タドキスト大会 ワークショップ速報

[掲示板: 〈過去ログ〉タドキスト大会用掲示板 -- 最新メッセージID: 2673 // 時刻: 2024/5/2(19:45)]

管理用 HELP LOGIN    :    :



上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

347. タドキスト大会 ワークショップ速報

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2003/12/5(02:42)

------------------------------

内容は記憶でかいていますので、違っているところがあったら
遠慮なく指摘してください。(金曜日の午後7時までに)

───────────────────────────────────
【4】ワークショップ・タドキスト大会速報
───────────────────────────────────
11月28日(金)

(1) 多読クラス公開授業(酒井)

 電気通信大学の酒井クラスの公開授業には、約30名の教員が参加しま
 した。酒井クラスのなごやかな雰囲気と、熱心に多読にふける学生の雰
 囲気に、初めて酒井クラスを見学した方たちは、改めて感心していまし
 た。16時10分から行われた質疑応答では、多読の有効性についての
 質問が出たため、当初の予定時間を大幅に超過。17時15分から新宿で
 次のセッションが予定されていたにもかかわらず、一行が新宿に向かった
 のは17時過ぎでした。

(2) 多読用教材の紹介(古川)

 あらたな多読用の教材として、ORT Non-fiction, ORT Fireflies, ORT
 Literacy Web, Longman Chatter Box, Longman Literacy Land,
Thomson PM Readers, Houghton Mifflin Leveled Readers を古川が
 紹介・解説しました。いずれも、来年頃から本格的に国内で販売される
 予定です。約20名の教員が参加しました。

(3) 社会人への多読公開指導(河手)

 通常通りの社会人指導の後、たまたまきていた最年少の参加者(中1生)
 T君が河手さんから紹介されました。多くの参加者からT君に質問が
 集中しました。その主なものを紹介します。
   Q 英語を始めたのは?
   A 中学入試が終わった3月から
   Q 多読を始めたのは?
   A 7月26日の池袋ジュンク堂の講演会の前後から
   Q 最初に読んだ本は?
   A ORTの下のレベルから
   Q 辞書は使わなかったのか?
   A ORTの7−9,PGR0−1 を読んでいるときは、分からない
     単語の一部は英和辞書を引いた。 OBW1位が読めるようになっ
     てからはひいていない。
   Q 今はどのくらいの時間読んでますか?
   A 1日に4時間くらい
   Q 最近読んでいる本は?
   A グリシャムのThe Client(YL 7.0 総語数14万語)
 会場からは思わずため息がでていました。

(4) 社会人へのShadowing 指導(酒井)

 今でも、一語一語の発音から指導する方法が主流ですが、一語一語の発音が
 できたからといって、文章全体を自然に発音できるわけはない。従って、文
 章全体を真似て言う、Shadowingの方が発音を改善するには有効な方法である
 ことを、Can I ask you something? の発音を例に説明しました。
 その後、まず、日本語でのShadowing を参加者一同で行いました。次に
 Headphone を各自に配り、英語でのShadowing を参加者が実際に行いました。
 また、大学院生と中学1年生が個別にShadowing を行い、その発音に対して
 酒井 がコメントをつけ、そのポイントを解説しました。

11月29日(土)

(5) 小中学生への多読指導

 自宅で英語教室を開いている方から、ORT の読み聞かせ・多読を使った英語
 の授業の様子が紹介されました。ORT のストーリーを覚えてしまい別の表現
 でそのストーリーを再現する子供達の話が紹介されました。 また、児童英
 語の教師の方から、今後はSSSの推薦図書を利用して、児童英語にもっと多読
 を取り入れて行きたいという意見がでました。

(6) 英詩の朗読(マザーグース)

 マザーグースを利用して、英語の韻とリズムのすばらしさを感じさせるパフ
 ォーマンスが行われました。英語教師も、タドキストのみなさんも、英語の
 リズムを楽しみ、笑い声と歌声が教室中に響き渡る2時間でした。

(7) 多読的Writing とは?
 英語を日本語から作るのではなく、見たことのある表現を使ってやさしくう
 まく表現しようという観点から、酒井が講義しました。「Love or Money」を
 テーマにタドキストから前日までに寄せられた19通の英文が参加者に配られ、
 それをもとに講義がなされました。
 なお、エントリー番号No2 のモーリンさん
 (77万語 Mary Moon is MISSING (THE ADVENTURE OF Minnie and Maxを読
 書中)が最優秀賞を獲得しました。
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=39]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=40]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=41]

(8) タドキスト全国オフ会
 東京ベリーニカフェ西新宿店で、80余名の参加で活発な意見の交換が行
 われ、友情が深まりました。この会に出席された白朋セミナーの中沢さん
 の「タドキストの皆さんが評価なし、競争なし、比較なしで、ただみんな
 の励ましと、英語とかかわる喜びで結びついていることに感動した」との
 発言が象徴です。
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=242]
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-off&c=e&id=263]

11月30日(日)

(9) 多読を教える英語教師の交流会
 児童英語・中学教師・高校教師・塾教師・大学教師がその立場を超えて、
 多読についての経験と意見を交換しました。
 昨年に比べると、具体的な意見や報告が増えたのが特徴です。
 より、詳しい報告は
  [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=43]
 をぜひ読んでください。

(10) タドキスト交流会
 貸し借りのMLを作ったり、自主読書会を作っているタドキストを中心に、
 メールや掲示板では話しにくい、いろいろな悩みや役に立つ提案が多数交
 換されました。共通の悩みや共通の解決策が多数あることが発見され、参
 加したタドキストの間で新たな試みへの自信が共有されることになりまし
 た。

(11) 読みやすさレベル検討会
 GRを中心に読んでいる人にとって、児童書は同じYLであっても読みに
 くくてショックを受ける場合があります。それを避けるために、全体とし
 て児童書のYLは今よりやや高めに設定した方が良いという意見が多数で
 ました。 詳しくは、
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=44]
 なお、YLは、2004年からの新書評システムでは、Reviewer の投票の
 平均が表示されるようになり、その推移をみて適宜YL選定委員会がYL
 を修正するようなシステムに変更になる予定です。

(12) 教師とタドキストの交流会
 17時過ぎより、英語教師とタドキストが交流し、「多読の威力」や「今
 後の多読普及のあり方」について意見の交換をしました。また交流会の最
 後において、多読を普及するための新しい会(多読協会または多読学会)
 を設立することが確認され、酒井、黛、神田、畑中、西澤、古川、河手、
 佐藤が準備委員会の世話人となることが決まりました。
 酒井からは、
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=46]
 の意見が表明されました。

  


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[お知らせ] 348. Dahlの本レベル分け案、意見求む!!

お名前: しお
投稿日: 2003/12/5(17:24)

------------------------------

みなさん、こんにちは。しおです。

タドキスト大会のレベル分け検討会の結果をうけて、Dahlの本のレベル変更
を行うにあたり、議論の内容と書評システムに実際に登録されているレベル
の間に、ちょっとチグハグがあることが分かりました。

これをすっきり整理するために、Dahlのレベル2〜レベル4の本の
レベル分け案の叩き台をつくってみました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-yl&c=e&id=212]

読みやすさレベルの広場に、このレベル分け案を投稿しましたので、
Dahlを読んだことのある皆様、ぜひご意見をよろしくお願いします!


タイトル一覧へ(返答順)(B)

タイトル一覧へ(日付順)


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.