Re: アメリカでGRを入手するには

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/4/28(05:14)]

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1980. Re: アメリカでGRを入手するには

お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/12/12(17:06)

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Graded readers つまり、細かく段階別になった副読本は、もともと英国の植民地だった国々での需要に応じて開発され、主に英国の出版社から発売されてきた歴史があります。ですから、GRのほとんどは英国の会社から出ています。

米国では過去に Ladder Edition などが開発されたことはありますが、これは米国で長続きせず、日本の洋販出版などが出してきました。

米国のばあい、語彙や構文を制限した英文による教材に否定的な意見が強く、米国人同士でのやりとりに使われる"authentic" な「本物の」英語で書かれた教材を使うべきと言う意見が20世紀のあいだ主流でした。それでGRを開発する会社が少ないのだと思います。

20世紀の後半には出版社の吸収合併が進み、Oxford UP や Penguin などは名目上多国籍企業になりました。でも、実際に出版されてきた本を見る限り、英国と米国で同じ名前の会社が著作権などに関して業務提携をしながら、それぞれ別個に本を作ってきたという印象があります。

たとえばニューヨークにある Oxford UP は英国の Oxford UP と別のカラーを有する会社です。

マクミランはもともとスコットランドの会社らしいですが、1860年ごろには既に英国と米国にそれぞれの拠点を設け、それぞれが独自に本を作ってきました。

結論ですが、これらの会社から出ているGRを米国で入手するには、amazon.comを通すのが最も簡単だと思います。


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1981. Re: RYOTASANさんありがとうございます。

お名前: とうふ
投稿日: 2006/12/13(01:22)

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RYOTASANさんの投稿はいつも興味深く読ませていただいていました。
お返事がいただけるなんて、感動!です。

どうしてアメリカには、GRがないのか、不思議に思っていたのです。
米国と英国の考え方の違い、歴史的な経緯など専門的なことをわかりやすく説明して下さって、ありがとうございました。
ネットで買い物することに、抵抗があったのですが、アマゾンを利用することにします。

これからも、いっぱい投稿してくださいね。
いつも楽しみに読ませてもらっています。昨日、日系の書店にいったら、 「本の雑誌」がありました。
これが、RYOTASANさんたちが掲示板で話題にされていた雑誌だな、と思ってみました。

「誰にも答えてもらえないかも」と予想していたのですが、すぐに返事がいただけて、うれしかったです。ありがとうございました。

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1982. Re: RYOTASANさんありがとうございます。

お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/12/13(10:30)

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とうふさんへ

おほめいただき恐縮です。

大抵の書籍には、編集の作業というか、その本の中身を作った会社のある町の名前や住所が書いてあります。地球上のどこで作られた本なのか分かるようにしてあるのです。

ただしHarperCollins社はこれを省略することがあります。それから、印刷はどこか物価の安い国で行なうことが多いです。

米国、特に地方都市にお住まいでしたら、書店よりも図書館の方が、読みやすい本を見つけやすいようです。

特に児童室は行ってみる価値があります。米国でも本を読めない若い人が多いことは深刻な問題として議論されており、そういう人に配慮した本を揃えようと努力している人はいます。英国の会社から出ている副読本を見つけるのはやはり難しいと思いますが、司書の方に相談すれば、面白くて読みやすい本は見つかると思います。

とうふさんが楽しい本や人と出会い、楽しい読書と年末年始を過ごされますように。


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1983. Re: RYOTASANさんありがとうございます。

お名前: とうふ
投稿日: 2006/12/14(14:21)

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地元のG市の市立図書館のchildren's roomは、LRと絵本はすごく充実しています。アメリカにいるあいだは、LRと絵本を中心に、借りて、
読むのが、お財布にもやさしそうです。
 貴重なアドバイスありがとうございました。


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