こんにちは。ツッコミにきました。

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/5/8(13:02)]

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1617. こんにちは。ツッコミにきました。

お名前: 杏樹
投稿日: 2006/5/31(00:10)

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アトムさん、こんにちは。

〉アトムです。こんばんは。
〉48回目だと思っていたら、まだ47回目でした。

すごいですねえ。まさしく「継続は力なり」。

〉いきなりですが、古典、いきましょう。

いきなり古典、というところに興味シンシン。

〉■The Wizard of Oz Carol Newsom レベル1 総語数1,050語 ★★★
〉(邦題:)
〉Adapted by Bernice Kanner。
〉表紙をめくっていくと、Happy reading!と書いてあってびっくりしました(笑)。
〉「オズの魔法使い」ですが総語数が約1000語ですから、
〉もうお話ぶっ飛びまくりであっという間にめでたしめでたしです。

オズもいろんなリトールドがあるんですね。ぶっ飛びまくりとは…。
でも私もジュディ・ガーランドのミュージカル映画しか知らないんです。原作はどう違うのか…。

〉次はシェークスピア。
〉『ロミオ、ロミオ、何故卿はロミオぢゃ』(坪内逍遥訳)の「ロミオとジュリエット」。
〉(↑もう、コレを言いたくて言いたくてたまらなかったのよ)
〉絵本読むまで詳しい筋は知りませんでしたから。
〉絵本万歳。

「ロミオとジュリエット」が絵本になってるんですね。見たいな〜。で、アトムさんは坪内逍遥訳がお好き?こんな言葉遣いだなんて読んでみたい。アトムさんはどこで逍遥の「ロミジュリ」を読んだのか気になります。

〉■Romeo and Juliet Margaret Early レベル4 総語数4,300語 ★★★
〉(邦題:)
〉ロミオとジュリエットがやっとわかったんですよ、コレを読んで。絵が豪華。

〉■William Shakespeare's Romeo and Juliet Dennis Nolan レベル5 総語数4,000語 ★★★★
〉(邦題:)
〉Retold By Bruce Coville。英語は難しかった。でも絵が素敵。
〉人物が本当に居そうな感じ。
〉関係ありませんが、ジュリエットの首が長かったのと、
〉ロミオがジャニーズ系でかわいいかったのが印象的。
〉バルコニーの場面は必見。

〉頑張ってリトールドしても、英語は難しいし語数も多いのね、シェークスピア。

こんなに絵本が。でもレベルは高い。

〉■The Children of Lir Gennady Spirin レベル4 総語数1,600語 ★★★★
〉(邦題:)
〉Sheila MacGill-Callahan作。もともとIrish legendで、
〉シェークスピアの「リア王」の元ネタらしいと言われているそうです。
〉王様の再婚相手に、白鳥に変えられてしまった先妻の4人の子供。
〉海や陸の動物に助けられるのですが、その動物たちの様子がすごいの。絵がすごい。
〉動物はすごいのに、この人の描く「ヒト」は、なぜこんなに青白い顔をしてるのだろう。
〉不健康そうだわ。
〉ちなみに私は「リア王」がどんなお話か知りません。

私がツッコミに来たのはこれです。これは作者もタイトルも思い出せないのですが、読んだことがあるような気がします。白鳥に変えられた兄弟のお話…。アイルランドの伝説なんですね。

でも「リア王」は全然内容が違うんですよ。
リア王には3人の娘がいました。年老いたので、自分の領地を3人の娘に分けて隠居することにします。二人の姉はお上手、おべっかで王を言いくるめて、まんまと領地を手に入れます。しかし末娘は正直者で自分の思ったことをそのまま言ったのですが、正直すぎて、姉たちの口八丁のおべっかに比べてあまりにも見劣りする言葉だったので、王は怒って末娘に与えようと思った領地を取り上げて追放してしまいます。
そして老後は上の二人の娘がいれば極楽、極楽…と思っていたら、二人の間で年寄りの「たらい回し」が始まります。締め出しを食らい、嵐の荒野に放り出されたリアはやっと二人の本性を知るのです。そしてまんまんとだまされた自分の愚かしさを呪い、「雨よ降れ!風よ吹け!」と叫びながら荒野をさまようのです。

これはシェイクスピアの「四大悲劇」の一つですが、「四大悲劇」はどれもまさしく「悲劇的」としか言いようのない悲惨な内容ばかりです。しかも不幸が次々と襲ってくる、という昼メロみたいなものではなく、結局自分自身の言動がはね返ってくるところが真の悲劇になっているのです。
ついでに「四大悲劇」とは「リア王」「マクベス」「ハムレット」「オセロー」です。

それではこれで力尽きたので失礼します。


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1620. 杏樹さん、ありがとうございます

お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2006/5/31(18:34)

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杏樹さん、こんにちは!
なんとなく、杏樹さんに突っ込まれるのは嬉しい。

〉〉■The Wizard of Oz Carol Newsom レベル1 総語数1,050語 ★★★
〉〉(邦題:)
〉〉Adapted by Bernice Kanner。
〉〉表紙をめくっていくと、Happy reading!と書いてあってびっくりしました(笑)。
〉〉「オズの魔法使い」ですが総語数が約1000語ですから、
〉〉もうお話ぶっ飛びまくりであっという間にめでたしめでたしです。

〉オズもいろんなリトールドがあるんですね。ぶっ飛びまくりとは…。

ぶっ飛びです。話が早くてストレスフリー。

〉でも私もジュディ・ガーランドのミュージカル映画しか知らないんです。原作はどう違うのか…。

私はむかーしむかしに(日本語で)読んだことがあるのですけれど、
それは子供用にリトールドされていたのかどうか不明です。

〉〉『ロミオ、ロミオ、何故卿はロミオぢゃ』(坪内逍遥訳)の「ロミオとジュリエット」。
〉〉(↑もう、コレを言いたくて言いたくてたまらなかったのよ)

〉「ロミオとジュリエット」が絵本になってるんですね。見たいな〜。で、アトムさんは坪内逍遥訳がお好き?こんな言葉遣いだなんて読んでみたい。アトムさんはどこで逍遥の「ロミジュリ」を読んだのか気になります。

これはですね、NHK教育の『にほんごであそぼ』という番組で
この部分だけ紹介されていたんです。
たまたま見て、おおー、おもしろい!とメモしたんです。
これをきっかけに坪内逍遥訳を全部読んでみる、

ということにはならなかったのですけれど:だめじゃん

 
〉〉■Romeo and Juliet Margaret Early レベル4 総語数4,300語 ★★★
〉〉■William Shakespeare's Romeo and Juliet Dennis Nolan レベル5 総語数4,000語 ★★★★
〉〉頑張ってリトールドしても、英語は難しいし語数も多いのね、シェークスピア。

〉こんなに絵本が。でもレベルは高い。

高い。

〉〉■The Children of Lir Gennady Spirin レベル4 総語数1,600語 ★★★★
〉〉(邦題:)
〉〉Sheila MacGill-Callahan作。もともとIrish legendで、
〉〉シェークスピアの「リア王」の元ネタらしいと言われているそうです。

〉私がツッコミに来たのはこれです。これは作者もタイトルも思い出せないのですが、読んだことがあるような気がします。白鳥に変えられた兄弟のお話…。アイルランドの伝説なんですね。

〉でも「リア王」は全然内容が違うんですよ。
〉リア王には3人の娘がいました。年老いたので、自分の領地を3人の娘に分けて隠居することにします。二人の姉はお上手、おべっかで王を言いくるめて、まんまと領地を手に入れます。しかし末娘は正直者で自分の思ったことをそのまま言ったのですが、正直すぎて、姉たちの口八丁のおべっかに比べてあまりにも見劣りする言葉だったので、王は怒って末娘に与えようと思った領地を取り上げて追放してしまいます。
〉そして老後は上の二人の娘がいれば極楽、極楽…と思っていたら、二人の間で年寄りの「たらい回し」が始まります。締め出しを食らい、嵐の荒野に放り出されたリアはやっと二人の本性を知るのです。そしてまんまんとだまされた自分の愚かしさを呪い、「雨よ降れ!風よ吹け!」と叫びながら荒野をさまようのです。

全然違いますね!リア王って、こういう話なのですかー!(ありがとうございます)
うーん、本の後ろだったか前だったかに解説が書いてあったような気がしたのですが、もしかして本当は
「この話はリア王の元になっているといわれているけれど、実は違う」と書いてあったのかな。
私が「実は違う」の部分を読み落としたと:爆

自分にまったく自信がありません。いい加減なことですみません。(平伏)
 

〉これはシェイクスピアの「四大悲劇」の一つですが、「四大悲劇」はどれもまさしく「悲劇的」としか言いようのない悲惨な内容ばかりです。しかも不幸が次々と襲ってくる、という昼メロみたいなものではなく、結局自分自身の言動がはね返ってくるところが真の悲劇になっているのです。
〉ついでに「四大悲劇」とは「リア王」「マクベス」「ハムレット」「オセロー」です。

うーん、4つともタイトルだけ聞いたことがありますが、お話は知らないかも。
あ、いや、リア王は今回わかりました。
※ああ、教養のなさを暴露した:爆爆

〉それではこれで力尽きたので失礼します。

お忙しいところありがとうございました。


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