Re: 英語で世界文学。

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6266. Re: 英語で世界文学。

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/5(23:16)

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みちるさん、こんにちは。

〉〉〉なぜか、全巻ものが好きなのか、「千一夜物語」「西遊記」「ダルタニャン物語」
〉〉〉(三銃士ね。)あとは「南総里見八犬伝」なんてのもありますね。
〉〉〉全部10冊以上です。
〉〉〉いつ読むつもりなのか、自分でも分からないのですが・・・。(爆)
〉〉 わたしは買うまでにはいたらないですが、気持ちはわかる気がします。(瀑)

〉でしょ。でも、「千一夜物語」と「ダルタニャン物語」は、もう絶版で、
〉今欲しい人はほんとに大変そうです。
〉買っちゃうのって、絶版が早いからというのもありますよね。

「西遊記」とか「南総里見八犬伝」というと、日本語の本のことですか?英語にあったらおもしろいかもしれませんけれど。
「千一夜物語」の日本語版は東洋文庫から「アラビアン・ナイト」のタイトルで唯一アラビア語原典からの翻訳が出ていまして、私は途中まで買って読みましたがまだ最後までたどり着いてません。(「挫折した」とは言わない…)。それ以外の「千一夜物語」はフランス語(マルドリュス訳)と英語(バートン訳)が「定訳」として定着していて、それを重訳したものです。英語版といってもかなり古いので原書を読むのはきっと大変だろうな思います。とにかく長いし…。

ヨーロッパ文学は日本語よりも英語の方が訳しやすくて意味も伝わりやすいと思うので、英語で読むことを目標にしてみましょうか。フランス語はどう考えても文学作品が読めるレベルに達しそうにないし…。

それでは口出し失礼しました。


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6279. Journey to the west

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/6(01:05)

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杏樹さん、こんにちは。

〉「西遊記」とか「南総里見八犬伝」というと、日本語の本のことですか?英語にあったらおもしろいかもしれませんけれど。

もちろん日本語のです。どちらも岩波文庫です。
「八犬伝」はいいサイトがあるのですが、英語の本はないけど、ここの英語の
ページはあるようで、ちょっと面白いです。
リンクフリーなので
[url:http://www.mars.dti.ne.jp/~opaku/]

キーン氏訳の「徒然草」は持っているのですが、あまりにも洗練されていて?
まったく歯が立ちません。
あとは、「ブッダのことば」だったかなの英訳も持っています。
こちらはアフォリズム感覚で結構読めます。

「西遊記」はあるかもしれませんね。英語でなんていうんだろうって考えたら
「Monkey Magic」とか思い出してしまいましたが、まさか違いますよね。。
あ、今調べたら作者の名前は、Wu Cheng EnでAmazon.co.jpで、
「Journey to the west」と「Monkey」というのがあるから、多分それですね。
あるものですね〜。

〉「千一夜物語」の日本語版は東洋文庫から「アラビアン・ナイト」のタイトルで唯一アラビア語原典からの翻訳が出ていまして、私は途中まで買って読みましたがまだ最後までたどり着いてません。(「挫折した」とは言わない…)。それ以外の「千一夜物語」はフランス語(マルドリュス訳)と英語(バートン訳)が「定訳」として定着していて、それを重訳したものです。英語版といってもかなり古いので原書を読むのはきっと大変だろうな思います。とにかく長いし…。

こちらは「ちくま文庫」です。多分、バートン訳かな。
どっちかが、色っぽいとかありましたよね。確か。

なぜか、これを見て、そういえば「小説聖書」の原作を買おうと思っていたのだ
と思いだして、Amazonに行ってしまいました。(笑)
聖書を小説でも、英語で読んでおくと、他の本読むときに役立ちそうですよね。

〉ヨーロッパ文学は日本語よりも英語の方が訳しやすくて意味も伝わりやすいと思うので、英語で読むことを目標にしてみましょうか。フランス語はどう考えても文学作品が読めるレベルに達しそうにないし…。

個人的には、イタリア文学とフランス文学は好きなのですよね。
でも、英語もそうですが、日本語で読むとほんとに訳者の腕次第というところが
強くなってきますよね。
他言語から英語への訳は避けていたのですが、杏樹さんのレスで読み始めたら、
新鮮で、結構はまりそうです。

とりとめないですが、このへんで。

それでは、また。


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6311. Re: Journey to the west!!

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/7(00:33)

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みちるさん、こんにちは。

調べると色々な英訳があるんですね。

〉あとは、「ブッダのことば」だったかなの英訳も持っています。
〉こちらはアフォリズム感覚で結構読めます。

なんか、不思議…。

〉「西遊記」はあるかもしれませんね。英語でなんていうんだろうって考えたら
〉「Monkey Magic」とか思い出してしまいましたが、まさか違いますよね。。
〉あ、今調べたら作者の名前は、Wu Cheng EnでAmazon.co.jpで、
〉「Journey to the west」と「Monkey」というのがあるから、多分それですね。
〉あるものですね〜。

よく調べましたね〜。「西遊記」を訳したら「Journey to the west」…ごもっとも。Wu Cheng Enは呉承恩ですね。「Monkey Magic」といえばゴダイゴ。

〉こちらは「ちくま文庫」です。多分、バートン訳かな。
〉どっちかが、色っぽいとかありましたよね。確か。

ちくま文庫で発売されたのは覚えています。ムガール絵画が表紙のやつ。もう絶版ですか。
「千一夜物語」が色っぽいのはマルドリュスやバートンが意訳をしたせいらしいです。西洋人ってオリエンタルな世界にエロチックな幻想を抱きますから。アラビア語からの翻訳の「アラビアン・ナイト」は描写がとっても素朴でとても「エロス」じゃないです。

〉なぜか、これを見て、そういえば「小説聖書」の原作を買おうと思っていたのだ
〉と思いだして、Amazonに行ってしまいました。(笑)
〉聖書を小説でも、英語で読んでおくと、他の本読むときに役立ちそうですよね。

そうですね。聖書そのものを読むのは大変ですから、読みやすいのを読んでおくと役に立ちそうですね。

〉個人的には、イタリア文学とフランス文学は好きなのですよね。
〉でも、英語もそうですが、日本語で読むとほんとに訳者の腕次第というところが
〉強くなってきますよね。
〉他言語から英語への訳は避けていたのですが、杏樹さんのレスで読み始めたら、
〉新鮮で、結構はまりそうです。

私はやはりフランスが好きなのでフランス文学が読みたいです。最近バルザックが読みたいと思いはじめましたが、日本語で読むのと英訳で読めるようになるのを待つのとどちらがいいんだろうと思います。
私も最初は「英訳う〜?」と思っていたのですが思い直しました。よく考えると、日本人が英語を読む時には関係代名詞や前置詞に苦労して、訳す時もひっくり返して四苦八苦…することになりますが、ヨーロッパ語同士だとそれがないんですよね。関係代名詞も前置詞も始めから語順のまま理解できる。過去形だ、現在完了だ、過去完了だのといった時制もほとんどそのまま対応できますし。

雑談が広がっていくようですが、今日はこのへんで。


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6312. バルザック

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/7(01:15)

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杏樹さん、こんにちは。

〉よく調べましたね〜。「西遊記」を訳したら「Journey to the west」…ごもっとも。Wu Cheng Enは呉承恩ですね。「Monkey Magic」といえばゴダイゴ。

ちなみに、china literature 西遊記の三つのキーワードでGoogleです。
中国文学、結構いろいろあるようですよ。
「Monkey Magic」はリアルタイムには知らないのですが、ゴダイゴは好きだったので
CDも持っていました。

〉ちくま文庫で発売されたのは覚えています。ムガール絵画が表紙のやつ。もう絶版ですか。
〉「千一夜物語」が色っぽいのはマルドリュスやバートンが意訳をしたせいらしいです。西洋人ってオリエンタルな世界にエロチックな幻想を抱きますから。アラビア語からの翻訳の「アラビアン・ナイト」は描写がとっても素朴でとても「エロス」じゃないです。

そうなんですか。それは結構びっくり。
「千一夜物語」はちょっと読んだのですが、出だしからしてそういう色が強いし
と思っていたのですけど、そうでもないんですね。

アラビアというと「ルバイヤート」や「アラブ飲酒詩選」なども持っているのですが、
こちらも、退廃と色という感じがして、アラブ文学ってそういう感じなのかなと
ますます思ってしまったのですが・・・。

東洋文庫のも、どこかで読めたら読んでみようかな。
素朴な千一夜ってちょっと興味があります・

〉〉なぜか、これを見て、そういえば「小説聖書」の原作を買おうと思っていたのだ
〉〉と思いだして、Amazonに行ってしまいました。(笑)
〉〉聖書を小説でも、英語で読んでおくと、他の本読むときに役立ちそうですよね。
〉そうですね。聖書そのものを読むのは大変ですから、読みやすいのを読んでおくと役に立ちそうですね。

日本語でも、そう思っていて、徳間書店のハードカバーで二冊持っているのですが、
いまだ読んでいません。もう文庫でちゃったんですよね。
聖書を読んでいるか読んでいないかで、キリスト教圏の文学への理解は全然違い
ますよね。今はちょこちょこと入門書をかじったくらいなので、まとめてきちんと
読んでみたいなと。

〉私はやはりフランスが好きなのでフランス文学が読みたいです。最近バルザックが読みたいと思いはじめましたが、日本語で読むのと英訳で読めるようになるのを待つのとどちらがいいんだろうと思います。
〉私も最初は「英訳う〜?」と思っていたのですが思い直しました。よく考えると、日本人が英語を読む時には関係代名詞や前置詞に苦労して、訳す時もひっくり返して四苦八苦…することになりますが、ヨーロッパ語同士だとそれがないんですよね。関係代名詞も前置詞も始めから語順のまま理解できる。過去形だ、現在完了だ、過去完了だのといった時制もほとんどそのまま対応できますし。

フランス語は分からないので、どのくらいの訳なのかは分かりませんが、藤原書店の
鹿島さんたちの訳のシリーズのバルザックはとても気持ちよく読めるように思います。
(全部読んだのは一冊だけですが。)
ルパンの原型のヴォートランをたっぷり味わってみたいし、バルザックは、
このシリーズで全冊読みたいなと思っています。

今日は「失われた時を求めて」6冊届いたのですが、なかなかきれいな本で、字も
大きくて読みやすそうです。1冊3.5センチくらいあるので、6冊並べるとかなり
すごいですけど。

バルザックとプルーストって、端と端の人みたいなので、並べて読むと面白いですね。

フランス文学のことも、よかったらまた教えてください。

それでは、またね。


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6351. Re: バルザック

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/8(01:05)

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みちるさん、こんにちは。

〉ちなみに、china literature 西遊記の三つのキーワードでGoogleです。
〉中国文学、結構いろいろあるようですよ。
〉「Monkey Magic」はリアルタイムには知らないのですが、ゴダイゴは好きだったので
〉CDも持っていました。

それでヒットするんですね。私は「西遊記」のドラマはリアルタイムだったもので…。

〉そうなんですか。それは結構びっくり。
〉「千一夜物語」はちょっと読んだのですが、出だしからしてそういう色が強いし
〉と思っていたのですけど、そうでもないんですね。

〉アラビアというと「ルバイヤート」や「アラブ飲酒詩選」なども持っているのですが、
〉こちらも、退廃と色という感じがして、アラブ文学ってそういう感じなのかなと
〉ますます思ってしまったのですが・・・。

「千一夜物語」は中近東世界に広く分布する説話を集成したもので、特に作者はなくて、いわば「むかしばなし」を集めたようなものです。6世紀頃ペルシアでまとめられた物語をベースに発展して16世紀ごろにだいたい今の形になったそうです。ですからきわどい場面などもありますが、描写自体は単純素朴なんです。
オマル・ハイヤームは詩人ですから、文学的修飾を巧みに駆使して、文学作品として高度に洗練されている表現を使っているのでしょう。西洋人がオマル・ハイヤームを気に入って流行した時代があって、アラブ世界=頽廃、エロスのイメージを作り上げた一因になっているのかもしれません。
イスラム教は男女の区別が厳しいので、実はとっても禁欲的な世界です。カリフやスルタンのハレムのイメージがあるのかもしれませんが、日本にも大奥があり、中国にも後宮があり、ヨーロッパの王様も愛人をたくさん作ったりしていたので、世界中王様のすることにはあまり変わりがないと思います。

〉フランス語は分からないので、どのくらいの訳なのかは分かりませんが、藤原書店の
〉鹿島さんたちの訳のシリーズのバルザックはとても気持ちよく読めるように思います。
〉(全部読んだのは一冊だけですが。)
〉ルパンの原型のヴォートランをたっぷり味わってみたいし、バルザックは、
〉このシリーズで全冊読みたいなと思っています。

日本語訳で気持ちよく読めるというとそちらで読みたい気もします。英語だとフランスの感じが出ないんじゃないかという危惧もありまして。訳次第ですよね。書店でバルザックの人間喜劇がずらっと並んでいたのでほしくなったんですが、その隣にゲーテ全集がありました。ゲーテも英語だと感じが出ないかな…とは思いますが、高校生の時「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」を読んだ時、「女武者」と書いて「アマツォーネ」とふりがながふってありました。「?」と思って、当時大学生の兄が第二外国語でドイツ語をやっていたので、どういうことか聞いてみました。そうしたら「amazon」のドイツ語が「アマツォーネ」になることがわかりました。「女武者」って訳も「?」ですが、原語をふりがなで振っててもドイツ語がわからないとなんのこっちゃ、ですし、せめて「女戦士」とか訳してほしかったです。それか、英語読みの「アマゾン」を、ふりがなじゃなくて訳語として採用してもよかったんじゃないかと。
ついでに、「ジャン・クリストフ」を違う訳の本が二種類あったので、ところどころ見比べたことがあります。微妙なんですけど読んだ感じが変わるんですよね。
「友達ができたぞ!」
「俺には一人の友がある!」
とかね。

〉今日は「失われた時を求めて」6冊届いたのですが、なかなかきれいな本で、字も
〉大きくて読みやすそうです。1冊3.5センチくらいあるので、6冊並べるとかなり
〉すごいですけど。

〉バルザックとプルーストって、端と端の人みたいなので、並べて読むと面白いですね。

6冊なら読もうと思って読めない量ではないような。でも分厚さが…。
バルザックとプルーストを交互に読んだらどんな感じだろう…。

このままだと雑談の女王になってしまうかもしれません。
それでは。


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6362. アラビアンナイト

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/8(17:14)

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杏樹さん、こんにちは。

〉「千一夜物語」は中近東世界に広く分布する説話を集成したもので、特に作者はなくて、いわば「むかしばなし」を集めたようなものです。6世紀頃ペルシアでまとめられた物語をベースに発展して16世紀ごろにだいたい今の形になったそうです。ですからきわどい場面などもありますが、描写自体は単純素朴なんです。
〉オマル・ハイヤームは詩人ですから、文学的修飾を巧みに駆使して、文学作品として高度に洗練されている表現を使っているのでしょう。西洋人がオマル・ハイヤームを気に入って流行した時代があって、アラブ世界=頽廃、エロスのイメージを作り上げた一因になっているのかもしれません。
〉イスラム教は男女の区別が厳しいので、実はとっても禁欲的な世界です。カリフやスルタンのハレムのイメージがあるのかもしれませんが、日本にも大奥があり、中国にも後宮があり、ヨーロッパの王様も愛人をたくさん作ったりしていたので、世界中王様のすることにはあまり変わりがないと思います。

おぉ、お詳しいご説明ありがとうございます!
なるほど、グリム童話を本当は怖いグリム童話にしたような脚色があるのですね。
イメージとしたら、「中国笑話集」の艶話くらいに思っておけばいいのかな。
うん、なんとなく分かるように思います。

うーん、やっぱりオマル・ハイヤームのイメージが私にとっても強かったのかな
などと思いました。

〉日本語訳で気持ちよく読めるというとそちらで読みたい気もします。英語だとフランスの感じが出ないんじゃないかという危惧もありまして。訳次第ですよね。書店でバルザックの人間喜劇がずらっと並んでいたのでほしくなったんですが、その隣にゲーテ全集がありました。ゲーテも英語だと感じが出ないかな…とは思いますが、高校生の時「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」を読んだ時、「女武者」と書いて「アマツォーネ」とふりがながふってありました。「?」と思って、当時大学生の兄が第二外国語でドイツ語をやっていたので、どういうことか聞いてみました。そうしたら「amazon」のドイツ語が「アマツォーネ」になることがわかりました。「女武者」って訳も「?」ですが、原語をふりがなで振っててもドイツ語がわからないとなんのこっちゃ、ですし、せめて「女戦士」とか訳してほしかったです。それか、英語読みの「アマゾン」を、ふりがなじゃなくて訳語として採用してもよかったんじゃないかと。
〉ついでに、「ジャン・クリストフ」を違う訳の本が二種類あったので、ところどころ見比べたことがあります。微妙なんですけど読んだ感じが変わるんですよね。
〉「友達ができたぞ!」
〉「俺には一人の友がある!」
〉とかね。

邦訳本は、訳比べするとずいぶん違っていたりしますよね。
それにしても「女武者」はすごすぎですね。

確かにゲーテは英語では違いそうな気がしますね。

そういえば、ふと、プロジェクト・グーテンベルグでバルザックをひいたら、
100以上あるんですよね。しかも、ほとんどが10000語くらいの短編のようです。
(なかなか日本では読めないんですよね。こういう方が。)
なので、何作か読んでみたいなと思っています。

〉〉今日は「失われた時を求めて」6冊届いたのですが、なかなかきれいな本で、字も
〉〉大きくて読みやすそうです。1冊3.5センチくらいあるので、6冊並べるとかなり
〉〉すごいですけど。

〉〉バルザックとプルーストって、端と端の人みたいなので、並べて読むと面白いですね。

〉6冊なら読もうと思って読めない量ではないような。でも分厚さが…。
〉バルザックとプルーストを交互に読んだらどんな感じだろう…。

プルーストは、間に何も挟まずに、もう身を任せるようにして、その空気にひたる
というのが、一番いいような気もしますね。。
たらたらたらとエンドレスに読んでいくと楽しそうです。
(ちょっと危なくなってしまいそうな気もしますが。)

〉このままだと雑談の女王になってしまうかもしれません。

杏樹さんの雑談って、教養講座のようですばらしいです。
ぜひぜひ、女王になって下さい。

それでは。


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6384. 本当は・・・なグリム童話

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/9(01:15)

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みちるさん、こんにちは。

〉おぉ、お詳しいご説明ありがとうございます!
〉なるほど、グリム童話を本当は怖いグリム童話にしたような脚色があるのですね。
〉イメージとしたら、「中国笑話集」の艶話くらいに思っておけばいいのかな。
〉うん、なんとなく分かるように思います。

わかりましたか?良かった。
グリム童話は「怖い」と言うより「残酷」ですね。「シンデレラ」は靴の入らないお姉さんたちに継母が「足の指を切り落としなさい」とか「かかとを切り落としなさい」なんて言って実行して「靴が入りました」って言ってお城に向かうし(トーゼンばれて追い返される)、その後こりずにシンデレラの結婚式に行って鳥に目をつつきだされるし、白雪姫の継母は最後に真っ赤に焼けた鉄のスリッパをはかされるし…。
グリム童話は英訳が面白いという話ですので、こちらは英語で読んでオッケーのようです。

〉うーん、やっぱりオマル・ハイヤームのイメージが私にとっても強かったのかな
〉などと思いました。

オマル・ハイヤームといえば、面白い小説があります。
「サマルカンド年代記」(アミン・マアルーフ著)。今すぐ出てこないので出版社がわからない…。国書刊行会だったと思います。2部構成になっていて、1部がオマル・ハイヤーム本人の時代、2部が20世紀初頭のヨーロッパでオマル・ハイヤームに取り付かれた男女の物語。

〉邦訳本は、訳比べするとずいぶん違っていたりしますよね。
〉それにしても「女武者」はすごすぎですね。

でしょー?
私は海外文学ばかり読んできたので、いつも「これは原文ではない」という意識がどこかにあります。わかりにくいところ、変なところがあると訳が悪いのかな、と思います。たまに日本語の本を読むと「これは本当に作者が自分で選んで書いた言葉なんだ」としみじみ感動したりします。

〉プルーストは、間に何も挟まずに、もう身を任せるようにして、その空気にひたる
〉というのが、一番いいような気もしますね。。
〉たらたらたらとエンドレスに読んでいくと楽しそうです。
〉(ちょっと危なくなってしまいそうな気もしますが。)

変に他の本をはさみながら読むよりずーっとかかりきりで読んだ方がいいのかもしれませんね。「ダルタニヤン物語」ほどは長くないと思いますので読めるのでは…。

〉杏樹さんの雑談って、教養講座のようですばらしいです。
〉ぜひぜひ、女王になって下さい。

「ツッコミの女王」よりマシなタイトルかも…。

秋男さんが読んでるかどうかわかりませんが、オーストリアへ行った時、即席でドイツ語を詰め込んでいって、Bitte!を良く使いました。英語のPleaseと同じように使えて応用範囲が広くて便利でした。ほしいものがあれば指を指して「Das Bitte」と言えば通じる、と書いてたあったので実行したらちゃんと通じました。

それでは。


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6388. Re: 本当は・・・なグリム童話

お名前: 699分の1
投稿日: 2003/10/9(12:38)

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杏樹さん、みなさん、おはようございます。699分の1です。

このツリーも興味深く読ませていただいております。

〉〉なるほど、グリム童話を本当は怖いグリム童話にしたような脚色があるのですね。
〉〉イメージとしたら、「中国笑話集」の艶話くらいに思っておけばいいのかな。
〉グリム童話は「怖い」と言うより「残酷」ですね。「シンデレラ」は靴の入らないお姉さんたちに継母が「足の指を切り落としなさい」とか「かかとを切り落としなさい」なんて言って実行して「靴が入りました」って言ってお城に向かうし(トーゼンばれて追い返される)、その後こりずにシンデレラの結婚式に行って鳥に目をつつきだされるし、白雪姫の継母は最後に真っ
赤に焼けた鉄のスリッパをはかされるし…。
〉グリム童話は英訳が面白いという話ですので、こちらは英語で読んでオッケーのようです。

ちょうど『働くお父さんの昔話入門』(小澤俊夫著 日本経済新聞社刊)を読み始めたところでしたから、この先に出てくるシンデレラのところが楽しみです。

第三章 昔話は「成長」を語る
 7 真実の姿は美しい—『シンデレラ』より

〉「サマルカンド年代記」(アミン・マアルーフ著)。今すぐ出てこないので出版社がわからない…。国書刊行会だったと思います。2部構成になっていて、1部がオマル・ハイヤーム本人の時代、2部が20世紀初頭のヨーロッパでオマル・ハイヤームに取り付かれた男女の物語。

都立図書館の検索をしたら

サマルカンド年代記:『ルバイヤ-ト』秘本を求めて
アミン・マアル-フ‖著牟田口義郎‖訳リブロポ-ト1990.3
ISBN 4-8457-0480-3

となっていました。
面白そうな本ですね。
英語の多読ばかりでなくいろいろな分野の本の話が出てくるので、目が離せません。もちろん反応できるものは限られていますが。

東洋文庫の話題も興味深く読んでおりました。

掲示板多読はこの辺にして
Happy Reading!!


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6403. 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/9(17:10)

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杏樹さん、699分の1さん、こんにちは。
雑談クラブのようになってきましたね。(笑)

〉グリム童話は「怖い」と言うより「残酷」ですね。「シンデレラ」は靴の入らないお姉さんたちに継母が「足の指を切り落としなさい」とか「かかとを切り落としなさい」なんて言って実行して「靴が入りました」って言ってお城に向かうし(トーゼンばれて追い返される)、その後こりずにシンデレラの結婚式に行って鳥に目をつつきだされるし、白雪姫の継母は最後に真っ赤に焼けた鉄のスリッパをはかされるし…。

そうですね。かなりの勧善懲悪な話ですね。
でも、それこそ、世界中どこの民話でも、こういう残酷さってありますよね。
民話でなくて、神話もかなり残酷さってありますし。
ただ、残酷さもある代わりおおらかさもあるように思うのですよね。
この手の話。そういう意味で、残酷さだけ抜き出したような話の作りという
のは、個人的には好きではないですね。大事なところ忘れているでしょという
感じで。

〉グリム童話は英訳が面白いという話ですので、こちらは英語で読んでオッケーのようです。

と、書いたのは私なのですが、日本の訳と比べて英語が読みやすく感じるのは
私が読んだのが岩波文庫(学者)の訳だからかもしれません。
学者でも、センスのある方はたくさんいると思いますが、どうしても解釈中心の
訳という感じで、ごつごつ違和感を感じてしまうのかも。

そういえば、もともとの「千一夜物語」ちくま文庫からバートン版の出版がはじまり
ましたね。なんだかタイムリーと思ってしまいました。

〉オマル・ハイヤームといえば、面白い小説があります。
〉「サマルカンド年代記」(アミン・マアルーフ著)。今すぐ出てこないので出版社がわからない…。国書刊行会だったと思います。2部構成になっていて、1部がオマル・ハイヤーム本人の時代、2部が20世紀初頭のヨーロッパでオマル・ハイヤームに取り付かれた男女の物語。

これ、699分の1さんが調べて下さいましたが、記憶に間違いがなければ、
ちくま学芸文庫からもでていると思います。買おうか迷った記憶がある
のですよね。。ちょっと高くてあきらめたのですが。

〉〉邦訳本は、訳比べするとずいぶん違っていたりしますよね。
〉〉それにしても「女武者」はすごすぎですね。
〉でしょー?
〉私は海外文学ばかり読んできたので、いつも「これは原文ではない」という意識がどこかにあります。わかりにくいところ、変なところがあると訳が悪いのかな、と思います。たまに日本語の本を読むと「これは本当に作者が自分で選んで書いた言葉なんだ」としみじみ感動したりします。

邦訳本って、ほんと難しいですよね。
作者と訳者の幸運な出会いがあれば、原作以上に素晴らしくなったりも
するのですが。

これに関しては、ちょっと面白いエピソードを知っています。
多分杏樹さんもお読みになっていそうな澁澤龍彦さんのエッセイの中に、
邦訳の詩を読んで、自分だったらこうするのになぁと書いた後、
待てよと原作を読んだら、澁澤さんが変えたものの方が原作に近かった
そうです。これってすごいですよね〜。
知らない詩の邦訳を、違和感を感じて直したら原文に近かったなんて
澁澤さんならではですね。
それにしても、「大股びらき」なんて25才のときの訳だそうですし、
澁澤さんと、元夫人の矢川澄子さんってすごすぎと思ってしまうのでした。

〉〉プルーストは、間に何も挟まずに、もう身を任せるようにして、その空気にひたる
〉〉というのが、一番いいような気もしますね。。
〉〉たらたらたらとエンドレスに読んでいくと楽しそうです。
〉〉(ちょっと危なくなってしまいそうな気もしますが。)
〉変に他の本をはさみながら読むよりずーっとかかりきりで読んだ方がいいのかもしれませんね。「ダルタニヤン物語」ほどは長くないと思いますので読めるのでは…。

邦訳は、ノルマ制のように読んで、一ヶ月ほどで読みましたが、これはかなり
ハードでした。ダルタニャンなら、一日一冊でも読めそうな気がします。
(日本語なら。)

〉〉杏樹さんの雑談って、教養講座のようですばらしいです。
〉〉ぜひぜひ、女王になって下さい。
〉「ツッコミの女王」よりマシなタイトルかも…。

じゃあ、教養の女王ということで。(笑)

〉秋男さんが読んでるかどうかわかりませんが、オーストリアへ行った時、即席でドイツ語を詰め込んでいって、Bitte!を良く使いました。英語のPleaseと同じように使えて応用範囲が広くて便利でした。ほしいものがあれば指を指して「Das Bitte」と言えば通じる、と書いてたあったので実行したらちゃんと通じました。

おぉ、そうか、pleaseにあたるので、「This please」という感じなのですね。なるほど。

世界各国のお別れの言葉などというのも面白いですね。
日本の「さようなら」が「そうであるならば(やむをえない)」という意味であると
いうのは、リンドバーグ夫人の言葉で知りましたが、「神のご加護を」とか「再会を」
とか、いろいろな意味が元にありそうで。

秋男さんへのレスにフランス映画をみると、フランス語をやりたくなると書きましたが、
ドイツオペラをみると、ドイツ語をやりたくなります。
まえに、魔笛を見に行ったら、「私が、私が」というようなところだけだったのですが、
分かって、すごく感動しました。
パパゲーノとパパゲーラのことばが分かったら楽しいだろうな〜。
でも、オペラの神様ヴェルディはイタリアオペラですね・・・。
あう〜。

3つの願いの1つは、古今東西の言葉が自由に使えるように!に決めているのだけどな。
ランプの精でも来てくれないかしら。。

そんなこんなで、失礼します。

それでは、また。


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6416. Re: 雑談

お名前: ひまぞ
投稿日: 2003/10/9(23:48)

------------------------------

みちるさん、杏樹さん、699分の1さん、こんばんはです。

みちるさんと、杏樹さんの雑談って、まるで文学や歴史の講義のようで
とってもおもしろいです。

〉日本の「さようなら」が「そうであるならば(やむをえない)」という意味であると
〉いうのは、リンドバーグ夫人の言葉で知りましたが、「神のご加護を」とか「再会を」
〉とか、いろいろな意味が元にありそうで。

これ、とってもすごい!と思ったんですが・・・。
道東では、「したらね〜」を別れの挨拶に使います。
道南からの転校生は、「したっけね〜」と言っていました。
「したらね」も「したっけ」もは「そうしたら」という接続詞なので
どうして別れの挨拶に使うんだろう?と、昔から不思議に思っていました。

でも、日本語の「さようなら」にそういう語源のようなものがあるのなら
この使い方って、まんざら間違っていないんだなぁ、と。
うーーーん、感動!

単にそれだけなんですが、とっても感動しています。
ではでは〜。


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6422. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/10(01:33)

------------------------------

ひまぞさん、こんにちは。

今書いたのに、フリーズしちゃってが〜んと思ってしまったところ・・・。

気を取り直して。

〉〉日本の「さようなら」が「そうであるならば(やむをえない)」という意味であると
〉〉いうのは、リンドバーグ夫人の言葉で知りましたが、「神のご加護を」とか「再会を」
〉〉とか、いろいろな意味が元にありそうで。

〉これ、とってもすごい!と思ったんですが・・・。
〉道東では、「したらね〜」を別れの挨拶に使います。
〉道南からの転校生は、「したっけね〜」と言っていました。
〉「したらね」も「したっけ」もは「そうしたら」という接続詞なので
〉どうして別れの挨拶に使うんだろう?と、昔から不思議に思っていました。

〉でも、日本語の「さようなら」にそういう語源のようなものがあるのなら
〉この使い方って、まんざら間違っていないんだなぁ、と。
〉うーーーん、感動!

数年前、一年ほどですが、札幌に住んでいたのですよね。
そのときに、「したっけ」といえば彼というような友達がいて、なんだか
とってもなつかし〜。お元気かな・・・。
道東と道南のお別れのあいさつのお話し、面白かったです。

と、リンドバーグ夫人の本は「North to the Orient」という本です。
翻訳もみすず書房から今年でたばっかり。

でも、これを読みたいと思ったきっかけの本があって、須賀敦子さんの
「遠い本の朝」という本なのですが、この中にリンドバーグ夫人の「さようなら」
の話がでてくるんです。このエッセイは素晴らしいですよ。

ちょっと感動していただいてうれしかったです。(笑)

それでは。


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6420. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/10(01:13)

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みちるさん、699分の1さん、こんにちは。

〉雑談クラブのようになってきましたね。(笑)

ははは…。

〉そうですね。かなりの勧善懲悪な話ですね。
〉でも、それこそ、世界中どこの民話でも、こういう残酷さってありますよね。
〉民話でなくて、神話もかなり残酷さってありますし。
〉ただ、残酷さもある代わりおおらかさもあるように思うのですよね。
〉この手の話。そういう意味で、残酷さだけ抜き出したような話の作りという
〉のは、個人的には好きではないですね。大事なところ忘れているでしょという
〉感じで。

民話や伝承のお話って全てがストレートなんですよね。勧善懲悪で、残酷なことがアッケラカンとかいてあったりして。

〉〉グリム童話は英訳が面白いという話ですので、こちらは英語で読んでオッケーのようです。

〉と、書いたのは私なのですが、日本の訳と比べて英語が読みやすく感じるのは
〉私が読んだのが岩波文庫(学者)の訳だからかもしれません。
〉学者でも、センスのある方はたくさんいると思いますが、どうしても解釈中心の
〉訳という感じで、ごつごつ違和感を感じてしまうのかも。

すみません、うろ覚えで。みちるさんだったんですね〜。(汗)。
私は子供の時に少年少女文学全集の1巻として家にありましたので(なぜかこれ1巻だけ。もらいものらしい)そちらで読みました。でもシンデレラは広く知られているシンデレラとずいぶん違うし(魔法使いが出てこない)、残酷描写はストレートにばんばん出てくるし、きっとこれが本当のグリム童話なんだろうと納得して読んでました。

〉これ、699分の1さんが調べて下さいましたが、記憶に間違いがなければ、
〉ちくま学芸文庫からもでていると思います。買おうか迷った記憶がある
〉のですよね。。ちょっと高くてあきらめたのですが。

「サマルカンド年代記」、出版社を間違えてすみません。699分の1さん、調べてくださってありがとうございます。そういえば文庫本でも見たような気がします。私にはすっごくおもしろかったです。

〉これに関しては、ちょっと面白いエピソードを知っています。
〉多分杏樹さんもお読みになっていそうな澁澤龍彦さんのエッセイの中に、
〉邦訳の詩を読んで、自分だったらこうするのになぁと書いた後、
〉待てよと原作を読んだら、澁澤さんが変えたものの方が原作に近かった
〉そうです。これってすごいですよね〜。
〉知らない詩の邦訳を、違和感を感じて直したら原文に近かったなんて
〉澁澤さんならではですね。
〉それにしても、「大股びらき」なんて25才のときの訳だそうですし、
〉澁澤さんと、元夫人の矢川澄子さんってすごすぎと思ってしまうのでした。

す、すごい〜〜。
澁澤龍彦は読んだことがないんです。

〉邦訳は、ノルマ制のように読んで、一ヶ月ほどで読みましたが、これはかなり
〉ハードでした。ダルタニャンなら、一日一冊でも読めそうな気がします。
〉(日本語なら。)

ダルタニャンの方が簡単に読める、ということでしょうか。
1日1冊読んだら1ヶ月以内に読み終わる…と、簡単にはいかないでしょうね。

〉〉〉杏樹さんの雑談って、教養講座のようですばらしいです。
〉〉〉ぜひぜひ、女王になって下さい。
〉〉「ツッコミの女王」よりマシなタイトルかも…。

〉じゃあ、教養の女王ということで。(笑)

うわぁ〜〜〜格調高い!みちるさんこそ「女王」にふさわしい教養をお持ちなのに。

〉世界各国のお別れの言葉などというのも面白いですね。
〉日本の「さようなら」が「そうであるならば(やむをえない)」という意味であると
〉いうのは、リンドバーグ夫人の言葉で知りましたが、「神のご加護を」とか「再会を」
〉とか、いろいろな意味が元にありそうで。

あいさつの言葉はいろいろとおもしろいですね。
インドネシア語では遠くへ行く人、長い別れになる人に言う「さようなら(Selamat jalan)」と言われた人が返す「さようなら(Selamat tinggal)」があります。Selamatは「平和、安全」、jalanは「歩く、行く」、tinggalは「残る、住む」という意味です。普段は「また明日」「また後で」という意味の言葉を使います。

〉秋男さんへのレスにフランス映画をみると、フランス語をやりたくなると書きましたが、
〉ドイツオペラをみると、ドイツ語をやりたくなります。
〉まえに、魔笛を見に行ったら、「私が、私が」というようなところだけだったのですが、
〉分かって、すごく感動しました。
〉パパゲーノとパパゲーラのことばが分かったら楽しいだろうな〜。
〉でも、オペラの神様ヴェルディはイタリアオペラですね・・・。
〉あう〜。

モーツァルトを取るか、ヴェルディを取るか。
イタリア語の朗々としたソプラノやテノールは聞いていて気持ちがいいです。でも私はここ数年オペレッタが好きです。しかもハンガリーからブダペストオペレッタ劇場が毎年来てくれるのですっかりハマっています。サービス精神旺盛で楽しいんです。演目はレハール、カールマンなどハンガリーゆかりの作曲家の作品ばかりで、しかもハンガリー語。ごくたま〜〜〜に一言二言わかりますが…。ハンガリー語は難しいです。

〉3つの願いの1つは、古今東西の言葉が自由に使えるように!に決めているのだけどな。
〉ランプの精でも来てくれないかしら。。

私もお願いがしたい〜〜。でもOBW1の「Monky's Paw」みたいのだったら嫌だ…。(おお、話が多読につながった)

それでは…。


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6427. Re: 雑談

お名前: 699分の1
投稿日: 2003/10/10(08:18)

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杏樹さん,みちるさん、おはようございます。699分の1です。

〉〉これ、699分の1さんが調べて下さいましたが、記憶に間違いがなければ、
〉〉ちくま学芸文庫からもでていると思います。買おうか迷った記憶がある
〉〉のですよね。。ちょっと高くてあきらめたのですが。

〉「サマルカンド年代記」、出版社を間違えてすみません。699分の1さん、調べてくださってありがとうございます。そういえば文庫本でも見たような気がします。私にはすっごくおもしろかったです。

国会図書館で検索したら

1. サマルカンド年代記 / アミン・マアルーフ[他]. -- リブロポート, 1990.3

2. サマルカンド年代記 / アミン・マアルーフ[他]. -- 筑摩書房, 2001.12. -- (ちくま学芸文庫)

とありました。
はじめから国会図書館でやればよかったとちょっぴり反省。
都立で調べるのは私の中では親しみを感じているからです。
それに児童資料室はとても頼りになるからです。
ではご報告まで。


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6443. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/10(21:04)

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杏樹さん、699分の1さん、こんにちは。

〉民話や伝承のお話って全てがストレートなんですよね。勧善懲悪で、残酷なことがアッケラカンとかいてあったりして。

そうですよねー。そういうところが魅力的。

〉グリム童話
〉私は子供の時に少年少女文学全集の1巻として家にありましたので(なぜかこれ1巻だけ。もらいものらしい)そちらで読みました。でもシンデレラは広く知られているシンデレラとずいぶん違うし(魔法使いが出てこない)、残酷描写はストレートにばんばん出てくるし、きっとこれが本当のグリム童話なんだろうと納得して読んでました。

そうですね。子供物はかなり脚色してありますよね。
シンデレラはなくて「灰かぶり姫」という題になっていると思いますし。
プロジェクトグーテンベルグを半分くらい読んだところで、今日Amazonから
Completeが届きました。(挿絵がちょっとこわいかも。。やっぱり英語圏でも
怖がられているのかしら?)
でも、「赤ずきんちゃん」が「The Red Cap」になっていたりすると微妙に
印象が・・・。そういえば、中学校の時、グリム童話を三つくらいあわせたような
変な劇で、赤ずきんちゃん役をやりました。いえ、オオカミのお腹を開けたら
なぜかでてきて消えていくだけの役なのですが。

〉「サマルカンド年代記」、出版社を間違えてすみません。699分の1さん、調べてくださってありがとうございます。そういえば文庫本でも見たような気がします。私にはすっごくおもしろかったです。

699分の1さん調べ直していただいてありがとうございました!
やっぱり、あの本がそうなのねと分かったので、今度本屋で見てこようと
思います。
杏樹さんが楽しまれた本なら読んでみたいです。

〉す、すごい〜〜。
〉澁澤龍彦は読んだことがないんです。

そうなんですか?なんとなく絶対お読みになっていると思っていました。
サドなどの印象も強いかもしれませんが、とっても全うで頭のよい方だな
と思います。私の中では博識といえば澁澤さんという感じで。

考えてみれば、私の好きな作家ってフランスに縁がある方が多いのですよね。
遠藤周作さんに、辻邦生さん、須賀敦子さんももともとはパリに渡られて。

〉ダルタニャンの方が簡単に読める、ということでしょうか。
〉1日1冊読んだら1ヶ月以内に読み終わる…と、簡単にはいかないでしょうね。

プルーストとダルタニャンは、ワルツと軍艦マーチのようなもので?

〉〉じゃあ、教養の女王ということで。(笑)
〉うわぁ〜〜〜格調高い!みちるさんこそ「女王」にふさわしい教養をお持ちなのに。

それは勘違いです。国語と理科が得意で、社会と数学と英語が苦手だった
中学生時代から、ほとんど成長がありません。。
法律とか、経済とか、歴史とか、地理とか、時事とか・・・疎い疎い。
英語より古典の方が読めるといっていたのですが、今なら同じくらいかな。
(ちょっと多読効果。)

〉あいさつの言葉はいろいろとおもしろいですね。
〉インドネシア語では遠くへ行く人、長い別れになる人に言う「さようなら(Selamat jalan)」と言われた人が返す「さようなら(Selamat tinggal)」があります。Selamatは「平和、安全」、jalanは「歩く、行く」、tinggalは「残る、住む」という意味です。普段は「また明日」「また後で」という意味の言葉を使います。

おぉ、早速ありがとうございます!
お別れのあいさつでも、去る人と残る人で違うのですね。

〉モーツァルトを取るか、ヴェルディを取るか。
〉イタリア語の朗々としたソプラノやテノールは聞いていて気持ちがいいです。でも私はここ数年オペレッタが好きです。しかもハンガリーからブダペストオペレッタ劇場が毎年来てくれるのですっかりハマっています。サービス精神旺盛で楽しいんです。演目はレハール、カールマンなどハンガリーゆかりの作曲家の作品ばかりで、しかもハンガリー語。ごくたま〜〜〜に一言二言わかりますが…。ハンガリー語は難しいです。

オペレッタですか。「コウモリ」みたいなぁ。ヨハン・シュトラウス二世好きなんです。
ハンガリーのオペレッタをご覧になっているのですね。
ハンガリーの作曲家ってちょっと思い浮かびません。
CDなんかでも聞けますか?ちょっと聞いてみたいです。
毎年きてくれるというのはいいですね。
今年はどんなんかなーと思うのも楽しそうです。

私は、知人にオペラ歌手がいて、ドイツ在住なのですが、たまに帰ってくるので
そのときに見に行っています。
この前もあったので、見に行きたかったのだけど、チケットが発売間もなく
売り切れで見に行けなかったの・・・。しくしく。

あぁ、多読には結びつきません。

それでは。


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6455. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/10(23:06)

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みちるさん

〉そうですね。子供物はかなり脚色してありますよね。
〉シンデレラはなくて「灰かぶり姫」という題になっていると思いますし。
〉プロジェクトグーテンベルグを半分くらい読んだところで、今日Amazonから
〉Completeが届きました。(挿絵がちょっとこわいかも。。やっぱり英語圏でも
〉怖がられているのかしら?)

日本では子どもの本は基本的にかわいらしく作ることが多いですが、西洋って子どもの本でも平気で怖い描写をしてるような気がします。MTHも日本語訳であんな絵になるなんてー、と思いましたが、原書の絵は日本人的にはあまりかわいくないのかも…とも思いました。

〉そうなんですか?なんとなく絶対お読みになっていると思っていました。
〉サドなどの印象も強いかもしれませんが、とっても全うで頭のよい方だな
〉と思います。私の中では博識といえば澁澤さんという感じで。

日本人の書いたものをあまり読まないので…。辻邦生は少し読みました。

〉それは勘違いです。国語と理科が得意で、社会と数学と英語が苦手だった
〉中学生時代から、ほとんど成長がありません。。
〉法律とか、経済とか、歴史とか、地理とか、時事とか・・・疎い疎い。
〉英語より古典の方が読めるといっていたのですが、今なら同じくらいかな。
〉(ちょっと多読効果。)

国語と理科、って不思議な組み合わせですね。理数系なのか文科系なのか…。
私は理数系が全くダメです。国語だけは勉強しなくても点が取れましたが(その代わり文学史や古典とか勉強や暗記が必要な部分はだめ)、社会も歴史、それも世界史だけが好きでした。でも学校の勉強の世界史はあまり面白くなくて点を取るのに苦労しました。年号が苦手ですし…。

〉オペレッタですか。「コウモリ」みたいなぁ。ヨハン・シュトラウス二世好きなんです。
〉ハンガリーのオペレッタをご覧になっているのですね。
〉ハンガリーの作曲家ってちょっと思い浮かびません。
〉CDなんかでも聞けますか?ちょっと聞いてみたいです。
〉毎年きてくれるというのはいいですね。
〉今年はどんなんかなーと思うのも楽しそうです。

オペレッタといえばまずヨハン・シュトラウス2世ですね。

実は「ハンガリーの作曲家」というのは
フランツ・レハール「メリー・ウィドウ」
エメリッヒ・カールマン「チャールダーシュの女王」「伯爵令嬢マリツァ」

といえば聞き覚えはあるかもしれません。
来日する時はオペレッタをまるごと上演するのと、ガラ・コンサートと交互にやります。今年はガラ・コンサートで、来年は「メリー・ウィドウ」です。
これらのオペレッタは普通はドイツ語で上演されていて、ウィーン・オペレッタとみなされています。
しかし当時はオーストリアとハンガリーはともにハプスブルク家の統治下にあって交流がさかんでした。レハールとカールマンももとはハンガリーの出身で、上記のオペレッタもハンガリーネタが入っているのです。
ドイツ語版なら日本でも入手は容易です。

でも私はブダペスト・オペレッタを見てからドイツ語だと違和感を感じてしまい、どうしてもハンガリー語で聞きたい!!!と思うようになりました。それで、ブダペストで知り合った日本人の方がハンガリーに知り合いがいると言うことで、お願いしてハンガリー語版を探してもらいました。ハンガリーでもドイツ語版が普通のようで、なかなか見つからなったようですが、探し出してくれました。

〉私は、知人にオペラ歌手がいて、ドイツ在住なのですが、たまに帰ってくるので
〉そのときに見に行っています。
〉この前もあったので、見に行きたかったのだけど、チケットが発売間もなく
〉売り切れで見に行けなかったの・・・。しくしく。

売り切れだなんてすごい人気なんですね。誰でしょう?

〉あぁ、多読には結びつきません。

本当に雑談だけで終わってしまいました。

それでは…。


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6488. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/11(15:14)

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杏樹さん、こんにちは。

〉日本では子どもの本は基本的にかわいらしく作ることが多いですが、西洋って子どもの本でも平気で怖い描写をしてるような気がします。MTHも日本語訳であんな絵になるなんてー、と思いましたが、原書の絵は日本人的にはあまりかわいくないのかも…とも思いました。

そうですねー。
日本は、子供には見せたくないものは隠したいという人が多いのかなとも
思います。(グリム論争などもありましたが。)

それにしても、子供の本のほとんどがアニメ化しているのには辟易させられる
ところもありますけど・・・。

〉国語と理科、って不思議な組み合わせですね。理数系なのか文科系なのか…。
〉私は理数系が全くダメです。国語だけは勉強しなくても点が取れましたが(その代わり文学史や古典とか勉強や暗記が必要な部分はだめ)、社会も歴史、それも世界史だけが好きでした。でも学校の勉強の世界史はあまり面白くなくて点を取るのに苦労しました。年号が苦手ですし…。

動植物とか、色水遊びが好きな本好きの子供だったのかな。
こどもの頃読んだ本って、「児童文学」って、あんまりなくて、
世界文学の子供向けのノベライズの本か、子供向けのノンフィクションか、
ミステリって感じでした。

高校の時、理系に進むか文学系に進むか迷いに迷ったあげく、理系は施設がない
とだめだけど、文学は書物なので、やりたければ一人でもできるにちがいないと
理系に進みました。どっちがよかったのかなんて、分かりませんけどね。

〉オペレッタといえばまずヨハン・シュトラウス2世ですね。

〉実は「ハンガリーの作曲家」というのは
〉フランツ・レハール「メリー・ウィドウ」
〉エメリッヒ・カールマン「チャールダーシュの女王」「伯爵令嬢マリツァ」

〉といえば聞き覚えはあるかもしれません。
〉来日する時はオペレッタをまるごと上演するのと、ガラ・コンサートと交互にやります。今年はガラ・コンサートで、来年は「メリー・ウィドウ」です。
〉これらのオペレッタは普通はドイツ語で上演されていて、ウィーン・オペレッタとみなされています。
〉しかし当時はオーストリアとハンガリーはともにハプスブルク家の統治下にあって交流がさかんでした。レハールとカールマンももとはハンガリーの出身で、上記のオペレッタもハンガリーネタが入っているのです。
〉ドイツ語版なら日本でも入手は容易です。

なるほど。名前は聞いたことがあるので、多分聞けば分かりそうです。

〉でも私はブダペスト・オペレッタを見てからドイツ語だと違和感を感じてしまい、どうしてもハンガリー語で聞きたい!!!と思うようになりました。それで、ブダペストで知り合った日本人の方がハンガリーに知り合いがいると言うことで、お願いしてハンガリー語版を探してもらいました。ハンガリーでもドイツ語版が普通のようで、なかなか見つからなったようですが、探し出してくれました。

おぉ〜。ハンガリーでも手に入りにくい、幻のハンガリー語版があるのですね。
そう聞くと、たまらなくハンガリー語で聞いてみたくなりますが、まず手には
はいらないのかな。。残念。
とりあえずは、ドイツ語版で探してみたいと思います。

私は、結構世界のあちこちの音楽聞くのが好きなのですが、ハンガリー語のって、
聞いたことないな〜。ポップスとかなら手に入れやすいものもあるのかしら。

〉売り切れだなんてすごい人気なんですね。誰でしょう?

あ、その人ではなくて、舞台監督?の方の引退公演だったようで。

〉本当に雑談だけで終わってしまいました。

では、今度は世界音楽の話など。(笑)


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6540. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/12(00:26)

------------------------------

みちるさん、こんにちは。

〉高校の時、理系に進むか文学系に進むか迷いに迷ったあげく、理系は施設がない
〉とだめだけど、文学は書物なので、やりたければ一人でもできるにちがいないと
〉理系に進みました。どっちがよかったのかなんて、分かりませんけどね。

文系か理系か悩む人がいるんだ〜…。

〉おぉ〜。ハンガリーでも手に入りにくい、幻のハンガリー語版があるのですね。
〉そう聞くと、たまらなくハンガリー語で聞いてみたくなりますが、まず手には
〉はいらないのかな。。残念。
〉とりあえずは、ドイツ語版で探してみたいと思います。

ドイツ語版が基本ですから。
ブダペスト・オペレッタ劇場の来日公演は来年の1月にあります。けっこうあちこち回ると思いますので、見ようと思えば見られるかもしれません。演目は大阪では「メリー・ウィドウ」ですが、他のところだと違うかもしれません。

〉私は、結構世界のあちこちの音楽聞くのが好きなのですが、ハンガリー語のって、
〉聞いたことないな〜。ポップスとかなら手に入れやすいものもあるのかしら。

あまり聞かないですね。ハンガリーの民族音楽ならジプシー音楽が盛んですけど。ラースロー・ベルキというジプシー楽団が時々日本に来ます。9月に来たので聞きに行きました。ダンサー2名も連れて。

〉では、今度は世界音楽の話など。(笑)

また話題が広がってしまう…

それでは…。


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6561. Re: 雑談

お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2003/10/12(07:40)

------------------------------

杏樹さん、みちるさん、おはようございます。

〉〉高校の時、理系に進むか文学系に進むか迷いに迷ったあげく、理系は施設がない
〉〉とだめだけど、文学は書物なので、やりたければ一人でもできるにちがいないと
〉〉理系に進みました。どっちがよかったのかなんて、分かりませんけどね。

〉文系か理系か悩む人がいるんだ〜…。

はーい、私もそのクチです。

理系科目も好きだったけど、英語も好きで、理系の学部にするか、
外国語学部に行くかで悩みました。
だけど、外国語学部ってあまりないし、文学部に行く気が起きなかったので、
理系を選びました。
理系でも勉強が進めば英語を読むことになるさと思っていたところもありました。(^^;)


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6582. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/12(20:08)

------------------------------

杏樹さん、こんにちは。

〉ブダペスト・オペレッタ劇場の来日公演は来年の1月にあります。けっこうあちこち回ると思いますので、見ようと思えば見られるかもしれません。演目は大阪では「メリー・ウィドウ」ですが、他のところだと違うかもしれません。

おぉ、一月ですか。ちょっとチェックしてみようかな。
もうそろそろチケットも売っているはずですよね。

〉〉私は、結構世界のあちこちの音楽聞くのが好きなのですが、ハンガリー語のって、
〉〉聞いたことないな〜。ポップスとかなら手に入れやすいものもあるのかしら。
〉あまり聞かないですね。ハンガリーの民族音楽ならジプシー音楽が盛んですけど。ラースロー・ベルキというジプシー楽団が時々日本に来ます。9月に来たので聞きに行きました。ダンサー2名も連れて。

ハンガリー音楽となると、ジプシー音楽になるのですね。なるほど。
ちょっとワールドコーナーで探してみようかな。

で、世界音楽の話。(笑)

私が一番持っているのは、中国音楽だったりします。
杏樹さんは中国の音楽も聞かれるのかしら?と一度聞いてみたかったの。
そんなんで、続けちゃってごめんね。

二胡の音色がとても好きなのですが、中国に留学していた人が二胡を中心に
20枚くらい中国音楽のCDを下さったのですよね。
二胡って、なんとなく悲しいメロディのものを日本ではよく見かけるように
思うのですが、いただいたのは、草原を馬が駆け抜けるような音楽だったりで、
本当に楽しくて素敵なの!あるいはヴァイオリンの独奏のようなアルバムが
あったり。やっぱり日本では聞けない音楽がたくさんあるんだなと思っちゃい
ました。

ヴォーカルものでは、異国の言葉みたいなのが好きなので、
ノルウェー、ドイツ、ロシア、ポルトガル、スペイン、イタリア、フランス
中国、ベトナム・・・などなど持っています。
こういうの聞くと、各国の言葉にはそれぞれ魅力があるななんて思います。

なんだか、無理矢理話を伸ばしちゃっていますが・・・またね。


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6677. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/14(00:44)

------------------------------

みちるさん、こんにちは。

〉私が一番持っているのは、中国音楽だったりします。
〉杏樹さんは中国の音楽も聞かれるのかしら?と一度聞いてみたかったの。
〉そんなんで、続けちゃってごめんね。

〉二胡の音色がとても好きなのですが、中国に留学していた人が二胡を中心に
〉20枚くらい中国音楽のCDを下さったのですよね。
〉二胡って、なんとなく悲しいメロディのものを日本ではよく見かけるように
〉思うのですが、いただいたのは、草原を馬が駆け抜けるような音楽だったりで、
〉本当に楽しくて素敵なの!あるいはヴァイオリンの独奏のようなアルバムが
〉あったり。やっぱり日本では聞けない音楽がたくさんあるんだなと思っちゃい
〉ました。

20枚とはすごいですね。
前にモンゴルの馬頭琴を聞きに行ったら、馬頭琴が西へ行ってバイオリンになり、東へ行って二胡になったという話を聞きました。そういえば音がなんとなく通じるものがあります。バイオリンの弓は馬の毛ですし。二胡の響きが物悲しいのは、二胡といえばまず「二泉映月」が代表曲になっているからではないでしょうか。
唐代の音楽を調べたことがあって、当時の音楽を再現した公演のビデオを持ってます。唐代の音楽は日本の雅楽のルーツにもなりました。
最近揚琴を生で聞いてCDも購入しました。とっても豪華で華麗な音です。
揚琴のルーツはペルシアのサントゥールという楽器です。揚琴と同じくこまかい弦をたくさん張って、細いバチで叩きます。これが西へ行くとツィンバロムという名前になり、ハンガリーでジプシー音楽に取り入れられました。今もジプシー音楽に欠かせない楽器です。ハンガリー以外では「ハンマーダルシマー」とも呼ばれます。これが弦をはじくのに鍵盤を使うようになりチェンバロになりました。

〉ヴォーカルものでは、異国の言葉みたいなのが好きなので、
〉ノルウェー、ドイツ、ロシア、ポルトガル、スペイン、イタリア、フランス
〉中国、ベトナム・・・などなど持っています。
〉こういうの聞くと、各国の言葉にはそれぞれ魅力があるななんて思います。

すごいですね。色々な国の歌を聴くとおもしろいでしょうね。

〉なんだか、無理矢理話を伸ばしちゃっていますが・・・またね。

私のほうこそどんどん広げてしまって…それではまた。


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6685. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/14(13:00)

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杏樹さん、こんにちは。

〉前にモンゴルの馬頭琴を聞きに行ったら、馬頭琴が西へ行ってバイオリンになり、東へ行って二胡になったという話を聞きました。そういえば音がなんとなく通じるものがあります。バイオリンの弓は馬の毛ですし。二胡の響きが物悲しいのは、二胡といえばまず「二泉映月」が代表曲になっているからではないでしょうか。

ヴァイオリンも二胡も馬頭琴がもとだったのですか。
知りませんでした。じゃあ、兄弟みたいなものなのですね。
馬頭琴の音色も似た感じなのですか?
(「スーホの白い馬」を思い出してちょっと感動。)

〉唐代の音楽を調べたことがあって、当時の音楽を再現した公演のビデオを持ってます。唐代の音楽は日本の雅楽のルーツにもなりました。
〉最近揚琴を生で聞いてCDも購入しました。とっても豪華で華麗な音です。
〉揚琴のルーツはペルシアのサントゥールという楽器です。揚琴と同じくこまかい弦をたくさん張って、細いバチで叩きます。これが西へ行くとツィンバロムという名前になり、ハンガリーでジプシー音楽に取り入れられました。今もジプシー音楽に欠かせない楽器です。ハンガリー以外では「ハンマーダルシマー」とも呼ばれます。これが弦をはじくのに鍵盤を使うようになりチェンバロになりました。

唐代の音楽って雅楽とかなり近いものなのですか?
音楽や楽器のルーツも面白いものですね〜。
違う楽器と思っているものも、もとをたどれば一緒だったりするのですね。
もとが同じ楽器だった楽器の音を聴き比べてみても楽しそう。

アジアから渡っていった西洋の楽器もたくさんあるのでしょうね。
近いうちにいろんな楽器のCDを見てこようと思いました。

それでは。


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6717. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/15(00:26)

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みちるさん、

〉ヴァイオリンも二胡も馬頭琴がもとだったのですか。
〉知りませんでした。じゃあ、兄弟みたいなものなのですね。
〉馬頭琴の音色も似た感じなのですか?
〉(「スーホの白い馬」を思い出してちょっと感動。)

馬頭琴は少し大きいので音がやや低めです。その演奏会の時はサン・サーンスの「白鳥」も弾きました。ヴァイオリンとチェロの間みたいな感じでしょうか。

〉唐代の音楽って雅楽とかなり近いものなのですか?
〉音楽や楽器のルーツも面白いものですね〜。

唐代の楽器や奏法が日本に入って雅楽になりましたから。しかし唐の音楽はバラエティに富んでいて、雅楽のような音楽の他色々な種類の音楽がありました。ペルシアやインドなど西方から楽器や音楽が伝わったので、それが中国の伝統音楽と混ざったりしてたくさんの種類の音楽がありました。復元音楽を聴くと、テンポの早いエキゾチックな音楽もありました。

〉アジアから渡っていった西洋の楽器もたくさんあるのでしょうね。
〉近いうちにいろんな楽器のCDを見てこようと思いました。

琵琶もペルシア起源で、ヨーロッパに行ってリュートになったそうです。

それでは…。


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[♪] 6722. Re: 雑談

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2003/10/15(09:45)

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杏樹さん、みちるさん、こんにちは!

〉〉ヴァイオリンも二胡も馬頭琴がもとだったのですか。
〉〉知りませんでした。じゃあ、兄弟みたいなものなのですね。
〉〉馬頭琴の音色も似た感じなのですか?
〉〉(「スーホの白い馬」を思い出してちょっと感動。)

先週末は3日間仙台におりました。大学生協に多読への
協力をお願いするためです。そこで、馬頭琴を聞いたのです!
馬が走る様を曲にしたもので、すごかった!

まるで聞いているぼくが馬に乗っていて、馬の筋肉の動きや
震えが体に伝わってくるようでありました。ちょうどここで
二胡だ馬頭琴だと話に花が咲いている折りもおり・・・
演奏した人はCDを出しているというので、買おうと思っています。

ちょっとちがうけど津軽三味線みたいなすさまじい表現力ですね。

〉琵琶もペルシア起源で、ヨーロッパに行ってリュートになったそうです。

相変わらず杏樹さんの博学ぶり!

では、雑談にいつまでも花が咲き続けますよう!


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6733. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/15(19:36)

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杏樹さん、酒井先生、こんにちは。

〉馬頭琴は少し大きいので音がやや低めです。その演奏会の時はサン・サーンスの「白鳥」も弾きました。ヴァイオリンとチェロの間みたいな感じでしょうか。

ヴァイオリンとチェロの間みたいなら、やわらかい音なのですね。

〉〉唐代の音楽って雅楽とかなり近いものなのですか?
〉〉音楽や楽器のルーツも面白いものですね〜。
〉唐代の楽器や奏法が日本に入って雅楽になりましたから。しかし唐の音楽はバラエティに富んでいて、雅楽のような音楽の他色々な種類の音楽がありました。ペルシアやインドなど西方から楽器や音楽が伝わったので、それが中国の伝統音楽と混ざったりしてたくさんの種類の音楽がありました。復元音楽を聴くと、テンポの早いエキゾチックな音楽もありました。

〉琵琶もペルシア起源で、ヨーロッパに行ってリュートになったそうです。

楽器はペルシア起源のものが多いようですね。
音楽のもとをたどると、ペルシアのものが多いのかしら?
唐代の入り交じった音楽面白そうですね。
復元音楽のCDみたいなのがあったら欲しいです。

〉先週末は3日間仙台におりました。大学生協に多読への
〉協力をお願いするためです。そこで、馬頭琴を聞いたのです!
〉馬が走る様を曲にしたもので、すごかった!

〉まるで聞いているぼくが馬に乗っていて、馬の筋肉の動きや
〉震えが体に伝わってくるようでありました。ちょうどここで
〉二胡だ馬頭琴だと話に花が咲いている折りもおり・・・
〉演奏した人はCDを出しているというので、買おうと思っています。

わぁ!うらやましいです!
やっぱり馬の動きが伝わってくるようなのですね。
もしよろしければ、演者のお名前教えていただけませんか?
生にははるかに及ばないでしょうが、それでも聴いてみたいです!

〉相変わらず杏樹さんの博学ぶり!

ほんとに、素晴らしいですよね!

〉では、雑談にいつまでも花が咲き続けますよう!

杏樹さん、いつまでも花を咲かしていいそうです!

それではー。


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6751. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/16(00:21)

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みちるさん、酒井先生

〉〉馬頭琴は少し大きいので音がやや低めです。その演奏会の時はサン・サーンスの「白鳥」も弾きました。ヴァイオリンとチェロの間みたいな感じでしょうか。

〉ヴァイオリンとチェロの間みたいなら、やわらかい音なのですね。

みちるさんが二胡で馬が駈けるような曲があったと書いてありますので、それよりやや低めの音でイメージすればいいかもしれません。
私は「中国語ジャーナル」というCDつき雑誌を購読していますが、今月は二胡奏者の許可さんのインタビューが収録されていて、二胡の演奏もありました。「くまんばちの飛行」なんて曲も弾いています。また「賽馬」という曲も演奏していました。

〉楽器はペルシア起源のものが多いようですね。
〉音楽のもとをたどると、ペルシアのものが多いのかしら?
〉唐代の入り交じった音楽面白そうですね。
〉復元音楽のCDみたいなのがあったら欲しいです。

古代ペルシア起源の楽器は多いようです。唐代にはペルシアの踊りも入ってきて、西域の美女がくるくる回って踊るのがもてはやされました。唐代の中国は西域との交易が盛んな時代で、特に都の長安では西域ものが大流行しました。音楽や踊りのほか、ぶどうやざくろなどの果物、ペルシア風のデザインのガラスや銀の器、唐草模様などペルシア起源の模様がどんどん入ってきました。これが日本にも入ってきて正倉院に残っていたりするわけです。
唐代音楽CDはなかなか見かけないようです。私は演奏会の時にビデオを予約販売していたのと、中国へ行った時に買ったカセットテープを持ってますが…。

〉〉では、雑談にいつまでも花が咲き続けますよう!

〉杏樹さん、いつまでも花を咲かしていいそうです!

どこまで続くんでしょうか?
私は東洋史専攻で中央アジアと唐代の文化が特に専門なので、こっちに話題がきたらいくらでも語ってしまうんですが、いいのかな〜。

〉それではー。

ではでは。


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6769. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/16(17:30)

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杏樹さん、こんにちは。

〉みちるさんが二胡で馬が駈けるような曲があったと書いてありますので、それよりやや低めの音でイメージすればいいかもしれません。

なんとなく想像できるのですが、やっぱり馬頭琴も聞いてみたい・・・。
昨日、HMVにいったのですが、馬頭琴はありませんでした。残念。
それにしても、いつの間にか胡弓の売場が増えていてびっくり。
馬頭琴はAmazonで一枚見つけたので、それを買ってみようと思います。

〉私は「中国語ジャーナル」というCDつき雑誌を購読していますが、今月は二胡奏者の許可さんのインタビューが収録されていて、二胡の演奏もありました。「くまんばちの飛行」なんて曲も弾いています。また「賽馬」という曲も演奏していました。

許可さんのはアルバム一枚持っています。
中国語ジャーナルで二胡の演奏入りっていうのはなんだかいいですね。

〉古代ペルシア起源の楽器は多いようです。唐代にはペルシアの踊りも入ってきて、西域の美女がくるくる回って踊るのがもてはやされました。唐代の中国は西域との交易が盛んな時代で、特に都の長安では西域ものが大流行しました。音楽や踊りのほか、ぶどうやざくろなどの果物、ペルシア風のデザインのガラスや銀の器、唐草模様などペルシア起源の模様がどんどん入ってきました。これが日本にも入ってきて正倉院に残っていたりするわけです。

こうなったらペルシアの音楽も聞いてみたくなりました。
楽器の発祥地の音楽・・・魅力的です。
音楽に踊り、唐草模様、ガラス・・・想像するだけで華やかでいいですね。

〉唐代音楽CDはなかなか見かけないようです。私は演奏会の時にビデオを予約販売していたのと、中国へ行った時に買ったカセットテープを持ってますが…。

やっぱりなかなかないんですね・・・。

〉どこまで続くんでしょうか?
〉私は東洋史専攻で中央アジアと唐代の文化が特に専門なので、こっちに話題がきたらいくらでも語ってしまうんですが、いいのかな〜。

まさに、ご専門なのですね!いろいろ聞かせてください。

そういえば、中国音楽のCDをくれたのは、ネットのお友達の大学生の男の子
なのですが、彼のサイト、中国関係のコンテンツがメインなので、杏樹さんなら
楽しまれるかもと思いますので、ちょっとご紹介。
[url:http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/4055/]

ではでは。


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6794. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/17(01:12)

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みちるさん、こんにちは。

〉なんとなく想像できるのですが、やっぱり馬頭琴も聞いてみたい・・・。
〉昨日、HMVにいったのですが、馬頭琴はありませんでした。残念。
〉それにしても、いつの間にか胡弓の売場が増えていてびっくり。
〉馬頭琴はAmazonで一枚見つけたので、それを買ってみようと思います。

馬頭琴ならありそうですけどね。Amazonで見つかったのならよかったです。
最近は二胡が中国の民族音楽の代名詞のようになっていますね。

〉許可さんのはアルバム一枚持っています。
〉中国語ジャーナルで二胡の演奏入りっていうのはなんだかいいですね。

許可さんのアルバムを持ってるとは。
中国語ジャーナルでは最近毎月民族楽器を一つずつ紹介しています。二胡は許可さんのインタビューの中で弾いているので、それとは別ですが。今月の民族楽器は「笙」でした。日本の雅楽にも入っている楽器です。二胡はモンゴル起源なので唐代よりもずっと後にできた楽器です。

〉そういえば、中国音楽のCDをくれたのは、ネットのお友達の大学生の男の子
〉なのですが、彼のサイト、中国関係のコンテンツがメインなので、杏樹さんなら
〉楽しまれるかもと思いますので、ちょっとご紹介。
[url:http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/4055/]

おもしろそうなサイトですね。文学紹介など詳しくて。

それでは…。


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6855. Re: 雑談

お名前: みちる http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3112/
投稿日: 2003/10/18(23:41)

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杏樹さん、こんにちは。

〉許可さんのアルバムを持ってるとは。

数年前まで、中国音楽ではなくて二胡が聞きたいと思うと、クラシックコーナーの
許可さんくらいしか見あたらなかったのですよね。
それを考えると今はすごいです。

〉中国語ジャーナルでは最近毎月民族楽器を一つずつ紹介しています。二胡は許可さんのインタビューの中で弾いているので、それとは別ですが。今月の民族楽器は「笙」でした。日本の雅楽にも入っている楽器です。二胡はモンゴル起源なので唐代よりもずっと後にできた楽器です。

楽器の紹介まであるのですね。
中国語ジャーナル読みたくなってきました。
日本の古典的な楽器というのはほとんど中国からとなるのですね。
二胡は新しい楽器なんですね。
唐代の音楽って今の中国音楽として聞いているものとはだいぶん違うのですね。

それでは。


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6863. Re: 雑談

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/10/19(00:57)

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みちるさん

さっき500万語通過のお祝いレスを書いてからこのレスに気がつきました。
まだまだひっぱっていいのかなと思いつつ…。

〉〉中国語ジャーナルでは最近毎月民族楽器を一つずつ紹介しています。二胡は許可さんのインタビューの中で弾いているので、それとは別ですが。今月の民族楽器は「笙」でした。日本の雅楽にも入っている楽器です。二胡はモンゴル起源なので唐代よりもずっと後にできた楽器です。

〉楽器の紹介まであるのですね。
〉中国語ジャーナル読みたくなってきました。
〉日本の古典的な楽器というのはほとんど中国からとなるのですね。
〉二胡は新しい楽器なんですね。
〉唐代の音楽って今の中国音楽として聞いているものとはだいぶん違うのですね。

「復元」なので、どれぐらい当時のものと同じなのかわからない部分もありますけど…。唐代は日本では奈良時代のあたりですので、今の「中国」イメージとはいろいろな面で違っているはずです。雅楽のほかに、正倉院の宝物や奈良の寺院建築などは唐から入ってきたものが多いので、そのあたりをベースにイメージした方が近かったりします。

みちるさんは東京近辺の方ですか?
たしか11月に「天平楽府(てんぴょうがふ)」コンサートがあるはずです。今年4月に大阪で行われたのですが、11月に東京でもすると聞いたので…。
その時の正式タイトルは

朝日カルチャーセンター開講25年記念講座
正倉院復元楽器を奏でる「天平楽府」コンサート

です。

それでは…。


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