読み始めるとその世界に無理なく入れてしまう面白い短編ばかりでした。
3,4,5,7 はページ数も少なく話が凝縮されていて
レベル3~4位と思える読みやすさ。
書評によればPGR6の本になっているということを初めて知りましたが…。
物語がどういう展開になるのか、いろいろ自分で想像し
ワクワクしながら、結末に思わずうなる。
ダールはすごいなぁと感心し、
この本を楽しく読めるようにしてくれた多読学習に感謝!
1. The Great Automatic Grammatizor (26P)
2. Mrs. Bixby and the Colonel's Coat (22P)
3. The Butler (5P)
4. Man from the South (15P)
5. The Landlady (13P)
6. Parson's Pleasure (33P)
7. The Umbrella Man (9P)
8. Katina (32P)
9. The Way Up to Heaven (18P)
10. Royal Jelly (37P)
11. Vengeance Is Mine Inc. (26P)
12. Taste (19P)
13. Neck (24P)
全13作品(279p)
大人向けの作品は難しいと聞いていましたが、それを感じさせないくらい
ダールの文章は引き込まれます。久しぶりに読んで、やっぱりダールは
すごいなあ・・と感じました。
特に良かったのはThe great automatic grammatizator, Katina, Vengeance is
mine incで、落ちが分からないものもありますが気にしなくてもいいのかな?
The umbrella man の中にThe nicer the man seems to be, the more suspicious
you must become. という台詞があって、妙に気に入ってしまいました。
自分のお気に入りを見つけてください。
ダ-ルの抑えた文体がたまらなく好きです。
特に”Katina”、これだけは絶対読んで欲しい。
なんかオチの分からん話もありましたが、いずれ分かる時が来るでしょうから、
それまで気にせずガツガツ読む。読んで本当に良かったです。【間者猫】