Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

[掲示板: 〈過去ログ〉YL・語数・書評システム情報 -- 最新メッセージID: 1253 // 時刻: 2024/5/10(12:20)]

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432. Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/24(23:11)

------------------------------

みなさん、こんにちは。成雄と言います。

個人的には英字新聞が読めるようになりたいと思い、
物語系の本だけではなく、ノンフィクション系にチャレンジしている者です。

そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。

酒井先生の名前で最近数多く新規書評登録されていて、ありがたいのですが、
YLが0.8です。

YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

水戸黄門の印籠ではありませんが、
『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
私自身感覚では、
1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
というような主観をもっています。

最初は、書評の修正で、酒井先生登録のものでも、
あらすじを書くついでにYLを自分の感覚で修正していましたが、
考えてみれば、それはちょっとまずいかもと思い、
今は、YL0.8のままにしてあります。

先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

このシリーズを読まれて、ご意見をお持ちの方がいらっしゃらば、
ご意見をお聞かせください。

ではでは


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434. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: ako
投稿日: 2004/9/25(11:09)

------------------------------

成雄さん、こんにちは。akoです。

〉個人的には英字新聞が読めるようになりたいと思い、

実は同意なんです。

〉物語系の本だけではなく、ノンフィクション系にチャレンジしている者です。

両方楽しみたいです。

〉そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。
〉YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
〉私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

うるわしく「ある方」などと形容していただきまして、恐縮です。
たまたま居合わせていて幸運でした。

というのは、この時の話、日本人の英語学習という観点から、
非常に有益な内容だったのではないかと思います。

私はまだ、YLについてはよくわからないのですが、
いつかは書評も書いてみたいし、その際には、YLについて考える上で、大変参考になる話だったです。

先日の話、焦点となった英語の部分について、少し前後の文脈を書き足して、
具体的にここへ書いてみてはどうかな、と思ったのですが、
成雄さんは、いかがお考えですか。
私にとっては、非常に印象的な話だったので、およその英文も覚えています。

それと、他にも、あの部分と同様に感じた箇所はありましたか。
実は、私はまだあのシリーズは未読ですので、よくわかりませんが、
ご紹介いただいた箇所についてのコメントは非常に新鮮でした。

それとも、まずは、他にもあのシリーズを読まれた方の投稿を待ってから、といたしましょうか。

ただし、私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。
なので、十分、慎重に考えてからのことでいいです。

自分で提案しておいて申し訳ないのですが、
そのくらい、今回の話が印象に残っているということと、
同時に、多読の考え方とどのように刷り合わせが可能か、ということも興味があります。

ではこれにて失礼します。


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436. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/26(00:37)

------------------------------

こんにちは、akoさん。成雄です。
反応していただいてありがとうございます。

〉成雄さん、こんにちは。akoです。

〉〉個人的には英字新聞が読めるようになりたいと思い、

〉実は同意なんです。

いい雑誌の情報を教えていただいた(実際は「親子100万語」本に書いてある情報を見つけた)ので、
そのうち手元に雑誌が届いて、自分で読んでみて、その感想を書きたいと思っています。

〉〉物語系の本だけではなく、ノンフィクション系にチャレンジしている者です。

〉両方楽しみたいです。

手前味噌で申し訳ないのですが、絵本のノンフィクション系を何冊か書評しています。
また、多くの方が絵本・写真本のノンフィクション系をたくさん紹介されています。
手に触れる機会があれば、読んでみて下さい。
絵本の場合、簡単な目安として、総単語数が1000語以上あれば、
ノンフィクション系でも物語として展開されていて、流れでやさしく読めるものも多いと思います。

〉〉そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。
〉〉YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
〉〉私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

〉〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

〉うるわしく「ある方」などと形容していただきまして、恐縮です。
〉たまたま居合わせていて幸運でした。

アハハ (^^;)
お名前を書くと、「akoさん、出てきてちょうだい」みたいに読めるので、遠慮しました。

〉というのは、この時の話、日本人の英語学習という観点から、
〉非常に有益な内容だったのではないかと思います。

〉私はまだ、YLについてはよくわからないのですが、
〉いつかは書評も書いてみたいし、その際には、YLについて考える上で、大変参考になる話だったです。

ありがとうございます。
たいへん気に入った本を読んだ場合など、「みんな、聞いて聞いて〜♪」みたいな感じで
掲示板に書くようにレビュー(感想)を書いてみるというのはどうでしょうか。
「YLは人によっても感じ方が違うものなので、あくまで、1つの基準として
とらえて下さい」(『親子で100万語』p.201)

レビューでも、YLの入力が現在は必須になっていますが、
その時の自分の感覚でかまわないわけですし、
もし悩むほどなら、とりあえず書評と同じYLにしておくとか、
気軽にかまえてよろしいのでは。

〉先日の話、焦点となった英語の部分について、少し前後の文脈を書き足して、
〉具体的にここへ書いてみてはどうかな、と思ったのですが、
〉成雄さんは、いかがお考えですか。

う〜ん。そんなに特定の文章だけに感じるというのではないんです。私にとっては。
感覚として言うと、
文章のリズム感というか、余白のような文が無いというか…
単に自分がこのシリーズ本に出てくるような文章(固有の難しい単語だけではなく)を
たくさん読んでいないからとも言えそうです。
#だから、このシリーズ本をたくさん読んでいます。

〉私にとっては、非常に印象的な話だったので、およその英文も覚えています。

英文を覚えていらっしゃるんですか。素晴らしいです。私はすでにうろ覚え…。
だから、akoさんはすんなり読めるのでしょうね。

〉それと、他にも、あの部分と同様に感じた箇所はありましたか。
〉実は、私はまだあのシリーズは未読ですので、よくわかりませんが、
〉ご紹介いただいた箇所についてのコメントは非常に新鮮でした。

〉それとも、まずは、他にもあのシリーズを読まれた方の投稿を待ってから、といたしましょうか。

〉ただし、私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。
〉なので、十分、慎重に考えてからのことでいいです。

はい。
今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

言い方を換えると、例えば
物語系の文であっても、短編って読みにくくありませんか?
(読みにくくない方もたくさんいらっしゃるでしょう)
短編は文章にキレがありますが、でも少し飛びこえて読むと、全然内容が理解できなくなるとか…
うまく言えませんが、そんな感覚なんです。

〉自分で提案しておいて申し訳ないのですが、
〉そのくらい、今回の話が印象に残っているということと、
〉同時に、多読の考え方とどのように刷り合わせが可能か、ということも興味があります。

『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
なかなか議論にならないと思います。
ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
と、配慮されてきたように。

もちろん、このシリーズ本は読みやすいという方が多ければ、それはそれでかまわないのです。
そのあたりがわからないから、この掲示板に投げかけて聞いているのです。
それがakoさんの言われる、摺り合わせということになるかもしれません。

〉ではこれにて失礼します。

では最後におまけの情報を。

Google ( all ) で検索をかけてみたら、
・You need wind to fly → 10件
・You need wind to sail → 6件
・You need him to → 約3,750件

ではでは


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440. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: ako
投稿日: 2004/9/26(23:53)

------------------------------

成雄さん、こんにちは、akoです。
ご返答ありがとうございました。

〉お名前を書くと、「akoさん、出てきてちょうだい」みたいに読めるので、遠慮しました。

書かれた方が喜ぶタイプの人間ですので、遠慮なくどうぞ!(^^)

〉たいへん気に入った本を読んだ場合など、「みんな、聞いて聞いて〜♪」みたいな感じで
〉掲示板に書くようにレビュー(感想)を書いてみるというのはどうでしょうか。
〉「YLは人によっても感じ方が違うものなので、あくまで、1つの基準として
〉とらえて下さい」(『親子で100万語』p.201)

〉レビューでも、YLの入力が現在は必須になっていますが、
〉その時の自分の感覚でかまわないわけですし、
〉もし悩むほどなら、とりあえず書評と同じYLにしておくとか、
〉気軽にかまえてよろしいのでは。

書評チャレンジへのアドバイス、ありがとうございます。
今すぐはまだちょっと手を出せなさそうですが、いつか挑戦してみようと思います。
(「挑戦」なんて言ってるところが、肩に力が入ってる証拠ですね(^^;)

〉〉先日の話、焦点となった英語の部分について、少し前後の文脈を書き足して、
〉〉具体的にここへ書いてみてはどうかな、と思ったのですが、
〉〉成雄さんは、いかがお考えですか。

〉う〜ん。そんなに特定の文章だけに感じるというのではないんです。私にとっては。
〉感覚として言うと、
〉文章のリズム感というか、余白のような文が無いというか…

〉今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
〉『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
〉akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

ここをお話いただいて、とても有益でした。
PCの前で、左手の手のひらを、右手のこぶしで叩いて、なるほど!と手を打ちました。
と言いますのは、
前回の投稿で、私自身が下記のように書いているくだりがありますが、

〉〉私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。

まさに、これを書いている時、
特定の部位をとりあげることに、自分自身でも何か違うような、
ハッキリとしない抵抗感があったからなんです。

成雄さんからのご返答を読み(何回か時間をおいて読み、少し考えをめぐらせていましたが、これが実に楽しかった!)、
そのあいまいさが明確になりました。

つまり成雄さんが、Rookie のシリーズを複数冊よんでみて、
ORT等を始めとする物語系のものとは違う、と感じられたのは、
いくつかの個々の文章について感じたものではなく、
本の文章(文体?)の全体の印象だったということなのですね!?

これなら納得です。

特定の文章例をここにあげて検討するよりも、
私も、あのシリーズを何冊も読んで、自分で、ノンフィクション系の本の全体の印象を感じてみるのがいいだろうと思いました。
(「考える」というより、「感じる」という方が適切な気がしました)

ですからもちろん、当初の提案は取り下げです。
これはもう、その意義を十分に納得してのものですから、どうぞご心配なく!
Rookieシリーズは、まだ未読でしたが、早速、取り掛かりたくなりました!
口頭でお話した時の内容がさらに補足された丁寧な説明をいただけて、
ありがとうございました!

それと、特定の部位と全体の印象、という話も有益に思いましたが、
もう一つ感心したのは、やさしい洋書について、また一つ新しいことがわかったことです。

今回の話だと、レベルゼロの本でも、すでに、フィクション系と、ノン・フィクション系で、
文体の全体の印象の違いを体感できる、ということになりますね。
これは、なかなか凄いことではないかしら?

成人の英語やり直しでも同様ですが、
中学生などの、本当に英語初心の段階から、そういうことを感じることができたとしたら、
英語に関して、非常に自信がつくように思います。

〉物語系の文であっても、短編って読みにくくありませんか?
〉(読みにくくない方もたくさんいらっしゃるでしょう)
〉短編は文章にキレがありますが、でも少し飛びこえて読むと、全然内容が理解できなくなるとか…
〉うまく言えませんが、そんな感覚なんです。

読みにくいかどうか、考えたことがないまま読んでいましたが、
成雄さんが言おうとしている感覚、言われてみれば、わからなくもない、という感じがします。

レベルゼロあたりの総語数の少ない(ORTステージ5以下程度?)物語系の本は、文章の数が少ないので、しょうがないかな、とも思いますが、
もし、読みにくくないと感じる人がいらっしゃるとしたら、
そういう方は、文字に書いていない部分を、絵を参考にして自分の想像力でつないで読んでおられるのではないかと、考えてみました。
これは私の推測にすぎませんが。(こういう推測をするのって楽しいです)

〉もちろん、このシリーズ本は読みやすいという方が多ければ、それはそれでかまわないのです。
〉そのあたりがわからないから、この掲示板に投げかけて聞いているのです。
〉それがakoさんの言われる、摺り合わせということになるかもしれません。

新しく書棚に入ったシリーズなので、今後、多様な感想があがるのが楽しみですね。
いろいろな違う体験が集約されて、多読論が普遍性をもった理論へと昇華されるといいと思います。

〉『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
〉なかなか議論にならないと思います。
〉ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
〉「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
〉好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
〉と、配慮されてきたように。

なるほど。
読書手帳の巻末の説明も、随時更新されるんですね。
どんどんよくなり、普遍性に近づく、と考えるとワクワクします。

〉では最後におまけの情報を。
〉Google ( all ) で検索をかけてみたら、
〉・You need wind to fly → 10件
〉・You need wind to sail → 6件
〉・You need him to → 約3,750件

オマケ、ありがとうございます。

3つめが圧倒的に件数が多いのは、統計上、有意ということになるでしょうか。
3つめは、to の後ろが特定されていないので件数が多くなったのかもしれませんが、
この部分だけでも、3人の人物が関与する印象があり、物語系表現という感じを受けます。

すごく有意義なお話が出来て、充実しました。こういう話、大好きなんです!
ではまた!


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[汗] 442. Re: おまけの所

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/27(07:23)

------------------------------

akoさん、こんにちは。成雄です。

〉成雄さん、こんにちは、akoです。
〉ご返答ありがとうございました。

〉〉お名前を書くと、「akoさん、出てきてちょうだい」みたいに読めるので、遠慮しました。

〉書かれた方が喜ぶタイプの人間ですので、遠慮なくどうぞ!(^^)

なるほど。
理解しました。次回からはそうします(笑)

〉書評チャレンジへのアドバイス、ありがとうございます。
〉今すぐはまだちょっと手を出せなさそうですが、いつか挑戦してみようと思います。
〉(「挑戦」なんて言ってるところが、肩に力が入ってる証拠ですね(^^;)

はい。そう思います (笑)
「YLの入力が引っかかる」という意見があるということは聞いています。

〉〉今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
〉〉『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
〉〉akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

〉ここをお話いただいて、とても有益でした。
〉PCの前で、左手の手のひらを、右手のこぶしで叩いて、なるほど!と手を打ちました。
〉と言いますのは、
〉前回の投稿で、私自身が下記のように書いているくだりがありますが、

〉〉〉私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉〉〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉〉〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。

〉まさに、これを書いている時、
〉特定の部位をとりあげることに、自分自身でも何か違うような、
〉ハッキリとしない抵抗感があったからなんです。

〉成雄さんからのご返答を読み(何回か時間をおいて読み、少し考えをめぐらせていましたが、これが実に楽しかった!)、
〉そのあいまいさが明確になりました。

〉つまり成雄さんが、Rookie のシリーズを複数冊よんでみて、
〉ORT等を始めとする物語系のものとは違う、と感じられたのは、
〉いくつかの個々の文章について感じたものではなく、
〉本の文章(文体?)の全体の印象だったということなのですね!?

内容も最初から違います。
例えば、
さきほどしおさんに返事した投稿で例にあげた本 "Flies Are Fascinating" ですが
ちょっと書いてしまうと、
一番最初のページに
糸トンボ(だと思う)が飛んでいる写真と一緒に
Most adult insects fly.
とあります。
そして、ページをめくります。
次に、
蝶々の写真と一緒に、
Butterflies have four beautifully colored wings.
と出てきます。

つまりこの瞬間に、butterflies が insects なんだとわかるようにうながしています。
私なんか、これを読んだ瞬間に、「そうだったけぇ?」とか、「なるほど〜」とか
思ってしまいます。

『誰と誰が朝食をとって、ピクニックに行こうとしています。母親が…』
というような物語系の流れと違う、と私は思います。

〉特定の文章例をここにあげて検討するよりも、
〉私も、あのシリーズを何冊も読んで、自分で、ノンフィクション系の本の全体の印象を感じてみるのがいいだろうと思いました。
〉(「考える」というより、「感じる」という方が適切な気がしました)

〉ですからもちろん、当初の提案は取り下げです。
〉これはもう、その意義を十分に納得してのものですから、どうぞご心配なく!
〉Rookieシリーズは、まだ未読でしたが、早速、取り掛かりたくなりました!
〉口頭でお話した時の内容がさらに補足された丁寧な説明をいただけて、
〉ありがとうございました!

他にも、科学系の本はありますし。どれでもいいので、
何ページか、パラパラ読んでみて、気に入った感じのものがあれば、
読んでみられたらよろしいと思います。

〉それと、特定の部位と全体の印象、という話も有益に思いましたが、
〉もう一つ感心したのは、やさしい洋書について、また一つ新しいことがわかったことです。

〉今回の話だと、レベルゼロの本でも、すでに、フィクション系と、ノン・フィクション系で、
〉文体の全体の印象の違いを体感できる、ということになりますね。
〉これは、なかなか凄いことではないかしら?

〉成人の英語やり直しでも同様ですが、
〉中学生などの、本当に英語初心の段階から、そういうことを感じることができたとしたら、
〉英語に関して、非常に自信がつくように思います。

いや、そうでもないです。
すでに書いたように、科学系や文化(宗教)系の絵本であっても、
物語のように書かれている本も多いです。
対象分野で文体が変化するのではなく、編集方針で違ってくるのだと思います。

〉〉物語系の文であっても、短編って読みにくくありませんか?
〉〉(読みにくくない方もたくさんいらっしゃるでしょう)
〉〉短編は文章にキレがありますが、でも少し飛びこえて読むと、全然内容が理解できなくなるとか…
〉〉うまく言えませんが、そんな感覚なんです。

〉読みにくいかどうか、考えたことがないまま読んでいましたが、
〉成雄さんが言おうとしている感覚、言われてみれば、わからなくもない、という感じがします。

読みにくくなければ最高じゃないですか!
何も考えずにそのまま読めれば、その方がいいですよ。私もそうなりたいです。

〉レベルゼロあたりの総語数の少ない(ORTステージ5以下程度?)物語系の本は、文章の数が少ないので、しょうがないかな、とも思いますが、
〉もし、読みにくくないと感じる人がいらっしゃるとしたら、
〉そういう方は、文字に書いていない部分を、絵を参考にして自分の想像力でつないで読んでおられるのではないかと、考えてみました。
〉これは私の推測にすぎませんが。(こういう推測をするのって楽しいです)

例えば、季節の移り変わりや恋心を俳句や短歌というような形式で発表するのと同じで、
編集方針として、文章量を短くしてあるのが短編なんだと思います。
物語を語ると言っても、文章量の大小で、受け取り方が違うとか、そんな感じです。

〉〉もちろん、このシリーズ本は読みやすいという方が多ければ、それはそれでかまわないのです。
〉〉そのあたりがわからないから、この掲示板に投げかけて聞いているのです。
〉〉それがakoさんの言われる、摺り合わせということになるかもしれません。

〉新しく書棚に入ったシリーズなので、今後、多様な感想があがるのが楽しみですね。
〉いろいろな違う体験が集約されて、多読論が普遍性をもった理論へと昇華されるといいと思います。

〉〉『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
〉〉なかなか議論にならないと思います。
〉〉ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
〉〉「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
〉〉好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
〉〉と、配慮されてきたように。

〉なるほど。
〉読書手帳の巻末の説明も、随時更新されるんですね。
〉どんどんよくなり、普遍性に近づく、と考えるとワクワクします。

はい。YL評価が変更される場合があります。そちらの方がメインです。
多くの方がいろいろな本について、この掲示板でYL評価について語っています。
それがYL表に反映されています。YL表を説明する文も変わっていきます。

〉〉では最後におまけの情報を。
〉〉Google ( all ) で検索をかけてみたら、
〉〉・You need wind to fly → 10件
〉〉・You need wind to sail → 6件
〉〉・You need him to → 約3,750件

おまけで書いたので、ちょっと忘れてました(笑)
・You need wind to → 60件でした。

〉オマケ、ありがとうございます。

〉3つめが圧倒的に件数が多いのは、統計上、有意ということになるでしょうか。

比べてみれば、よく見る回数が多い(少ない)でしょうということで、書きました。
質を示しているわけではありません。

〉3つめは、to の後ろが特定されていないので件数が多くなったのかもしれませんが、
〉この部分だけでも、3人の人物が関与する印象があり、物語系表現という感じを受けます。

自分でおまけまで載せておきながら、こういうのもヘンなのですが、
文章に物語系の文とか、あんまり意識しない方がよろしいと思います。
いままでのakoさんの読み方を進めた方がいいと思います。
その方が、例えば、
人間や生物だけに go や run を使うわけではない文章をすんなり受け入れられると思います。

〉すごく有意義なお話が出来て、充実しました。こういう話、大好きなんです!
〉ではまた!

ではでは


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444. Re: akoさん、実際に子供向けGRの科学系の本を読んでみてください

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/28(02:49)

------------------------------

akoさん、こんにちは。成雄です。

[url:kb:442]を書きながら、話題が少しずれてきているなぁと、思い、
この何日間か読んだサイエンス系の本から、akoさんに紹介します。
実際に読んでみられてはいかがでしょうか?

〉成雄さん、こんにちは、akoです。
〉ご返答ありがとうございました。

はい。
akoさんもご返答下さってありがとうございます。

〉〉今回の投稿では、特定の英文の取っつきにくさを言いたいのではないのです。
〉〉『理路整然とした、隙のないキチッとした明瞭な書き方』みたいな感覚なんです。
〉〉akoさんに示した文は、そういう流れのなかにある説明的な文だと私が思った文です。

〉ここをお話いただいて、とても有益でした。
〉PCの前で、左手の手のひらを、右手のこぶしで叩いて、なるほど!と手を打ちました。
〉と言いますのは、
〉前回の投稿で、私自身が下記のように書いているくだりがありますが、

〉〉〉私自身が、これまでの酒井先生の多読論を読んできた印象では、
〉〉〉このように特定の英文をとりあげて話題にするのは、
〉〉〉意識しすぎてしまってよくない、という可能性も感じます。

〉まさに、これを書いている時、
〉特定の部位をとりあげることに、自分自身でも何か違うような、
〉ハッキリとしない抵抗感があったからなんです。

akoさんは、You need wind to fly a kite. という文に、
何ら違和感をもたれなかったわけで、そのほうがいいわけです。
akoさんは、どんどんサイエンス系の本を読めると思いますよ、私は。

〉〉『こういうのは読みにくい』という多読学習者の声が実際にあがらないと、
〉〉なかなか議論にならないと思います。
〉〉ちょうど、Magic Tree House が読みにくいという声があがってきて
〉〉「… 時空を越えて旅するストーリーにはなじめない人もいるようですが、概ね楽しく読めると
〉〉好評です」(『読書手帳』p.112, Ver 3.18)
〉〉と、配慮されてきたように。

〉なるほど。
〉読書手帳の巻末の説明も、随時更新されるんですね。
〉どんどんよくなり、普遍性に近づく、と考えるとワクワクします。

すでに書きましたけれど、この掲示板で
有名どころ(人気作家)の、ダールやサッカーの本のYLをどうするか、
いろいろな方が自分の感覚を語られています。そういう声や、
また、読書相談会や全国で開催されているオフ会でのナマの声。
そういう多読学習者の実際の声が反映されているんです。
だから、akoさんの声も反映されます。
なので、どんどんYLについて、語っていただきたいと思います。
そのためには、実際にいろいろな本を読んで、ご自分のなかで消化される必要があります。

この2日間、
Step Into Reading 2 を6冊、
Let's-Read-and-Find-Out Science series Stage 1 を6冊読みました。
そして、
どちらも、サイエンス系で、私がYL1くらいと思う本を1冊ずつ紹介します。
実際に読んでみてもらえませんか?

そして、その後、Rookie Read-About Science の、300語以下(裏表紙のシールを参考に)の
本をどれでもいいので、読んで見てください。

そうすれば、akoさんのYL感覚が出てくると思うのです。
特定の文とか、編集方針とか、そんなことは考える必要はありません。
多読3原則に沿って、
他の人に薦められても、読みにくかったり、面白くなかったりしたら、
どうぞ、後回し(今回の場合は放る)にして下さい。

実際にやってみましょうよ?
どうかな?

無理にとは言いませんよ。

紹介する2冊はどちらも、子供向けGRなので、読んで損はないと思います。
読みにくければ、放り投げて下さい。
では、紹介します。

・Step Into Reading Step2 (YL0.9〜1.4) より
 "Whales: The Gentle Giants"
 クジラと、その仲間の話です。

・Let's Read-and-Find-Out Science series Stage 1
 裏表紙をみると、対象年齢は、3〜6歳です。でもその年齢ではかなり難しいと私は思いました。
 "Animals in Winter"
いろいろな動物が、冬をどう過ごすかという話です。

2冊とも1,000語はないと思います。

前回、図書室でお会いした時に、
場所は説明したので、よろしいですよね?
そこにあります。
(他の方が借りていなければ、ですが…)

そして、その2冊を読んでから、Rookie Read-About Science の、
できれば、動物について書いてある本、その方が他の本との関係で
いいと思います。ご自分で選んでみて、読んでみてもらえますか?

この案はどうでしょうか?

〉すごく有意義なお話が出来て、充実しました。こういう話、大好きなんです!

読みやすさというのは、一人ひとり違うと思います。
でも、自分のなかでは、ある程度のクセというか、好みというか、あると思います。
akoさんがどういう感想を持つのか、とても興味があります。
(たぶん、どれもスラスラ読んでしまうのではないかと…)

〉ではまた!

どもども


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445. Re: やります! すぐやる課、出動〜

お名前: ako
投稿日: 2004/9/29(01:18)

------------------------------

成雄さん、ご提案、ありがとうございます! 

 ※以下、2つの投稿からの引用なので多少前後しています。ご容赦を。

〉この何日間か読んだサイエンス系の本から、akoさんに紹介します。
〉実際に読んでみられてはいかがでしょうか?

やります!読みます! 決定、即実行の人間です。(あとはお金と時間次第)
あ、どうか引かないで…
実は、近いうち Rookie Read-About Science シリーズを読もうと思っていたんです。

今回の2つのご投稿、やさしいレベルの多読について、重要な示唆があるように思いました。
でもまだ今ひとつ、説明できずにいます。
とにかくこれは、私が Rookie Read-About Scienceを、ある程度の量を読んでみたら、
またきっと何か、お伝えできることがあるかも知れませんので、それは読んだらまた、としますね。

さてちょっと先に別件から…

〉自分でおまけまで載せておきながら、こういうのもヘンなのですが、
〉文章に物語系の文とか、あんまり意識しない方がよろしいと思います。
〉いままでのakoさんの読み方を進めた方がいいと思います。

え〜(^^;)、タイトルに汗をつけて下さったのは、この記載部分にあるように、
ご親切に配慮くださったということですね?
何も考えずに読んでいたakoに、ご自分の投稿がきっかけで、文章の違いを意識させてしまったかも…
とか…、動揺して下さったという汗…? もしかして…?

もし、そういうことでしたら、ご安心ください。

私は、理性と感情が、脳内でかなり離れた位置にあるらしく、
理性の部分で考えていることが、読書の際にはすっかり忘れてまして、
自分の理性が、幼児向けのオハナシを読む時の邪魔にはならない方なんです。

「文体がどうか、ということを意識しながら読むのはよくないかもしれない」というのは、私も賛成です。
酒井先生がクラッシェン氏の書籍から引いている「学習と体得は違う」の精神に、
私自身が共感していることと通じているのではないか、と自分では思っています。

参考までに付け加えますと、私の場合は、「文体がどう…」なんていうことは、
かなり意識して、敢えて別のアタマになって読み直さないと、何も感じないまま通過して読んでしまうと思います。

今までも何度もそうでした。
10万語の報告投稿文を書く際、読んでいる時とは違う自分に敢えて変身してから書くような感じでしたから。
幼児のつもりになって読書した自分では、たいしたことを覚えていないので、とても投稿が書けず、
成人のアタマに切り替えて再読したぐらいです。

この件、ご心配いただき、ありがとうございました。(^^)
(こんなこと書かないで、もっと心配された方がよかったかなぁ〜)

さて本題です!

〉しおさんに返事した投稿で例にあげた本 "Flies Are Fascinating" ですが
〉ちょっと書いてしまうと、
〉一番最初のページに
〉糸トンボ(だと思う)が飛んでいる写真と一緒に
〉Most adult insects fly.
〉とあります。
〉そして、ページをめくります。
〉次に、
〉蝶々の写真と一緒に、
〉Butterflies have four beautifully colored wings.
〉と出てきます。
〉つまりこの瞬間に、butterflies が insects なんだとわかるようにうながしています。

見えますね〜 その本が見えるようです〜 ご説明、感謝いたします。

〉私なんか、これを読んだ瞬間に、「そうだったけぇ?」とか、「なるほど〜」とか
〉思ってしまいます。

それは、成雄さんの感性が、いい意味で敏感だということなのではないでしょうか?
「気づき」ができる人、と言う方がいいかもしれません。

〉『誰と誰が朝食をとって、ピクニックに行こうとしています。母親が…』
〉というような物語系の流れと違う、と私は思います。

間違いなく違いますね。
物語は、幹の部分と、枝の部分で、軽重がありますが、
ノンフィクションは、説明全体が同等の情報であるように思います。

〉すでに書いたように、科学系や文化(宗教)系の絵本であっても、
〉物語のように書かれている本も多いです。
〉対象分野で文体が変化するのではなく、編集方針で違ってくるのだと思います。

ロッキー…じゃなくてルーキーリーダーは、これじゃないんですね?
だとしたら他は知りません。今後、開拓されたら教えてくださいね。

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〉akoさんは、You need wind to fly a kite. という文に、
〉何ら違和感をもたれなかったわけで、そのほうがいいわけです。
〉akoさんは、どんどんサイエンス系の本を読めると思いますよ、私は。

自信がつくような言葉をいただき、ありがとうございます。
ますますやる気満々。

〉また、読書相談会や全国で開催されているオフ会でのナマの声。
〉そういう多読学習者の実際の声が反映されているんです。
〉だから、akoさんの声も反映されます。
〉どんどんYLについて、語っていただきたいと思います。
〉そのためには、実際にいろいろな本を読んで、ご自分のなかで消化される必要があります。

「消化」というご説明、非常にわかりやすいです。

〉Step Into Reading 2 を6冊、
〉Let's-Read-and-Find-Out Science series Stage 1 を6冊読みました。
〉そして、
〉どちらも、サイエンス系で、私がYL1くらいと思う本を1冊ずつ紹介します。
〉実際に読んでみてもらえませんか?

ぜひやります! 

〉そして、その後、Rookie Read-About Science の、300語以下(裏表紙のシールを参考に)の
〉本をどれでもいいので、読んで見てください。
〉そうすれば、akoさんのYL感覚が出てくると思うのです。

そうですね! YL感覚。これです、わかりました、理由が。
これが自分に無いから、書評が縁遠いものに感じられるんだと思います。

〉特定の文とか、編集方針とか、そんなことは考える必要はありません。
〉多読3原則に沿って、
〉他の人に薦められても、読みにくかったり、面白くなかったりしたら、
〉どうぞ、後回し(今回の場合は放る)にして下さい。

もちろん3原則は最優先です。むしろ、自分が読みにくいと感じるか、面白くないと思うかどうか、
実験精神です。

〉実際にやってみましょうよ?
〉どうかな?
〉無理にとは言いませんよ。

やりますとも! すぐやる課!

〉紹介する2冊はどちらも、子供向けGRなので、読んで損はないと思います。
〉 "Whales: The Gentle Giants"
〉 "Animals in Winter"
〉2冊とも1,000語はないと思います。

あぁ〜 よかった。実は2000語を超える本は、疲れてしまってダメなんです。
未だに1000語以上の本は、途中で休んでしまいます。そうしないと英語を読むのが嫌になってしまうんです。
集中力も欠けていると思うのですが、「読む」という受動的な行為が苦手なんだろうと自己分析してます。

〉前回、図書室でお会いした時に、
〉場所は説明したので、よろしいですよね?

あーい。

〉そして、その2冊を読んでから、Rookie Read-About Science の、
〉できれば、動物について書いてある本、その方が他の本との関係で
〉いいと思います。ご自分で選んでみて、読んでみてもらえますか?
〉この案はどうでしょうか?

素晴らしくて目がくらんでます…、読書相談会に出席したような気持ちです…

〉読みやすさというのは、一人ひとり違うと思います。
〉でも、自分のなかでは、ある程度のクセというか、好みというか、あると思います。
〉akoさんがどういう感想を持つのか、とても興味があります。
〉(たぶん、どれもスラスラ読んでしまうのではないかと…)

自分のクセや好みがどう出るか、自分が一番楽しみです。
次に図書室に行けるのは、今週末です。あとは同書があるかどうかを祈るばかり…
読めましたら、この投稿の下につけますので、待っていて下さい。


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446. Re: やります! すぐやる課、出動〜

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/30(00:15)

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akoさん、こんにちは。成雄です。

成雄さん、ご提案、ありがとうございます! 

- 大幅に略させてもらいます。ごめんなさい。-

〉自分のクセや好みがどう出るか、自分が一番楽しみです。
〉次に図書室に行けるのは、今週末です。あとは同書があるかどうかを祈るばかり…
〉読めましたら、この投稿の下につけますので、待っていて下さい。

はい。
1冊ずつではわからないかもしれないので、気楽に構えて読んで下さい。
ただ、読まれる場合は、SIR2 → Let's 1 → Rookie と読むのがいいかなぁ。
なお、Rookie本を300語程度のものといいましたが、
文量に差がありすぎるよりも近い方がいいでしょうから、
語数の多くて(400〜500語とか)動物の本というのを探してみてください。

各本があるかどうかわからないので、
いつ頃読まれてもいいのですが、途中に他の絵本などを読まずに、
3冊連続して(1日でという意味ではありません)読んだ方が、
本の違いがわかりやすいと思います。

くり返しますが、1冊ずつ読んで違いがわかるとは限りませんから、気楽にね。

ではでは


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459. Re: すぐやる課、任務完了報告(前半)

お名前: ako
投稿日: 2004/10/6(18:21)

------------------------------

成雄さん、akoから報告です。

ご提案いただいたこと、非常に有益でした。
物語系ばかり読んできたせいか、ノンフィクションが非常に新鮮に感じられました。
何よりも先にこれを言いたくて、まずはお伝えします。ありがとうございました。

成〉1冊ずつ読んで違いがわかるとは限りませんから、気楽にね。

はい、そう思って、複数冊えらんでみました。
ご紹介いただいた本に類似していると思われる本を読んでみました。
なるべく条件がそろう方がいいと思い、何か一点は共通点があることを条件としました。
具体的には、以下の通りです。(■印が、成雄さんにご紹介いただいたものです)

■Whales :the Gentle Giants (SIR2)に平行
1.Gorillas: Gentle giants of the forest (SIR2)
共通点:同シリーズの同レベル、動物ものである点。

2.Baby Whales Drink Milk(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
共通点:くじらに関する本である点。

■Animals in Winter (Let's-Read-and-Find-Out Science series : Stage 1 )
1.Baby Whales Drink Milk (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
共通点:同シリーズの同レベルで、動物に関する本である点。
  上記2番と重複してますが、こちらとの比較も可能なので再度かいています。

2.From Tadpole to Frog (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:350語)
3.Fireflies in the Night (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:580語)
共通点:同シリーズの同レベルで、生き物に関する本である点。

■Rookie Read-About Science は、まだ借りていないので次回投稿までお待ちください。

では、各本の印象です。

完全に自分本位の感想です。成雄さんが意図した方向性で有益なことを書いているかどうか不明です。ましてYL感覚とどう関係するか等、私にはわかりません。
「YLと語数カウントの広場」で、こういう感想を書くことの是非については、
管理人さんのご判断を仰ぎたいと思います。
今回は成雄さんの投稿の主旨に沿うなら、正直な印象を書くのがいいと判断しました。(削除する場合はご一報ください)

●Whales : the Gentle Giants (SIR2)●
冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!(当たり前ですね)
(YL感覚とは直接関係ないかもしれませんが、絵が気に入るかどうかは、気持ち的に好感するかどうかの影響が大いにあるんです〜)
ノンフィクションを読んでいるような感覚をなくしてくれます。うまい導入だな〜と。
途中、「白鯨」を思い出すような部分もありましたね。
物語を読むのと変わらない感じでスムースに読めました。といいますか、物語な本でした。

英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
知らない単語があるのですが、これは知らなくて当然だということが文脈上わかるので、いちいち立ち止まらずに読めました。
くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、英語で知らないのは当たり前なので気にならない、というわけです。
他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

●Baby Whales Drink Milk●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1 1000語)

鯨が哺乳類であるところに焦点を当て、呼吸や出産、恒温動物である点などを中心に話すという流れ。
なので、体の部位に関する言葉であるblubber の説明が、「Whales」と違っていて面白い。
鯨が体温を一定に保つため、という理由から説明しているので、こっちの方が印象に残りやすかったです。
潮吹きの穴の名前がまた出てきた時は、1冊目でも読んでいたはずなのに忘れてて、「そうそう、そういうような名前だったな〜」という程度。

英語は別として、内容的には鯨の生態としては常識的な内容で、知っていることばかりなので、余裕を持って、へー、英語ではそう言うのかぁ〜と感心したり、
そう言えば、10代の頃こういうのを、理科の学習漫画で読んでワクワクしたなぁ〜と、懐かしくなっちゃいました!

こちらの本を読んでみて、改めて、上記の「Whales」との違いが面白かったので「Whales」を再読してみました。
思ったのは、「Whales」は、鯨の種類紹介に焦点を当てるため、無機質にならないよう配慮して、物語的に説明をすすめようとしているのかな〜と感じました。
サメが襲ってきた〜、さあ〜、どうなる〜、みたいなところなど。

なお「Baby Whales」には、鯨ウォッチツアーの連絡先(ハワイとアメリカ本土)まで出てました。実用的。

●Animals in winter 740語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

全体として、スムースに止まらずに読めました。知らない単語もいくつかありましたが、わからなくても大勢に違いはないとわかったので、気にせず通過できます。
理科の本と思って読み始めたけれど、思ったよりずっと物語的、文学的、詩的な感じを受けました。
SIRのよりもずっと、コドモに優しく語りかけているような口調のような気がします。

こうもり等の生き物が、すぐに Theyや He で書かれるところが、動物を擬人化したような感じで、動物に親しみを感じました。
それと、they で書かれる動物と、he/she で書かれる動物とがいましたが、
雰囲気ですが、they が出ると皆で群れて生活するんだな〜という感じ、
he/she からは、通常、単独で生活する動物なんだな〜という印象を受けました。
もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
(全然カン違いでしたら大恥)

The days grow longer. The night grow shorter. のところ、夜のほうの言い方、センスあるな〜と思いました。
(もしかしたら、英語としては、ごくありきたりの言い方なのかもしれないので、これもカン違い確率高し)
grow という言葉を初めて知ったような気がしました。

「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
その記憶の脳内所在場所とは違う、別の場所に、今回、grow という言葉が入ったような気がします。
日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

最後のページなど、まさに詩人の言葉って感じでした。
「日は長くなり暖かくなりました。春が来たのです・・・」…っていう終わり方。余韻まで残るようで素敵ですね。
理科っぽくないのが意外でしたし、むしろ情操教育を受けたような印象でした。
いやぁ〜、いい本だ〜 絵もいいし!

●From Tadpole to Frog 350語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

おたまじゃくしがカエルになるまでの説明ですが、それまでの期間に、季節の移り変わりや他の生き物も登場させて、物語的にすすむ感じがしました。
しかも絵が素晴らしい。カエル以外の部分も、季節ごとの変化を詳細に描いてあって美しいですね。
おたまじゃくしが次の段階への成長をする時、沼の表面に一匹もいない場面を敢えて挿入し、「みんなどこへ行ってしまったんでしょう〜」と語りかけるセンスのよさ、とても好感を持ちました。

●Fireflies in the Night 580語●
(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

ホタルの生態を、虫だけの話にしないで、人間との関わりに焦点をあてて紹介し、
主人公の少女が、祖父の話を聞いて、ホタルのことを色々知る、という書き方です。
ホタルがあんな風に人に利用されてたとは意外! 日本まで出てきて嬉しい!

成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
文学的で芸術的です。←文章と絵のことを言いたい。
サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

●Gorillas :gentle giants of the forest(SIR2)●

ゴリラが、He/Theyによって擬人化され、親しみをもって身近に感じられた点や、2〜3ヶ所、英語がわからないまま飛ばしたところがあった点は、鯨と同様です。
面白かったのは、女性科学者とメスのゴリラが同時に出る場面で、人間の方は、その女性の名前だけ、ゴリラは、名前とsheの両方だったことです。
その配慮があるおかげで、she がどちらを指すかわからないという混乱はなく、ほっとしました。
やはりこれもsheによって、"ゴリラちゃん"も女のコなのねぇ〜と、親しみを感じるような気がしました。

あと、笑ったところがありましたよ!
ゴリラが、皆で森で昼寝するというところ、他の本で、小学生が、教室でおとなしく皆が座ると言うのと同じ英語が出たような気がして、
教室の場面が重なって笑っちゃいました。(一部英語を取り出すのは良くないかもしれないけど、これ→ settle down for a nap.)

内容については、実は、鯨の本の時より、「先を読みたい」という気持ちが強く働きました。
「英語学習のためだから読もう」という動機が消えた瞬間があったです。

もともと日常の新聞(日本語)などで、サル研究の記事がよく出ますから、多少は知識があったことが関係あると思われます。
鯨についても、Whale-watching など新聞で読んだことはあるはずですが、「鯨と英語」と言うと、つい、生物としての鯨の生態のことよりも、捕鯨問題や鯨肉を食べるかどうかで文化衝突、というニュースの方が先に念頭に浮かんでしまいます。
ゴリラの場合は、サルやオランウータンも含め、純粋に動物の生態研究という、政治から離れた視点からの記事しか記憶にないので、鯨の時ほどは、この本と違うイメージを持っていなかった、と言えると思います。
日頃どういうことを知っているかにより、感触が変わるいい例だと思いました。

なお、こういった先行する知識の部分は、非常に個人差の強い部分だと思います。
一つの本について、人が感じる印象というものは、絵から来るもの、背景知識から想起するものなどが複雑にからむので、なかなかそこを排除して、英語だけでYL感覚を養うのは難しいかもしれないな〜と思いました。

よりまして、そのへん、読書レベルの幅が狭いうちは、
YL感覚とどう関わってくるのかは、まだ考えないようにします。

〉なお、Rookie本を300語程度のものといいましたが、
〉文量に差がありすぎるよりも近い方がいいでしょうから、
〉語数の多くて(400〜500語とか)動物の本というのを探してみてください。

了解です。引き続き次を待っていて下さい。
ご報告させていただけるとわかってて読むのは、非常に楽しいです。
いい機会をいただけています。ありがとうございます。


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460. Re: すぐやる課、任務完了報告(前半) ← どんどん読んじゃって下さい

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/8(01:35)

------------------------------

こんにちは、akoさん。成雄です。

〉成雄さん、akoから報告です。

〉ご提案いただいたこと、非常に有益でした。
〉物語系ばかり読んできたせいか、ノンフィクションが非常に新鮮に感じられました。
〉何よりも先にこれを言いたくて、まずはお伝えします。ありがとうございました。

いえいえ、そんなたいしたことないです。
そのうち、いろいろな所で、いろいろな方々が、akoさんにお薦めされたであろうと思います。
オン・オフどちらも、ご活躍なんですから。

〉成〉1冊ずつ読んで違いがわかるとは限りませんから、気楽にね。

〉はい、そう思って、複数冊えらんでみました。
〉ご紹介いただいた本に類似していると思われる本を読んでみました。
〉なるべく条件がそろう方がいいと思い、何か一点は共通点があることを条件としました。

いいですねぇ〜。
何か関連性があると、何度も遭遇する難しい言葉に、親しみを持つことも多いと思います。
私がシリーズ本を読むのは、そういうこともあります。

いまのakoさんの感覚は、
YL感覚に触れるということで、パンダ読みみたいな感じだと思うんです。
でも、その場合でも、
YLの数値を意識しながら読むというような、
読書スタイルを変えてしまうような読み方になられないように(それはご承知だと思いますが)
いままでと同じように、楽しんで読書して下さいね。

〉具体的には、以下の通りです。(■印が、成雄さんにご紹介いただいたものです)

〉■Whales :the Gentle Giants (SIR2)に平行
〉1.Gorillas: Gentle giants of the forest (SIR2)
〉 共通点:同シリーズの同レベル、動物ものである点。

この2冊とも、現在は SIR3 扱いになっています。
(お手元の本はSIR2となっていても、アマゾンで表紙を確認できます。書評からアマゾンをクリックして下さい)
最新のYL表で、YL0.9-1.4です。

〉2.Baby Whales Drink Milk(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
〉 共通点:くじらに関する本である点。

つい最近、発見したところによると(汗)
このシリーズの Stage 1 は、
YL1(「親子で100万語」より)です。

〉■Animals in Winter (Let's-Read-and-Find-Out Science series : Stage 1 )
〉1.Baby Whales Drink Milk (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)
〉 共通点:同シリーズの同レベルで、動物に関する本である点。
〉   上記2番と重複してますが、こちらとの比較も可能なので再度かいています。

〉2.From Tadpole to Frog (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:350語)
〉3.Fireflies in the Night (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1:580語)
〉 共通点:同シリーズの同レベルで、生き物に関する本である点。

上記の通り、YL1評価です。

私も読んでみようとしたのですが、見当たりませんでした。
そこで、同じような感じの
From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
読んでみました。

〉■Rookie Read-About Science は、まだ借りていないので次回投稿までお待ちください。

この感じだと、このRookieのシリーズ本も数冊借りられるみたいですね。
YLの話とは関係なく、

Gator or Croc? (0516260804)
Horns and Antlers (0516263641)

これらは、タイトルのとおり、動物の比較説明の本です。
akoさんはすでに内容をご存知かもしれませんが、私は知らなかった(単なる無知)ので、
とっても面白く読めました。読みやすさの話とは別にしてお薦めします。
児童書を読んでいると、これらの動物の名前や、物語(クリスマスとか)に登場してくるので、
そういう情報を知っていると、もっと、こうした動物に対する「近さ」が違ってくると思うので。

で、話を戻して、
総語数も同程度ではなく、バラバラに選んでみて下さい。
内容も、動物モノ、植物系、地理関係、バラバラが面白いかも。
すでに、動物モノを読まれているので、このシリーズの同じような動物モノを読むのが
いいでしょうね。さらに、植物系や、日常生活に関わるモノ(子供が表紙に出ていればだいたいそう。)
など、適当に見つくろってみてください。
本屋さんで、どの本を買おうかなぁって思う時、楽しいじゃないですか。
そんな感じで、ご自分で選ばれればいいのではないかと思います。

〉では、各本の印象です。

〉完全に自分本位の感想です。成雄さんが意図した方向性で有益なことを書いているかどうか不明です。
〉ましてYL感覚とどう関係するか等、私にはわかりません。

akoさん。以下の文章を全部読んだうえで最初に書きますが、
各本の感想。レビューに載せればいいと思うんですけれど…。

例えば、レビュー用に少し短くしてメリハリをつけると、
Whales (SIR3) なら、こんな感じではどうでしょうか?
人目を気にするなら、もう少し短くしてもいいかも。
以下、抜粋してみました。

|| 冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!
|| 途中、「白鯨」を思い出すような部分も出てきます。
|| 英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
|| 知らない単語があるのですが、くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、
|| 鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、
|| 英語で知らないのは当たり前なので気にならないです。
|| 他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、
|| 「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

こんな感じで、あとは、「非常に簡単に感じた」を数値に変えてみるだけです。
自分のYL感覚だから、いままで読んできたPGR(読んでなければ他のもの)で、
同じように簡単に感じるレベルの数値を打ち込めばいいと思います。
YL表の数値と、書評システムのYLは一致しなくてもとりあえず問題ないので、
ご自分のYL感覚を入れればいいと思います。
あとは、他の本も同じです。

もちろん、レビュー登録する・しないも含めて、ご自分のお好きなようにどうぞ。
なんですけどね。

〉●Whales : the Gentle Giants (SIR2)●

(注)現在は、SIR3

〉冒頭にある、空想の動物の絵に魅せられました。気に入った!絵がうまい!(当たり前ですね)
〉(YL感覚とは直接関係ないかもしれませんが、絵が気に入るかどうかは、気持ち的に好感するかどうかの影響が大いにあるんです〜)
〉ノンフィクションを読んでいるような感覚をなくしてくれます。うまい導入だな〜と。
〉途中、「白鯨」を思い出すような部分もありましたね。
〉物語を読むのと変わらない感じでスムースに読めました。といいますか、物語な本でした。

〉英語はですね、実は非常に簡単に感じました。
〉知らない単語があるのですが、これは知らなくて当然だということが文脈上わかるので、いちいち立ち止まらずに読めました。
〉くじらの種類「ナントカ鯨」のナントカの部分や、鯨の体の部位の名前のいくつかですから、日本語でも知らないのだから、英語で知らないのは当たり前なので気にならない、というわけです。
〉他に2〜3個、鯨とは関係ない部分に、SSS式辞書抜きで知った単語があったので、「これ知ってる〜」と思えて、嬉しかったです。

〉●Baby Whales Drink Milk●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1 1000語)

〉鯨が哺乳類であるところに焦点を当て、呼吸や出産、恒温動物である点などを中心に話すという流れ。
〉なので、体の部位に関する言葉であるblubber の説明が、「Whales」と違っていて面白い。
〉鯨が体温を一定に保つため、という理由から説明しているので、こっちの方が印象に残りやすかったです。
〉潮吹きの穴の名前がまた出てきた時は、1冊目でも読んでいたはずなのに忘れてて、「そうそう、そういうような名前だったな〜」という程度。

〉英語は別として、内容的には鯨の生態としては常識的な内容で、知っていることばかりなので、余裕を持って、へー、英語ではそう言うのかぁ〜と感心したり、
〉そう言えば、10代の頃こういうのを、理科の学習漫画で読んでワクワクしたなぁ〜と、懐かしくなっちゃいました!

〉こちらの本を読んでみて、改めて、上記の「Whales」との違いが面白かったので「Whales」を再読してみました。
〉思ったのは、「Whales」は、鯨の種類紹介に焦点を当てるため、無機質にならないよう配慮して、物語的に説明をすすめようとしているのかな〜と感じました。
〉サメが襲ってきた〜、さあ〜、どうなる〜、みたいなところなど。

それが、編集方針なんだと思います。

〉なお「Baby Whales」には、鯨ウォッチツアーの連絡先(ハワイとアメリカ本土)まで出てました。実用的。

実際体験しよう〜という主旨なんだと思います。

〉●Animals in winter 740語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉全体として、スムースに止まらずに読めました。知らない単語もいくつかありましたが、わからなくても大勢に違いはないとわかったので、気にせず通過できます。
〉理科の本と思って読み始めたけれど、思ったよりずっと物語的、文学的、詩的な感じを受けました。
〉SIRのよりもずっと、コドモに優しく語りかけているような口調のような気がします。

〉こうもり等の生き物が、すぐに Theyや He で書かれるところが、動物を擬人化したような感じで、動物に親しみを感じました。
〉それと、they で書かれる動物と、he/she で書かれる動物とがいましたが、
〉雰囲気ですが、they が出ると皆で群れて生活するんだな〜という感じ、
〉he/she からは、通常、単独で生活する動物なんだな〜という印象を受けました。
〉もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
〉(全然カン違いでしたら大恥)

アリアリだと思います。
このあたりは、動物によって、複数形が無いものとか、そういう話につながりますよね。
私は、ORTを読んだ時に、犬などに it を使うのか、he/she を使うのか気になりました(笑)
あと、子供向けGRでも、憎たらしい動物と思える場合、it が多いのかとか。

〉The days grow longer. The night grow shorter. のところ、夜のほうの言い方、センスあるな〜と思いました。
〉(もしかしたら、英語としては、ごくありきたりの言い方なのかもしれないので、これもカン違い確率高し)
〉grow という言葉を初めて知ったような気がしました。

〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉その記憶の脳内所在場所とは違う、別の場所に、今回、grow という言葉が入ったような気がします。
〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

この仮説がどうなるか楽しみですね。

〉最後のページなど、まさに詩人の言葉って感じでした。
〉「日は長くなり暖かくなりました。春が来たのです・・・」…っていう終わり方。余韻まで残るようで素敵ですね。
〉理科っぽくないのが意外でしたし、むしろ情操教育を受けたような印象でした。
〉いやぁ〜、いい本だ〜 絵もいいし!

akoさんにも、読みやすかったんですね。

〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉おたまじゃくしがカエルになるまでの説明ですが、それまでの期間に、季節の移り変わりや他の生き物も登場させて、物語的にすすむ感じがしました。
〉しかも絵が素晴らしい。カエル以外の部分も、季節ごとの変化を詳細に描いてあって美しいですね。
〉おたまじゃくしが次の段階への成長をする時、沼の表面に一匹もいない場面を敢えて挿入し、「みんなどこへ行ってしまったんでしょう〜」と語りかけるセンスのよさ、とても好感を持ちました。

〉●Fireflies in the Night 580語●
〉(Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1)

〉ホタルの生態を、虫だけの話にしないで、人間との関わりに焦点をあてて紹介し、
〉主人公の少女が、祖父の話を聞いて、ホタルのことを色々知る、という書き方です。
〉ホタルがあんな風に人に利用されてたとは意外! 日本まで出てきて嬉しい!

この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

〉成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
〉文学的で芸術的です。←文章と絵のことを言いたい。
〉サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

From Caterpillar to Butterfly は授業をそのまま作品にした感じでした。
でも、
このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
(だんだんYLの話になってきましたよ)
最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
スムーズにいきそうだと私は思います。

私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。
 

〉●Gorillas :gentle giants of the forest(SIR2)●

(注)現在は、SIR3

〉ゴリラが、He/Theyによって擬人化され、親しみをもって身近に感じられた点や、2〜3ヶ所、英語がわからないまま飛ばしたところがあった点は、鯨と同様です。
〉面白かったのは、女性科学者とメスのゴリラが同時に出る場面で、人間の方は、その女性の名前だけ、ゴリラは、名前とsheの両方だったことです。
〉その配慮があるおかげで、she がどちらを指すかわからないという混乱はなく、ほっとしました。
〉やはりこれもsheによって、"ゴリラちゃん"も女のコなのねぇ〜と、親しみを感じるような気がしました。

〉あと、笑ったところがありましたよ!
〉ゴリラが、皆で森で昼寝するというところ、他の本で、小学生が、教室でおとなしく皆が座ると言うのと同じ英語が出たような気がして、
〉教室の場面が重なって笑っちゃいました。(一部英語を取り出すのは良くないかもしれないけど、これ→ settle down for a nap.)

〉内容については、実は、鯨の本の時より、「先を読みたい」という気持ちが強く働きました。
〉「英語学習のためだから読もう」という動機が消えた瞬間があったです。

〉もともと日常の新聞(日本語)などで、サル研究の記事がよく出ますから、多少は知識があったことが関係あると思われます。
〉鯨についても、Whale-watching など新聞で読んだことはあるはずですが、「鯨と英語」と言うと、つい、生物としての鯨の生態のことよりも、捕鯨問題や鯨肉を食べるかどうかで文化衝突、というニュースの方が先に念頭に浮かんでしまいます。
〉ゴリラの場合は、サルやオランウータンも含め、純粋に動物の生態研究という、政治から離れた視点からの記事しか記憶にないので、鯨の時ほどは、この本と違うイメージを持っていなかった、と言えると思います。
〉日頃どういうことを知っているかにより、感触が変わるいい例だと思いました。

〉なお、こういった先行する知識の部分は、非常に個人差の強い部分だと思います。
〉一つの本について、人が感じる印象というものは、絵から来るもの、背景知識から想起するものなどが複雑にからむので、なかなかそこを排除して、英語だけでYL感覚を養うのは難しいかもしれないな〜と思いました。

〉よりまして、そのへん、読書レベルの幅が狭いうちは、
〉YL感覚とどう関わってくるのかは、まだ考えないようにします。

たくさん科学系の英語の本を読めば、そんなことないと思いますよね。
Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

〉〉なお、Rookie本を300語程度のものといいましたが、
〉〉文量に差がありすぎるよりも近い方がいいでしょうから、
〉〉語数の多くて(400〜500語とか)動物の本というのを探してみてください。

〉了解です。引き続き次を待っていて下さい。
〉ご報告させていただけるとわかってて読むのは、非常に楽しいです。
〉いい機会をいただけています。ありがとうございます。

せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
akoさん、OFF1 読みませんか?
お薦めは、Tim Vicary の
Kings and Queens of Britain
ノンフィクションの歴史物です。
あと、
Scotland
これは、風景写真が美しいです。

GRのYL一覧表に出てくる最初のノンフィクション系GRという位置づけです。
YL評価は、1.8-2.0

ではでは


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484. Re: すぐやる課、任務完了報告(後半)

お名前: ako
投稿日: 2004/10/17(04:00)

------------------------------

成雄さん、すぐでもなかった課… akoです。先週の台風で一週遅れました…我ながら不覚。
以下、引用が前後しております。あらかじめご容赦ください。

〉akoさん。以下の文章を全部読んだうえで最初に書きますが、
〉各本の感想。レビューに載せればいいと思うんですけれど…。

〉YL表の数値と、書評システムのYLは一致しなくてもとりあえず問題ないので、
〉ご自分のYL感覚を入れればいいと思います。

〉〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉〉●Fireflies in the Night 580語●
〉この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

書評に関する記載を短く編集してしまいましたが、
いただいたご返答投稿で決心しました。近日中に、まずはレビュー登録に挑戦いたします。
背中を押していただきました。ありがとうございます。
(YLは…多分、迎合します(笑)←はらぺこあおむしさんの「告白」投稿へ敬意を表して)

●Let's-Read-and-Find-Out Science seriesについて●
〉〉もし、日本語で「こうもりは…」とか「リスは…」とか読んでも、そういうことは表現できないのではないか? と考えると、英語で読むことの値打ちというか、楽しみに、こんなこともアリなら、実に楽しいです。
〉〉(全然カン違いでしたら大恥)

〉アリアリだと思います。
〉このあたりは、動物によって、複数形が無いものとか、そういう話につながりますよね。
〉私は、ORTを読んだ時に、犬などに it を使うのか、he/she を使うのか気になりました(笑)
〉あと、子供向けGRでも、憎たらしい動物と思える場合、it が多いのかとか。

あはは! 「IT」には泣かされてます。人間の赤ちゃんが「IT」になってるものもあったような気がしますが、
そのへん、英語圏の人ってどういう基準で「IT」を使うんでしょーねー。

〉〉成雄さん、改めてこのシリーズのことがだんだんわかってきました。
〉〉サイエンスを、こんなに情緒的に見せてくれるとは嬉しい。全部よみたくなりました。

〉このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
〉(だんだんYLの話になってきましたよ)
〉最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
〉スムーズにいきそうだと私は思います。

同意です。ORTやLLLなどで、物語を読み慣れているアタマで読むと、
Let's-Read-and-Find-Outは、科学系ノンフィクションだとは感じずに読めそうです。

〉私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
〉Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。

「1」だけで31冊もあるんですかー。成雄さんを追っかけていきま〜す。

〉Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
〉あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
〉Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
〉コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
〉ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
〉そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

その可能性はあるかもしれないですね。
冊数が非常に多くて、akoもどれから読めばいいかがわからなかったので、
先日ブッククラブの書棚で、SSS事務局のご協力のもと、
「地理」「休日」「健康」「科学」の大きい4つのジャンルだけ仕切りを入れて、分類整理しました。
これで多少は選びやすくなったかなと思います。
あとは、語数シールで総語数を見てもらって、そこでレベルを判断してもらうことになるかと思います。

DKGというのは、まだ全く知りませんでした。今後の課題図書にします(笑)

■ではRookie Read-About Science の報告です■

●読んだもの●
Gator or Croc ?
Horns and Antlers
Good Mushrooms and Bad Toadstools
Of Mice and Rats
どれも、400〜500語のものです。

●第一印象は「縁の下の力持ち」かしら?!●

〉何か関連性があると、何度も遭遇する難しい言葉に、親しみを持つことも多いと思います。
〉私がシリーズ本を読むのは、そういうこともあります。

とっても同意です。読んでみてよくわかりました。

縁の下の力持ちのような本ですね!
ICR等で当たり前のように出てくる動物で、イマイチわからない生き物がいたんです。
具体例として、ICR・1の「Morris the Moose」です。
お話を読んでいく分には問題はないので、そのまま読みましたが、
ムースという動物がこの世に存在する、ということ自体、知らなかったです。
ICRのようなコドモ向きのお話本に登場するからには、馴染みの生き物なんだろうという程度の認識しかできずにいましたが、
「Horns and Antlers」で登場して合点が行きました。ガッテンガッテンガッテン!

今後も物語を読んでいく時に、こうして日本では馴染みのない動植物に出会うのでしょう。
折に触れて、こういったノンフィクションを混ぜて読んでいくと、
英語圏の人たちが、子供の頃に馴染んだ物事の一端を垣間見ることが出来るように思えてありがたいです。
だから、お話を読むという視点からだと、Rookie シリーズは、縁の下の力持ち!

●ノンフィクションそのものの読書の楽しさ●

〉児童書を読んでいると、これらの動物の名前や、物語(クリスマスとか)に登場してくるので、
〉そういう情報を知っていると、もっと、こうした動物に対する「近さ」が違ってくると思うので。

ホントですね!!
「知識そのものを得る」という視点からも、英語で新しいことを知ることができるのが純粋に楽しいですね!
洋書では当たり前のように紹介される動物が、日本には生息しない動物であることも多く、
当該する文化圏(英語圏といっても様々ですものね)の小・中学生が、当たり前のように知っている生き物の全体像というものは、
自分がこれまでに「動物とは?」と言われて想起する全体的なイメージの範囲と、大きく違う(一部重複はあったとしても)ことがわかってきました。

Rookieシリーズが子供向けの本だから、なのかどうか、理由はわかりませんが、
新しいことを知る際の知り方についても、
個々の動物に関するデータとして知る、という知り方ではなく、
映像的に、…と言いますか、どう説明すればいいのかしら…、写真のある本だから、なのかもしれませんが、
数学でやった集合の図が浮かんできて、集合Aの楕円の中に、日本にいそうな動物たちの絵が色々ちまちま描いてあって、
集合Bの楕円の中には、今回Rookie Read-About Scienceで知った動物たちが絵で描いてあって、
2つの楕円は、一応、数学でよく見た通り、中央で一部分は重複しているんだけれど、
今はまだ、A∩Bの部分には、deer とか、東京で見たことがある rat ぐらいしか描いてない、といった図が、頭に浮かんでます。
(あ〜、絵を描きながらお話したい〜)

ホーンとアントラーの違いも、すごくわかりやすい説明で、なるほど納得でした!!
おまけに、少し前の多読にて、ディズニー絵本「バンビ」にアントラーズがあって、
おお、鹿島アントラーズだ!と思ったことがありましたが、これで改めてわかって「そうだったのか!」です。

●両シリーズの違いから、多読の長所発見!●
明らかに Let's-Read-and-Find-Out Science series との違いがよ〜くわかりました。
Let's-Read-and-Find-Out は、お話風の色付けがあり、Rookieは普通の説明ですね。

ただ「普通」と言いましても、英語は平易でわかりやすく、
説明は、かゆいところに手が届くような感じで行き届いていて(「Gator or Croc ?」は秀逸!)親切な印象を受けました。
Let's-Read-and-Find-Out とは、種類の違う親切さだと感じます。

多読ってやはり面白い!!! つながるんですね、つい少し前に読んだお話の絵本とつながるんです。
英語との付き合い方が、有機的でカラフルです。

自分の中で、これまである程度できあがってしまっているイメージ、
言い換えると、物事を無意識のうちに仕分け、分類している区分のような線があり、
その線が、やさしい英語の多読により、区分の位置が変わるような感じ…
…とでも言えばいいのか…、自分内部のOSが変わるような感じ…と言えばいいのか、そんな感じです。

〉From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
〉読んでみました。

はい、akoも読みました。教室で、小学生達と一緒に蝶の成長を見守るような体験をしつつ、
蝶に関する知らない単語を知り、同時に、語りかけるような英語を感じることが出来ました。

●YL感覚の小さい練習●

同レベルのままで、分野だけ平行移動して、別の分野も同時に読む、という読み方、
akoにはいいですわー。楽しい!

まず英語レベルが、これまでの多読で普段よんでいるレベルなので、抵抗がないです。
いくつか知らない単語があったうち、動植物の部位の名称は、もともと日本語でも知らないので、
知らないことが抵抗にはなりません。
部位名称以外の、説明文の部分でわからない英語が、1冊に付き2ヶ所ずつくらいありましたが、
その程度なら、すでにこれまでの多読で、2〜3ヶ所わかんなくても平気、という事に慣れたおかげか、
「ここはわからないな」とは思っても、それが「読みにくい」と感じることには全くつながらなかったんです。

なので、印象として、YLは、1ぐらいでいいのだろうと思いました。
そこで、YLのコンマ以下について、この際、少しYL感覚練習、と思って考えてみました。
ちょっとだけ練習に付き合っていただけますか? ご相談を兼ねた試行です。

〉YLの数値を意識しながら読むというような、
〉読書スタイルを変えてしまうような読み方になられないように(それはご承知だと思いますが)
〉いままでと同じように、楽しんで読書して下さいね。

はい。読書中には考えません。
読書そのものを楽しむ時は、別人格になれるほうです。
分析思考からは完全に離れていますからご安心ください

現在、ORT,LLLを下から読み進め、ORTのstage 6と7、LLLのstep7を平行して読んでいる段階です。それより上のレベルのORT,LLLはまだ未読です。

ORT7(YL0.7)は1冊語数約800〜900語、LLL7(YL1.0)約700語なのですが、
akoには、Rookie Read-About の500語の方が読みやすく感じるくらいでした。
「あら、もう終わり?」位の感じ。簡単に感じた、と言っていいと思います。
YL感覚は、読み方によって変化していくものだという記載を、先ほどの成雄さんの投稿で拝見したばかりですが、
その通りと思います。
私的なことで恐縮ですが、500語を「もう終わり?」と感じられるようになったのは、自分としては画期的なことなもので…。

以下はおそらく、個人差から生じる部分かと思うのですが、
akoは、英語レベルが同程度でも、長さに弱いです。
だから、Rookie の500語が、ORT7(YL0.7 総語数約800語)より簡単に感じた可能性があるかな、と思っています。
あるいは、物語よりも、もともとノンフィクションの方が好きなのかもしれないですが、そこは、まだちょっとわかりません。

そのへんに曖昧さがあるので、今回読んだ上記4種の Rookie が、ORT7(YL0.7 約800語)より簡単に感じたからといって、
これらの本のレビューを(仮に将来)書くとしても、すでに0.8となっているこれらの本に、
自分の感覚としてYL0.6にしよう、というほどの気持ちはないんです。
ここは、古川さんのYLの説明の投稿で、YLのコンマ以下の数値について、±0.2ぐらいの差はあまり大きな意味は無いという記載もありますので、
多少、差を感じるとしても、問題にするほどではないと考えていい、と思われますが、いかがでしょう。

やはり、もう少し多読経験の蓄積と、読んだ本の幅広さ(ジャンルもレベルも)が、自分に必要だと感じている次第です。
でもそうやって経験豊富になると、古川さんのYLのスレッドにもありましたが、
「上のレベルを読むようになると、前に読んだ同じ本が、以前より簡単に感じられるので、自分のYL感覚が変化する」とあります。
なので、もしかしたら、あまり多読経験がない者が、経験の少ないうちに中途の段階で感じる感覚を、
このように報告しておくことも意味があることかもしれません。

このへん、意義があるかどうかは、本人ではわかりませんので、
何年も続けてきた方が、お考えになっていただけばいいことと思います。

●レベル1程度のノンフィクション読書を報告させて頂いて
今回、こんなに楽しめたのは、このシリーズに関して、全く知らなかったことが幸いしていると思います。
物語を読むために、下準備として読んでおこうなんていう目算をもって読むことも悪いとは言わないですが、
今回のように、「純粋にノンフィクションが楽しい!」と感じることが出来たかどうかはわかりません。

でも一度、ざーーとシリーズを見渡しておけば、
今後、物語の児童書を読んでいて、知らない動物が出た際に、
Rookieに戻って確認する、なんていうことができたら、私の場合は楽しいなーと思います。
英語の本を読んでいて、それを別の英語の本で資料として調べ物をするわけですから!
(もちろん、そういう作業をつまらない、と感じる人が、わざわざやる必要はないと思います。)

成雄さん、今回の件って、ブッククラブで成雄さんと偶然お会いして、
その際の、ちょっとした立ち話で、Rookieの「タコを飛ばす」という部分のことを成雄さんが言って下さったことから、
このように展開したんだなーと思いますとですね、
あの小さな機会がなかったら、
akoは、しばらくはICRや 一般の絵本やNate the Great 等、
お話のものを読み続けてレベルを上げていこうと考えていたところでしたので、
実に実に、ありがたい機会となりました。これはもう、本当に希少な機会をいただけた、と思っています。
ありがとうございます。

〉せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
〉akoさん、OFF1 読みませんか?

〉お薦めは、Tim Vicary の
〉Kings and Queens of Britain
〉ノンフィクションの歴史物です。
〉Scotland
〉これは、風景写真が美しいです。

了解しました。ではDKGの前に、来週は、OFFという未体験ゾーンを試してみたいと思います。
ご案内いただいている各シリーズを数冊ずつ読んでみて、その後、気に入ったシリーズはどんどん読み進めようと思います。

西洋史好きなので、ご紹介のタイトル、実は垂涎です。問題は総語数の壁ですがチャレンジしてみようと思います。
多読初期の段階で、いい示唆をたくさんいただいています。ありがとうございます。

PS

〉〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

〉この仮説がどうなるか楽しみですね。

この成雄さんのご返答で、実は、酒井先生がご自身の多読授業原則で「教えない」という方法論を実践しておられることを思い起こしました。
その考え方に関心はあるのですが、具体的にはわからずにおります。
こういう時に、なるほど、この一言は近いかも、と思った次第です。


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490. Re: YL 0.8 キタ━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━!!!!

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/18(05:50)

------------------------------

こんにちは、akoさん。みなさん。成雄です。

〉成雄さん、すぐでもなかった課… akoです。先週の台風で一週遅れました…我ながら不覚。
〉以下、引用が前後しております。あらかじめご容赦ください。

はいはい。
全然気にしないで、自分の思うところ・引っかかるところ(YLを考えるうえでですが)を
優先的に率直にどうぞ。
めざせ100万語の広場とかと重なるところがあるのかなと思いますが、
話の流れで、YLを考えながら気楽に語れればいいなぁと思います。
なので、違う本を読んでいて、何かわからないことがあれば、
新規にこの広場に投稿してYLについての質問や意見を書かれれば、
いろいろな方の話を聞くことができると思います。

〉〉〉●From Tadpole to Frog 350語●
〉〉〉●Fireflies in the Night 580語●
〉〉この2冊の感想↑は、、そのままレビューとして上げていいと思うんですけどね。

〉書評に関する記載を短く編集してしまいましたが、
〉いただいたご返答投稿で決心しました。近日中に、まずはレビュー登録に挑戦いたします。
〉背中を押していただきました。ありがとうございます。
〉(YLは…多分、迎合します(笑)←はらぺこあおむしさんの「告白」投稿へ敬意を表して)

この間、書評システムが新しくなって、書籍の新規登録はどんどん増えているのに、
レビュー登録がかなり少なくなってきているように感じているんです、感覚として。
掲示板やオフ会等で交わされる『この本読みやすかった・読みにくかった』という
情報交換をレビューに載せてくればいいのになぁと、何かもったいなぁといつも思います。

少し、ちょっきん。

〉〉このシリーズ(Stage 1)は、Rookie より読みやすいものが多いと思います。
〉〉(だんだんYLの話になってきましたよ)
〉〉最初に科学系のものを読むなら、Rookie より、こちらのシリーズを読まれた方が
〉〉スムーズにいきそうだと私は思います。

〉同意です。ORTやLLLなどで、物語を読み慣れているアタマで読むと、
〉Let's-Read-and-Find-Outは、科学系ノンフィクションだとは感じずに読めそうです。

そうですね。前提として、物語を読み慣れている方ならと言うべきでした。

〉〉私も所蔵されている本は全部読みたいと思っています。
〉〉Stage 1 は、7 / 31(全部所蔵していれば)冊、読みました。

〉「1」だけで31冊もあるんですかー。成雄さんを追っかけていきま〜す。

いちおう、本に載っているリストを数えてそう答えたのですが、
リストに載っていなかった Starfish なんかもあるので、全部で何冊あるのかは
ちょっと不正確です。でも、私もたくさん読みたいと思っています。
子供向けGRとして、ステージわけされていますが、
Julie さんも言われているとおり、このシリーズのStage1も、
物語を読み慣れている方だと、YL感覚は少し幅があると感じるかもしれません。

〉〉Let's-Read-and-Find-Out Science series は、そういう意味で、本筋なんだと思います。
〉〉あと、DKG1も読みやすいと思います。鮮明な写真もお薦めだし。
〉〉Rookie Read-About Science はこれらの本を読んでから読むと、
〉〉コンパクトにまとまった本という感じかなぁ。
〉〉ステージわけされていないだけに、最初にこれを読むと、難しい本にぶつかる場合もあると思う。
〉〉そうすると、後回しの原則で、どんどん科学の本から遠のいてしまう可能性を感じます。

〉その可能性はあるかもしれないですね。
〉冊数が非常に多くて、akoもどれから読めばいいかがわからなかったので、
〉先日ブッククラブの書棚で、SSS事務局のご協力のもと、
〉「地理」「休日」「健康」「科学」の大きい4つのジャンルだけ仕切りを入れて、分類整理しました。
〉これで多少は選びやすくなったかなと思います。

以前akoさんにお話したように、Allan Fowler という作家の書く文章がキレキレで、
私は好きなのですが、あんまりジャンルも関係なく書いています(データマンを使っているのかも)。
先日ブッククラブに行ったら、Rookie のところに仕切りがあったので、『探しやすい』と思いました。
作業されたみなさん、この場で失礼ですが、ありがとうございました。

〉あとは、語数シールで総語数を見てもらって、そこでレベルを判断してもらうことになるかと思います。

YL感覚についてですが、
250-500語程度ですから、総語数の違いはそれほど気にならない方もいるでしょうね。

〉DKGというのは、まだ全く知りませんでした。今後の課題図書にします(笑)

課題とかではなく、興味がわいたら読めばよろしいかと(笑)

〉■ではRookie Read-About Science の報告です■

〉●読んだもの●
〉Gator or Croc ?
〉Horns and Antlers
〉Good Mushrooms and Bad Toadstools
〉Of Mice and Rats
〉どれも、400〜500語のものです。

〉●第一印象は「縁の下の力持ち」かしら?!●

新規に書き加えるより、引用の方が長くなるので、ちょっきんです。ごめんなさいね。

そのとおりで、
英語で触れる世界の幅は広がりますよね。

〉●ノンフィクションそのものの読書の楽しさ●

少し、ちょっきん。

〉Rookieシリーズが子供向けの本だから、なのかどうか、理由はわかりませんが、
〉新しいことを知る際の知り方についても、
〉個々の動物に関するデータとして知る、という知り方ではなく、
〉映像的に、…と言いますか、どう説明すればいいのかしら…、写真のある本だから、なのかもしれませんが、
〉数学でやった集合の図が浮かんできて、集合Aの楕円の中に、日本にいそうな動物たちの絵が色々ちまちま描いてあって、
〉集合Bの楕円の中には、今回Rookie Read-About Scienceで知った動物たちが絵で描いてあって、
〉2つの楕円は、一応、数学でよく見た通り、中央で一部分は重複しているんだけれど、
〉今はまだ、A∩Bの部分には、deer とか、東京で見たことがある rat ぐらいしか描いてない、といった図が、頭に浮かんでます。
〉(あ〜、絵を描きながらお話したい〜)

そうですね。
今度、どこかでまたお会いしたら、教えてくださいね。

〉ホーンとアントラーの違いも、すごくわかりやすい説明で、なるほど納得でした!!
〉おまけに、少し前の多読にて、ディズニー絵本「バンビ」にアントラーズがあって、
〉おお、鹿島アントラーズだ!と思ったことがありましたが、これで改めてわかって「そうだったのか!」です。

いい本だったでしょ、これ。
鹿島アントラーズをご存知だとは知りませんでした。

〉●両シリーズの違いから、多読の長所発見!●
〉明らかに Let's-Read-and-Find-Out Science series との違いがよ〜くわかりました。

ご自分で読んでみて実感されるのが、やっぱり一番いいですよね。
読んでいない方に言葉で伝えるのは、歯がゆい感じでした。
Rookie の方は、それほどはっきりしていると思うんです。

〉Let's-Read-and-Find-Out は、お話風の色付けがあり、Rookieは普通の説明ですね。

〉ただ「普通」と言いましても、英語は平易でわかりやすく、
〉説明は、かゆいところに手が届くような感じで行き届いていて(「Gator or Croc ?」は秀逸!)親切な印象を受けました。
〉Let's-Read-and-Find-Out とは、種類の違う親切さだと感じます。

このツリーで以前書きましたが、ページをめくった瞬間に、広がる世界。
「あっ、そういうことか」という感覚。なんです。

〉多読ってやはり面白い!!! つながるんですね、つい少し前に読んだお話の絵本とつながるんです。
〉英語との付き合い方が、有機的でカラフルです。

〉自分の中で、これまである程度できあがってしまっているイメージ、
〉言い換えると、物事を無意識のうちに仕分け、分類している区分のような線があり、
〉その線が、やさしい英語の多読により、区分の位置が変わるような感じ…
〉…とでも言えばいいのか…、自分内部のOSが変わるような感じ…と言えばいいのか、そんな感じです。

take をどう分類するか、take は(1)○○することである、(2)○○することである。…。
ではなくて、
take を take として理解できるようになる学習方法が、多読であるという話になると思います。

〉〉From Caterpillar to Butterfly (Let's-Read-and-Find-Out Science series:Stage 1) を
〉〉読んでみました。

〉はい、akoも読みました。教室で、小学生達と一緒に蝶の成長を見守るような体験をしつつ、
〉蝶に関する知らない単語を知り、同時に、語りかけるような英語を感じることが出来ました。

今後、不思議の国のアリスを読む時(読む機会があれば)に、
とっても含蓄がある話だなぁって、思えると思います。

〉●YL感覚の小さい練習●

〉同レベルのままで、分野だけ平行移動して、別の分野も同時に読む、という読み方、
〉akoにはいいですわー。楽しい!

〉まず英語レベルが、これまでの多読で普段よんでいるレベルなので、抵抗がないです。
〉いくつか知らない単語があったうち、動植物の部位の名称は、もともと日本語でも知らないので、
〉知らないことが抵抗にはなりません。
〉部位名称以外の、説明文の部分でわからない英語が、1冊に付き2ヶ所ずつくらいありましたが、
〉その程度なら、すでにこれまでの多読で、2〜3ヶ所わかんなくても平気、という事に慣れたおかげか、
〉「ここはわからないな」とは思っても、それが「読みにくい」と感じることには全くつながらなかったんです。

このあたり↑に、YL感覚が反映されるのかもしれませんね。

〉なので、印象として、YLは、1ぐらいでいいのだろうと思いました。

YL1感覚をお持ちなら、それでおおいにけっこうだと思います。

〉そこで、YLのコンマ以下について、この際、少しYL感覚練習、と思って考えてみました。
〉ちょっとだけ練習に付き合っていただけますか? ご相談を兼ねた試行です。

〉現在、ORT,LLLを下から読み進め、ORTのstage 6と7、LLLのstep7を平行して読んでいる段階です。それより上のレベルのORT,LLLはまだ未読です。

〉ORT7(YL0.7)は1冊語数約800〜900語、LLL7(YL1.0)約700語なのですが、
〉akoには、Rookie Read-About の500語の方が読みやすく感じるくらいでした。
〉「あら、もう終わり?」位の感じ。簡単に感じた、と言っていいと思います。

古川さんの言われている、総語数が影響するという話ですね。
私は、読みにくいと感じ始めると、総語数(あと何ページ残っているの?)が気になる方です。
【読みにくい】と【面白くない】の違いをスパッと分けるまでの領域には
いたっていないのですが。

〉YL感覚は、読み方によって変化していくものだという記載を、先ほどの成雄さんの投稿で拝見したばかりですが、
〉その通りと思います。
〉私的なことで恐縮ですが、500語を「もう終わり?」と感じられるようになったのは、自分としては画期的なことなもので…。

読みやすい、もっと読みたいと感じたからでしょうね。

〉以下はおそらく、個人差から生じる部分かと思うのですが、
〉akoは、英語レベルが同程度でも、長さに弱いです。
〉だから、Rookie の500語が、ORT7(YL0.7 総語数約800語)より簡単に感じた可能性があるかな、と思っています。
〉あるいは、物語よりも、もともとノンフィクションの方が好きなのかもしれないですが、そこは、まだちょっとわかりません。

〉そのへんに曖昧さがあるので、今回読んだ上記4種の Rookie が、ORT7(YL0.7 約800語)より簡単に感じたからといって、
〉これらの本のレビューを(仮に将来)書くとしても、すでに0.8となっているこれらの本に、
〉自分の感覚としてYL0.6にしよう、というほどの気持ちはないんです。

YL0.6でレビュー登録されていいんじゃないですか。
その時の感覚なんだから。
例えば、その後またいろいろな本を読んで、さらにRookie 本を読んでみたら、
YL0.4 とか、逆に、YL1.0 とかに変化するかもしれませんが、
じゃぁ、いつの判断を自分の感覚として採用するのかとなった時、
『たくさん読んでから』といったのでは、
いつまで経ってもYL感覚を言えなくなってしまうのではないでしょうか。

その本を読んだ時の感覚をそのまま表現するしかないと思います。
いまの20万語読んでいる自分と、今後100万語読んだ時では、
感覚が変化しているかもしれないという話だと思います。
それは、オフ会等で会話する時に、
『○○万語読んだ時には、読みにくかったけれど、
○○万語読んでから読み見直してみたら全然読みにくくなかった』みたいな話では。

多読を進めれば、いろいろな表現が身体にしみ込んでいくと思うので、
もし、そのあたりを気にするなら、分析的に読む必要があると思います。
でも、それは、一般の学習者にそこまで要求されていないと思いますし、
読んでいて楽しくなくなっていくと思います。
いまこの広場で会話されている古川さんやしおさんが先駆的にやられているのは、
経験と勘を含めたうえで、分析的にも読まれているのだと思います。
さらに周りの意見も集約してYL評価する。
とてもしんどい作業だったと想像します。

〉ここは、古川さんのYLの説明の投稿で、YLのコンマ以下の数値について、±0.2ぐらいの差はあまり大きな意味は無いという記載もありますので、
〉多少、差を感じるとしても、問題にするほどではないと考えていい、と思われますが、いかがでしょう。

そのとおりだと思います。
直径8mmの真珠と直径9mmの真珠の違いを簡単に見分けられるようになるには、訓練がいるはずです。
まして、人間の感性に関わることですから。
そこで、使用語彙数や総語数をもとにしてYLを設定しはじめたということだと思うのですが、
文化的背景(akoさんが上↑で言われてきたこと)とかの違いもあるので、
この2つだけではYLは評価できないとなって、現在にいたっているのではないでしょうか。
私たち、一般の学習者からすれば、訓練もされていないし、文化的背景も学ぶ段階だとすれば、
YL感覚が、その人の固有の英語学習歴や、海外生活体験等、によって左右されるのは普通だと思います。
性格もおおいに関係しているでしょうし。

〉やはり、もう少し多読経験の蓄積と、読んだ本の幅広さ(ジャンルもレベルも)が、自分に必要だと感じている次第です。
〉でもそうやって経験豊富になると、古川さんのYLのスレッドにもありましたが、
〉「上のレベルを読むようになると、前に読んだ同じ本が、以前より簡単に感じられるので、自分のYL感覚が変化する」とあります。
〉なので、もしかしたら、あまり多読経験がない者が、経験の少ないうちに中途の段階で感じる感覚を、
〉このように報告しておくことも意味があることかもしれません。

はい。
繰り返しになりますが、いま10万語読まれている方は、20万語読まれている方がどういう本を読んでいるのか、
どういう本を読んできたのか、お薦めなのか、興味があるのではないでしょうか。
これから英語の本を読む方に自分の経験・感想を語ればいいのでは。

〉●レベル1程度のノンフィクション読書を報告させて頂いて

少し、ちょっきんです。

〉成雄さん、今回の件って、ブッククラブで成雄さんと偶然お会いして、
〉その際の、ちょっとした立ち話で、Rookieの「タコを飛ばす」という部分のことを成雄さんが言って下さったことから、
〉このように展開したんだなーと思いますとですね、
〉あの小さな機会がなかったら、
〉akoは、しばらくはICRや 一般の絵本やNate the Great 等、
〉お話のものを読み続けてレベルを上げていこうと考えていたところでしたので、
〉実に実に、ありがたい機会となりました。これはもう、本当に希少な機会をいただけた、と思っています。
〉ありがとうございます。

いえいえ、こちらこそです。
やっぱり、Rookie 本を簡単に楽しく読まれていて、予想したとおりだと嬉しく思っています。

〉〉せっかく、動物の話をしているので、パンダ読みと言うことで、
〉〉akoさん、OFF1 読みませんか?

〉〉お薦めは、Tim Vicary の
〉〉Kings and Queens of Britain
〉〉ノンフィクションの歴史物です。
〉〉Scotland
〉〉これは、風景写真が美しいです。

〉了解しました。ではDKGの前に、来週は、OFFという未体験ゾーンを試してみたいと思います。
〉ご案内いただいている各シリーズを数冊ずつ読んでみて、その後、気に入ったシリーズはどんどん読み進めようと思います。

これも、予想ですが、楽しく読まれるのではないかと。
読んでいて、嫌気がさしたらどうぞ後回しにして下さいね。

〉西洋史好きなので、ご紹介のタイトル、実は垂涎です。問題は総語数の壁ですがチャレンジしてみようと思います。

エリザベスのところとか、やっぱり中世の頃の話は私でも面白かったです。

〉多読初期の段階で、いい示唆をたくさんいただいています。ありがとうございます。

〉PS

〉〉〉「旧」思考では、「grow = 成長する」という昔の記憶があるのですが、
〉〉〉日本語で「成長する」と言ってしまうと、どうも拡大する方向しか浮かんできませんが、grow は、違うのかもしれない、と仮説段階です。

〉〉この仮説がどうなるか楽しみですね。

〉この成雄さんのご返答で、実は、酒井先生がご自身の多読授業原則で「教えない」という方法論を実践しておられることを思い起こしました。
〉その考え方に関心はあるのですが、具体的にはわからずにおります。
〉こういう時に、なるほど、この一言は近いかも、と思った次第です。

そうなんですか (^_^;)
私はそんなことは全然知らずに、ただ単に、見つける喜びを奪いたくないということだけで…。
ねたバレみたいな感覚ですね。(仮説崩壊を含めて)
あと、
例えば、私は、nobody と no one は 違う〜!とねたバレの方で言っていますが、
英英文法書にはnobody と no one は、the same と出ています。
でも、違うはずだという仮説を持っていて、いろいろな本(ORTとか児童書とか)で
これらの表現をみると、ムム〜!となりますよ (^_^)
どなたでも、いろいろな仮説をお持ちなんだと思います。

ではでは


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[汗] 435. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2004/9/25(11:16)

------------------------------

成雄さん、いつもいつも多読を支えてくださって、ありがとうございます!

〉みなさん、こんにちは。成雄と言います。

〉個人的には英字新聞が読めるようになりたいと思い、
〉物語系の本だけではなく、ノンフィクション系にチャレンジ
している者です。

〉そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。

〉酒井先生の名前で最近数多く新規書評登録されていて、
ありがたいのですが、YLが0.8です。

〉YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
〉私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
〉私自身感覚では、
〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉というような主観をもっています。

〉最初は、書評の修正で、酒井先生登録のものでも、
〉あらすじを書くついでにYLを自分の感覚で修正していましたが、
〉考えてみれば、それはちょっとまずいかもと思い、
〉今は、YL0.8のままにしてあります。

もうしわけないです・・・ 酒井登録分のY.L.はかなり
いい加減です。これはそのうち宣言しなければと思いつつ
一月も経ってしまいました。

8月の20日頃から研究室にある図書の書評登録をはじめました。
学生と一緒に部屋にこもって、ぼくがY.L.を判断し、学生が
ぼくの名前で書評登録する・・・ これをいままで蔵書登録
(これは書評とちょっとちがうのですが)を含めて約3000冊
登録してきました。コンピュータを何台も借りていて、期限が
あるので、とにかくすごい速さで処理しなければならなかったので
「とりあえずのY.L.」になりました。

Rookie Read about Scienceについては、Y.L.判断を簡略化しすぎ
ましたね。ごめんなさい・・・ 今後少しずつ修正していきますが、
古川さんにお願いして、「酒井名で登録されたY.L.レベルは
暫定的なものです」という注意書きをつけてもらいます。

〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

〉このシリーズを読まれて、ご意見をお持ちの方がいらっしゃらば、
〉ご意見をお聞かせください。

成雄さん、みなさん、これからも書評登録をよろしくお願いします。


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437. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/26(01:00)

------------------------------

酒井先生、お久しぶりです。

〉成雄さん、いつもいつも多読を支えてくださって、ありがとうございます!

私こそ、この7月に、「ORTから読み直して下さい」と、酒井先生に案内していただいて、
『やり直し多読』を進めています。

このシリーズ本は、

〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
〉〉私自身感覚では、
〉〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉〉というような主観をもっています。

〉〉最初は、書評の修正で、酒井先生登録のものでも、
〉〉あらすじを書くついでにYLを自分の感覚で修正していましたが、
〉〉考えてみれば、それはちょっとまずいかもと思い、
〉〉今は、YL0.8のままにしてあります。

〉もうしわけないです・・・ 酒井登録分のY.L.はかなり
〉いい加減です。これはそのうち宣言しなければと思いつつ
〉一月も経ってしまいました。

〉8月の20日頃から研究室にある図書の書評登録をはじめました。
〉学生と一緒に部屋にこもって、ぼくがY.L.を判断し、学生が
〉ぼくの名前で書評登録する・・・ これをいままで蔵書登録
〉(これは書評とちょっとちがうのですが)を含めて約3000冊
〉登録してきました。コンピュータを何台も借りていて、期限が
〉あるので、とにかくすごい速さで処理しなければならなかったので
〉「とりあえずのY.L.」になりました。

酒井先生の名前であがっている書評登録だけが、
「収蔵ブッククラブ」の記録がされているのは、そういうわけだったのですね。

〉Rookie Read about Scienceについては、Y.L.判断を簡略化しすぎ
〉ましたね。ごめんなさい・・・ 今後少しずつ修正していきますが、
〉古川さんにお願いして、「酒井名で登録されたY.L.レベルは
〉暫定的なものです」という注意書きをつけてもらいます。

いえいえ、こちらこそ好き勝手な主観を述べているので、
どんなものなのかなぁ〜という感じで、投げかけただけです。
それ以上に、学生さんの協力を得て、たくさん書評登録していただいて、
シリーズ本がどれくらいあるのかわかるので、たいへん助かっています。

〉〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

〉〉このシリーズを読まれて、ご意見をお持ちの方がいらっしゃらば、
〉〉ご意見をお聞かせください。

〉成雄さん、みなさん、これからも書評登録をよろしくお願いします。

はい。私はそれほど登録していないのですが、できるだけ登録していきたいと思います。

また、上記の酒井先生の説明からすると、
酒井先生の名前で書評登録されていて、あらすじの書かれていないものは
一般の私たちが追記してもいいのですね?

もし、あらすじも学生さんに(今後)書くように任せてあるのなら、
その場合は、教えていただけますか。書籍の修正(あらすじの追加)を行わないようにします。

Happy Reading!


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[♪] 438. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2004/9/26(11:12)

------------------------------

成雄さん、こんにちは!

とりいそぎ・・・

〉はい。私はそれほど登録していないのですが、できるだけ登録していきたいと思います。

ありがとー!

〉また、上記の酒井先生の説明からすると、
〉酒井先生の名前で書評登録されていて、あらすじの書かれていないものは
〉一般の私たちが追記してもいいのですね?

はい、どうぞお願いします。
今後数ヶ月後に、書評を書く学生が現れるはずですが、
どうぞ気にせずに追記をお願いします

〉Happy Reading!

成雄さんも、SSSを支えるばかりじゃなくて、
Happy readingもね!!


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439. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: しお
投稿日: 2004/9/26(18:21)

------------------------------

成雄さん、こんばんは。しおです。

成雄さんのRookie Read-About Scienceについての
問いかけを興味深く読みました。
「親子で100万語」でのYLについて触れておられたので、
私がYLをどのように考えたかについて書きます。

Rookie Read-About Scienceは、
確かに語数が少ないものは、YL1以下でも読めそうですね。
でも、成雄さんの指摘の通り、ちょっと歯ごたえのある、
文構造や専門用語でひっかかりそうな本も多いです。
個人的にはそう低いYLはつけられないな、という感じです。
総語数は多くて500語くらいまでだから、抵抗なくどんどん
飛ばして読めるタイプの方には「レベル2は高すぎでしょ?」
と思われるでしょう。
でも、このシリーズは、飛ばし読み向きではない(あるいは、
飛ばして読むのはもったいない)シリーズではないかな、
と私は思います。
そういう考えから、「親子100万語」では、
レベル2(YL2.0-3.0)としました。

成雄さんの投稿を読んで、もう少しレベルに幅をつけた登録をするか、
きめ細かな登録をするべきシリーズかなと思いました。
(これがなかなか難しいですが・・・)
YLはどうしても主観がはいりますが、できるだけ多くの方の
感じ方を集約していけたらいいなと思っています。
YLについて直接意見をきける機会が少ないので、今回の成雄さんの
投稿はとても参考になりました。

〉そこで、見つけたのが、Rookie Read-About Science です。

〉酒井先生の名前で最近数多く新規書評登録されていて、ありがたいのですが、
〉YLが0.8です。

〉YLは主観的なものなので、幅があってかまわないのですが、
〉私にはちょっと歯ごたえのある文章という感覚があります。

〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。
〉私自身感覚では、
〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉というような主観をもっています。

〉最初は、書評の修正で、酒井先生登録のものでも、
〉あらすじを書くついでにYLを自分の感覚で修正していましたが、
〉考えてみれば、それはちょっとまずいかもと思い、
〉今は、YL0.8のままにしてあります。

〉先日、ある方にこのシリーズの1冊のある部分を読んでいただいたら、
〉全然ぎくしゃくせずに読めるという感想をいただきました。
〉なので、人によって、読みやすさは違うということも実感しています。

〉このシリーズを読まれて、ご意見をお持ちの方がいらっしゃらば、
〉ご意見をお聞かせください。

〉ではでは


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[♪] 441. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: 成雄
投稿日: 2004/9/27(02:19)

------------------------------

こんばんは、しおさん。成雄です。

〉成雄さん、こんばんは。しおです。

〉成雄さんのRookie Read-About Scienceについての
〉問いかけを興味深く読みました。
〉「親子で100万語」でのYLについて触れておられたので、
〉私がYLをどのように考えたかについて書きます。

はい。ありがとうございます。

「親子で100万語」( p.18 ) に、
Rookie Read-About Science の "Recycle That!" (ISBN: 0516460331) の
一文が紹介されています。
Each material goes into its own bin.
そして
『資源ゴミを回収するとき、ビンはビン、カンはカンと素材別に分別す
るということなのですが、英語で言おうとすると、なかなかこのような
自然な表現は出てきません』と述べられています。

ORTもLLLも素晴らしいですが、
ほんと、このシリーズ本も、その内容と文章が驚きの連続で、
仮に500冊あったとしたら、500冊全部読んでみたくなる衝動にかられるくらい
好きです。
 

〉Rookie Read-About Scienceは、
〉確かに語数が少ないものは、YL1以下でも読めそうですね。

はい。
「あれ? この本はやさしく読めたな」と思うと、総語数が少ない本の場合が多かったです。

〉でも、成雄さんの指摘の通り、ちょっと歯ごたえのある、
〉文構造や専門用語でひっかかりそうな本も多いです。
〉個人的にはそう低いYLはつけられないな、という感じです。
〉総語数は多くて500語くらいまでだから、抵抗なくどんどん
〉飛ばして読めるタイプの方には「レベル2は高すぎでしょ?」
〉と思われるでしょう。
〉でも、このシリーズは、飛ばし読み向きではない(あるいは、
〉飛ばして読むのはもったいない)シリーズではないかな、
〉と私は思います。
〉そういう考えから、「親子100万語」では、
〉レベル2(YL2.0-3.0)としました。

はい。
いま、1冊、"Flies Are Fascinating" ( ISBN:051646020X  316語 ) を読んでみたのです。
そのなかで、拡大されたハエの写真、超拡大された眼の写真が載っていて、
Look closely at this fly's head.
It has huge eyes.
They are made up of many tiny lenses and are called compound eyes.
と見開きのページで説明されています。
この文だけではないのですが、
こういった感じの書き方が多いシリーズ本だと思います。
なので、
レベル2(YL2.0-3.0)というのには基本的に賛成です。
ただ、時系列の表現というか感情系の表現が少ないので、その分のやさしさを
配慮するかどうか、という感じです。
難しめの本も含めて私がYL1.5-2.5としたのはそういう点からでした。

〉成雄さんの投稿を読んで、もう少しレベルに幅をつけた登録をするか、
〉きめ細かな登録をするべきシリーズかなと思いました。
〉(これがなかなか難しいですが・・・)

「親子で100万語」本で、
『もっと大量にやさしい本を読みたい方へ』というパートで紹介されているように、
このシリーズの性格として、1冊だけ読むというような方は少ないと思います。
GR本のようにステップわけが無いので、仮にYL1-3とすると、
かえって設定がわかりにくくなりそうです。
YL1ぐらいと思える本もありますが、全体としては少し高めにしておけば、
学習者にシリーズ全体の位置づけがわかりやすいと私は思いました。

そういう意味で、このシリーズ本を読まれた方の感想を聞けたらと思いました。

〉YLはどうしても主観がはいりますが、できるだけ多くの方の
〉感じ方を集約していけたらいいなと思っています。
〉YLについて直接意見をきける機会が少ないので、今回の成雄さんの
〉投稿はとても参考になりました。

DahlやSacharを始め、この広場のYL設定についてのみなさんの会話が
「親子で100万語」本、「読書記録手帳」、に掲載されているYL評価・YL表に反映されています。
新書評システムがもっともっと使いやすくなって、より多くの多読学習者のYL感覚が
気軽に反映されたらと思います。

しおさん、お忙しいのにありがとうございました。

ではでは。


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447. Re: Rookie Read-About Science のYLは 0.8 あたりが妥当なのかな?

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/1(03:50)

------------------------------

遅いレスになりましたが、Julieです。

成雄さんもしおさんも私が多読をはじめたころに、
こんなふうになれたらいいなーってあこがれてた先輩なので、
一緒にYLの話をしちゃうだなんて、
私もタドキストになったもんだわ〜とドキドキしてますー。(*^.^*)

私は、このシリーズ、レベル1だとずっと思ってました。
(読書手帳がそうなっていたため)
でも、読んでいて、読みやすいのと読みにくいのがあるなーとは思ってました。
ですから、成雄さんの

〉私自身感覚では、
〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉というような主観をもっています。

総語数を目安にするのは、ものすごく納得です。
確かに500語以上のやつは、語彙レベルが高めで飛ばすのです。
ただ、2.5は上げすぎのような気もします(汗)。
Let's-Read-And-Find-Outシリーズより読みやすいと思うのです。
ああ、でも微妙かも(大汗)。

社会人で話をきいていると、
このシリーズは多読をはじめて上のレベルに挑戦中の頃の
心のオアシスだったという人と、
その頃はつまらなかったけど(内容的に大人なら知ってることなので)、
パンダ読みで読んだら英語で改めて知識を得る楽しみがあって面白い
という人と、二通り分かれるようです。

私は最近になって読み始めたので、
余計にやさしめに評価してしまうのかもしれません。
私の主観では、こんな感じです。

1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、←同感
1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜1.8ぐらい)、
1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.0ぐらい)、

レベルをあげすぎちゃって、心のオアシス派の人が
遠のいてしまうと、ちょっと残念。
お話よりもノンフィクションが好きな人には
すっごく好かれている印象があります。

〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。

そうだったんですか…。
子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。

いろんな方の意見をおききしたいです。
(akoさんもがんばらずにがんばってね〜)
成雄さん、呼んで頂いてありがとうございました。


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448. Re: 読書手帳では、確かにYL1.0-1.4 となっています…

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/2(13:30)

------------------------------

こんにちは、Julieさん。成雄です。

〉遅いレスになりましたが、Julieです。

快諾していただき、ありがとうございます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-bookclub&c=e&id=685]

〉成雄さんもしおさんも私が多読をはじめたころに、
〉こんなふうになれたらいいなーってあこがれてた先輩なので、
〉一緒にYLの話をしちゃうだなんて、
〉私もタドキストになったもんだわ〜とドキドキしてますー。(*^.^*)

予想外の、身に余るお言葉をいただき恐縮しています。
こちらこそ、お手柔らかにお願いしますね。

〉私は、このシリーズ、レベル1だとずっと思ってました。
〉(読書手帳がそうなっていたため)

そうですねぇ〜。確かに、書いてありますねぇ〜 (^_^;)
読書手帳の後ろの方に資料が載っていて、私の持っているものだと、
『SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介』(古川さん、2004.3.15 Ver. 3.18)という版で
レベル1のなかに、YL1.0-1.4として、「レベル2以上の人がパンダ読みするのに適している」と
案内されています。

この資料は、以前に読んでいました。(表そのものはコピーしていつも持っています。)
その記憶があったから、1冊適当に選んで、読んでみました。
CER1がYL1.4-1.6なので、気軽に楽しく読めると思ったら、大間違いでした(笑)

その時以来、このYL評価を忘れてしまいました。後回し原則の採用です。
最近読んで、
「親子で100万語」本のYL2〜3を見て、「そうだよなぁ〜」と思った次第です。
そうしたら、書評システムに、酒井先生の名前で大量に書籍登録がされだして、
YLがすべて0.8(とりあえずの評価だと教えてもらいましたけれど)となっていたので、
影響力を考え、質問投稿へと…。

〉でも、読んでいて、読みやすいのと読みにくいのがあるなーとは思ってました。
〉ですから、成雄さんの

〉〉私自身感覚では、
〉〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、
〉〉というような主観をもっています。

〉総語数を目安にするのは、ものすごく納得です。
〉確かに500語以上のやつは、語彙レベルが高めで飛ばすのです。
〉ただ、2.5は上げすぎのような気もします(汗)。

総語数を目安にできたのは、Julieさんをはじめ、裏表紙に総語数を記入された方々のおかげです。
ありがとうございます。

必ずしも、総語数だけを参考にして、ぴったり区分けできないのですが、
大まかな感覚がわかればいいかなぁと。

YL2.5としたのは、PGR2が、YL2.2-2.6とされているからです。
本を読んでいて、ポイントとなる文は固有の難しい言葉や、専門用語みたいなものが
出てきて、しかもその言葉の理解を前提としてさらに次の文が続くみたいな感じがするんです。
総語数が少ないので、流れで理解できにくい。写真で理解できる場合とできない場合がある。
ただ、何冊も読んでいると、同じ難しい言葉に出会うことがあり、それで理解できるという
こともありました。どの程度、適当に読むのかにもよるでしょうね。
YL1.5としたのは、飛ばし読みということで、2.5-1=1.5。

〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズより読みやすいと思うのです。
〉ああ、でも微妙かも(大汗)。

う〜ん(冷汗)
私の場合、単に事実経過・説明の本が読みにくいと言えるからなぁ。
Let's-Read-And-Find-Outシリーズも、幅があると思いました。

書評システムで検索したら、
現在、ノンフィクションの登録は619件(うち、マグカップの件が1件入ってます)でした。
Let'S-Read-And-Find-Out Science のStage1は、YL0.5というのが多そうですが、
6冊読んだ感覚は、YL0.5ではきついんじゃないかなぁって思いました。
akoさんに紹介した、"Animals in Winter" が読みやすくて、YL1くらいではないかと、感覚です。
この手の内容と話は、絵本でたくさんあるので、読み慣れているというのもあったし。
"Is There Life In Outer Space?"(書評ではYL2.5) は、手書きの文字が読みにくくて、
太陽系の説明などもあり、YL2.5-3.0 Stage1ですけどね (>_<)

あと、
DK ELT Graded Readers Elementary A シリーズ。
これは、Rookie と同じような科学系で、4〜5冊読んでいますが、YL2くらいだと思いました。
文章が多い方が、飛ばしても読めるので、Rookie より、とっつきやすかった。
というか、Rookie シリーズを読んでいたから、すんなり読めたのかも。

DK ELT Graded Readers Elementary B シリーズ。
"Dangerous Plants" は、Rookieのなかにある1冊、"Plants that Eat Animals" の
内容を詳しく説明したもの。YL2.6くらい。
(OBW2, CER2が、YL2.6-2.8となっていたから。)
と、思っていたら、なんと!
DKG3としてGR一覧表に含まれていて、YL2.6-2.8になっているじゃないですか!
おおぉ。私の感覚もまんざらでもないじゃないかと、大喜びの瞬間でした(笑)
ちなみに
DK ELT Graded Readers Elementary A も
DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!

まぁ、冷静に考えれば、GRだから、
そもそもイギリスの出版社だって、そういう風に意識して編集しているんでしょうけれど。

〉社会人で話をきいていると、
〉このシリーズは多読をはじめて上のレベルに挑戦中の頃の
〉心のオアシスだったという人と、
〉その頃はつまらなかったけど(内容的に大人なら知ってることなので)、
〉パンダ読みで読んだら英語で改めて知識を得る楽しみがあって面白い
〉という人と、二通り分かれるようです。

私は、文章の書き方、単語の使い方で、とてもためになっているし、
内容的に知らないことも結構ありましたよ。
逆にそれで、知らない・見たことない → 難しいということかも。

〉私は最近になって読み始めたので、
〉余計にやさしめに評価してしまうのかもしれません。
〉私の主観では、こんな感じです。

〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、←同感
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜1.8ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.0ぐらい)、

〉レベルをあげすぎちゃって、心のオアシス派の人が
〉遠のいてしまうと、ちょっと残念。
〉お話よりもノンフィクションが好きな人には
〉すっごく好かれている印象があります。

ふむふむ。なるほど。
OBW1くらいと考えれば、YL2.0-2.2ですし、OFF1くらいと考えれば、YL1.8-2.0です。
なので、OFF1と比べるてみるというのが、この会話を深めそうです。
OFF1くらいなのか、それより難しいか。
語数的には、OFF1は(3,000-3,400)です。

Julieさんも、4-500語の本であっても、3,000語の本と同等な感じであると。
この情報を知っているだけで、
『単に「総語数が少ないからやさしい本」ということではなさそうだ』という
シグナルにはなりますよね。

あと、
ジャンルのわけ方なんですが、
ノンフィクション、フィクションとわけていても、
歴史・伝記なんかだと、お話の場合もあります。
最近読んだSIR4 (旧3)YL1.4-1.8の
"Helen Keller : Courage in the Dark" は、とっても読みやすかったです。
なので、
ノンフィクションだから読みにくいというわけではないと思うんです。

akoさんが言われていますけれど、[url:kb:445]

成雄 〉〉『誰と誰が朝食をとって、ピクニックに行こうとしています。母親が…』
成雄 〉〉というような物語系の流れと違う、と私は思います。

ako 〉間違いなく違いますね。
ako 〉物語は、幹の部分と、枝の部分で、軽重がありますが、
ako 〉ノンフィクションは、説明全体が同等の情報であるように思います。

成雄 〉〉すでに書いたように、科学系や文化(宗教)系の絵本であっても、
成雄 〉〉物語のように書かれている本も多いです。
成雄 〉〉対象分野で文体が変化するのではなく、編集方針で違ってくるのだと思います。

ako 〉ロッキー…じゃなくてルーキーリーダーは、これじゃないんですね?
ako 〉だとしたら他は知りません。今後、開拓されたら教えてくださいね。

#Julieさん、他にもあったら、または心のオアシス派の方のお薦めの本を教えて下さいね。

とてもうまい表現だと思うのですが、
「説明全体が同等の情報である」という感じ。
しおさんも、飛ばし読みではもったいない、向かないといわれているようなポイント。
情報が欠けることによって、理解度がかなり低下していく。
そういう読みにくさと言えるかもしれません。

〉〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。

〉そうだったんですか…。
〉子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。

大人が読んでもきつかったです (>_<)
でも、もうひとつの印籠(御触書)では、YL1.0-1.4というのですから、面白いです。

それと、
『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

〉いろんな方の意見をおききしたいです。
〉(akoさんもがんばらずにがんばってね〜)
〉成雄さん、呼んで頂いてありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。


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456. Re: 読書手帳では、確かにYL1.0-1.4 となっています…

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/4(16:25)

------------------------------

成雄さん、こんにちは。Julie です。

古川さんが、読みやすさレベルについての解説をしてくださって、
タイムリーですね。(^.^)

いろいろ考えたのですが、
レベルを下につけて初心者の人に手にとってもらうより、
読んでショックを受けないために上につけたほうがいいかもしれない
と思うようになりました。

これムズカシイよーっていう正直な声がいっぱいあるほうが
いいですよね。

〉読書手帳の後ろの方に資料が載っていて、私の持っているものだと、
〉『SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介』(古川さん、2004.3.15 Ver. 3.18)という版で
〉レベル1のなかに、YL1.0-1.4として、「レベル2以上の人がパンダ読みするのに適している」と
〉案内されています。

〉この資料は、以前に読んでいました。(表そのものはコピーしていつも持っています。)
〉その記憶があったから、1冊適当に選んで、読んでみました。
〉CER1がYL1.4-1.6なので、気軽に楽しく読めると思ったら、大間違いでした(笑)

私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)

〉その時以来、このYL評価を忘れてしまいました。後回し原則の採用です。

おなじく〜。

〉最近読んで、
〉「親子で100万語」本のYL2〜3を見て、「そうだよなぁ〜」と思った次第です。
〉そうしたら、書評システムに、酒井先生の名前で大量に書籍登録がされだして、
〉YLがすべて0.8(とりあえずの評価だと教えてもらいましたけれど)となっていたので、
〉影響力を考え、質問投稿へと…。

そうそう、酒井先生があんなに大量に登録するなんて
影武者(学生さん)を使ってるに違いない(笑)。
影響力があるというのは、よくわかります。

最初から全部自分で登録するより気軽になったので、
影武者の方、たくさん登録してくれてありがとうございます。
修正を入れたりするけど、お互い協力していきましょうね〜。

〉必ずしも、総語数だけを参考にして、ぴったり区分けできないのですが、
〉大まかな感覚がわかればいいかなぁと。

同感です。

〉YL2.5としたのは、PGR2が、YL2.2-2.6とされているからです。
〉本を読んでいて、ポイントとなる文は固有の難しい言葉や、専門用語みたいなものが
〉出てきて、しかもその言葉の理解を前提としてさらに次の文が続くみたいな感じがするんです。
〉総語数が少ないので、流れで理解できにくい。写真で理解できる場合とできない場合がある。

そうそう! 短いからかえって一語がわからないときのダメージが大きい。
写真もなにがいいたいのかわからない場合がある。

〉ただ、何冊も読んでいると、同じ難しい言葉に出会うことがあり、それで理解できるという
〉こともありました。どの程度、適当に読むのかにもよるでしょうね。
〉YL1.5としたのは、飛ばし読みということで、2.5-1=1.5。

なるほどー。

〉〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズより読みやすいと思うのです。
〉〉ああ、でも微妙かも(大汗)。

〉う〜ん(冷汗)
〉私の場合、単に事実経過・説明の本が読みにくいと言えるからなぁ。

同じですー。
事実経過・説明の本は、プラス1くらいに感じます。
そのレベルを通りすぎて後から振りかえると、
妥当なレベルだったか、と思うのですが。

〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズも、幅があると思いました。

同感。

〉書評システムで検索したら、
〉現在、ノンフィクションの登録は619件(うち、マグカップの件が1件入ってます)でした。
〉Let'S-Read-And-Find-Out Science のStage1は、YL0.5というのが多そうですが、
〉6冊読んだ感覚は、YL0.5ではきついんじゃないかなぁって思いました。

旧書評システムだと、レベル0、レベル1 に評価されていたのが、
新システムに移行する際に、レベル0.5、レベル1.5 になってしまったようです。
レベル0でも、レベル0の後半だと思います。
気がついたときに、幅を持たせた値にどんどん修正しないといけないですねえ。
(ああ、気が遠くなってきた・・)

〉akoさんに紹介した、"Animals in Winter" が読みやすくて、YL1くらいではないかと、感覚です。
〉この手の内容と話は、絵本でたくさんあるので、読み慣れているというのもあったし。
〉"Is There Life In Outer Space?"(書評ではYL2.5) は、手書きの文字が読みにくくて、
〉太陽系の説明などもあり、YL2.5-3.0 Stage1ですけどね (>_<)

〉あと、
〉DK ELT Graded Readers Elementary A シリーズ。
〉これは、Rookie と同じような科学系で、4〜5冊読んでいますが、YL2くらいだと思いました。
〉文章が多い方が、飛ばしても読めるので、Rookie より、とっつきやすかった。
〉というか、Rookie シリーズを読んでいたから、すんなり読めたのかも。

〉DK ELT Graded Readers Elementary B シリーズ。
〉"Dangerous Plants" は、Rookieのなかにある1冊、"Plants that Eat Animals" の
〉内容を詳しく説明したもの。YL2.6くらい。
〉(OBW2, CER2が、YL2.6-2.8となっていたから。)
〉と、思っていたら、なんと!
〉DKG3としてGR一覧表に含まれていて、YL2.6-2.8になっているじゃないですか!
〉おおぉ。私の感覚もまんざらでもないじゃないかと、大喜びの瞬間でした(笑)
〉ちなみに
〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!

やったぁ〜!
このシリーズは読んでないのです。すみません。

〉まぁ、冷静に考えれば、GRだから、
〉そもそもイギリスの出版社だって、そういう風に意識して編集しているんでしょうけれど。

〉OBW1くらいと考えれば、YL2.0-2.2ですし、OFF1くらいと考えれば、YL1.8-2.0です。
〉なので、OFF1と比べるてみるというのが、この会話を深めそうです。
〉OFF1くらいなのか、それより難しいか。
〉語数的には、OFF1は(3,000-3,400)です。

たしかに。GR と比較するのがいいですね。
私は OFF1 も読みにくくて、OBW2 くらいになってから
おそるおそる読んだんですよー。

〉Julieさんも、4-500語の本であっても、3,000語の本と同等な感じであると。
〉この情報を知っているだけで、
〉『単に「総語数が少ないからやさしい本」ということではなさそうだ』という
〉シグナルにはなりますよね。

〉あと、
〉ジャンルのわけ方なんですが、
〉ノンフィクション、フィクションとわけていても、
〉歴史・伝記なんかだと、お話の場合もあります。
〉最近読んだSIR4 (旧3)YL1.4-1.8の
〉"Helen Keller : Courage in the Dark" は、とっても読みやすかったです。
〉なので、
〉ノンフィクションだから読みにくいというわけではないと思うんです。

はい。お話じたてかどうか、ということだと思います。
OFF1 のダイアナは、週刊誌じたてで、楽しめましたもん。

〉#Julieさん、他にもあったら、または心のオアシス派の方のお薦めの本を教えて下さいね。

Rookie の中では、
Rookie-Read-About Health (Hearing, Listening,..)
が一番よみやすかったです。
Rookie-Read-About Holidays
も読みやすい。
Rookie-Read-About Science の中でも、
Round and Round とか、Back and Forth とか、
日常生活と理科をむすびつけるような話は読みやすかった。

〉とてもうまい表現だと思うのですが、
〉「説明全体が同等の情報である」という感じ。
〉しおさんも、飛ばし読みではもったいない、向かないといわれているようなポイント。
〉情報が欠けることによって、理解度がかなり低下していく。
〉そういう読みにくさと言えるかもしれません。

ちょっきんしましたが、これは、本当ですね。

〉〉〉水戸黄門の印籠ではありませんが、
〉〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。

〉〉そうだったんですか…。
〉〉子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。

〉大人が読んでもきつかったです (>_<)

正直だー。(^.^)
こういう正直な意見をあつめたのが読みやすさレベルだと思うから、
こういう意見こそ大切にしないといけないですよね。

〉でも、もうひとつの印籠(御触書)では、YL1.0-1.4というのですから、面白いです。

〉それと、
〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

編集はたいへんだったと思いますが、
おかげでいい指南書ができましたよね。

さて、成雄さんがおっしゃっていた、

1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、

この目安に加えて、かなり固く見慣れない語が多いものは、

1冊300語以下 (YL0.8〜1.5ぐらい)、
1冊400語あたり(YL1.0〜2.5ぐらい)、
1冊500語以上 (YL1.5〜3.0ぐらい)、

と幅を広げてしまうのはどうでしょう?

長文になりました。おつきあいありがとうございました。


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457. Re: YL評価と、YL表の評価の違い

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/5(07:41)

------------------------------

Julie さんこんにちは、成雄です。

〉成雄さん、こんにちは。Julie です。

〉古川さんが、読みやすさレベルについての解説をしてくださって、
〉タイムリーですね。(^.^)

はい、そのとおりです。

〉いろいろ考えたのですが、
〉レベルを下につけて初心者の人に手にとってもらうより、
〉読んでショックを受けないために上につけたほうがいいかもしれない
〉と思うようになりました。

〉これムズカシイよーっていう正直な声がいっぱいあるほうが
〉いいですよね。

はい、そう思います。そのとおり!
逆に、「簡単、簡単」という声もあっていいと思います。

で、Julie さんの意見に大賛成なうえで、
「YL評価する」ことと、「YL表を評価する」ことをわけて考えるというのはどうでしょうか。
Julie さんの投稿を読ませていただいて感じた、ポイントを整理しながら書きますね。

ここのところを読むと、「JulieさんがYL評価すること」と、「古川さんのYL評価」、
それと、「子供向けGR・児童書のYL表」が混ざっているように読めるんです。
#違っていたら、ごめんなさい。怒ってください。

〉〉読書手帳の後ろの方に資料が載っていて、私の持っているものだと、
〉〉『SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介』(古川さん、2004.3.15 Ver. 3.18)という版で
〉〉レベル1のなかに、YL1.0-1.4として、「レベル2以上の人がパンダ読みするのに適している」と
〉〉案内されています。

〉〉この資料は、以前に読んでいました。(表そのものはコピーしていつも持っています。)
〉〉その記憶があったから、1冊適当に選んで、読んでみました。
〉〉CER1がYL1.4-1.6なので、気軽に楽しく読めると思ったら、大間違いでした(笑)

私の認識では、この紹介文は、『YL表に載っていないものも、古川さんのYL評価ということで、
載せている』と思うんです。

Rookie Read-About シリーズは、YL表(親子本の最後のページの薄青色の表)に載っていません。
「親子で100万語」本に載っているRookieのYL評価も著者たちの判断であって、
仮にRookie をYL表に載せるとするなら、YL判定委員会で決定されると思うんです。

そもそも、YL判定委員会というのがあるということを「親子で100万語」p.201を読んで、
私は初めて知りました。

だから、SSSを代表する人たちであっても、RookieのYL評価が違うことは不思議ではないんです。
それぞれ、得意分野・好きな分野が誰にでもあるでしょう。
それを摺り合わせて、結果として、数値はもとより、YL表に載せる・載せないも含めて、
YL表を見直していると思うんです。

具体的なことを示せば、
この広場で、語られたDahlがそうです。
2003/11/06版では、Magic Finger / Esio Trot / Enormous Crocodile / が
YL2.2-2.6に位置しています。
それが、
2004年4月版では、
Enormous Crocodile が、YL2.0へ
Magic Finger / Esio Trot / The Giraffe and the Pelly and Me / Fantastic Mr. Fox /
これが、YL3.0-3.6へ上がっています。

これらについては、
#250. 中間報告 修正案つくりました (2003/12/8) [url:kb:250]
これを読めば、よくわかります。
これなどは、議事録のような感じで、いろいろな意見をどう集約していったか、
誰にでも公開されているいい例です。

この結果を参考にして、YL判定委員会というところで、摺り合わされ、
2004年4月版に反映されたということだと思うんです。

〉私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
〉あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
〉もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
〉(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)

なるほど〜。
最初からそう言ってくれればいいのに (^_^)

書評システムの検索結果を書きましたが、
ノンフィクションとして登録されている件数は、全登録数の約10%程度です。
ノンフィクション系の英語の本が日本に少ないのかもしれませんが、
多読学習者が目にする本は、圧倒的にお話系ということになるでしょう。
学習・勉強ではなく、楽しく面白さで読むわけですから、どうしてもお話系が多くなると思います。
Julie さんのYL評価もノンフィクションは高くなると。
てっきり、Julie さんは、ノンフィクション(Informational)が読みやすいのかと、
思いましたよ。
だから、お薦めの本があれば紹介して欲しかったんです(笑)

〉〉その時以来、このYL評価を忘れてしまいました。後回し原則の採用です。

〉おなじく〜。

アハハ。

〉〉最近読んで、
〉〉「親子で100万語」本のYL2〜3を見て、「そうだよなぁ〜」と思った次第です。
〉〉そうしたら、書評システムに、酒井先生の名前で大量に書籍登録がされだして、
〉〉YLがすべて0.8(とりあえずの評価だと教えてもらいましたけれど)となっていたので、
〉〉影響力を考え、質問投稿へと…。

〉そうそう、酒井先生があんなに大量に登録するなんて
〉影武者(学生さん)を使ってるに違いない(笑)。
〉影響力があるというのは、よくわかります。

ですよね。
酒井先生のYL評価を変更できないですよね。いくつかしてしまいました (^_^;)
これは、書評システムに関わることなんですが、
以前、古川さんと掲示板で会話した時、こういうことがありました。

例えば、Step Into Reading シリーズの本を新規に書籍登録しようとします。
シリーズから、SIRを選択します。
すると、YLが自動的に入力されているんです(いまは、また調子が悪く、うまくそうなって
いないかもしれないですが)。
これに対して、自動表示されたYLじゃなければいけないのか、自分のYL感覚ではいけないのか
質問したんです。
答えは、「あなたのYL評価を優先して下さい」ということでした。

つまり、書評システムに表示されているYLと、
SSSが公開しているYLが一致しない場合があるということです。
それでかまわないということだと思うんです。
SSSのYLはYL表として発表しているものです。

それをわかったうえで、あえて質問したのは、酒井先生の名前の登録だったからです。
他の方なら、別にその方のYL評価なんだから、それでいいと思います。
 

〉最初から全部自分で登録するより気軽になったので、
〉影武者の方、たくさん登録してくれてありがとうございます。
〉修正を入れたりするけど、お互い協力していきましょうね〜。

この地道な入力作業に、頭がさがりますよね。
大変役立っています。

〉〉必ずしも、総語数だけを参考にして、ぴったり区分けできないのですが、
〉〉大まかな感覚がわかればいいかなぁと。

〉同感です。

〉〉YL2.5としたのは、PGR2が、YL2.2-2.6とされているからです。
〉〉本を読んでいて、ポイントとなる文は固有の難しい言葉や、専門用語みたいなものが
〉〉出てきて、しかもその言葉の理解を前提としてさらに次の文が続くみたいな感じがするんです。
〉〉総語数が少ないので、流れで理解できにくい。写真で理解できる場合とできない場合がある。

〉そうそう! 短いからかえって一語がわからないときのダメージが大きい。
〉写真もなにがいいたいのかわからない場合がある。

でしょうぉ〜。

〉〉ただ、何冊も読んでいると、同じ難しい言葉に出会うことがあり、それで理解できるという
〉〉こともありました。どの程度、適当に読むのかにもよるでしょうね。
〉〉YL1.5としたのは、飛ばし読みということで、2.5-1=1.5。

〉なるほどー。

これは、私の場合のYL評価の出し方ですから、人によって違うと思います。

〉〉〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズより読みやすいと思うのです。
〉〉〉ああ、でも微妙かも(大汗)。

〉〉う〜ん(冷汗)
〉〉私の場合、単に事実経過・説明の本が読みにくいと言えるからなぁ。

〉同じですー。
〉事実経過・説明の本は、プラス1くらいに感じます。
〉そのレベルを通りすぎて後から振りかえると、
〉妥当なレベルだったか、と思うのですが。

そう!
これこれ!
これが、「YL評価」と、「YL表の評価」ということです。

〉〉Let's-Read-And-Find-Outシリーズも、幅があると思いました。

〉同感。

〉〉書評システムで検索したら、
〉〉現在、ノンフィクションの登録は619件(うち、マグカップの件が1件入ってます)でした。
〉〉Let'S-Read-And-Find-Out Science のStage1は、YL0.5というのが多そうですが、
〉〉6冊読んだ感覚は、YL0.5ではきついんじゃないかなぁって思いました。

〉旧書評システムだと、レベル0、レベル1 に評価されていたのが、
〉新システムに移行する際に、レベル0.5、レベル1.5 になってしまったようです。
〉レベル0でも、レベル0の後半だと思います。
〉気がついたときに、幅を持たせた値にどんどん修正しないといけないですねえ。
〉(ああ、気が遠くなってきた・・)

この↓気持ちで行きましょうよ。
コンプリートしたい病にかかりますよ (笑)
--------------------------------------------

〉それから老婆心ながら、ヘンな語数表をつくると
〉コンプリートしたい病にかかります。(全冊読むぞーというやつです。)
〉多読歴の長い方なら、持病の癪のひとつやふたつお持ちでも
〉ちっともかまわないのですが(笑)
〉はじめたばかりの人は、「つまらなければやめる」を大事にして
〉豪快に投げ飛ばしてください(笑)。

---------------------------------------------
 
話を続けます。

〉〉DK ELT Graded Readers Elementary B シリーズ。

〉〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!

〉やったぁ〜!
〉このシリーズは読んでないのです。すみません。

読みにくいだろうという感覚を持っているからでしょうね(笑)
そういうことを知らずにズラズラと書いて、こちらこそ、すみませんでした。

〉〉OBW1くらいと考えれば、YL2.0-2.2ですし、OFF1くらいと考えれば、YL1.8-2.0です。
〉〉なので、OFF1と比べるてみるというのが、この会話を深めそうです。
〉〉OFF1くらいなのか、それより難しいか。
〉〉語数的には、OFF1は(3,000-3,400)です。

〉たしかに。GR と比較するのがいいですね。

これがお互いの話が一番通じやすいような気がします。
YL表に載っているのは、OFFのほかにあるのは、DKGだけですよね?

〉私は OFF1 も読みにくくて、OBW2 くらいになってから
〉おそるおそる読んだんですよー。

OFF1で、楽しく読めたのは、もちろん、Tim Vicary!
Kings and Queens of Britain
私もかなり、たくさん本を読んでから、OFF1を読みました。プラス1〜2くらいかな。
これが、私のOFFのYL表の評価です。もちろん本をどんどん読めば、また変化するでしょうけれど。

多読開始して、少ししか経っていないと、本を読んでいても説明調の文が続くと、
和訳したくなるんです。頭で、事実を構築していかないと、先に進めないから。
すると、事実を理解するために、どうしても、英語がイメージとして浮かんでこなくて、
日本語がたくさん浮かんでくる。お話と違って、場面が浮かばない。私の場合です。

ある程度たくさん読まないと、自分自身のYL感覚ってつかみにくいかも。
だから、パンダ読みが薦められていて、自分のなかで、「差」を実感するんだと思うんです。
それが、少し形作られてくると、YL表の読み方が出てくるかもしれませんね。
これは、児童書でも一緒だと思います。
絶対値ではなく、相対値ですから、
「私はファンタジーが好きだから、そういうのなら、マイナス1」とか。
自分のモノサシが確立していくみたいな。
それが感覚として、つかめれば、
「○○の本は、だいたいプラス1の感覚で読んでいるから、△△の本もそれくらいじゃないとおかしい」とか、
そういう自分のYL評価のモノサシがあって、それから、YL表を評価していく(実際には
相互作用でしょうけれど)。
何が読みやすいかは、実際に読んでみないことにはわからないですから。
Julie さんも、実際には自分のYL評価があったわけで、
そのうえで、今回RookieのYLについて教えていただいたのですが、
OFF1をプラス1に考えている方が多ければ、それは、数値の変更もあるかもしれませんね。
#たぶん、いま掲載されているものは、変化しないかな。語彙レベルとかはっきりしてるんだろうし。
#まぁ、OFFなど、備考あたりに付加情報が載る程度かな。

〉〉あと、
〉〉ジャンルのわけ方なんですが、
〉〉ノンフィクション、フィクションとわけていても、
〉〉歴史・伝記なんかだと、お話の場合もあります。
〉〉最近読んだSIR4 (旧3)YL1.4-1.8の
〉〉"Helen Keller : Courage in the Dark" は、とっても読みやすかったです。
〉〉なので、
〉〉ノンフィクションだから読みにくいというわけではないと思うんです。

〉はい。お話じたてかどうか、ということだと思います。
〉OFF1 のダイアナは、週刊誌じたてで、楽しめましたもん。

Scholastic社で、Rookieの語数を調べた時
Genre Type: Informational, Series
というのが、2行目にありました。
ノンフィクションの場合、こういう情報を加えてもらえると、いいと思います。
お話とは違うというのがわかっていいです。

〉〉#Julieさん、他にもあったら、または心のオアシス派の方のお薦めの本を教えて下さいね。

〉Rookie の中では、
〉Rookie-Read-About Health (Hearing, Listening,..)
〉が一番よみやすかったです。
〉Rookie-Read-About Holidays
〉も読みやすい。
〉Rookie-Read-About Science の中でも、
〉Round and Round とか、Back and Forth とか、
〉日常生活と理科をむすびつけるような話は読みやすかった。

教えていただきありがとうございます。
Health, Holidays 共に、お話じたてにしやすいですよね。
そうすると、イメージしやすいんです。
例えば、Bones /SIR2, (旧1) なんかでも、骨についてすごく面白く説明してくれてます。

〉〉〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。

〉〉〉そうだったんですか…。
〉〉〉子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。

〉〉大人が読んでもきつかったです (>_<)

〉正直だー。(^.^)
〉こういう正直な意見をあつめたのが読みやすさレベルだと思うから、
〉こういう意見こそ大切にしないといけないですよね。

だと思います。これはYL評価です。
例えば、これをYL表のなかにどうはめ込むか、というのは、YL表の評価になり、
繰り返しになりますが、OFF1より読みやすいのか、読みにくいのかとか、あたりの会話に
なるのではないかと…。

〉〉でも、もうひとつの印籠(御触書)では、YL1.0-1.4というのですから、面白いです。

〉〉それと、
〉〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

〉編集はたいへんだったと思いますが、
〉おかげでいい指南書ができましたよね。

もっと、この本を活用された方がいいと思います。ガイドとしてはもちろん、
例えば、
書評を書きたいと思ったら、この本で、書かれている書評と自分の書いたものを比べてみると、
自分の個性がわかると思うし。この書評を読むと、リズムというか、統一感というものを
すごく感じました。なので、自分の書き方との違いなんかはよくわかると思います。

〉さて、成雄さんがおっしゃっていた、

〉1冊300語以下だと、かなりやさしい(YL0.8〜1.0ぐらい)、
〉1冊400語あたりだと、ちょっと固い(YL1.0〜2.0ぐらい)、
〉1冊500語以上あると、かなり固い(YL1.5〜2.5ぐらい)、

〉この目安に加えて、かなり固く見慣れない語が多いものは、

〉1冊300語以下 (YL0.8〜1.5ぐらい)、
〉1冊400語あたり(YL1.0〜2.5ぐらい)、
〉1冊500語以上 (YL1.5〜3.0ぐらい)、

〉と幅を広げてしまうのはどうでしょう?

しおさんに近づきましたね(笑)

DK ELT Graded Readers Elementary A シリーズが、YL2.0-2.2なんです。
#全然知らなかったです。DKG1がAだなんて…。確かにちゃんと書いてあるんですが…。

なので、YL表との関連で言うと、どちらかというと、
私は、Julie さんが最初に言われたほうに近づいているのです。
OFF1をまた読んで考えてみたいと思います。

〉長文になりました。おつきあいありがとうございました。

これも長文になってしまいました。
どもども。


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458. 自分の主観のYL評価と、みんなのYL表

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/6(00:36)

------------------------------

成雄さん、こんばんは。Julie です。

YLなんて自分の感覚で主観でやるっきゃないという部分と、
各自の主観を合わせたところで大筋の合意をつくって
みんなのYL表にしていきたいよね、
と受け止めたのですが、あってるでしょうか。(^.^)

〉〉これムズカシイよーっていう正直な声がいっぱいあるほうが
〉〉いいですよね。

〉はい、そう思います。そのとおり!
〉逆に、「簡単、簡単」という声もあっていいと思います。

そうですよねー。
声の大きい人の意見がとおってしまうのも変ですものね。

以下、大幅にちょっきんしながら書きます(ごめんなさい)


〉Rookie Read-About シリーズは、YL表(親子本の最後のページの薄青色の表)に載っていません。
〉「親子で100万語」本に載っているRookieのYL評価も著者たちの判断であって、
〉仮にRookie をYL表に載せるとするなら、YL判定委員会で決定されると思うんです。

〉そもそも、YL判定委員会というのがあるということを「親子で100万語」p.201を読んで、
〉私は初めて知りました。

私も初めて知りました。本当だ、書いてある・・。
年に一回タドキスト大会の頃に、見なおすんでしょうね、きっと。
成雄さんが例に挙げてくださった Darl も、
去年のタドキスト大会前後でしたし。
想像ですが、取りまとめをしてくださった方たちを
YL判定委員会と呼んでいて、おそらく年に一度結成される
流動的ボランティアなのでしょうね。

〉だから、SSSを代表する人たちであっても、RookieのYL評価が違うことは不思議ではないんです。
〉それぞれ、得意分野・好きな分野が誰にでもあるでしょう。
〉それを摺り合わせて、結果として、数値はもとより、YL表に載せる・載せないも含めて、
〉YL表を見直していると思うんです。

大賛成です!
簡単と思った人は、「簡単」っていっていいんだよー。
(と、だれにむかって言ってるんだか)

〉〉私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
〉〉あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
〉〉もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
〉〉(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)

〉なるほど〜。
〉最初からそう言ってくれればいいのに (^_^)

うーん・・。
大人の常識で読めるところもあるので、
多読はじめたばかりの頃に、
ぶっとんだ話にはついていけないけど、これなら読める♪
という方も多いんですよ〜。
はじめたばかりの自分に読めるのだから簡単だと思うけど、
1か2か1.5か選べといわれると困る、
だからYLの討議には参加しにくい、
そういう気持ちも考えると、発言に慎重になっていました。(^^;)

でもね、結局、私の主観でしか語れないし、
各自の主観をもちよって擦り合わせることでしか
YL表はできないんですよねー。

〉書評システムの検索結果を書きましたが、
〉ノンフィクションとして登録されている件数は、全登録数の約10%程度です。
〉ノンフィクション系の英語の本が日本に少ないのかもしれませんが、
〉多読学習者が目にする本は、圧倒的にお話系ということになるでしょう。
〉学習・勉強ではなく、楽しく面白さで読むわけですから、どうしてもお話系が多くなると思います。

はい。そこに加えて、ブッククラブ派はノンフィクションも読めるけど、
購買派は値段が高くて入手しにくい、ということもあると思います。

〉Julie さんのYL評価もノンフィクションは高くなると。
〉てっきり、Julie さんは、ノンフィクション(Informational)が読みやすいのかと、
〉思いましたよ。
〉だから、お薦めの本があれば紹介して欲しかったんです(笑)

最近は面白いと思うのですが、やっぱりお話系のほうが好き。(笑)

〉酒井先生のYL評価を変更できないですよね。いくつかしてしまいました (^_^;)

じゃんじゃんしていいと思います!(^^;)

〉これは、書評システムに関わることなんですが、
〉以前、古川さんと掲示板で会話した時、こういうことがありました。

〉例えば、Step Into Reading シリーズの本を新規に書籍登録しようとします。
〉シリーズから、SIRを選択します。
〉すると、YLが自動的に入力されているんです(いまは、また調子が悪く、うまくそうなって
〉いないかもしれないですが)。
〉これに対して、自動表示されたYLじゃなければいけないのか、自分のYL感覚ではいけないのか
〉質問したんです。
〉答えは、「あなたのYL評価を優先して下さい」ということでした。

これはそのとおりだと思います。
英語圏の子供向けに書かれた本が、
日本人にとって同じ読みやすさのはずがないっ!
同じSIR1でも、本によって微妙に差がある!

〉つまり、書評システムに表示されているYLと、
〉SSSが公開しているYLが一致しない場合があるということです。
〉それでかまわないということだと思うんです。
〉SSSのYLはYL表として発表しているものです。

〉それをわかったうえで、あえて質問したのは、酒井先生の名前の登録だったからです。
〉他の方なら、別にその方のYL評価なんだから、それでいいと思います。

なるほどー。


〉〉気がついたときに、幅を持たせた値にどんどん修正しないといけないですねえ。
〉〉(ああ、気が遠くなってきた・・)

〉この↓気持ちで行きましょうよ。
〉コンプリートしたい病にかかりますよ (笑)
〉--------------------------------------------

〉〉それから老婆心ながら、ヘンな語数表をつくると
〉〉コンプリートしたい病にかかります。(全冊読むぞーというやつです。)
〉〉多読歴の長い方なら、持病の癪のひとつやふたつお持ちでも
〉〉ちっともかまわないのですが(笑)
〉〉はじめたばかりの人は、「つまらなければやめる」を大事にして
〉〉豪快に投げ飛ばしてください(笑)。

〉---------------------------------------------

これは一本とられましたね。(^_^)
おたがい持病の癪もち、ということで(笑)


〉〉〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉〉〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!
〉〉やったぁ〜!
〉〉このシリーズは読んでないのです。すみません。
〉読みにくいだろうという感覚を持っているからでしょうね(笑)

図星!(爆)

〉OFF1で、楽しく読めたのは、もちろん、Tim Vicary!
〉Kings and Queens of Britain

あ、ああ〜、私、まだ逃げてました。(爆)
せっかくご紹介いただいたので、読んでみます。

〉多読開始して、少ししか経っていないと、本を読んでいても説明調の文が続くと、
〉和訳したくなるんです。頭で、事実を構築していかないと、先に進めないから。
〉すると、事実を理解するために、どうしても、英語がイメージとして浮かんでこなくて、
〉日本語がたくさん浮かんでくる。お話と違って、場面が浮かばない。私の場合です。

なるほど。わかります。
お話と違って、次になにが起こるかワクワク感がないというのが、
私の場合でした。
でも、最近は英語で知識を得るよろこびに目覚めて、
ちょっと楽しくなってきたんです。

〉ある程度たくさん読まないと、自分自身のYL感覚ってつかみにくいかも。
〉だから、パンダ読みが薦められていて、自分のなかで、「差」を実感するんだと思うんです。
〉それが、少し形作られてくると、YL表の読み方が出てくるかもしれませんね。
〉これは、児童書でも一緒だと思います。
〉絶対値ではなく、相対値ですから、
〉「私はファンタジーが好きだから、そういうのなら、マイナス1」とか。
〉自分のモノサシが確立していくみたいな。
〉それが感覚として、つかめれば、
〉「○○の本は、だいたいプラス1の感覚で読んでいるから、△△の本もそれくらいじゃないとおかしい」とか、
〉そういう自分のYL評価のモノサシがあって、それから、YL表を評価していく(実際には
〉相互作用でしょうけれど)。
〉何が読みやすいかは、実際に読んでみないことにはわからないですから。

この辺は至言ですねー。

〉Scholastic社で、Rookieの語数を調べた時
〉Genre Type: Informational, Series
〉というのが、2行目にありました。
〉ノンフィクションの場合、こういう情報を加えてもらえると、いいと思います。
〉お話とは違うというのがわかっていいです。

〉Health, Holidays 共に、お話じたてにしやすいですよね。
〉そうすると、イメージしやすいんです。
〉例えば、Bones /SIR2, (旧1) なんかでも、骨についてすごく面白く説明してくれてます。

これ面白かったです。

〉〉〉〉〉『親子で100万語』本によれば(p.188)、YLは2〜3となっています。

〉〉〉〉そうだったんですか…。
〉〉〉〉子供がいきなり読むには高い、かもしれませんね。

〉〉〉大人が読んでもきつかったです (>_<)

〉〉正直だー。(^.^)
〉〉こういう正直な意見をあつめたのが読みやすさレベルだと思うから、
〉〉こういう意見こそ大切にしないといけないですよね。

〉だと思います。これはYL評価です。
〉例えば、これをYL表のなかにどうはめ込むか、というのは、YL表の評価になり、
〉繰り返しになりますが、OFF1より読みやすいのか、読みにくいのかとか、あたりの会話に
〉なるのではないかと…。

比較でないとわからない、というところありますよね。

〉〉〉それと、
〉〉〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉〉〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉〉〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉〉〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉〉〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

〉〉編集はたいへんだったと思いますが、
〉〉おかげでいい指南書ができましたよね。

〉もっと、この本を活用された方がいいと思います。ガイドとしてはもちろん、
〉例えば、
〉書評を書きたいと思ったら、この本で、書かれている書評と自分の書いたものを比べてみると、
〉自分の個性がわかると思うし。この書評を読むと、リズムというか、統一感というものを
〉すごく感じました。なので、自分の書き方との違いなんかはよくわかると思います。

はい。最新版のバイブルとして大切にします。
この本の書評に統一感があるときいて、読み返したくなりました。

〉なので、YL表との関連で言うと、どちらかというと、
〉私は、Julie さんが最初に言われたほうに近づいているのです。
〉OFF1をまた読んで考えてみたいと思います。

私も OFF1 を読んでから考えてみます。

これも長文になってしまいました。
どもども。


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461. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/8(07:40)

------------------------------

Julie さん、こんにちは。成雄です。

〉成雄さん、こんばんは。Julie です。

〉YLなんて自分の感覚で主観でやるっきゃないという部分と、
〉各自の主観を合わせたところで大筋の合意をつくって
〉みんなのYL表にしていきたいよね、
〉と受け止めたのですが、あってるでしょうか。(^.^)

私が、「あってる」「ちがってる」と言える立場にはないんです (^_^;)
私はそう思える、ということです。
あと、
「みんなのYL表」と、「みんな」を強調すると、
多読を始めたばかりで、YL表を参考にして本を読まれている方が、
YL表の読みやすさの評価と、自分の読みやすさの感覚が違った場合や、停滞している場合に、
「私はみんなと違って、読み方がズレている。どうしよう…」というようなことに
なりかねないので、あんまり「みんなで決めた」「みんなの意見」とは
言わないほうがいいかもしれないですね。

#そう言いつつ、DK ELT Graded Readers Elementary A / B の自分のYL感覚が
#YL表と一緒で大喜びしたのは、私です(笑)

〉以下、大幅にちょっきんしながら書きます(ごめんなさい)

同じく、ちょっきんです。

〉〉だから、SSSを代表する人たちであっても、RookieのYL評価が違うことは不思議ではないんです。
〉〉それぞれ、得意分野・好きな分野が誰にでもあるでしょう。
〉〉それを摺り合わせて、結果として、数値はもとより、YL表に載せる・載せないも含めて、
〉〉YL表を見直していると思うんです。

〉大賛成です!
〉簡単と思った人は、「簡単」っていっていいんだよー。
〉(と、だれにむかって言ってるんだか)

同じです、Julie さん。
掲示板ですからね。
私が、Julie さんにYL数値の変更の経緯を述べるなんて、おこがましいでしょう、普通 (^_^;)

〉〉〉私も多読はじめたばかりの頃読んだときは、
〉〉〉あんまり気軽じゃなくつっかえる感じで後回しにしました。(笑)
〉〉〉もともとノンフィクションは読みにくく感じるほうなんです。
〉〉〉(でもねー、ノンフィクションのほうがすっと入れたって声もあるんです・爆)

〉〉なるほど〜。
〉〉最初からそう言ってくれればいいのに (^_^)

〉うーん・・。
〉大人の常識で読めるところもあるので、
〉多読はじめたばかりの頃に、
〉ぶっとんだ話にはついていけないけど、これなら読める♪
〉という方も多いんですよ〜。
〉はじめたばかりの自分に読めるのだから簡単だと思うけど、
〉1か2か1.5か選べといわれると困る、
〉だからYLの討議には参加しにくい、
〉そういう気持ちも考えると、発言に慎重になっていました。(^^;)

〉でもね、結局、私の主観でしか語れないし、
〉各自の主観をもちよって擦り合わせることでしか
〉YL表はできないんですよねー。

そうなんですよ。
古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
逆に言うと、
1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
すると、例えば、
レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。
 
 
また、ちょっきん。ごめんなさい。
 

〉〉酒井先生のYL評価を変更できないですよね。いくつかしてしまいました (^_^;)

〉じゃんじゃんしていいと思います!(^^;)

いまは、躊躇しています(笑)
 
 
〉〉〉〉DK ELT Graded Readers Elementary A も
〉〉〉〉DKG2として、YL2.0-2.2になってる。やったぁ〜!
〉〉〉やったぁ〜!
〉〉〉このシリーズは読んでないのです。すみません。
〉〉読みにくいだろうという感覚を持っているからでしょうね(笑)

〉図星!(爆)

何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
文章が長くても、
内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

〉 〉OFF1で、楽しく読めたのは、もちろん、Tim Vicary!
〉〉Kings and Queens of Britain

〉あ、ああ〜、私、まだ逃げてました。(爆)
〉せっかくご紹介いただいたので、読んでみます。

Diana と同じ作者で、☆5個の方が多いので、読んで損はないと思います。
あと、
YLを気にしながら読むと、読書スタイルが変わる可能性があるので、
本を読んでいる最中は、YLのことを考えない方がいいのかなぁと思います。
それは、DK ELT Graded Readers Elementary でも同じです。
白紙の状態で本に入られた方が、よろしいかと思います。

そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
読了後の主観を大切に。
数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

〉〉多読開始して、少ししか経っていないと、本を読んでいても説明調の文が続くと、
〉〉和訳したくなるんです。頭で、事実を構築していかないと、先に進めないから。
〉〉すると、事実を理解するために、どうしても、英語がイメージとして浮かんでこなくて、
〉〉日本語がたくさん浮かんでくる。お話と違って、場面が浮かばない。私の場合です。

〉なるほど。わかります。
〉お話と違って、次になにが起こるかワクワク感がないというのが、
〉私の場合でした。
〉でも、最近は英語で知識を得るよろこびに目覚めて、
〉ちょっと楽しくなってきたんです。

つまらなくなったら後回しということですよね。
読書スタイルを崩してまで読む必要はないと思います。
 
 
〉〉〉〉それと、
〉〉〉〉『親子で100万語』本は、タイトルこそ親子となっていますが、
〉〉〉〉多読初心者が最初に読むなら、この本だと思います。
〉〉〉〉レベル0〜3、このあたりの本の紹介が丁寧で、インターネット情報も含まれており、
〉〉〉〉どういうGR本、子供向けGR本、児童書がいいのか、そのシリーズを書評しています。
〉〉〉〉そういうわかりやすさから、子ども向けだけではなく、初心者向けにピッタリだと思います。

〉〉〉編集はたいへんだったと思いますが、
〉〉〉おかげでいい指南書ができましたよね。

〉〉もっと、この本を活用された方がいいと思います。ガイドとしてはもちろん、
〉〉例えば、
〉〉書評を書きたいと思ったら、この本で、書かれている書評と自分の書いたものを比べてみると、
〉〉自分の個性がわかると思うし。この書評を読むと、リズムというか、統一感というものを
〉〉すごく感じました。なので、自分の書き方との違いなんかはよくわかると思います。

〉はい。最新版のバイブルとして大切にします。
〉この本の書評に統一感があるときいて、読み返したくなりました。

そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
簡単に紹介ページの場所へ行けます。
(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
同時に、
The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

それでは。


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482. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/16(00:06)

------------------------------

成雄さん、いろいろ考えていて遅くなってしまってごめんなさい。
本の紹介と読み方のアドバイスありがとうございました。

〉〉YLなんて自分の感覚で主観でやるっきゃないという部分と、
〉〉各自の主観を合わせたところで大筋の合意をつくって
〉〉みんなのYL表にしていきたいよね、
〉〉と受け止めたのですが、あってるでしょうか。(^.^)

〉私が、「あってる」「ちがってる」と言える立場にはないんです (^_^;)
〉私はそう思える、ということです。

すみません、成雄さんが思ってることを
私がちゃんと受けとめてるでしょうか、というつもりでした。
変な文章でしたね。(汗)

〉あと、
〉「みんなのYL表」と、「みんな」を強調すると、
〉多読を始めたばかりで、YL表を参考にして本を読まれている方が、
〉YL表の読みやすさの評価と、自分の読みやすさの感覚が違った場合や、停滞している場合に、
〉「私はみんなと違って、読み方がズレている。どうしよう…」というようなことに
〉なりかねないので、あんまり「みんなで決めた」「みんなの意見」とは
〉言わないほうがいいかもしれないですね。

た、たしかに・・。

〉古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
〉逆に言うと、
〉1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
〉いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
〉すると、例えば、
〉レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
〉レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
〉レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
〉またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
〉そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。

数値よりもナマの声ですね。

先日、ブックラブで Rookie のみを借りてる方がいたので
声をかけてみたのです。
多読をはじめたばかりで、お話よりもこのほうが読みやすい、
内容は大人だからわかるし、このシリーズをしばらく読もうと思ってる
と楽しそうにおっしゃってました。
YL は 0.8 だと思って手にとってるそうです。

古川さんも YL のスレッドでおっしゃってますが、
やはり 0.8 くらいから読める人もいるようです・・。
(それで、また悩んじゃってたんです)
YL0.8〜3.0 って、幅が広すぎません?
でもそれがリアルな声だから、いいのでしょうか・・。

〉何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
〉この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
〉Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
〉文章が長くても、
〉内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

オススメいただいた本、読みました! 面白かったです。
長い分、流れがあって読みやすいというの、わかります。
でもやっぱり長いので、はやく終わらないかなとも
ちょっと思っちゃいました。(爆)
ムズカシイ単語のあとに括弧で言葉の説明が加えてあるところもいいですね。

〉そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
〉読了後の主観を大切に。
〉数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

たしかに数値の迷宮ってありますよね。
2.6 なのか、2.8 なのかなんてつきつめられたら困ります〜(爆)。

〉そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
〉Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
〉YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
〉本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
〉簡単に紹介ページの場所へ行けます。
〉(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

〉私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
〉けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
〉で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

このシリーズも話によって、読みやすいもの、読みにくいもの、ありますよねー。
私の場合、一年かけて少しずつ読んでいて、
自分にとって読みにくそうなものは後まわしになってますから、
読めたときには、やさしく感じられるようになった頃なんです。

〉私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
〉さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
〉いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
〉同時に、
〉The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
〉この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

もう読み終わってますか〜(^.^)

ではでは


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483. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: 成雄
投稿日: 2004/10/16(21:14)

------------------------------

こんにちは、Julie さん。みなさん。成雄です。

〉成雄さん、いろいろ考えていて遅くなってしまってごめんなさい。
〉本の紹介と読み方のアドバイスありがとうございました。

いえいえ、逆です。
私のほうがJulie さんからいろいろアドバイスをいただいております。

え〜と、Rookie の関係から、Julie さんにYLについて語って欲しいと投げかけました。
Julie さんが接せられる多くの方々と、多読について語る場合のひとつのポイントとして、
YLを考えるちょうどいい機会であったらなぁと思っています。(私にもいい機会でした)

〉〉古川さんが、多読1年以上の人に、YL表の数値はあまり考えなくていいと発言しているのは、
〉〉逆に言うと、
〉〉1年以内の方は、どんどんこの広場でYLについて自由に発言してください、っても読めます。
〉〉いまは、100万語をレベル3ぐらいで通過するのが「標準」と言われているわけで、
〉〉すると、例えば、
〉〉レベル1を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・絵本」とか
〉〉レベル2を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・児童書」とか
〉〉レベル3を主に読んでいる方が、「楽しく読めた・コミック」とか
〉〉またはその逆。YL表を作るうえで、こういうナマな情報が欲しいと思うんです。
〉〉そのために書評システムを変えたと言ってもいいのではないかと。

〉数値よりもナマの声ですね。

すでに、ブッククラブの掲示板に投稿されていますが、
アンケートを送付されたそうです。大々的にやると判断されたんだと思います。
アンケート内容をみると、全部で32項目の質問があり、
『これから、100万語多読を始める方、また、始めてまもない方に
よりよいアドバイスをするため、皆さんの率直な声をお聞きし、
今後の読書指導に活用したいと思っています』とあります。
多くのアンケートが集まるといいですね。

また、
掲示板でも意見を集め、結果を大会で発表するという企画があって
しおさんが進行役をされるそうです。(18日の週に詳しい内容が発表されるとのこと)

「声の大きい人」だけでなく、実際、毎日毎日読書を楽しんでいらっしゃる方々の
声を聞いてもらえるので、ぜひ率直な声があがるといいなぁと思います。

〉先日、ブックラブで Rookie のみを借りてる方がいたので
〉声をかけてみたのです。
〉多読をはじめたばかりで、お話よりもこのほうが読みやすい、
〉内容は大人だからわかるし、このシリーズをしばらく読もうと思ってる
〉と楽しそうにおっしゃってました。
〉YL は 0.8 だと思って手にとってるそうです。

おおいにけっこうだと思います。

〉古川さんも YL のスレッドでおっしゃってますが、
〉やはり 0.8 くらいから読める人もいるようです・・。
〉(それで、また悩んじゃってたんです)

えっ?
何を悩むのですか?
Julie さんも、私も、300語以下なら、YL0.8-1.0くらいだろうって言っていますよ。
全部がYL0.8という感覚を持っていらっしゃる方がいても不思議ではないでしょう。
総語数に関係なく、グイグイ楽しく読める方はいいですよね。

〉YL0.8〜3.0 って、幅が広すぎません?
〉でもそれがリアルな声だから、いいのでしょうか・・。

はい、私は広すぎると思うのです。
というのはレベル2の壁レベル3の壁というものがありそうだから、
それを考慮したほうがいいと思う1人です。

Rookie の Science シリーズを、古川さんがYL1.0-1.4としたのは、
PGR1と同じくらいの読みやすさですよということを言っているのだと思います。
児童書の方のYL表をみると、PGRがはさまれています。
なので、ORT, PGRを基点にしてYL表が作られているのだと思います。

レベル7・8・9の違いというのはそれほど痛手にならないでしょう。
でもレベル2のGRをたくさん読んでいるのに読めなかったら、ショックでしょう。
逆に、キリン読みなら、あんまりショックはないと思います。
だから、私は、低めに設定するよりは高めに設定する方を好みます。(もちろん、わざと設定はしませんよ)
そして、キリン読みを薦めます。

Julie さん、少し書きますね。

そもそも
YL感覚の情報提供は、本を身近にさせる要素がひとつ増える、多面的になるということだと思います。
いままでは、☆の数の「お薦め度」だけだったけれど、
新たに本を語る要素として、YLが加わったんだと思っています。
本来であれば、もっと楽しく多面的に本を語れるようになると思うんです。

人に個性があるように、YL感覚だって個性が出るのが自然だと思います。

古川さんの話を参考にすれば、

〉なお、実際、YL2の本ばかり読んでいた人でも
〉沢山よむことによって、一気に YL 7 に設定されて
〉いる Harry Potter が読めたというような例は
〉枚挙ありません。 

とすると、
そういう人にとっては、その時は
Harry Potter が、YL3〜4 という感覚でありえるわけです。

〉一方、YL6の Penguin 6
〉までいったのに、 Magic Tree House が読めなく
〉てショックだったという人もたくさんいます。

とすると、
そういう人にとっては、その時は、
Magic Tree House がYL7〜8 という感覚でありえるわけです。

年齢や性別という社会的な(一般的なという意味での)属性、英語学習歴や、多読歴、
さらに好みの問題や必要度合(仕事・子供)、等々
さまざまなことが要素となって、その人のYL感覚が生まれるのだと思います。
個性に「正解」がないように、YL感覚に「正解」もないのだと思います。

そうした、各自のYL感覚を参考にしながら、
『まったく暗記せず、自然に難しい英語を読んで、話せるようになる』(今日から100万語)ような
学習方法を提供するという観点から一定のフィルターをかけて道案内しているのが、YL表だと思うのです。

しおさんの、ORTとにらめっこしながら、YL0〜1を設定しているという投稿を読んで、
「私にはそこまでできない」と思われた方がいても全然OKだと思います。むしろできないのが普通でしょう。
ORTの各ステージを持っていなくても書籍登録できるでしょう。
古川さんが見つけられた簡易法でもいいでしょうし、
子供向けGRを読んだ時の感覚を参考にしながらYLの数値をだしても全然OKでしょう。

そもそも、書評検索システムに、新規書籍登録する時の気分というのは、
「○○という本を読んで楽しかったから、みなさんにも紹介したい」
というような気分があるから、わざわざISBNや出版社や発行年を確認して、
みなさん登録しているのだと思います。
動機は、「この本を紹介したい」ということだと思います。

YLを設定するということは、
YLという、本を身近にさせる情報をもうひとつ加えるということでしょう。
それは、レビュー登録でも同じで、古川さんの上記の例ではありませんが、
実際に自分で読んでみなければわからない、または、わからなかったことを報告してくれているわけです。
その報告(YL感覚)が、「正しい」とか「正しくない」とかという論議になるとは思えません。
『私も読みやすかった』『私には読みにくかった』ということを数値にしてみるという作業です。
神経質にならなくていいと思います。

それは、ちょうどみんで集まって、ワイワイしながら、「今日から」本や、「親子」本を広げて、
『この本読んだ〜?』
『うん。YLは3-4って書いてあるけれど、私はもっと読みやすかったなぁ』とか
どんどん会話が広がるじゃないですか。

その時、『えっ〜、じゃぁ、普段は他にどんな本を読んでいるの〜?』となって、
その人の基準本となるような本の話に進んで、そういう本を読んでいるから
私には読みやすかったのよ、とか、どんどん本のつながりが明らかにされていき、
『じゃぁ、今度私も、その本を読んで、次の次の本を軽く読めるようになるかもね』とか
情報交換が活発になるんだと思います。

私もそうした恩恵にあずかって、The Worst Witch を読んだわけです (^_^;)
いろいろ教えていただいた、皆さんに感謝です。
そして、
ある人にとっては、お薦めで読みやすい、でもある人にとっては、読みにくい。
じゃぁ、どっちなんだ?
って、結局自分で読んでみなければ、自分にとって読みやすいのか、読みにくいのかなんて
わからないじゃないですか。
自分が本と対話する。そういう楽しさがあるから多読が進むのではないでしょうか。
どんな方にとっても、基準は自分なのではないでしょうか。
 

〉〉何冊か、DK ELT Graded Readers Elementary シリーズを読みました。面白かったです。
〉〉この間レビューにも書いているので、もしよければ参考にしてみて下さい。
〉〉Rookie より、文体は読みやすいというのが私のYL感覚です。
〉〉文章が長くても、
〉〉内容は、Rookie より突っ込んで書いているから、イメージもしやすかったです。

〉オススメいただいた本、読みました! 面白かったです。
〉長い分、流れがあって読みやすいというの、わかります。
〉でもやっぱり長いので、はやく終わらないかなとも
〉ちょっと思っちゃいました。(爆)

Baby Whales Drink Milk がそうでした。レビューにも正直にそう書きました。
興味がないと、または、知っている内容だと、途中で飽きることもあります。
でも、飽きるかどうかも実際に読んでみないとわからないです。

〉ムズカシイ単語のあとに括弧で言葉の説明が加えてあるところもいいですね。

そうそう!その一言がとっても役立ちました。
glossary なんかもまとまっており、お薦めです。

〉〉そもそも客観視できないものを客観視しようとすることに無理があるので、
〉〉読了後の主観を大切に。
〉〉数値の迷宮に入らないようにしましょうよ、お互いに。

〉たしかに数値の迷宮ってありますよね。
〉2.6 なのか、2.8 なのかなんてつきつめられたら困ります〜(爆)。

例えば、テレビショッピングなどで、よく紹介される、
直径8mm の真珠のネックレスと、直径9mmの真珠のネックレスの大きさの違いを、
それぞれ別々に見たときに、簡単に判断できるでしょうか?
その道に詳しい方、実際に8mmや9mmのネックレスを毎日着用している方とかじゃないと、
普通、わからないでしょう。
なので、
ひとつは基準(PGR等)を感覚として持っていること、
もうひとつは読み比べるから違いがわかりやすくなるのだと思います。

〉〉そして、また発見(単に見落としている…)しました (汗)
〉〉Let's-Read-And-Find-Out-Science (Stage1, 2) が
〉〉YL1.0-2.0と紹介されています。 p.125
〉〉本文での紹介と共に、巻末のインデックスではシリーズ名もリストされていますから
〉〉簡単に紹介ページの場所へ行けます。
〉〉(インデックスちゃんと見ろよ、自分!)

〉〉私がakoさんに紹介した Animals in winter が、YL1くらいという感覚。
〉〉けっこういい線いってるんじゃないの〜♪
〉〉で、もう1冊の方は、やっぱり私は、YL2.5 です (>_<)

〉このシリーズも話によって、読みやすいもの、読みにくいもの、ありますよねー。

おおー!
この一言ですよ♪
このJulie さんの一言で、どれだけの方が、安心して読めることか。

〉私の場合、一年かけて少しずつ読んでいて、
〉自分にとって読みにくそうなものは後まわしになってますから、
〉読めたときには、やさしく感じられるようになった頃なんです。

読みにくければ後回しという原則。
つまり、同じ本を読んでも、
100万語読んでいる状況で感じる感覚、200万語読んでいる状況で感じる感覚。
同じ自分ではあるけれど、変化しているんです。
だから、YL感覚だって、変化するということです。
いままで読めなかったものが読めるようになれば、当然、YL感覚は変化するでしょう。

だから、Julie さんに何冊か紹介したうちの、
同じ内容のもので、比較しやすいと思われる
Rookie Read-About Science の Plants that Eat Animals (0516273094) と
DK ELT Graded Readers Elementary B の Dangerous Plants (0751329258) を読んだあとで、
Julie さんの Rookie本のYL感覚が、例えば、YL1.0-1.4へと変更になることも十分あると思っています。

〉〉私はその後、OFF1(YL1.8-2.0) の未読の4冊、
〉〉さらに、Let's-Read-And-Find-Out Sciense 1, 2 と
〉〉いろいろ科学系の本ばかり読んでいるので、
〉〉同時に、
〉〉The Worst Witch (by Jill Murphy) を読み始めてバランスをとっています。
〉〉この本、第3章に入ってから一気に面白い展開になりだしました。

〉もう読み終わってますか〜(^.^)

エヘヘ (^_^)
The Worst Witch に続いて、
The Worst Witch Strikes Again も読んじゃったからねぇ〜
私のレビュー、読んでみて下さいね。

さらに、
Catwings ですよ!
この本↑を読むうえで、レベル1〜2の木や動物の科学本を読んでいることが、
どんなにこの本を読みやすくしてくれたことか!
森とフクロウを始め、いろいろの動物がでてくるけれど、
その臨場感まで、伝わってくる気がしましたよ。

〉ではでは

Julie さ〜ん。ありがとう〜♪


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491. Re: 数値の迷宮に入らないように注意しています。

お名前: Julie
投稿日: 2004/10/19(03:03)

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成雄さん、こんばんはー。

ちょっきんしようにも納得の言葉がありすぎて、切れません〜。
涙をのんでバッサリしますー(> <)

〉「声の大きい人」だけでなく、実際、毎日毎日読書を楽しんでいらっしゃる方々の
〉声を聞いてもらえるので、ぜひ率直な声があがるといいなぁと思います。

たんに YL の数字じゃなくて、
どういう点が読みにくかったのか、読みやすかったのか、
(話がすっとんでる、ジョークがわからない、絵がきらい、など)
率直な声がどんどんあがるといいですねー。

〉えっ?
〉何を悩むのですか?
〉Julie さんも、私も、300語以下なら、YL0.8-1.0くらいだろうって言っていますよ。
〉全部がYL0.8という感覚を持っていらっしゃる方がいても不思議ではないでしょう。
〉総語数に関係なく、グイグイ楽しく読める方はいいですよね。

あ、そうか。じゃあいいですね♪(←いいかげん〜)
折りをみて、自分で上げた書評を直します。


〉例えば、テレビショッピングなどで、よく紹介される、
〉直径8mm の真珠のネックレスと、直径9mmの真珠のネックレスの大きさの違いを、
〉それぞれ別々に見たときに、簡単に判断できるでしょうか?
〉その道に詳しい方、実際に8mmや9mmのネックレスを毎日着用している方とかじゃないと、
〉普通、わからないでしょう。

そうそうそうそう! そうなんですっ。
以前は、8mm や 9mm の違いも大きな差を感じていたのに、
そこが「旬の人」ではなくなって、
10cm の真珠玉(←かなり誇張してみました)を見た後では、
よくわからなくなってるんですよねー(笑)。

〉読みにくければ後回しという原則。
〉つまり、同じ本を読んでも、
〉100万語読んでいる状況で感じる感覚、200万語読んでいる状況で感じる感覚。
〉同じ自分ではあるけれど、変化しているんです。
〉だから、YL感覚だって、変化するということです。
〉いままで読めなかったものが読めるようになれば、当然、YL感覚は変化するでしょう。

本当ですねー。

〉だから、Julie さんに何冊か紹介したうちの、
〉同じ内容のもので、比較しやすいと思われる
〉Rookie Read-About Science の Plants that Eat Animals (0516273094) と
〉DK ELT Graded Readers Elementary B の Dangerous Plants (0751329258) を読んだあとで、
〉Julie さんの Rookie本のYL感覚が、例えば、YL1.0-1.4へと変更になることも十分あると思っています。

私は Plants that Eat Animals は、1くらいでした。
うぎゃ〜こんな草がある〜って興味で読んじゃいました(笑)。

〉エヘヘ (^_^)
〉The Worst Witch に続いて、
〉The Worst Witch Strikes Again も読んじゃったからねぇ〜
〉私のレビュー、読んでみて下さいね。

読みましたよ〜。続編もおもしろそうですね!

〉さらに、
〉Catwings ですよ!
〉この本↑を読むうえで、レベル1〜2の木や動物の科学本を読んでいることが、
〉どんなにこの本を読みやすくしてくれたことか!
〉森とフクロウを始め、いろいろの動物がでてくるけれど、
〉その臨場感まで、伝わってくる気がしましたよ。

おおー、すばらしい〜♪
私はレベル2が旬だったころに、
翻訳を読んでるのと猫かわいさで読みました。
300万語くらいのときに再読したら、
同じような飛ばし心地であまり変わってませんでした。
(だからこの本は私にとってはレベル2〜4だと思ってます)
また再読してみようかな〜。

〉Julie さ〜ん。ありがとう〜♪

成雄さん、こちらこそ、ありがとうです〜♪


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452. Re: お気遣いありがとうございま〜す

お名前: ako
投稿日: 2004/10/3(16:57)

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Julieさん、こんにちわ〜 akoです。

〉いろんな方の意見をおききしたいです。
〉(akoさんもがんばらずにがんばってね〜)

ありがとうございます〜
お二人のYLの話、すごく面白くて、英語読むより(?)楽しいです。

YL感覚は、時間をかけて自分の中に醸成されていくようなものだなぁと感じているところです。


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