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894. SSS多読通信 第195号 (2007/10/4)
お名前: 近眼の独眼龍
投稿日: 2007/10/4(08:05)
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SSS多読通信 第195号 (2007/10/4)
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【1】今週の100万語通過者 (9/24-9/30)
【2】今週のお薦め本
【3】今週の掲示板ダイジェスト (9/24-9/30)
【4】SSSコラム「多読の裾野が広がってきた!とんでもないところまで・・」
(酒井)
【5】SSSニュース
【6】編集後記 編集:近眼の独眼龍
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【1】今週の100万語通過報告者 (9/24-9/30)
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今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます!
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■ おそすぎる100万語通過報告(;^_^A ゆずちゃさん
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28日にはじめまして、そして29日に100万語通過の報告をして下さいました。
実は8月の初旬に100万語通過していて、今はもう150万語も越えているとか。
いいですねぇ、こういうのも。報告したい時が、報告しどきなんですね。
はじめましての掲示板も、ある意味報告なので、urlは両方載せましょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6951]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6076]
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【2】今週のお薦め本
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今週は特集ではないんです。かなり個人的なことなんですが、100万語多読
を始める前に、ペーバーバックがすらっと読めてしまったことがあります。実
は、無謀にもペーバーバックを読みたいと思って、100冊以上試してみて、そ
の中の2冊なんです。他はたいてい5ページと持たず挫折でした、もちろん。
で、理由は分かりませんが、するっと読めてしまった2冊が、たまたま掃除
中に出てきたのでご紹介です。
(そうそう、当時挫折したペーバーバックは、今になって少しずつリベンジ
中です)
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■Daddy-Long-Legs YL6.5 37,000語
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「あしながおじさん」です。書簡の形式を取っているので、短い章の集まりの
ようでもあり、短く区切って読むにも適していますね。挿絵もかわいいし。
なんてことを別にしても、やはりこれは名作だと思いますね。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003923]
……………………………………………………………………………………………
■Jonathan Livingston Seagull a story YL4.6 8.700語
……………………………………………………………………………………………
食べ物をとるためとか、そういう理由ではなくって、ただただ飛ぶこと、その
ことだけを追求する不思議なカモメのお話。総語数も少ないし、1ページ当り
の語数も少なめで、たくさんの写真。そんな見た目ほどには、簡単ではありま
せんが、ちょっと哲学して見ませんか?
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005140]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト (9/24-9/30)
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■はじめましての広場より。 みなさん、掲示板へようこそ!!
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●英語教材のつまらない英語にあきあきしていたのですが......
ナマケモノさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6061]
●SSS多読法を始めてはや2年が過ぎました。 アーニャさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6065]
●洋書が読める自分をイメージしながら..... るきさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6073]
●多読の本を見つけ速読、とても納得 ぶよぶよさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6075]
●多読というものを知らなかったのです。 ゆずちゃさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6076]
●まずは楽しく英語感を取り戻したい watasanさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6080]
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■ゼロからスタート!まずは10万語!の広場より
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Amelia Bedeliaに続くヒットを物色中 ゆきこ@SSSさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=9224]
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■めざせ100万語!の広場より
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「えっ、今英語で理解しとった?!」と感激する瞬間も。 オリバーさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24131]
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【4】SSS コラム「多読の裾野が広がってきた!とんでもないところまで・・」
(酒井)
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多読の裾野が広がってきた! とんでもないところまで・・・
たしかに多読は広がってきているようです。最近はとくに裾野が広がったと
いう気がします。たとえばAERA Englishという英語学習雑誌の最近号で多読関
連の特集がありました。その冒頭で「多読の効果はよく知られている云々」と
書いてありました。その記事を書いた人はわたしたちの知っている人ではあり
ませんでした。いままでに多読関連の本を出してきた出版社に加えて、学研も
参入(?)してきました。学校でも「多読」という言葉はかなり知られるよう
になっているようです。ぼくはこの秋だけで6つの学校大学にはじめて多読の
話をしに行きます。何度目かという学校を入れると、一体何校になるのか?
けれども世の中、いいことばかりはないもんだ・・・ 裾野が広がって、心
配も広がってきました。たとえば東京都のある有名女子校では「多読」と称し
て年間10冊のOxford Bookworms(それも上のレベル!)を全訳させるのだと
か。なんと一橋大学でも1年生にOxford Bookwormsの上のレベルの本を3ヶ月
に1冊読ませて、試験をするそうです。多読を従来の精読の単なる延長と思い
こんで、精読をたくさんやれば多読になると考えているのでしょう。まもなく
「多読で英語が嫌いになった」というこどもが続出することでしょう。
ちょっと前までは多読はその効果の故に広がってきました。少し前からは
「多読はいいそうだ」という評判の故に広がりはじめました。その結果、とん
でもない「多読」がこれからは増えていくでしょう。本当にこどもたちが目を
輝かせる多読と、こどもたちをがっかりさせる多読と、その二つの多読が拮抗
し、せめぎ合い、覇権を争うでしょう。その結果、やっぱり多読はだめだとい
うことになって一過性のブームに終わるか、それとも本当にこどもたちを解放
する多読がじりじりと受け容れられるか・・・ ぼくの予想はどちらかという
と、暗いものです。
けれどもいちばん気がかりなのは掲示板です。少し前まで、つまり掲示板初
期から去年くらいまでは疑い深い投稿者が多かった! 半信半疑ではじめる人
もいれば、近眼の独眼龍さんたちのように「零信全疑」ではじめる人さえい
た!! そういう人たちは「酒井なんかにだまされないぞ! 簡単に信じてな
るものか」という、実に疑り深い人たちだった・・・ そういう人たちの厳し
い目をぼくは常に意識して掲示板に投稿していました。その意味で、あの人た
ちは実に見事にぼくたちを鍛えてくれたと思います。そういう厳しい目の人た
ちに対して、ぼくは嘘はもちろんつけなかった。だから、まだだれも多読を
すっかり理解した人はいないのですよ、ぼくの書くことだって簡単に信じない
でくださいということを強調しました。みんなで探っていきましょうというこ
とを何度も書いたと思います。昔(!)はみんなが対等に新しい道を探して右
往左往していた。それで、その賑わいが実に楽しかった・・・
ところがこのごろは掲示板に初投稿する人たちがとてもおとなしくなったよ
うな気がしてなりません。多読の成果が広まったことが裏目に出つつあるので
しょうね。「多読はいいものだ」と信じて疑わない様子が窺われます。掲示板
の先輩たちは多読のことをすべて知っていて、レールはすっかり敷かれてい
て、いつどの本を読めばいいか尋ねさえすれば、明快な答えが返ってきて、初
心者の自分はそれに従っていれば大丈夫!・・・みたいな・・・
でも、そうじゃないですよね! 多読は百人いれば百通り、千人いれば千通
りの道があって、それは一人一人が切り開いていかなければならない。迷った
とき、詰まったときに先輩の助言は必要だけれども、切り開くのは結局自分の
はず・・・ それに多読が合わない人だっているはず・・・ はじめたばかり
のみなさん、もっともっと自分流の多読を開発するつもりで!
でもまあ、ぼくとして多読には明るい未来があるだろうと思っています。多
読は辞書にも文法にも負けない柔軟な心と、全訳も精読も跳ね返す強い体を
持っています。いつも言う言い方を使えば、多読はrobust and resilientつま
り「したたかでしぶとい」のだと思います。しかも「明るくてあったかい!」
世の中全体を照らすほど強い光になることはないだろうけれど、世の一隅は
しっかり明るくして、その上気持ちもほぐしてくれる・・・そういう役割を多
読は果たすことになるでしょう。
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【5】SSSニュース
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■SSSタドキスト大会 12/1-2 に開催!
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今年のタドキスト大会は、12月1日(土)・2日(日)に、
名古屋市の「ウィルあいち」で行います。
日程の詳細や、申込み方法は掲示板での告知をお待ちください。
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■朝日小学生新聞 2007/09/27 ORT: Big and Little
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朝日小学生新聞9月27日号の、「カマン・タドキッズ!」では、
Oxford Reading Tree Fireflies Stage 1+ "Big and Little" を紹介していま
す。下記のURLから、一般の方も絵本と音声を楽しむことができます。
[url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm]
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■多読講演会 セミナー イベントの予定
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10月14日 麻布 絵本から児童書への多読指導(古川昭夫)
10月14日 横浜 Your Guide to the ER Maze(宮下いづみ)
10月16日 水戸 多読を通して教養教育を考える(酒井邦秀)
10月28日 習志野 多読・英語が勉強じゃなくなるとき(酒井邦秀)
10月27日 新宿 これから多読をはじめる方へ(古川昭夫)
10月28日 大阪 中学生から大人までの多読(古川昭夫)
11月 3日 高岡 多読と多聴がひらく英語の世界(酒井邦秀)
11月18日 名古屋 Your Guide to the ER Maze(宮下いづみ)
11月24日 新宿 大人のための絵本の楽しみ(町田祥子)
12月1日、2日 名古屋 タドキスト大会
上記の詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
酒井先生の講演会等の活動は、下記に詳しい情報があります。
[url:http://tadoku.org/workshop.html]
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【6】編集後記 (近眼の独眼龍)
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やっと秋ですねぇ。一応タドキストである私ですが、でも、読書の秋よりは
食欲の秋です。種類も量もたくさん食べたい。今の私の多読は、注文したもの
が出てくるまでの、短い時間が中心になっていたりします。
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多読通信、次号もお楽しみに!
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。
・掲示板への投稿
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
・多読通信アンケートフォーム
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/formmail.html]
※いただいた質問に対するお返事を掲示板上で行う場合があります。
ご了承ください。
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多読通信の過去記事&マガジン内検索
[url:http://blog.mag2.com/m/log/0000118505]
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』
[url:http://www.mag2.com/] を
利用して発行しています。
配信申込・中止・アドレス変更はこちらへ
[url:http://www.mag2.com/m/0000118505.html]
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発行:SSS英語学習法研究会( [url:http://www.seg.co.jp/sss/])
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