Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

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1089. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: パピイ
投稿日: 2008/1/13(23:19)

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久子さん、こんにちは。

〉ヒストリカル ロマンスに良く出てくるけど、普通に多読していると
〉出会う機会が少ないと思われる語彙の紹介です。

ほぼ一年前、私が「Suddenly You」で、ロマンス本デビューする時にとっても
役に立ったのが前回の紹介でした。今回の紹介も、ヒストリカルロマンスをこれから
読もうとする方々のお役に立つといいですね。

◇今回の紹介にあるのかな と思っていましたが、ありませんでしたので、
 付け加えさせてください。

shift

野球で、打者に合わせて守備位置を変えることや、工場などでの
勤務体制(昼勤、夜勤など)で使われるシフトと同じ単語ですが、
「女性の肌着」です。

riding habit

女性の乗馬服
当然、横乗り sidesaddle します。

keep

Julie Garwoodの中世のスコットランドを舞台にした作品に出てきた
単語で城塞の一部です。食糧倉庫などではありません(笑)

15世紀のイングランドの騎士の子供の生活を描いた
Knights / Catherine Daly-Weir ISBN:0448418576
では、領主、騎士、召使たちの住む大きな塔をkeepと言っています。

page

頁(ページ)と同じ単語ですが、先の本では、7歳になった少年が、
領主の城に騎士になる修行をしに行きます。この修行をする子供たちを
pageと呼んでいます。日本語では何と訳すのでしょうね。

(中世の作品での) baron

領主とでも訳すのでしょうか。
Julie Garwoodの作品では、国王の下の位はいきなりbaronです。
19世紀では、
〉爵位の高い順
〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
ですけどね。

以下、コメントです。

〉Fitz

〉Titian hair

40数冊のヒストリカル作品を読んでいますので、だいたいしっていましたが、
このふたつはお目にかかったことがありませんでした。

〉manicure

〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉通じる親密さを表すことになります。

Lord of Scoundrel は、読まれましたか。
この作品でも、手袋を外される印象的な場面がありますよ。

〉それでは、また
〉第三回があるかどうかは未定です。 (笑

それでは、期待せずに待っています(笑)


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1091. Re: 第二回 ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2008/1/14(11:14)

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パピイさん、こんにちは。

〉ほぼ一年前、私が「Suddenly You」で、ロマンス本デビューする時にとっても
〉役に立ったのが前回の紹介でした。今回の紹介も、ヒストリカルロマンスをこれから
〉読もうとする方々のお役に立つといいですね。

お役に立つと 嬉しいです。
決まりごとの中で楽しむタイプの本なので、社会の仕組みや常識を知っていた方が
より楽しめるかなと思います。

〉◇今回の紹介にあるのかな と思っていましたが、ありませんでしたので、
〉 付け加えさせてください。

ありがとうございます♪

〉shift

〉野球で、打者に合わせて守備位置を変えることや、工場などでの
〉勤務体制(昼勤、夜勤など)で使われるシフトと同じ単語ですが、
〉「女性の肌着」です。

chemise との違いが良くわわからないのです。 どちらも同じかなぁ と
思うのですけど、どうなんでしょうね?

肌着についてですが、petticoat と shift または chemise しか
身に着けていないヒロインがいますので、リージェンシーのころか
その少しあとに drawers が、一般的になったのかなぁ と感じます。

〉riding habit

〉女性の乗馬服
〉当然、横乗り sidesaddle します。

おぉ 横乗りは、現代でも エリザベス女王が騎乗するときなどに見ることがありますね。
背筋を伸ばして正面を向いた姿勢なので、ぱっと見た感じでは横乗りと分かりません。

たま〜に、横乗り では早く駆けられないので、britches で saddle に乗る女性もいますよね。

〉keep

〉Julie Garwoodの中世のスコットランドを舞台にした作品に出てきた
〉単語で城塞の一部です。食糧倉庫などではありません(笑)

〉15世紀のイングランドの騎士の子供の生活を描いた
〉Knights / Catherine Daly-Weir ISBN:0448418576
〉では、領主、騎士、召使たちの住む大きな塔をkeepと言っています。

これは知りませんでした。
なにしろ中世ものは、3冊くらいしか読んでいませんが資料本は一応持ってます。
Sabuda & Reinhart presents: Castle ISBN:043954324X には、なかったような?
この本現在、Amazon で¥1000 切ってますね。 お買い得です。
Magic Tree House Research Guide: Knights And Castles ISBN: 9780375802973 でも
一番奥の大きな塔や建物を keep としています。

〉page

〉頁(ページ)と同じ単語ですが、先の本では、7歳になった少年が、
〉領主の城に騎士になる修行をしに行きます。この修行をする子供たちを
〉pageと呼んでいます。日本語では何と訳すのでしょうね。

page と聞いて page boy という言葉が浮かびました。
これ 内巻ボブカットのヘアスタイルでしたっけ?
page の髪型から来ているとか、関係がある言葉なのでしょうか。
訳語は 小姓 とか? 紅顔で前髪を立てた少年を連想してしまいますが....

〉(中世の作品での) baron

〉領主とでも訳すのでしょうか。
〉Julie Garwoodの作品では、国王の下の位はいきなりbaronです。
〉19世紀では、
〉〉爵位の高い順
〉〉Duke > Marquess(Marquis) > Earl > Viscount > Baron
〉ですけどね。

そうなんですかー。 爵位も時代によっていろいろなのかもしれませんね。
Viking について説明する本を読んでいたところ、Viking の nobles として
jarls と earls というのが出てきてました。 Earl と何か関係があるのかぁ と
感じます。

リージェンシーでは、戦争で功績があると 上限を Viscount に功績に
応じて 爵位を 授けられることもあるらしいです。
Lord of Ice に書いてあったと思います。

〉〉manicure

〉〉手袋で思い出したのですが、しかるべき lady は人前で手袋を外すことは
〉〉殆どありません。手袋を外す、または外される という行為は、服を脱ぐに
〉〉通じる親密さを表すことになります。

〉Lord of Scoundrel は、読まれましたか。
〉この作品でも、手袋を外される印象的な場面がありますよ。

読みましたが、年越しの1冊にしたため2週間以上かかったのが悪かったのか
現在読んでいる vampire と psychic の パラノーマルの印象が強すぎるからなのか
記憶が朧で..... Lord of Scoundrel はすべてが印象的な本だったから圧倒
されたという記憶しかなく。

1年後くらいに再読しようと思っているので、その時に (笑

〉それでは、期待せずに待っています(笑)
はい、期待しないで待っててください (爆


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