Re: 「なんで英語やるの?」大きすぎるテーマだけど答はある。

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/5/16(11:30)]

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14076. Re: 「なんで英語やるの?」大きすぎるテーマだけど答はある。

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/10/6(23:00)

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Judyさん、こんにちは。

反論になってしまいますが、あくまでも私の意見として聞いてください。

〉英語をアメリカやイギリスの言葉としてではなく、世界公用語に認定し、そういう教育課程を設けることで、これからの子供たちは一生英語に時間もお金もかけることがなくなり、さらに自国語も話す。自分の国のことをはっきりと第2公用語である英語で議論していく。世界中の人がみんな普通に1つの言語(英語の可能盛大)を当然のこととして話すだけで、どれだけの問題が瞬時に解決されるだろうか、と思ってしまいます。

私は英語に対して「世界公用語」という特別な地位を与えることには賛同できません。確かに現在世界で一番通用している言葉ではありますが、それにお墨付きを与えることによってかえって「英語さえできればいい」という風潮になっていくことを危惧します。
EUでは複数の言葉が公用語として認められています。そこでも英語の通用度は大きいですけれど、複数の言葉を公用語とすることで、いろいろな言語を大切にしようという意識が生まれるからです。

言葉はあくまでもコミュニケーションの手段です。英語によって意思疎通ができて交流が深まるのはいいことです。しかし世界にはたっくさんの言葉があります。どの言葉にも優劣はありません。複数の言語を習得するのは難しいですけれど、「英語さえできればそれでいい」ではなく他の言語を尊重する意識を持つように心がけていたいです。
言葉の通じない国へ行った場合、その国の言葉はほとんどできなくても、あいさつだけでもそこの言葉で言うだけで雰囲気が変わるものです。私も外国へ行くときはあいさつぐらいは覚えていきたいと思っています。「ありがとう」の一言だけでもいいんです。「英語ができるからいらない」と思う事がない様にしたいものです。

また、言葉はコミュニケーションの手段ではありますが、話の通じない人、考えの全く異なる人同士ではには母国語同士でも通じないものです。英語ができれば問題が解決する、とは限らない、ということも申し上げておきます。

ですから私は英語はあくまでも世界中にあるたくさんの言葉のうちの一つ、ととらえておきたいです。

なんてことを考えるのは、私が特に英語が好きでも嫌いでもなく(受験英語はキライ)、それほど勉強をする熱意もなく、多読がなければ英語の勉強などさっぱり身に付かなかったところで、そこで英語ばかりが重要視されると「困るなあ」と思ってしまうからなのでした。


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14086. Re: 「なんで英語やるの?」大きすぎるテーマだけど答はある。

お名前: Judy
投稿日: 2004/10/8(01:57)

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杏樹さんこんにちは。お返事ありがとうございます。
杏樹さんのおっしゃることは全く反論ではありません。私も賛成のところが多いです。
appleさんへのレス読んでいただけるとうれしいです。
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=14070

私は、独自の国のアイデンティティを持ちつつ英語が負担なく使いこなせる人間を養成できるようにしていくことが、平和に結びつくと考えているのです。これはもちろん私たちの命のある短時間では不可能です。今はどの国も多かれ少なかれ、自国語、他国語は使わないからしない、という状態です。そうではなく、自国語はもちろん大切、そして他国語はお互いわかりあうためにしてあげる、という意識と動きにもっとなれば、と思うのです。アメリカに、イギリスに、英語に犯されるという考えではなく、それを超えたみんなの理解のために、という感じでしょうか。私は今仕事のためアメリカに住んでいますが、アメリカでも英語ができれば言いという人はたくさんいます。英語を一生懸命しゃべってくれている外国人を見下す人もいます。私はそういう人には「あなたは母語である英語しかできないのに何を威張っているの」といいます。「相手はあなたとコミュニケーションをとるためにあなたの言葉でしゃべっているでしょう。それをどうして馬鹿にできるのですか」と。私はネーティブスピーカーが、語学学習者の多大な努力にあぐらをかいて、さらにそれを馬鹿にするような態度が大嫌いです。だから相手に目を覚ましてもらうようなことを言ってしまいます。彼らが日本に対して間違った考えを持っていたら、私から正していかなければいけないと思っています。私も差別にあっている一人でした。アメリカに来たころ、私の英語がネイティブではないため、黒人の女性秘書に用事を頼むと鼻であしらわれたことが何度もあります。初めは腹が立ちました。でも最後には彼女の見ている狭い世界に同情しました。アメリカでは見た目はみんなさまざまです。見た目でアメリカ人かどうかは分かりません。みんなもとは移民です。だから英語でアメリカ人かどうかを区別します。まだまだ差別の多い国です。日本のことしか考えることのできない日本人がいるように、アメリカのことしか知らないローカルアメリカ人も多いです。でもそれは当たり前です。でも私は自国のアイデンティを持ちつつ国の枠を超えた世界国民にみんななれたらと思うのです。そのためには自国の理解は当然、そして共通のコミュニケーション手段である英語(今の状況を考えると)が重要だと思うのです。


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