Re: 1周年記念

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7370. Re: 1周年記念

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/11/2(22:36)

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杏樹さん、こんにちは。
一周年、おめでとうございます♪

〉とりあえず書評のレベルに従いました。しかしレベル3のうち、これはレベル3にしては難しいのではないかと思うものがありました。この間「ダレン・シャン」の3巻を何とか読みましたが、2巻の時よりはわかりやすくなった気がしますし、終わりの方はかなりわかったので、少々レベルが上がったかな〜と思いました。しかしその直後に読んだ本がレベル3にしては読みにくかった。

うんうん。
私もレベル2なのだけど、難しくて手こずっている本があります。。

〉1周年を迎えて
〉とりあえず、ここまで行き詰まったり悩んだりはありましたが、停滞はしませんでした。おそらくこれは、多読を始めた動機が、英語の本が読める方法を探していたこと、本を読むのがとにかく好きでしょうがないからでしょう。そこに本があるだけ読みたい」と思いますから。この前の行き詰まりは未読本を積み上げたら解消してしまいました。

おぉー、素晴らしいですね。
私の場合、未読本を積み上げると、ちょっと圧倒されて読めなくなるような。(爆)

〉そして多読を始めた一番の動機は「指輪物語が読みたい」でした。しかし1年経ってもまだ読めません。それを考えると気が遠くなるような気がします。「快読100万語!」が出た当時はそれでペーパーバックが読めるレベルになるように書かれていましたが、最近はレベル3で100万語通過が標準とされるようになりました。ペーパーバックまでには相当本代はかかるし、時間もかかる。

ほんと、ペーパーバックが「囓れる」ではなくて「読める」までの距離は長いですね。
いつになったら、「読める」といえるのかと考えると気が遠くなりそうです。

〉では多読法の利点とは?
〉まず費用の点では、英会話学校に通ったり英語教材を買い込むことを思えば、安くはないにせよ決して割高ではないでしょう。ブッククラブや貸し借りに頼らず自費購入をすると大変ですが、他の英語教材で英語を勉強する費用を本の購入に回すと考えればいいわけです。
〉効率の点では決して「いい」とは言えないでしょう。1年経ってもレベル3〜4をウロウロしてるなんて。しかし、表面の暗記学習ではなくて英語が自然に体にしみこんでいるはず。何年かかっても、語数を重ねれば重ねるほど本当の効果が出てくると思います。対症療法で即効性のある現代西洋医学に対して、体質から徐々に改善していく漢方療法と言っていいかもしれません。

400万語ほど読んだあとで、多読はじめる前に買った市販の参考書を今見たらどんなの
かなーとのぞいてみたのですが、覚えなきゃいけないことがたくさんで、この型だから
これというように書いてあって、うまくいえないのですが、未練なく捨てられると思い
ました。
ほんとに、多読は型ではなくて読めるようになる。漢方療法のようですね。

〉それから、これからの多読法のあり方についてですが、もともと多読は「ペーパーバックが読める」というのがうたい文句になっているようですが、それを見直してもいいのではないかと思います。
〉というのは、まず多読を始めた人には、今まで英語学習に挫折してきた、英語が苦手だった、という人が多く、そんな人でも楽しく英語の本が読めるのが、効果を上げているポイントです。最初からはっきりとした目標本があるならともかく、必ずしもペーパーバックを「ゴール」とか「最終目標」にしなくてもいいのではないでしょうか。むしろ自分のレベルにあった本を選び、「英語の本を楽しく読む」ことを目標にした方がいいのではないかと思います。

あぁ、確かにペーパーバックがゴールじゃなくてもいいでしょうね。

〉先日書店で「Big Fat Catの世界一簡単な英語の本」の隣に「世界一簡単な英語の本」という帯をつけられて「Charlie and the Chocolate Factory」が積んでありました。思わず「うそやー!!」とツッコミ入れたくなりました。「世界一、ってそんなことあるかい!」って。
〉また、ペーパーバックの読み方の本があり、辞書を引いて引いて引きまくれ、とか「辞書は引かなくてよい」などと書いている本があるが信用するな、とか書いてありました。もちろん中身は難しいPBがゾロゾロ。

「世界一簡単な英語の本」という帯は、「世界一簡単な英語の本推薦」という帯なのでは
と思いますが、

〉結局今までの英語学習教材はある程度英語ができる人向けのものだったのです。「中学・高校で英語を6年間勉強していればできるはず」という前提でもあるのかもしれません。しかし、学校英語は結局は試験のための勉強です。6年間かけてドーピングを教えているようなものです。
〉なにしろ「受験」というものがありますので、それに対応しなくてはなりません。先生も受験英語を教え込まないとやっていけないようになっているのです。前に教師を対象に多読の説明をしたらさんざんな反応だったようですが、教師の立場からすると受験に直接結びつかないものを教えるわけには行かないのでしょう。

これは、強く思います。
ある程度できる人向けにできているよねと。
それで、挫折を繰り返して、ものすごい英語コンプレックスだけついていたなぁって。

〉で、多読です。これの画期的なところはレベル0から始めることです。多読を始めた人で「チョコレート工場」が「世界一簡単」と感じる人はめったにいないでしょう。そういうレベルの人でも英語を読むことが出来るのです。そして「そういうレベルの人」が実はとっても多いんです。しかし今までの英語教材はそういう人の存在を無視してきたようです。あるいは英語の本はそんなに簡単に読めるものではない、という思い込みが支配的だったからでしょうか。

〉そりゃー私だって多読前でも辞書を引きながらがんばれば「チョコレート工場」は読めたかもしれません。つっかえながら、1日に数ページずつ何日も何日もかかって。そしてそれが英語読書と言うものだと思っていたでしょう。そして「英語の簡単な本、ってこんなに難しいんだ」と思ったでしょう。

うんうん。大きくうなずいてしまいます。
「辞書なしで読める簡単な本」のポップで邦訳発売前に買った「ハリポタ一巻」
辞書ありでも1ページが超えられなくてどんよりと落ち込みましたもの・・・。

〉しかしそんな苦行をしなくても、もっと易しいレベルから読む方法があることを、酒井先生以前には誰も考えませんでした。本当に画期的な英語習得法だと思います。

〉また、原則の一つ「辞書を引くな」というのも今までの英語学習の常識を破るものです。多読を始める前の疑問として、辞書なしでどうやって単語を理解したり増やしたりできるのか、というのはよく言われることです。それに対しては「辞書を引いても読めない本は読めない」と言っておきましょう。

おー、そういう答え方もあるのですね。なるほど。

〉私は多読前に辞書を引きながら英語の本を何冊か読みましたが、文章丸ごとわからない時は、いくら辞書を引いてもわかるようになりません。辞書を引けば本が読めると思うのは幻想です。辞書を引く心配よりも、自分が理解できる範囲の文章を読むことが大切です。
〉まずレベル0から始めて、自分が充分理解できるレベルの本をたくさん読んでみて、わからない単語はとりあえず飛ばして、それでどうしても行き詰まるようなら相談しましょう、ということにしておくのはどうでしょうか。その頃にはたいてい辞書に頼らなくても読めるようになって、単語獲得の心配が薄れていること思います。

なんだか、すごく説得力があります。

一年間読み続けるってすごいことですよね。
いろいろ考えさせられました。

それでは、素敵な二年目を♪


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7374. みちるさん、ありがとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/11/2(23:04)

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みちるさん、一番乗りありがとうございます。

〉うんうん。
〉私もレベル2なのだけど、難しくて手こずっている本があります。。

え?!みちるさんが?!レベル2で?!

〉〉1周年を迎えて
〉〉とりあえず、ここまで行き詰まったり悩んだりはありましたが、停滞はしませんでした。おそらくこれは、多読を始めた動機が、英語の本が読める方法を探していたこと、本を読むのがとにかく好きでしょうがないからでしょう。そこに本があるだけ読みたい」と思いますから。この前の行き詰まりは未読本を積み上げたら解消してしまいました。

〉おぉー、素晴らしいですね。
〉私の場合、未読本を積み上げると、ちょっと圧倒されて読めなくなるような。(爆)

何を読んだらいいのかわからなくなって不安になってたんです。

〉〉そして多読を始めた一番の動機は「指輪物語が読みたい」でした。しかし1年経ってもまだ読めません。それを考えると気が遠くなるような気がします。「快読100万語!」が出た当時はそれでペーパーバックが読めるレベルになるように書かれていましたが、最近はレベル3で100万語通過が標準とされるようになりました。ペーパーバックまでには相当本代はかかるし、時間もかかる。

〉ほんと、ペーパーバックが「囓れる」ではなくて「読める」までの距離は長いですね。
〉いつになったら、「読める」といえるのかと考えると気が遠くなりそうです。

でも500万語でシェイクスピアが読めるなら、そこまでがんばれば何とか…という希望は生まれます。先輩方の報告を見ると、語数を重ねれば読めるようになるというはげみになります。

〉「世界一簡単な英語の本」という帯は、「世界一簡単な英語の本推薦」という帯なのでは
〉と思いますが、

あー、そうだったんですか。「推薦」ですか。

〉うんうん。大きくうなずいてしまいます。
〉「辞書なしで読める簡単な本」のポップで邦訳発売前に買った「ハリポタ一巻」
〉辞書ありでも1ページが超えられなくてどんよりと落ち込みましたもの・・・。

私も多読前「ハリポタ」を読んでみようか考えたことがあります。易しいんじゃないかと思って。あれが「簡単」だなんて、多読を始めてみると、とんでもないですね。

〉〉しかしそんな苦行をしなくても、もっと易しいレベルから読む方法があることを、酒井先生以前には誰も考えませんでした。本当に画期的な英語習得法だと思います。

〉〉また、原則の一つ「辞書を引くな」というのも今までの英語学習の常識を破るものです。多読を始める前の疑問として、辞書なしでどうやって単語を理解したり増やしたりできるのか、というのはよく言われることです。それに対しては「辞書を引いても読めない本は読めない」と言っておきましょう。

〉おー、そういう答え方もあるのですね。なるほど。

〉〉私は多読前に辞書を引きながら英語の本を何冊か読みましたが、文章丸ごとわからない時は、いくら辞書を引いてもわかるようになりません。辞書を引けば本が読めると思うのは幻想です。辞書を引く心配よりも、自分が理解できる範囲の文章を読むことが大切です。
〉〉まずレベル0から始めて、自分が充分理解できるレベルの本をたくさん読んでみて、わからない単語はとりあえず飛ばして、それでどうしても行き詰まるようなら相談しましょう、ということにしておくのはどうでしょうか。その頃にはたいてい辞書に頼らなくても読めるようになって、単語獲得の心配が薄れていること思います。

〉なんだか、すごく説得力があります。

ありますか?うれしい。
本当に実感したんです。「辞書引いても読めない」って。
私の場合は「わからないところは飛ばす」だけは実践してたんです。それで単語一つひとつ、文章全部和訳して、ではなく、わからなかったらあきらめて先へ進んでみました。そうしたら飛ばしてばかりで結局わからないまま終わってしまった。それでも最後まで読んでみたから「やっぱり辞書を引いて読んでもわからなかった」ということを確認できました。

〉一年間読み続けるってすごいことですよね。
〉いろいろ考えさせられました。

みちるさんにそんな風に言ってもらうなんて、ひたすら恐縮です。

〉それでは、素敵な二年目を♪

みちるさんもHappy Reading!


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7401. 一年間。

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/11/3(20:49)

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杏樹さん、こんにちは。

なんとなく、ちょっと誤解されているようなので・・・。

私は、はじめたの1月だし、4万語でダウンして、そのあとすぐに4カ月の
ブランクがあるので、きちんとはじめたのは、5月なんですよ。
杏樹さんの方が、だんぜん先輩で、続けた長さの方が学ぶ方が多いのだと
思うんですよね。

〉〉うんうん。
〉〉私もレベル2なのだけど、難しくて手こずっている本があります。。
〉え?!みちるさんが?!レベル2で?!

もう、たくさんあります。
適正レベルって、多分レベル4から5くらいなのだと思います。
ここ最近、やっとレベル4が、読む時間が速いというわけではないけれど、
すらすらといってもいいかなというくらい読めるようになってきたくらいなので。

もっとレベルが高いのは、読んでいるというよりは囓っているくらい。
ただ、分からない言葉があっても、本を読み慣れている分、推理力が働き
やすいのと、細かいことは気にならない性格なので、勢いに任せてという感じ
で読んでいるだけです。
だからねー、この間、津田沼の講演会に行ってすごい方の例とかたくさん聞いたり
して、こんなので、ちゃんと読めているというのかななどと、考えてしまったら、
今まで読めていた本がまったく読めなくなってしまいました。
講演会ブルーですね。(講演会ってちょっと危険な部分もあるのかも。)
その後、かなりレベル低いのを読んでいて、あぁ、レベル4まではクリアできて
いるのかなというのが実感。レベル5になると、まだぎこちないなというところが
あります。
そこまで、クリアしてきているのだと確認できたので、また「囓れる」ように
なりました。

でも、私の場合は、読みにくいのはレベルよりも作家なのかも。
ジャクリーン・ウィルソンは、リジーでも読みにくいなと思いました。
この前は「Nate the Great」のシリーズ読んでいたのですが、(1500語くらいの
子供向けハードボイルド。)あまりにも短い文がなじめなくて、三冊目で初めて、
ぎこちなく読めました。
どうも、ハードボイルドの短い文章というのは今ひとつ苦手なようで、大人向けも
簡単なのだけど読みにくいなというのがあります。
「The Adventures of Milly-Molly-Mandy」もレベル2なのですが、何だか
読みにくくて手こずっています。

ということで、ほんとに、一年間続けられてきた上での杏樹さんの文章は、
いろいろと感じさせられました。
時間をかけたから、見えてくる物っていろいろあるのだろうなと思います。
私も、実質一年の来年の5月くらいになったら、多読から見えてくることあるのかな。
そのとき、どんな風に思っているだろうって楽しみになりました。
何はともあれ、それまでは、続けていなくっちゃ。

杏樹さんの文章から始まったみなさんの文章も、いろいろ感じさせられました。
お礼を言うのも変かもしれませんが、ありがとうございます!

それでは。


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7433. 年月か、語数か?

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/11/4(23:01)

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みちるさん、こんにちは。

〉なんとなく、ちょっと誤解されているようなので・・・。

〉私は、はじめたの1月だし、4万語でダウンして、そのあとすぐに4カ月の
〉ブランクがあるので、きちんとはじめたのは、5月なんですよ。
〉杏樹さんの方が、だんぜん先輩で、続けた長さの方が学ぶ方が多いのだと
〉思うんですよね。

やはり500万語でシェイクスピアまで読んだというと、ものすごーく先を行っているような気がします。それだけ読めるんだ、すごいなーって。

〉〉〉うんうん。
〉〉〉私もレベル2なのだけど、難しくて手こずっている本があります。。
〉〉え?!みちるさんが?!レベル2で?!

〉もう、たくさんあります。
〉適正レベルって、多分レベル4から5くらいなのだと思います。
〉ここ最近、やっとレベル4が、読む時間が速いというわけではないけれど、
〉すらすらといってもいいかなというくらい読めるようになってきたくらいなので。

以下省略させていただきましたが、「衝撃の告白!」みたいです。「実は私、レベル4か5なんです…」
語数が進んでくると好みもからんでくるでしょうし、合う本はレベルが高くても勢いや推理力などを駆使すれば読めて、合わない本は読めない、というのがはっきりしてくるのでしょうか。

〉ということで、ほんとに、一年間続けられてきた上での杏樹さんの文章は、
〉いろいろと感じさせられました。
〉時間をかけたから、見えてくる物っていろいろあるのだろうなと思います。
〉私も、実質一年の来年の5月くらいになったら、多読から見えてくることあるのかな。
〉そのとき、どんな風に思っているだろうって楽しみになりました。
〉何はともあれ、それまでは、続けていなくっちゃ。

語数の進みが速い人の1年はどうなるのか、それこそ報告が楽しみです。

〉杏樹さんの文章から始まったみなさんの文章も、いろいろ感じさせられました。
〉お礼を言うのも変かもしれませんが、ありがとうございます!

レスをつけてくれることで改めて考えることができますので、こちらこそありがたいです。

〉それでは。

それでは。


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