Re: 100万語を突破しました。

[掲示板: 〈過去ログ〉100万語通過報告 -- 最新メッセージID: 8032 // 時刻: 2024/4/20(23:41)]

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7748. Re: 100万語を突破しました。

お名前: せきけん
投稿日: 2012/6/7(23:48)

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ものぐさ父さん

せきけんです。

100万語通過おめでとうございます。
違う掲示板のレスポンスで報告するのも何ですが、回覧セット(3)を二冊読み私は、60万語を通過しました。
茶々猫さんの更に後ろを、追っかけている感じで、お二人の読んだものを、
参考にさせて頂いています。

その意味で、Bubby Filesシリーズも候補に入れたいと思います。
まずは、Marvin Redpostシリーズなんですが、これが、英国から国債普通郵便で送ってくる会社に注文したら、半月たってもまだ来ないんで、困っています。

取り敢えず、50万語〜の10万語で読んだ本を紹介します。

回覧(3)の2冊は、「Ugly Betty」と「Sense and Sensibility」です。

「Ugly Betty」はものぐさ父さんのおっしゃるとおり、TVドラマシリーズのあらすじ本で、TVガイドとか、番宣のパンフレットのようなもので、ちょっと本と呼ぶのはどうかと思う本でした。
何しろ、登場人物が多く、話があちこちに飛ぶので、なんだか、バラバラにされたジグソーパズルのピースのようなシナリオの断片を、読んでいる雰囲気で、そのピースがどこにはまるのか、すぐに理解できないもので、最初にある登場人物の紹介やら、後ろにあるドラマに登場するアイテムの紹介などを頻繁に見たり、前のエピソードでその登場人物が出てきたところを、もう一度めくってみないと、私の記憶力では、何が何だか分からないようなストーリーです。この手のTVシリーズって、ストーリーが複数あるんですよね。このBetty役のAmerica Ferreiraさんは、全然Uglyじゃなくて、Cuteだと思います。まあ、Fashion magazineのModeという設定だから、場違いということになるのだと思いますが。ヒスパニック系の人たちは、これからUSの中で力をつけて行くんでしょうね。先日、友人が紹介してくれたNYTの記事で、non White(ヒスパニックを除く)の子供の出生がWhiteの出生数を上回ったというのがありました。
http://www.nytimes.com/2012/05/17/us/whites-account-for-under-half-of-births-in-us.html?emc=eta1
Hispanicが主人公のTVドラマがヒットする背景にはこういうことがあるのでしょうか。

ものぐさ父さんの紹介して下さった、First episodeのyoutubeを見てみましたが、殆ど聞き取れないながらも、粗筋が分かっているだけで、結構楽しめました。

次に、読んだのが、ものぐさ父さんは、読まれずに、リスニングだけで7割理解できたという「Sense and Sensibility」です。
私も、先に、これをリスニングしてみたのですが、登場人物が多くて、最初から分からなくなって、本を見ながらヒアリングしました。それでも、追い付けないところがあって、その状態での理解が7割言っていなくて、結局、もう一度、ヒアリングしないで読み直しました。
登場人物が多くて、かつ姻戚関係が色々あるのは苦手です。
昔、中学生の頃、アガサクリスティとかミステリーの翻訳を読むときに、カバーの裏に、登場人物のリストが付いていて、それを手がかりに読みましたが、この本も、そういう感じで、登場人物を追っかけないと、話が飲み込めませんでした。
後は、don'tでなくて、do notとか、ちょっと古い英語で書かれているところで、つかかったりして、朗読についていけなくなるところがあったりで、リスニングに自信がなくなりました。

今日、「Queen」を電車の中で聞きましたが、こちらは、本も見なかったですが、7割ぐらいは理解できたと思います。登場人物が理解しやすかったのと、知っている事件を扱っているということで、聞きやすかったのだろうと思います。それに、この朗読は、声色が上手で分かりやすかったです。

「Sense and Sensibility」の感想としては、愛は金では買えないという、"Can't buy me love"みたいなテーマなんですが、あの歌みたいに、ストレートじゃないんですね。
Austenは、人物描写が細かく鋭い人なのだろうと想像しました。その辺りの面白さは、原作でないと味わえないのではないかと思ったのです。その片鱗は伺い知ることができました。青春小説と言えば、青春小説でもあるわけですが、Level2にしては、人物描写に深みが感じられる作品です。
ElinorとMarianneの二人が主人公ですが、情熱的なMarianneに対して冷静で分別のあるElinorという対照的な姉妹が、19世紀初頭の英国の上流階級の末端で、花婿探しをする中で、人生を学ぶというストーリーです。
私は、こういうのは嫌いではないです。
人格形成における偶然と必然の描き方が上手で、王道を行く物語ですね。

他に読んだものは、"Little house on the prairie"と、"Magic tree house#1〜#5"です。
Little houseシリーズは、「大草原の小さな家」の原作ということで読んでみたのですが、この巻は、TVシリーズの舞台となったところではないようです。KansasのIndian reservationが舞台です。白人にしては、このIngalls一家は、Indianに対して好意的な方だと思います。しかし、父(Pa)のCharlesとMaのCarolineとでも態度が違いますし、その辺りを読んでいくと中々興味深かったです。妹のLauraが、papooseと呼ばれるIndianの赤ん坊を欲しがって泣く場面があるのですが、これはどうしても理解できませんでした。
次々と事件が起きて息をつく暇もないのです。そのエピソードのそれぞれはほぼ実際にあったことを下敷きにしているのだろうと思われ、非常に真実味があるのですが、全体を通してみると、これはやはり作り話だと思わざるを得なかったです。例えば、上に書いたようなエピソードです。
Indianに対する見方ももっと開拓に行った当時は偏見が更に強かっただろうし、後日、あるトーン(Indianを敵に回さない、政府には従う)で作ったんだろうと感じました。
Charlesの方針は、実際にそうだったのかもしれませんが。
Indianのfestivalだか、Jamborieが近くで行われて、war cryという雄たけびが終夜続いて恐ろしい思いをするところでは、Indianの側にsympathyを抱くことは無理です。
Indianの側から西部開拓の歴史を描いた作品など読んでみたいですね。
昔は、西部劇をよくやっていましたが、最近は見ないですね。
「インディアン、嘘つかない」という台詞を思い出します。
嘘つかないからやられちゃうんだよな。
どう考えても、Indian(今は、naitive americanというようですが)よりも、
そこを征服して行った、人たちの方が残酷に決まっているのに、
それを描いた作品って少ないんだろうと思います。
昔、「嘆きのインディアン(Indian Reservation)」という曲がありました。
若い人たちは、知らないんでしょうね。

Wikipediaで調べたら、Lauraは、Kansasに行ったときには、3歳だったようで、個々のエピソードは実際にあった出来事を元に作られていると思いますが、細かい描写などは、やはり創作なのだと思います。

長くなり過ぎたのでこのぐらいにします。


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7752. Re: 100万語を突破しました。

お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/6/8(02:46)

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"せきけん"さんは[url:kb:7748]で書きました:
〉ものぐさ父さん

〉せきけんです。

〉100万語通過おめでとうございます。
→ ありがとうございます。

 
〉違う掲示板のレスポンスで報告するのも何ですが、回覧セット(3)を二冊読み私は、60万語を通過しました。
→ 60万語通過、おめでとうございます。もう回覧セット(3)をそんなに読んだんですね。すごい勢いだなぁ。

 
〉「Ugly Betty」はものぐさ父さんのおっしゃるとおり、TVドラマシリーズのあらすじ本で、TVガイドとか、番宣のパンフレットのようなもので、ちょっと本と呼ぶのはどうかと思う本でした。
〉何しろ、登場人物が多く、話があちこちに飛ぶので、なんだか、バラバラにされたジグソーパズルのピースのようなシナリオの断片を、読んでいる雰囲気で、そのピースがどこにはまるのか、すぐに理解できないもので、最初にある登場人物の紹介やら、後ろにあるドラマに登場するアイテムの紹介などを頻繁に見たり、前のエピソードでその登場人物が出てきたところを、もう一度めくってみないと、私の記憶力では、何が何だか分からないようなストーリーです。この手のTVシリーズって、ストーリーが複数あるんですよね。このBetty役のAmerica Ferreiraさんは、全然Uglyじゃなくて、Cuteだと思います。まあ、Fashion magazineのModeという設定だから、場違いということになるのだと思いますが。ヒスパニック系の人たちは、これからUSの中で力をつけて行くんでしょうね。先日、友人が紹介してくれたNYTの記事で、non White(ヒスパニックを除く)の子供の出生がWhiteの出生数を上回ったというのがありました。
〉http://www.nytimes.com/2012/05/17/us/whites-account-for-under-half-of-births-in-us.html?emc=eta1
〉Hispanicが主人公のTVドラマがヒットする背景にはこういうことがあるのでしょうか。

〉ものぐさ父さんの紹介して下さった、First episodeのyoutubeを見てみましたが、殆ど聞き取れないながらも、粗筋が分かっているだけで、結構楽しめました。
→ でしょう?私もさっぱり聞き取れませんでしたが、楽しめたので登場人物を押さえてあるだけで結構違うもんなんだと驚きました。

 
〉次に、読んだのが、ものぐさ父さんは、読まれずに、リスニングだけで7割理解できたという「Sense and Sensibility」です。
〉私も、先に、これをリスニングしてみたのですが、登場人物が多くて、最初から分からなくなって、本を見ながらヒアリングしました。それでも、追い付けないところがあって、その状態での理解が7割言っていなくて、結局、もう一度、ヒアリングしないで読み直しました。
→ 7割理解ってのは、ちょっと大袈裟だったかな。

〉登場人物が多くて、かつ姻戚関係が色々あるのは苦手です。
→ そう、最初は混乱しました。導入部分の理解度は、5割以下かもしれません。

〉昔、中学生の頃、アガサクリスティとかミステリーの翻訳を読むときに、カバーの裏に、登場人物のリストが付いていて、それを手がかりに読みましたが、この本も、そういう感じで、登場人物を追っかけないと、話が飲み込めませんでした。
〉後は、don'tでなくて、do notとか、ちょっと古い英語で書かれているところで、つかかったりして、朗読についていけなくなるところがあったりで、リスニングに自信がなくなりました。
→ いや、そんなに細かく聞いていません、私は。内容がわかれば8割ぐらいって感じです。

 
〉今日、「Queen」を電車の中で聞きましたが、こちらは、本も見なかったですが、7割ぐらいは理解できたと思います。登場人物が理解しやすかったのと、知っている事件を扱っているということで、聞きやすかったのだろうと思います。それに、この朗読は、声色が上手で分かりやすかったです。
→ 出張でイギリスに行くことが多いと楽しめますよ、この本は。ニュースも面白くなりました。
ついこの間 Daiamond Jubilee 間近のウィンザーに行ってきましたが、昨年のロイヤルウェディングのおかげもあり、王室人気はすっかり復活したようです。

 
〉他に読んだものは、"Little house on the prairie"と、"Magic tree house#1〜#5"です。
〉Little houseシリーズは、「大草原の小さな家」の原作ということで読んでみたのですが、この巻は、TVシリーズの舞台となったところではないようです。KansasのIndian reservationが舞台です。白人にしては、このIngalls一家は、Indianに対して好意的な方だと思います。しかし、父(Pa)のCharlesとMaのCarolineとでも態度が違いますし、その辺りを読んでいくと中々興味深かったです。妹のLauraが、papooseと呼ばれるIndianの赤ん坊を欲しがって泣く場面があるのですが、これはどうしても理解できませんでした。
〉次々と事件が起きて息をつく暇もないのです。そのエピソードのそれぞれはほぼ実際にあったことを下敷きにしているのだろうと思われ、非常に真実味があるのですが、全体を通してみると、これはやはり作り話だと思わざるを得なかったです。例えば、上に書いたようなエピソードです。
〉Indianに対する見方ももっと開拓に行った当時は偏見が更に強かっただろうし、後日、あるトーン(Indianを敵に回さない、政府には従う)で作ったんだろうと感じました。
〉Charlesの方針は、実際にそうだったのかもしれませんが。
〉Indianのfestivalだか、Jamborieが近くで行われて、war cryという雄たけびが終夜続いて恐ろしい思いをするところでは、Indianの側にsympathyを抱くことは無理です。
〉Indianの側から西部開拓の歴史を描いた作品など読んでみたいですね。
〉昔は、西部劇をよくやっていましたが、最近は見ないですね。
〉「インディアン、嘘つかない」という台詞を思い出します。
〉嘘つかないからやられちゃうんだよな。
〉どう考えても、Indian(今は、naitive americanというようですが)よりも、
〉そこを征服して行った、人たちの方が残酷に決まっているのに、
〉それを描いた作品って少ないんだろうと思います。
〉昔、「嘆きのインディアン(Indian Reservation)」という曲がありました。
〉若い人たちは、知らないんでしょうね。
→ NHKのドラマは結構一生懸命見ましたね。今やってくれたら、副音声で聞いてみるのに…

 
今後ともよろしくお願いします。


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