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Lost Connections : Why you're depressed and how to find hope | ||||||
Johann Hari | ||||||
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YL(平均) | 7.0 |
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お薦め度(平均) | ★★★★★ |
シリーズ名 | |
総語数 | 120,000語 (概算) |
その他詳細項目 | |
出版社/ , 種類/一般, ジャンル/Nonfiction:体・健康, 総ページ/ページ, メディア/書籍:ISBN 9781405578707(140557870X), 言語/English, 価格/11.56 US$, サイズ/, 縦mm× 横mm 厚みmm 重さg, 装丁/その他, 主対象年齢/ , 初版発行年/2018, 備考/Kindle版ASIN: B075RTJV67 |
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音源 | [音源情報はありません] |
邦訳 | [邦訳出版物情報はありません] |
映画・ビデオ化 | [映画・ビデオ化情報はありません] |
書評委員のお薦め度:★★★★★ 読みやすさレベル(YL):6.0 ~ 8.0 |
著者は長年うつ病に悩まされてきた。薬を増やしてもすぐに落ち込み、また薬を増やすことの繰り返し。脳内の化学的どうのこうのではうつ病は説明出来ないのではないか、そもそも薬は効いているのかと疑問を持ち、元々記者でもあるので調べ始める。著者の家はうつ病の家系(?)だったが、近年アメリカでは抗うつ薬を飲む人はどこでも見かけるようになり、しかしうつ状態や不安に苦しむ人は増えている。
プラセボ(偽薬)の方が効く場合すらあるというデータ(つまり、薬が効いているのではなく、医者の説明を信じたために聞いているということ)を隠し、実際の薬が効いているというデータのみを提出して薬の認可を得ていることがあるという、製薬会社の偽装。さらに、環境を変えたら治ってしまった患者の話などから、9つのdisconnect(人間関係、意義ある仕事、自然環境などとの断絶)をうつ病の原因と推定(まだ増える可能性はあり)。いくつかのreconnectを治療法として提唱する。 環境のために苦しんでいるのを、脳内の化学的バランスが崩れているからと言っては、自分の苦しみに失礼だと結ぶ。【柊】 |