文句なしに面白い。けど、リライト版でストーリーを圧縮しているためなのか、場面と視点が唐突に切り替わる部分があり、何度か混乱しました。また、勢いで読んでいた箇所で伏線がいろいろ張ってあったため、最後の二転三転する展開でわけわかんなくなり、前のページに戻って読み直すことに。。。
ギリシャ神話の例え話あたりからの畳み掛けるような展開や、モース警部とルイス刑事の掛け合いなど、楽しみどころいっぱいのストーリーでしたが、ちょっと疲れました。
OxfordのJericho街で女性が死んだ。自殺か他殺か。彼女が、以前Partyで出会った魅力的な女性であることを知ったMorse警部は、彼女の死の謎を探す。
皆さん、とっても良い評価なので、気まずいのですが。GRのためか、推理が飛んでいるように思えて、ちょっと読みずらい感じをしました。人間臭く間違えた方向に行ったり、真実の方向に戻ったり、と考えればいいのかもしれませんが。いや、読みずらかったのは、自分の英語の力かもしれません(汗)。
これは文句なしに面白い一冊です!表紙がオドロオドロしくてちょっとブックカバーをしないと電車の中で立ち読みする気になりませんが、内容は確かに深刻ではありますが、謎解きの面白さの方が圧倒的に勝っているので、一気にスカッと読めてしまいました。23,000語レベルになると多読本と言ってもここまで凝った話の展開による一冊が生まれるんだな~と感心しました!多読本の数ある推理ものの中でもダントツにお薦めの一冊だと思います。Inspector Morseってシリーズものなんですね。これは、是非原著を、そしてそのシリーズを読んでいきたいですね。久々に読み応えのある一冊に出会えてご機嫌です(^_^)v
多読本としてもOBW5の中では読みやすい部類に入るのではないでしょうか?
モース警部の人間臭さが、とても魅力的です。また文章もしゃれていて大人の1冊です。
しおさんに勧められて読んだのですが、好きな本の仲間入りをしました。
イギリスのバスツアーに参加する事があったら、私も立ちあがる人になるでしょう。
大人向けのミステリー。
展開も良く、謎解きも楽しめました。
大人が主人公の話を読みたい、けれど、一般PBミステリーは
まだ読めない、という方にもオススメです。
主人公のモース警部は50歳、酒好き、女好きで、頭がうすくなってきているのを気にしている。そんなモース警部の人物像が魅力的に描かれています。
1ページ目から虜になってしまったほど、文体もしゃれていて、さぞや原書は味わい深いだろうと思わせます。
ミステリーとしても、一片一片のパズルが最後にはぴたっとはまって、謎解きを堪能しました。
表紙がおどろおどろしいし、話も暗そうなのでちょっと敬遠していたのですが、とっても面白かったです。いろいろ推理してはまた戻る、ので複雑ですが、話がいろいろと展開してグイグイ読めました。ちょっと女好き(で軽い?)警部の性格や助手との関係もユーモラスで楽しい。本格的なミステリーの入り口を味わった気がします。
モース警部シリーズを読むのは日本語でも英語でもこれが初めてでしたが、期待以上の面白さでした。モース警部の人間性がよく描けているし、台所で首をつって死んでいた一人の女性をめぐる錯綜する人間関係が興味深く、謎に引っ張られて最後まで読めてしまいます。このシリーズが世界中で人気があるのもうなずけます。以前何かで読みましたが、OXFORDの観光バスでガイドが「ここがモース警部が住んでいる場所です」とアナウンスすると乗客が総立ちになるとか...(日本人観光客のバスではありません。日本ではそこまで有名ではないですよね。)