Re: 1語もつもれば、400万語!

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/5/10(18:07)]

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1873. Re: 1語もつもれば、400万語!

お名前: 杏樹
投稿日: 2003/6/10(23:59)

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ポロンさん、400万語通過おめでとうございます。
素晴らしい報告です。

〉●The Magician's Nephew / C. S. Lewis (Lv7)
〉  ナルニアも6冊目になりました。
〉  これは、巻の数字では第1巻になりますが、私はルイスの執筆順に読んでいます。
〉  で、これからナルニアを読まれる方には、まず第2巻のThe Lion, the Witch, and the Wardrobe
〉  から読むことをおすすめします。
〉  というのも、The Magician's Nephewを最初に読んでも、「ナルニアってどこが
〉  おもしろいの?」と思ってしまう可能性大だからです。
〉  Lion・・・を読んでこそ、The Magician's Nephewのほんとうのおもしろさがわかります。
〉  ナルニア、どの巻もおもしろいですよ!導入部分のつかみがいいので
〉  まだの方は是非読んでみてください!

ナルニアは邦訳では「ライオンと魔女」が最初ですよね。私はてっきりその順番になっているものだと思っていたのですが、原書では「魔術師のおい」が第1巻ということになっているのですか?時間が前後しているのは作者の構想上の理由だと思っていましたが、単なる執筆順だったのですか。邦訳しか読んだことがありませんが、やはり「魔術師のおい」を最初に読むのはマズイと思います。
早く原書が読めるようになりたいです。

〉●The Hobbit or There and Back Again / J.R.R. Tolkien (Lv9)
〉  読み出したとたん、「大好き♪」と目がハートになってしまいました。
〉  Tolkienの文体、私好みです。お話もすごく楽しい!
〉  子どもの頃にかえったように夢中で読みました。
〉  ホビットのBBCラジオドラマのCDがやっと届いたので、これから
〉  じっくり聴いていくつもりです。
〉  そして、「こんなにおもしろいなんて、指輪物語も読まいでかっ!」
〉  と、はじめて「指輪」を読みたいと本気で思いました。
〉  でも、10日で届くはずのボックスセットがまだ届きません。(笑)

「目がハート」!素晴らしい。いいな〜早く読めるようになりたいな〜。

〉●The Sword and the Circle / Rosemary Sutcliff (Lv9)
〉●The Light Beyond the Forest
〉●The Road to Camlann
〉  サトクリフの「アーサー王」三部作です。よかったです!
〉  これを注文したのは、150万語通過した頃でした。
〉  届いたときは、予想を上回る難しさにむむっ!当分読めそうにないと思いました。
〉  でも、ついに読むことができました。

うわああ〜〜〜〜〜!これが一番うらやましい!読みたぁぁぁ〜〜〜〜い!
「指輪物語」は邦訳で何度も読んでいますが、これは邦訳がかなりの「珍訳」だと聞いたので読むのをためらってました。でも原書で読むなんて無理だし…と思っていたら多読を知って「いつか読む!」と心に誓っている本です。

〉  サトクリフの英語は、骨太です。物語の時代設定からくるものだと思いますが、
〉  いかめしく古めかしい英語です。でも、美しい!
〉  語彙はそれほど難しくないので、数十ページ読んで慣れればあとは読みやすくなります。

すごいですね。英語の文章を味わえるようになっているんですね。

〉  アーサー王伝説は、今までの日本語による断片的な知識だと、円卓の騎士たちの
〉  ひとりひとりの区別があまりつかず、アーサー王といえば石にささった剣を
〉  抜いて王座についた人ね、程度の認識しかありませんでした。(^^;
〉  でも、サトクリフは構成力が抜群です!
〉  アーサー王と騎士のひとりひとりを個性豊かに描き、その王国の
〉  栄光と滅亡のドラマの中で、人の勇気・高潔・理想、苦脳・葛藤・邪念など、
〉  人間の根源的なテーマをくっきりと浮かび上がらせています。
〉  アーサー王はもちろん、ランスロット卿とグウィネヴィア王妃、ガウェイン卿の最期は
〉  抗いがたい運命の哀しみがどどっとおそってくるようで体がふるえました。

アーサー王や円卓の騎士たちがどんな風に書かれているのか、ますます興味がそそられます。
たとえて言うなら桃太郎や金太郎はちょっと…強いて言えば源義経あたりでしょうか。色々な伝説に彩られたエピソードを持っている英雄的人物で、おとぎ話と違って「めでたし、めでたし」で終わるのではなく紆余曲折の人生があり、さまざまな人が題材にして文学や芸術に取り入れてきたということで。で、その割りに有名なエピソードばかりが一人歩きして、実像は確かではなかったり。

〉  「指輪物語」の前にアーサー王伝説は読んでおきたかったので、
〉  読めて感動できてうれしいです。

アトムさんとのやりとりでその理由を聞いて「深い」と思いました。私は単にレベルの問題で「アーサー王」が先で「指輪」は後だろうと思っていたので。

〉 たまに、読んだ本の文庫を本屋で見つけると手にとってみるのですが、
〉 邦訳を見るともういけません。(笑)
〉 違和感を感じることが多いし、大人向けエンタメ系のものは
〉 学校英語の英文和訳そのままになってる部分もあって、ぞぞっと鳥肌が!(笑)
〉 すぐに棚へお帰りいただきます。
〉 こうなると、もう翻訳では読めません。(エッヘン!)
〉 しょせん、英語と日本語とは違う文化を担った全く異なる言語なのですね。
〉 言葉を他の言語に置き換えたり、語順を変えてしまうことは、
〉 よほどの名翻訳家でない限り、その文章や作家の描く小説世界の
〉 ニュアンス、味わいといったものを伝えきれないのでしょう。
〉 わーい、原書で読めるんだっ!うれしい〜〜!
〉 難しいものはどうするかは、聞かないでください。(笑)

「翻訳では読めません」…いいですねえ。そういう境地。「快読100万語!」でもまずい翻訳の見本がありますが、いい翻訳家とは希少価値のようですね。
古典的児童文学の名作では翻訳者の名前がセットみたいになっているものがありますが、そういうのは本当にレベルが高かったんでしょうね。

〉 掲示板は私の多読エネルギーの源です。みなさんの感想を読むのが
〉 楽しいし、素晴らしい名言に毎日が感動の嵐です。
〉 漫才も見られるし、替え歌のカラオケも聞けるし、

ここ、ウケました。↑

すてきなHappy Readingの報告ありがとうございました。


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1903. Re: 杏樹さん、ありがとうございます。

お名前: ポロン
投稿日: 2003/6/11(17:35)

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杏樹さん、こんにちは!
お祝い、ありがとうございます!

〉〉●The Magician's Nephew / C. S. Lewis (Lv7)
〉〉  ナルニアも6冊目になりました。
〉〉  これは、巻の数字では第1巻になりますが、私はルイスの執筆順に読んでいます。
〉〉  で、これからナルニアを読まれる方には、まず第2巻のThe Lion, the Witch, and the Wardrobe
〉〉  から読むことをおすすめします。
〉〉  というのも、The Magician's Nephewを最初に読んでも、「ナルニアってどこが
〉〉  おもしろいの?」と思ってしまう可能性大だからです。
〉〉  Lion・・・を読んでこそ、The Magician's Nephewのほんとうのおもしろさがわかります。
〉〉  ナルニア、どの巻もおもしろいですよ!導入部分のつかみがいいので
〉〉  まだの方は是非読んでみてください!

〉ナルニアは邦訳では「ライオンと魔女」が最初ですよね。私はてっきりその順番になっているものだと思っていたのですが、原書では「魔術師のおい」が第1巻ということになっているのですか?時間が前後しているのは作者の構想上の理由だと思っていましたが、単なる執筆順だったのですか。邦訳しか読んだことがありませんが、やはり「魔術師のおい」を最初に読むのはマズイと思います。
〉早く原書が読めるようになりたいです。

確か、岩波書店の邦訳はルイスの執筆順になっていて、原書の巻の順番は
ルイスの意思でナルニア国の年代順になった、ということだったと思います。
でも、裏はとってません。(笑)
この話を私がどこでインプットしたのかも、定かでないんです。
ちゃんと調べておきますね。

今、原書の初版年を見ましたら、The Lion〜から邦訳の巻の順に
1950年から1956年まで、1年に1作ずつ書かれているようです。
The Magician's Nephewは1955年でした。
やはり、The Magician's Nephewはあとで読んだ方が、ナルニアの
あれこれがわかっておもしろいですよね。

〉〉●The Sword and the Circle / Rosemary Sutcliff (Lv9)
〉〉●The Light Beyond the Forest
〉〉●The Road to Camlann

〉うわああ〜〜〜〜〜!これが一番うらやましい!読みたぁぁぁ〜〜〜〜い!
〉「指輪物語」は邦訳で何度も読んでいますが、これは邦訳がかなりの「珍訳」だと聞いたので読むのをためらってました。でも原書で読むなんて無理だし…と思っていたら多読を知って「いつか読む!」と心に誓っている本です。

杏樹さんや由良さんのお話に、サトクリフのことはよくあがってましたものね。
私は表紙にだまされて、もっとやさしいのかと思って買いましたけど、
読めたときは感慨深かったです。^^
杏樹さんなら、サトクリフでもいろいろと言いたいことが出てくるかも
しれませんね。ここはおかしいんとちゃう?って。(笑)
杏樹さんの感想、すっごく楽しみにしてます!

〉アーサー王や円卓の騎士たちがどんな風に書かれているのか、ますます興味がそそられます。
〉たとえて言うなら桃太郎や金太郎はちょっと…強いて言えば源義経あたりでしょうか。色々な伝説に彩られたエピソードを持っている英雄的人物で、おとぎ話と違って「めでたし、めでたし」で終わるのではなく紆余曲折の人生があり、さまざまな人が題材にして文学や芸術に取り入れてきたということで。で、その割りに有名なエピソードばかりが一人歩きして、実像は確かではなかったり。

桃太郎って言ったらアーサー王が怒りますよね。(笑)
杏樹さんのアーサー王解説、もっと聞きたいです!

〉アトムさんとのやりとりでその理由を聞いて「深い」と思いました。私は単にレベルの問題で「アーサー王」が先で「指輪」は後だろうと思っていたので。

え〜〜、そうですか?
「深い」んじゃなくて「見当はずれ」かも。
私は、杏樹さんのつっこみが入ることを期待してました。(笑)

〉すてきなHappy Readingの報告ありがとうございました。

すてきな、なんていってくださってありがとうございます。

杏樹さんも、楽しい読書を!


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