第33回 SSS大阪絵本の会 & 番外絵本の会 活動報告

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[報告] 6247. 第33回 SSS大阪絵本の会 & 番外絵本の会 活動報告

お名前: Kaako
投稿日: 2005/2/9(15:32)

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 みなさん、こんにちは。暖冬かと思えば突然の寒波。
 そんな中、第33回目の例会、番外絵本の会に集まりました。Kaakoが報告します。

 (1月25日 出席者7名 1月28日番外絵本の会 出席者13名 ゲスト 酒井先生)

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 ★本の紹介★

■In the night kitchen/Maurice Sendak(書評あり)

ある夜、Mickeyくんが眠ろうとしていると階下がうるさい!「しずかにしてよ!」
と叫んだら、あらふしぎ、ふわりふわりとキッチンへ。
そこでは3人のBakerたちが朝食のケーキを焼いています。「ミルクとバターをまぜて〜」
「ぼくはMilkじゃないよ!Mickeyだよ!」さあ大変、ミルクがなくっちゃケーキが焼けない。

酒井先生が紹介してくださいました。1971年のコルデコットオナーブックです。
センダックさんの描く摩訶不思議な世界。キッチンの小物(大物?)も楽しいですよ。(Kaako)

■Ed Emberley's Drawing Book of Animals / Ed EMBERLEY

この本を読めば、どんなに動物の絵が苦手でも簡単に描く事ができるようになります。
小さな子供に”ライオン描いて!”と頼まれるお父さんお母さん必読です。(間者猫)

■The Airplane Alphabet Book / Jerry PALLOTTA and Fred STILLWELL, Illustrated by Rob BOLSTER

前にも紹介したアルファベットブックの飛行機版です。
この本もとても絵が綺麗で、ちょっとしたコメントも(ちょっと眉唾?)とても為になります。
(間者猫)

■Little Sister Rabbit / Ulf Nilsson, Illustrated by Eva ERIKSSON

森の木の下に穴を掘って暮しているウサギの兄妹のお話です。
ある日、お兄ちゃんウサギは、お父さん・お母さんウサギにニンジンをとりに行くので
妹の面倒を見ておくように、特にキツネには注意するように言われます。
お兄ちゃんは妹の面倒を一所懸命にみますが、本当に悪戦苦闘の連続。
果たしてお兄ちゃんはお父さん達が帰って来るまで、うまく面倒をみれるのでしょうか?
読んでいるこちらもとても微笑ましくなります。(間者猫)

■Gilberto and The Wind / Marie Hall Ets(書評あり)

まだ幼い男の子がひとり、風と遊ぶ姿を描いています。
風は風船を木にひっかけたり、傘を壊したり、りんごの木を揺さぶって実を落としてくれたり、
時にはジルベルトが風に挑戦したみたり。
どちらもがお気に入りなのはシャボン玉遊び。
ベージュ、こげ茶、黒、そして印象的な白と、わずかな色だけで見事に風を見せています。
                         (オシツオサレツ)

■UP NORTH IN WINTER / Deborah Hartley Illustrated by Lydia Dabcovich

ずっと昔、男の子のおじいさんは北のほうに住んでいた。
生活のためおじいさんは遠い街まで仕事をしに出かけていた。
お金もなく厳しい時代、そして冬の晩は凍てつくように寒かった。
これはそんなある日のできごと。
この本は作者がみつけた簡単な家族の歴史の手記がベースになっている実話だそうです。
心温まるお話に柔らかくやさしい絵がうまく溶け合っていてなごみます。(ぽんた)

■There's an Alligator Under My Bed / Mercer Mayer

僕のベッドの下に、ワニがいる!でもいつも隠れてるんだ。
MomとDadにも姿が見えない!そんな少年が、ある日、ワニ
をおびき出す作戦を立てますが・・(抹茶アイス)

■A Treasury of Curious George/ H.A. Rey, Margret Rey (書評あり)

1冊でCurious Georgeシリーズの8つの物語を楽しめます。
 Curious George Takes a Train
 Curious George Visits a Toy Store
 Curious George and the Dump Truck
 Curious George and the Brithday Surprise
 Curious George Gose Camping
 Curious George and Goes to a Costume Party
 Curious George Visits the Library
 Curious George in the Big City(抹茶アイス)

■Dear Ichiro / Jean Davies Okimoto, Pictures by Doug Keith

8歳の少年ヘンリーは友達のオリバーとけんかしてしまいます。
傷ついた彼の心は、一緒にシアトル・マリナーズの試合を見に行った
おじいさんの「数十年前は日本と戦争していた。その時には彼らと
分かり合える日が来るとは夢にも思っていなかった」という言葉で癒されていきます。
タイトルはヘンリーがイチローに宛てて書いた手紙です。(showatch)

■The Moon Seems to Change / Franklyn M. Branley, Pictures by Ed Emberley(書評あり)

月の見え方や満ち欠けについて分かりやすい絵で説明してあります。
Drawing Bookで有名なEd Emberleyが絵を描いてます。(showatch)

■Children's Jazz Chants Old And New / Carolyn Graham
 Jazz Chants Old And New / Carolyn Graham
 Mother Goose Jazz Chants / Carolyn Graham

聞いたことのある歌ない歌をジャズ調のチャンツで数多く収録
しています。CDのほかにテキストもあります。聞いているだけでも
楽しいですが、シャドウイングの前段階の素材としても有効と思います。
(showatch)

■Mrs Parata rides again/Ruth Darroch Illustrated by Bob Darroch

パラタおばさんは自転車に段ボール箱をくくりつけて、ガタガタ道を毎日お買い物にゆきます。
見かねた息子が自転車に丈夫な木の箱をつけてくれました。ところが、重いのです。
では、と今度は自動車を買ってくれます。ところが今度は...。(Kaako)

■The Kiwi that was scared of the dark/Bob Darroch

キウイのぼうやは夜が怖いんです。
「散歩に行くわよ」とお母さんに連れられて夜の森へでかけます。
だって、キウイは夜行性なんですもの。
キウイのぼうやは夜が好きになれるでしょうか?(Kaako)

■Mirette on the high Wire/Emily Arnold McCully(書評あり)

ある日、あるパリの宿に見知らぬ男がやってきます。Miretteはそこの娘。
その男が綱渡りをしているのを見たMiretteはすっかり綱渡りに夢中になってしまいます。
その男は、かつてThe Great Belliniと呼ばれた綱渡り師だったのです。

絵は美しい水彩画。1993年のコルデコット賞受賞作。
ブロードウェイでミュージカルにもなっています。(Kaako)

■Gawain and the Green Knight/Mark Shannon Illustrated by David Shannon (書評あり)

円卓の騎士の中でもっとも歳若いGawainはクリスマスの夜の宴に現れたGreen Knightと
首切りのゲームをすることになりました。
その約束を果たすためGawainは1年後Green Knightの住む北へと向かうのです。

アーサー王伝説の中のお話を“No,David!”でおなじみのDavid Shannonが絵を描きました。
本の文を書いたMark Shannonとは兄弟です。(Kaako)

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Byrd BaylorとPeter Parnallのコンビで書かれた絵本を二冊紹介します。
絵に一目ぼれして購入した絵本です。
Peter Parnallのくっきりとした線で描かれた絵と
Byrd Baylorの書く文章が合っていてとても印象に残ります。
(すべて書評あり)  (ぷーさん)

■Everybody Needs a Rock / Byrd Baylor, Pictures by Peter Parnall

自分だけの石を友達に持ちましょう。
その探し方はね……。
他の人にはどこが特別か分からなくても、自分だけに価値の分かるもの、
そんなものを大切にしよう、と言われたように感じました。

■Desert Voices / Byrd Baylor, Pictures by Peter Parnall

砂漠に住む生き物達の生活を詩にしました。
厳しい自然の中で生きる者たちのたくましさが
絵にとてもよく表れています。

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多読通信でも紹介しました、
Pat the Bunnyシリーズとそのパロディ絵本です。(すべて書評あり)(ぷーさん)

■Pat the Bunny / Edith Kunhardt

かわいいBunnyと一緒に触って遊べるシリーズ絵本の第一作目です。
初版はなんと1940年!!
アメリカではとてもポピュラーな絵本のようです。

■Pat the Christmas Bunny / Edith Kunhardt

クリスマス前夜のBunnyとJudyとPaulのお話。
触って遊べるのは同じですが、
今回はそりをひっぱったり、プレゼントの箱を開けたりと
クリスマスならではのお楽しみが待ってます。

■Pat the Politician / Imagineering Company LLC, Melissa Hutton

上記シリーズと構成はそっくりだけど、
中身は大違い!の大人向けパロディ絵本です。
アメリカの有名政治家がおちょくられまくってます。
触って遊べるところは同じなのですが、
何を触れるのかは読んでみてのお楽しみです。

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 ★読み聞かせ★

■WAIT TILL THE MOON IS FULL /Margaret Wise Brown Pictures by Garth Williams

「ふくろうさんってどんなの?」「お月様ってうさぎさんなの?」アライグマの坊や
は夜が見たくてしかたありません。そんな坊やにお母さんは決まって「満月の夜まで
待ちましょうね」と諭します。やさしいお母さんの愛に包まれ、日々”満月の夜”へ
のあこがれと期待を募らせていきます。待って、待ってそしてついにその日が、、、

本文中のイラストは白黒とワンポイントに茶褐色が使われているだけですが、最後の
満月の夜の場面は色彩豊かに描かれています。あどけないアライグマの坊やが抱きし
めたいほど可愛い!! (テレジア)

■Cats Sleep Anywhere / Eleanor Farjeon Illustrated by Anne Mortimer

タイトルのとおり、猫が「え、そんなところで?」というようなところで眠っています。
イラストを描いているアン・モティマーは、猫を描かせれば当代随一の方だそうです。
ふくふくした猫の様子を見ているだけで心が和みます。(オシツオサレツ)

■Duck on a Bike/David Shannon(書評あり)

このあひるくん、「僕だって自転車くらいのれるさ」と自転車に乗って
いろんな動物たちに自慢して乗り回します。
「自転車にのったあひるだって!」と笑うもの、自分も乗りたいと思うもの。
でも、子供たちの乗り捨てた自転車をみつめる動物たちの目!(Kaako)

■Andy and the Lion / James Daugherty (書評あり)

Andyは図書館でライオンの本を借りて、家で夢中でよみました。
夢にもライオンが出てくるくらい・・。
次の日、学校へ行く途中岩の陰から何かが見える!
何?え?ほんとに??!!
白黒と茶色の3色のイラストですが、躍動感があり、
読み聞かせをしていても、とても楽しい絵本です。
1939年、 Caldecott Honor賞受賞作です。 (Kian)

★シャドーイングによる読み聞かせ★

■『Tear-Water Tea』Owl at Homeより / Arnold Lobel (書評あり)

一人で暮らしているふくろうくん、「今日は涙のお茶を入れよう!」と
次々と悲しいことを考え、涙を流します。
一人でいる時間の豊さを感じさせてくれ、教えてくれる、
すばらしい本です。Arnold Lobelの絵と文章って、やっぱりいい♪
朗読は残念ながら、Frog and Toadシリーズとは違い、
著者ではないのですが、ゆっくり目で感情たっぷりに語っています。
シャドーイングしやすい素材だと思います。(Kian)


▼返答


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