「今日から読みます 英語100万語」での紹介文を読んで、いつかは読んでみたいと思っていたPBでした。語数も250万語を超え、ダニエル・スティールやニコラス・スパークスのPBを何冊か読んでおり、初リンダ・ハワードと気負って読み始めたのですが・・・。とても手強い1冊でした。ムフフな箇所では読み飛ばしができず、深く理解しようとしたために精読してしまい時間がかかりました。話がおもしろいので投げ出す訳にもいかず・・・。ラスト近くで、ようやくペースがつかめました。話がおもしろいからといって快適に読める訳ではないことを知った1冊でした。
星三つは、当然、私自身の感想に基づいたものです。この小説が楽しめないものだということを意味するものではないことを記しておきます。
この作品は、恐らく、大衆文芸に属するもので、大人のためのエンターテイメント小説といた趣があると思います。
例えば、臆病な女性教師の成長の物語かと思いきや、差別を受けるウルフを周囲の人が受け入れるためのきっかけとなった女性襲撃事件をミステリー風に描き出すなど、作風がときに急変するところ。それだけならまだしも、この間、ひとつやふたつではない、二人の性交渉の場面をしつこく描写するところ……
でも、本当は楽しめればそれで十分なんです。ときに、楽しく英語の勉強をしようというときには、多くの人にとって、この本はそれに適したペーパーバックのひとつに違いないのです。
でも……といったところが、まだまだ頭の固い私の感想です。私のように、どうも手放しで楽しめないといった感想があっても、ペーパーバックのレヴューとしてはあながち不必要なものでもないでしょう。
個人的なことで恐縮ですが、PB初体験でした(おめでとー!パチパチー!>自分)。ちょっとオクテでしたが。。。
知らん単語がいっぱいながら、読めました。ていうか、とても読みやすかったです。
読む者の興味の手綱をつかんで離さない。次の展開が気になって巻を措くあたわず。
うぶなわたくしは終始紅潮しつつ、怒ったりホッとしたりドキドキしたり清清しくなったり、心忙しく読みました。
専門的なディテイルもよく書き込まれ、会話も巧く、充実した娯楽作品だと思います。
それにしても、Wolfという男、怖いですね。話の始まりがいきなり"He needed a woman. Bad."ですもんね。。。