第68回 SSS大阪絵本の会 活動報告

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[報告] 10200. 第68回 SSS大阪絵本の会 活動報告

お名前: Kaako http://plaza.rakuten.co.jp/haruko555okimono/
投稿日: 2006/11/5(16:27)

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カレンダーも残り少なくなってしまいましたね。
読書の秋です。ゆっくり絵本を開いてみませんか?
他の季節とは違った色に見えるかもしれませんよ。 (報告 Kaako)

★絵本紹介★

■Why Mosquitoes Buzz in People's Ears / Verna Aardema,
Illustrated by Leo and Diane Dillon(書評あり)

蚊がイグアナについた嘘が元で動物達がパニックになり、
フクロウの雛が死んでしまいました。
森の裁判で原因を辿って行くと・・・。

被告人を呼び出す言葉がどんどん長くなって面白いです。
エアブラシで描いた多色刷りのような絵がきれい。
西アフリカの民話。1976年Caldecott賞受賞作です。(Fuuko)

■Andy and the Lion / James Daugherty(書評あり)

Andyは図書館でライオンの本を借りて読みふけり、
夢に見るほどライオンのことばかり考えていました。
すると、通学途中、本物のライオンと出会ってしまいます。さぁ、大変!

図書館で借りた本は1949年第5版でした。
本を傾けると、黄土色と黒のインクを重ね刷りしているのが分かり、
本の雰囲気まで丸ごと好きになりました。
1939年Caldecott Honor賞受賞作です。(Fuuko)

第33回大阪絵本の会の活動報告でも紹介されました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=6247]

■Wombat Goes Walkabout / Michael Morpurgo,
illustrated by Christian Birmingham

迷子になったウォンバットの子がお母さんを探しているうち
色々な動物に出会います。「お前は何ができるんだい」と
聞かれ、"Not much, I dig a lot and I think a lot" と
答えるたび、みんなばかにしてまともに相手にしてくれま
せん。

作者のマイケル・モーパーゴさんは、すばらしい児童文学を
たくさん書いておられます。偶然手に取った絵本の作者が
モーパーゴさんだと知り、うれしくなりました。(はねにゃんこ)

■Pig Pig Grows up / David McPhail(書評あり)
 
Pig Pigは、あまえんぼう、いつまでたっても赤ちゃんでいたい、困ったやつです。
スーパーにお買い物の時もママの押すカートに乗っけてもらっています。
ところがある日、お買い物の荷物が重くてママが疲れ果て、
下り坂でカートの手を放して倒れこんでしまいました。
坂を猛スピードで下ってゆくカート
なんとその前に見えてきたのは本当の赤ちゃんが乗ったベビーカー!
こぶたくんの成長物語です。   (Kaako)

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今回はハロウィン本の中から、子どもたちが大好きなめくって楽しい、動かして楽し
い本を3冊紹介しました。

■Halloeween Shapes / Sonja Lamut

◇は?○は?△は?英語の文字にあわせた形をさがします。
ぐるぐると回すと、窓にハロウィンにはお馴染みのキャラがのぞきます。(ヨム象)

■Boo Who? / Joan Holub

Boo!と言ってみんなを驚かすのはだれ?
とんがり帽子をかぶっているのはだれ?
引っかいたり、フ〜というのはだれ?
こちらもハロウィンキャラを次々当てていく楽しい絵本です。
最後に隠れているのはもっとも恐ろしいもの!だぁ〜れだ?(ヨム象)

■Hocus-Pocus Halloween / Justine Korman Fontes

かわいい魔女二人が引き起こすハロウィンの夜のお話。
いろんなものの色を全部、抜いてしまう姉。
呪文を唱えて色を戻してやる妹。
真っ白なジャコランタンが、リンゴが、おばけたちが、ゴブリンが・・・
ページを引っ張ると、すてきな色に変化します。
えっ?どうして色がつくの?
大人も惹きつけられること請け合いです。(ヨム象)

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トミー・ウンゲラーさんの絵本、残念なことに英語の絵本がみつからないものが多いのです。
邦訳の絵本の紹介をしてくださいました。

■たことせんちょう / トミー・ウンゲラー

深海でサメに襲われそうになった船長を
たこのエミールが助けます。
エミールは船長の誘いで一緒に暮すことになります。
しかしエミールは海が恋しくてたまりません。
ある日、エミールは泥棒を捕まえ大手柄をたて、だんだん有名に。
読後、人生にとって何が大切か考えさせられる絵本です。  (間者猫)

★読み聞かせ★
 
■Hide And Seek Fog / Alvin Tresselt, Illustrated by Roger Duvoisin

過去20年間で最もひどい霧が、突然海辺の町をおおう。
ロブスター漁をしていた漁師は岸へ、海鳥たちはねぐらに、
休暇を楽しんでいた家族連れはコテージへと急ぐ。
三日間、辛抱強く霧が晴れるのを待つ大人たち。
傍らでこどもたちがミステリアスな霧の中、かくれんぼを楽しんでいます。

1966年Caldecott Honer賞受賞作品
A New York Times Best Illustrated Bookにも選ばれています。(テレジア)

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★お薦め本★

■Rembrandt - See and Do Children's Book /
Ceciel de Bie & Martijn Leenen

題名どおり、レンブラントについて「See and Do」する絵本です。
レンブラントの生涯と作品を追いながら、レンブラントの生きた世界、
当時の画家の様子、周りの人々を詳しくレポートすると共に、
よく見て、考えて、やってみて・・・と子どもを芸術の世界に
いざなってくれる本です。「レンブラントに関する総合学習」とでも
言いたくなってしまうほど、多角的に構成されています。
例えば、有名な「The Night Watch(夜警)」の絵では、
「Rembrandt shows you how to use a gun」と、
絵の中の3人の人物をクローズアップして説明しています。

今年は、レンブラント生誕400年。ヨーロッパ中が盛り上がっていますが、
中でもオランダはどこへ行っても「レンブラント」です。
(Kian)

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〓次回の例会のお知らせ〓

次回のSSS大阪絵本の会の例会は、
11月14日(火)、11月28日(火)大阪駅周辺を予定しています。

「絵本の会に参加してみたい」というあなた! 「ちょっと興味がある」あなた!
ご一緒に絵本を楽しみましょう。(絵本紹介はなくてもOKですよ)
参加希望の方は、この活動報告に【参加希望】の形で返信していただいて、
sss_ehonnokaiあっとinfoseek.jp までメールを送付してください。
お待ちしています。


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