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Balsamo the Magician or, the memoirs of a physician | ||||||
Alexandre Dumas | ||||||
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YL(平均) | 6.6 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | Marie Antoinette 1 |
総語数 | 97,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Fiction:空想小説 , 歴史, 総ページ/ページ, メディア/書籍:ISBN (), 言語/English, 価格/0 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/その他, 主対象年齢/ , 初版発行年/1891, 備考/ |
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音源 |
ISBN: 備考:無料音源サイトhttps://librivox.org/でJohn Van Stanという人がシリーズ全体を読んでいます。 |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
Project GutenbergのKindle書籍(#45822)で読みました。デュマのフランス革命もの(フランス語ではMémoires d'un médicin。英語ではMarie Antoinetteで登録)はフランス語では140万語越えのシリーズですが、英語では抄訳続きで、47万語ぐらいで終わります。
マリー・アントワネットがオーストリアからフランスに輿入れする直前、1770年5月6日、ジョゼフ・バルサモ(フランスで名乗る名前はカリオストロ伯爵)がフリーメーソン系の団体「イルミナティ」にやって来ます。新入りと間違えた各国代表(スウェーデンボリふくむ)がテストをしますが、どうやらバルサモは数十年留守にしていた代表(年齢は2,3千歳)だった模様で、フランス王家のブルボン家を倒す計画を持っていると言って、各国代表に指令を出します。 アントワネットはフランスで初めて見た騎士の一家を重用するという考えを持っていたと言って、Traverney家を選んで領地を訪れますが、そこには前日からバルサモが滞在しており、珍しい果物や見事な食器でもてなした上で、アントワネットがどうしてもとねだるように仕向け、彼女の将来を予言します。王家は滅び、夫は処刑台で死に、アントワネット自身の将来は彼女が「見た」途端、気絶してしまうものでした。 Traverney一家がパリに向けて出発した際、領地にいた孤児で禁書(ルソー他の哲学書)ばかり読んでいたギルバートは自由の身になり、パリへ。黒人奴隷の酷使はひどいと言っていたギルバートですが、実際に黒人に会うと嫌う場面が苦い。彼も思いを寄せたお姫様にゴミ同様と言われます。ギルバートはルソーの本物に会って、弟子になってしまいます。 誰でも操ってしまうバルサモですが、新婚の妻にだけ、悪魔の使いとして信用されず、逃げられてしまうというのが妙におかしい。【柊】 |