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お名前: Chips
投稿日: 2017/2/9(18:56)
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SSS多読通信 第406号 (2017/2/9) 〜読める本、読みたい本をお気楽に〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】100万語通過報告 (1/11-2/2) 【2】今号のお薦め本 「Arthur Adventureシリーズ」 (Chips) 【3】SSSコラム (古川) 【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会) 【5】編集後記 編集:Chips ─────────────────────────────────── 【1】100万語通過報告 (1/11-2/2) ─────────────────────────────────── この期間の100万語通過報告はありませんでした。 ─────────────────────────────────── 【2】今号のお薦め本 「Arthur Adventureシリーズ」 (Chips) ─────────────────────────────────── 多読通信を編集するのは2回目です。前回から半年以上過ぎました。 その間、世界が大きな変化を遂げています。GlobalismとProtectionismが せめぎ合っている現在、日本語のメディアだけでなく、英語を通して 世界の動向を注視したいものです。 さて、今回はArthur Adventure Seriesを取り上げます。作者のMarc Brown 自身がイラストも描いています。動物が擬人化されて登場します。 Arthur君を中心に、彼の家族や友だちとの交流を描くシリーズです。 40冊以上すでに出版されています。愛と友情が全編に流れていて、 ホッとします。 ──────────────────────── ■ Arthur's Valentine YL 0.8 417語 ──────────────────────── アーサーの元にラブレターが次々と届きます。サインには、 “Your Secret Admirer”と。誰なのだろう? 好きなスー・エレン だと良いのにと夢想する彼。またラブレターと共に、映画の チケットが送られて来ます。翌日、その映画館の指定席に行って みると・・・。 http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015063 ──────────────────────── ■ Arthur's April Fool YL 1.2 970語 ──────────────────────── エイプリル・フールの日、学校の講堂では、影絵やコーラスの発表が おこなわれます。アーサーの番が来ました。マジック・ショーを披露し 始めます。ところが、普段からイジメをしているビンキーがステージに 上がり、折角のネタをダメにしてしまいます。発表会の後、アーサーは 廊下で会ったビンキーに望遠鏡をあげます。実は、これにはあるトリック が仕掛けてありました。どうやって、アーサーは仕返しをしたのでしょう か・・・。 http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020107 ──────────────────────── ■ Arthur Meets the President YL 1.7 970語 ──────────────────────── 全米作文コンテストが開かれました。テーマは ‘How I Can Help Make America Great’。数か月後に発表があり、何とアーサーの作文が優勝します。 彼と家族、友だちはホワイトハウスへ招待されます。アーサーは大統領の 前で自分の作文を暗唱しなくてはなりません。果たして無事にできるでし ょうか。最後のオチが、作文のテーマとピッタリです。 http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000004036 ──────────────────────── ■ Arthur's New Puppy YL 1.5 882語 ──────────────────────── アーサーは子犬のパルを飼うことになりました。でも、そのペットは いたずらばかりします。家族のみんなは迷惑顔。アーサーは、そんな パルをしつけようと一生懸命です。土曜日の朝、庭でその成果を発表 します。どんな結末か、またまたオチが付いています。 http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000020105 ──────────────────────── 他に同じ作者兼イラストレーターによるArthur’s Chapter Bookも30冊 ほど出ています。語数も増え、物語展開もさらに工夫されています。 最後はほのぼのした気持ちになり、気分転換にもお薦めです。 ─────────────────────────────────── 【3】SSSコラム「多読指導もどき」から「多読指導」へ(古川) ─────────────────────────────────── 近年、学校での多読は広まっており、特に、首都圏の多くの中学・高校で 「多読指導」が行われるようになりました。これは、喜ばしいことですが、 一方、殘念ながら、多くの学校では、「多読指導もどき」にとどまっています。 かって、学芸大学教授のK先生(現在は、既に退官)はその著書で、 「高校生対象多読プログラムには教師の時間もそんなにとらないし、手間も そんなにかからない。生徒は自発的に読むのだし、読後の処理も、教師にと っては大きな負担にならない。シートにサインするだけである。」 と書かれましたが、相変わらず、多くの学校の多読指導は、「先生がシート にサインするだけ」の「多読指導もどき」となっています。 実際に多読指導をしてみれば、「生徒は自発的には読まない」し、読後の 処理(生徒の感想を聞き、次に何を勧めるか、どんな本を揃えるか)も、教 師にとってそれなりの負担がかかることです。 本来の多読指導とは、実際の生徒の読書の様子を見て、 1)多読のレベルはそのままにして、同じタイプの本を読んでもらう 2)多読のレベルはそのままにして、違うタイプの本を推薦する 3)多読のレベルを上げる 4)多読のレベルを下げる ことを指導することだと私は思っています。 そのためには、指導する人がたくさんの本を読み、生徒と感想を共有する ことが必要です。 英語教育の一環として、「ただ生徒に読む本を渡す」多読指導もどきでは なく「生徒同士、生徒と先生の間で読書の楽しみを共有する」多読指導をす る先生方が一人でも増えていくことを願っています。 (古川) ─────────────────────────────────── 【4】SSSニュース (SSS英語多読研究会) ─────────────────────────────────── 多読のセミナーのお知らせ ─────────────────────────────────── 2月25日(土) 新宿 繁村一義 「ゼロからでも大丈夫 英語多読への招待と、多読的英語学習法の紹介」 詳しくは、http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html をご参照ください。 ─────────────────────────────────── 【5】編集後記 2月と言えば、Valentine’s Dayですね。カードに書く詩と してはRoses are red, / Violets are blue, / Sugar is sweet, /And so are you! が一般的です。 英国の古いマザーグース集にも似た唄が載っています。後半にひねりを加えて、 独自のメッセージを送ったらどうでしょうか。(Chips) ─────────────────────────────────── 多読通信、次号もお楽しみに! 今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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1664. Re: SSS多読通信第406号(2017/2/9)発行データ (発行部数 8,369部)
お名前: Chips
投稿日: 2017/2/9(19:04)
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