Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/11(05:41)]

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439. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: しお
投稿日: 2004/9/26(18:21)

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成雄さん、こんばんは。しおです。

成雄さんのRookie Read-About Scienceについての
問いかけを興味深く読みました。
「親子で100万語」でのYLについて触れておられたので、
私がYLをどのように考えたかについて書きます。

Rookie Read-About Scienceは、
確かに語数が少ないものは、YL1以下でも読めそうですね。
でも、成雄さんの指摘の通り、ちょっと歯ごたえのある、
文構造や専門用語でひっかかりそうな本も多いです。
個人的にはそう低いYLはつけられないな、という感じです。
総語数は多くて500語くらいまでだから、抵抗なくどんどん
飛ばして読めるタイプの方には「レベル2は高すぎでしょ?」
と思われるでしょう。
でも、このシリーズは、飛ばし読み向きではない(あるいは、
飛ばして読むのはもったいない)シリーズではないかな、
と私は思います。
そういう考えから、「親子100万語」では、
レベル2(YL2.0-3.0)としました。

成雄さんの投稿を読んで、もう少しレベルに幅をつけた登録をするか、
きめ細かな登録をするべきシリーズかなと思いました。
(これがなかなか難しいですが・・・)
YLはどうしても主観がはいりますが、できるだけ多くの方の
感じ方を集約していけたらいいなと思っています。
YLについて直接意見をきける機会が少ないので、今回の成雄さんの
投稿はとても参考になりました。

〉そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。

〉酒井先生の名前で最近数多く新規書評登録されていて、ありがたいのですが、
〉YLが0.8です。

〉YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
〉私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
〉私自身感覚では、
〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉というような主観をもっています。

〉最初は、書評の修正で、酒井先生登録のものでも、
〉あらすじを書くついでにYLを自分の感覚で修正していましたが、
〉考えてみれば、それはちょっとまずいかもと思い、
〉今は、YL0.8のままにしてあります。

〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

〉このシリーズを読まれて、ご意見をお持ちの方がいらっしゃらば、
〉ご意見をお聞かせください。

〉ではでは


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[♪] 441. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/27(02:19)

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こんばんは、しおさん。成雄です。

〉成雄さん、こんばんは。しおです。

〉成雄さんのRookie Read-About Scienceについての
〉問いかけを興味深く読みました。
〉「親子で100万語」でのYLについて触れておられたので、
〉私がYLをどのように考えたかについて書きます。

はい。ありがとうございます。

「親子で100万語」( p.18 ) に、
Rookie Read-About Science の "Recycle That!" (ISBN: 0516460331) の
一文が紹介されています。
Each material goes into its own bin.
そして
『資源ゴミを回収するとき、ビンはビン、カンはカンと素材別に分別す
るということなのですが、英語で言おうとすると、なかなかこのような
自然な表現は出てきません』と述べられています。

ORTもLLLも素晴らしいですが、
ほんと、このシリーズ本も、その内容と文章が驚きの連続で、
仮に500冊あったとしたら、500冊全部読んでみたくなる衝動にかられるくらい
好きです。
 

〉Rookie Read-About Scienceは、
〉確かに語数が少ないものは、YL1以下でも読めそうですね。

はい。
「あれ? この本はやさしく読めたな」と思うと、総語数が少ない本の場合が多かったです。

〉でも、成雄さんの指摘の通り、ちょっと歯ごたえのある、
〉文構造や専門用語でひっかかりそうな本も多いです。
〉個人的にはそう低いYLはつけられないな、という感じです。
〉総語数は多くて500語くらいまでだから、抵抗なくどんどん
〉飛ばして読めるタイプの方には「レベル2は高すぎでしょ?」
〉と思われるでしょう。
〉でも、このシリーズは、飛ばし読み向きではない(あるいは、
〉飛ばして読むのはもったいない)シリーズではないかな、
〉と私は思います。
〉そういう考えから、「親子100万語」では、
〉レベル2(YL2.0-3.0)としました。

はい。
いま、1冊、"Flies Are Fascinating" ( ISBN:051646020X  316語 ) を読んでみたのです。
そのなかで、拡大されたハエの写真、超拡大された眼の写真が載っていて、
Look closely at this fly's head.
It has huge eyes.
They are made up of many tiny lenses and are called compound eyes.
と見開きのページで説明されています。
この文だけではないのですが、
こういった感じの書き方が多いシリーズ本だと思います。
なので、
レベル2(YL2.0-3.0)というのには基本的に賛成です。
ただ、時系列の表現というか感情系の表現が少ないので、その分のやさしさを
配慮するかどうか、という感じです。
難しめの本も含めて私がYL1.5-2.5としたのはそういう点からでした。

〉成雄さんの投稿を読んで、もう少しレベルに幅をつけた登録をするか、
〉きめ細かな登録をするべきシリーズかなと思いました。
〉(これがなかなか難しいですが・・・)

「親子で100万語」本で、
『もっと大量にやさしい本を読みたい方へ』というパートで紹介されているように、
このシリーズの性格として、1冊だけ読むというような方は少ないと思います。
GR本のようにステップわけが無いので、仮にYL1-3とすると、
かえって設定がわかりにくくなりそうです。
YL1ぐらいと思える本もありますが、全体としては少し高めにしておけば、
学習者にシリーズ全体の位置づけがわかりやすいと私は思いました。

そういう意味で、このシリーズ本を読まれた方の感想を聞けたらと思いました。

〉YLはどうしても主観がはいりますが、できるだけ多くの方の
〉感じ方を集約していけたらいいなと思っています。
〉YLについて直接意見をきける機会が少ないので、今回の成雄さんの
〉投稿はとても参考になりました。

DahlやSacharを始め、この広場のYL設定についてのみなさんの会話が
「親子で100万語」本、「読書記録手帳」、に掲載されているYL評価・YL表に反映されています。
新書評システムがもっともっと使いやすくなって、より多くの多読学習者のYL感覚が
気軽に反映されたらと思います。

しおさん、お忙しいのにありがとうございました。

ではでは。


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