Re: Fahrenheit 451(華氏451度)を読んで

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/16(14:53)]

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790. Re: Fahrenheit 451(華氏451度)を読んで

お名前: MOMA親爺
投稿日: 2005/5/10(01:38)

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Julieさん、こんばんは!

〉MOMA親爺さん、みなさん、こんばんは。Julieです。
〉遅いレスになりましたが、ブラッドベリときいては
〉反応せずにいられません。

 Julieさんまでブラッドベリファンだったとは!多いんですね
 なんかうれしいぞ、私。

〉〉ついにブラッドベリを読んだ!読めた!感慨ひとしおです。

〉おめでとうございます! すごいなあ。
〉Fahrenheit 451 早速買いましたよ(笑)。

 買いましたか!この本結構有名だから、ネタばれといっても
 ある程度は許してね。サビは書いてないつもりですから。
 
 100万語通過してから、実は語数が伸びてなかったんですが
 思い切って大麒麟をやって良かったと思っています。

 きっかけはオフ会でしょう。この3週間で2つのオフ会に出ました
(久しぶりです)。最初のオフ会前に書棚を見ると、なぜか
 ニコラス・スパークスの「message in a bottle」が私を呼んでいる。
 (ような気がしたのね)この本は、昨年暮れのタドキスト大会の時
 抽選で当たった本だったのね。目の前にクラブ・ニコラスのママが
 いたりして、その気になったんだけど、連休前までツン読。

 なにげに読み始めたら、止められなくなって、最後は涙ものでした。
 物語の力って奴で、SSS多読開始以来初のPBを読んじゃった。

 以前PBを読んだことはあるんですが、この「message in a bottle」
 を読んだ感じはそれまでとは全然違うんです。「これからも、こんな
 分厚い本がよめるはずよね」とちょっとした自信になりました。
 
 SSS流のやり方をやってきて良かったとホントに実感したんです。

 Fahrenheit 451 はこれはジュンク堂での衝動買い。これを選んだのは
 もちろんブラッドべリだからですが、本の内容(余りに有名だから)を
 少し知っていたので、同じブラッドベリでも易しいかなと無謀な判断を
 したからなのです。雰囲気・詩情というより物語が主体?それなら
 無理すれば突っ走れるかもと思ったんですが、いや難しかったです(苦笑)
 でも、読めちゃうのね。もちろん「訳せといわれても絶対無理。でも
 大筋わかる。楽しいかどうかは別として、面白かったのは事実です」

 物語が勝っていたから、引っ張ってくれたんです。あとは「愛」ですね。

〉ここからは、私の思い出話です(笑)。

〉MOMA親爺さんの感慨に刺激されて、
〉実家に行った折、探してみたら、
〉初めて買ったペーパーバックがみつかりました!

 これいいな。この話はとってもいいな。ブラッドベリが聞いたら
 これで「詩情あふれる物語」を一編つづってくれるとおもーな。

〉前にどこかに書いたかもしれませんが、
〉東京・神田の古書街に行ったとき、はじめてペーパーバックなるものを見て
〉なにか一冊ほしくなり、選んだのがブラッドベリだったのです。
〉The Machineries of Joy というタイトルで、
〉イギリス版の短編アンソロジーらしい。

 そんなのがあるんですね。

〉(未訳本のつもりで買ったのに、ちがっていた?笑)
〉生意気盛りの高2の夏、1日3行くらいずつ(笑)
〉ひと夏かかって短編を1つ読みました。
〉西日の入る部屋の壁に、よりかかって読んだ景色を思い出します。

  光景が浮かぶな〜〜。

〉そのあともチビチビと最後まで読んだ記憶があるのですが、
〉辞書を引きまくって読んだわりに本がとてもきれいなのです。
〉記憶違いで、この本じゃなかったのかなあと思ったら、
〉中から、細かい字でびっちり単語の意味を書いたメモが出てきました。
〉宝物のように大切にして読んでいたんですねえ。
〉flag や wheel もわからずに辞書引いて読んでいたようです。
〉愛ですねえ。
〉あの頃、SSSがあったらなあ。

  どんな短編だったんだろう。Julieさんを虜にしたのは。私もね、
  短編で「灯台」と「霧笛」がでてくるやつ、必死で読んだことがあります。
  余りにも昔のことで題名忘れちゃった。でもいい思い出です。

〉この本のぞいてみましたが、まだちょっとしんどいです。
〉長く熟成させていた虫食いの黄色い本を読むのは、
〉うれしいような、怖いような気がします。
〉あの頃の自分に会うのも、なんだか怖い(笑)。

  それなんですよ!Julieさん。でも変わってないと思います。
  こないだ日本語で短編を数編読み返したけど、悪くなかった。

〉そのうち「華氏451度」を読んで、
〉それからまた、この本を読みたいと思います。

〉読みたい本を読みたいのだ、という気持ちを
〉思い出させてくれて、ありがとうございました。
〉そして想い出話をきいてくれて、ありがとう。

  そうですね。読みたい本があるといいモチベーションになります。
  あのね。アジモフに「Night Fall」という一編があります。
  短編と長編があるんだけど、これも私の目標です。

  これは絶対ネタバレできない話(のようです、翻訳も読んでないながら
  そんな気がします)私がこれに引かれるのはこの一編がある有名な
  詩人の詩にインスピレーションを得てアジモフが書いたという事実と
  実はその詩を私は知っていて、これがすごいの。でも書かない。書けない。

  縁があったら、どーぞ。
  
  Julieさん素敵なお話をどうもありがとう。これからもHappy Reading!!


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791. Re: Fahrenheit 451(華氏451度)を読んで

お名前: Julie
投稿日: 2005/5/10(18:43)

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MOMA親爺さん、こんばんは。

〉〉〉ついにブラッドベリを読んだ!読めた!感慨ひとしおです。

〉〉おめでとうございます! すごいなあ。
〉〉Fahrenheit 451 早速買いましたよ(笑)。

〉 買いましたか!この本結構有名だから、ネタばれといっても
〉 ある程度は許してね。サビは書いてないつもりですから。

はい(笑)。

〉 100万語通過してから、実は語数が伸びてなかったんですが
〉 思い切って大麒麟をやって良かったと思っています。

〉 きっかけはオフ会でしょう。この3週間で2つのオフ会に出ました

オフ会に出ると読みたい気持ちがわきますよねー。

〉(久しぶりです)。最初のオフ会前に書棚を見ると、なぜか
〉 ニコラス・スパークスの「message in a bottle」が私を呼んでいる。
〉 (ような気がしたのね)この本は、昨年暮れのタドキスト大会の時
〉 抽選で当たった本だったのね。目の前にクラブ・ニコラスのママが
〉 いたりして、その気になったんだけど、連休前までツン読。

〉 なにげに読み始めたら、止められなくなって、最後は涙ものでした。
〉 物語の力って奴で、SSS多読開始以来初のPBを読んじゃった。

多読開始後初PBおめでとうございます!
なにげにっていうのがいいですねー。

〉 以前PBを読んだことはあるんですが、この「message in a bottle」
〉 を読んだ感じはそれまでとは全然違うんです。「これからも、こんな
〉 分厚い本がよめるはずよね」とちょっとした自信になりました。
〉 
〉 SSS流のやり方をやってきて良かったとホントに実感したんです。

うん、うん。

〉 Fahrenheit 451 はこれはジュンク堂での衝動買い。これを選んだのは
〉 もちろんブラッドべリだからですが、本の内容(余りに有名だから)を
〉 少し知っていたので、同じブラッドベリでも易しいかなと無謀な判断を
〉 したからなのです。雰囲気・詩情というより物語が主体?それなら
〉 無理すれば突っ走れるかもと思ったんですが、いや難しかったです(苦笑)

たしかに、ブラッドベリの場合、じっくり読む短編よりも
長編のほうが読みやすいかも、ですね(笑)。

〉 でも、読めちゃうのね。もちろん「訳せといわれても絶対無理。でも
〉 大筋わかる。楽しいかどうかは別として、面白かったのは事実です」

〉 物語が勝っていたから、引っ張ってくれたんです。あとは「愛」ですね。

物語が勝っていた、というの、わかるなあ。
翻訳で読んでいても、途中しんどかったような記憶があります。
(内容が、ということです)
愛ですねえ。

〉〉ここからは、私の思い出話です(笑)。

〉〉MOMA親爺さんの感慨に刺激されて、
〉〉実家に行った折、探してみたら、
〉〉初めて買ったペーパーバックがみつかりました!

〉 これいいな。この話はとってもいいな。ブラッドベリが聞いたら
〉 これで「詩情あふれる物語」を一編つづってくれるとおもーな。

うれしいなあ。
以下、ちょっきんしますね(笑)。

〉  どんな短編だったんだろう。Julieさんを虜にしたのは。私もね、
〉  短編で「灯台」と「霧笛」がでてくるやつ、必死で読んだことがあります。
〉  余りにも昔のことで題名忘れちゃった。でもいい思い出です。

ああ、「霧笛」! 好きだったなあ。せつなかった。
「みずうみ」とか、「小人」、「いちご色の窓」も好きでした。

〉〉この本のぞいてみましたが、まだちょっとしんどいです。
〉〉長く熟成させていた虫食いの黄色い本を読むのは、
〉〉うれしいような、怖いような気がします。
〉〉あの頃の自分に会うのも、なんだか怖い(笑)。

〉  それなんですよ!Julieさん。でも変わってないと思います。
〉  こないだ日本語で短編を数編読み返したけど、悪くなかった。

この言葉に後押しされて、またのぞいてみました。
この間は最初の3ページ読んだら、まったく覚えてなかったので、
読むのが怖くなったんだけど、
私が初めて読んだ短編は、2番目ののやつでした。
(最初のはむずかしくて飛ばしたらしい・笑)
ああ、こんなのだった、懐かしいなーと思って読んだのですが、
ひと夏かけて読んだのが、今は、つるりと読んじゃった!!
(ま、6ページなので・笑)

小説の景色が、とても濃く浮かんできてね、
今の自分が読んでいるのか、
高校生の自分が読んだ、記憶の中を読んでいるのか、
不思議な読み心地でした。
本ってタイムカプセルですねえ。

読んだのは、The One Who Waits というタイトルで、
火星の遺跡の井戸のところにね、地球のロケットが来るの。

〉  そうですね。読みたい本があるといいモチベーションになります。
〉  あのね。アジモフに「Night Fall」という一編があります。
〉  短編と長編があるんだけど、これも私の目標です。

『夜きたる』だ!
短編と長編があるんですか、知らなかった。
私が読んだのは長編のほうです。
(翻訳で、もはや記憶の彼方ですが、ネタは覚えてます)

〉  これは絶対ネタバレできない話(のようです、翻訳も読んでないながら
〉  そんな気がします)私がこれに引かれるのはこの一編がある有名な
〉  詩人の詩にインスピレーションを得てアジモフが書いたという事実と
〉  実はその詩を私は知っていて、これがすごいの。でも書かない。書けない。

その詩は知りません。気になる〜。
でも、きっとネタばれになるんだろうな、そんな気がします。

〉  縁があったら、どーぞ。

はーい、いずれぜひ。

SFでは、ハインラインの「The Door into Summer」も、
いずれ読んでみたいです。
私のなかでは、これ、リリカルな話なのですが、
いかにもスペースオペラな、洋書の表紙で買う気がなえたまま(笑)。

〉  Julieさん素敵なお話をどうもありがとう。これからもHappy Reading!!

MOMA親爺さんのおかげで、実家の本によばれましたよ。
本当にありがとう。そして Happy Reading!!


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