Re: あまりあさん、ありがとうございます!

[掲示板: 〈過去ログ〉英語以外で多読を楽しむ掲示板 -- 最新メッセージID: 3292 // 時刻: 2024/4/26(08:26)]

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3126. Re: あまりあさん、ありがとうございます!

お名前: スニフ
投稿日: 2016/5/2(16:50)

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"柊"さんは[url:kb:3125]で書きました:

〉〉〉聖書の時間もあるので、「Bible doesn't say that」という、キリスト教としては有名だけど、聖書に実はこのことは書いてないんだよという本を紀伊國屋で注文しました。楽しみです。

〉〉こちらも興味深いです。でも日本語じゃないと読めなそう。

〉面白いかと思いましたが、今イチ、屁理屈をこねている感じでしたね。様々なキリスト教学者が1章ずつ書いた「はじめて読む聖書」とか、池澤夏樹がそのうちの1人にインタビューする「ぼくたちが聖書について知りたかったこと」辺りが、日本語では面白かったです。

へぇ~っと思って amazon.com の書評をのぞいてみました。
曰く、「モーセは、10個の戒律を定めていない」。
あぁ、そういう話しなんだ。モーセは例の石にいろいろ書き残しているけれど、文章のどこで区切るかによって、戒律の数は9個にも11個にも解釈できる(これは、日本語の聖書の翻訳を比べても、訳によって区切る場所が違うので、ある程度想像できる。)といった話かな。
# 「汝姦淫すべし」とミスプリントした有名な聖書の話ではないですよね。

まあ、数百年に亘って、いろんな作者が、いろんな伝承など含めて寄せ集めたものだから、一貫性とかあまり期待してはいけない(というと福音派の非難を浴びそうだけれど)し、いろんな解釈ができるよね。
# 日本でいうと、古事記とか日本書紀に近いような。

個人的には、「砂の上に立っていた(黙示録12:18)」のが誰かの方が気になります(文法的に)。


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3127. Re: あまりあさん、ありがとうございます!

お名前: 柊
投稿日: 2016/5/4(13:31)

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"スニフ"さんは[url:kb:3126]で書きました:
〉"柊"さんは[url:kb:3125]で書きました:

〉〉〉〉聖書の時間もあるので、「Bible doesn't say that」という、キリスト教としては有名だけど、聖書に実はこのことは書いてないんだよという本を紀伊國屋で注文しました。楽しみです。

〉〉〉こちらも興味深いです。でも日本語じゃないと読めなそう。

〉〉面白いかと思いましたが、今イチ、屁理屈をこねている感じでしたね。様々なキリスト教学者が1章ずつ書いた「はじめて読む聖書」とか、池澤夏樹がそのうちの1人にインタビューする「ぼくたちが聖書について知りたかったこと」辺りが、日本語では面白かったです。

〉へぇ~っと思って amazon.com の書評をのぞいてみました。
〉曰く、「モーセは、10個の戒律を定めていない」。
〉あぁ、そういう話しなんだ。モーセは例の石にいろいろ書き残しているけれど、文章のどこで区切るかによって、戒律の数は9個にも11個にも解釈できる(これは、日本語の聖書の翻訳を比べても、訳によって区切る場所が違うので、ある程度想像できる。)といった話かな。
〉# 「汝姦淫すべし」とミスプリントした有名な聖書の話ではないですよね。

#ではないと思います。日本語訳の聖書を読んでいると、節が妙なところで区切ってあるので、語順が違うんだろうなと思いながら読んでいます。

〉まあ、数百年に亘って、いろんな作者が、いろんな伝承など含めて寄せ集めたものだから、一貫性とかあまり期待してはいけない(というと福音派の非難を浴びそうだけれど)し、いろんな解釈ができるよね。
〉# 日本でいうと、古事記とか日本書紀に近いような。

まあ、そうですね。多分、その辺をあまりはっきり言わずに、正しいことしか書いていない風を装っているのが、気に入らなかったのかなと思います。「こう理屈をこねたら筋通りますよね?」みたいな、汗だくの感じがどうも。

〉個人的には、「砂の上に立っていた(黙示録12:18)」のが誰かの方が気になります(文法的に)。

私の持っている英語の聖書にも、Then the dragon took his stand on the shore beside the sea.に注がついていてThen I took my standになっている訳もあると書いてありますね。「はじめて読む聖書」にも、聖書の翻訳を調べている人が、「あ、ギリシャ語あまり知らないで訳し間違えたな」とかいう訳に行き当たることがよくあると書いていました。hisだったところで、ドラゴンとか、それ以外の誰かとか、色々解釈ができそうな。


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3147. Re: あまりあさん、ありがとうございます!

お名前: スニフ
投稿日: 2016/5/24(21:46)

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"柊"さんは[url:kb:3127]で書きました:
〉〉まあ、数百年に亘って、いろんな作者が、いろんな伝承など含めて寄せ集めたものだから、一貫性とかあまり期待してはいけない(というと福音派の非難を浴びそうだけれど)し、いろんな解釈ができるよね。
〉〉# 日本でいうと、古事記とか日本書紀に近いような。

〉まあ、そうですね。多分、その辺をあまりはっきり言わずに、正しいことしか書いていない風を装っているのが、気に入らなかったのかなと思います。「こう理屈をこねたら筋通りますよね?」みたいな、汗だくの感じがどうも。

書評システムの方に、「より大きな計画の一部として今の苦しみがあるというのも、実は聖書に書かれていないらしい」と書かれていたので、あちらで話しをするのも何なので、こちらで。

これは、たぶん、ヨハネ9章の、
『「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」 イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。 』
の部分を指していると一般には解釈されていると思います。
『眼が見えない』のは『神の業がこの人に現れるため』という「より大きな計画のため」というのがすなおな解釈ではないかと思います。(いやそうではなくて実は違うという解釈も当然にあるとは思いますけれど。)

あとは、ヨブ書の全体が、それに近いこと
『サタンは答えた。「ヨブが、利益もないのに神を敬うでしょうか。あなたは彼とその一族、全財産を守っておられるではありませんか。彼の手の業をすべて祝福なさいます。お陰で、彼の家畜はその地に溢れるほどです。ひとつこの辺で、御手を伸ばして彼の財産に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」 』という言葉に対して、その後ヨブがいろんな災難に遇う訳ですが、最終的にはメデタシメデタシになるところ辺りも、そうと言えなくもない。

なので、「実は聖書に書かれている」が普通の素直な解釈だと思います。
そうでない解釈は、「実は聖書を読んでいない」か「奇を衒って話題性を狙った新解釈」じゃないですかね。


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