ただただショックである。善と悪が混在するシャーロックホームズ。一方で犯罪を解決する善人で、もう一方で次々と女性を殺人していく殺人鬼。これはどの様に考えたらいいのだろうか。犯罪解決も、殺人も彼にとっては、ゲーム感覚だったのだろうか。
シャーロック・ホームズのシリーズに詳しい人ほど大きな衝撃を受けるのではないでしょうか。
宿命のライバル、モリアーティー教授についてさえよく知らなかった、ホームズ音痴な私でもびっくり。
確かに後味はあまりいいとはいえませんが、話としてはとても面白かったです。
全く先が見えないストーリーで、最後まで予断を許しません。
面白いサスペンスを読みたい方には、おすすめです。
面白いとの書評につられて、読みましたが、読むんじゃなかった。
The blood tie につぐ後味の悪さです。読書数を稼ぐにはいいけど、ホームズファンの私としては、ホームズの人物設定をあんな風に変えられては、「責任者でてこーーーい!(関西ネタですみません)」と言いたいです。
いや~、面白い話だったと思います。
ホームズが○○○○だったなんて…
先にコメントされた方が『何かを書くとネタばれになってしまう。』と書かれてましたが、まさしくその通り。書けないのが、もどかしい。
Oxford Bookworms 3の中でも読みやすく感じ、それも手伝って一気に読めました。
「シャーロックホームズ」と「切り裂きジャック」の戦いを描いた物語。
何かを書くとネタばれになってしまう。とにかく読み始めると止まらない。
念のため、アーサー コナンドイルの作ではありません。
作者の素性を知りたくなり、途中で末尾の「ABOUT THE AUTHOR」を読んでしまった。
世界で最も有名な名探偵と言えば、やっぱりシャーロック・ホームズでしょう。
それだけに、パロディやパスティーシュの類は山のように出版されてますね。
ルブランが書いた「ルパン対ホームズ」は超有名ですし、ドラキュラと対決させられたり、夏目漱石に事件を依頼されたり(「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」島田荘司・著)。
実際に「切り裂きジャック事件」が起きたのが1888年。
これはまさに、ホームズが大活躍している頃ですから、対決させてみたくなるのは、ファンとしては当然かも。
ミステリファンの方は、おそらくこの本のタイトルを見て「あれ?」、目次に出てくる人名を見て「あれれ?」、同じく目次に出てくる地名を見て「あれれれ?」となることと思います。
でも、それがすでに作者の巧妙な・・・あ~、ネタばれになりそうだぁ。
いやぁ、とにかくすっかり騙されました。
シャーロキアンではない私も、楽しめました。
私の場合、シャーロック・ホームズについてあまり知っているわけではないのですが、それでもこの本にはビックリ。ワトソンさんが残した報告書の内容に基づいて書かれた一冊だそうですが、何が本当で何が作り事なのか頭がウニウニしてきそうな読後感です。いずれにせよ間違いなく言えるのは、この本が非常に面白いこと。一体どう展開していくんだろう...と思うと途中で休んでなどいられませんでした。一部解りにくい箇所も存在しましたが、最後どうなるんだろう...という興味がそれに打ち勝ちました。
ところで、この報告書の真偽の程はどうなんでしょう???まさか、この報告書が存在する...こと自体が作り事じゃないですよね?
そんなこと考え出すと何が何か余計にわからなくなってしまいそうです。
ただし、取り敢えずこの報告書が正しく存在するとしてもこれを書いたワトソンさんが、自分の報告書の内容が後世の東洋の辺境国で「多読」の目的のために読まれるとは思わなかったでしょうね(^^;
切り裂くジャックと名探偵ホームズ。この二つをこんな風に料理してしまうとは!驚きだ。ホームズ・ファンの皆さん、読んだ後、どう思いますか...。
ホームズはどうなったのか? 読後も謎が残ります。作者はコナンドイルじゃないのですね。