Re: 中一の初めの段階をどうするのか

[掲示板: 〈過去ログ〉親子で多読を楽しむ -- 最新メッセージID: 4028 // 時刻: 2024/5/17(19:57)]

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185. Re: 中一の初めの段階をどうするのか

お名前: hiro
投稿日: 2003/2/15(22:49)

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けんさん、抹茶アイスさん、こんばんは!hiroです。

〉我家の上の子も4月から中学なんです。
〉で、多読授業の見学をされたとのこと、特に

〉 その他にも、中一年生の初めの段階をどうするのかとか、幼児が言葉を覚えていく過程と
〉 同じように文字も概念も獲得していく方法など、貴重な話ばかりで、ちゃんとメモしたり
〉 考えたいことばかりでした。

〉↑この部分なんですが、「中一年生の初めの段階をどうするのか」っていうところなんですけど、できたら、メモのはしくれでも、殴り書きでもなんでもけっこうですから、教えていただけないでしょうか?

我家の長男は4月から6年生で、中学までにまだ1年あるんですけど、
その部分、私もすご〜く知りたいです。
もし良かったら少し教えていただけますか?


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190. Re: 中一の初めの段階/私もわからないのですけど・・・・

お名前: けん
投稿日: 2003/2/16(17:21)

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抹茶アイスさん、hiroさん、こんにちは。

〉〉 その他にも、中一年生の初めの段階をどうするのかとか、幼児が言葉を覚えていく過程と
〉〉 同じように文字も概念も獲得していく方法など、貴重な話ばかりで、ちゃんとメモしたり
〉〉 考えたいことばかりでした。

〉〉↑この部分なんですが、「中一年生の初めの段階をどうするのか」っていうところなんですけど、できたら、メモのはしくれでも、殴り書きでもなんでもけっこうですから、教えていただけないでしょうか?

〉我家の長男は4月から6年生で、中学までにまだ1年あるんですけど、
〉その部分、私もすご〜く知りたいです。
〉もし良かったら少し教えていただけますか?

 ■学校で英語を習った人(中1後半以降?)は、ともかく200語からの多読でOK。
   ・・・ストライク!とあたらずとも、遠からずには必ずなると思っています(^o^)

 我が家には現在、高1と小6の二人の子がいるので、興味がありました。高1の方は、本人がその気になって
 200語レベルからの多読を始めてさえくれれば、あとは何とかなると思っています。
 しかし、4月から中学になる下の子は、どうしたらいいのか。

 以下はメモです。私の聞きかじりと主観のブレンドで今あらためて考えながら書きますが、結論は私も出ていません。
 ご一緒に考えましょう。私は酒井先生や他のSSSのスタッフの方々に答えて頂くのが一番いいと思うのですが、
 とりあえず、自分の現状を書くことにします。
 だから話題提供くらいに思って下さい。皆さんで色々とご意見を下さるとありがたいと思います。

 ■初期の多読または英語学習

 学校英語の、あえて言えば害毒は、中学2年生ぐらいから多読を始めればなんとか軌道修正できるようです。
 ということは、中1やまったく英語を習ったことのない子の場合はどうしたらいいのか。
 ここでは、一応日本語もまだまだ知らない幼児はのぞいて考えますが、中学で英語を
 習い始める時に平行して出来ることは何か?ということが疑問になります。

 この答えの1つは、この掲示板でたくさんの方々が幼児への読み聞かせなどを報告されているので、
 それを読んでみるとヒントが得られると思っています。(私はまだあまり読めていません)

 もう1つの答えは、難しい。その子にもよるし、つまり、それまでに日本語の本や絵本を
 たくさん読んでいるかとか、好きな勉強があるかとか、また、初めて教えてくれる英語の先生が
 どんな授業をされるか等にも大きくかかっていると思います。それらによって、提示する
 ものが違ってくると思います。
 
 特に本が好きかどうかは大きな要素でしょう。幸いに我が子の場合は大丈夫だと思いますが、
 本の多読ということから、本そのものにあまり親しんでいない子には大変でしょう。

 先日の酒井先生の授業の中で、単語が一つもない英語の絵本や一ページに1語程度の絵本が紹介されました。
 これは中学1年生にとってもいいと思いました。だがその本を読む時に、親でも先生でもいいので、
 誰かといっしょに話をしながら読んだ方がいいと思いました。
   (親ができればいいのですが、高学年から中高になると、親子関係も一筋縄では
    いかないので、多読教室の先生頼みになるかも知れませんね)

 通常、幼児の場合は親が読み聞かせや話し相手になってその役割をしてくれます。
 この時に本の内容だけでなく、その相手の人との会話なども子どもにとって楽しいひとときになり、
 結果的に本の内容も入っていくのだと思います。SSSの真理子さんがどこかに書いておられましたが、
 初期の子どもが一人でCDなどの機械に向かって学習するなんていうのは間違っていると思います。

                      ***続く(ほんまかいな?)***


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194. Re: 難しい年頃ですもんね・・・・

お名前: 抹茶アイス
投稿日: 2003/2/16(22:34)

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けんさん、hiroさん、こんにちは。

けんさん、早速のレス、ありがとうございます。
(続くって書いてあるけど(^^; ←「続き」も是非よろしくお願いします)

〉 先日の酒井先生の授業の中で、単語が一つもない英語の絵本や一ページに1語程度の絵本が紹介されました。
〉 これは中学1年生にとってもいいと思いました。だがその本を読む時に、親でも先生でもいいので、
〉 誰かといっしょに話をしながら読んだ方がいいと思いました。

あー、なるほど。

〉   (親ができればいいのですが、高学年から中高になると、親子関係も一筋縄では
〉    いかないので、多読教室の先生頼みになるかも知れませんね)

ああ、確かに。
中学生にもなったら、親よりあえて他人の方が、いいのかもしれませんね。

うちの子は、ハリーポッターにすっかりはまってしまい、何度も日本語版を繰り返し読んでいます。また、以前、フルハウスが大好きで毎週楽しみにTVを見ていました。

なので、さりげなーくそれらの児童書を本棚に並べてあります。いつかこれらを読んでみたいと思うのではないか・・・という淡い期待を抱いて。
そして、子どもに「勉強しなさい!」と何回も言うより、親が楽しげ〜に洋書を読んでいる方が効果的なのでは?という気がしています。

もちろん、私は子供に多読させるために読んでいるのではなくて、自分自身のためですが。
子供達が、英語を学ぶことが「つらいお勉強」にならずに、「英語が読めるって楽しい!」になってくれればいいなぁと願っています。

でも、もっと積極的に働きかけた方がいいのかしらん?


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[う〜む] 195. Re: 難しい年頃ですもんね・・・・

お名前: まりあ
投稿日: 2003/2/16(23:27)

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抹茶アイスさん、みなさん、今晩は。 まりあです。

〉〉 これは中学1年生にとってもいいと思いました。だがその本を読む時に、親でも先生でもいいので、
〉〉 誰かといっしょに話をしながら読んだ方がいいと思いました。
〉〉   (親ができればいいのですが、高学年から中高になると、親子関係も一筋縄ではいかないので、多読教室の先生頼みになるかも知れませんね)
〉ああ、確かに。中学生にもなったら、親よりあえて他人の方が、いいのかもしれませんね。

   少し英語が出来るようになってから多読を始めるのではなく、
多読で英語を覚えさせようとすると、最初は付ききりで読み聞かせする
とかしないとならないでしょうね。これをしてくれる塾は滅多に
見つからないと思います。(白朋セミナーの近くにお住まいの方は
幸運です)ですから、ご両親のいずれかが読み聞かせるか、それが
無理だったら少し学校の授業が進むまで待って、本を選んだりの
アドバイスだけで多読が進められるまで待つことになるのではない
でしょうか?  

〉うちの子は、ハリーポッターにすっかりはまってしまい、何度も日本語版を繰り返し読んでいます。また、以前、フルハウスが大好きで毎週楽しみにTVを見ていました。
〉なので、さりげなーくそれらの児童書を本棚に並べてあります。いつかこれらを読んでみたいと思うのではないか・・・という淡い期待を抱いて。

   私は子供が中学生の頃、本棚の一番本を取りやすい目立つ
段を自分の本置き場にして、子供達に「ここは私の本!」と宣言
していました。それで端の目立つところに子どもに読ませたい本を..
買い物などから帰って見ると、良くなくなっていました、ふっふっふ

〉そして、子どもに「勉強しなさい!」と何回も言うより、親が楽しげ〜に洋書を読んでいる方が効果的なのでは?という気がしています。

   そう思います。

〉もちろん、私は子供に多読させるために読んでいるのではなくて、自分自身のためですが。
〉子供達が、英語を学ぶことが「つらいお勉強」にならずに、「英語が読めるって楽しい!」になってくれればいいなぁと願っています。

   お子さんが興味を持っている得意分野とか、お気に入りの
アニメの英語版とか、も混ぜて読まれると良いのではないでしょうか?
それで判らないところを質問する質問大作戦。うちはピカチュウで
やりました。いきなり英語漫画を読み始めた私にはマジで判らないんです。
もちろん簡単な英文の日本語訳はできますが、それがどういう意味が
あるのかは理解できない。でも子どもはポケモンゲームをやり込んで
いるから意味が判る。そのうち私の質問に答えられないことがない
ように、私が夕食の支度中などに予習し始めましたね...
「ここ、わかるかな?」とか得意そうに聞いたりして...
中学生位ならまだまだ大人の作戦に可愛く引っかかってくれますよ(^^*)

Happy Tricking!


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196. Re: 難しい年頃ですもんね・・・・

お名前: hiro
投稿日: 2003/2/16(23:27)

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〉けんさん、抹茶アイスさんこんばんは!

けんさん、参考になりました。ありがとうございました。

〉〉 先日の酒井先生の授業の中で、単語が一つもない英語の絵本や一ページに1語程度の絵本が紹介されました。
〉〉 これは中学1年生にとってもいいと思いました。だがその本を読む時に、親でも先生でもいいので、
〉〉 誰かといっしょに話をしながら読んだ方がいいと思いました。

〉あー、なるほど。

そうですかぁ!
ORTの絵本のセットを次男に買おうかどうか悩んでいたんですが、長男にも有効なんですね!

〉〉   (親ができればいいのですが、高学年から中高になると、親子関係も一筋縄では
〉〉    いかないので、多読教室の先生頼みになるかも知れませんね)

〉ああ、確かに。
〉中学生にもなったら、親よりあえて他人の方が、いいのかもしれませんね。

そうなんですか!我家の長男は小5のせいか、はたまた精神年齢が低いのかまだ甘えた所があるので、
今がチャンスなのかも知れませんね!

〉うちの子は、ハリーポッターにすっかりはまってしまい、何度も日本語版を繰り返し読んでいます。また、以前、フルハウスが大好きで毎週楽しみにTVを見ていました。

〉なので、さりげなーくそれらの児童書を本棚に並べてあります。いつかこれらを読んでみたいと思うのではないか・・・という淡い期待を抱いて。
〉そして、子どもに「勉強しなさい!」と何回も言うより、親が楽しげ〜に洋書を読んでいる方が効果的なのでは?という気がしています。

いつか読みたい・・・そういう気持ちを持つのっていいですよね!
長男は私より早く「マジックツリーハウス」を読んで(もちろん日本語!)私が”Magic Tree House"(こちらは英語)を読んでいる時すごく興味を持って「今、○○まで行った?」「そのあとこうなるんだよ!」とか言って来ました。
でも子供文庫のほうは#10の分までしか出てないので、私がそれ以降を読んでいるとかなり読みたそうでした。
そして「その本捨てないでね!いつか読むから・・・」と言っていました。
その気持ちを持続してくれればいいんですけど・・・

〉子供達が、英語を学ぶことが「つらいお勉強」にならずに、「英語が読めるって楽しい!」になってくれればいいなぁと願っています。

本当にそうですよね!何よりも、嫌いにならないで欲しいから・・・

〉でも、もっと積極的に働きかけた方がいいのかしらん?

ふふふ・・・難しいですね!
けんさん、続編お待ちしております。


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[汗] 202. Re: 難しい年頃ですもんね・・・・

お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/2/17(00:40)

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抹茶アイスさん、けんさん、hiroさん、こんばんは。

ゼロから外国語にどう親しんでいくか?
ぼくも悩んでおります。

SEG−WESTの教室でも申し上げましたが、
まだわかっておりません。これからこの広場でことこまかに
報告しあって、すこしずつはっきりしていくといいと思います。
ぼくもできれば家でほんとの初心者向けの教室をやりたいと
思っています。

なんとしても中学で「英語」の勉強がはじまる前に自然な英語にふれる
道をつけておきたいので・・・
(この4月から中1の人はどうするか・・・元へ戻ってしまいますね)

〉〉(親ができればいいのですが、高学年から中高になると、親子関係も
一筋縄ではいかないので、多読教室の先生頼みになるかも知れませんね)

SEG−WESTでは千扇子さんがある確信を得て、
4月から中学1年生の指導をはじめられます。
千扇子さんのお子さんでうまくいったやり方だそうですが、
もし可能なら、そして賭けてみようと思われたら、
SEG−WESTに通わせてみる手もあるかもしれません。

〉そして、子どもに「勉強しなさい!」と何回も言うより、
親が楽しげ〜に洋書を読んでいる方が効果的なのでは?という気が
しています。

それはもう多読教室(?)に通おうと通うまいとたしかなことでしょうね。
ついでに絵本などは声に出して楽しげに読んでください。

〉でも、もっと積極的に働きかけた方がいいのかしらん?

ぼくは「さりげなく」の方がよさそうな気がしますが、どうでしょう?
これももちろんまだわかりません。

ちなみに、白朋セミナーの中沢さんは、絵を見せながら、
ときどき日本語で解説(もちろん和訳ではなく)しながら
読み聞かせをなさっているそうです。

くわしいことを中沢さんに報告してもらいましょうか?


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205. Re: 英語教室

お名前: 抹茶アイス
投稿日: 2003/2/17(14:52)

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中学生ツリーのみなさま、こんにちは。

〉   私は子供が中学生の頃、本棚の一番本を取りやすい目立つ
段を自分の本置き場にして、子供達に「ここは私の本!」と宣言
していました。それで端の目立つところに子どもに読ませたい本を..
買い物などから帰って見ると、良くなくなっていました、ふっふっふ

ああ、この方法、やっぱり有効ですね、直接手渡して「読め」と言うよりも。
この間「12番目の天使」のジュニア版を、ハリーポッターの間に
入れておいたら、読んでました。野球の話なので興味があったようです。

〉いつか読みたい・・・そういう気持ちを持つのっていいですよね!
長男は私より早く「マジックツリーハウス」を読んで(もちろん日本語!)私が"Magic Tree House"(こちらは英語)を読んでいる時すごく興味を持って「今、○○まで行った?」「そのあとこうなるんだよ!」とか言って来ました。
でも子供文庫のほうは#10の分までしか出てないので、私がそれ以降を読んでいるとかなり読みたそうでした。

マジックツリーハウスは3才のプチアイスの方が、絵にひかれたのか、
とっても興味をしめしています。
お兄ちゃんは全然。でもハリーポッターの方は、やたらとストーリーを言いたがる
ので、「あ〜それ以上は、言わんでくだされ〜英語で読むぞぉぉぉ!」と止めております。

〉そして「その本捨てないでね!いつか読むから・・・」と言っていました。

あぁ、いい感じじゃあないですか!

〉ゼロから外国語にどう親しんでいくか?
ぼくも悩んでおります。
SEG−WESTの教室でも申し上げましたが、
まだわかっておりません。これからこの広場でことこまかに
報告しあって、すこしずつはっきりしていくといいと思います。

あ、先生、そういえば私、小学生の時に英語教室に通っていたのでした。
内容は英語の歌を歌ったり、ゲームしたり、簡単な挨拶、それに
英語劇をしたり・・・勉強というより英語に親しむという感じでした。

耳からのみで、読むということは一切しませんでした。
なので、物足りなく感じました。中学に入れば、そういった内容は
あっという間に通り過ぎていってしまいます。

やはり週1回では,効果はあがらなかったと感じています。
もっともっと大量に聞いたり、読んだりということが必要なんだと思います。

息子が進学する中学では毎朝15分間の読書タイムをもうけているそうです。
一日15分でも5日なら75分!
どうせなら、図書室に大量の英語のやさしい本を置いてもらって多読の
時間にしてもらいたいなぁ・・・

学校教育にすぐに導入不可能なら、公文式教室のように、全国各地に
もっとたくさんの多読教室ができて気軽に通うことが出来るといいですね。
そうなれば「悩み多き英語難民?」の数は激減するかもしれません。

〉くわしいことを中沢さんに報告してもらいましょうか?

可能なら、SEG−WESTや中沢さんの話、うかがいたいです。


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252. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/23(20:23)

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皆様こんばんは。横浜で白朋セミナーという私塾を開いております
中沢賢治と申します。

神奈川の高校入試も終わり、日曜日になったので、さて今日はチラシの
アイデアでも考えようなどと思っていましたところ、ふとしたことで
この「親子で多読を楽しむ広場」を開けてしまいました。
どうも酒井先生とまりあさんからのテレパシーが来たみたいです。
まるでアボリジニ並です。

子供さんが中学生になるにあたって、多読をどのように活用されたら良いか
とのお話がありましたので、ひとことお伝えします。

それにしても、多読の記事を読み、G.R.とはさてどんなものだろうと
横浜の有隣堂へ向かったのがちょうど去年の今頃でした。
1年間取り組んできまして、いろいろ気が付いたことがありました。

まず、英語以前に勉強というもの、こんなことをやっていて楽しいのか、
いつもこれを生徒と保護者に問いかけています。
生徒からは「つまらない」と返ってくるのが普通ですし、親からは
「つまらなくても将来のため頑張ってやってほしい」などといった答えが
返ってきます。

私は、つまらないことは将来には役立たないと伝えています。
つまらないことはさっさとやめて、外で野球でもやっているほうが
よほどいい。

それで、勉強とは本当につまらないことなのかと言いますと、
Oh、Noです。

ちなみに私の塾生を横から見ていまして、教室に入ってきたが最後、
中学生は2時間30分、小学生は2時間、ひとことも喋らずに、
ピクリともせず(ちょっと大げさですが、だいたいそうです)、
じっと本を読むなり、問題集をやるなりしています。
全員自主学習です。

毎回の学習記録を見ていまして、生徒は本を読んだことが、頭を使ったことが
実に爽快だったというような言葉を書き残してくれます。
まるで銭湯に行ったようなものです。
算数をやっているうちに気分の悪いのが治ったというのもありました。
実に、勉強というのは最高に楽しいものです。
これを伝えるのが塾をやるものの仕事だと思っています。

また、ちょっと大げさな言い方をしますと、勉強などしなくて良いから、
英語でも日本語でも本さえ読んでいれば間違いないです。

生徒の自筆の学習記録を見ていますと、
3ヶ月前と現在とで人格が違ってきているとありありとわかる子が
数人います。
特に、それほど忙しくない小6の生徒ははっきりとわかります。

ですから、引き込まれて本を読むということは、
人格形成に多大な影響を与えるものだという確信を持ちます。

英語の多読以前に、1回2時間30分で、週に2回はじっと読書、要約、計算
等に取り組めるという環境を持てることが大事だと思います。
これは家庭の中ではできないことです。

さて、肝心の中学生の英語多読のことですが、
疑問文はこうなる、主語が複数の時は、3人称の時は等々を
表面意識に覚えさせ、覚えたかどうかをテストするという
今の学校方式はまったく功を奏しないと思います。

何十年もやってきて、このやり方では英語力はつかないという例が五万と
あるわけですのに、まだやり続けているわけです。

やはり多読を取り入れている塾に行かれることが良いと思います。
塾の形式が自主学習ならばさらに良いです。
最近、亀岡(京都府)、徳島、滋賀の塾で多読が始められました。

私のところでは小6と中1は読み聞かせです。
絵を見せながら、音声と同時に文字を指で追っています。
1回25分くらいです。
何を言っているのかが英語でだいたいわかれば良しとしています。

初めて聞く単語はもちろん日本語で意味を言っておきます。
I want ときたら、次の不定詞などを読む前に「何を」と軽く
言ってあげています。
いま11ヶ月ですが、小6はPGRの0レベルを1回に半分くらい(500語)
聴いています。読んでいます、ではありません。
中1の生徒では1冊(1000語)をなんとか読んでしまう子も現れました。
毎週2回は分かっても分からなくても、必ず聴くことが大事だと思います。

ちなみに中3ではこの1年間に45万語を筆頭に、他の生徒も20万語くらいに
なりました。

私は英語は楽しく読み進めてくれたらOKだと思います。
量が必ずものを言ってきます。
文法のワークは一応やっています。
それより日本語の読書量のほうが問題だと思っています。
日本語で読み、要約できる力、また自分の言葉で文章を書ける力
これらを小中学生のうちにつけることのほうがはるかに大事だと思います。

それにしても「テストで良い点を取るように」などとひと言も言われず、
本ばかり読んでいる塾というのも珍しいものです。
教室の様子はHPの写真でご覧ください。
長すぎてすみませんでした。
今からチラシを考えます。

中沢


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[喜] 258. Re: 英語教室

お名前: まりあ
投稿日: 2003/2/24(18:05)

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中沢さん、ご投稿ありがとうございます。 まりあです。

〉どうも酒井先生とまりあさんからのテレパシーが来たみたいです。
〉まるでアボリジニ並です。

   最大念力パワーで呼びかけておりましたから...(笑)

〉子供さんが中学生になるにあたって、多読をどのように活用されたら良いか
〉とのお話がありましたので、ひとことお伝えします。

   お忙しいのを存じておりましたので、直接質問メールは差し控えて
おりましたが、ぜひぜひ体験談を伺いたいと念じておりました。
   最近話題のORT、よいテキストだとは感じますが、本来英語を
聞く話すに不自由しないイギリスの子どもに、読む・書くのいわゆる
学力をつけさせるために開発されたものですから、これを利用して
英語そのものを覚えさせようとすると、工夫が必要です。中沢さんの
読み聞かせ経験談はぜひ伺いたいと待ちかねておりました。

〉私は、つまらないことは将来には役立たないと伝えています。
〉つまらないことはさっさとやめて、外で野球でもやっているほうが
〉よほどいい。

   日本には、つまらないことを我慢するのが美徳であるような
風土があり、困ったことだと感じています。

〉それで、勉強とは本当につまらないことなのかと言いますと、
〉Oh、Noです。

   そうですね。子どもは勉強が嫌いなもの、勉強はつらいもの、
といった決めつけは嫌ですね。

〉ちなみに私の塾生を横から見ていまして、教室に入ってきたが最後、
〉中学生は2時間30分、小学生は2時間、ひとことも喋らずに、
〉ピクリともせず(ちょっと大げさですが、だいたいそうです)、
〉じっと本を読むなり、問題集をやるなりしています。
〉全員自主学習です。

  ここが正直ちょっと私の感性でわからないところです。
年齢による感覚の差なんでしょうか?我が家の大学生・高3生の
子供やその友人達も、自分のエアコン付きの勉強部屋があるにも
かかわらず、ファミレスやドトールコーヒーなどに勉強に行くん
です。知らない人の人目があった方が集中できる、自分の部屋だと
寝てしまったり遊んでしまったりするから...と言って。
ですから、自主学習するための塾と聞くと、「どうして自習しに
塾に行くの?」と聞きたい気持ちになるんですが、今の子ども達に
必要なのだということは納得できます。どなたかが心理学的に解明
してくれたら興味深いですね。 
あ、英語の話題でなくてごめんなさい。

〉毎回の学習記録を見ていまして、生徒は本を読んだことが、頭を使ったことが
〉実に爽快だったというような言葉を書き残してくれます。
〉まるで銭湯に行ったようなものです。
〉算数をやっているうちに気分の悪いのが治ったというのもありました。
〉実に、勉強というのは最高に楽しいものです。
〉これを伝えるのが塾をやるものの仕事だと思っています。

   勉強を知識を教え込む・暗記させるものだと捉えたら、子どもは
常に先生以下、世の中は進歩しない計算になります。やはり勉強は
楽しいと体験させ、勉学意欲を引き出してこそ本物の教育ですよね。

〉また、ちょっと大げさな言い方をしますと、勉強などしなくて良いから、
〉英語でも日本語でも本さえ読んでいれば間違いないです。

  いや、なに本も読まなくても、3度のごはんをきちんと食べさせて
いれば、子どもは真人間に育ちます!きっぱり。子育ての一番の
基本は毎日一定の生活リズムを守り、きちんと食べさせること。
これで社会人として通用する人間に育ちます。さらに本をしっかり
読んでいれば、知的な職業につける人間に育つことでしょう。
 
〉ですから、引き込まれて本を読むということは、
〉人格形成に多大な影響を与えるものだという確信を持ちます。

  ヘレン・ケラーの自伝でしたか、「可愛い」という単語を
教わって初めて自分の人形を大事にするようになった、というくだりが
あったと記憶しています。例えばどうやって思いやりのある子どもに
育てるか..気の毒な人、それを思いやる人の登場する本を読んで
学ぶのではないかと思います。大勢の友達がいても、他人の心は
見えるものではありません。本に描かれる、いろいろな場面での
人の心の動きを字で読んで、「こんな事をされて、この人はこう感じた」
と学び、実生活の経験と合わせてだんだんに人の心の痛みを想像
出来るような人間に育つのだと思います。

〉さて、肝心の中学生の英語多読のことですが、
〉疑問文はこうなる、主語が複数の時は、3人称の時は等々を
〉表面意識に覚えさせ、覚えたかどうかをテストするという
〉今の学校方式はまったく功を奏しないと思います。

   中学生にすら無理なことを、方法論を疑わず、単に前倒しに
して小学校からやらせれば、大人になるまでに何とかなるだろう、
という風潮があることを憂慮しています。

〉私のところでは小6と中1は読み聞かせです。
〉絵を見せながら、音声と同時に文字を指で追っています。
〉1回25分くらいです。
〉何を言っているのかが英語でだいたいわかれば良しとしています。

〉初めて聞く単語はもちろん日本語で意味を言っておきます。
〉I want ときたら、次の不定詞などを読む前に「何を」と軽く
〉言ってあげています。
〉いま11ヶ月ですが、小6はPGRの0レベルを1回に半分くらい(500語)
〉聴いています。読んでいます、ではありません。
〉中1の生徒では1冊(1000語)をなんとか読んでしまう子も現れました。
〉毎週2回は分かっても分からなくても、必ず聴くことが大事だと思います。

   ごく幼い頃、周りの大人同士が話している言葉など半分も判らな
かっただろうし、新聞やポスターその他身の回りの文字などもっと
判らなかったはずなのに、それで不安だと感じた記憶はありません。
普通の人はみんなそうだと思います。ところが大人になって英語の本を
読むと、知らない単語が一つあっても、辞書で調べたくなったり
焦ったり、完全に理解できないことに不安や不快感が出てきます。
「そのうち判るさ」という自信が持てないんですね。それは学校教育の
弊害なのかも知れないし、子どもほどの成長力がなくなった事による
自然の摂理なのか誰も証明してくれません。しかし、少々判らなくても
どんどん先に進める力は、語学力習得に不可欠です。ですから英語を
はじめたばかりの子どもに、まず最初に「だいたい判ればそれで良い」と
教えることは、とても大切だろうと思います。

〉ちなみに中3ではこの1年間に45万語を筆頭に、他の生徒も20万語くらいに
〉なりました。

   すごいですね(^^*)、と感心すると同時に、今の大人は少し
子どもを見くびりすぎているようにも感じます。中3の生徒が20万語
読めることに驚くよりも、子どもには本来それ位出来るのだという信頼
を持った上で、どう導くかを考える必要があるのでしょう。

〉私は英語は楽しく読み進めてくれたらOKだと思います。
〉量が必ずものを言ってきます。
〉文法のワークは一応やっています。
〉それより日本語の読書量のほうが問題だと思っています。
〉日本語で読み、要約できる力、また自分の言葉で文章を書ける力
〉これらを小中学生のうちにつけることのほうがはるかに大事だと思います。

   日本語で出来ないことを英語でだけできるはずはないですからね!

〉それにしても「テストで良い点を取るように」などとひと言も言われず、
〉本ばかり読んでいる塾というのも珍しいものです。

   子どもは勘が良く、先生とセンコーを見分けるし、先生には
なついて付いていきますが、ご父母を納得させるのが大変ではありま
せんか?
では長くなりましたのでこの辺で。
ありがとうございました。


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260. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/25(01:23)

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〉〉ちなみに私の塾生を横から見ていまして、教室に入ってきたが最後、
〉〉中学生は2時間30分、小学生は2時間、ひとことも喋らずに、
〉〉ピクリともせず(ちょっと大げさですが、だいたいそうです)、
〉〉じっと本を読むなり、問題集をやるなりしています。
〉〉全員自主学習です。

〉  ここが正直ちょっと私の感性でわからないところです。
〉年齢による感覚の差なんでしょうか?我が家の大学生・高3生の
〉子供やその友人達も、自分のエアコン付きの勉強部屋があるにも
〉かかわらず、ファミレスやドトールコーヒーなどに勉強に行くん
〉です。知らない人の人目があった方が集中できる、自分の部屋だと
〉寝てしまったり遊んでしまったりするから...と言って。
〉ですから、自主学習するための塾と聞くと、「どうして自習しに
〉塾に行くの?」と聞きたい気持ちになるんですが、今の子ども達に
〉必要なのだということは納得できます。どなたかが心理学的に解明
〉してくれたら興味深いですね。 
〉あ、英語の話題でなくてごめんなさい。

  いい質問をいただきました。ありがとうございます。
どうして自習しに塾へ行くの?普通は誰でもそう思われると思います。
実は、この自習という言葉自体に長い間に手垢がついてしまっています。

「今日、先生お休みです。自習していてください」「えっ、自習!やった!」
という、囚われの身から開放されたような、生徒の満面笑みの顔。
自習という言葉には、このような正常ではないけれど、やむを得ない
といった印象があります。1本気の抜けたようなイメージがあります。
尚かつ、この時間を利用して、あいまいだった理解をきちんとさせよう
などと考える生徒は皆無と想像できます。
開放されたなどと考えるピントの外れた頭脳構造に全員がなってしまっています。

これは自(習)だからいけないのですね。まだ「習って」います。
現状は小学校以来、生徒はどこまで行っても「僕、私、教わる人」なわけです。

今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。
それには本を読むしか方法はないのです。

もう中学生にもなったら、教わる必要などないのです。
みんな本に書いてあるのです。読めば分かることを読ませようとしないで、
わざわざ黒板に書いて「これを写しておけ」などと指示をする、
それで教育をやっていると思い込んでいる間抜けな教師が五万といます。

本を読めと言ったって生徒は読みはしないでしょう、と言われそうですが、
小学校以来、本を読んで学ぶという方法論が確立されていないのです。
しかも、ほとんど不可能です、学校では。
だから、塾へ来て学ぶのです。多少時間はかかりますが、少しずつ変わっていきます。
ただし、塾といってもたいていは学校の二番煎じですが。

ものを学ぶには、精神を集中できる環境、
「当てられる」などという不安がないこと、
書籍、図書がたくさんあること、などが必要です。

本を読み、文章をまとめる。先生と論議する。このような
学びの場をセットしてあげればいいのだと思います。
これからは「自習」と言う言葉を「自学」と変えられることを提案します。
私の所もそんな場を目指して半歩踏み出したというところです。
コーヒー屋さんに行って自学するのもまあまあだと思います。

あっ、英語の話でなくすみませんでした。
貴重なお時間を。

〉大人になって英語の本を
〉読むと、知らない単語が一つあっても、辞書で調べたくなったり
〉焦ったり、完全に理解できないことに不安や不快感が出てきます。

  もう、これは一種の病気ですね。日本語だとかなり、または思いっきり
あいまいに使っているところがおかしいですね。まさか辞書で調べませんし、
「こんにちわ」、などと堂々と書いてしまいますからね。
「始めまして」か「初めまして」か、
「思ったとうり」か「思ったとおり」か
「舌づつみを打つ」か「舌つづみを打つ」かなんて言い出したらきりがない、
みんな適当に覚えていますよね。

英語でこれができないのはテスト結果、内申点などが高校へつながる
という制度の弊害ですね。

中沢


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261. Re: 英語教室

お名前: emmie
投稿日: 2003/2/25(09:54)

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中沢様、はじめまして。emmieと申します。

メッセージを読ませていただいて、そうだそうだとうなずいています。

〉今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
〉自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。
〉それには本を読むしか方法はないのです。

〉もう中学生にもなったら、教わる必要などないのです。
〉みんな本に書いてあるのです。読めば分かることを読ませようとしないで、
〉わざわざ黒板に書いて「これを写しておけ」などと指示をする、
〉それで教育をやっていると思い込んでいる間抜けな教師が五万といます。

私は、全く本を読まずに大きくなり、
しょうがないことですが、本を読みたくなるような環境を整えてくれなかった
両親をちょっと恨んでます...
語彙は少ないし、難解な文章になるとついていけないし。
要領のよさで、学校やテスト、大学も乗り越えてきましたが、
本当の力はついていないのです。

子どもたちには、何よりも本の魅力にはやく気付いてほしいと思い、
図書館の本をしょっちゅう借りています。
小二の娘は、今のところ本なしには一日が終わらないようになりました。
これから、この習慣がとぎれないよう、興味の持てる本をまわりに
おいてあげれるかどうかが、鍵だろうと思います。
そのためには、親も勉強しないと、面白い本にはめぐりあいませんね。

〉本を読めと言ったって生徒は読みはしないでしょう、と言われそうですが、
〉小学校以来、本を読んで学ぶという方法論が確立されていないのです。
〉しかも、ほとんど不可能です、学校では。
〉だから、塾へ来て学ぶのです。多少時間はかかりますが、少しずつ変わっていきます。
〉ただし、塾といってもたいていは学校の二番煎じですが。

アメリカでは、読書指導がさかんだと思うのですが、
日本では、それほどではないのはなぜでしょう?
本を読んで学ぶという方法論、こんなことを議論しているホームページなどは
ありますか?

それから、福岡県に住んでいるのですが、中沢様の取り組みと同じような
ことをされている、塾?などは、こちらにありませんでしょうか?
私も、もう一度子どもになって、自ら学ぶ部屋に通いたいです!

よろしくお願いします。


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264. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/25(22:26)

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はじめまして、emmieさま、抹茶アイスさま

〉本を読みたくなるような環境を整えてくれなかった
〉両親をちょっと恨んでます...

私のところの実家も本があるような環境ではなく、
商売をしていましたので、中学生のころは配達とか
家の仕事を手伝わされてばかりいた、という思い出です。
本を読み始めたとしたら二十歳過ぎてからですね。

〉語彙は少ないし、難解な文章になるとついていけないし。
〉要領のよさで、学校やテスト、大学も乗り越えてきましたが、
〉本当の力はついていないのです。

一つの分野に興味を引き始めたその時から始まるのだと思います。
その人の本来持ち合わせていたプログラムが。

〉小二の娘は、今のところ本なしには一日が終わらないようになりました。
〉これから、この習慣がとぎれないよう、興味の持てる本をまわりに
〉おいてあげれるかどうかが、鍵だろうと思います。

あまり気合を入れないほうが良いような気もします。

〉アメリカでは、読書指導がさかんだと思うのですが、
〉日本では、それほどではないのはなぜでしょう?

日本の読み書きのレベルといいますか、精神性は身体性とともに
相当高かったのだと思います。
それがアメリカによりうまく壊されたのだと思います。

〉それから、福岡県に住んでいるのですが、中沢様の取り組みと同じような
〉ことをされている、塾?などは、こちらにありませんでしょうか?

すみません。福岡方面はよく存じておりません。

今日、英語も数学もさっぱりダメという中1の生徒が初めて来たのですが、
2時間くらい植村直巳さんの伝記ものを読ませました。
あとは英語の読み聞かせでしたが(書店・図書館情報交換のほうに書いておきました)、
計3時間、本人としてはあっという間に終わったみたいです。

他人が成長するのを見るのは楽しいものです。
もたもたしているのは自分だけ。

白朋セミナー 中沢


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268. Re: 英語教室

お名前: emmie
投稿日: 2003/2/26(21:23)

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こんばんは。
お忙しいところ、いろいろありがとうございます。

〉今日、英語も数学もさっぱりダメという中1の生徒が初めて来たのですが、
〉2時間くらい植村直巳さんの伝記ものを読ませました。
〉あとは英語の読み聞かせでしたが(書店・図書館情報交換のほうに書いておきました)、
〉計3時間、本人としてはあっという間に終わったみたいです。

書店・図書館情報のほうを読ませていただきました。
あんなに長い物語でも、聞いてくれるのですね。
うちの小2の娘は、英語の本を読み聞かせしてあげようと思っても、
全く関心がなく、
ORTのやさしいものを自分で読むほうがいいといいます。
日本語の本も、読み聞かせより自分で読むほうがいいそうで、
「わからないところがあったら、もう一度読み返せるもん」と。
親子では、かえってやりにくいこともあります。

また、その後の様子など、お聞かせいただけること楽しみにしております。


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263. Re: 英語教室

お名前: 抹茶アイス
投稿日: 2003/2/25(21:02)

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こんにちは。抹茶アイスです。

中沢さん、中学生の多読学習について、具体的に教えていただき、
ありがとうございました。
白朋セミナーのHPも見てきました。とても参考になりました。

〉私は英語は楽しく読み進めてくれたらOKだと思います。
〉量が必ずものを言ってきます。
〉文法のワークは一応やっています。
〉それより日本語の読書量のほうが問題だと思っています。
〉日本語で読み、要約できる力、また自分の言葉で文章を書ける力
〉これらを小中学生のうちにつけることのほうがはるかに大事だと思います。

〉今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
〉自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。
〉それには本を読むしか方法はないのです。

「英語は量だ」というのは、実際に自分が体験してみて、まさに
その通りだと思います。

また、読解力、考察力、表現力というのは、必須だと思います。
単なる暗記学習、点を取るためのテクニックを学ぶような学習では
こうした本物の力は、身に付きにくいですね。


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265. Re: 英語教室

お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2003/2/26(07:24)

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中沢様

たいへんいいお話を聞かせていただきました。
ありがとうございました。

自分自身がこれまで、少し通ったり(一ヶ月でやめました)、
アルバイトしたりした塾が、ひどいところだったので、塾不信だったのですが、
真剣に取り組んでいるすばらしい人もいるのだと、思い直しました。

〉今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
〉自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。

その通りだと思います。この態度が身に付けば、大人になってからも
どんどん世界を広げてゆくことが出来ます。
専門家からこのような言葉を聞くことが出来て心強いです。

〉本を読み、文章をまとめる。先生と論議する。このような
〉学びの場をセットしてあげればいいのだと思います。

このような環境だと、子供は先生を人として尊敬すると思います。
微妙な年頃の子供にとっては、尊敬できる大人に出会えるかどうかは
とても大切ですね。
中沢さんのセミナーでは、テストの点数では測れない宝物を得ることができるようです。


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267. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/26(19:59)

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sumisumi さま

ありがとうございます。
自分のところの多読の取り組みをお伝えしようと
この広場へ寄らせてもらいましたところ、
4日も長居してしまいました。

自学することを教えようと考えています自塾にとりまして、
英語の取り組みをどう変えるかが課題でした。
酒井先生の提唱される英語の多読と出合えましたことは
実にラッキーなことでした。

少しずつ新しい考え方の親と子が増えていったら良いなと
思っております。

中沢


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[喜] 270. Re: 英語教室

お名前: まりあ
投稿日: 2003/2/27(03:49)

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中沢様 お忙しい中ご丁寧なお返事ありがとうございます。

〉今、必要なのは自習ではなくて、自学なのです。
〉自ら学んで切り開いていくことを教えなければいけないのです。
〉それには本を読むしか方法はないのです。

   ああ、これ本当にいいお言葉ですね。
最近学力低下の問題がいろいろ言われています。中位レベル以下の
学力低下はあやまったゆとり教育のせいであるとしても、東大や
その他トップクラスの私大でも学力が低下していると聞きます。
これって、小学校4,5年から受験塾で夜遅くまで勉強した子ども達が
大学生になった時期から言われ始めたような気がしてなりません。
教えすぎ、教わりすぎが学力低下を引き起こしていると感じています。

〉もう中学生にもなったら、教わる必要などないのです。
〉みんな本に書いてあるのです。読めば分かることを読ませようとしないで、
〉わざわざ黒板に書いて「これを写しておけ」などと指示をする、
〉それで教育をやっていると思い込んでいる間抜けな教師が五万といます。

   最近ちょっと子どもを見くびりすぎているなあ、と思うことが
しばしばあります。先日の新聞で、灘中学で出題された漢字しりとりの
問題が取り上げられていました。そして東大生でも最高20問中15問しか
出来なかった、とかその記事を取材した3人の記者は10問しか出来な
かった、とありました。だから灘中学の問題が難しすぎる、と言わん
ばかりです。私はその記事がとても不快でした。
   アトランダムに選んだ20人の小学6年生が5問しか出来なかった
から、この問題が難しすぎる、というなら納得します。でも大学生や大人が
出来なかったから、中学生に難しすぎる、という判断はドグマです。それは
子どもの能力はあらゆる面で大人に劣っている、ということを前提とした
考え方で、こうした考え方から、大人=教える人、子ども=教えられるべき人
の図式がはびこるのだと思います。
   5歳の子どもと神経衰弱をして勝てる大人は少ないです。
子どもの方が大人よりも高い能力をもつ場面だって幾らもあります。
子ども自身の能力や成長力を認めず、大人がすべて教え込もうとするのは
誤った教育観だと思います。

〉本を読み、文章をまとめる。先生と論議する。このような
〉学びの場をセットしてあげればいいのだと思います。

   ただ、これは誰にでも出来ることではないですね。生徒から
信頼されるに足る教育者にしか出来ません。生徒からセンコーと
見破られるような先生には出来ないことです。

〉これからは「自習」と言う言葉を「自学」と変えられることを提案します。
〉私の所もそんな場を目指して半歩踏み出したというところです。

   先生が教育者であると、子ども達は本当に先生を慕いますよね。
生き甲斐のあることだろうと思います。
   
〉あっ、英語の話でなくすみませんでした。
〉貴重なお時間を。

   いえいえ、多読による英語学習と大いに関係します。
多読では教え込むのではなくて、自分で学んで貰うのですから。
いくらなんでも読むべき本まで自学で選んで貰うのは能率が
悪すぎるので、それは先に進んでいる者が、『この辺からが
いいよ』とか『この順番がいいよ』とかアドバイスするという
ことで、まさに中沢さんのおっしゃる自学と同じ根っこだと
思います。  

〉  もう、これは一種の病気ですね。日本語だとかなり、または思いっきり
〉あいまいに使っているところがおかしいですね。まさか辞書で調べませんし、
〉「こんにちわ」、などと堂々と書いてしまいますからね。
〉「始めまして」か「初めまして」か、
〉「思ったとうり」か「思ったとおり」か
〉「舌づつみを打つ」か「舌つづみを打つ」かなんて言い出したらきりがない、
〉みんな適当に覚えていますよね。

〉英語でこれができないのはテスト結果、内申点などが高校へつながる
〉という制度の弊害ですね。

   とはいっても、スポーツや芸術などに特別秀でたものを持っている
とかの場合はともかく、普通の子どもに、『高校や大学入れなくったって
いいじゃん』とは言い切れませんし...入試に変わって貰いたいと思うのは
他力本願でしょうか?


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273. Re: 英語教室

お名前: 白朋セミナー 中沢 賢治 http://www.h4.dion.ne.jp/~hakuho/
投稿日: 2003/2/28(01:30)

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まりあ さん

〉普通の子どもに、『高校や大学入れなくったっていいじゃん』とは
〉言い切れませんし...入試に変わって貰いたいと思うのは
〉他力本願でしょうか?

こういう意味でしょうか。
 「日本語なんかみんな適当に覚えていますよね」
 「ええ、でも、受験生に対して適当で良いんだとも言えないですよね、
  高校、大学なんて行かなくともなんとかなるさ…とか。
  せめて、日本語で読んでも論旨が分からないような内容の長文を
  英語で読ませるような今の大学入試は変わってほしい」

大学の先生の理屈とすれば、
「大学入試に英語は必要である。大学生としては英語を原書で読めるくらいの
 力量を備えていることが必要とされる」となるのでしょうね。
 
一応理屈はその通りでして、大学受験時において英語を原書で読めるくらいの
力を持っていると理想的ですよね。
それには、今の高校の勉強では無理だと思っています。
漢文を漢文のまま読まずに、書き下し文にしたと同様に
(あれはあれで格調高いものですが)、英語を英語のまま読まずに
全部和訳で理解しているわけですから。

まあ、そこでこの多読が登場してきて、反転する舞台がぐいぐいと
動き始めたわけで、これで良いわけですが。

問題は、大学入学時において原書で読めるくらいの力がつくか
と言うことですね。小6から始めたとして7年間も時間があれば
そのくらいになってあたりまえとも思うのですが、現状ではほとんど不可能。
勉強が楽しくないからですね。

ですから、何かを気づいた者から、できる所を少しづつ変えていけば
いいのだと思います。
小6から透き通るような教室の空気の中で勉強をさせたいと思います。
自分の何たるかをつかめるような勉強を。
さらに中学を出たら、高校へは行かずに私塾へ行く、
私塾でとことん学問に対する姿勢を身につける。
英語ならば200万語以上は読んでおく。
そのあとに大学へ行く。
こんな流れを作ろうと思っています。

ちょっと風呂敷広げすぎの感あり、ご容赦。
また、親子の広場から離るること、はなはだし。申し訳なし。

中沢


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[賛成] 274. Re: 英語教室

お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/2/28(19:10)

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入試の採点が終わって、少々疲れています。
短くてごめんなさい。

〉さらに中学を出たら、高校へは行かずに私塾へ行く、
〉私塾でとことん学問に対する姿勢を身につける。

ぼくは息子に小学校へ行かないようにと言っていましたが、
自分で導く時間がないと観念して、行かせました。
簡単じゃない。ぷぷさんのご主人のフリー・スクールには
興味があります。

〉英語ならば200万語以上は読んでおく。
〉そのあとに大学へ行く。
〉こんな流れを作ろうと思っています。

「快読100万語!」に中学から大学までの
読書量について書きました。ぜひ参考にしてください。

では


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