SSS多読通信 第87号 (2005/7/7)

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369. SSS多読通信 第87号 (2005/7/7)

お名前: ぷーさん http://pooh-b.sakura.ne.jp/
投稿日: 2005/7/7(00:18)

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        SSS多読通信 第87号 (2005/7/7)

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【1】今週の100万語通過者(6/27-7/3)
【2】今週のお薦め本 「Cornerstones of Freedomシリーズ」
【3】今週の掲示板ダイジェスト(6/27-7/3)
【4】SSS コラム 「小さな喜びをたくさん」(メイ)
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
                            編集:ぷーさん
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【1】今週の100万語通過報告者
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 今週の100万語通過報告は4名でした。おめでとうございます!
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■よねすけさん
 2002年、高校一年生の時に塾で紹介されたのが多読との出会い。その後も自
力で多読を進め、今年の4月に3年間かけて100万語を達成されました。現在は
ハリー・ポッターを読んでいらっしゃいます。自己紹介の掲示板に、より詳し
い報告をされています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5147]
……………………………………………………………………………………………
■ろしあさん
 2003年10月から多読を始め、幾度かの停滞を乗り越えての100万語を達成で
喜びもひとしおですね。目標だったハリー・ポッターの1・2巻を既に読破さ
れています。将来、今は洋書絵本を楽しんでいる5歳の娘さんと一緒に多読を
楽しむのが夢だそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5156]
……………………………………………………………………………………………
■蓬簾(ほうれん)さん
 "Superfudge"で100万語を通過されました。目標本でもある『ハウルの動く
城』は多読前に辞書を引きながら読んで挫折されましたが、「多読を始めてか
らたまに読むと、辞書が無くても意外にわかるんですよね」とのこと。リスニ
ングにも効果を感じているそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5159]
……………………………………………………………………………………………
■Asamiさん
 多読を始めて間もなくGRのレベル0-1の本に飽き、PBを読み始め、自分でも
どのレベルの本を読めば楽しいのか分からなくなっていたところに講演会に参
加。近眼の独眼龍さんから児童書を薦められ、すっと読めないことにショック
を受け、読み方を変え、児童書・絵本を読み漁ったそうです。困ったときには
掲示板やいろんな場所でアドバイスを受けてみることを勧められています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5161]
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【2】今週のお薦め本 (Cornerstones of Freedomシリーズ)
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 アメリカで小学校高学年向きに出版されている歴史ノンフィクションのシリ
ーズをご紹介します。歴史の解釈についてはそれぞれの国によっても違うもの。
ある事件がアメリカの子供たち向けの本にはどのように書かれているのか?そ
こに注目して読むのも面白いです。
 裏表紙にはその本の出来事と関係のあるシリーズのタイトルが紹介されてい
るので、興味を魅かれたら続けて読んでみてはいかがでしょうか。
 出てくる用語の中には難しいものもありますが、本のサイズも文字も大きく、
写真やイラストがふんだんに使われていて、読みやすくなっています。
 今回取り上げたシリーズのペーパーバックは現在入手困難な巻も多くなって
いますが、ハードカバーでSecond Seriesが発売中です。新しいシリーズでは
9.11テロや、混乱した2000年の大統領選挙の話も取り上げられています。ペー
パーバックが発売されるのが楽しみですね。
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■The Spanish-American War  2800語  YL4
……………………………………………………………………………………………
 1898年に起きた戦争です。戦いの結果、アメリカはキューバとフィリピンに
影響力を持つことになりました。また、この戦争の開始には新聞が大きく影響
を及ぼしていたそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009696]
……………………………………………………………………………………………
■The Panama Canal  3300語  YL4
……………………………………………………………………………………………
 パナマ運河の建設にはSpanish-American Warが大きく影響していました。太
平洋とカリブ海で同時に戦争をすることになったアメリカは二つの海の間を容
易に行き来できる手段の必要性を強く感じたのです。困難な工事、運河のため
に翻弄されたパナマの国や人々の様子が描かれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009697]
……………………………………………………………………………………………
■Jackie Robinson Breaks the Color Line  3100語  YL4
……………………………………………………………………………………………
 1947年に黒人初の大リーガーとなったJackie Robinson。黒人リーグの多く
の選手の中から、なぜ彼が選ばれたのか?契約時のオーナーとJackieのやり取
りに当時の厳しい状況が感じられます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009677]
……………………………………………………………………………………………
■The Fall of the Soviet Union  3100語  YL4
……………………………………………………………………………………………
 ソビエト連邦はどのようにして成立し、崩壊に至ったのか?崩壊に至る過程
が分かりやすく描かれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009678]
……………………………………………………………………………………………
■The Underground Railroad  3500語  YL4
……………………………………………………………………………………………
 アメリカ南部に奴隷制度が存在した頃、南部の奴隷を北部へ逃がすための
Underground Railroadというシステムがありました。Underground Railroadと
はどんなものだったのか、どのようにして出来上がったのか、などが描かれて
います。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009663]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト
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■"Frog and Toad"を聞いてみたら   グルメさん
 最近、読書速度が遅くなっていたので、"Frog and Taod"のCDを聞きながら
読んでみたところ、グンと読書速度が上がったそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21028]
……………………………………………………………………………………………
■まったりReading   Fuukoさん
 マイペースのまったりReadingで16万語を通過されました。最近『100万語多
読入門』を購入され、お話が6話、しかもCDまでついているお得さに感動。本
に刺激され初めてのシャドウイングにも挑戦されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21035]
……………………………………………………………………………………………
■90万語通過しました   とまと☆ままさん
 少し前までは、スランプ気味で絵本や易しめの児童書ばかりを読んでいたそ
うですが、反動でいつもより難しそうな長めの本を読みたくなり読了。その後、
GRを読んでみるとスラスラ読めたそうです。普段より下や少し難しいものを読
んでみることの効果を実感されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21056]
……………………………………………………………………………………………
■80万語通過しました   momijiさん
 YL0から2までの本をたっぷり読んでおられます。元々メモを取るのがお好き
で、語数を記録するのが楽しく、励みになっているそうです。レベルの上げ方
も、しっかりとご自分のペースをつかまれているようですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=21060]
……………………………………………………………………………………………
■好きなシリーズで調子回復   tomokoさん
 三周年、約430万語を迎えられました。3年目に入ってからまとまって読む
ことができない日が続き、調子が出なかったそうですが、気に入ったシリーズ
に出会ったことで調子を取り戻せたそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-mini-report&c=e&id=91]
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■久々に「停滞」を経験して...   ありあけファンさん
 1ヶ月以上の中規模停滞から脱出されたばかりです。停滞から新しい発見を
されました。悪者扱いされてしまいがちな「停滞」ですが、こんな風に上手に
停滞とお付き合いできたらいいですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=6012]
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■ようやく、復調の兆しかな?   寝太郎さん
 図らずも停滞に関する投稿がたくさん集まった今週。停滞の原因も人それぞ
れ。原因の分析や今後の方針は多くの方の参考になることでしょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=e&id=268]
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■初PB読めました!   ペギー双葉山さん
 初めて「大人向け一般書」を読了されたそうです。「20年ぶり、4冊目にし
て初金星」を得た喜びが伝わってくる投稿です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=5968]
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■3周年・1000万語・manga200冊   ミルポワさん
 7月1日に3周年を向かえ、1000万語に到達されました。mangaも200冊が圧巻
です。1000万語を過ぎて、出来るようになったこと、まだ出来ないことも報告
してくださいました。着実に力を伸ばされている様子が伝わってきます。印象
に残った本の紹介もあります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=6061]
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■絵本報告 その36   アトムさん
 楽しみにしている方も多いアトムさんの絵本報告。今回は古典がテーマです。
良く知っているはずのお話でも、いろいろなバージョンがあるそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=946]
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【4】SSS コラム 「小さな喜びをたくさん」(メイ)
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 多くのみなさんにはあまり縁がないかもしれませんが、大学の授業に多読を
取り入れた経験を少しお話しさせてください。
 いろいろ迷った結果、「やはり、これしかない」と思って多読授業(選択)
に踏み切ったのは、今から3年半前の秋でした。13名の学生と150冊ほどの本と
いうささやかなスタートでした。何しろこちらも初めてのことなので、毎回、
学生の様子を見ながら話し、アドバイスの仕方を考え、次つぎに本を買い足
し・・・ 必死だったことを思い出します。
 学期の終わりには反省することもたくさんある授業でしたが、全員が「楽し
かった」「英語が好きになった」などプラスの評価をしてくれました。なかに
は「先生も初めてで大変だったと思います。ありがとうございました」と書い
てくれた人もあり、これには思わず涙がこぼれました。不慣れな私に一生懸命
ついてきてくれた13人には、今でも心から感謝しています。
 こうして今では多読授業も4年目となり、1年生には必修で1年間の多読授業
を行っています。本の数は、運良く予算が取れたりしたこともあり、現在では
4000冊近くになっているかと思います。
 と言うと、すべて順調で余裕を持ってやっているかのようですが、実は学生
も年によって違い、必修なので個人個人で意欲にも差があり、それにどう対応
するかなど迷いはつきず、結局、毎回必死なのは始めのころとちっとも変わり
ません。
 でも、学生の楽しそうな顔や伸びていく様子が手に取るように見えるのが、
多読授業の魅力です。昨年度、多読した104人は、後期のカリキュラムが過密
なため、後半の読書量がかなり落ちたのが残念でしたが、それでも毎日のよう
に本を借りに来て、10ヶ月で100万語を超えた人が出たのは本当にうれしいこ
とでした。また、始めのACEという英語運用力をみるテストでは、下から数え
た方が早かった英語が大の苦手という人が、40数万語読み、最後のテストでは
上から数えた方が早いという結果になりました。これはこれで本当にうれしい
話でした。
 ただ、そのようなめざましい話は、むしろ「事件」といった方がよく、日常
に見えるのはごくささやかな進歩です。初めて「100冊読めた」「5万語まで読
めた」というのは、本人にとってはとても大切なことで、こちらも誉めそびれ
たりしないように、ありたけの心を込めて「おめでとう」ということにしてい
ます。
 結局、私にとっては、ささやかな進歩ではあっても、学生が「自分にもでき
る」と感じたときの輝く顔を見るのが、実は一番の喜びです。これからも日常
の小さな喜びを大切にして、授業をしていきたいと思います。
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【5】SSS ニュース
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■100万語多読キャンペーン:各地講演会のお知らせ
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●読み聞かせからはじめる子どものための多読

 8月20日(土) 13:30〜15:30 愛媛県松山市生涯学習センター

ドリルやアクティビティだけではインプットが足りません。 読み聞かせで、
子どもと一緒に豊かな時間を持ちましょう。読み聞かせで、本の持っている
「物語の力」を最大限に生かされます。ただインプットが増えるだけでなく、
吸収率も上がると思われます。読み聞かせの大きな効果の、そうした実例を
ご紹介します。(酒井先生より)

●多読ではじめる英語——楽しみながら100万語に挑戦!

7月 9日(土) ジュンク堂池袋店 4階 カフェド・ジュンク
7月30日(土) 丸善名古屋栄店  6階 会議室
11月26日(土) 丸善仙台アエル店 仙台市情報・産業プラザ セミナールーム

多読を始めている方、興味のある方、どなたでも参加できます。
ぜひ、お気軽にご参加ください。各地詳細はこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■100万語多読キャンペーン:出前講演会・読書指導会のお知らせ
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今年は、全国の書店で100万語多読応援キャンペーンを行っています。これ
に連動する形で、SSS英語学習法研究会、多読学会メンバーが、全国で出前
講演会・読書指導会を行います。詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=364]
100万語キャンペーンについては、こちらをご覧下さい。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/2005-100mango-fair.html]
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■多読通信バックナンバー閲覧に検索機能がつきました
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多読通信は全てのバックナンバーが閲覧できます。そこに、新たにマガジン内
検索がつきました。これで、いままで紹介されたお薦め本や、気になったコラ
ムなどあっという間に検索できて便利です。ぜひ、ご利用ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=350]
多読通信(BN)はこちらから [url:http://blog.mag2.com/m/log/0000118505]
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【6】編集後記  (ぷーさん)
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 多読を始めて早2年と7ヶ月。最近ではすっかりPBを読むことが多くなりま
した。周りの多読仲間たちもPBを読む人が増えてきて、話をしていて感じるの
は「好みは本当に人それぞれだなぁ」ということです。近頃は、かなり何でも
読めるようになってきましたが、PBは長さがあるのでお話が好みでないとなか
なか読み終わらない気がして辛く感じることがあります。でも、好みのものだ
と一気に読めることもあり、好きな本を上手く見つける腕も必要だなぁと思う
今日この頃です。
 好みの本を見つける方法はいろいろありますが、わたしの場合、まずは掲示
板、書評も含めた多読仲間からの情報です。多読仲間からの情報なら英語の難
易度についての情報も教えてもらえるので一石二鳥です。(いつも教えてくれ
る皆さん、ありがとうございます。)翻訳の書評や書店で面白そうな翻訳本を
見つけて、その原書を探したり、最近は英米新聞のweb版の書評欄を読んで探
してみることもあります。自分と好みのあう友人や書評家をもっと大勢見つけ
られたら、きっとどんどん世界が広がるかな?と楽しみにしています。
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次号の担当は ジアスさん です。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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▼返答


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