SSS多読通信 第24号 (2004/03/25)

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91. SSS多読通信 第24号 (2004/03/25)

お名前: かのん
投稿日: 2004/3/25(06:43)

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        SSS多読通信 第24号 (2004/03/25)

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【1】今週の100万語通過者(3/15-3/21)
【2】今週の1000万語通過者
【3】今週のお薦め本 「かわいい動物たちの絵本」特集
【4】今週の特選投稿
【5】SSS コラム
【6】SSS ニュース
【7】編集後記
                          編集:かのん
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【1】今週の100万語通過報告者  (3/15-3/21)  8名
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■かいんど さん
「仕事で必要としているわけでもなし、なぜ好き好んで学生時代にあれほど苦
しめられた英語を今更勉強しているんだろう。数年間いろいろな学習本を購入
した後に偶然SSSのサイトに出会いました。100万語を読んだ変化につい
て「読むことは本当に劇的な変化をした」。英語脳が少しずつ育ってきている
のではないか。多読を継続すれば確実に「英語で読む力」がアップすることを
確信しました」
100万語までに読んだ本のレベルと冊数をわかりやすい表でまとめてくださって
います。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3120]
……………………………………………………………………………………………
■めいめい さん
「なんとか1年以内で100万語になりました。報告できることが嬉しいです。
シャドウイングは、酒井先生にどこでもできるんだよという主旨をうかがい、
洗濯物をたたむときに毎日少しずつやってみています。そのうちペーパーバッ
クに挑戦できそうです」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3121]
……………………………………………………………………………………………
■ガビー さん
「始めた当初は100万語まで2年位掛かると考えていましたが、それよりずっと
早く9ヶ月で通過できました。仕事でどうしても英文を読まなければならなく
なり、藁にもすがる気持ちで多読に突入。ORTステージ3が、初めて真正面か
ら向き合った本格的な英語との出会いでした。100万語を通過した今では、
模様だった英文は完璧に言葉(言語)になりました。落ち込む事は度々です。
私流の脱出方法は、ORTをステージ3から読み直すことです。これは効きます。
必ずまた読める自信を取り戻せます」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3142]
……………………………………………………………………………………………
■a1775n さん
「約1年かけて100万語通過しました。2ヶ月程多読から遠ざかっていましたが
2月の京都講演会で話を聞いたのち、これだ!と思い再びチャレンジ。講演会
前は、解らない単語があるとどうしても気になってしまいいちいち辞書を引き
ながら読んでたんですが、講演会の後、知らない単語を気にせず辞書を引かず
読んだところ、残り30万語あったのが1ヶ月位で100万語に届きました。
辞書なしのほうが断然面白く読めたし何よりサクサク先に進むほうが爽快です」
1年間読んだ中から選んだ面白かった本ベスト10が報告されています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3146]
……………………………………………………………………………………………
■ちーべ さん
「英語好き主婦です。TOEICを2002年5月、腕試しに受験。自信を持って受験し
たのにリーディングができなくてショックを受けました。日頃英文を読んでな
いのと、ゆっくり正確に読む癖がついていたので、時間が足りませんでした。
昨年の9月に多読を開始、100万語到達は今月。6ヶ月間、細切れの時間を見つ
けてせっせと読みました。100万語の効果。読むことに慣れました。それが
一番の成果です。もっといろんな本が読みたーい! TOEICにも再挑戦してみよ
うかな。楽に最後まで回答できるようになってるといいなあ。」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3159]
……………………………………………………………………………………………
■ハナ さん
「新刊のペーパーバックを読みたいとときどき試みていましたが、積読になり
がちでした。平成15年12月に『快読100万語』を読み、これならできそうと、
12月28日から読みはじめました。3月20日に100万語通過。電車の中で、読みな
がら涙ぐんでしまって困ったなと思ったりお菓子が食べたくなったりしました。
100万語を通過して、個々の単語にこだわらずとばして読むことが少しでき
るようになってきました」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3191]
……………………………………………………………………………………………
■Terry!! さん
「中、高校と成績は良かったです。大学に行っても商業英語検定を受けたりし
ました。しかし英会話力は身に付きませんでした」とおっしゃるTerry!!
さん。お子さんが英会話学校に通い始めたこと、勤務先の異動で1時間の通勤
時間ができたことがきっかけでSSSの多読を始め、多読セットを中心に6ヶ月で
100万語を通過されました。「『継続は力なり』多読をやっていてあまり
“つらい”という事はないのでこれからもずっと続けて行きたいと思います」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3193]
……………………………………………………………………………………………
■ミー さん
「1年8ヶ月でやっと100万語超えました」とおっしゃるミーさん。掲示板をは
げみに、書評で自分に合う本を探しながら多読をすすめたそうです。ペースは
「50000語/月で落ち着いてます。いまはこのペースが子供と仕事がある自分に
とっては無理がないようです。焦っていっぱい読んでも、成長した気がしない。
結局は、楽しみながら続けることが大事ですよね。これから息子のことも考え
ると、普通に英語の本を読んでる生活、っていうのを一緒にできたらいいなぁ
と思っています」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3195]
……………………………………………………………………………………………
 今週の100万語通過報告は8名でした。
かいんどさん、めいめいさん、ガビーさん、a1775nさん、ちーべさん、
ハナさん、Terry!!さん、ミーさん、おめでとうございます。
 SSSの多読に出会うまでの状況も100万語までの道程も人それぞれ。報告しき
れないたくさんの発見や喜びがあったことでしょう。100万語はひとつの通過点。
みなさんの前にはまだまだ道が続いていることでしょう。その道はみなさん、
ひとりひとりが自分で選びとったものです。これから先も無理をしないで楽し
く、自分の夢に向かって歩んでくださいね。
 これからも、Happy Reading!               (かのん) 
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【2】今週の1000万語通過報告者
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■優香 さん
「年末からはマンガにはまり、マンガをメインに多読を続けています」とおっ
しゃる優香さんが1000万語通過を報告してくださいました。掲示板に報告をし
てくださった中では4人目にあたります。通過本は「500万語を越えたあたり
から、堅く硬く固く心に決めていた本」だそうです。いったいどんな本だった
のでしょう?
 優香さん、1000万語通過おめでとうございます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=1292]
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【3】今週のお薦め本 「かわいい動物たちの絵本」特集
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 表紙を見ただけで思わず「かわいい〜!」と和んでしまう、そんな愛らしい
動物たちの絵本を3冊ご紹介します。
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■The Tale of Peter Rabbit  Beatrix Potter   総語数900語 YL3.0 
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のどかな英国の田園を舞台に動物たちがくりひろげる楽しい事件が美しい水彩
画によって描かれる「ピーターラビットの絵本」シリーズの1冊です。世界中
の子どもたちに愛される絵本の古典。いたずらっこピーターをぜひ原書で。
邦題『ピーターラビットのおはなし』
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S104076]
……………………………………………………………………………………………
■Spring Story     Jill Barklem      総語数1600語 YL3.2 
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小川に沿ってつづくのばらの茂みの中、木の幹に小さな扉が開いています。そ
の奥に急こうばいの階段……のばらの村があります。野ネズミのWilfred はと
ても早く目が覚めました。今日はWilfredの誕生日。さてどんな1日が待って
いるのでしょう? 英国の伝統的なカントリーな生活を丹念に書き込んだ透明
水彩画が素敵です。見慣れない食べ物や植物の名前がたくさん出てきますが絵
を見て読み飛ばしてくださいね。ゆったりとした暖かい春の1日を楽しんでく
ださい。
邦題『春のピクニック』のばらの村のものがたりシリーズ
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S100870]
……………………………………………………………………………………………
■The Foxwood Smugglers Cynthia&Brian Paterson 総語数2600語 YL3.0 
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ハツカネズミのHarvey、ウサギのRue、そしてハリネズミのWillyはいつもいっ
しょの仲良し3人組。ある夏の日、レモネードを飲みにGruffeyさんのお店に
行った3人にGruffeyさんは言いました。「今日はレモネードはないんだよ。
実は泥棒に入られてしまってね。これから海の家へ行くんだよ。大掃除をして
ペンキを塗りなおさないといけないのでね」3人もいっしょにいくことになり
ました。
Foxwood村にすむ動物たちの生活を丁寧に描いたシリーズの中の1冊です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S104074]
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【4】今週の特選投稿
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■頭の中で音読することに関するのりさんの質問と返答
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「190万語読んだが、読む速度は多読前と変わりません。脳内音読をしている
が、脱却するいい方法は?」というのりさんの質問に、数名の方が答えてくだ
さいました。同じような悩みを持つ方はぜひ読んでみてください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=10946]
……………………………………………………………………………………………
■空色の杜さんの 多読再開宣言
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様々な事情や理由で一時的に多読から遠ざかってしまう、そういう時もありま
すよね。気持ちが向いたとき・環境が整ったときにいつでも再開できるところ
がSSSの多読の良いところ。「多読を再開します」と投稿してくださった空色の
杜さんに素敵なコメントが寄せられました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=311]
……………………………………………………………………………………………
■多読を日常生活になじませてしまったカイさんの200万語報告
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自分の楽しい気持ちを優先し、すきま時間にこまめに本を広げる。読まない日
が続くこともあるけれど長い目でみるとだいたいペースは一定。当たり前の
日常生活にごく自然に多読が溶け込んでいるというカイさんの素敵な200万語
報告です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=1208]
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■中高生の男の子向けの「カッコ悪くない」本教えて下さい。
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小学校高学年から高校生に多読を薦めている優香さん。注文のうるさい(笑)
彼らに合う本はないでしょうか、という質問に対して、タドキストのみなさん
が薦める本とは? 大人向けとは一味違ったラインナップになっています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11050]
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【5】SSS コラム                    (マリコ)  
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■単語を意識すると本は読めなくなる理由 −脳の機能からみた考察−
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 SSSの三原則に、(読むときに)「辞書を引かない」「わからない単語は
とばす」というのがあります。これを守っているうちに、しらない単語があっ
ても読めるようになります。知らない単語に気をとられなければ、物語が頭の
中で展開し内容を楽しめるようになります。
 逆に、なにかのきっかけで単語に意識が集中してしまうと、とたんにストー
リーが流れなくなって読めなくなってしまいます。
 このようなことを何度も経験するに及んで、単語と文に関して脳がどのよう
に反応しているかに興味がわき、言語機能に関する研究報告を調べてみました。

 言語機能に関する脳の働きについては、以前は失語症患者の回復過程を観察
することで調べられていました。そして最近は、半減期の短い同位元素の使用
やfunctional MRIの導入によってさらに正確で詳細な研究がなされ、たくさん
の興味ある知見が得られています。functional MRIとは機能MRIともいい、脳
が機能している状態で、その機能をつかさどる脳の局在をMRIを使用して調べ
る方法です。

 言語や記憶などを脳の生理機能面から専門に研究している酒井邦嘉氏は「言
語の脳機能に基づく言語獲得装置の構築」という報告書の中で、一連の研究の
結果をふまえて「言語野において、文レベルの情報が語彙レベルとは異なるシ
ステムで処理されると考えられる」と結論しています。
 これが必ずしも「単語を意識すると読めなくなる」という現象の説明になる
わけではありませんが、単語に意識を集中させているときには文が読めなくな
ることの理由を考えるときに、大いに参考になるのではないでしょうか。
 本を読んで楽しむためには、文レベルの情報を処理できるシステムが円滑に
機能している必要があるのです。
 多読三原則の「辞書をひかない」「わからない単語はとばす」というのは、
単に辞書を引くことが読書を中断させるからというだけでなく、脳の機能から
いっても、本を読むために必要な、そしてとても合目的的な原則と言ってもい
いのではないでしょうか。
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【6】SSS ニュース
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■現行書評システム「新規書籍登録」休止のお知らせ
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[SSS書評] BOOK REVIEW([url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi])
新書評システムへの書籍データ移行作業の為、現行書評システムを、
2004年3月25日(木)午前0:00より約一ヶ月間(予定)、「新規書籍登録」のみ
休止させていただきます。
また、書評システムに関してのお知らせは「SSS掲示板について」の掲示板
にてご案内しています。書評委員のみなさんにはお手数をおかけしますが、
掲示板上でのお知らせを確認していただくようお願いいたします。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&num=100]
※書籍検索・レビュー登録などは今まで通り使用することができます。
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【7】編集後記                     (かのん)
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SSSのHPでは、投稿者の使いやすさを考えて掲示板を複数設けています。10万
語までの方のためには「入門者のための広場」、100万語をめざす方には「め
ざせ100万語の広場」というように。同程度の語数の人同士であればお互いに
気持ちがわかることも多いので、アドバイスし合ってよりスムーズに多読をす
すめて欲しいという意図がそこにはあります。

これらの広場は、多読の語数が進むにつれていずれ卒業してゆくことになりま
す。初投稿の時の、受け入れてもらえるかという不安や緊張。初めて返信をも
らったときのうれしさ。やがて仲間が増えてきて、自分にとって居心地の良い
場所になってゆく。だから語数が進んで、その掲示板を卒業するときが来ても
なかなか離れがたい。そんな気持ちはとてもよくわかります。そんなふうに愛
着を持ってもらえることをとてもうれしく思います。

でも卒業のときが来たら、勇気を出して卒業しましょう。次の掲示板にもまだ
知り合っていない仲間が大勢待っています。そこにいる人たちもまた、皆、最
初は同じような不安を持ちつつ次の掲示板に思い切って飛び込んだ人たちです。

だから、どうぞ安心して次の掲示板の扉を叩いてくださいね。「こんにちは、
はじめまして!」の一言があれば、きっと皆、暖かく迎えてくれますよ。

そして卒業した掲示板にもぜひ気軽に戻ってくださいね。今度は自分がアドバ
イスをする役として。
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は くいめい さんです。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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