Let's-Read-and-Find-Outは、科学系ノンフィクションだとは感じずに読めそうです。

そうですね。前提として、物語を読み慣れている方ならと言うべきでした。

〉〉私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
〉〉Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。

〉「1」だけで31冊もあるんですかー。成雄さんを追っかけていきま〜す。

いちおう、本に載っているリストを数えてそう答えたのですが、
リストに載っていなかった Starfish なんかもあるので、全部で何冊あるのかは
ちょっと不正確です。でも、私もたくさん読みたいと思っています。
子供向けGRとして、ステージわけされていますが、
Julie さんも言われているとおり、このシリーズのStage1も、
物語を読み慣れている方だと、YL感覚は少し幅があると感じるかもしれません。

〉〉Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
〉〉あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
〉〉Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
〉〉コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
〉〉ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
〉〉そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

〉その可能性はあるかもしれないですね。
〉冊数が非常に多くて、akoもどれから読めばいいかがわからなかったので、
〉先日ブッククラブの書棚で、SSS事務局のご協力のもと、
〉「地理」「休日」「健康」「科学」の大きい4つのジャンルだけ仕切りを入れて、分類整理しました。
〉これで多少は選びやすくなったかなと思います。

以前akoさんにお話したように、Allan Fowler という作家の書く文章がキレキレで、
私は好きなのですが、あんまりジャンルも関係なく書いています(データマンを使っているのかも)。
先日ブッククラブに行ったら、Rookie のところに仕切りがあったので、『探しやすい』と思いました。
作業されたみなさん、この場で失礼ですが、ありがとうございました。

〉あとは、語数シールで総語数を見てもらって、そこでレベルを判断してもらうことになるかと思います。

YL感覚についてですが、
250-500語程度ですから、総語数の違いはそれほど気にならない方もいるでしょうね。

〉DKGというのは、まだ全く知りませんでした。今後の課題図書にします(笑)

課題とかではなく、興味がわいたら読めばよろしいかと(笑)

〉■ではRookie Read-About Science の報告です■

〉●読んだもの●
〉Gator or Croc ?
〉Horns and Antlers
〉Good Mushrooms and Bad Toadstools
〉Of Mice and Rats
〉どれも、400〜500語のものです。

〉●第一印象は「縁の下の力持ち」かしら?!●

新規に書き加えるより、引用の方が長くなるので、ちょっきんです。ごめんなさいね。

そのとおりで、
英語で触れる世界の幅は広がりますよね。

〉●ノンフィクションそのものの読書の楽しさ●

少し、ちょっきん。

〉Rookieシリーズが子供向けの本だから、なのかどうか、理由はわかりませんが、
〉新しいことを知る際の知り方についても、
〉個々の動物に関するデータとして知る、という知り方ではなく、
〉映像的に、…と言いますか、どう説明すればいいのかしら…、写真のある本だから、なのかもしれませんが、
〉数学でやった集合の図が浮かんできて、集合Aの楕円の中に、日本にいそうな動物たちの絵が色々ちまちま描いてあって、
〉集合Bの楕円の中には、今回Rookie Read-About Scienceで知った動物たちが絵で描いてあって、
〉2つの楕円は、一応、数学でよく見た通り、中央で一部分は重複しているんだけれど、
〉今はまだ、A∩Bの部分には、deer とか、東京で見たことがある rat ぐらいしか描いてない、といった図が、頭に浮かんでます。
〉(あ〜、絵を描きながらお話したい〜)

そうですね。
今度、どこかでまたお会いしたら、教えてくださいね。

〉ホーンとアントラーの違いも、すごくわかりやすい説明で、なるほど納得でした!!
〉おまけに、少し前の多読にて、ディズニー絵本「バンビ」にアントラーズがあって、
〉おお、鹿島アントラーズだ!と思ったことがありましたが、これで改めてわかって「そうだったのか!」です。

いい本だったでしょ、これ。
鹿島アントラーズをご存知だとは知りませんでした。

〉●両シリーズの違いから、多読の長所発見!●
〉明らかに Let's-Read-and-Find-Out Science series との違いがよ〜くわかりました。

ご自分で読んでみて実感されるのが、やっぱり一番いいですよね。
読んでいない方に言葉で伝えるのは、歯がゆい感じでした。
Rookie の方は、それほどはっきりしていると思うんです。

〉Let's-Read-and-Find-Out は、お話風の色付けがあり、Rookieは普通の説明ですね。

〉ただ「普通」と言いましても、英語は平易でわかりやすく、
〉説明は、かゆいところに手が届くような感じで行き届いていて(「Gator or Croc ?」は秀逸!)親切な印象を受けました。
〉Let's-Read-and-Find-Out とは、種類の違う親切さだと感じます。

このツリーで以前書きましたが、ページをめくった瞬間に、広がる世界。
「あっ、そういうことか」という感覚。なんです。

〉多読ってやはり面白い!!! つながるんですね、つい少し前に読んだお話の絵本とつながるんです。
〉英語との付き合い方が、有機的でカラフルです。

〉自分の中で、これまである程度できあがってしまっているイメージ、
〉言い換えると、物事を無意識のうちに仕分け、分類している区分のような線があり、
〉その線が、やさしい英語の多読により、区分の位置が変わるような感じ…
〉…とでも言えばいいのか…、自分内部のOSが変わるような感じ…と言えばいいのか、そんな感じです。

take をどう分類するか、take は(1)○○することである、(2)○○することである。…。
ではなくて、
take を take として理解できるようになる学習方法が、多読であるという話になると思います。

〉〉From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
〉〉読んでみました。

〉はい、akoも読みました。教室で、小学生達と一緒に蝶の成長を見守るような体験をしつつ、
〉蝶に関する知らない単語を知り、同時に、語りかけるような英語を感じることが出来ました。

今後、不思議の国のアリスを読む時(読む機会があれば)に、
とっても含蓄がある話だなぁって、思えると思います。

〉●YL感覚の小さい練習●

〉同レベルのままで、分野だけ平行移動して、別の分野も同時に読む、という読み方、
〉akoにはいいですわー。楽しい!

〉まず英語レベルが、これまでの多読で普段よんでいるレベルなので、抵抗がないです。
〉いくつか知らない単語があったうち、動植物の部位の名称は、もともと日本語でも知らないので、
〉知らないことが抵抗にはなりません。
〉部位名称以外の、説明文の部分でわからない英語が、1冊に付き2ヶ所ずつくらいありましたが、
〉その程度なら、すでにこれまでの多読で、2〜3ヶ所わかんなくても平気、という事に慣れたおかげか、
〉「ここはわからないな」とは思っても、それが「読みにくい」と感じることには全くつながらなかったんです。

このあたり↑に、YL感覚が反映されるのかもしれませんね。

〉なので、印象として、YLは、1ぐらいでいいのだろうと思いました。

YL1感覚をお持ちなら、それでおおいにけっこうだと思います。

〉そこで、YLのコンマ以下について、この際、少しYL感覚練習、と思って考えてみました。
〉ちょっとだけ練習に付き合っていただけますか? ご相談を兼ねた試行です。

〉現在、ORT,LLLを下から読み進め、ORTのstage 6と7、LLLのstep7を平行して読んでいる段階です。それより上のレベルのORT,LLLはまだ未読です。

〉ORT7(YL0.7)は1冊語数約800〜900語、LLL7(YL1.0)約700語なのですが、
〉akoには、Rookie Read-About の500語の方が読みやすく感じるくらいでした。
〉「あら、もう終わり?」位の感じ。簡単に感じた、と言っていいと思います。

古川さんの言われている、総語数が影響するという話ですね。
私は、読みにくいと感じ始めると、総語数(あと何ページ残っているの?)が気になる方です。
【読みにくい】と【面白くない】の違いをスパッと分けるまでの領域には
いたっていないのですが。

〉YL感覚は、読み方によって変化していくものだという記載を、先ほどの成雄さんの投稿で拝見したばかりですが、
〉その通りと思います。
〉私的なことで恐縮ですが、500語を「もう終わり?」と感じられるようになったのは、自分としては画期的なことなもので…。

読みやすい、もっと読みたいと感じたからでしょうね。

〉以下はおそらく、個人差から生じる部分かと思うのですが、
〉akoは、英語レベルが同程度でも、長さに弱いです。
〉だから、Rookie の500語が、ORT7(YL0.7 総語数約800語)より簡単に感じた可能性があるかな、と思っています。
〉あるいは、物語よりも、もともとノンフィクションの方が好きなのかもしれないですが、そこは、まだちょっとわかりません。

〉そのへんに曖昧さがあるので、今回読んだ上記4種の Rookie が、ORT7(YL0.7 約800語)より簡単に感じたからといって、
〉これらの本のレビューを(仮に将来)書くとしても、すでに0.8となっているこれらの本に、
〉自分の感覚としてYL0.6にしよう、というほどの気持ちはないんです。

YL0.6でレビュー登録されていいんじゃないですか。
その時の感覚なんだから。
例えば、その後またいろいろな本を読んで、さらにRookie 本を読んでみたら、
YL0.4 とか、逆に、YL1.0 とかに変化するかもしれませんが、
じゃぁ、いつの判断を自分の感覚として採用するのかとなった時、
『たくさん読んでから』といったのでは、
いつまで経ってもYL感覚を言えなくなってしまうのではないでしょうか。

その本を読んだ時の感覚をそのまま表現するしかないと思います。
いまの20万語読んでいる自分と、今後100万語読んだ時では、
感覚が変化しているかもしれないという話だと思います。
それは、オフ会等で会話する時に、
『○○万語読んだ時には、読みにくかったけれど、
○○万語読んでから読み見直してみたら全然読みにくくなかった』みたいな話では。

多読を進めれば、いろいろな表現が身体にしみ込んでいくと思うので、
もし、そのあたりを気にするなら、分析的に読む必要があると思います。
でも、それは、一般の学習者にそこまで要求されていないと思いますし、
読んでいて楽しくなくなっていくと思います。
いまこの広場で会話されている古川さんやしおさんが先駆的にやられているのは、
経験と勘を含めたうえで、分析的にも読まれているのだと思います。
さらに周りの意見も集約してYL評価する。
とてもしんどい作業だったと想像します。

〉ここは、古川さんのYLの説明の投稿で、YLのコンマ以下の数値について、±0.2ぐらいの差はあまり大きな意味は無いという記載もありますので、
〉多少、差を感じるとしても、問題にするほどではないと考えていい、と思われますが、いかがでしょう。

そのとおりだと思います。
直径8mmの真珠と直径9mmの真珠の違いを簡単に見分けられるようになるには、訓練がいるはずです。
まして、人間の感性に関わることですから。
そこで、使用語彙数や総語数をもとにしてYLを設定しはじめたということだと思うのですが、
文化的背景(akoさんが上↑で言われてきたこと)とかの違いもあるので、
この2つだけではYLは評価できないとなって、現在にいたっているのではないでしょうか。
私たち、一般の学習者からすれば、訓練もされていないし、文化的背景も学ぶ段階だとすれば、
YL感覚が、その人の固有の英語学習歴や、海外生活体験等、によって左右されるのは普通だと思います。
性格もおおいに関係しているでしょうし。

〉やはり、もう少し多読経験の蓄積と、読んだ本の幅広さ(ジャンルもレベルも)が、自分に必要だと感じている次第です。
〉でもそうやって経験豊富になると、古川さんのYLのスレッドにもありましたが、
〉「上のレベルを読むようになると、前に読んだ同じ本が、以前より簡単に感じられるので、自分のYL感覚が変化する」とあります。
〉なので、もしかしたら、あまり多読経験がない者が、経験の少ないうちに中途の段階で感じる感覚を、
〉このように報告しておくことも意味があることかもしれません。

はい。
繰り返しになりますが、いま10万語読まれている方は、20万語読まれている方がどういう本を読んでいるのか、
どういう本を読んできたのか、お薦めなのか、興味があるのではないでしょうか。
これから英語の本を読む方に自分の経験・感想を語ればいいのでは。

〉●レベル1程度のノンフィクション読書を報告させて頂いて

少し、ちょっきんです。

〉成雄さん、今回の件って、ブッククラブで成雄さんと偶然お会いして、
〉その際の、ちょっとした立ち話で、Rookieの「タコを飛ばす」という部分のことを成雄さんが言って下さったことから、
〉このように展開したんだなーと思いますとですね、
〉あの小さな機会がなかったら、
〉akoは、しばらくはICRや 一般の絵本やNate the Great 等、
〉お話のものを読み続けてレベルを上げていこうと考えていたところでしたので、
〉実に実に、ありがたい機会となりました。これはもう、本当に希少な機会をいただけた、と思っています。
〉ありがとうございます。

いえいえ、こちらこそです。
やっぱり、Rookie 本を簡単に楽しく読まれていて、予想したとおりだと嬉しく思っています。

〉〉せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
〉〉akoさん、OFF1 読みませんか?

〉〉お薦めは、Tim Vicary の
〉〉Kings and Queens of Britain
〉〉ノンフィクションの歴史物です。
〉〉Scotland
〉〉これは、風景写真が美しいです。

〉了解しました。ではDKGの前に、来週は、OFFという未体験ゾーンを試してみたいと思います。
〉ご案内いただいている各シリーズを数冊ずつ読んでみて、その後、気に入ったシリーズはどんどん読み進めようと思います。

これも、予想ですが、楽しく読まれるのではないかと。
読んでいて、嫌気がさしたらどうぞ後回しにして下さいね。

〉西洋史好きなので、ご紹介のタイトル、実は垂涎です。問題は総語数の壁ですがチャレンジしてみようと思います。

エリザベスのところとか、やっぱり中世の頃の話は私でも面白かったです。

〉多読初期の段階で、いい示唆をたくさんいただいています。ありがとうございます。

〉PS

〉〉〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉〉〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

〉〉この仮説がどうなるか楽しみですね。

〉この成雄さんのご返答で、実は、酒井先生がご自身の多読授業原則で「教えない」という方法論を実践しておられることを思い起こしました。
〉その考え方に関心はあるのですが、具体的にはわからずにおります。
〉こういう時に、なるほど、この一言は近いかも、と思った次第です。

そうなんですか (^_^;)
私はそんなことは全然知らずに、ただ単に、見つける喜びを奪いたくないということだけで…。
ねたバレみたいな感覚ですね。(仮説崩壊を含めて)
あと、
例えば、私は、nobody と no one は 違う〜!とねたバレの方で言っていますが、
英英文法書にはnobody と no one は、the same と出ています。
でも、違うはずだという仮説を持っていて、いろいろな本(ORTとか児童書とか)で
これらの表現をみると、ムム〜!となりますよ (^_^)
どなたでも、いろいろな仮説をお持ちなんだと思います。

ではでは


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