SSS多読通信 第62号

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194. SSS多読通信 第62号

お名前: しお
投稿日: 2004/12/23(09:22)

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        SSS多読通信 第62号 (2004/12/23)

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【1】今週の100万語通過者(12/13-12/19)
【2】今週のお薦め本 「絵」がテーマの本  
【3】今週の掲示板ダイジェスト
【4】SSS コラム 
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
                           編集:しお
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【1】今週の100万語通過報告者 (12/13-12/19)
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 今週の100万語通過報告は 5名でした。おめでとうございます!
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■榎本さん
多読を中断した期間をはさみながらも100万語を達成されました。ブックク
ラブを利用して、語数の少ない本もたくさん読んでおられます。100万語
通過本は、Love Story (OBW3、『ある愛の詩』)で、「気が付くと涙がこぼれ
ていました。」とのことです。素敵な100万語通過、よかったですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4539]
……………………………………………………………………………………………
■Tinyさん
すでに725万語近く(!)読んでおられるTinyさんが、1年4か月前に達成
した100万語の報告をしてくださいました。「過去の英語学習では学問に王
道無しという言葉を信じて辞書を引きつつ言葉をひとつひとつ地道に覚えてい
ってましたが、100万語達成して王道は無くても近道はあると気付きました。」
という言葉が印象的です。詳しい読書リストもリンクしてくださっています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4541]
……………………………………………………………………………………………
■ぴくりんさん
多読をして読書の幅が広がり、今まで興味の無かった世界史もの(フランス革命
など)が楽しめたのが大きな発見だったいうぴくりんさん。また、もともと好
きだったミステリーでも、GRのような短い本で何冊も面白い本に出会えたのが
衝撃だったと、GRの魅力を語ってくださいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4547]
……………………………………………………………………………………………
■真空管さん
シドニー・シェルダンで100万語を通過されました。洋書を読む時間を作る
ために夜10時就寝・朝5時起床で毎朝2時間を捻出されたそうです。「多読
を始める前は電車の中でペーパーバックを読んでいる人を見かけると畏敬の念
をいだいていましたが、自分がその立場になっていることにびっくりしていま
す。」とのことです。これからがもっと楽しみですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4550]
……………………………………………………………………………………………
■zukazunさん
GRを着実に読み進めて、目標通り1年以内で100万語を達成されたzukazun
さん。「多読を始めるまでの人生の中で、読書の習慣は皆無でした。その私が
毎日読書し、それも英語の本を読むなんて、自分でも驚いてます。」と「読書」
も趣味に加わった嬉しさを報告してくださいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=4552]
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【2】今週のお薦め本 「絵」がテーマの本 
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 今週は、「絵」に関わりのある本を集めてみました。

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■Harold at the North Pole  YL0.5-1.0 612語
……………………………………………………………………………………………
Harold and the Purple Crayonシリーズの1冊です。ハロルドの紫のクレヨン
は描いたものが本物になってしまうのです。今回はクリスマスのお話。ハロル
ドは紫のクレヨンを手に、クリスマスツリーを探しに出かけます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005721]
……………………………………………………………………………………………
■Emma YL1.2-1.6 584語
……………………………………………………………………………………………
Emmaおばあさんは、誕生日に故郷の村を描いた絵をプレゼントされます。その
絵は美しいけれど、Emmaおばあさんの記憶とは違っていました。Emmaおばあさ
んは、絵を前に悩み続け、ついにあることを決意します。Barbara Cooneyの暖
かい色調のさし絵が素敵です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008519]
……………………………………………………………………………………………
偶然にもEmmaという名前が同じですが、次にご紹介する本は、上の Emma とは
全く別の、Allen Sayの作品です。Allen Sayの他の作品(Grandfather's
Journey、Tea with Milk)はタドキスト大会の読み聞かせで紹介されました。
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■Emma's Rug YL1.2-2.5 864語
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日系の女の子 Emma は、小さいときから使っていたrug を大切にしています。
rugをずっと見つめていると映像が浮かんでくるのです。Emma は絵の天才少女
として扱われますが、ある日お母さんがその rug を洗濯してしまいます。
自分を信じるというメッセージも感じられる、大人にお薦めの絵本です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007890]
……………………………………………………………………………………………
■Nate the Great YL1.5 1585語
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掲示板で人気の児童書、Nate the Greatシリーズのの第1作。パンケーキをこ
よなく愛する少年探偵Nateに仕事の依頼がきます。友人Annieの描いた絵がな
くなったらしいのです。男の子のなりきりハードボイルドがいい味を出してい
るシリーズです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003514]
……………………………………………………………………………………………
■The Chalk Box Kid YL2.0-2.5 4521語
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9歳のGregoryは絵が大好きな少年です。父親が失業したため、新しい町に引
越してきました。しかし、新しい学校になじめず、Gregoryの気分は晴れませ
ん。そんなとき、ワイヤーでとめて閉ざされていた門の向こうに、チョーク工
場の焼け跡をみつけます。やっと見つけた自分だけの場所。Gregoryは焼け跡
からたくさんのチョークも見つけ、ひとりで絵を描き始めます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008516]
……………………………………………………………………………………………
■The Picture of Dorian Gray(OBW3) YL2.8 16000語
……………………………………………………………………………………………
画家Basilは、美しい若者Dorian Grayの肖像画を描きます。Basilの友人Henry
は、この絵をみてDorianに興味を持ち、Dorianに会います。しかし、Basilが
恐れていた通り、Henryは純粋無垢だったDorianによくない影響を与えてしま
います。Henryに感化されたDorianは、自分の肖像画を前に「この絵の私はい
つまでも若く美しいのに、実際の私はどんどん年老いて醜くなるなるなんて!
いっそ逆だったらどんなにいいだろう」と無理な願いを口走ります。その後、
Dorianの人生は波瀾に満ちたものになっていきます。先が気になってどんどん
読める、GRの傑作です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000173]
……………………………………………………………………………………………
■The Man in the Ceiling YL4.5-5.0 29232語
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Jimmyは野球オンチ、クラスでもパッとせず、唯一好きなのはマンガを描くこ
とだけ。将来すごいマンガ家になりたいと熱望しています。しかし、クラス
の人気者から漫画をけなされ、その子のアイデアを漫画にするはめになり、
Jimmyは苦しみます。一方、家族にも大きな事件が起こります。ただ重い雰囲
気の話ではなく、作者のユーモアと温かな視点が感じられます。Jimmyの描い
たマンガもあちこちにはいっていて、物語のカギとなっています。
この本を読むときは、パラパラめくってうっかり最後のページを見ないように
注意してください。とても印象的なラストです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008517]
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■Getting To Know The World's Greatest Artists シリーズ YL3.0
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「絵」そのものを紹介しているといえば、やっぱりこれ! 多読通信21号で
紹介されているシリーズですが、もう1度ご紹介します。
芸術家の生涯を子供向けにやさしく解説していて、カラー印刷の美しい、読み
やすいシリーズです。語数は1冊1200語程度。Kianさんがこちらにまとめて紹
介してくださっています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=82]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト
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■ちょっと嬉しかったので・・・。
「文法を知らなくては本当には読めていない、英語を理解できないのでは?」
というの疑問・不安について自分なりの結論が出せたというガビーさんの報告
です。自分の中で確実にレベルアップが実感できたとのこと、おめでとうござ
います!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=14947]
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■第1回 予告ネタバレ・トーク! 参加者募集!! 
「みんなで一斉に同じ本を読んで、ワイワイとネタバレトークをしませんか?」
と、ペギー双葉山さんの楽しい企画です。第1回のお題は、Marvin Redpostシ
リーズ 第1巻 Kidnapped at Birth? です。トーク開始日は1月21日。
あなたも参加してみませんか?
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=446]
……………………………………………………………………………………………
■シリーズの順番を知るには?
児童書シリーズの巻の順番はなかなか検索しづらいもの。「どうしたら巻数の
順番を知ることができるでしょう」というおむすびさんの質問に、検索に便利
なWebsite、Amazon.co.jpでの調べ方などの情報が寄せられています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=20470]
……………………………………………………………………………………………
■NHK人間講座:ようこそ「マザーグース」の世界へ
たださんからの情報です。たださん、返答された皆さんの投稿には、NHKの番
組情報だけでなく、過去の掲示板でのマザーグース関連スレッド、マザーグー
スのお薦め本など情報がいっぱいです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=t&id=14770]
……………………………………………………………………………………………
■1周年を迎えました!
450万語で1周年を迎えたRaquelさんの報告です。念願のロマンス小説をど
んどん読むようになったという嬉しい報告です。「乙女な本」もたくさん紹介
してくださっています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=4600]
……………………………………………………………………………………………
■200万語通過しました♪
児童書だけで200万語通過されたみぃみぃさんの報告です。100万語から
200万語までの間に、以前はついていけなかったDVDの英語字幕にも、余裕
でついていけるようになったそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=4610]
……………………………………………………………………………………………
■230万語突破
1年半で230万語読まれたthinさんの初報告です。小説を読むのが唯一の趣
味で、原書が読みたいと始めた多読。最初は不安だらけだったけど、「このま
まいけば間違いなくPBも読める日がくると確信しています!」と力強く語って
くださいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=4627]
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【4】SSS コラム  「絵本の読み聞かせ」         (Kian)
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 タドキスト全国大会で、90人もの前で絵本の読み聞かせをしました。本番
ではとても緊張しましたが、終わった後、何人もの方から「よかったよ」と、
感想をいただきました。とても嬉しく「やってよかった!」と思いました。
「興味あるけど、どうやったらいいの?」という方もいらっしゃると思うので、
今回はSSS大阪絵本の会の読み聞かせの様子を中心にご紹介します。

 まず、基本的な技術ですが、タドキスト全国大会の報告に、利岡悦子さんが
まとめてくださっていますので、ぜひ参考になさってくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/tadokists/report/yomikikase.files/frame.htm]

 さて、みなさんは「絵本の読み聞かせ」と聞くと、どんな光景を思い浮かべ
ますか?聞いているのは子ども達でしょうか。実は、大人が大人に読み聞かせ
するのも、とても楽しいんですよ。
 大阪絵本の会の例会でいつも素敵な読み聞かせをしてくれるテレジアさんの
言葉をご紹介しましょう。
「初めは『絵本の読み聞かせと言えば、対象は子ども達』という思いが拭えま
せんでした。ですから、『読んであげる、聞かせてあげる』という意識がどこ
かにありました。でも、例会を重ねるごとに『絵本を読んでもらうこと、聞か
せてもらうこと』を純粋に楽しんでいる自分がいます」

 どんな風に楽しいの?という方、同じく例会に参加し続けてのポロンさんの
感想をお読みください。
「例会でみんなに読み聞かせしてもらった絵本、自分で読み聞かせした絵本、
1冊1冊が思い出深いものばかりです。その1冊を思い出すと、読み聞かせし
てくれた人の読み方、ページのめくり方や、みんなのどよめき、笑い声、感動
で静まり返った余韻、そんなものまでよみがえってきます」

 絵本の好きなタドキストの仲間がいたら、読み聞かせはできます。一緒に始
めましょう!そして「初めから上手にできる人はいない」ということを覚えて
おいてくださいね。やっているうちに少しずつ慣れてきます。誰かの前で初め
てやってみた時には飛び出しそうだった心臓も、回数を重ねるごとに落ち着い
てきますよ。まずはやってみることです。応援しています♪
 読み聞かせを始めた方へ、私の次回のコラムで、読み聞かせの技術の磨き方
(仮説:笑)をお知らせしますね。
 では、みなさん、よいお年をお迎えください。 
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【5】SSSニュース
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■掲示板が新しくなりました
SSSの掲示板をより使いやすくするため、掲示板が統合・新設されました。
掲示板への投稿方法、その他注意点については、まず「SSS掲示板・総合案内」
をお読みください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/bbs/index001.html]
掲示板の一覧はこちらです。
「SSS交流の広場一覧」
[url:http://www.seg.co.jp/sss/bbs/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■第2回 全国タドキスト大会の報告・資料集ができました。
12月4・5日に開催された第2回タドキスト大会の各イベントでの報告や資
料をWeb上でみられます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/tadokists/Tadokists-2004-12.htm]
……………………………………………………………………………………………
■2004:私のすすめる1冊 投稿募集
本のこと何でも掲示板で「2004:私のお薦め1冊」特集が行われます。参加は
多読をはじめた方なら誰でもOK。募集期間は12月16日〜1月15日です。
詳しくはこちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=452]
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【6】編集後記   (しお)
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 先日、初めて上野の国際こども図書館に行ってきました。といっても、時間
がないので、目当ての本を検索して1冊読んで帰ってきただけ、という慌しい
ものでした。
 それでも、子ども図書館への行き帰りに、国立博物館や美術館の美しい建物
を目にしたり、遠目にちらっと公園の木々や大噴水を眺めたり、ベンチでのん
びりしたり、散歩したりしている人たちを見ているうちに、とても新鮮な気持
ちになりました。読書するのも楽しいですが、普段行かない場所、特に広々と
した場所へ行って、日常と違う空気を感じるって、五感が刺激されてとてもい
いものですね。(帰りにお腹がすいて、公園入り口の屋台で買った焼き芋がお
いしかったので味覚も!)
 いつか機会があれば、ぜひ、自分もあの空気の中で散策して、美術館でじっ
くり絵を見てみたいものだと思います。
……………………………………………………………………………………………

来週(12/30)はお休みします。

次号の発行は1/6、担当は古川さんです。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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多読通信に関するみなさまのご感想・ご要望・ご意見等をお待ちしております。
 ・メール sss-web-magazine@seg.co.jp
 ・掲示板への投稿
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を
 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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