世界文学の英訳本について。

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/4/27(06:31)]

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[質問] 1538. 世界文学の英訳本について。

お名前: 泊義 http://d.hatena.ne.jp/hakugi/
投稿日: 2006/4/9(16:21)

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こんにちは。泊義(ハクギ)です。

世界文学の英訳本について、どなたかご教示いただければと思い
投稿いたします。


最近、世界文学のリトールド版がお気に入りです。

ただ、リトールド版は、Penguin ReadersやOxford Bookwormsや
Macmillan ReadearsやBlack Catや洋販ラダーなどにありますが、
それほど世界文学を網羅して収録しているわけではないようです。

そこで、世界文学の英訳本について、知りたく思った次第です。


世界文学の英訳本を読むことは、私にとって次のような利点がある
のではなかろうか?と考えております^^。


・日本語訳ではわざわざ読む気が起こらなかったような世界文学も
 読む機会が増える(よって、文学の教養も深まる?)。

・以前日本語訳で楽しんだ世界文学の諸作品と、再び巡りあえる
 (初読時の感動を思い出したり、今と昔の読後感の違いをしんみり
 味わったりできるかも^^;)。

・ヨーロッパ文学の場合、日本語訳で読むより英訳で読んだ方が
 原文に近い味わいがある(と思われる)。

・英米文学作品を英語原文で読むより、ヨーロッパ文学の英訳版の
 方が、特に最近英訳されたものの場合、読みやすい(気がする)。

・読んで損はない作品・読むべき作品が多いはずなので、多読の
 モチベーションも上がる(のではなかろうか)。


というわけで、世界文学の英訳本の情報を収集しております。

酒井先生の『快読100万語!』に、Puffin Books(Puffin Classics)
やPenguin Books(Penguin Classics)について書かれていたかと
思いますが、「岩波文庫赤帯の英語版」に相当するものには、他に
どんなものがあるのでしょうか?


例えば、ドストエフスキーの『罪と罰』をamazonで検索してみると、
(著者:"Dostoyevsky"、タイトル:"Crime and Punishment"、で検索)

・「Oxford World's Classics」
・「Vintage Classics」
・「Dover Thrift Editions」
・「Penguin Classics」
・「Signet Classics (Paperback)」
・「Konemann Classics」
	…

と、たくさんのシリーズから英訳本が出ているのがわかります。
ドストエフスキー『罪と罰』の日本語訳にも岩波文庫版や
新潮文庫版があるようなものかと思われます。

でも、それぞれのシリーズの特徴が私にはよくわからないのです^^;)。
一番知りたいのは、完訳なのか抄訳なのか、です。

他に、定評あるシリーズ、読みやすい英訳者、などについても
知ることができれば、と思っています。


雑然としてきましたので、まとめます。

・世界文学の英訳シリーズには、どのようなものがあるのか。
・各シリーズの特徴(完訳か抄訳か、など)。
・定評あるシリーズ、読みやすい英訳者、などの情報。


以上、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、
教えていただけると幸いです。


 泊義(ハクギ)

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1539. WORDSWORTH CLASSICS(安い・薄い世界文学のシリーズ)

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/12(18:07)

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こんにちは。泊義さん。

momijiです。

私も、世界文学には非常に興味があって、
ゆくゆくは読んでいきたいなと思っています。
今のところ、児童文学で読みたい本がたくさんあるので、
なかなかたどりつけませんが・・・。

"泊義"さんは[url:kb:1538]で書きました:
〉世界文学の英訳本について、どなたかご教示いただければと思い
〉投稿いたします。

〉・各シリーズの特徴(完訳か抄訳か、など)。
少なくとも、WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、
表紙に、「complete and unabiridged」と書いてあれば、
完訳だと思います。
ちなみに、このシリーズは、安い(525円!)のと薄い(軽い)ので、
私のお気に入り(通勤時のお供にぴったり)です。
字がちいさく詰まっているのが欠点でしょうね。
(安い・薄い→字が小さい、詰まってるという関係ですけどね)
ジュンク堂池袋店でみかけました。
amazon.co.jpでも売っています。

〉例えば、ドストエフスキーの『罪と罰』をamazonで検索してみると、
〉(著者:"Dostoyevsky"、タイトル:"Crime and Punishment"、で検索)
これも、WORDSWORTH CLASSICSにありました。

泊義さんが期待されているものとは若干異なって、
特定の作品の完訳版を探すときのテクニックですが、
参考になるかと思い、投稿しますね。

「Heidi(アルプスの少女ハイジ:元はドイツ語)」の
完訳はないか探したときの経験です。

どうやら、ヨーロッパ圏の言語間の翻訳は
言語間の類似度が高いということもあって、
翻訳は簡単なことと思われがちで、
翻訳者へのrespectが低かったみたいです。
そのため、翻訳者の名前が出版された本に書いてないという
ことも多いようです。
私の手元にあるHeidiにも翻訳者が記載されていないものがあります。
というわけで、必ずしも翻訳者が誰かわからないかもということが1つ。

#逆に、日本の場合は、
#ヨーロッパ圏の言語(英語など)から日本語などの
#翻訳は難しいと思われているため、
#翻訳者は大変respectされてます。
#そこで、誰が翻訳したかが重要だと思われているので
#必ず翻訳者の名前が記載されています。

あと、私が完訳版を探したときに使ったテクニックは、
・complete and unabiridged などが書いてあるかどうかチェック
(amazon.comの表紙画像、中身一部閲覧などを利用)
・amazon.comで翻訳者の名前がわかるかどうかチェック
(書誌データ、表紙画像、explore: Copyrightなど)
・amazon.comのtext statsの総語数(Number of Words)をチェック
(注:text stats がない本も多いです。)
・amazon.comの中身が一部閲覧できるようなら、
Copyright, Table of Contents、最初のページなどを見る
・http://www.gutenberg.org/catalog/(著作権の切れた文学作品の全文があるサイト)
を検索して、ヒットしたら、全文をダウンロードして、
↑にあげた書誌データや総語数、最初のページなどの情報を一通りチェック

これらの情報を総合的に使って、完訳かどうか判断しました。

たとえば、総語数がわかれば、
万の単位で語数が多ければ、より完訳に近いだろうと判断するとか
が可能ということです。
Heidiの場合、7万語のものや9万語のものがありました。

これもHeidiの例ですが、WORDSWORTH CLASSICSシリーズであれば、
表紙にcomplete and unabiridgedが印字されていたのと、
text statsをみると91,831語あったというので、
これが完訳版だろうと判断しました。
で、ほかのシリーズで同じ内容かどうかは、
text statsやTable of Contentsや、最初のページを見たりして、
ははーん、これとこれは同じやつだなと判断したというしだい。

〉以上、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、
〉教えていただけると幸いです。
というわけで、参考になれば幸いです。

それでは、Happy Reading!


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[喜] 1541. Re: WORDSWORTH CLASSICS(安い・薄い世界文学のシリーズ)

お名前: 泊義 http://d.hatena.ne.jp/hakugi/
投稿日: 2006/4/13(23:40)

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momijiさん、こんにちは。

泊義です。


〉私も、世界文学には非常に興味があって、
〉ゆくゆくは読んでいきたいなと思っています。
〉今のところ、児童文学で読みたい本がたくさんあるので、
〉なかなかたどりつけませんが・・・。

私も世界文学をまだ読めるレベルではないのですが、日本語訳で馴染んだ
ものから読んでいくつもりでおります^^;)。


〉〉・各シリーズの特徴(完訳か抄訳か、など)。
〉少なくとも、WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、
〉表紙に、「complete and unabiridged」と書いてあれば、
〉完訳だと思います。
〉ちなみに、このシリーズは、安い(525円!)のと薄い(軽い)ので、
〉私のお気に入り(通勤時のお供にぴったり)です。
〉字がちいさく詰まっているのが欠点でしょうね。
〉(安い・薄い→字が小さい、詰まってるという関係ですけどね)
〉ジュンク堂池袋店でみかけました。
〉amazon.co.jpでも売っています。

なるほどー。WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、初めて知りました。
「二長一短」といったところですね^^。
ぜひ、書店で手にとって、字の大きさ・字の詰り具合を見たいと
思います。


〉泊義さんが期待されているものとは若干異なって、
〉特定の作品の完訳版を探すときのテクニックですが、
〉参考になるかと思い、投稿しますね。

〉「Heidi(アルプスの少女ハイジ:元はドイツ語)」の
〉完訳はないか探したときの経験です。

〉どうやら、ヨーロッパ圏の言語間の翻訳は
〉言語間の類似度が高いということもあって、
〉翻訳は簡単なことと思われがちで、
〉翻訳者へのrespectが低かったみたいです。
〉そのため、翻訳者の名前が出版された本に書いてないという
〉ことも多いようです。
〉私の手元にあるHeidiにも翻訳者が記載されていないものがあります。
〉というわけで、必ずしも翻訳者が誰かわからないかもということが1つ。

〉#逆に、日本の場合は、
〉#ヨーロッパ圏の言語(英語など)から日本語などの
〉#翻訳は難しいと思われているため、
〉#翻訳者は大変respectされてます。
〉#そこで、誰が翻訳したかが重要だと思われているので
〉#必ず翻訳者の名前が記載されています。

「翻訳」という仕事に関する認識の違いは、大変興味深いですねー。


〉あと、私が完訳版を探したときに使ったテクニックは、
〉・complete and unabiridged などが書いてあるかどうかチェック
〉(amazon.comの表紙画像、中身一部閲覧などを利用)
〉・amazon.comで翻訳者の名前がわかるかどうかチェック
〉(書誌データ、表紙画像、explore: Copyrightなど)
〉・amazon.comのtext statsの総語数(Number of Words)をチェック
〉(注:text stats がない本も多いです。)
〉・amazon.comの中身が一部閲覧できるようなら、
〉Copyright, Table of Contents、最初のページなどを見る
〉・http://www.gutenberg.org/catalog/(著作権の切れた文学作品の全文があるサイト)
〉を検索して、ヒットしたら、全文をダウンロードして、
〉↑にあげた書誌データや総語数、最初のページなどの情報を一通りチェック

〉これらの情報を総合的に使って、完訳かどうか判断しました。


非常に具体的かつ実践的で、とても参考になります。
完訳か抄訳かを見分けるために「著作権の切れた文学作品の全文が
あるサイト」を活用するなど、私には思いも寄りませんでした^^;)。

そのシリーズ(すべて)が完訳どうか、というより、やはり各シリーズ
所収の(英訳)作品ごとに完訳か抄訳かが分かれるようですね。
よく考えたら、日本語訳の本でもそうでした^^;)。
新潮文庫にも、完訳作品も抄訳作品もありましたね。


〉それでは、Happy Reading!

とてもためになる情報をご提供いただき、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします^^。


	泊義

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