Re: 最近読んだPB(その5)です。

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/18(13:12)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

538. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: れな
投稿日: 2004/12/31(09:43)

------------------------------

杏樹さん、こんにちは。
レスありがとうございました。

〉「そぐわない」なんて、そんなー。
〉でもこれからも本の紹介はしてくれるんですよね。
〉最初のころのPBの広場は投稿が少なくて寂しかったので、れなさんががんばって読みごたえのある投稿にするためにこういうスタイルになったということでしょうか。

ええとー、どちらかというと「こんな本を1冊で出しても誰も反応してくれそうもないしー(涙)」
という感じのことだったかと思います(笑)。
PBの広場、最初は本当に閑散としていましたし、私の読んでる本はマニア向けだし(爆)。
まとめて出せばその中の1冊くらいはわかっていただける本が入るかなーと思っていました。

〉れなさん、年数も語数も私の倍以上…。れなさんが読んでる本がまだまだ読めなくてもしかたありませんね。その代わり私もそれぐらい読めば、れなさんが紹介してくれる本を読めるようになるかなーという希望が持てます。

ええっ? きっと杏樹さんはもう読めますよー。
っていうか私は最初から今みたいな本を読んでました(笑)。危険です。
でも、語数よりも時間で鍛えられていく部分もやっぱりあると思うので、
そういう意味では、そうですね。続けていれば臆することはなくなると
思います。本を選ぶときに、「これはやめておこう」とは思わなくなると
いうのかな。

〉〉David & Leigh Eddings
〉〉"The Elder Gods" LV8 133000

〉「ベルガリアード」はキャラがおもしろくて、笑える部分も多かったので、これも面白そうですね。しかも未翻訳だなんて!

面白かったですよー。女性陣が相変わらずすごいですし(笑)。
この人のはある意味設定が極端だから、そういう意味でわかりやすくて
読みやすいですね。曖昧じゃないからすぱっとわかるという感じでしょうか。
「ベルガラス」も「ポルガラ」も結局翻訳されないままですし、日本語に
なるにはまだまだ時間がかかるかなー。

〉〉Greg Keyes
〉〉"The Briar King" LV8 193000

〉紹介を見るとすごーく読みたくなりました。「ファンタジー上級者向け」などといわれるとますます挑戦したくなるような…。

杏樹さんは歴史物もお好きだから、これ結構楽しめると思います。
ファンタジーとしての設定が難しいかというとそうでもないのですが、
でも、上級者向け(笑)。お楽しみに。

〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉ゲドの原書は初挑戦だったんですか。
〉私は多読前に辞書引き読みで完敗…。
〉言葉よりも内容やメッセージが受け止めることができるかどうかが問題なんですね。なんとなくわかるような…。言葉は指輪よりやさしくて、内容が難しい、とということですか。
〉リベンジして未読の5巻と外伝を読むのがユメですが、そういうことならもっと早く読めるかもしれないという希望が湧きました。

ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよね。
難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうかが
問題なのかなと。なんとなくですが。
英文は、見たところ「白い」ですよね。「あ、本当に児童書だったんだー」
と思いました(笑)。

〉〉Ray Bradbury
〉〉"The Martian Chronicles" LV7 63000

〉むかーし、翻訳で読みました。最近はSFにはすっかり興味を失っていますが、ブラッドベリはおもしろそうですね。「場」「磁場」…原書ってどんな文章なんだろう、って思います。

日本語で読んで持っていたイメージほどには、文章自体は美しくなかった、
というか普通でした(笑)。もちろん、流れるような見事な文章ですが、
美しいという意味では「指輪」やマキリップの文章の方がずっときれいです。
でも、ブラッドベリの文章は、言葉にならない部分の力がとても強い。
「SFの詩人」でしたっけ? そういう評価も頷けるな、と思います。
余白の力を知っていて、それも使って文章が書かれている感じ。
もちろん、それほどでもない部分もあるのですが。

〉〉Kay Hooper
〉〉"The Wizard of Seattle" LV7 108000

〉ロマンス小説も興味があるのですが、まだ手が出ません。突っ込みどころ満載のファンタジーもどきエンタテイメントというのもおもしろそう…。

これは由良さんのところでご紹介いただいた本です。
ロマンス作家さんの文章は、とてもとても読みやすいです。
さくさく読めてしまって、「おお、すごいすごい」みたいな?(笑)。
はまれる人には、練習用にすごくいいんじゃないかと最近思っています。
あっという間に量をこなせる感じがするんですよね。
幻想かも知れませんが(笑)。

〉〉Paul Auster
〉〉"Oracle Night" LV8 73000

〉「呼ばれる」っていいですね。それが当たると特に。

「呼ばれ」れば、まず大抵当たりです(笑)。
でも、まだ洋書に呼ばれることはあまりありません。っていうか、
日本の書店だと、さすがに私が呼ばれるような洋書は少ない(爆)。
和書には、今も時々呼ばれています。

〉次々と未翻訳本を発掘して読んでいるのがうらやましいです。
〉そう言う本はどうやって見つけるんでしょう?

割と普通に(笑)。
今回ご紹介した本の中では、"Oracle Night"はお話したように「呼ばれた」本。
"Load of Snow and Shadow"は夏にシンガポールに行った時、書店で「表紙買い」
した本。"Elder Gods"は、「この人の新刊って出てるのかなあ?」とチェックして
PB待ちをしていたもの。Handlerの新刊もそうですね。"Briar King"は、
アマゾンのPBコーナーの新刊ジャンル別のファンタジーを地道に見ていたときに
見つけた本です。でも、Keyesは以前からチェックの入っている作家でしたので、
そこで見つけなくてもそのうち見つけてたかもしれません。

基本的には、私は「日本語で読んでいて好きだった」作家の、まだ読んでいない
作品から入っていく人。本が尽きてくると本棚の前に立って、「ああ、次は
この人にしてみよう」と(笑)。後は、あちこちのファンタジーサイトさんで
紹介されている本をたどったり、PBの後ろについている公告をチェックしたり。
やっていることは、日本語の本を探すのと一緒です。前のファンタジーブームの
頃に訳されてた本って、日本では翻訳が止まってしまった本も多いですが、
シリーズとしては今も刊行されていたりするので、「昔好きだった本の続き」作戦は
ファンタジーファンにはかなり有効。杏樹さんも、「あ、これ好きだった。
中身も簡単そうだった」と思う本があったら、作家名を掘り出して検索してみると、
読める本って結構出てくると思いますよー。

ではでは、良いお年をお迎えください。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[♪] 540. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: MOMA親爺
投稿日: 2004/12/31(13:31)

------------------------------

れなさん、そして杏樹さん、こんにちは。MOMA親爺です。

  いつも大変な力作ありがとうございます。ほとんど拝見しています。
  れなさんの投稿のようなものがあるから、この掲示板には幅があるんだ
  と思います。ほんとうにご苦労様です。

〉杏樹さん、こんにちは。
〉レスありがとうございました。

〉〉「そぐわない」なんて、そんなー。
〉〉でもこれからも本の紹介はしてくれるんですよね。
〉〉最初のころのPBの広場は投稿が少なくて寂しかったので、れなさんがが
〉〉んばって読みごたえのある投稿にするためにこういうスタイルになった
〉〉ということでしょうか。

  私もそう思います。PBの広場の本当に初めの頃、私も投稿したことが
  あるんですが、昔は少なかったですもの、投稿が。こういうあこがれの
  コーナーというのは、貴重です。れなさんを初めとする、何人かの方々
  のおかげだと思いますよ。
 
〉ええとー、どちらかというと「こんな本を1冊で出しても誰も反応してく
〉れそうもないしー(涙)」という感じのことだったかと思います(笑)。
〉PBの広場、最初は本当に閑散としていましたし、私の読んでる本はマニ
〉ア向けだし(爆)。まとめて出せばその中の1冊くらいはわかっていただ
〉ける本が入るかなーと思っていました。

  全国広いですから!ピンと来る人は予想以上に多いかも。ただ反応して
  書き込んでくれる人は少ないかも。タイミングが合えば書き込むんだけ
  ど。もうちょっとかな・・と思っているひとは多いと思う。
  

〉〉れなさん、年数も語数も私の倍以上…。れなさんが読んでる本がまだま
〉〉だ読めなくてもしかたありませんね。その代わり私もそれぐらい読め
〉〉ば、れなさんが紹介してくれる本を読めるようになるかなーという希望
〉〉が持てます。

  本当にその通りだと思います。実際、一回拝見していると、頭の片隅に
  なんか引っかかっていて、時期が来ると検索し直して昔の投稿を捜す
  ようなこともしています。「やっぱり、あったよ!」と再発見。

〉〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
〉これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよ
〉ね。難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうか
〉が問題なのかなと。なんとなくですが。英文は、見たところ「白い」です
〉よね。「あ、本当に児童書だったんだー」と思いました(笑)。

  こういうご感想が楽しい。辞書引いちゃったらおしまいかも、なんて
  感想は意欲をそそります。

〉〉〉Ray Bradbury
〉〉〉"The Martian Chronicles" LV7 63000

〉〉むかーし、翻訳で読みました。最近はSFにはすっかり興味を失っていま
〉〉すが、ブラッドベリはおもしろそうですね。「場」「磁場」…原書って
〉〉どんな文章なんだろう、って思います。

〉日本語で読んで持っていたイメージほどには、文章自体は美しくなかっ
〉た、というか普通でした(笑)。もちろん、流れるような見事な文章です
〉が、美しいという意味では「指輪」やマキリップの文章の方がずっときれ
〉いです。でも、ブラッドベリの文章は、言葉にならない部分の力がとても
〉強い。
〉「SFの詩人」でしたっけ? そういう評価も頷けるな、と思います。
〉余白の力を知っていて、それも使って文章が書かれている感じ。
〉もちろん、それほどでもない部分もあるのですが。

  時々「たんぽぽのお酒」を読んでいます。「余白の力」が分かるほどで 
  はありませんが、でも何となく引かれる言葉です。「言葉にならない部
  分の力」というのは、私の場合「郷愁」であり「子供時代のsence of
wonder」かな。

  れなさんの投稿、読まれている人は多いと思います。私も別の意味で、
  投稿への意欲が萎えることもありますが、「まあ、いっか」と思いなが
  ら、投稿している部分もあります。

  時々はまた、投稿してください。楽しみにお待ちします。


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

543. Re: 最近読んだPB(その5)です。

お名前: れな
投稿日: 2004/12/31(20:41)

------------------------------

MOMA親爺さん、こんばんは。
レスありがとうございました。

〉  いつも大変な力作ありがとうございます。ほとんど拝見しています。
〉  れなさんの投稿のようなものがあるから、この掲示板には幅があるんだ
〉  と思います。ほんとうにご苦労様です。

ありがとうございます。そういっていただけると、書いてきた甲斐があります。

〉  全国広いですから!ピンと来る人は予想以上に多いかも。ただ反応して
〉  書き込んでくれる人は少ないかも。タイミングが合えば書き込むんだけ
〉  ど。もうちょっとかな・・と思っているひとは多いと思う。

うーん。どうでしょう?
ファンタジーファンの中でもマイナー趣味なんです(笑)。

〉〉〉〉Ursula K. Le Guin
〉〉〉〉"A Wizard of Earthsea" LV7 67000

〉〉ああ、この本は辞書ひいちゃったら終わりかも(笑)。
〉〉これは、語られる言葉そのものを心でとらえないと楽しめない本ですよ
〉〉ね。難しいというよりも、言葉を心に響かせられる程度に読めるかどうか
〉〉が問題なのかなと。なんとなくですが。英文は、見たところ「白い」です
〉〉よね。「あ、本当に児童書だったんだー」と思いました(笑)。

〉  こういうご感想が楽しい。辞書引いちゃったらおしまいかも、なんて
〉  感想は意欲をそそります。

私、本当に辞書ひかない人なんです。
こちらにお邪魔するようになった直接のきっかけって、「辞書ひかない仲間が
たくさんいる」ってことでしたからねー(笑)。
仲間が増えてくれればいいなって思っています。だからこういう文章に。

〉  時々「たんぽぽのお酒」を読んでいます。「余白の力」が分かるほどで 
〉  はありませんが、でも何となく引かれる言葉です。「言葉にならない部
〉  分の力」というのは、私の場合「郷愁」であり「子供時代のsence of
〉 wonder」かな。

「たんぽぽのお酒」はそのうち私も原書でと思っています。
この本、最初に読んだの中学生くらいだったんですが、その時だけ、
「男の子に生まれてみたかった」と思いました(笑)。普通は別にそんなこと
思わないんですけれど。ああいう少年感性って、羨ましかったです。

〉  れなさんの投稿、読まれている人は多いと思います。私も別の意味で、
〉  投稿への意欲が萎えることもありますが、「まあ、いっか」と思いなが
〉  ら、投稿している部分もあります。

色々ありますよねー。本読んでる時間がなくなったりしますし(笑)。

〉  時々はまた、投稿してください。楽しみにお待ちします。

ありがとうございます。大当たり本にぶちあたったらまた参ります。
その時はよろしくお願いいたしますー。
ではでは、良いお年をお迎えください。


タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.