Re: がんばれキング！

"sakigoro"さんは[url:kb:8045]で書きました:
〉みなさん、こんばんは。　sakigoroであります。
〉今日、英字新聞を読んでたら、この掲示板でも人気の高い作家、
〉キングの写真が目にとまりました。
〉2003年全米図書賞（National Books Award)受賞の模様を
〉伝えるAPの記事です。

sakigoroさん、こんにちわ。
キングファンの私と致しましては嬉しい限りです。
早くキング読めるようになりたいです。

〉キングの本は何冊か読んでて、好きだったり、あまりそうでも
〉なかったり、自分では評価の定まらない作家ですけど、とても
〉気になる人なので、早速読んでみました。
〉全米図書賞をキングが受賞したというのではないのですが、Honorary medalをもらい、
〉ホラーの第一人者が、文学界の権威に認められたという記事です。
〉受賞のあいさつで、キングは、「ジョン・グリシャムやトム・クランシー、
〉メリー・ヒギンズ・クラークといった大衆小説は読まないことを鼻にかける連中には
〉鼻持ちならない。」と挨拶したそうです。
〉さらに、「自らの文化に関わろうとしないで、アカデミックな品行点数が
〉上がるとでも思ってるのか。」と痛烈に批判してます。

これ、すごいですねえ。

〉読書好きとはいえ、「文学作品」が苦手な私としては
〉いっぺんにキングが大好きになりました。

私も文学作品が苦手で一種のコンプレックスを持っております。

〉ところが、“The Great Fire"で本賞を受賞したShirley Hazzardは、
〉キングを一度も読んだことがないのだそうな。
〉「キングを読むほどの時間がない。シェークスピアやジョセフ・コンラッドを
〉読むのが今は大事」とこたえたそうな。
〉まあ、なんてことでしょう。

これには笑ってしまいました。

〉純文学が高尚で、大衆文学を下にみるというのは、あちらでも根強いのですね。
〉何をいいやがる、Shirley Hazzardの馬鹿やろう。
〉一度もあんたの本は読んだことないけど、一人よがりの鼻持ちならない
〉作品に違いない、絶対読んでやるものかと、独断と偏見で決めました。

私もShirley Hazzardの作品を読むぐらいなら
キングやグリシャムをばんばん読みたいです。

〉モームが言ったんじゃなかったかと思うのですが、小説の価値を決めるのは、面白いか
〉面白くないかのどちらかしかないというのに、大いに共感し、
〉今でもそう信じてます。

モームも読みたくなってきました。

〉これから遠い将来の人にも読みつがれるのは、Shirley Hazzardじゃなくて
〉キングの可能性の方が高いと決めつけています。

賛成！

〉ともかく、偏見でえり好みすることなく、Happy Readingを続けたいと思います。
〉あっ、すでに偏見で凝り固まっているか。
〉でも、Sorry, Ms. Hazzard. I just haven’t had time to get around to yours.

爆笑！

〉（興味のある人は元記事を、http://www.msnbc.com/news/995649.asp?0sl=-11&cp1=1
〉で読むことができますよ。）

読ませていただきました。感謝！

間者猫さん、こんはんは。　sakigoroであります。

〉キングファンの私と致しましては嬉しい限りです。
〉早くキング読めるようになりたいです。

あぁ、やっぱりキングがお好きな人は多いんだなぁ。
私のキング初体験は、近所の図書館にあった数少ないPBを読み尽くすうちに
最後の方に残ってたのが「IT」なのでした。
表紙がおどろおどろしい絵で、まさにホラーといった感じで、その手の本が
あまり好きでない私は、最後まで食指を伸ばす気になれないでいたのでした。
それでも、他に借りられる本がなくなったので、読んでみたら、はまりました。
それで続けて、Desperationを読んでみたら、あまり面白くない。
さらにInsomniaを読んでみたら、やっぱり、ピンとこない。
それでも、ITのあまりの面白さに、次こそはと期待しながら、読み続けている作家の一人です。
そしたら、TalimanとBlack Houseはヒットでした。ITほどには、はまりませんでしたが．．．．

どうでもいい話ですが、Stephen Kingを、ステファンと読んで、
本屋でスチーブン・キングの訳本が目にはいっても、世の中には似たような
作品を書く人がいるもんだと思い込み、同一人物であることにながいこと
気がつきませんでした。　恥ずかしい。

〉〉読書好きとはいえ、「文学作品」が苦手な私としては
〉〉いっぺんにキングが大好きになりました。

〉私も文学作品が苦手で一種のコンプレックスを持っております。

ひょっとしたら、キング自身もコンプレックスをもっているのかも。
実は、ITの主人公の少年・少女達の内、おそらくキングの分身と思われる
少年の一人が、長じて、ホラー作家の第一人者となるのですが、
大学の創作文章クラスで社会的メッセージを持たない作品は屑であるとする
講師や周囲の生徒と衝突する印象的な場面があるのですよ。

〉〉これから遠い将来の人にも読みつがれるのは、Shirley Hazzardじゃなくて
〉〉キングの可能性の方が高いと決めつけています。

〉賛成！

ご賛同いただき、感謝申し上げます。
まぁ、Hazzard大先生は、偏見というよりも、純粋にシェークスピアの方が
おもしろいと感じているのかもしれませんけど。
でも、一度も読んだことがなくて、そう信じ込んでいるなら、やはり、偏見か．．．．
まぁ、手書きで、一つの作品を生み出すのに10年もかけるような人は、一般人とは、
どうしても違うのかもしれません。

ではでは、Happy Reading!